JP4260318B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として、木造家屋等の屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の屋根構造を示す斜視図である。
従来の屋根構造は、不図示の通し柱や管柱等の上に小屋組51を支持し、この小屋組51上に対して、瓦,板等の屋根葺物(不図示)の下地となる屋根面を構成する野地板52を設ける。
【0003】
小屋組51は、一般に垂木53、母屋54、棟木55、軒桁56、小屋束57、間仕切桁58、小屋梁59からなる。
垂木53は、野地板52を支え、母屋54、棟木55、軒桁56に架す斜材である。この垂木53が軒桁56から外側に突出した部分は軒をなす。母屋54は、垂木53を打ち止める横木である。棟木55は、棟に当たる所に置かれた横木であり、母屋54と同じ働きをする。軒桁56は、通し柱、管柱上に配されて外壁の頂部にあり、垂木53を支持する桁である。小屋束57は、小屋組51内の束であり、母屋54あるいは棟木53と、小屋梁59との間に立てる柱となる。間仕切桁58は、軒桁56に併設され、間仕切り壁57の上端の台輪として用いられる。小屋梁59は、小屋組51の中で最も下にある水平材であり、軒桁56間に架し、且つ間仕切桁58とも組まれる。
【0004】
野地板52は、前記屋根葺物を留め付けるために、小屋組51の垂木53の上に配される。一般に、野地板52は、製材の板や合板が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の屋根構造では、小屋組51における構成が多く、その加工が複雑となるため、組み立てまでに多くの時間を要し、且つ、高所での作業時間が多く危険であるという問題があった。また、加工が複雑であるために、屋根構造としての品質にばらつきが生じるという問題もある。これにより、コストも高くなっている。
【0006】
また、従来の屋根構造では、所望の強度を保つために多くの小屋束51が必要である。小屋束57は、母屋54あるいは棟木55と、小屋梁59との間に立てる柱であり、屋根裏の空間をなす。ところが、小屋束57によってなされた空間は、多くの小屋束57が存在するために利用することが困難である。
【0007】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、小屋組における構成を簡素化して、加工を容易として品質を向上させるとともに、組み立て時間を短縮して高所での作業時間を減少させ、且つ、屋根裏空間を有効に利用することができる屋根構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明による請求項1に記載の屋根構造は、小屋梁とともにラーメン構造をなすように、屋根勾配に沿って設けられる複数の登り梁と、
該登り梁に対し、屋根勾配方向に所定間隔を置き、略水平方向に渡って取り付けられる複数の桟部材と、
該桟部材にて位置決めされて前記登り梁上に取り付けられる複数のパネル部材と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の屋根構造は、請求項1に記載の屋根構造において、前記パネル部材は、板材の一方の面に枠材を有してなり、該枠材を以て前記桟部材への位置決めをすることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の屋根構造の一例を示す斜視図である。
この屋根構造は、上棟をなすために、不図示の通し柱や管柱等に小屋組1を支持し、この小屋組1上に対して、瓦,板等の屋根葺物(不図示)の下地となる屋根面を構成するパネル部材2を設ける。
【0011】
まず、小屋組1は、主に軒桁3、間仕切桁4、小屋梁5、登り梁6、桟部材7等からなる。
軒桁3は、通し柱や管柱上に配されて外壁の頂部にあり、登り梁6を支持する桁である。間仕切桁4は、軒桁3に併設され、間仕切り壁の上端の台輪として用いられる。小屋梁5は、小屋組の中で最も下にある水平材であり、軒桁3間に架し、且つ間仕切桁4とも組まれる。
【0012】
登り梁6は、パネル部材2を支えるものであり、屋根の頂部からそれぞれ屋根勾配に沿うようにして小屋梁5の両端部に架す斜材である。この登り梁6は、各登り梁6間及び小屋梁5間がピン接合されたラーメン構造をなしている。
【0013】
桟部材7は、登り梁6がなす屋根勾配方向に所定間隔を置き、略水平方向に渡って登り梁6に取り付けられる。桟部材7の所定間隔は、後述するパネル部材における屋根勾配方向の寸法に起因する。
【0014】
次に、パネル部材2は、前記桟部材7にて位置決めされて、略水平方向に沿って配置されて登り梁6上に取り付けられる。このパネル部材2は、製材の板や合板として構成された板材8の一方の面に、板材8の周縁に沿って取り付けられた枠材9を有してなる。パネル部材2は、枠材9を以て桟部材7への位置決めが行われる。
【0015】
上記の如く構成にて、上棟を構成する場合には、軒桁3、間仕切桁4、小屋梁5の施工後、登り梁6及び桟部材7を施工することで小屋組1が得られる。また、パネル部材2の施工には、クレーン等の重機で各パネル部材2を登り梁6上に運び、桟部材7に位置決めさせて取り付ける。このパネル部材2の施工は、軒桁3、間仕切桁4、小屋梁5上に登る程度の作業でよく、屋根勾配をなす如く傾斜した登り梁6上に乗る作業はない。
【0016】
このように構成された屋根構造は、登り梁6が小屋梁5とともにラーメン構造をなすことにより、充分な強度を得ることが可能となる。これにより、従来小屋組に採用している小屋束、母屋、棟木等が不要となって、小屋組における構成を簡素化することが可能となる。
【0017】
小屋組の構成が簡素化することにより、各構成部材の加工が簡単となり、組み立てまでの時間が短縮化される。また、加工が簡単なため、屋根構造としての品質が向上し、且つ、コストを低減することが可能となる。
【0018】
また、上記屋根構造では、小屋組の所望の強度を充分に得ているため、小屋束を必要としない。これにより、小屋梁5と登り梁6がなす三角形状内に空間が得られるので、この空間を利用して収納部屋や屋根裏部屋等を構成することが可能となる。
なお、登り梁6は、充分な強度を得るために、例えば従来採用されている垂木よりも太い(強い)材料を用いるとよい。
【0019】
ところで、上述した実施の形態において、パネル部材2は、図1に示すように、桟部材9に位置決めされて略水平方向に沿って配置されている。即ち、パネル部材2は、その長手方向を略水平方向に沿って配される。
これに対し、例えば、登り梁6の間にパネル部材2の長手方向を屋根勾配に沿って位置決め配置することも考えられる。しかしながら、パネル部材2の長手方向が屋根勾配に沿うようにした場合、長手状のものを傾斜させて施工することとなるので、位置決め等の作業が困難である。
上述した実施の形態の如くパネル部材2の長手方向を略水平方向に沿って配置する構成の場合、短手側を傾斜させるとともに、勾配(傾斜)方向の下側が桟部材9にて支持されるため、位置決め等の作業を容易とすることが可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による屋根構造は、登り梁が小屋梁とともにラーメン構造をなすことにより、充分な強度を得ることが可能となり、従来小屋組に採用している小屋束、母屋、棟木等が不要となって、小屋組における構成を簡素化することが可能となる。このため、各構成部材の加工が簡単となり、組み立てまでの時間が短縮化される。また、加工が簡単なため、屋根構造としての品質が向上し、且つ、コストを低減することができる。
【0021】
また、ラーメン構造により、所望の強度を充分に得ているため、小屋束を必要としない。これにより、小屋梁と登り梁がなす空間が得られるので、この空間を利用して収納部屋や屋根裏部屋等を構成することができる。
【0022】
また、パネル部材は、略水平方向に渡る桟部材に位置決めされるため、長手方向を略水平方向に沿って配置することとなる。これにより、屋根勾配に対して短手側を傾斜させて取り付けるとともに、勾配(傾斜)方向の下側が桟部材にて支持されるため、位置決め等の作業を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根構造の一例を示す斜視図。
【図2】従来の屋根構造を示す斜視図。
【符号の説明】
2…パネル部材、5…小屋梁、6…登り梁、7…桟部材、8…板材、9…枠材。

Claims (2)

  1. 小屋梁とともにラーメン構造をなすように、屋根勾配に沿って設けられる複数の登り梁と、
    該登り梁に対し、屋根勾配方向に所定間隔を置き、略水平方向に渡って取り付けられる複数の桟部材と、
    該桟部材にて位置決めされて前記登り梁上に取り付けられる複数のパネル部材と、
    を備えたことを特徴とする屋根構造。
  2. 前記パネル部材は、板材の一方の面に枠材を有してなり、該枠材を以て前記桟部材への位置決めをすることを特徴とする請求項1に記載の屋根構造。
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