JPS5931535Y2 - 展示用蓋箱構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は第１図で示す如く、一点鎖線で示す商品１を、
商品の高さより低い身箱２に収納し、商品１を身箱２の
上部に大きく張り出すようにした包装箱の蓋箱構造に関
するものであり、輸送、保管時には通常の箱として取扱
うことができ、しかも小売店等の店頭では極めて高い展
示効果を得るようにしたものである。

以下本考案を図示の実施例で具体的に説明すると、第２
図は本考案による蓋箱構造を示す１実施例の展開図であ
り、蓋板３の各辺に側板４，５，６．７をそれぞれ延設
し、その相対向する側板４，５にはその側板４，５の幅
ｌよりも短い幅の折返し片８，９を延設し、更に支持板
１０．１１を延設すると共に支持板１０，１１の両端縁
には固定板１２，１２，１３．１３をそれぞれ連設する
。

一方他の相対向する側板６，７には内側板１４．１５及
びフラップ１６，１６，１７．１７をそれぞれ連設する
。

次いでこれを組立てるには先ず内側板１４．１５を内側
に折りまげ側板６，７に貼着し、第３図で示す如く各フ
ラップ１６．１６及び１７．１７を内側に折曲げると共
に側板６，７を起立せしめる。

次いで他の側板４．５を起立せしめると共に各固定板１
２．１２及び１３．１３を内側に折曲げた状態で折返し
片８，９を内側に折返すと第４図で示す如く固定板１２
．１２及び１３．１３は側板６，７に密着し、内側板１
４．１５の端縁と係止固定され、支持板１０．１１は水
平に保持される。

又固定板１２，１２，１３．１３の側板６，７への固定
は、内側板１４．１５を省略し、単に糊接着によって行
ってもよい。

このようにして組立てられた蓋箱を第１図で示した如き
商品１を収容した身箱２に用いるものであるが、これの
使用状態を第１図のＸＸ線断面図である第５図と、第４
図のＹ−Ｙ線断面図である第６図とを細部を省略して用
いて説明すると、第７図は身箱２に蓋箱を被せ輸送、保
管に用いる状態を示し、支持板１０及び１１が身箱２の
側縁部上で蓋箱を支持し、身箱２の上部に張り出した商
品を保護し、通常の包装箱と同じように取扱うことがで
きるものである。

又第８図は小売店頭での展示状態を示すものであり、蓋
を逆にして支持板１０及１１上に身箱２の底部を保持さ
せると、身箱２を持上げた状態で商品１を蓋箱の上部に
張り出させ極めて高い展示効果を得ることができるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に用いる商品を収納した状態の身箱の１
実施例を示す説明斜視図、第２図は本考案の１実施例を
示す展開図、第３図は同上組立過程を示す斜視図、第４
図は同上組立完成を示す斜視図、第５図は第１図のＸ−
Ｘ線断面図、第６図は第４図のＹ−Ｙ線断面図、第７．
８図は本考案の使用状態を示す細部を省略した断面図で
ある。 １・・・・・・商品、２・・・・・・身箱、３・・・・
・・蓋板、４，５，６．７・・・・・・側板、８，９・
・・・・・折返し片、１０．１１・・・・・・支持板、
１２゜１３・・・・・・固定板、１４．１５・・・・・
・内側板、１６．１７・・・・・・フラップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 蓋板３の各辺に側板４，５，６．７を設けた蓋箱におい
   て一方の相対向する側板４，５に、その側板４，５の幅
   ｌよりも短い幅の折返し片８，９を延設し、更に支持板
   １０．１１を延設すると共に、前記支持板１０．１１の
   両端縁に固定板１２，１２，１３．１３をそれぞれ連設
   し、折返し片８，９を内側に折返して側板４，５とそれ
   ぞれ重ね合わせると共に固定板１２，１２，１３゜１３
   を側板６，７の内側に重ね合わせて支持板１０．１１を
   略水平に保持せしめたことを特徴とする展示用蓋箱構造
   。