JPH0621898Y2 - 包装用台紙 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、物品又は収納袋を載置して包装できるように
した方形状の包装用台紙に関する。

従来の技術及び考案が 解決しようとする課題 従来、上記台紙に物品を載置して袋状フイルムで包装し
た場合、前記物品が前記フイルム袋内で移動するため、
物品のコーナ等が損傷を受けたり、前記フイルム袋が破
れやすい欠点があった。

また、前記フイルム袋で包装する際に、前記物品が仮止
め状態にないので、包装しにくい欠点があった。

本考案は、包装の際、物品又は物品収納袋を仮止めでき
るので、包装しやすく、包装後は、包装された物品が包
装袋内で固定されて損傷しやすい部分が保護されると共
に、前記袋も破れにくい包装用台紙を提供するものであ
る。

課題を解決するための手段 すなわち、本考案包装用台紙は、図示するように、方形
状底板１０の上下縁１１，１２の両端部にそれぞれ連設
される止着片２０を、前記底板１０の表面側に折り曲げ
て、物品又は収納袋５０を仮止めできるようにし、前記
各止着片２０の側部に折返片３０を連設し、上下に位置
する前記折返片３０，３０の間に連結片４０を連設し、
前記各折返片３０及び前記各連結片４０を前記底板１０
の裏面側に折り曲げてなるものである。

実施例 第１図乃至第４図に示す本考案例の包装用台紙は、方形
状底板１０と、その上下縁１１，１２の両端部に折線１
１０，１２０を介して連設された４個の止着片２０と、
その外縁部に折線２１０を介して連設された４個の折返
片３０と、上下に位置する折返片３０，３０の間に折線
３１，３１を介して連設されると共に底板１０と、折線
１３０を介して連説された連結片４０とからなってい
る。なお、１３１及び１３２は、底板１０と連結片４０
との間に設けた長孔及び切込みである。

作用及び考案の効果 従って、本考案包装用台紙の底板１０の各コーナ部分に
物品又は物品を収納したフイルム袋又は紙袋等の収納袋
５０，５０の少なくとも１つのコーナ部分を底板１０の
表面側に折り曲げた止着片２０で押えることができるよ
うに配置したのち、第４図に示すように、各止着片２０
を底板１０の表面側に折り曲げ、次いで、第１図に示す
ように、折返片３０及び連結片４０を底板１０の裏面側
に折り返すと、各物品又は各収納袋５０，５０のコーナ
部分が、底板１０と止着片２０との間に挾着されて仮止
めされる。このような状態の本考案台紙を第２図に示す
ように、フイルム袋６０で包装して封緘すれば、包装が
完了する。

本考案によれば、物品又は物品を収納した袋５０が底板
１０と止着片２０との間で仮止めされたのち包装される
ので、包装作業が容易となり、包装後は、物品又はこれ
を収納した袋５０が固定されるので損傷を受けにくく、
かつ、包装袋６０も破れにくくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案台紙の使用状態を示す斜視図、第２図は
第１図の本考案台紙の裏面からみた斜視図、第３図は本
考案台紙の展開図、第４図は本考案台紙を一部折り曲げ
たときの平面図である。 １０……底板 １１……底板上縁 １２……底板下縁 ２０……止着片 ３０……折返片 ４０……連結片 ５０……物品又は収納袋

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】方形状底板１０の上下縁１１，１２の両端
   部にそれぞれ連設される止着片２０を、前記底板１０の
   表面側に折り曲げて、物品又は収納袋５０を仮止めでき
   るようにし、前記各止着片２０の側部に折返片３０を連
   設し、上下に位置する前記折返片３０，３０の間に連結
   片４０を連設し、前記各折返片３０及び前記各連結片４
   ０を前記底板１０の裏面側に折り曲げてなることを特徴
   とした包装用台紙。