JPS5940263Y2 - 展示兼用包装函 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は展示兼用包装函に関するものである。

第１図に示す如く、後側壁１１、右側壁１２、前側壁１
３及び左側壁１４を折曲線を介して連接し、前記四側壁
１１，１２，１３，１４の夫々の下側方へ底壁を組立る
底壁片１５，１５，１５，１５を折曲線を介して連接す
る。

そして、後側壁１１の上縁に折曲線を介して左右側壁１
２．１４の巾に応じた長さｔの上蓋１６を設け、上蓋１
６の上縁に折曲線を介して差込片１８を設けると共に、
前記１蓋１６において前記差込片１８の下縁に適宜中Ｗ
１の下方折曲片２１を設け、且つ、前記折曲片２１の下
縁２８と後側壁１１の上縁２９との間ｔ２に、後立片２
２と前立片２３との両者の巾Ｗ２ ｓ Ｗ３ をほぼ
等しく。

更に後立片２２と前立片２３との間に前記下方折曲片２
１の巾Ｗ、と略等しい巾Ｗ４を有する上方折曲片３０を
設けるものとし、中折線２４等で折曲げたとき第２図に
示す如く後立片２２と前立片２３とを上方折曲片３０及
び下方折曲片２１との巾Ｗ４ＳＷ、 の間隙をもって
ほぼ平行に立て得る構造とする。

そして、前立片２３に設ける展示用片２５を第１図に示
す様に前立片２３から上方折曲片３０にかけて切込線２
６により形成する。

尚、左右側壁１２，１４の上側縁には折曲線を介して夫
々内蓋１７．１７を設ける。

上述の如き両素材１０の四側壁１１，１２，１３゜１４
をのり代１９で接続すると共に底壁片１５゜１５．１５
，１５を組む。

そして、該包装面に物品を収納したときは、左右側壁１
２，１４の上側縁に設けた内蓋１７．１７を内側に折曲
げ、その上に上蓋１６を折曲げて差込片１８を前側壁１
３に差込むことにより物品を収納した函となり移送保管
に便となる。

他方、之を小売店等で開封し収納物品を販売するに際し
ては第２図に示す如く、展示用片２５を切込線２６によ
って前立片２３及び上方折曲片３０から開閉自在とし、
上蓋１６を、後立片２２、上方折曲片３０、前立片２３
、下方折曲片２１と順次折曲げて下方折曲片３０を内蓋
１７，１７に重ねる様にし、差込片１８を逆折りして後
側壁１１と内蓋１７，１７との間に差込む。

そうすると展示用片２５は後立片２２に沿い、前立片２
３が、上方折曲片３０及び下方折曲片２１の巾を隔てて
略平行となり、上方折曲片３０の巾Ｗよりも薄い物品で
あれば、前後立片２２゜２３の上縁を損傷することなく
展示口２７へ挿入することができる。

そして、該展示口２７に挿入された物品は前後立片２２
．２３に前後を上方折曲片３０により左右を、下方折曲
片２１により下方を支持される故、面内収納物品の展示
が遠方から容易に看ることができる。

上述の如く本考案に係る包装用面は後側壁１１の上縁に
設けた上蓋１６に差込片１８を設けると共に、前記上蓋
１６において、前記差込片１８の下縁に下方折曲片２１
を設け、下方折曲片２１の下縁と後側壁１１の上級との
間に略同中の後立片２２と前立片２３とを設け、且つ、
該後立片２２と前立片２３との間に前記下方折曲片２１
と略同中の上方折曲片３０を設け、更に前記前立片２３
から上方折曲片３０に至る展示用片２５を切込線２６に
て形成したことを特徴とする展示兼用包装面であるから
、展示物品を前後左右及び下方で支持し、通常の包装面
として使用し得ることは勿論小売店等において、その函
の上蓋を使用し、簡単且つ容易に函３０反納した物品を
展示し得る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る面素材の展開平面図、第２図は本
考案に係る函の組立斜視図。 １０・・・・・・素材、１１・・・・・後側壁、１２・
・・・・・右側壁、１３・・・・・・左側壁、１４・・
・・・・前側壁、１５・・・・・・底壁片、１６・・・
・・・上蓋、１７・・・・・・内蓋、１８・・・・・・
差込片、１９・・・・・・のり代、２１・・・・・・下
方折曲片、２２・・・・・・後立片、２３・・・・・・
前立片、２４・・・・・中折曲線、２５・・・・・・展
示用片、２６・・・・・・切込線、２７・・・・・・下
縁、２９・・・・・・上縁、３０・・・・・・上方折曲
片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後側壁の上縁に設けた上蓋に差込片を設けると共に、前
   記上蓋において、前記差込片の下縁に下方折曲片を設け
   、下方折曲片の下縁と後側壁の上縁との間に開山の後立
   片と前立片とを設け、且つ、該後立片と前立片との間に
   ’Ｆｉｒｍ己下方折曲片と略同中の上方折曲片を設け、
   更に前記前立片から上方折曲片に至る展示用片を切込線
   にて形成したことを特徴とする展示兼用包装函。