JPS5927377Y2 - シ−ル装置内蔵容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は背面板上方に横方向折目線を設けて蓋体を連設し
、前板に横方向の断続切目或はジッパ−を設け、該断続
切目或はジッパ−を開裂することにより蓋体を伸開式に
全体に亙って開くことのできるビスケット等を収納する
シール装置内蔵容器に関するものである。

従来、この種ビスケット等の収納容器は、容器の一側端
を開放して内容物を収容した合成樹脂製等の内容器を引
き出し内容物を取り出すため、出しにくいという欠点が
あり、更に該容器包装用の専用機を必要とし、容器の作
製が高価に付く等の欠点を存した次第である。

また再施蓋も充分に行い得ない欠点があった。

然るに本案に於いては、断続切目或はジッパ−を開裂す
ることにより、蓋体を上方に開蓋可能で容器のシールを
必要とせず、容器上面が全体に互って開くので、内容物
は取り出し易く、而も容器自体折畳み貼りができ、従来
のカートニングマシンを使用して内容物を充填しながら
の組み立てが可能で、専用機も必要としないから安価に
作製できるものである。

また再施蓋に当っても蓋体を横方向折目線を軸として回
転せしめるのみで、蓋体は容器本体に嵌合施蓋されるも
ので、施蓋が容易且つ完全に行い得るものでもある。

今、ここに本案実施の一例を示した添付図面について詳
説する。

１は底板で、３は底板後端に折目２を介して連設した背
板である。

４，４は底板１の両側に折目を介して連設した容器の半
分の高さの側板であり、５，５は背板３の両側に折目を
介して連設した容器の半部の高さの折込片である。

６は背板３の上方部に設けた横方向折目線で蓋体開閉蓋
時の軸となるものである。

７，７は背板画側の折込片５，５に設けた断続切目であ
り、前記背板の横方向折目線と連続する。

９は背板３先端に折目８を介して連設した蓋板であり、
１０，１０は蓋板９両側に折目を介して連設した容器半
分の高さの蓋体側板である。

１２は蓋板９先端に折目１１を介して連設した前板であ
り、１３は該前板１２を一分する横方向断続線或はジッ
パ−である。

１４．１４は前板１２両側に折目を介して連設した側部
全面折込片であり、１５．１５は該側部全面折込片１４
．１４のほぼ四分の−を区画し且つ前記横方向断続線１
３と連続する断続切目である。

１７は前板１２先端に折目１６を介して連設した前側内
板であり、１８は該前側内板１７下方に設けた横方向切
目であり該切目１８と折目１６間を底板内面貼着片１９
となす。

２２．２２は前側内板１７両側に折目２０．２０を介し
、側部全面折込片１４．１４先端に折目２１．２１を介
して連設した内側板である。

これを組み立てるに当っては先ず内側板２２．２２及び
前側内板１７を折目２１．２１に於いて夫々側部全面折
込片１４．１４及び前板１２上に折曲重合し、前側内板
１７と前板１２、内側板２２と側部全面折込片とを第３
図に示す横方向糊代部３０に於いて夫々貼着（第４図）
シ、該重合部を折目１１に於いて蓋板９上に折曲重合（
第５図）シ、次に底板１を折目２に於いて背板３及び底
板内面貼着片１９上に折曲重合（第６図）シ、底板１内
面に底部内面貼着片１９を貼着する。

側方開口部閉塞に当っては先ず折畳み状態から角筒状と
なし、側部全面折込片１４、折込片５を順次折曲重合し
、次に該重合部外面に側板４及び蓋体側板１０を折曲重
合し、側板４と側部全面折込片１４及び折込片５の下方
部とを貼着し、蓋体側板１０と側部全面折込片１４及び
折込片５の上方部とを貼着して完成するものである。

内容物の充填は側方開口部閉塞側前に行うものである。

これを閉塞するに当っては、蓋体前側を持ち上げれば前
板１２の横方向断続線１３、これに連続する断続切目１
５．１５及び背板３両側の折込片５，５に設けた断続切
目７，７部が開裂し、背板３に設けた横方向折目６を軸
として伸開式に開蓋し容器本体上面が全体に亙り開くこ
と・なる。

尚、第１０図乃至第１２図に示す如く前板１２に横方向
断続線１３にがえてジッパ−１３を設けた場合は、先ず
ジッパ−を開裂してから蓋体前側を持ち上げ開蓋するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は施蓋時斜視図、第２図は開蓋時斜視図、第３図
は展開図、第４図乃至第６図は折畳み貼り順序を示す平
面図、第７図乃至第９図は側方開口部閉塞順序を示す斜
視図、第１０図乃至第１２図は前板に横方向切目に代え
てジッパ−を設けたもの・実施例を示し、第１０図は施
蓋時斜視図、第１１図は開蓋時斜視図、第１２図は展開
図である。 １・・・・・・底板、２・・・・・・折目、３・・・・
・・背板、４・・・・・・側板、５・・・・・・折込片
、６・・・・・・折目線、７・・・・・・断続切目、８
・・・・・・折目、９・・・・・・蓋板、１０・・・・
・・蓋体側部、１１・・・・・・折目、１２・・・・・
・前板、１３・・・・・・横方向断続線或はジッパ−１
１４・・・・・・側部全面折込片、１５・・・・・・断
続切目、１６・・・・・・折目、１７・・・・・・前側
内板、１８・・・・・・横方向切目、１９・・・・・・
底板内面貼着片、２０，２１・・・・・・折目、２２・
・・・・・内側板、３０・・・・・・糊代部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板１の後端に折目２を介して背板３を連設し、底板１
   の両側に容器の半分の高さの側板４，４を連設し、背板
   ３両側に容器の半分の高さの折込片５，５を連設し、背
   板３上方部に横方向折目線６を設け、背板３両側の折込
   片５，５に該折目線６と連続する断続切目７，７を設け
   、背板３先端に蓋板９を連設し、蓋板９両側に容器の半
   分の高さの蓋体側板１０．１０を連設し、蓋板９先端に
   折目１１を介して前板１２を連設し、該前板１２に前板
   を二分する横方向断続線１３或はジッパ−を設け、前板
   １２両側に側部全面折込片１４．１４を連設し、該折込
   片１４．１４に前記横方向断続線１３に連続し且つ該折
   込片１４．１４のほぼ四分の−を区画する断続切目１５
   ．１５を設け、前板１２先端に折目１６を介して前側内
   板１７を連設し、前側内板１７下方に横方向切目１８を
   設けて該切目１８と折目１６間を底板内面貼着片１９と
   なし、前側内板１７両端と前記側部全面折込片１４．１
   ４間に夫々折目２０，２０，２１．２１を介して内側板
   ２２．２２を連設し、折目２１．２１で折曲して前側内
   板１７と前板１２及び内側板２２ 、２２と側部全面折
   込片１４．１４とを夫々貼着し、折目１１．折目２で順
   次折曲して底板１内面に底部内面貼着片１９を貼着し、
   側方開口部に於いて側部全面折込片１４、折込片５を順
   次折曲重合し、次に側板４及び蓋体側板１０を前記新曲
   重合部外面に折曲重合して側部全面折込片１４及び折込
   片５の下方部及び上方部に夫々貼着してなるシール装置
   内蔵容器。