JPS5927048A - カ−テンウオ−ルの雨仕舞装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パネルカーテンウオールの雨仕舞装置に関す
る。

従来のパネルカーテンウオールの目地は、外部側に液状
シーリング剤を充填し、また内部側に定形タイト材で密
閉するいわゆる二重シール工法を採用している。しかし
外部側のシーリング材の破断や剥離が多く、かつ内部側
のタイト材が完全に施行できないため、漏水現象が起き
易くなっている。

また一部のこの種のパネルカーテンウオールは、等気圧
理論のもとに設計し、外壁の内部妊等気圧空間を形成し
ている。しかし各パネルのコーナ部分が突き合わされる
接合部分でのシールが不完全なために、水密性能が充分
なものとなっていない。

したがって本発明の目的は、シールの工夫にょシバネル
カーテンウオールのパネル体ごとに充分な等気圧を間を
形成し、特にパネル体のコーナ突き合わせ部分での漏水
を防止し、これによって完全な水密性能を得ることであ
る。

以下、本発明の一実施例を図にもとづいて具体的に説明
する。

パネルカーテンウオール１は、第１図に示すように、複
数の方形状のパネル体２を一単位とし、これらを縦およ
び横方向に整列させて、外壁面を構成している。パネル
体２は、アルミニウム合金などの゛金属板で、左右およ
び下端縁に室内側に折シ返された縁板３を一体的に形成
している。また、このパネル体２の上端部には、室内側
を高くした傾斜状の水切シ部４およびこの水切り部４０
室内側端縁に連続した上向きの立上り部５が一体的に形
成されている。

それぞれのパネル体２は、第２図ないし第７図のように
、室内側の面で、パネル体２の裏面に固着されている取
付ポルト６およびナツト７によシ、枠体８に取付けられ
ている。この枠体８は、左右のたて枠９，１０の間に、
はぼＬ字状の下枠１１および上枠１２を枠組状に組合わ
せて構成しである。下枠１１は、たて枠９．１０の内側
の面にシール材１４を介して当接し、またたて枠９，１
０の上方の端面は、上枠１２の内側面に当接し、かつ段
状の切欠１３の部分で水切シ部４および立上り部５の室
内側面に当接している。上枠１２は、その切欠１５の部
分で、たて枠９，１ｏの内側面に当接している。このだ
て枠９，１０の下端部分にそれぞれガスケット１６が取
付けられている。

枠体８のたて枠９，１０、下枠１１および上枠１２は、
それぞれパネル体２の室内側面に対向する保持溝１７を
形成しておシ、その部分に嵌め込まれた気密材１８によ
り、パネル体２の裏面（室内側面）に気密状態で接触し
ている。この気密材ＩＦ３は、枠体８の外周にそって設
けられ、パネル体２．水切シ部４および立上り部５の裏
面にそって連続している。なお、たて枠９，１０の切欠
１３の部分では、保持溝１７が形成されないため、この
部分に水切り部４および立上り部５の裏面にそってＬ字
状に屈曲した補助溝材１９が取付けられる。この補助溝
材１９は、例えばプラスチックなどで構成され、保持溝
１７を切欠１３の部分でも連続させている。

また、たて枠９，１０および下枠１１には、縁・板３の
内側で保持板２０，２１．２２が一体的に設けられてい
る。左右の保持板２０．２１は、上端部分で切り取られ
ているので、その部分には、第４図のように、補助的な
Ｌ字型の保持材２３が取付けられており、この保持材２
３は、例えばプラスチック成形体で、水切シ部４の下面
に位置し、かつその左右の端縁に形成された切欠２４の
部分から、立上シ部５の前面（室外）側で、上向きに突
出している。そしてこれらの保持板２０．２１．２２お
よび保持材２３は、連通ずる保持溝２５を形成し、その
内部で一次シール材２６を嵌め込みにより保持している
。この−次シール拐２６は、パネルカーテンウオールエ
の室外側から見て、パネル体２の左右および下端部で連
続し、はぼＵ字状となっており、左右の部分では中空体
であるが、下が千鳥状に設けられておシ、との切欠２８
とシール片２７の空間部２８ａとは外気通人部５５を形
成している。

また枠体８は、室内側外周で保持板２９を一体的に形成
しており、互いに連通ずる保持溝３０の内部で、連続す
る二次シール材３１を支持している。この二次シール材
３１および一次シール材２６は、パネル体２の左右面お
よび下面において所定寸法で離れておシ、−次シール材
２６と二次シール桐３１との間に空間を有しているが、
−次シール材２６および二次シール材３１はそれぞれ立
上シ部５の上端部左右に取付けられた補助シール材３３
に密着して、互いに連結状態を成しているとともに、第
５図に示すように、−次シール材２６゜二次シール材３
１．補助シール月３３の無描面２６ａ。

３１ａ、３３ａは、同一平面を成す。なお、パネル体２
の左右の保持板２１．２９の上下位ｆｉＫは、案内用の
シール材３２が固着しである。このシール材３２は、水
切り部４の下方で、−次シール材２６および二次シール
材３１の対向縁部に接し、室内側で高く、室外側で低く
傾斜している。

そして枠体８は１、直接に、またはこの実施例のように
補強枠３４によシ間接的に建物躯体の外壁面に取付けら
れる。上記補強枠３４は、断面Ｃ字状の補強たて枠３５
，３６、断面角筒状の補強上枠３７および断面はぼＬ字
状の補強下枠３８を方形状に組合わせて構成しである。

補強下枠３８は、係止板３９の部分で、下枠１１に形成
された係止爪４０に係シ合っている。また左右の補強た
て枠３５．３６は、取付ねじ４１によシ、それぞれたて
枠９，１０の外側面に取付けられている。また上枠１２
は、数句ねじ４２およびＬ字状の連結板４３によシ、補
強上枠３７の上面に固定されている。またこの補強上枠
３７は、下面で取付ねじ４４および取付板４５により補
強板４６を固定しており、この補強板４６は、パネル体
２の裏面に堰付けられた補強体４７を支持している。な
お、補強体４７の下端は、取付板４８．連結板４９およ
び取付ねじ５０によシ、補強下枠３８に連結しである。

それぞれのパネル体２は、枠体８および補強枠３４とと
もに、１ユニツトを構成しており、建物の外壁面に互い
に接合するように整列状態で取付けられる。この取付は
状態で、左右の一次シール材２６は、隣、り合うパネル
体２の一次シール材２６と密着し、また下方の一次シー
ル材２６の各シール片２７は、水切シ部４の上面に接し
ている。

二次シール材３１は、隣り合うパネル体２の二次シール
材３１に密着し、また補助シール材３３どうしも密着す
る。各パネル体２の左右接合部には、上端部を補助シー
ル材３３で閉塞され、−次シール材２６および二次シー
ル材３１で室内外から遮断された縦空間５１ｂが形成さ
れ、また各パネル体２の上下接合部には一次シール材２
６および二次シール材３１で室内外から遮断されて、上
記縦空間５１ｂと連通ずる横空間５１ａが形成される。

この横空間５１ａは、上述のようにシール片２７に形成
された外気通人部５５によって外気と連通状態になって
いるので、横空間５１ａおよび縦空間５１ｂつまり空間
５１は、外気圧と等圧状態となっている。なおパネル体
２、その縁板３および保持板２０゜２１．２２の間で、
上記空間５１から仕切られた空間５２が形成されるが、
この空間５２は、保持板２０．２１に穿設された連通孔
５３．５４によシ空間５１と連通している。

さて、パネル化２の左右の一次シール材２６は、相互に
密着状態にあるから、その部分からの雨水の浸入は、Ｉ
互とんどな−。また雨水が下方の一次シール材２６（シ
ール片２７）の部分に吹き付けられたとき、この雨水は
、シール片２７に当って、パネル体２の表面を流下する
。もっとも一部の雨水は、その運動エネルギーによシ、
横空間５１ａの内部に入シ込むが、横空間５１ａが常に
外気圧と等しく々つているため、横空間５１ａの内部に
入り込んだ雨水は、その重力によシ水切シ部４の上面を
流下し、外部に排出され、立上シ部５を乗シ越えて二次
シール材３１の位置まで達し々い。二次シール材３１ど
う・しは密着して縦空間５１ｂと外気と等圧状態にして
いるので、仮シに縦空間５１ｂに雨水が浸入しても、雨
水はその重力によって流下するだけとなり、漏水事故は
確実に阻止できる。

なお、仮如に縦空間５１ｂの内部を流れ落ちる雨水が二
次シール材３１の室外側の面に付着したとしても、この
雨水は重力で流下してシール材３２により一次シール材
２６の側に案内されるため、雨水は、−次シール材２６
の表面にそって、常に水切り部４の上面に落下し、室外
側に排出される。

また空間５゛２が連通孔５３．５４および空間５１を介
して外気圧と常に等しくなっているため、−次シール材
２６の保持溝１７の室外側からパネル体２の縁板３と保
持板２０，２１．２２との接合部を経て空間５２へ浸入
しようとする雨水を確実に阻止できる。

なお、上記実施例は、枠体８で一次シール材２６および
二次シール材３１を保持しているが、−次シール材２６
は、パネル体２の縁板３ｊＣより直接支持することもで
きる。またパネル化２の形状や枠体８の形状などは、も
ちろん図示のものに限定されない。

本発明では、下記の特有の効果がある。バネル体ごとに
その外周に等気圧空間が形成されるから、等気圧理論の
もとての雨水の制御が確実をなる。

とくに水切り部および立上り部の部分でも、−次シール
材と二次シール材とが連続してパネル体の上端部で縦空
間を閉塞しているので、上下の連通が断たれて、左右に
連らなるパネル体どうしの等気圧空間が連通し、充分な
雨水の浸入防止機能および排出能力を備えた等気圧空間
が形成される。

したがって外気と等気圧となっている空間に雨水が浸入
したとしても、その重力により下方に流下し、立上り部
や水切り部にそって常に室外側へ排出されるから、雨水
が水切り部上に滞留せず、二次シール材や室内側への漏
水事故が確実に防止できる。特に各パネル体のコーナ部
が接合する部分は最も気密保持能力の弱い箇所であるが
、その箇所に室内側へのエアー漏れがあったとしても、
雨水が到達しないので、室内側への雨水の浸入を確実に
阻止できる。またこれらのシール材が工場やあるいは現
場において簡単に取付けられるから、液状シーリングの
ように工場での面倒な作業が減少する。

【図面の簡単な説明】

第１図はカーテンウオールの室外側から見た正面図、第
２図力いし第４図はそれぞれ第１図のＩＩ−■線、ｍ−
ｍ線、ＩＶ−ＩＶ線における断面図、第５図はパネル体
のコーナ部分での斜面図１、第６図はパネル体および枠
体を室内側上方から見た一部破断斜面図、第７図は枠体
のコーナ部分での下から見た一部破断斜面図である。 １・・・パネルカーテンウオール、　２・・・パネル体
、４・・・水切シ部、　５・・・立上り部、　８・・・
枠体、１８・・・気密材、　　２６・・・−次シール材
、　２７・・・シール片、　２８・・・切欠、　３１・
・・二次シール材、３２・・・シール材、　　３３・・
・補助シール材、５１・・・空間、　５１ａ・・・横空
間、　５１ｂ・・・縦空間、５２・・・空間、　５５・
・・外気通入部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下左右にパネル体を接合配列して形成したカーテンウ
   オールにおいて、各パネル体の上端部に室外側の水切り
   部ととの水切部の室内側に連続する立上り部とを形成し
   、各パネル体の下面および左右面の室外側と水切り部及
   び立上シ部の左右面に連続する一次シール材を設け、各
   パネル体の室内側周囲には連続する二次シール材を設け
   て、−次シール材と二次シール材との間に空間を形成す
   るとともに、上記立上り部の上端で一次シール材と二次
   シール材とを接続し、各パネル体の左右の一次シール材
   どうしおよび上下左右の二次シール材どうしを相互に密
   着させて、パネル体の左右の接合部にそのパネル体の上
   端部で閉塞された縦空間を形成するとともに、各パネル
   の上下接合部にこの縦空間の下方と連通ずる横空間を形
   成し、この横空間を上記水切シ部に接する一次シール材
   に設けられた外気通入部により、室外大気と連通させて
   成ることを特徴とするカーテンウオールの雨仕舞装置。