JPS59222319A - 合成樹脂ケ−スの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えはめがねケースの如き扁ヅ角筒形で一
端が開口する軟質合成樹脂ケースの製造方法の改良に関
するものである。

この棟ケースの従来の製造方法は、ケースを展開した状
態にシートから打抜き折目筋も施すが、゛側イか部を対
向する側板部と重ね合わせて溶着一体化するものである
ため、対向する両（Ｍｌ：　＋ｂ部を重ね合わすには打
抜かれた展開状態の素材を箱形に保持するための中型と
外型を必要とし、そのため溶接装置が複雑となる。

この発明は扁トＩＺな軟質合成樹脂ケース製造」二の上
記間順点を解決したもので、その目的とするところは、
ケースを展開した状態に打抜いた素材からケースにする
工程に、内型と外型からなる保形金型を必要としない合
成＃Ｍ脂ケースの製法を提供するにある。

Ｚこの発明の他の目的とするところは、高周波加熱によ
る折目筋形成時に折目筋付近に加熱による軟化乃至溶融
による不体裁な光沢が生じることなき合成樹脂ケースと
するにある。

この発明の詳細を添付図面に示す実施例に基ついてり、
下に説明する。

第１図においてＡは合成樹り旨からなる扁平なケースと
なすための、軟質合成樹脂シートから打抜かれ展開状態
のケース素材であり、この素材Ａは正面板部１と底＋ル
部２、および背面板部３をその順に一体に連成し、各板
部１．２．３の両側縁には側板部４，５．６が速成しで
ある。

底板部２におけるｆｌ］１１板部５は三角片とした方が
あとの溶着工程での納まりがよい。又（ｌｕｌｌ　’４
］５部５を三角片とした場合には正面板部１や背面板部
３の方の側板部４，６も三角片に対応して側端縁を傾斜
させる。

又打抜きと同時に各板部１，２．３とその１１１１枦部
４，５．６の境界部に高周波等による加熱下で折目筋７
が施こされる（以上第１工程）。

得られた上記素材Ａは第２図のように底板部２を中央に
して２つ折りする（第２工程）。

次いで２つ折りした素材Ａにおける重なり合う側板部４
，６を［１］方向中央部で溶断する（第３工程）。溶断
は左右の側板部を同時に行うが、第２図では一方の側板
部のみ溶断して示した。同図において８は溶断した部分
、９は溶断による捨てられる部分を示す。

第２図において上下に重なり合う左右の側板部を溶断す
ると、正面板部１及び背面板部３と底板部２間には折目
が存在しないので、底板部付近では第１図の展開状態に
復元しようとし、且つ正面板部や背面相部とそのイｌ］
ｌ＋板部間には折目筋７があるので、前記溶断上同時に
自然に第３図のように扁平角形のケースの状態となる。

１０は溶断接続部分での対向する仙１彷部４，６のつき
合わされた部分を示す。

上記溶断した接続のみでは接続部分が外力により離断す
るおそれがあるので、第４図のように、連結する（ｔｉ
ｌｌ　板部４．６の表面にこれと同形同材質の補強シー
　ｌ−１１を重ねて溶着一体化して成品上する、（＠４
工程）。１２は溶着を強固にするための凹凸条を示す。

又補強シート１１の溶着時、溶着の前に底板部２の１１
１１１４板部５を、溶断接続された（ｌｌｊ板部４１，
６の端の空所１３に指先を使用して挿入し補強シー　ト
１１で押えることにより底部両イＩ４Ｈに生じるおそれ
がある切込みのような隙間を皆無にすることができる。

この発明は上記したような構成であり、この合成樹脂ケ
ースの製造方法は、竪型扁平角筒形のケースの展開状素
材を軟質合成樹脂シートから打抜くと共に各側板部の根
元部に加熱下で折目筋を施こす第１工程と、打抜いた素
材を底板部を中央にして２つ折りする第２工程、２つ折
りに重なり合う１１＋１１　根部を［↑Ｊ方向中央で溶
断する第３工程と、最後に溶断により連続状態となる側
板部外面に補強シー　トを重ねて溶着一体化する第４工
程とからなるもので、この方法によれば打抜かれたケー
ス素材を２つ折りした状態で重なり合う側板部を中方向
中央部で溶断すると同時に竪型扁平の有底角筒形吉なり
、従来のこの種ケース製造におけるような箱形にするた
めの内型や外型を全く必要とせず、且つ製造装置もきわ
めて簡単となり、単位時間の生産臘も犬となり、勢い合
成樹脂ケースを低コストで提供し得るという効宋がある
。

又この種合成樹脂ケースにおいて折目筋７を加熱下で形
成すると折目筋付近が軟化乃至溶融して光沢を生し商品
価値を著しく低下するものであるが、第６図に示すよう
に折目筋を施す部分でケース素材の裏面にヘークライト
等の電気絶縁材からなる祈片１３を介在し、叶つ前記板
片１３の両１１１１に真ちゅうのような熱良導材からな
る板片１４を配して副周波加熱により折目筋７を形成す
ることにより、高周波の」二部電極１５と下部電極１６
間に発生する熱は電気絶縁されることによって半は抑制
され叶つ発生した熱は熱良導枡片１４に吸収されるので
折目筋付近の熱は速やかに消失し、以て合成樹脂シート
における加熱を望まぬ部分の、過熱に起因する軟化乃至
溶融を良好に防止できてこの部分（こ不体裁な光沢が生
じることがないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は不発１９ｊの合成樹脂ケースの製造方法の実施例
をボすもので、第１図は軟質合成樹脂ソートから打抜か
れた合成樹脂ケース素材の一例の展開斜視図、第２図は
重なり合う（Ｕｌ＋　１部を溶断する工程の斜視図、第
３図は前記溶断と同時にケース形となった斜視ツ１、第
４図は完成ケースの斜視図、第５図は同」−要部の拡大
断面図、第６図は高周波による折目筋形成の工程の断面
図である。 Ａ・・素材、１・・正面機部、２・・底彷部、３・・・
背面根部、４，５．６・・・イ（］］１物部、７・折目
筋、８・・・溶断部　１１・・・補強シート、１３・・
・絶縁材からなる板片、１４・・熱良導材からなる材片
。 特許出願人　　坂　口　利　夫 同　同　　　　オクィ株式会社 同　代理人　　鎌　１）文　二

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ケースの正面（ル部、底板部、背面面板部を
   その順に連成し、前記各板部の両倶１縁には、・ｌ（ｌ
   ］ｌｉ鈑部をそれぞれ連成した素材を軟質合成樹脂シー
   トから打抜くと共に前記各（ル部とＩｌｌ　１部の境界
   に加熱下そ折目筋を施こす第１工程と、前記打抜いた素
   材をその底板部を中央にして２つ折りし重ね合わせる第
   ２　Ｉ程々、前記２つ折りし重ね合わせた素材における
   重なり合う側板部を巾方向中央部で溶断する第３王程と
   、前記溶断し連結状態の何１板部外面に補強シートを重
   ね且つ底板部両ｆｌｌｌの（ｔｌ１＋　板部を前記溶断
   連結する（ｔｌ、ｌｉ板部の方に挿入してこれらの（ｌ
   ｔｌ：板部と補強シートを溶着一体する第４工程とから
   なることを特徴とする合成樹脂ケースの製造方法。
2. （２）　　ケースの正面板部、底板部、背面板部をその
   順に連成し、前記各機部の両側縁には（１１１１板部を
   それぞれ連成した素材を軟質合成樹脂シートから打抜く
   第１工程き、前記各板部と側板部の境界の折目筋を施こ
   す部分で素材裏面に電気絶縁材からなる板片とその両０
   １１ｉに熱良導材からなる板片を配して前記境界に高周
   波加熱により折目筋を施こす第２工程と、前記打抜いた
   素材をその底板部を中央にして２つ折りし重ね合わせる
   第３工程と、前記２つ折りし重ね合わせた素材における
   重なり合う佃１根部を中方向中央部で溶断する第４工程
   と、前記溶断し連結状態の側板部外面に補強シートを重
   ね巨っ底板部両何１の伺・板部を前記溶断連結する（ｔ
   ｌｌｉ　＆部の方に挿入してこれらのｆｌＩｂ板部と補
   強シー］・を溶着一体する第５工程とからなることを特
   徴とする合成樹脂ケースの製造方法。