JPS5916774B2 - フロ−テイング対物光学系を有する光学機械 - Google Patents

フロ−テイング対物光学系を有する光学機械

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JPS5916774B2
JPS5916774B2 JP53049443A JP4944378A JPS5916774B2 JP S5916774 B2 JPS5916774 B2 JP S5916774B2 JP 53049443 A JP53049443 A JP 53049443A JP 4944378 A JP4944378 A JP 4944378A JP S5916774 B2 JPS5916774 B2 JP S5916774B2
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JP
Japan
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lens barrel
floating
inspected
optical
lens
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JP53049443A
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JPS54141147A (en
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進 藤田
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Konan Camera Research Institue Inc
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Konan Camera Research Institue Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば絶えず移動する物体を固定位置にあ
る接眼レンズによって拡大観察し、或いは固定位置にあ
る写真感光板上に撮影したりするのに適した光学機械に
関する。
例えば目の角膜の細胞の状態を観察し、或いは写真撮影
する検査は、角膜その他の疾患の診断や、角膜移植術後
の治癒状況の診断などに必要である。
従来の角膜顕微鏡による診断は、目に麻酔薬を点眼した
後に顔面を枠に押当てさせ、顕微鏡の本体に固定された
対物レンズの先端面を眼球に押当てるか、或いは対物レ
ンズユニットから伸延する距離規制部材を眼球に押当て
ることによりレンズ先端面を眼球から一定距離に保ちな
がら行っていた。
ところが麻酔によって目の知覚が麻痺しているために、
対物レンズ等が適正な状態で眼球に接触しているか否か
を患者が自覚できないことに加えて、顕微鏡自体が重く
て大きな慣性を持っていて患者の移動に迅速に追従させ
ることができないので、押圧力が過大になったり不足し
たり更には対物レンズ等が眼球から離れたりする。
これに加え眼圧や脈搏の変動による角膜位置の移動が絶
えず起こっている。
そして、押圧力が過大になると目に傷害を与え、押圧力
が不足すると顕微鏡のピントが狂う。
その結果、例えば100枚の写真撮影を行っても良好な
撮影像が得られるのは数枚に過ぎないのが現状である。
この発明は、上記例示のような角膜顕微鏡を始めとし、
接触によって損傷を受は易い対象物の検査用光学機械に
おいて、フローティング対物光学系を使用し、対物光学
系と被検査物との距離関係を規制するために、対物光学
系の先端または対物光学系から伸延する距離規制部材を
、被検査物に損傷を与えることのない適切な押圧力をも
って、常に被検査物に押当てることを目的とする。
この発明による光学機械は、対物レンズを収容したフロ
ーティング鏡胴々、光学機械の対物レンズ以外の諸光学
部品を固定的支持収容した本体とよりなり、フローティ
ング鏡胴は本体に光軸方向に軽く移動できるように支持
されている。
この支持の態様としては、フローティング鏡胴の移動が
軽快に行われること以外に制約は無く、適宜の構造とす
ることができる。
フローティング鏡胴は、被検査物に当接することによっ
て被検査物と対物レンズとの間の距離を適正に規制する
手段を有する。
この手段は、対物レンズ中の先端の光学部材が兼ねる場
合の他、先端光学部材の周囲から筒状に前方へ伸延する
場合や、フローティング鏡胴の先端縁が兼ねていて、先
端光学部材の表面はその先端縁よりも後方に位置する場
合などの態様を取ることができる。
その上でフローティング鏡胴は、上記距離規制手段が被
検査物にこれを損傷しないような適正な圧力で接触する
ように、本体側から発条によって前方へ押圧されている
被検査物が前後に動揺した場合、重く慣性が大きい本体
をこれに追従させることは困難であるが、フローティン
グ鏡胴は軽く慣性が小さく、かつ発条によって前方へ常
に押圧されているので、軽快に被検査物の動揺に追従し
、対物レンズと被検査物との距離関係を常に一定に維持
する。
そして、距離規制手段と被検査物との間に衝撃的な過大
な力を生ずるのを防ぐことができる。
フローティング鏡胴内の対物レンズは、被検査物の像光
線を平行化して本体内へ送込むよう構成されている。
これは、フローティング鏡胴の移動によって、本体内に
おける像光線の結像のピントが狂うのを防ぐためである
本体内には、上記平行像光線を結像するための結像レン
ズを始め、この結像の撮影のための写真機、結像を観察
するための接眼レンズ、被検査物を照明するための光学
系及び光源などが設けられているから、その重量は前述
のようにかなり重くなる。
必要に応じ、フローティング鏡胴には、ピント調節のた
めに対物レンズの一部を移動調節する遠隔操作機構を設
けることができる。
フローティング鏡胴には、被検査物が過度に移動した場
合に、スイッチを制御するための制御片を設けることも
できる。
このスイッチは、被検査物が離れ過ぎて検査不能になっ
たり、被検査物が接近し過ぎて損傷が懸念される場合な
どに、これを表示するのに利用する。
以下、この発明を図示の実施例に基いて説明する。
第1図において、1は前部レンズ、2は後部レンズ群で
、後部レンズ群2は調節鏡胴3に収容され、更に前部レ
ンズ1及び調節鏡胴3は共通のフローティング鏡胴4に
収容されて、対物レンズユニットを構成する。
フローティング鏡胴4は、後述するように、本体に可動
的に支持されている。
前部レンズ1が捉えた像光線は、後部レンズ群2によっ
て平行化されて、本体内に送入される。
本体内においては、入射した像光線は結像レンズ5によ
って結像面6に結像し、その像は接眼レンズ7によって
拡大して観察される。
8は結像面6の前方に挿脱自在に設けた反射鏡或いは固
定的に設けた半透明鏡で、対物レンズユニットが捉えた
像を写真感光板9上に結像させる。
10は観察用光源で、本体内に設けられており、その光
は集光レンズ11、絞り12、平行化レンズ13により
平行光線となされ、顕微鏡の平行光線領域14内の一部
に設けた反射鏡15によって反射されて、フローティン
グ鏡胴4内を逆行して、被検部位を照明する。
16は写真撮影用光源で、その光は集光レンズ17及び
反射鏡18を経た後、光源10の光と同じ径路をたどっ
て被検部位を照明する。
第2図及び第3図に示すように、調節鏡胴3は、前部外
周に雄螺条19を有しており、フローティング鏡胴内面
の雌螺条に螺入されている。
そして、フローティング鏡胴4は、可動枠20に固定さ
れている。
可動枠20は片側に滑車21を、他側に滑動筒22を有
し、滑車21は本体から伸延する機枠23に光軸に平行
して設けられたレール24上に載置され、滑動筒22に
は同様に光軸に平行して機枠23に設けたレール25が
緩挿されており、これら滑車21及び滑動筒22はレー
ル24゜25に沿う移動の摩擦が最小になるようにボー
ルを内蔵している。
レール25の後部には螺条26が形成されてこれに調節
ナツト27が螺合され、滑動筒22の後端と調節ナツト
27との間に挟在する発条28は、可動枠20を前方へ
向けて軽く押圧している。
可動枠20には可逆電動機29が設けられ、その回転軸
30に設けたウオーム31が、調節鏡胴3の後部外周に
形成した歯輪32にかみ合っている。
回転軸31には多数の小孔33,33・・・・・・を同
一円周上に穿孔した多孔円板34が設けられ、その小孔
33,33・・・・・・を挾んで光源部35と受元部3
6とが可動枠20に設けられている。
37は、受光部36で検出された小孔33,33・・・
・・・の数を、電動機29に供給される駆動電流の極性
に従って加算または減算して表示する可逆計数器である
可動枠20は更に突起38を有し、これを挾んでスイッ
チ39及び40が機枠23に設けられている。
前方のスイッチ39は常開接点39a及び常閉接点39
bを有し、後方のスイッチ40は常開接点のみからなる
41及び42は表示ランプ、43はブザー、44はこれ
らを動作させる電源で、ランプ41及び42はそれぞれ
スイッチ39の接点39a及び39bの閉成により点灯
し、ブザー43はスイッチ40の閉成により吹鳴するよ
う接続されている。
上述の装置において、患者の顔面な機枠23によって規
定される位置に置くときは、発条28による適切な圧力
をもって、前部レンズ1の先端面が眼球45に押当てら
れる。
この場合、患者の顔が多少移動したり、眼圧や脈搏の変
動により角膜位置が変動したりしても、対物レンズユニ
ットはこれに絶えず追従移動しながら適切な押圧力をも
ってこれに追従する。
そして、このような対物レンズユニットの追従移動によ
る光路長の変動は、平行光線領域14に吸収されるので
、この運動に関係なく接眼レンズ7による観察や感光板
9上への撮影を行うことができる。
ここで、角膜の異なる深さの部位や水晶体などを検査す
る際は、電動機29を回転してフローティング鏡胴4の
内部で調節鏡胴3だけを光軸方向に移動して、焦点調節
を行う。
計数器37の表示値はフローティング鏡胴4の内部での
調節鏡胴3の位置に比例し、調節鏡胴3の位置は対物レ
ンズユニットのピント位置に対応するから、検査部位の
深さを計数器37の表示値によって知ることができる。
そして、眼球45が第2図に示すように正しい位置範囲
内にあるときはスイッチ39の常閉接点39bだけが閉
成して検査可能を表示するランプ42が点灯し、何等か
の原因により眼球45が過度に接近するときは、第4図
に示すように可動枠20が眼球45の押圧力によって大
きく後退し、これによりスイッチ40が閉成してブザー
43が鳴り、目が傷害を受ける以前にこれを警報する。
また、眼球45が装置から離れ過ぎて対物レンズユニッ
トが追従できる限界を越えれば、第5図に示すように発
条28の押圧力により可動枠が大きく前進し、これによ
りスイッチ39の接点39bが開いてランプ42が消え
ると共に、接点39aが閉成して、観察または撮影の不
能を表示するランプ41が点灯する。
第6図はこの発明の他の実施例な示す。
第2図示の実施例と同様に、対物鏡胴は調節鏡胴3とフ
ローティング鏡胴4とに分れており、前部レンズ1はフ
ローティング鏡胴4の先端に、後部レンズ群2は調節鏡
胴3内に、それぞれ支持されている。
調節鏡胴3は、外周に雄螺条19及び歯輪32を有し、
雄螺条19をフローティング鏡胴4内の雌螺条に螺合さ
せて、フローティング鏡胴4内に収容されている。
フローティング鏡胴4の外部には、可逆電動機29、多
孔円盤34、光源部(図示せず)、受光部36等が取付
けられており、電動機回転軸30に設けたウオーム31
が、鏡胴4に穿設した窓4a内で、歯輪32にかみ合っ
ている。
46は本体で、第1図における対物レンズユニット1〜
4を除いた部分を収容している。
本体46の前面窓47の周囲から前方へ支持筒48が伸
延し、フローティング鏡胴4の後部は支持筒48内に、
周囲に転動部材49.49を挾んで挿入されており、支
持筒48の適所に穿設した長孔50内には、フローティ
ング鏡胴4の外面に植立したピン51が位置している。
本体46から伸延する機枠23には、第2図におけるス
イッチ39及び40と同様なスイッチが支持され、これ
らスイッチを制御するために、フローティング鏡胴4か
ら突起38が伸延する。
52.52は、検査時に患者の顔面を押当てる顔面受で
、機枠23に設けられている。
53は距離規制具で、前部レンズ1に嵌合され、前部レ
ンズ1の前面1aと眼球45との距離を適正値に維持す
る。
第6図に示した実施例においても、フローティング鏡胴
4は軽く前後動を行うことができ、距離規制具53が発
条28によって適正な圧力で眼球45に押当てられる。
そして、第2図示の実施例と同様に、可逆電動機29の
遠隔制御によって、調節鏡胴3をフローティング鏡胴4
内で移動させてその位置を可逆計数器37に表示すると
共に、スイッチ39及び40の制御により第2図に示さ
れているランプ41.42やブザー43を動作させるこ
とができる。
なお、上述の実施例では、眼球に対面または接触する最
先端の光学部材として前部レンズ1を使用しているが、
円柱状や円盤状などの適宜の形状の先端光学部材をレン
ズと組合せるなどして使用することができる。
以上のように、この発明によるときは、フローティング
状態に支持された軽量で慣性が小さい対物レンズユニッ
トが被検査物にはシ一定の押圧力で接触しながら追従移
動をするから、被検査物に過大な押圧力を与えたり離れ
たすせず、特に眼球の検査の場合は傷害を与えるおそれ
を伴わずに、固定位置において良好に観察や撮影を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した角膜顕微鏡の光路図、第2
図はその前部の一部横断平面図、第3図は同前部の側面
図、第4図は眼球に対する押圧力が過大な場合の第2図
と同様な一部横断平面図、第5図は眼球が離れた場合の
第2図と同様な一部横断平面図、第6図はこの発明の他
の実施例の縦断面図である。 1・・・・・・前部レンズ(先端光学部材)、2・・・
・・・後部レンズ群、4・・・・・・フローティング鏡
胴、23・・・・・・機枠(本体側部材)、24・・・
・・・レール(本体側部材)、28・・・・・・発条、
48・・・・・・支持筒(本体側部材)、53・・・・
・・距離規制具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被検査物に対面する先端光学部材及び該先端光学部
    材の背後にあって該先端光学部材を通過した上記被検査
    物の像光線を平行化する後部レンズを内蔵すると共に上
    記被検査物に当接してこれと上記先端光学部材との距離
    を所定関係に規制する手段とを具備するフローティング
    鏡胴な、その背後にあって上記の平行化された像光線に
    対する結像レンズを含む観察用または写真撮影用の光学
    系を固定的に支持している本体より伸延する部材に、そ
    の光軸方向に移動可能に支持し、上記本体側の部材と上
    記フローティング鏡胴との間に、このフローティング鏡
    胴な上記被検査物へ向けてこの被検査物に損傷を与える
    ことのない弱い力で押圧する発条を介在させてなるフロ
    ーティング対物光学系を有する光学機械。
JP53049443A 1978-04-25 1978-04-25 フロ−テイング対物光学系を有する光学機械 Expired JPS5916774B2 (ja)

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JPS54141147A JPS54141147A (en) 1979-11-02
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JPS54141147A (en) 1979-11-02

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