JPS59118034A - ベーカリー製品の製造法 - Google Patents

ベーカリー製品の製造法

Info

Publication number
JPS59118034A
JPS59118034A JP22914982A JP22914982A JPS59118034A JP S59118034 A JPS59118034 A JP S59118034A JP 22914982 A JP22914982 A JP 22914982A JP 22914982 A JP22914982 A JP 22914982A JP S59118034 A JPS59118034 A JP S59118034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
soybean protein
oily substance
product
soybean
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22914982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0113328B2 (ja
Inventor
修 柴田
植木 嘉明
小幡 静雄
谷口 等
上田 克清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP22914982A priority Critical patent/JPS59118034A/ja
Publication of JPS59118034A publication Critical patent/JPS59118034A/ja
Priority to JP21334888A priority patent/JPS6485033A/ja
Publication of JPH0113328B2 publication Critical patent/JPH0113328B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はベーカリ−製品の製造法及び添加用組成物に
関するものである。
従来パン等ベーカリ−製品の製造において大豆蛋白を加
える試みが種々なされている。その背景には、小麦粉中
の蛋白質含量かあまり高くないので、高蛋白素材を添加
して蛋白質含量をもつと高めたいこと、及び、小麦蛋白
を構成する必須アミノ酸のバランスか完全でなく、とり
わけリジンが不足するため、これに富む蛋白素材を補強
してプロティンスコアーを高めたいこと、の要求かある
しかしながら、大豆蛋白を加えてベーカリ−製品を得る
試みは、かかる栄養的見地を別にすれば、パンの品質と
して満足出来る結果を得るに至っていないのが現状であ
る。
すなわち第一に、高蛋白素材の添加は生地中の蛋白質含
量を増大させるともに、必然的に小麦蛋白質の相対割合
を低下させ、製品塊容積の損失、外観の悪さ等が顕著化
する。第二に、大豆蛋白質を含む各種の大豆蛋白の中で
も、例えば、全脂大豆粉よりは脱脂大豆粉、脱脂大豆粉
よりは分離大豆蛋白と、精製度が高まるにつれて、製品
塊容積の損失、外観の悪さが増大する傾向があり、かと
いって、低精製度の大豆蛋白を使用すると、べ−カリ−
製品に大豆臭味を生じる問題があるし、高蛋白化の効果
も少ない。
本発明者は、製品塊容積の損失や外観の悪化がより良く
抑制された、蛋白富化されたべ一カIJ−製品の製造を
することについて種々検討を重ねる中で、大豆蛋白の添
加時、ドウ生地中の水との接触を避ける形態で行なうこ
とが極めて重要であるとの知見を得、このことにより、
分離大豆蛋白のような精製度の高い大豆蛋白を用いても
良好な塊容積、外観の製品か得られること、従って殆ん
ど風味上の制限要因なしにベーカリ−製品を高蛋白化で
きることを知り、この発明を完成した。
すなわち、この発明は、大豆蛋白を油性物質と予め非加
水系で混合してから小麦粉生地の成分とすることを骨子
とするベーカリ−製品の製造法、及び、大豆蛋白と油性
物質が23乃至4 lの重量比で存在し、油性物質を連
続相とするベーカリ−製品添加用組成物である。
この発明で、大豆蛋白は、全脂乃至脱脂大豆粉、豆腐粉
乃至粉豆乳、濃縮大豆蛋白粉、分離大豆蛋白粉等が用い
られ、これらは、加熱処理乃至アルコール処理等をして
NSI (可溶性窒素指数)を低下させであるか否かを
問わないが、乾燥乃至粉状の形態で用いるようにする。
大豆の臭味の点では分離大豆蛋白が最も好ましく、また
大豆蛋白は加水分解しであると、風味上より好ましくな
り、ベーカリ−製品の食感も優れたものになる。加水分
解率(0,22モルl−IJクロル酢酸可溶性窒素/全
窒素×100(%))5%程度以上で効果があり20%
程度をこえるとやや苦みを生じるに至る。
この発明で油性物質は、動植物性油脂、それらの硬化油
、分別油、エステル交換油、又はこれらを原料とするシ
ョートニング、マーガリン等であり、マーガリンのよう
に脂質以外の相を含む場合には外相すなわち連続相が脂
質である場合に限る。
また油性物質は常温で液状、可塑状、固状のいずれを示
すものであってもよいか、固状のものは液状乃至可塑状
となる温度域で混合に供するのがよい。
このような大豆蛋白と油性物質を予め非加水系で混合し
ておく構成は、本発明製造法の最も特徴的部分であり、
従来のように、大豆蛋白粉を小麦粉や水等と同時に添加
したり、大豆蛋白粉を予め水と乳化する等して、大豆蛋
白と水を直接的に接触させる添加方法とは異なる。すな
わち従来の大豆蛋白の通常の添加方法は、粉体のまま他
の原料とともに水と直接接触させるのであるが、これは
、前述した難点の他に、生地が均質化されにくい難点が
あり、また、このような均質化を容易に行なうために大
豆蛋白粉を予め水と乳化してから添加する方法も工夫さ
れているが、そのような添加方法では製品塊容積の損失
や外観の悪さ″についての改善効果に乏しく、むしろ生
地の弾力性まで低下させる難点があるところ、この発明
の添加方法によれば、高蛋白素材添加による製品塊容積
の損失や外観の悪さを好適に抑制する効果を奏し、また
生地均一化の難点や生地粘弾性低下の難点も始んれてい
ることが、全原料の水とのなじみを好適にし、非小麦蛋
白質の小麦蛋白質に対する機能阻害を抑制することに作
用しているのではないかと思料される。
尚、ここにいう予め非加水系で混合するの謂は、大豆蛋
白と油性物質以外には特に水を加えない、ということで
あって、乾燥乃至粉末状の大豆蛋白が含んでいる通常数
%程度の水や、油性物質の内相として存在し得る10数
%程度の水までも排除する意味ではないし、もちろん、
調製される小麦粉生地も水を含むものである。
予め混合する大豆蛋白と油性物質の割合は、前者の割合
が低すきると、ベーカリ−製品の原料として用いる油性
物質の量に限度があることから、高蛋白化の目的を達し
難く、後者の割合が低すぎると、大豆蛋白が油性物質に
覆われ難くなる。ベーカリ−製品原料としての油性物質
の量は目的とする製品の種類によって異なり、また、大
豆蛋白を覆うに足る油性物質の量は、該油性物質が液状
であるか可塑状であるか等によって多少相違するが、大
豆蛋白に油性物質の全量比が2:3乃至4:1の範囲内
であれば、目的とするベーカリ−製品の種類や、油性物
質の種類の如何にかかわらず、良好に高蛋白化できる汎
用性かあり、且つ、この範囲であれば、油性物質が液状
であっても大豆蛋白と混合物にすることにより、塑性を
呈し、両者は分離しにくくなるので、作業性も良好であ
る。
該混合物中には、さらに、通常の製パン原料中に含まれ
る生原料、例えは、レシチン、モノグリセリド、ソルビ
タン脂肪酸エステル等の乳化剤を含ませておいてもよい
。これら乳化剤を用いる場合は段部性原料に対して0.
1〜1%程度の範囲か好適である。
大豆蛋白と油性物質の混合の手段は、大豆蛋白粉等の各
粒子が油性物質の中に充分分散させるものであれはどの
ような方法でも可であり、パン製造、ケーキ製造に用い
られるバッチ式または連続式ミキサーで充分である。
このようにして得られた大豆蛋白と油性物質の混合物は
、混合か非加水系で行なわれたため、油性物質か連続相
となっており、この点、水中晶型エマルジョンを噴霧乾
燥して得る所謂粉末油脂とは異なる。また油性物質はマ
ーガリンのように水相を含むもので、その含水量は高々
20%程度であるから、得られる混合物中の水分は高々
15X以下である。該混合物はそのまま、もしくは一旦
流通貯蔵の経路を経て、ベーカリ−製品製造用の小麦粉
生地の成分とされる。
この発明て6及するベーカリ−製品は、小麦粉、水、及
びイースト乃至ベーキングパラターを用い膨化、焼成す
るものであって、各種パン類の他、ドーナツ、ケーキ、
クレープ類等をも含む。
ベーキング方法は、直押法、中種法、ノータイイム法等
どのような方法でも採用てきるが、大豆蛋白の添加時、
大豆蛋白が予め油性物質と混合されている前記構成は充
たすべきである。小麦粉や水の他、生地中に、糖類、食
塩、乳固形、卵成分、その他、例えはカルシウムステア
ロイルラクチテートの如き調製剤、ビタミンB1、B2
、ナイアシン等のビタミン類、鉄分、ミネラル類等、公
知の原料を加えることができるし、大豆蛋白と予め混合
する油性物質以外に同様の油性物質を別の段階で加える
ことも可である。
大豆蛋白と油性物質を予め混合した組成物と、小麦粉生
地の割合は、分離大豆蛋白粉/小麦粉の重量割合で計算
して5〜15%の範囲で使用でき、好ましい割合は8乃
至11%の範囲である。
以下この発明を実施例で説明する。
実施例1 大豆蛋白の添加方法を変化させて食パンを製造し、併せ
て、大豆蛋白無添加の対照食パンも製造した。
すなわち、各試験区について、強力小麦粉80部、イー
スト2.5部、イーストフード0.1部、乳化剤0.2
部及び水48部をケーキミキサーを用いて捏上げ(26
,5℃)、4時間醗酵(28℃)させることにより中種
を調製し、次いて強力小麦粉20部、上白糖5部、食塩
2部、及び表1の添加物を中種に加えて、本捏後、フロ
ア15分、ベンチ20分の後、丸め、分割を行ない、次
いでプノノマン型中に入れ、40℃で表1の時間焙炉中
醗酵させ、最終的に180℃35分の条件で焼成した。
丸め時の生地の状態及び、製品食パンの評価についても
同表に示した。
製品のスライス断面については参考写真に示した。
また、丸め、分割した生地は、別途ワンローフ型中にも
入れ、表2の通りの時間焙炉中で醗酵し、次いで180
℃25分の条件で焼成し、高さ及び比容積を測定して表
2の結果を得た。
(頁下  。
′Ilユ1と 表1 ÷A  A l及び届2はショートニングを除く全原料
を同時に混合しく低速3分、中低速1分)、次いでショ
ートニングを加えて混合(低速1分、中低速2分)した
K3は、粉状分離大豆蛋白とショートニングを予め混合
しておき、これをsl、g2のショー!・ニングと同じ
時点て添加した。
A4は、粉状分離大豆蛋白5.75部、ショートニング
1.15部、水1000部を予め乳化しておき、これを
残部のショートニングとともに嵐1、麗2のショートニ
ングと同じ時点で添加した。
※B 水分6X、乾物中の粗蛋白質含量92%、SI 
91 ※C不二製/F43銖製「パンパスデラックスV−2O
J表2 実施例2 プロテアーゼを用いて加水分解処理した分離大豆蛋白粉
(水分6%、乾物中粗蛋白質含量90.5%、N5I9
2、加水分解率(前出)IOX)を用いる他は、実施例
1、表1、A3と同じ条件で食パンを製造したところ、
満足出来る品質の製品か得られた。実施例1、表1、A
3の製品と、本例製品を食感、風味について10名のパ
ネラ−に対比させたところ、10人中8名までが本例製
品の方が優れていると判断した。
【図面の簡単な説明】
参考写真は実施例1て得られた各試験区の製品のスライ
ス品を試験区のナンバーの表示とともに写したものであ
る。 出 願 人 不二製油株式会社 代理人 弁理士 門 脇  清 手続補正書(方式) %式% 3、補正をする者 4、代理人 大阪市淀用区東三国1丁目32番12号(■532)5
、補正命令の日付  昭和58年3月9日6、補正の対
象 明細書(の「参考写真の簡単な説明」の欄)7、補正の
内容 明細書第13頁を別紙の通り訂正します。 (別紙) 製造したところ、満足出来る品質の製品が得られた。実
施例1、表1 、 No、3の製品と、本例製品を食感
、風味について10名のパネラ−に対比させたところ、
10人中8名までが本例製品の方が優れていると判断し
た。 出願人   不二製油株式会社 代理人 弁理士  開腔  清 191−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  大豆蛋白を油性物質と予め非加水系で混合し
    てから小麦粉生地の成分とすることを特徴とするベーカ
    リ−製品の製造法。
  2. (2)  大豆蛋白が分離大豆蛋白粉である特許請求の
    範囲第(1)項記載の製造法。
  3. (3)  油性物質か、伸脂、ショートニング、または
    マーガリンからなる群から選択される特許請求の範囲第
    (1)項記載の製造法。
  4. (4)  大豆蛋白と油性物質が23乃至41の重量比
    で存在し、油性物質を連続相とするベーカリ−製品添加
    用組成物。
JP22914982A 1982-12-23 1982-12-23 ベーカリー製品の製造法 Granted JPS59118034A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22914982A JPS59118034A (ja) 1982-12-23 1982-12-23 ベーカリー製品の製造法
JP21334888A JPS6485033A (en) 1982-12-23 1988-08-27 Additive composition for bakery goods

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22914982A JPS59118034A (ja) 1982-12-23 1982-12-23 ベーカリー製品の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59118034A true JPS59118034A (ja) 1984-07-07
JPH0113328B2 JPH0113328B2 (ja) 1989-03-06

Family

ID=16887535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22914982A Granted JPS59118034A (ja) 1982-12-23 1982-12-23 ベーカリー製品の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59118034A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006579A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Fuji Oil Company, Limited 澱粉性食品素材若しくは澱粉性食品
JP2016047021A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 日清オイリオグループ株式会社 ベーカリー食品
KR20210006887A (ko) 2018-05-09 2021-01-19 제이-오일 밀스, 인코포레이티드 베이커리 식품의 제조방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182773A (ja) * 2010-02-15 2011-09-22 Fukumori Dou:Kk タンパク質高含有穀物食品及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006579A1 (ja) * 2004-07-13 2006-01-19 Fuji Oil Company, Limited 澱粉性食品素材若しくは澱粉性食品
JP2016047021A (ja) * 2014-08-27 2016-04-07 日清オイリオグループ株式会社 ベーカリー食品
KR20210006887A (ko) 2018-05-09 2021-01-19 제이-오일 밀스, 인코포레이티드 베이커리 식품의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0113328B2 (ja) 1989-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3864500A (en) Process of preparing an egg yolk substitute and resulting products from its use
JP4007410B2 (ja) 発酵風味材
US3773521A (en) Shortening sparing process for wheat flour based baked or fried dough products and doughs produced thereby
JPS61166345A (ja) 製菓製パン用チ−ズ含有乳化油脂組成物の製造法
JPS59118034A (ja) ベーカリー製品の製造法
JPH02124052A (ja) デンプン食品の品質改良剤
JP3648816B2 (ja) 低塩低蛋白パンの製造方法
JP2000106816A (ja) パンの製造方法
JPWO2019215996A1 (ja) ベーカリー食品の製造方法
JPH0133139B2 (ja)
JPH049506B2 (ja)
JP3083181B2 (ja) 冷凍生地の製造方法
JP2001299196A (ja) 白焼きパンの製造法
JPH078158A (ja) 新規なパン及び新規なパンの製造方法
JP3506102B2 (ja) パン類の改質材及びパン類の製造法
JPH06217693A (ja) 製パン用油脂組成物
JP2693837B2 (ja) パンの改質方法
JP3143723B2 (ja) 新規なドーナツ類およびそのミックス
JP3763108B2 (ja) 製パン用油脂、それを用いたパン類製品の製造方法およびパン類製品
JP3194990B2 (ja) プロテアーゼ含有ロールイン油脂組成物及びこれを使用したパフペーストリー
JPH11225670A (ja) 乳化組成物
JP3407084B2 (ja) パン類の製造法
JP2023176557A (ja) 油中水型乳化油脂組成物およびそれを用いた菓子、パン
JP2003047401A (ja) 製菓・製パン用粉乳
WO2021177067A1 (ja) パン類練り込み用油中水型乳化組成物