JPS59115848A

JPS59115848A - 両面印刷物の製造方法

Info

Publication number: JPS59115848A
Application number: JP23336182A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Oota; 和彦太田
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1982-12-22
Filing date: 1982-12-22
Publication date: 1984-07-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、通常の片面印刷用多色グラビア輪転印刷機（
以下単に印刷機と記ｆ）を用いて１工程で両面゛印刷物
を得る方法に関する。

従来１両面印刷物を製造するためには１通常の片面印刷
機を用いる場合、長尺の被印刷物の表面に印刷を施して
巻取り、次にこの巻取ったものを裏面印刷に適したよう
にセットし直して裏面に印刷を施すという風に計２工程
を要していた。これを１工程で行うためには被印刷体の
表裏を反転させる反転装置を設けた両面印刷機を用いな
げればならなかった。本発明は、通常の片面印刷用多色
グラビア輪転印刷機を用いて１工程で両面印刷物を得る
方法を提供しようとするものである。

前記目的を達成するために本発明者は種々研究を行なっ
た結果、以下に述べる如き方法を創作することにより本
発明を完成させた。

すなわち５本発明は長尺の被印刷物力片方の面に表面用
印刷層と裏面用印刷層な該表面用印刷層と裏面用印刷層
とは分離可能となるように印刷形成させ、この場合て印
刷層の最上層は前記被印刷物の前記印刷を施さない面に
対して接着性を有するものとなし、次いで前記印刷な施
しり長尺の被印刷物を巻取ることにより前記印刷層の最
上層を長尺の被印刷物の印刷を施してない面に密着させ
て該印刷を施してない面に前記分離可能に形成された表
面用印刷層又は裏面用印刷層のうち上層に印刷された印
刷層を転移させることな特徴とする両面印刷物の製造方
法である。

次に本発明の一実施態様を示す図面に基づ（・て本発明
を更に詳細に説明する。

図面に基いて本発明力方法について詳細に説明する。第
１図の多色グラビア印刷機及び第２図の中間製品の断面
図に示した様に巻出しく１ａ）から巻出された長尺の被
印刷物（１ｂ）の表面に、最終製品の表面に印刷すべき
絵柄（１℃を例えば第１ユニツト（２）、第２ユニツト
（３）、第３ユニツト（４）の６ユニノトを用いて印刷
する。これらの絵柄は被印刷物に接着性の強いインキを
用いて印刷する。次に第４ユニツト（５）を用いて前記
のインキ層または被印刷物表面に対しては接着性の強い
離型層０２）を印刷する。次に第５ユニツト（６）、第
６ユニソト（７）を用いて最終製品の裏面に印刷すべき
絵柄（１３）を印刷する。ここで用いるインキは、前記
離型層に対して離型性を有することが必要である。次に
第７ユニツト（８）を用いて接着剤（１４）を塗布し、
次いで被印刷物を巻取りロール（９）に圧着ロール（１
０）で表面を圧着しながら巻取る。接着剤は前記裏面用
インキ層及び被印刷体の裏面に対し接着性を有する事が
必要である。この実施態様の場合には絵柄層と離型層（
１２）とが表面用印刷層を構成し、絵柄（１３）と接着
剤（１４）とが裏面用印刷層を構成する。

以上によって巻取られた被印刷物は表面に形成された印
刷層と被印刷物裏面とが密着して接触しつつ圧着ロール
により圧着されるため、最上層の印刷層である接着剤の
働きにより離型層の上に印刷された裏面用印刷層が被印
刷物の裏面に転移し、第３図て示す様に両面印刷物（１
５）か得られる。なお上述の方法において表面用印刷層
は離型層のみである場合もあり得る。この場合、説明の
便宜上表面用ば」刷層と述べたが予め被印刷物を裏返し
ておけば裏面が離型層だけで表面に絵柄のついた耐ブロ
ッキング性の良好な印刷物が得られる事（でなる。

また、裏面用印刷層の絵柄層について補足すれば、裏面
絵柄用インキ層と離型層との剥離性を完全に発揮させた
い場合には、両者の間に剥離層を設けてもよい。この場
合剥離層は裏面絵柄層の保護層の役割をも果すことにな
る。また裏面絵柄用インキ層自体が被印刷物裏面に対し
て接着性を有する場合には接着剤層は省略できる。

なお、第２図に示した様に裏面の絵柄０３）が不連続な
層である場合、接着剤０（イ）もまた離型層（１２）に
対して離型性を有する事が必要である。特殊な応用とし
て裏面用印刷層が接着剤層のみである場合には、製品と
しては裏面に接着剤層を有する印刷物が得られる。

また接着剤として感熱型のものを用いた場合に圧着ロー
ルを加熱しておけば同様の効果が得られ、裏面の絵柄層
の密着性にも好結果が得られる。

以上述べた如き本発明の方法によれば、片面印刷用の多
色輪転印刷機を用いて、両面に印刷層を有する印刷物を
得ることができる。

以上述べた本発明の方法について、実施例に基づき、さ
らに具体的に説明する。

〈実施例１〉片面印刷用７色グラビア印刷機を用いて以下の如くして
両面印刷物を製造した。被印刷物として厚さ１５０μの
軟質白色塩ｆヒビニルフィルムを使用した。扁１〜Ａ６
ユニノトを用い、塩酢ビ樹脂系グラビアインキを用いて
表面用の絵柄？印刷した後、扁４ユニットを用いてシリ
コン樹脂を主成分とする離型層を設けた。次に馬５ユニ
７）を用いてアクリル樹脂系の剥離ニス層を施し１次に
馬６ユニノ）＆用いて裏面用の絵柄を印刷した後、形７
ユニノトナ用いて、塩酢ビ樹脂系接着剤を塗布し、半乾
燥状態で巻取った。巻取り時に圧着ロールを使用して印
刷済の塩ｆヒビニルフィルムの表面と裏面とが完全に密
着する様にした。こりして巻取った被印刷物を巻き戻す
と剥離ニス層、裏面用印刷絵柄層及び接着剤層が一体と
なって塩ビフィルムの裏面に転移された両面印刷物が得
られた。

〈実施例２〉実施例１の例において扁５ユニットの剥離ニス層を施こ
す工程省略し、その代りに扁６ユニ・ノト力裏面絵柄用
インキに離型性を向上させる目的でワックスな添加した
ところ、実施例１と同様な結果が得られた。

〈実施例ろ〉実施例１の例において原反として厚さ１５０μの硬質塩
イヒビニルフイルムを用い扁４ユニットの離型層に加え
て扁５ユニントでさらに離型層を塗布して離型効果を完
全にした後、Ａ７ユニツトを用いて粘着剤を塗布し巻取
った。粘着剤層は塩化ビニルフィルムＧ裏面に転移し、
結果として裏面粘着テープが得られた。

〈実施例４）片面印刷用６色グラビア印刷機を用（・、厚さ０１ｍ、
ｍの軟質塩ｆヒビニルフィルムの裏面にシリコン樹脂を
含む間型用ワニスを用（・て離型性を設けた後、アクリ
ル樹脂系、剥離ニス層を設け１次に６色」：り成る表面
印刷用絵柄を塩酢ビー樹脂系インキを用し・て通力−の
順序て゛印刷し、さらに塩酢ビ樹脂系接着剤を塗布して
圧着しつつ巻取った。

次に巻きをほどくと、剥離ニス層、絵柄層及び接着層は
塩でヒビニルフィルムの表面に転移しており、裏面には
離型層が施されているため、耐ブロッキング性が優れて
いた。

以上、本発明の効果について要約すると以下の如くなる
。

（１）通常の片面グラビア輪転印刷機な用いて１工程で
両面印刷物な得る事が出来る。

（２）裏面印刷層が接着剤のみである場合は裏面接着剤
加工済の印刷物が１工程で得られる。

（３）表面か離型層だげて゛ある様な構成においては被
印刷物の表裏を予め逆にしておけば、結果として裏面に
ブロッキング防止用の離型層な施した形の印刷物か１工
程で得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は片面印刷用グラビッツ色輪転印刷機の概念図、
第２図は印刷済の中間製品の断面説明図、第６図は裏面
印刷層を裏面に転移させた両面印刷物Ｇ断面説明図なそ
れぞλを示オ。（１ａ）・・・被印刷物　（９）・・・巻取り　（１０
）・・・圧着ロール　（１１１（１３）・・・絵柄　（
１２）・・・離型層　（１４）・・・接着前１１層特許
出願人凸版印刷株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）長尺の被印刷物の片方の面に表面用印刷層と裏面
用印刷層を該表面用印刷層と裏面用印刷層とは分離可能
となるように印刷形成させ、この場合に印刷層の最上層
は前記被印刷物の前記印刷を施さない面に対して接着性
を有するものとなし、次いで前記印刷を施した長尺の被
印刷物を巻取ることにより前記印刷層の最上層を長尺の
被印刷物の印刷を施してない面に密着させて該印刷を施
してない面に前記分離可能に形成された表面用印刷層又
は裏面用印刷層のうち上層に印刷された印刷層を転移さ
せることを特徴とする両面印刷物の製造方法。