JPH08216599A - 凹凸形状板紙への絵付方法 - Google Patents

凹凸形状板紙への絵付方法

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JPH08216599A
JPH08216599A JP7047935A JP4793595A JPH08216599A JP H08216599 A JPH08216599 A JP H08216599A JP 7047935 A JP7047935 A JP 7047935A JP 4793595 A JP4793595 A JP 4793595A JP H08216599 A JPH08216599 A JP H08216599A
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JP
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paperboard
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uneven surface
painting
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JP7047935A
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Tomoko Iwasa
智子 岩佐
Noboru Araki
荒木  登
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹凸形状をもつ板紙に、精度があり、写真調
の多色の絵柄層を設ける絵付け方法を提供する。 【構成】 表面に凹凸形状をもつ板紙2に、必要によっ
ては接着剤層6を設け、絵柄層3を設けた絵付け用シー
ト12の該絵柄層と板紙の該凹凸面とが相接するように
して重ね、該絵付け用シート12の基材シート1側から
弾性体ローラー8で加圧し、該弾性体ローラーが、板紙
の凹凸面の形状に追随するように弾性変形して絵付け用
シートを加圧して、板紙の凹凸面に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体的の表面形状をも
つジグソーパズル、プラモデル、立体模型、装飾物など
の化粧方法に係わり、特に表面に凹凸形状を設けた板紙
の絵付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的厚い板紙、合紙などに種々
の絵柄層をもつ立体的表面化粧を構成するには、板紙に
印刷を行い絵柄層を設けたのち、金型を用いてプレスに
より凹凸面を設けたり、プレスにより予め凹凸面を設け
た板紙に、通常の印刷方法である凹版、平版、凸版によ
る印刷方式や、孔版であるシルクスクリーン印刷あるい
はジェットプリントなどが画像形成方法として知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷に
よる絵柄層設けたのちにプレスする方法は、インキが金
型に付着して絵柄が金型にとられたり、絵柄に付随して
紙の表面層までがとられる紙間剥離したりするという問
題があった。また、写真調の印刷ができる凹版、平版、
凸版方法で、予め凹凸面を設けた板紙に印刷する方法
は、凹部にインキが転移し難く絵柄がぬけるという問題
があった。シルクスクリーン印刷、ジェットプリント
は、凹凸面には、比較的関係なく印刷できる方法ではあ
るが、写真調の精度がある絵柄層を形成し難いという問
題があった。
【0004】本発明は、予め凹凸面を設けた板紙に、精
度があり、写真調の多色の絵柄層を設ける絵付け方法の
提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の絵付け方法は、表面に凹凸形状をもつ板紙
の凹凸面に、絵柄層を設けた絵付け用シートの該絵柄層
と該凹凸面とが相接するようにして重ね、該絵付け用シ
ートの基材シート側から弾性体ローラーで加圧し、該弾
性体ローラーの表面形状が、該板紙の凹凸面の形状に追
随するように弾性変形して絵付け用シートを加圧して、
板紙の凹凸面に接着するものである。そして、第2の発
明は、凹凸形状をもつ板紙の凹凸面に、基材シートに絵
柄層をもつ転写層を設けた転写シートを該転写層と該凹
凸面とが相接するようにして重ね、該転写シートの基材
シート側から弾性体ローラーで加圧し、該弾性体ローラ
ーの表面形状が該板紙の凹凸面の形状に追随するように
弾性変形して転写シートを加圧し、板紙の凹凸面に転写
層を接着した後に基材シートのみを剥離除去して絵柄層
を設けるものである。
【0006】本発明の凹凸形状板紙への絵付け方法の1
実施態様は、図1に示すとおりの、必要によっては接着
剤層6を塗布した、表面に凹凸形状をもつ板紙2の凹凸
面と、絵柄層3を設けた絵付け用シート12の絵柄層3
とが相接するようにして重ね、絵付け用シート12の基
材シート1側から弾性体ローラー8で加圧し、弾性体ロ
ーラー8の表面形状が、板紙2の凹凸面の形状に追随す
るように弾性変形して絵付け用シートを加圧して、板紙
の凹凸面に絵付け用シートを接着、積層するものであ
る。
【0007】本発明の接着剤層6は、図1に示すように
板紙2に設けることもできるが、また、図3に示すよう
に接着剤塗布部61によって絵付けシート12の絵柄層
3に接着剤層6を設けたのち、表面に凹凸形状を設けた
板紙2と相接するようにして重ね、絵付け用シート12
の基材シート1側から弾性体ローラー8で加圧し、弾性
体ローラー8の表面形状が、板紙2の凹凸面の形状に追
随するように弾性変形して絵付け用シートを加圧して、
板紙の凹凸面に絵付け用シートを接着することもでき
る。
【0008】本発明のもう1つの実施態様は、図2示す
ように、凹凸形状をもつ板紙2の凹凸面に、基材シート
に必要によっては剥離層4を設けて、絵柄層3及び必要
に接着剤層6をもつ転写層14を設けた転写シート13
を転写層14と該凹凸面とが相接するようにして重ね、
転写シート13の基材シート1側から弾性体ローラー8
で加圧し、該弾性体ローラーの表面形状が該板紙の凹凸
面の形状に追随するように弾性変形して転写シートを加
圧し、板紙の凹凸面に接着した後に基材シート1のみを
剥離除去して絵柄層を設けるものである。また、接着剤
層6は、図2(b) のように転写シートに予め転写層の一
つとして設けることもきるが、図1又は図3に示すよう
に、図示はしないが接着剤層を設けない転写シートと、
凹凸形状板紙とを接着する直前に、凹凸形状板紙、又は
転写シートの側に接着剤を塗布して構成することもでき
る。
【0009】本発明の絵付け用シートに用いる基材シー
トは、従来より公知の熱可塑性樹脂、又はエラストマー
のシートであればその種類を問うものではない。例え
ば、熱可塑性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートをはじめとするポリエステル、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリアミド、ポリサルホン、ポリフェニ
レンサルファイド、1,4−ポリシクロヘキシレンジメ
チルテレフタレート、アラミド、ポリカーボネート、ポ
リビニルアルコール、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物、セルローストリアセテートなどの延伸あるいは
未延伸のシートである。また、エラストマーとしては、
天然ゴム、ネオプレンゴム、イソプレンゴム、シリコン
ゴム、ウレタンエラストマーなどがある。そしてその厚
さは、材料の種類にもよるが、10〜100μm、好ま
しくは20〜60μmである。10μm以下であると加
圧したときにしわを発生し、100μm以上であると深
い凹凸の立ち上がりに追随し難いという問題がある。ま
た、絵付け用シートに用いる基材シートは、必要に応じ
て該シートの絵柄層を設ける面に、印刷インキの接着を
強固に安定するためにコロナ放電処理や、プライマー層
を設けることもできる。
【0010】また、転写シートに用いる基材シートは、
絵付け用シートに用いるものと同種の材料よりなるシー
トを用いることができる。そして、転写シートの基材シ
ートは、板紙に絵柄層を転写したあとは、剥離除去する
ものであるから、作業に支障のない限り薄くする方が経
済性の面からも好ましい。また、転写シートに用いる基
材シートは、絵柄層の剥離性を安定化するために転写層
を設ける面に、離形層、及び/又は剥離層を設けること
ができる。離形層は絵柄層の剥離性を促進し、転写後も
基材シートに残るものである。剥離層は、転写層ととも
に板紙に転写されて、絵柄層の耐久性を維持する保護機
能をもつものである。そして、基材シートの表面をエン
ボス加工などによって凹凸模様を形成し、転写画像の表
面の光沢を調整することもできる。
【0011】凹凸面を設ける板紙は、通常用いられる古
紙より得られるパルプを含めた天然パルプや、合成パル
プよりなるものである。そして、その表面の平滑性をよ
くして接着剤を均一に塗布したり、感熱接着剤との接着
を容易にするためにクレーコートを施すこともできる。
また、板紙の厚さを必要とするときは、合紙すればよ
い。板紙の厚さは、0.3〜5mmのものがよく、作業
適性からみて0.3〜2mmのものが好ましい。
【0012】絵付け用シートは、前記の熱可塑性樹脂シ
ートに、必要によっては、コロナ放電処理及び/又はプ
ライマー層を設けたのち、通常の巻取り印刷ができる、
グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、シルク
スクリーン印刷などそのデザインと印刷ロットによって
印刷方式を選択する。印刷インキのバインダーの選択性
からは、グラビア印刷が好ましく、また、インキのバイ
ンダーは、熱可塑性樹脂よりなるものが板紙の凹凸面へ
の追随性からみて好ましく、更に接着剤との親和性を考
慮して選択する。例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル
・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ニトロ
セルロースなどがある。インキの着色料は、通常の耐久
性に優れた無機、有機の顔料や、体質顔料を使用するこ
とができる。例えば、カーボンブラック、酸化チタン、
酸化鉄、フタロシアニンブルー、キナクリドンレッド、
ポリアゾ系イエローや、炭酸カルシウム、シリカなどが
ある。
【0013】デザイン上からメタリック感を必要とする
場合は、絵柄層、あるいは基材シートにアルミニウム、
クロム、銀などの蒸着層を全面又は部分的に設けること
ができる。部分蒸着は、蒸着層をパターン状レジストで
保護して行うエッチングや、水溶性プライマー層上に蒸
着層を設けて洗浄により除去するなどの通常の部分蒸着
方法により形成することができる。
【0014】転写シートの剥離層は、シートと適用する
インキとの間に色調の如何にかかわらず剥離性が安定し
ている場合は省略することもできる。通常は絵柄層の耐
久性を維持する保護機能となることをも含めて設けるこ
とが望ましい。その材料は、使用する基材シート、ある
いは離形層との剥離性を有するものを選択する。通常使
用されるものは、アクリル系、ウレタン系、ポリエステ
ル系、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体を主とする熱可
塑性樹脂のワニスに必要によっては、ワックス、シリコ
ーン樹脂などの滑剤や、静電防止剤などの添加剤を加え
て構成する。その塗布は、グラビアコーティング、ロー
ルコーティングなどの通常の方法でよく、その塗布量も
1〜5g/m2 が好ましい。
【0015】転写シートの離形層は、例えば、ポリ塩化
ビニル、ポリカーボネートなどの賦型性のよいシートを
使用するとき、適度の剥離機能をもつインキの材料がな
いときに使用する。また、離形層に、微細粒子を加えて
全面あるいはパターン状のマット層とし、転写画像の表
面に光沢の変化をもたせることもできる。その材料は、
ポリアミド、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂など
の通常の熱可塑性樹脂のワニスや、ニトロセルロース、
酢酪酸セルロースの溶液などに離形性の材料であるシリ
コーンやリン酸エステルを加えたり、硬化型樹脂のメラ
ミン、アミノアルキッドや硬化型シリコ─ンなどがあ
る。その塗布は、グラビアコーティング、ロールコーテ
ィングなどの通常の方法でよく、その塗布量は、離形性
に支障がない程度の少ない量である0.2〜1.5g/
2 が好ましい。
【0016】転写シートの絵柄層は、絵付け用シートと
同様の材料、方法で設けることができる。そして、必要
によっては、絵柄層に、接着剤のプライマー層や、感熱
接着剤層を構成することもできる。上記の感熱接着剤を
構成したときや、絵柄層を構成したインキに熱接着性が
ある場合は、請求項2の発明のように板紙への絵付けを
行うときに接着剤層の塗布工程を省略することができ
る。絵付け用シートや転写シートあるいは凹凸形状板紙
に塗布する接着剤としては、ポリ酢酸ビニル、アクリル
樹脂、アイオノマーなどの熱融着性接着剤、ポリウレタ
ン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニル・アク
リル酸エステル共重合体、あるいはゴム系などの水系分
散体(エマルジョンなど)が接着剤として用いられる。
その塗布量は、要求される接着力、板紙の吸収性、凹凸
の形状などにもよるが、通常は5〜50g/m2 であ
る。
【0017】板紙に熱、圧力によりエンボス版の凹凸模
様を賦型する方法は、平版プレス、機、ロールエンボス
機など公知のプレス、エンボス機を使用することができ
る。ジグソーパズルの場合は、パズルの絵柄に対応する
凹凸模様、例えば風景画では、近景を凸にし遠景を凹に
形成する。また、地形図や、立体模型の場合は土地の高
低、海、川、山の標高に対応した凹凸模様を形成する。
凹凸の段差は、デザイン、用途に応じて決定するが、段
差(凹部と凸部との高低差)が大きいと、凹部への絵付
け用シートの追随が不充分となる。通常は最大5mm以
下に設けることが好ましい。また、凸部については、凸
部の巾と立上げ部段差との比は、立上げ角度が90度の
場合(立上げ段差/凹部巾)=0.7以下が好ましく、
凸部のピッチによって決定する。
【0018】絵付け方法は、実開平5ー65525号公
報に記載されている技術を用いる。すなわち、必要によ
っては凹凸面を設けた板紙の凹凸面に接着剤層を設け
る。そして、硬度が10〜20度の軟質の弾性体ローラ
と、硬度が50〜70度のゴムプレートを設けた搬送板
との間で、板紙の凹凸面と、絵付け用シートあるいは転
写シートの絵柄層とを接するように重ねる。そして好ま
しくは、基材シートの軟化温度以上溶融温度未満に加熱
した軟質の弾性体ローラで圧着し、ローラーの表面形状
が該板紙の凹凸面形状に追随するようにして、絵付け用
シートあるいは転写シートを接着させる。また、基材シ
ートを深く賦型するときは、弾性体ローラーで全面を圧
着する前に、赤外線照射、加熱ドラムなどで絵付け用シ
ートを予熱したり、予熱した絵付け用シートをプラグな
どの凸状物で予備的に賦型することもできる。そして、
絵付けを終えた板紙は必要に応じて所望のサイズに断裁
する。なお、転写シートの基材シートは、絵付けした板
紙が、最終製品として加工されるまでの間保護シートと
して利用してもよく、接着工程終了直後に剥離除去して
も構わない。尚、基材シートがエラストマーの場合や、
熱可塑性樹脂でも常温での成形性が充分ある場合には、
基材シートの予熱工程を省略できる。
【0019】板紙に設けた凹凸形状と絵柄層との位置合
わせは、板紙の端部に位置合わせ用のマークを設け、そ
のマークと絵付け用シート又は転写シートに設けたマー
クとを一致させた後、弾性体ローラーと圧着して、積層
あるいは転写工程を行うことにより可能となる。位置合
わせ用マークとしては、例えば、通常の印刷で見当合わ
せに用いられる十字型マークなどを使用する。また、位
置合わせは目視による手作業で行っても、あるいは光電
管などのセンサーとサーボモータなどにより、シートや
板紙の送り機構を自動制御することにより行ってもよ
い。
【0020】
【作用】上記のようにして、弾性体ローラーによって、
凹凸形状板紙と積層予用シート又は転写シートを、弾性
体ローラーが板紙の凹凸形状に追随するまで変形させつ
つ圧着することにより、シートが伸縮して板紙の凹凸面
に追随して接着するように働く。そして、印刷適性があ
り精度のよい印刷によって得られる画像を、凹凸形状板
紙に忠実に形成することが可能となる。また、絵付け工
程は、板紙とローラーとの間に基材シートを介して加圧
されて行われるため、絵柄層のインキがローラーに粘着
したり、摩擦によって脱落することはない。
【0021】
【実施例】実施例について図面を参照にして更に詳細に
説明する。 〔実施例1〕図1において、古紙を含むパルプを芯材に
設けた厚さ2mmの枚葉の板紙に、凹凸の高低差が1〜
1.5mmの範囲にある風景画に対応する凹凸面を金型
よりプレスして賦型して凹凸形状板紙2を得た。一方、
厚さが30μmの未延伸ポリプロピレンシートのコロナ
処理面にポリエステルポリオール・イソシアネート系の
ポリウレタンのバインダーを主とするグラビアインキで
凹凸面に対応する画像をグラビア輪転印刷で形成して絵
付け用シート12を作成した。前記の凹凸面のある板紙
に、ロールコートによりウレタン系樹脂エマルジョンの
接着剤を15g/m2 (固形分換算)塗布し、搬送板7
と、硬度20度ので弾性体ローラー8との間で絵付け用
シート12の絵柄層3とが、相接するようにして重ね、
圧力10Kg/cm2 、温度80℃で圧着して、弾性体
ローラーの表面が凹凸面に追随するようにして、10m
/minの速度で搬送して接着した。絵付け用シート1
2は、板紙の凹凸面と空隔もなく接着し、そして絵柄層
と凹凸面との位置関係も整合した、凹凸形状板紙を得る
ことができた。
【0022】〔実施例2〕図2(a) において、実施例1
で作成したパルプを芯材に設けた厚さ2mmの枚葉の凹
凸形状板紙2を搬送板7に載置し、図2(b) に示す構成
の基材シート1、剥離層4、絵柄層3及び接着剤層6を
順に積層構成した転写シート13の転写層14とを15
0℃加熱した硬度20度の弾性体ローラーとの間で相接
するようにして重ね、圧力10Kg/cm2 で圧着し
て、弾性体ローラーの表面が凹凸面に追随するようにし
て、10m/minの速度で搬送し板紙面に転写層14
を転写して絵柄層3を設けた。転写シート13は、転写
層は板紙の凹凸面と空隔もなく接着し、そして絵柄層と
凹凸面との位置関係も整合した、凹凸形状板紙を得るこ
とができた。また、絵柄層のインキがローラーに粘着し
たり、紙間剥離のトラブルも発生しなかった。
【0023】
【発明の効果】印刷適性が悪く、写真調の絵柄層を設け
ることが困難であった、凹凸形状板紙の凹凸面に、印刷
適性に優れた基材シートに設けた精度がある絵柄層を、
弾性体ゴムローラにより圧着追随して接着させることに
より、凹凸形状のある板紙に、凹部における絵柄の欠け
や、絵柄層のインキがローラーに粘着することもなく、
精度のある絵柄層を設けることができた。これによっ
て、ジグソーパズル、風景画、地形図などに精巧な印刷
を形成することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凹凸形状板紙への絵付け方法を示す断
面概略図である。
【図2】(a) 転写シートを用いた本発明の凹凸形状板紙
への絵付け方法を示す断面概略図である。 (b) 転写シートの断面概略図である。
【図3】絵付け用シートに接着剤を塗布して絵柄層を設
ける本発明の絵付け方法を示す断面概略図である。
【符号の説明】
1 基材シート 12 絵付け用シート 13 転写シート 14 転写層 2 凹凸形状板紙 3 絵柄層 4 剥離層 6 接着剤層 61 接着剤塗布部 8 弾性体ローラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に凹凸形状をもつ板紙の凹凸面に、
    絵柄層を設けた絵付け用シートの該絵柄層と該凹凸面と
    が相接するようにして重ね、該絵付け用シートの基材シ
    ート側から弾性体ローラーで加圧し、該弾性体ローラー
    の表面形状が、該板紙の凹凸面の形状に追随するように
    弾性変形して絵付け用シートを加圧して、板紙の凹凸面
    に接着することを特徴とする凹凸形状板紙への絵付け方
    法。
  2. 【請求項2】 表面に凹凸形状をもつ板紙の凹凸面に、
    基材シートに絵柄層をもつ転写層を設けた転写シートを
    該転写層と該凹凸面とが相接するようにして重ね、該転
    写シートの基材シート側から弾性体ローラーで加圧し、
    該弾性体ローラーの表面形状が該板紙の凹凸面の形状に
    追随するように弾性変形して転写シートを加圧し、板紙
    の凹凸面に転写層を接着した後に基材シートのみを剥離
    除去することを特徴とする凹凸形状板紙への絵付け方
    法。
JP7047935A 1995-02-14 1995-02-14 凹凸形状板紙への絵付方法 Withdrawn JPH08216599A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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