JPS59114987A - カラ−映像信号記録装置及び記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラー映像信号記録装置及び記録再生装置に係
シ、特に相隣るトラック間の水平同期信号記録位置が整
列せず、かつ、相隣るトラック間にガートバンドが無い
アジマス記録再生方式の記録再生装置でも、高品質なカ
ラー状像信号の再生出力を得ることができるようにカラ
ー映像信号を記録し、これを再生する装置に関する。

従来技術 従来より、ＳＥＣＡＭ　方式カラー映像信号をヘリカル
スキャンニング方式磁気記録再生装［（ＶＴＲ）で記録
再生する場合の一例として、ＳＥＣＡＭ方式カラー映像
信号よシ輝度信号と周波数変調波である搬送色信号とを
夫々分離し、輝度信号は周波数変調し、搬送色信号は周
波数変調された輝度信号帯域よシも低い帯域へ周波数変
換し、しかる後にこれらの周波数変調輝度信号及び低域
変換搬送色信号を夫々混合多重し、その多重信号をアジ
マス角度の異ならしめられた例えば２個の回転ヘッドに
よシ交互に磁気テープ上にトラックを形成して記録し、
また磁気テープから再生した多重信号よシ周波数変調輝
度信号と低域変換搬送色信号を夫々分離し、周波数変調
輝度信号はＦＭ復調し、低域変換搬送色信号はもとの帯
域へ周波数変換にょシ戻してこれら両信号を夫゛々混合
して再生ＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号を得る記録再生
装ｒＩ１．が知られている。

かかる記録再生装置では、成る一本のトラックを回転ヘ
ッドが再生して得られる再生信号中には、隣接トラノ）
の既記録低域変換搬送色信号がクロルトーク成分として
混入されてしまう。これは周　　ｉ波数変調されて配録
された輝度信号は高域周波数であるためアジマス損失が
大であシクロストークとしては殆ど再生されないのに対
し、低域変換搬送色信号は低域周波数であるため、アジ
マス損失が比較的小で、ｌクロストークとして再生され
てしまうからである。

しかし、一般には、トラック長手方向に対して直交する
方向上に水平同期信号が並び揃えられて（所謂Ｈ並び）
記録され、かつ、低域変換搬送色信号は変調信号成分が
略同じものどおしが相隣るように記録されるから、上記
の低域変換搬送色信号の隣接トラックからのクロストー
クは、１フイ一ルド間隔のカラー映像信号成分には相関
性があシ、しかも変調信号成分が略同じものどおしが相
隣るように記録されていることから再生トラックと隣接
トラックの各再生低域変換搬送色信号の周波数は略同−
周波数となシ、両信号によるビートは周波数が零に近い
のでクロストークの影響が殆どない。

しかして、例えばよシ長時間の記録再生を行なうためド
ラム径、テープ幅、ドラム回転数、及び水平走査線数は
夫々変えずにテープ走行速度のみを低くした場合は、第
１図に示す如く、隣接トラックどおして水平同期信号記
録位置が並ばないテープパターンとなる。ここで、第１
図中、右側よシ左側へ順次に形成されるＩＢ、２Ｂ、３
Ｒ，・・・。

３１２Ｂ　、　３１３Ｒのトラックｔ１．３１３Ｒ、３
１４Ｂ・・・、６２４Ｂ、６２５Ｈのトラックｔ２、Ｉ
Ｂ、２Ｒ。

３Ｂ、・・・、　３１２Ｒ、３１３Ｂのトラックｔ３．
３１３Ｂ。

３１４Ｂ　、３１５Ｂ、・・・、６２４Ｒ，６２５Ｂの
トラックｔ４等のうち、互いｌｃｌｌｇＨＩするトラッ
クは異なるアジマス角の磁気ヘッドで０．７５Ｈ分（Ｈ
は水平走査期間）だけずれて記録されておシ、ガートバ
ンドが設けられていない。なお、第１図中、Ｒ，Ｂは夫
々色差信号孔−Ｙ、Ｂ−Ｙで周波数変調されている搬送
色信号（ここでは低域に変換されているンが記録されて
いる水平同期区間を示し、番号は１フレームにおける水
平走査線の順番を示している。

発明が解決しようとする問題点 しかるに、第１図に示す如くＨ並びしないテープパター
ンの磁気テープを再生すると、前記したＨ並びのテープ
パターンの磁気テープ再生時のような効果は得られず、
相隣るトラックの低域変換搬送色信号の搬送周波数が異
なることによシ、隣接トラックからのクロストークによ
るビート周波数が高域まで及び、再生テレビジョン画面
上ではそれがノイズとなって現われてしまうという問題
点があった。

一方、隣接トラックからのクロストークを除去するため
に、相隣るトラック間にガートバンドを設けると、同一
長の磁気テープに対してアジマス記録再生方式の記録再
生装置と同一の記録再生時間を確保するためにはヘッド
のトラック幅を小さくしなければならず、このためガー
トバンドを設けかい記録再生装置に比し再生信号のＳ／
Ｎ（信号対雑音比）が劣化するし、他方、ガートバンド
を設けない記録再生装置と同一のＳ／Ｎを確保しようと
すると、磁気テープの記録密度が低下し、記録再生時間
が短かくなってしまう。またガートバンドを設けると、
特殊再生時にはノイズバーが画面に現われるという問題
点があった。

そこで、本発明は搬送色信号を低域に変換して記録する
に際し、周期４Ｈでパルス幅が２Ｈで、また１フイール
ド毎に位相が９０°進められるゲートパルスによｆｉ、
２Ｈ毎に間欠的に記録し、再生時は２Ｈ遅延回路を用い
て間引いた２Ｈ期間の搬送色信号を、その置割の２Ｈ期
間の搬送色信号で置換充当することによシ、上記の問題
点を解決した力２−映像信号記録装置及び記録再生装置
を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、周期が４水平走査期間でパルス幅が２水平走
査期間に等しく、かつ、１トラック走査期間毎に略９０
°ずつ位相が進められたゲートパルスを生成し、該ゲー
トパルスを用いて２水平走査期間毎に交互に上記低域変
換搬送色信号の伝送と伝送遮断とを繰シ返し、２水平走
査期間おき毎に伝送された低域変換搬送色信号を間欠的
に記録し、再生時は磁気記録媒体よシ再生した低域変換
搬送色信号又は再生低域変換搬送色信号を周波数変換　
　　（してもとの帯域に戻された再生搬送色信号を２水
平走査期間遅延する遅延回路に供給すると共に、前記ゲ
ートパルスと同一信号波形で同一位相のスイッチングパ
ルスを発生し、このスイッチングノ（ルス金用いて前記
遅延回路の入力信号と出力信号とが供給されるスイッチ
回路をスイッチングし、このスイッチ回路よシ前記遅延
回路の入力信号と出力信号とが夫々時系列的に合成され
てなる再生低域変換搬送色信号又は再生搬送色信号を連
続的に取シ出すようにしたものであり、以下その一実施
例について第２図以下の図面と共に説明する。

実施例 第２図は本発明装置の記録系の一実施例の〕゛ロック系
統図を示す。同図中、入力端子１に入来したＳＥＣＡＭ
方式カラー映像信号は、帯域フィルタ２によシ搬送色信
号が分離Ｆ波されると同時に、低域フィルタ３によシ輝
度信号が分離Ｆ波される。

搬送色信号はイコライザ回路４に供給され、ここで所側
逆ベル特性が付与された後オートマチック・クロマ・コ
ントロール回路（ＡＣＣ回路）５によシ所定の一定レベ
ルとされ、しかる後に周波数変換器６に供給される。周
波数変換器６は発振器７よシの周波数とＡＣＣ回路５よ
りの搬送色信号との差の周波数を得る周波数変換を行な
い、低域に周波数変換された搬送色信号（低域変換搬送
色信号）を出力する。ここで、発振器７＃′ｉ後述の回
転ヘッド１７の回転位相に同期した、１トラック走査期
間毎に位相反転するドラムパルスが入力端子８よシ供給
され、成る１トラック走査期間は第１の発振周波数で発
振し、次の１トラック走査期間は第１の発振周波数よシ
も例えば水平走査周波数の７倍の周波数だけ高い（゛又
は低い）第２の発振周波数で発振する。

従って、回転ヘッド１７により１本のトラック宛１フィ
ールド分の映像信号を記録するも゛のとすると、周波数
変換器６からは１フイ一ルド期間毎に第１の周波数の低
域変換搬送色信号と、これよシも一積（ただし、輸は水
平走査周波数で、−例として１５．６２５１ｄ（ｚ　）
だけ周波数の異なる第２の周波数の低域変換搬送色信号
とが夫々交互に時系列的に取シ出される。この低域変換
搬送色信号は増幅器９′ｌ１ｉ−経てゲート回路１０に
供給される。

ゲート回路１０のゲートパルスは、輝度信号中の水平及
び垂直の両同期信号を夫々分離抽出する同期信号分離回
路１１よシの水平、垂直の両同期信号に基づいてゲート
パルス発生回路１２にょシ生成する。すなわち、ゲート
パルス発生回路１２は第３図（４）〜（Ｄ）に夫々示す
如く、周期４Ｈで、パルス幅２Ｈの対称矩形波で、互い
に９０°ずつ位相の異なる４種のゲートパルスを発生し
、同じ１フイ一ルド期間はそのうちの−のゲートパルス
を出力し、垂直同期信号が入来する毎にそれまでのゲー
トパルスに対し９０°位相の進んだ−のゲートパルスを
出力することを１フイ一ルド期間毎に繰り返す。すなわ
ち、ゲートパルス発生回路１２からは１フイ一ルド期間
毎に第３図（Ａ）〜（Ｄ）に示すゲートパルスが囚）−
幹）−（０）　−（Ｄ）　−（Ａ）−・・・なる順序で
巡回的に出力されることになる。このゲートパルスはゲ
ート回路１０に印加される。なお、ゲートパルス及び後
述のスイッチングパルスの位相切換えはトラック走査周
期で行なわれるものであシ、ここでは１本のトラックに
１フイールドを記録再生する場合を例にとっている。

ゲート回路１０は上記ゲートパルスのハイレベル期間は
増幅器９よりの低域変換搬送色信号を通過させ、ローレ
ベル期間はその通過を遮断する。

従って、ゲート回路１０からは成る２Ｈ期間は低域変換
搬送色信号が１Ｍ、シ出され、次の２Ｈ期間は信号が例
も出力されないことが交互に繰り返される。このように
してゲート回路１０から２Ｈおき毎に間欠的に取シ出さ
れた低域変換搬送色信号は、低域フィルタ１３によ）不
要高周波数成分が除去された後混合回路１４へ供給され
る。

他方、低域フィルタ３よシ取シ出された輝度信号は周波
数変調器１５に供給され、ここで前記低域変換搬送色信
号よシも高域の周波数帯域を占有するように周波数変調
（ＦＭ）される。周波数変調器１５よシ取シ出されたＦ
Ｍ輝度信号は高域フィルタ１６により前記低域変換搬送
色信号帯域内に混入する不要低周波数成分が除去された
後、混　　：金回路１４に供給され、前記低域変換搬送
色信号と周波数分割多重される。この多重信号は回転ヘ
ッド１７によシ蝉気テープ１８上に記録される。

回転ヘッド１７は回転ドラム等の回転体に例えば１８０
°等間隔で取付けられた２個の回転ヘッドであって、互
いにアジマス角度の異なるギャップを有しておシ、周知
の如く上記回転体に１８０°強の角度範囲に亘って添接
巻回されつつ走行せしめられる磁気テープ１８上にその
長手方向に傾斜したトラックを形成して上記周波数分割
多重信号を記録する。

第４図は本発明装置によシ記録されたテープパターンの
一例を示す、。同図中、第１図と同一部分には同一符号
を付しである。第４図に示す如く、トラック１．−１８
は隣接トラックとの間にガートバンドは設けられておら
ず、また各水平同期信号は相隣るトラック間では０．７
５Ｈだけずれて記録されている。第４図は第１図と同様
、低域変換搬送色信号の記録の様子だけを図示したもの
であシ、斜線を施した区間は低域変換搬送色信号が記録
されていない区間であることを示す。

次に、このテープパターンについて更に詳細に説明する
。いま−例として第３図（Ａ）に示すゲートパルスがゲ
ート回路１０に供給される１フイ一ルド期間は、第４図
に示すトラック１．が記録されるものとすると、第３図
（Ａ）に示すゲートパルスの波形と記録映像信号の水平
走査線番号との関係は第５図体）に示す如くになる。１
本のトラックには１フイ一ルド分の映像信号が記録され
るから、第１の回転ヘッドによシ第１フィールド目の映
像信号がトラックｔｌに記録され終ると、次に第２の回
転ヘッドによシ第２フィールド目の映像信号がトラック
ｔ２に記録され始めると同時に、前記ゲートパルスが第
３、図体）に示すゲートパルスから位相が９０°進んだ
同図（Ｂ）に示すゲートパルスへ切換わる。

ここで、１フイールドは３１２．５Ｈであるから、第３
図（Ｂ）に示すゲートパルスの波形とトラックｔ２に記
録される映像信号の水平走査線番号との楔１係は第５図
（Ｂ）に示す如くになり、第３１３Ｈ目の後半分の映像
信号が記録され、３１４Ｈ目と３１５Ｈ目の低域変換搬
送色信号は記録されず、次の３１６Ｉ目。

３１７Ｈ目の低域変換搬送色信号が記録され、以下２Ｈ
毎に記録停止と記録とが交互に繰シ返される。

第３フイールド目の映像信号が第１の回転−１−ラドに
よシトラックｔ３に記録され始めると同時に、前記ゲー
トパルスが第３図（Ｂ）に示すゲートパルスから位相が
９０°進んだ同図（０）に示すゲートパルスへ切換わる
。この第３図（０）に示すゲートパルスの波形とトラッ
クｔ３に記録される映像信号の水平走査線番号との関係
は第５図（０）に示す如くになシ、第３フイールド目の
最初のＩＨはゲートパルスがローレベルであるのでその
ＩＨ期間の低域変換搬送色信号は記録されず、次の第２
Ｈ目から２Ｈずつ２Ｈおき毎に記録され、トラックｔ３
の最後の第３１３Ｈ目の前半の０，５Ｈは記録されない
。

次に第４フイールド目の映像信号が第２の回転ヘッドに
よりトラックｔ４に記録され始めるが、その記録開始と
同時に、前記ゲートパルスが第３図（０）に示すゲート
パルスから位相が９０°進んだ同図（Ｄ）に示すゲート
パルスへ切換わる。この第３図（Ｄ）に示すゲートパル
スの波形とトラックｔ４に記録される映像信号の水平走
査線番号との関係は第５図ψ）に示す如くになシ、第４
フイールド目の最初の０、５　Ｈ期間及び次のＩＨ期間
はゲートパルスがハイレベルなので第３１３Ｈ目の後半
分と第３１４Ｈ目の低域変換搬送色信号がＢ１録され、
次の２　Ｈ（第３１５）１目、第３１６Ｈ目）は記録さ
れず、次の２Ｈ（第３１７Ｈ目及び第３１８Ｈ目）の低
域変換搬送色信号が記録され、以下２Ｈ毎に記録停止と
記録とが交互に繰シ返されていく。

また次の第５フイールド目の映鐵信号が第１の回転ヘッ
ドによりトラックｔ６に記録され、更に次の第６フイー
ルド目の映像信号が第２の回転ヘッドによシトラックｔ
６に記録される。第５フイールド目の映像信号の記録時
にはゲートパルスが第３図の）に示すものから位相が９
０°進んだ同図（Ａ）に示すゲートパルスへ切換えられ
、第６フイールド目の映像信号の記録時には同図（Ｂ）
に示すゲートパルスに切換わる。上記の第５フイールド
目の映像信号の水平走査線番号とその信号記録時に使用
され　　′る第３図（４）に示すゲートパルス波形との
関係は第５図（Ｅ）に示す如くになシ、第５フイールド
の最初の２Ｈでゲートパルスはローレベルとなる。また
第６フイールド目の映像信号の水平走査線番号とその信
号記録時に使用される第３図（Ｂ）に示すゲートパルス
波形との関係は第５図ψ）に示す如くになシ、第６フイ
ールド目の最初の０．５　Ｈでゲートノくルスはローレ
ベルとなる。なお、第５図（１，）〜（Ｆ）は、図示の
便宜上同図体）とψ）　、　（０）とΦ）　、　（Ｅ）
と（Ｆ）との間においてのみ時間関係が一致するように
図示しである。

以下上記と同様にして周期４Ｈでパルス幅２Ｈの対称矩
形波であって、１フイ一ルド期間毎に９０°ずつ位相が
進められるケートパルスにより、低域変換搬送色信号は
第４図に示す如＜２Ｈおき毎に間欠的に記録される。そ
の間欠記録は８本のトラック周期で行々われる。この結
果、第４図に示すように、成る１本のトラックに記録さ
れた低域変換搬送色信号が、次に記録される隣接トラッ
クの低域変換搬送色信号に隣シ合って並ぶ記録区間は、
上記酸る１本のトラックに記録された低域変換搬送色信
号の後側の０．２５Ｈ（すなわち１６μｓ）だけであシ
、しかも相隣るトラック間で低域変換搬送色信号が隣り
合って記録される区間は３Ｈおき毎に間欠的に生じるに
すぎない。これによシ、後述する如く、クロストークと
して隣接トラックから再生される低域変換搬送色信号に
よる再生画像への悪影響を実用上除去することができる
。

次に本発明装置の再生系について説明するに、第６図は
本発明装置の再生系の一実施例のブロック系統図を示す
。同図中、第４図に示すテープパターンの磁気テープは
回転ドラム等の回転体に１８０°等間隔で取付けられて
おり、互いにアジマス角度の異なる２個の回転ヘッド（
第６図では２個の回転ヘッドを１個の回転ヘッド１９で
代表し７て図示しである。）によシ交互に再生され、そ
の再生により得られた前記燭涙数分割多重信号は前置増
幅器２０を経て低域フィルタ２１及び高域フィルタ２２
に夫々供給される。高域フィルタ２２よシ取り出された
再生ＦＭ輝度信号はＦＭ後調器２３に供給され、ここで
ＦＭ復調されて再生輝度信号とされた後混合回路２４に
供給される。

他方、低域フィルタ２１によシ再生周波数分割偏号中の
低域変換搬送色信号が周波数選択されて取υ出される。

この再生低域変換搬送色信号は、リミッタ２５に供給さ
れここでＡＭ変動分が除去された後、増幅器２６を経て
周波数変換器２７に供給され、ここで発振器２８よシの
発振周波数と周波数変換される。なお、前記したように
低域変換搬送色信号の搬送波周波数は、１フイ一ルド毎
振周波数も１フイールド毎に一！−ｆＨずつずれるよう
に、入力端子２９よシのドラムパルスにより発振器２８
の発振周波数が制御される。これにより、周波数変換器
２７からはもとのＳ　ＥＣＡＭ方式の搬送色信号帯域へ
戻された再生搬送色信号が、２Ｈおき毎に間欠的に取り
出される。

この再生搬送色信号は、増幅器３０を経てスイッチ回路
３１の端子ａに印加される一方、２Ｈ遅延回路３２全通
してスイッチ回路３１の端子すに印加される。このスイ
ッチ回路３１は前記ゲートパルス発生回路１２から取り
出されるゲートパルチ／グパルスによシスイツチング制
御される。スイッチングパルス発生回路３３は、前記再
生低域変換搬送色信号の包絡線を検波する検波器３４の
出力信号とスイッチングパルスと全夫々位相比較する位
相比較器３５の出力位相誤差信号が供給されてゲート位
相ずれ検出を行なうよう構成されている。またスイッチ
ングパルス発生回路３３は、同期信号分離回路３６にょ
シ再生輝度信号よシ分離した水平同期信号と、入力端子
３７よシの回転ヘッド１９の回転位相に同期した２フイ
一ルド周期のドラムパルスとが夫々供給され、パルス幅
２Ｈで４Ｈ周期のスイッチングパルスを発生すると共に
、その位相が１フイ一ルド期間毎に９０″ずつ進められ
たスイッチングパルスを発生する。

スイッチ回路３１は上記のスイッチングパルス。２、イ
ｖ　＜ｙｖＸＡＭｔｌ＆ｆ＋ａ　Ｋ＊ｉｆｉ　ｉ　ｋｌ
　ｍ＠６３０　　　’の出力再生搬送色信号を選択出方
し、スイッチングパルスのローレベル期間＃′ｉ２Ｈ遅
延回路３２の出力遅延再生搬送色信号を選択出力するよ
う構成されている。ここで、周知のように８ＥＣＡＭ方
式の搬送色信号は色差信号凡−Ｙで周波数変調された第
１の被周波数変調波と、色差信号Ｂ−Ｙで周波数変調さ
れた第２の被周波数変調波とがＩＨ毎に交互に時系列的
に合成された線順次信号であるから、２Ｈ間隔の搬送色
信号の色情報が近似している。従って、上記の２Ｈ遅延
回路３２の出力遅延再生搬送色信号とその２Ｈ前の再生
搬送色信号とは夫々色情報が互いに近似している。

スイッチ回路３１は再生搬送色信号か欠落している２Ｈ
期間は２Ｈ遅延回路３２の出力遅延再生搬送色信号を選
択出力するようスイッチング制御されるため、スイッチ
回路３１の出力端には、トラックに記録されている２Ｈ
期間の低域変換搬送色信号の再生期間は増幅器３０より
の再生搬送色信号が取シ出され、低域変換搬送色信号が
記録されていない２Ｈ期間の再生時には２Ｈ遅延回路３
２よシの２Ｈ期間前の近似した色情報の再生搬送色信号
が置換されて取シ出される。スイッチ回路３１よシ取シ
出された再生搬送色信号は、イコライザ回路３８に供給
され、ここで記録系のイコライザ回路４と相補的な周波
数特性（新開ペル特性）が付与された後混合回路２４に
供給され、こむで再生輝度信号と多重される。これによ
シ、混合回路２４からはＳＥＣＡＭ方式に準拠した再生
カラー映像信号が取シ出され、出力端子３９へ出力され
る。

なお、イコライザ回路４及び３８は再生時に位相比較器
３５により位相ずれ検出の精Ｈｅ上げるために設けられ
ている。

次に上記の再生時における隣接トラックからのクロスト
ークについて説明する。前記したように、隣接トラック
に記録されている周波数変調輝度信号と低域変換搬送色
信号とのうち、高域周波数である周波数変調輝度信号は
アジマス損失が大であるのでクロストークとして殆ど再
生されないのに対し、低域変換搬送色信号は低域周波数
であジアジマス損失が比較的小であるため、クロストー
クとして再生されるが、回転ヘッド１９が記録トラック
の幅と同一トラック幅であって、正確にトラツキング走
査ｔしている場合は隣接トラックの低域変換搬送色信号
はクロストークとして殆ど再生されない。

一方、特殊再生画像を好適に得るため、記録トラックの
幅よシも広いトラック幅を回転ヘッド１９か有している
場合（回転ヘッド１９がＰｈｉ謂幅広ヘッドである場合
）は、ノーマル再生時において正確にトラッキング走査
をしている場合（このときのヘッド走査位置関係を第４
図Ｉ、ＩＩで示す）であっても、隣接トラックを同時に
走査することとなるので、隣接トラックから低域変換搬
送色信号がクロストークとして再生されることになる。

しかし、この場合は、同一幅のトラックを記録形成する
ために２個の幅広ヘッドの下端の面位置が揃えられてい
るので、幅広ヘッドは走査すべきトラック（これを以下
「主トラツク」という）と、主トラツクの次に再生され
る隣接トラックの一部とに跨って走置ヲする（第４図の
テープパターンの場合は１．１１で示す如く、幅広ヘッ
ドは主トラツクの全幅とヘッド走査方向に向って左側の
トラックの一部とを同時に走査をする。）。従って、隣
接トラックからクロストークとして再生される低域変換
搬送色信号は、主トラツクの次に再生されるべき隣接ト
ラックに記録されているものとなる。

このため、第７図体）に示す再生水平同期信号と再生低
域変換搬送色信号とが主トラツクから再生されたもので
ある場合は、隣接トラックからクロストークとして再生
される低域変換搬送色信号等の波形は同図（Ｂ）に示す
如くになシ、主トラツクの再生信号のＩＨ期間の最後か
ら０．２５Ｈ期間（＝１６μＳ）前より再生される。し
かしながら、第７図体）。

φ）かられかるように、主トラツクから再生された低域
変換搬送色信号ＣＲ１に対して、隣接トラックから２Ｈ
おき毎にクロストークとして再生された低域変換搬送色
信号ＣＢ、が混入する区間は、０．２５Ｈ（＝１６μｓ
）のうち水平同期パルス幅とバックポーチの一部を除い
た８、８μｓ程度しかなく、第１図に示したテープパタ
ーンを再生したときのクロスト−゛り混入区間０．７５
Ｈ（＝４８μｓ）に比し大幅に小にすることができる。

上にのクロストーク混入区間約８８μｓのうち、主トラ
ック栴生信号の８ＥＣＡＭ方式で定められている搬送色
信号非伝送期間、バースト部及びテレピジミン受像機の
オーバースキャン等を考慮すると、実際に画面に現われ
るクロストーク混入区間は約２μｓとなり、画面右端か
ら僅か２μｓ程展の幅でしか現われない。しかも、この
２μｓ程度のクロストーク成分は、前記した如く相隣る
トラックの低域変換搬送色信号はそのＦＭ搬送周波数が
互いに２　ｆＨだけずらされて記録されているから、周
波数インターリーブ効果によシ、視覚上殆ど問題となら
ない。

更に本災施例によれば、主トラツクから再生される低域
変換搬送色信号ＣＲ１のバースト信号部ＣＢが再生され
る期間は；第７図（５）、但）かられがるように、隣接
トラックでは低域変換搬送色信号が記録されていない期
間に相当するため、バースト信号部ＣＢに対してクロス
トーク成分が混入することはなく、再生画面に伺ら悪影
響をもたらすことはない。

なお、ゲート回路１０に供給されるゲートパルスｔ−第
３図体）〜（Ｄ）に示すゲートパルスのうちの−のみを
常に使用してゲートパルスの位相切換えを１フイールド
毎に行なわない場合は、低域変換搬送色信号は２Ｈおき
毎に間欠的に記録されるが、相隣る記録上ラックの低域
変換搬送色信号記録区。

間が０．７５Ｈ隣シ合うこととなシ、クロストーク゛成
分が画面左且に現われ極めて不都合であり、他方、上記
のゲートパルス荀１フィールド毎に９０°位相が遅れた
ゲートパルスへ切換える場合は、主トラツクの再生低域
変換搬送色信号のバースト部がクロストーク成分により
影響を受けるので好ましくない。

これに対して、本発明の如く、ゲートパルスを１フイー
ルド毎に９０°ずつ位相を進めるように切換える場合は
、前記した如くクロストーク妨害による画面への悪影響
を最も少なく低減することができる。

応用例 なお、本発明装置は上記の実施例に限定されるものでｒ
／′ｉなく、例えはゲートパルス発生回路１２０入力信
号は垂直同期信号の代シに回転ヘッド１７の回転位相に
同期した７９？　ＭＩＳドラムパルスを使用してもよく
、壕だゲート回路１０を周波数変換器６の前段に設けて
もよく、更にスイッチ回路３１及び２Ｈ遅延回路３２よ
りなる回路部全低域フィルタ２１よシ周波数変換器２７
に到る伝送路の途中に設けてもよい。また更に記録系に
おいて、相隣るトラックに記録される低域変換搬送色信
号の搬送周波数を互いに丁ｆＨずらせているが、相隣る
トラックの一力に記録される低域変換搬送色信号の位相
をＩＨ毎に１８０°ずつ切換えるようにしても同様に周
波数インターリーブ効果を得ることができる。

東に１だ、本発明はｉ９ＥｔＥＡＭ方式カラー映像信号
のみならず、ＮＴＳＣ方式やＰＡＬ方式カラー映像信号
の記録、再生にも適用することができる。

この賜金、本出願人が特公昭５６−９０７３号や特公昭
５５−３２２７３号にて提案した如く、相隣る記録トラ
ックのうち一方には低域変換搬送色信号の位相をＩＨ毎
に９０”ずつ一定方向に順次推移せしめて記録し、他方
にはＮ’ＴＳＣ方式の場合は低域変換搬送色信号の位相
をｌＩ（毎に９０−ずつ隣接トラックとは逆方向に推移
せしめて記録し１、またＰＡＬ方式の場合は位相推移す
ることなく記録するようなりロストーク対策は不要とな
る。従って、本発明′Ｊ＆：ＮＴ’ｓｃ方式やＰＡＬ方
式カラー映像信号に適用した＃ｊ１合は記録系及び再生
系共に前記位相推移手段が不要になり、簡単、がっ、安
価な回路構成とすることができる。

効　　果 上述の如く、本発明によれば、低域変換搬送色信号をゲ
ートパルスを用いて２Ｈおき毎に間欠的に記録すると共
に、ゲートパルスの位相を１本のトラック走査周期毎に
９０’ずつ進めているので、相隣る２本のトラックに記
録される低域変換搬送色信号の２Ｈ毎の記録区間を互い
に殆ど重複する２よヵ、ゎよＫｆｂイ□１ア３、ヶつア
。や、　　　１ラツクからクロストークとして再生され
る低域変換搬送色信号による画面への悪影＃を略防止で
き、しかもＨ並びしないテープパターンでは相隣る２本
のトラックのうち後で記録されるトラックの水平同期信
号直後の低域変換搬送色信号部分が、先に記録されたト
ラックの水平同期信号直前の低域変換搬送色信号部分に
僅かな区間だけ隣接するので、先に記録されたトラック
の全幅と後で記録されたトラックの一部とを同時に走査
する幅広ヘッド使用時にも、バースト信号部分に悪影響
を一切もたらすことなくクロストークによる悪影響を最
も少なくでき、相隣る２本のトラックに記録された低域
変換搬送色信号は互いに周波数インターリーブする周波
数関係で記録されているため、上記の僅かな区間だけ再
生されて混入するクロストーク成分による画面への悪影
響を視覚上殆ど問題なくでき、更にアジマス記録再生方
式によシガードバンドを設ける必要がないので記録トラ
ックの幅を狭くする必要がなく、従って再生信号の所要
の８／Ｎを確保することができ、また更に再生系におい
て２Ｈ遅延回路の入出力信号（再生搬送色信号又は再生
低域変換搬送色信号）を、前記ゲートパルスと同一波形
で同一の位相切換えが行なわれるスイッチングパルスに
よｆｉ２Ｈ毎に交互に切換出力するようにしているので
、搬送色信号を欠落させることなく２Ｈ前の搬送色信号
で置換充当して連続的に搬送色信号を取シ出すことがで
きる等の特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号を記録したとき
の一例の搬送色信号記録位置関係を模式的に示す図、第
２図は本発明の記録系の一実施例を示すブロック系統図
、第３図（Ａ）〜φ）は夫々ゲートパルス波形を示す図
、第４図は本発明装、置にょ少記録されたＳＥＣＡＭ方
式カラ方式カラー映像信号色信号の記録位置関係の一例
を模式的に示す図、第５図（４）〜（Ｆ）は夫々１本の
トラック記録形成時におけるゲートパルス波形と映像信
号の水平走査線番号との関係を示す図、第６図は本発明
の再生系の一実施例を示すブロック系統図、第７図（４
）、（Ｂ）は夫々本発明装置において主トラツクから再
生された低域変換搬送色信号及び水平同期信号波形と隣
接トラックから再生された低域変換搬送色信号及び水平
同期信号波形との再生時間関係の一例を示す図である。 １−・・カラー吠像信号入力端子、２・・・帯域フィル
タ、３，１３．２１・・・低域フィルタ、６，２７・・
・拘波数変換器、８，２９．３７・・・ドラムパルス入
力端子、１０・・・ゲート回路、１１．３６・・・同期
信号分離回路、１２・・・ゲートパルス発生回路、１６
゜２２・・・高域フィルタ、１８・・・磁気テープ、３
１・・・スイッチ回路、３２・・・２Ｈ遅延回路、３３
・・・スイッチングパルス発生回路、３４・・・検波器
、３５・・・位相比較器、３９・・・再生カラー映像信
号出力端子。 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　標準方式カラー映像信号よシ分離した搬送色
   信号を低域に周波数変換し、その低域変換搬送色信号を
   互いにアジマス角度の異なる複数の回転ヘッドを順次使
   用して磁気記録媒体上に形成したトラックに記録する装
   置において、周期が４水平走査期間でパルス幅が２水平
   走査期間に等しく、かつ、１トラック走査期間毎に略９
   ０°ずつ位相が進められたゲートパルスを生成し、該ゲ
   ートパルスを用いて２水平走査期間毎に交互に上記低域
   変換搬送色信号の伝送と伝送遮断とを繰シ返し、２水平
   走査期間おき毎に該伝送された低域変換搬送色（ｉ号を
   間欠的に記録することを特徴とするカラー映像信号記録
   装置。
2. （２）　　相隣る２本のトラックに記録される該低域変
   換搬送色信号を、周波数インターリーブする周波数関係
   で記録したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のカラー映像信号記録装置。
3. （３）標準方式カラー映像信号より分離した搬送色信号
   を低域に周波数変換し、その低域変換搬送色信号を互い
   にアジマス角度の異なる複数の回転ヘッドを順次使用し
   て磁気記録媒体上に形成したトラックに記録し、これを
   再生する記録両生装置において、周期が４水平走査期間
   でパルス幅が２水平走査期間に等しく、かつ、１トラッ
   ク走査期間毎に略９０°ずつ位相が進められたゲートパ
   ルスを生成し、該ゲートパルスを用いて２水平走査期間
   毎に交互に上記低域変換搬送色信号の伝送と伝送遮断と
   を繰シ返し、２水平走査期間おき毎に該伝送された低域
   変換搬送色信号を間欠的に記録し、再生時は該磁気記録
   媒体よシ再生した低域変換搬送色信号又は該再生低域変
   換搬送色信号を周波数変換してもとの帯域に戻された再
   生搬送色信号を２水平走査期間遅延する遅延回路に供給
   すると共に、該ゲートパルスと同一信号波形で同一位相
   のスイッチングパルスを発生し、該スイッチングパルス
   を用いて該遅延回路の入力信号と出力信号とが供給され
   るスイッチ回路をスイッチングし、該スイッチ回路よシ
   該遅延回路の入力信号と出力信号とが夫々時系列的に合
   成されてなる再生低域変換搬送色信号又は再生搬送色信
   号を連続的に取シ出すことを特徴とするカラー映像信号
   記録再生装置。