JPS59108545A - 手術室用ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、継手を介して各部材が連結された手術室用ラ
ンプに関し、特に、少なくとも１本のハンドルによって
操９作者が少なくとも１本の枢軸を中心として及び／又
は細長の滑り軌道に沿って所望の位置へ移動することの
できる手術室用ランプに関する。

上記手術室用ランプは、一般に、多数本の軸を中心とし
て枢動し得るリンク機構を介して手術室の天井又は適当
な枠体に取付けられている。これによって手術室用ラン
プは、複数個の所望の位置へ操作者によって移動され、
手術台上の手術箇所を理想的状態で照らすことができる
。

手術室用ランプを調整している間は、全ての軸受の動き
が成る程度滑らがでおることが要求烙れるから、出来る
限り動かないことが望ましいランプ本体の位置は、ラン
プ本体の調整が終った後で考慮されるべきである。しか
も、上記ランプ本体の位置は、例えば、このランプ本体
又はこれを支持するリンク機構が打撃されるようなこと
があっても、決して変らないようにしなければならない
。

公知の手術室用ランプにおいては、調整時に要求される
動きの滑らかさと調整後に要求される固定性との間に適
当な妥協を図るために、全ての軸受に成る程度の剛性が
付与されている。

本発明の目的は、ランプ本体の調整の前後において容易
に変えられない位置を選定するとともに、他方で、操作
者が意識して何らかの操作を加えることもなく、滑らか
に動かして調整することができる手術室用ランプを提供
することである。

上記の目的を達成するために、本発明は、相対移動し得
る構造部品が、これら構造部品の枢動自在及び／又は変
位自在の継手の近傍に設けられ、機械的には係合してい
るが、他方、電気的には解除されているブレーキによっ
て、通常、相互に固・定されていることを−の％徴とし
、史に、操作者が触れることによって、ブレーキの電気
的解除機構を操作し、それによって、操作中、一時的に
ブレーキを解除する！・ンドルに電気的スイッチ手段を
設けたことを他の特徴とする。

本発明の技術思想は、・・ンドルがスイッチ手段と一体
化され、それによって操作者が、自動的に、かつ、意識
することなく、ノ・ンドルを握るだけで上記のスイッチ
手段を操作するように（−１筐た、手術室用ランプの調
整時には、いずれの場合も操作者が上記ハンドルを把握
するようにしたことにある。したがって、ブレーキは、
手術室用ランプの調整の前後において、この手術室用ラ
ンプの固定状態を確保する一方で、手術室用ランプの調
整時には、操作者がハンドルを把握した時に、回転自在
、かつ、変位自在の全ての軸受が滑らかに動くように、
ブレーキが解除される。

上記の技術思想を純粋に実現した実施例によれば、ブレ
ーキは、バネ及び１個以上の電磁石力・ら成る解除機構
によってその制動作用位置に保持される。

上記ハンドルに設けられたスイッチ手段は、外部からは
見えないが、非常に簡単な態様で構成されている。すな
わち、このスイッチ手段によれば、ハンドルは、ランプ
本体に対し電気的に絶縁され、アースに対し成る一定の
静電容量を有するセンサがスイッチ手段としてのハンド
ル内に配設されている。しかして、センサは、静電容量
の変化に応答する電気的制御回路を介して解除機構に接
続されたスイッチに作用する。

本発明の構成によれば、継手に設けられた軸受又は入れ
子犬の連結部品が極めて滑らかに動くので特に都合がよ
い。この構成は、手術室用ランプの調整時には都合が良
い一方で、その調整後においては、ブレーキが作用して
いるので、手術室用ランプの正確な固定を妨げない。

本発明において、更に改良された実施態様は、パワー系
統故障時又はｔ気的制御系統の故障時においてもランプ
本体及びこのランプ本体を支える支持ロッド群が全ての
軸を中心として枢動し、かつ、全ての滑り軌道に沿って
移動し、しかして、これら枢動及び移動が持続的にブレ
ーキが掛けられた軸受及び／又は滑り軌道を有する従来
のものと同一の方法で行われるようにブレーキの制動ト
ルクが選定され得ることを特徴とする 特に、全ての解除機構が並列に連結され１がつ・全ての
軸受又は滑り軌道の作動停止又は作動開始が同時に行わ
れるようにすれば、効果的である。

本発明は、懸架装置を有する手術室用ランプを提供する
。この手術室用ランプによれば、外科医又はその助手の
一人が適当な調整によって手術箇所上へランプ本体の光
ビームを理想的な状態で差し向けることができ、しかし
て、その際、最小の力でランプ本体を種々の移動軸を中
心にして枢動させることができる（全ての軸受が極めて
滑らかに動く結果として）。また、機械的に係合したブ
レーキの信頼、性の高い制動作用の結果として、理想的
な体勢での故障のない保持が確保される。

上記ハンドルは、ラング本体に取付けられた殺菌自在の
柄又はハンドルバーとして構成することができる。ハン
ドルは、アースされたランプ本体に対し一定の静電容量
を有し、この静電容量は、操作者が手を触れることによ
って変化する。この静電容量の変化は、制御回路に書込
まれ、それにより、増幅器へ信号が供給され、軸受に設
けられたブレーキの解除が行われる。

以下、本発明の好適な実施例を第１図ないし第３図に基
づいて詳細に説明する。

第２図に示されているように、水平ブーム１２は、９０
°の角度で垂直な中央支持シャフト１１に回転自在に取
付けられている。中央支持シャフト１１は、舞台の天井
に取付けられている。水平ブーム１２は、軸受２８を介
して中央支持シャフト１１に取付けられ、この中央支持
シャフト１１の中心軸を中心にして回転する。したがっ
て、ランプ本体１６の全旋回半径は、水平ブーム１２の
長さによって決定される。下方に延設された垂直チュー
ブ１６は、−の垂直軸を中心として枢動し得るように、
他の軸受２８を介して水平ブーム１２の外端に取付けら
れている。図示しないバネ機構が当直チューブ１６に内
蔵され、この垂直チューブ１６の下端に配設されたバネ
ヒンジ２９に作用する。はぼ水平な短い支持ロッド１４
は、−の水平軸を中心として枢動し得るように、バネヒ
ンジ２９に枢動自在に取付けられている。

上記ランプ本体１６を支持する支持フォーク１５は、バ
ネヒンジ２９から離れた支持ロッド１４の先端に軸受２
８を介して回転自在に取付けられている。軸受２８の回
転軸と支持ロッド１４の中心軸とは、同軸上に存在する
。支持フォーク１５０両先端に設けられた軸受２８は、
ランプ本体１６を、−の水平軸を中心として枢動自在と
なるように支持する。この水平軸は、支持ロッド１４の
先端に設けられた軸受２８の枢軸に対し直角を成してい
る。ランプ本体１６は、１個以上の光臨と、フィルタガ
ラスと、焦点調整機構と、安全ガラスで作られたカバー
とを有し、相当の重量を有する。

したがって、比較的大きい力が中央支持シャフト１１、
水平ブーム１２及び垂直チューブ１６に作用する。これ
らの力は、これら中央支持シャフト１１、水平ブーム１
２及び垂直チューブ１６の曲げを通じて、垂直軸及び水
平軸に対する変位を生じ得る。＋　Ｒｆ、１位置の効果
的照明を目的として、選定された位置からランプ本体１
６が移動するのを防止するために、水平ブーム１２の両
先端に配設された軸受２８には、ランプ本体１６が遠く
へ張出される場合でも、上記軸受２８に加えられたトル
クによってランプ本体１６が不意に動くことのないよう
に、ブレーキ１８が作用しなければならない。垂直チュ
ーブ１６に内蔵されたバネ補償機構におけるバネ特性を
絶対的に補償すること及びそれによってバネヒンジ２９
において一定のバネ圧を達成することは、高いコストを
払ってのみ達成され得るから、他の軸受２８及びバネヒ
ンジ２９にも、ブレーキ１８が作用しなければならない
。

垂直チューブ１６に内蔵されたバネ補償機構は、ランプ
本体１６、支持ロッド１４及び支持フォーク１５の重量
と均衡する力を発揮しなければならない。

例えば、手術中、道具類を指示するためのマイクロフォ
ンを最上げる際に、支持フォーク１５に配設された軸受
２８の軸を中心としてランプ本体１６が傾くことは、防
止されなければならない。

上記ランプ本体１６の操作は、支持フォーク１５と対向
して配設されたハンドルパー１９又はランプ本体１６の
下面中央に配設された殺菌自在の柄２０のいずれか一万
によって行われる。

本発明によれは、ブレーキ１８は、手術旭川ランプにお
いて相対移動自在の１１．１２，１６゜１４．１５及び
１６め相互間に配設された継手１７に設けられている。

ブレーキ１８の基本構造は、第２図に示されている。こ
の第２図に示されているように、ブレーキ面６０は、例
えは中央支持シャフト１１の端面に設けられ、パッド状
のブレーキシュー６１と共働する。このブレーキ７ｚ−
５ｊは、ブレーキ面６０に対して移動することができ、
水平ブーム１２に配装されている。ブレーキシュー６１
は、通常、バネ２６によりブレーキ面６゜に押付けられ
ており、したがって、中央支持シャフト１１と水平ブー
ム１２とは、相対的に移動するのが極めて困難であるか
又は相対的に全く移動することができない。電磁石２２
がブレーキシュー６１の下方に成る一定の距離を置いて
配設されている。電磁石２２は、スイッチ２５が閉じら
れることによって励磁葛れる。電磁石２２は、励磁され
ることによって、適当な磁性体で構成されたブレーキシ
ュー６１を吸引し、このブレーキシュー６１をブレーキ
面６０から離脱させる。したがって、離脱後、中央′支
持シキフト１１と水平ブーム１２とは、軸受２８のみに
よって連結されている。この軸受２８は、中央支持シャ
フト１１と水平ブーム１２とが相互に移動し易く、かつ
、容易に回転し得るように構成されている。

上記スイッチ２５が再び開からることによって、ブレー
キシュー６１は、バネ２６によりブレーキ面６０に押付
けられる。したがって、中央支持シャフト１１と水平ブ
ーム１２とは、再度、相互に固定される。

同様のブレーキ１８が、他の箇所に設けられた継手１７
にも設けられている。

一種の解除機構であり、継手１７内のブレーキ１Ｂに設
けられた電磁石２２の作動について、第１図及び第３図
を参照して詳細に説明する。

電子部品６２が手術室用ランプに組込まれている。この
電子部品６２は、電源２７、制御回路２４、増幅器２６
及びスイッチ２５を有する。

上記セｙ？２１は、ハンドルパー１９又は殺菌自在の柄
２０内に収容され、センサ２１から延びたリードは、制
御回路２４の入力端子に接続されている。電子部品６２
の出力は、スイッチ２５が閉じられた時、全ての継手１
７に設けられた電磁石２２に対し励磁電流を供給する。

電子部品６２、ハンドルパー１９、柄２０及び電磁石２
２間の種々の電気的接続ラインが第１図に破線で示され
ている。

上記ハンドルパー１９又は殺菌自在の柄２０内に収容さ
れた金属製センサ２１は、これらセンサ２１がアースに
対し一定の静電容量を有するように、アースされた全て
のパーツに対し電気的に絶縁されている。したがって、
オペレータがノ・ンドルバー１９又は柄２０を把握した
時、アース電位に対しセンサ２１の静電容量が増大する
。なぜならば、人は誰でもアース電位に対し成る一定の
静電容量を有することは避けられないからである。

このように、アース電位に対するセンサ２１の全静電容
量は、人がこのセンサ２１に触れた時に増大する。

第３図の制御回路２４は、上述したような種類の静電容
量の増大を書込み、増幅器２６に信号を転送する。この
信号により、スイッチ２５が閉じられる。これにより、
電源２７がら継手１７中の全ての電磁石２２へ助出電流
が流れる。この結果、全てのブレーキシュー６１（第２
図参照）は、当接していたブレーキ面６ｏがら離脱する
。第２図に示されたようなブレーキは、各継手１７に配
設され、全ての電磁石２２は、並列接続されているから
スイッチ２５が閉じられることによって一緒に励磁され
る。

上述したようにして、全てのブレーキ１８は、人がハン
ドルパー１９又は柄２０に接触している間だけ、全ての
継手１７において相互に回転自在の構造部品間で解除さ
れる。したがって、ランプ本体１６の位置及び体勢を変
える時にこの変更を極めて容易に行うことができる。

上記ハンドルパー１９又は柄２ｏから人体の一部を離脱
させることによって、アースに対するセンサ２１の静電
容′ｊｔは、再度、減少し、この減少は、増加の場合と
同様にして制御回路２４に書込まれる。この時点で、ス
イッチ２５が開くように、増幅器２６への信号の転送は
停止される。したがって、全ての！磁石２２の励１ａ電
流は、しゃ断され、バネ２ろは、再度、ブレーキシュー
６１をブレーキ面６０の方へ押戻し、このブレーキ面６
０に当接させる。軸受２８を介して互いに連結されてい
る、中央支持シャフト１１、水平ブーム１２、垂直チュ
ーブ１６、支持ロッド１４、支持フォーク１５及びラン
プ本体１６は、それら全てが上述したようにして、再度
、相互固定される。

上記柄２０は、新たな手術に先立って殺菌されるか又は
交換塔れ得るように、取外し自在であることが望ましい
。

上記・・ンドルバー１９及び殺菌自在の柄２０は、これ
らの部材が安全規則に従ってアースされなければならな
い「可融金属部品」と称されることのないように、誘電
体として機能する絶縁層によってコーティングされるこ
とが望ましい。

本発明にかかる手術室用ランプの重要な効果は、電磁石
が非動作状態にある時には励磁されない、すなわち、電
源にも何らの負荷が存在しないことである。換言すれば
、ランプ本体を移動させるのに必要な間だけ電力消費が
生じる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかる、支持リンク機構を有する手
術室用ランプの斜視図、第２図は、上記手術室用ランプ
に使用されるブレーキであって、電磁石として構成され
た解除機構を有するものの概略断面図、第３図は、上記
手術室用ランプの電気制御装置のブロック回路図である
。 １１・・・中央支持シャフト、１２・・・水平ブーム、
１６・・・垂直チューブ、１４・・・支持ロッド、１５
・・・支持フォーク、１６・・・ランプ本体、１７・・
・継手、１８・・・ブレーキ、１９・・・ハンドルバー
、２ｏ・・・柄、２１・・・センサ、２２・・・電出石
、２６・・・バネ、２４・・・電気的制御回路、２８川
軸受。 ＦＩＧ、２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）少なくとも１本のノ・ンドルを有し、この／・ン
   ドルによって操作者が少なくとも１本の枢軸を中心とし
   て及び／又は長尺の滑り軌道に沿って動かし得る継手付
   手術室用ランプであって、相対移動し得る、中央支持シ
   ャツ）（１１）、水平ブーム（１２）、垂直チューブ（
   １６）、支持ロンド（１４）、支持フォーク（１５）及
   びランプ本体（１６）が、これら部材の枢動自在及び／
   又は変位自在の継手（１７）の近傍に設けられ機械的に
   係合しているが電気的に解除されている変位自在のブレ
   ーキ（１８）によって、通常、相対的に固定される一方
   、操作者が触れることによってブレーキ（１８）の電気
   的解除機構を操作し、操作中、一時的にブレーキ（が設
   けられていることを％徴とする手術室用ランプ。 （２、特許請求の範囲第（１）項に記載の手術室用ラン
   グであって、上記ブレーキ（１８）がバネ（２３）によ
   って制動位置に保持される一方、上記電気的解除機構が
   １個以上の電磁石（２２）から成ることを特許とする手
   術室用ランプ。 （３）％許祠求の範囲第（１）項若しくは第（２）項に
   記載の手術室用ランプであって、上記ハンドル（１９゜
   ２０）がランプ本体（１６）に対し電気的に絶縁される
   一方、アースに対し成る一定の静電容量を有するセンサ
   （２１）がスイッチ手段としてのハンドル（１９，２０
   ）内に配設され、上記センサ（２１）は、静電容量の変
   化に応答する電気的制御回路（２４）を介して解除機構
   に接続されたスイッチ（２５）に作用することを％敵と
   する手術室用ランプ。 （４ン　　特許請求の範囲第（１項ないしｇ　（３）項
   のうちいずれか１項に記載の手術室用ランプであって、
   上記継手（１７）に設けられた軸受（２８）又は入れ子
   犬連結部品が極めて滑らかに動くように構成されたこと
   を％象とする手術室用ランプ。 （５）％許請求の範囲第（１）項ないし第（４）項のう
   ちいずれか１項に記載の手術室用ランプであって、パワ
   ー系統の故障時又は電気的制御系統の故障時においても
   、ランプ本体（１６）及びこのランプ本体（１６）を支
   える支持ロッド群が全ての軸を中心として枢動し、かつ
   、全ての滑り軌道に沿って移動し、これら枢動及び移動
   が持続的にブレーキが掛けられた軸受及び／又は滑り軌
   道を有する従来のものと同一方法で行われるように、ブ
   レーキ（１８）の制動トルクが選定され得ることを％徴
   とする手術呈用ランプ。 （６）％許請求の範囲第（１）項ないし第（５）項のう
   ちいずれか１項に記載の手術室用ランプであって、全て
   の解除機構が並列に連結され、全ての軸受（２８）又は
   滑り軌道の作動停止又は作動開始が同時に行われること
   を詩宗とする手術室用ランプ。