JPS5889168A - 玉ねぎの皮むき装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧縮空気の吹出しによって生ずる真空圧によ
って玉ねぎを吸込、み供給し、かつ、その玉ねぎの皮を
吹き飛ばしてむくようにした玉ねぎの皮むき装置に関す
る。

かかる玉ねぎの皮むき装置においては、該真空圧によっ
て玉ねぎが流動する通路に複数個の玉ねぎが同時に供給
されると、骸通路に対向して設けた分離室、において玉
ねぎが円滑に排出されずに、いわゆる閉塞現象を起こｌ
〜、玉ねぎの皮むきも不可能になる。

本発明は、かかる閉塞現象を起とさ力いようにするため
に、玉ねぎを成る間隔のもとに１個ずつ区分して供給す
るようにした、玉ねぎの皮むき装置を提供することを目
的とするものである０ 以下図面に示す本発明の実施例について詳しく説明する
。

第１図は本発明装置の正面図で、第２図はその側面図で
あ、る。さらに第３図はその縦断正面図で、第４図は同
じく縦断側面図である。これらの図において、実質的に
妬直方向に真直ぐに伸びる筒状の通路（１）を形成した
筒体（１０）が外筒（２０）によって支持されている。

そして、核通路（１）の内径は玉ねぎ１個分が通過し得
る程度に形成されている。

一般に、玉ねぎはその粒径の大小によって、大玉（９５
〜１２０■）、中玉（８０〜９５■）、小玉（６０〜８
０■）に区分されるが、前記通路（１）の内径も該区妙
に適合するように種類を用意するのが望ましい。

この筒体（１０）の下端開口は通路（１）の玉ねぎの吸
込端（２）で、筒体（１０）の上端開口は通路（１）の
玉ねぎの放出端（３）である。さらに筒体（１０）の内
周壁には全長にわたって数条の螺旋溝（４）を設けるの
が適当である。

外筒（２０）は上部外筒（２１）と下部外筒（２２）に
分割され、両者をボルト（２３）にて固定している。

前記筒体（１０）はその下部をこの下部外筒（２２）よ
シ下方に突出し、該筒体（１０）の中間部及び上部を下
部外筒（２２）及び上部外筒（２１）によって上下摺動
自在に支持すると共に、骸筒体（１０）の下部に後記す
る上下１装置を連結することにより、筒体（１０）の上
部に設けた圧縮空気の吹出口の開度調整並びに筒体（１
０）の脱着を可能にしている。

外筒（２０）は基台枠（３０）上に設置し、該基台枠（
３０）に玉ねぎを１個ずつ区分して搬送する供給装置（
４０）を前記筒体（１０）の下方に設置する。

（１５）は筒体（１０）の上部外周上に設けた圧縮空気
の吹出装置であシ、圧縮空気の吹出し作用線が通路（１
）の放出端（３）の上方における中心線上において互に
交叉するように傾斜せしめられている。すなわち、筒体
（１０）の上部外周にノズル（５）を一体に形成すると
共に、外筒（２０）の上部外筒（２１）の内周に該ノズ
ル（５）に対向してノズル受（６）を固着し、該ノズル
（５）とノズル受（６）の間に全周環状の圧縮空気吹出
口（７）を形成している。そして、ノズル（５）は、截
頭円錐形状のテーパ外局面（８）を有し、さらに該テー
パ外局面（８）の基部を筒体（１０）の外径より大きく
湾曲せしめて該筒体（１０）の外周に連続し、該基部よ
り筒体く１０）の外周にかけて円周方向に螺旋溝（９）
を有する螺旋羽根（１１）を複数突設した構成となって
いる。さらに、該螺旋溝（９）は、筒体（１０）の外周
壁にその中程まで構設した螺旋溝（１２）と連通してお
シ、該螺旋溝（１２）の個数は前記螺旋溝（９）のそれ
より多少多くしである。

また、前述のように通路（１）の周壁の内側に設けた螺
旋溝（４）と、外側に設けた螺旋溝（９）及び（１２）
の回転方向は右回り、あるいは左回りのいずれか一方に
同一にされる〇 一方、外筒（２０）の内周に固着したノズル受（６）は
、前記ノズル（５）のテーパ外周面（８）と相対するテ
ーパ内局面（１３）を有し、さらに骸テーパ内周面（１
３）の基端は円筒支持面（１４）に連続し、前記螺旋羽
根（１１）の外周を円筒支持面（１４）Ｋよって上下摺
動自在に支持し、筒体（１０）の上部を該円筒支持面（
１４）を介し上部外筒（２１）によって同軸に、かつ上
下摺動自在に支持するようになって−る。

なお、前記テーパ外局面（８）及びテーパ内周面（１３
）は圧縮空気吹出口（７）に絞シ効果を与えるべく、そ
れらの傾斜を若干異ならしめている。

前記円筒支持面（１４）は外筒（２０）の下部外筒（２
２）の内周に設けた湾曲面（２４）に連続し、筒体（１
０）の外周と該湾曲面（２４）及び円筒支持面（１４）
との間に環状の圧縮空気導入路（１６）を形成し、該導
入路（１６）の基端は下部外筒（２２）の周壁に貫設し
た導入口（１７）を通じてさらに図示しない給気管を経
て外部の空気源と連通ずるようになっている。また、導
入路（１６）の他端は前記螺旋羽根（１１）間の螺旋溝
（９）、さらに前記テーパ外局面（８）及びテーパ内局
面（１３）間の傾斜通路（１８）を通じ工前記圧縮空気
吹出口（７）と連通している。なお、（３５）はノズル
受のテーパ内周面（１：５）の先端に連続した筒状案内
面、（３６）はノズル受（６）の０リングである。

筒体（１０）の中間部は０リング（１９）を介して下部
外筒（２２）によシ上下摺動自在に、かつ、気密に支持
されている０そして、該下部外筒（２２）より下方に突
出した筒体（１０）の下部に上下動装置（５０）を設け
ている。

この上下動装置（５０）は、前、記基台枠（３０）に取
付けたプラタン）（３１）にノ九ンドル（５１）の回転
軸（５２）を枢支し、該回転軸（５２）に設けたウオー
ム（５３）とブラケット（３１）に軸支したウオームホ
イ−ル（５４）とを噛合させると共に、ウオームホイー
ル軸（５５）の歯車（５６）を前記筒体（１０）の下部
外周に刻設したラック（５７）と噛合させた構成となっ
ている。したがって、この上下動装置（５０）のハンド
ル（５１）の操作によシ、筒体（１０）を上下動せしめ
、前記圧縮空気吹出口Ｑ）の開度を調整することができ
ると共に、該筒体（１０）を外筒（２０）よシ抜き去り
、あるいは別の筒体を装着する仁とが容易にできる。

筒体（１０）の下方に設置される玉ねぎの供給装置（４
０）は、前記通路（１）の内径に適合する粒径をもつ玉
ねぎ（ハ））を１個ずつ所定の間隔で搬送する通常のベ
ルトコンベア（４１）ト、該ベルトコンベア（４１）の
始端側に設けられる玉ねぎの分離供給装置（４２）とか
らなっている。該分離供給装置（４２）は、適合する粒
径をもつ玉ねぎを多数個収容するホッパー（４３）の下
部排出口（４４）に、１個の玉ねぎを収容し得るポケツ
）（４５）をもつ分離回転体（４６）を設けたものであ
る。表お、該ベルトコンベア（４１）によシ通路（１）
へ玉ねぎ（ａ）を１個ずつ吸込み供給する付近は、適当
な吸音機（４７）によシ囲み消音を計っている。

次に、前記上部外筒（２１）の内部上方において、実質
的に筒状の分離室（２５）が前記通路（１）の放出端（
５）に対向して設けられる。該分離室（２５）は、前記
圧縮空気吹出装置（１５）による圧縮空気の吹出し作用
線の交点０よシ上方に位置し、かつ、その最下位の交点
０よシラ００■以上の長さを有するように形成すること
が良好な結果を得るようである。

この分離室（２５）の上部には特殊の方向転換装置（６
０）が設けられている。すなわち、左右に相対して左側
回転体（６１）及び右側回転体（６１）’を互に反対方
向に回転するように分離室（２５）の上部に架設する。

これら左側回転体（６１）及び右側回転体（６１）’は
、それぞれ回転軸（６２）、　（６２）’に鼓状回転体
（６５）、　（６３）’を設け、該鼓状回転体（６５）
、（６３）′の側板（６４）と（６４）間、及び（６４
）’と（６４）’間にゴムなどの緩衝体（６５）、　（
６５）’を被接したバー（６６）、　（６６）’を回転
軸＜６２）、　（６２）’の軸線方向に対し傾斜して該
鼓状回転体（６３）、　（６５）’を包囲する如く多数
架設した構成となっている。

そして、両パー（６６）、　（６６）’の傾斜方向は同
じとし、仁の傾斜したバー（６６）、　（６６）’に皮
をむかれた玉ねぎ（以下、剥き玉（ｂ）という。）が衝
突することにより、該剥き玉軸）の排出方向が横方向に
変換されるようにする。

分離室（２５）の周壁には、この方向転換をした剥き玉
を導出する導出口（２６）を貫設し、該導出口（２６）
は、さらに上部外筒（２１）に接続した剥き玉導出管（
２７）と連通している。（２８）は導出口（２６）の周
壁に被着した緩衝膜である。

前記の左右に対向した鼓状回転体（６５）、　（６５）
’によって、分離室（２５）の上方に断面が長円形ない
し円形の通路（６７）が形成される。該通路（６７）は
分離室（２５）において玉ねぎから分離した一皮部分（
ｃ）の導出通路であり、さらに該通路（６７）は、上部
外筒（２１）の上端に一端を接続すると共に側方に湾曲
して伸び、他端をサイクｐン形式の分離装置（８０）に
開口している皮導出管（６８）と連通している。

（７０）は左側回転体（６１）及び右側回転体（６１）
’の回転装置で、上部外筒（２１）に減速機付モータ（
７１）を設け、該モータ（７１）の出力軸（７２）に取
付けた小歯車（７３）’と、上部外筒（２１）に軸支し
た小歯車（７３）とを噛合させ、さらに該小歯車（７３
）。

（ｉ５）′をそれぞれ左側回転体（６１）及び右側回転
体（６１）’の回転軸（６２）、　（，６２）’に取付
けた大歯車（７４）、　（７４）’と噛合させ、該回転
体（６１）、　（６１）’を互に反対方向に回転するよ
うに構成している。

なお、図中（９０）は前記皮導出管（６８）の湾曲部に
設けた外筒（２０）内部を洗浄するための洗浄装置で、
給水管（９１）を通じて洗浄ノズル（９２）に洗浄水（
薬剤を混入する場合もある。）を供給するようにしてい
る。

本実施例紘上記のように構成されているものであシ、次
にその作用について述べる。

玉ねぎの供給装置（４０）において、通路（１）の内径
に適合する粒径をもつ玉ねぎ（ａ）が多数個、分離供給
装置（４２）のホッパー（４３）に収容されておリ、下
部排出口（４４）を通じて分離回転体（４６）のポケツ
）　（４５）に１個ずつ区分されて収容されている。そ
して分離回転体（４６）が回転すると、該ポケット（４
５）に収容された玉ねぎ←）をベルトコンベア（４１）
上に載置し、以後、分離回転体（４６）及びベルトコン
ベア（４１）の回動に伴い、ホッパー（４５）に収容さ
れている玉ねぎ（ａ）を該ベルトコンベア（４１）上に
１個ずつ所定の間隔でもって載置し筒体（１０）の直下
に連続的に供給する。筒体（１０）の上部外周には圧縮
空気吹出装置（１５）が設けられているので、該吹出装
置（１５）の圧縮空気吹出口（７）から圧−縮空気が高
速度で吹出しておシ、しか４該圧縮空気は、導入口（１
７）から圧縮空気導入路（１６）に入ると、まず筒体（
１０）の外周壁に設けた螺旋溝（１２）との接触によっ
て螺旋動し始め、引き続き螺旋羽根（１１）間の螺旋溝
（９）を通過するときにさらに屈曲せしめられ、それが
傾斜通路（１８）を通じて前記圧縮空気吹出口Ｑ）から
渦巻状の旋回気流となって円錐形状に吹出す。したがっ
て、該円錐形状の旋回気流の内部、すなわち筒体（１０
）の通路（１）の放出端（３）において真空圧を生じ、
該真空圧は通路（１）の吸込端（２）直下に前記玉ねぎ
（ａ）が位置すると急激に増大するため、該玉ねぎ←）
を通路（１）に急速に吸い込む。

玉ねぎ（ａ）が吸い込まれ通路（１）を急速に上昇する
間に、筒体（１０）の内周壁に設けた螺旋溝（４）によ
って回転が与えられる。したがって、該玉ねぎ←）は通
路（１）を回転しながら直進通過し、その放出端（３）
よシ放出され、さらに前記旋回気流の作用とも相まって
、上方の分離室（２５）の中心に向は正しく放出される
。

分離室（２５）においては、該分離室（２５）を玉ねぎ
（ａ）が通過する間に、前記旋回気流が交叉状に高速度
で衝突するので、該玉ねぎＧ！、）の皮部分（Ｃ）社吹
き飛ばされ、きれいに皮を剥ぎとられる。

皮を剥ぎとられた玉ねぎ、すなわち剥き玉（ｂ）は、分
離室（２５）の上部において互に反対方向に回転してい
る方向転換装置（６０）の左側回転体（。

６１）及び右側回転体（６１）’の傾斜したバー（６６
）。

（６６）’に衝突し、その反力の水平成分によって横方
向に方向転換せしめられ、導出口（２６）を通じて、さ
らに剥き玉導出管（２７）を経て外部に排出される。

一方、該剥き玉（ｂ）の皮部分（Ｃ）は、左側回転体（
６１）及び右側回転体（６１）’の各鼓状回転体（６５
）。

（６５）’の間に形成した通路（６７）を通じて上昇し
、さらに皮導出管（６＆）を経て分離装置（８０）に導
かれ、該分離装置（８０）にて皮部分（Ｃ）を捕集した
のち外部に排出される。

なお、上記の場合において、剥き玉伽）が傾斜したバー
＜６６）、　（６６）’に衝挺しても該／＜−＜６６＞
、（６６）′を被覆する緩衝体（６５）、　（６５）’
のために、該剥き玉（ｂ）に打痕あるいは破損等を与え
ることはない。

以上の作用を供給装置（４０）により所定の間隔でもっ
て供給される玉ねぎ←）に対し１個ずつ行うものである
。したがって、分離室（２５）において複数個の玉ねぎ
が貯留されることがなく、１個ずつ確実に皮を剥ぎ排出
したのちに次の玉ねぎが送シ込まれてくることになるの
で、玉ねぎの皮むきを円滑確実に行うことができるので
ある０ 本発明は、上記した実施例に限られるものではなく、玉
ねぎの供給装置（４０）は、玉ねぎを１個ずつ区分して
供給し得るものであれば差し支えない。たとえば、第８
図に示すように、所定間隔に波形ないし凹凸形状の載置
部（４７）’を形成したコンベア（４１）’によって玉
ねぎを１個ずつ区分して供給するようにしてもよい。そ
して、載置部（４７）’に複数個の玉ねぎが載置された
ときには、ポル）　（４８）’などに接当させて余分の
玉ねぎをコンベア（４１）’の途上から排除せしめる。

またコンベア（４１）あるいは（４１）’を通常のパケ
ットコンベアあるいは適当な区画板をもつコンベアに構
成してもよい。

上述の如く本発明によれば、玉ねぎが１個ずつ区分され
て通路に所定の間隔でもって供給されるので、分離室に
おいて玉ねぎが排出されずに閉塞するようなことがなく
、玉ねぎの吸込み供給及び皮むきを円滑確実に行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図祉本発明装置の正面図、第２図は同側面図、第３
図は外筒内部の構造を示す半断面の縦断正面図、第４図
は第３図の縦断側面図、第５図ないし第７図はそれぞれ
第３図Ｉ−Ｉ線、■−■線及び■−■線の断面図、第８
図は玉ねぎ供給装置の他の例を示す説明図である。 代理人弁理士　辻　　　　三　　部 手続補正書（方式） 昭和５７年４月ＩＩ日 特許庁長官　島　１）春　樹　殿 １、事件の表示特願昭５６−１８７３６２号２、発明の
名称上ねぎの皮むき装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　神奈川県横浜市港北区師岡町１１４８番地名称
　　フジフーヅエンジニアリング株式会社代表者木野光
太部 ４、代　理　人〒１０５　電話５０４−０１９７６、補
正の対象図面（全図）及び委任状７、補正の内容 （１）適正な図面（全図）を別紙のとおシ補正し−ます
。 ３Ｈ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　玉ねぎが流動する筒状の通路と、該通路を圧縮空気
   の吹出しによって生ずる真空圧によって玉ねぎが通過す
   るように該通路の周壁に設けた圧縮空気吹出装置と、紋
   吹出装置による圧縮空気との衝突によって前記通路の放
   出端より放出された玉ねぎの皮をむくように骸放出端に
   対向して設けた分離室とを備えて表る玉ねぎの皮むき装
   置において、 前記通路の吸込端に玉ねぎを１個ずつ区分して所定の間
   隔をもって供給する供給装置を設けたことを特徴とする
   玉ねぎの皮むき装置。