JPS5878663A - 速乾性皮膜形成基剤 - Google Patents

速乾性皮膜形成基剤

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JPS5878663A
JPS5878663A JP56175606A JP17560681A JPS5878663A JP S5878663 A JPS5878663 A JP S5878663A JP 56175606 A JP56175606 A JP 56175606A JP 17560681 A JP17560681 A JP 17560681A JP S5878663 A JPS5878663 A JP S5878663A
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JP
Japan
Prior art keywords
parts
polyvinyl alcohol
film
forming base
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP56175606A
Other languages
English (en)
Inventor
渡辺 元保
俊一 有川
駒宮 正治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WATANABE YAKUHIN KOGYO KK
Original Assignee
WATANABE YAKUHIN KOGYO KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皮膚等の対象面に塗布して用いる液状または
ペースト状の速乾性皮膜形成基剤に関する。
皮膚に塗布または貼用して使用する外用薬剤としては、
軟膏剤、硬膏剤、パップ剤、ローション剤など種々の剤
型のものがあり、これらは使用目的に応じてそれぞれの
利点を生かして広く利用されている。これらの外用薬剤
のうち、例えば軟膏剤や硬膏剤はその剤型上の特質から
、薬剤がべとつきやすく、衣服等C二接触してこれを汚
損した11、患部から薬剤が移動するなどのおそれがあ
るため、薬剤塗布機患部を布、紙または合成樹脂製フィ
ルム等で被覆して上記汚損や移動を防止する必要がある
。また、例えばパップ剤のように組成中に揮発性成分を
含むものは、揮発性成分の早急な蒸散を防止し、長時間
に亘って薬効の持続を計るため、一般にやはり薬剤塗布
面上を布、紙または合成樹脂製フィルム等で被覆するこ
とが行われている。近年、パップ剤や硬膏剤では、使用
の簡便さのため、予め薬剤な基布の上に展延したシート
状の形態のものが市販されているが、このような形態の
ものでは、皮膚に圧迫感や違和感を生ずることが避けら
れず、また薬剤の展延工程を必要とするため製造上の繁
雑さが生ずる。
本発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは皮膚等の対象面に塗布した場合速やか
に乾燥し、かつ乾燥後塗布面に弾性力のある安定した皮
膜を形成し得る液状または・ペースト状の速乾性皮膜形
成基剤を提供しようとするもので、−価の低級アルコー
ルと相溶性1有する鹸化度60〜80 mol % 、
重合ff 300〜1500のポリビニルアルコール5
〜25重量鴨、−価の低級アルコール20〜60重量鴨
、エステルガムα1〜&θ重1%を基剤中に含有させ、
さらに必要に応じてロジン、ジアルキルアミノアルキル
メタクリレートの単独重合体及びジアルキルアミノアル
キルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体
のうちの一種または二種以上を含有させることを特徴と
する。
一般にポリビニルアルコールの最良の溶媒は水であるが
、鹸化度及び重合度の低いポリビニルアルコールは高ア
ルコール濃度の水溶液にも可濾である。しかし、これに
薬効成分等他の物質が加わると、その物性は複雑とな魯
)、凝析、凝集、離漿等の現象が生りやすく、均質な相
を得ることが困難となる。また、ポリビニルアルコール
を高アルコール濃度の水溶液−二溶解した混相液を皮膚
等に塗布すると、アルコール水溶液の蒸散に伴い、塗布
面にポリビニルアルコールの皮膜が形成される。しかし
、この皮膜は、それ自体では非常にもろく、またひび割
れ、剥離等しやすく、実用には供しがたい。
本発明者は、種々研究した結果、鹸化度60〜gQ m
o1%、重合度300〜1500のポリビニルアルコー
ルを高アルコール濃度水溶液シー溶解した混相液に、さ
らに微量のエステルガムを溶解したものは、薬効成分等
他の微細物質がこれに加えられても均質な相を維持する
ことができ、しかもその塗布面に乾燥後形成される皮膜
は弾性力及び貼着力に富み、長時間経過してもひび割 
  □れ、剥離等を生ずることがなく、極めて安定して
いることを見い出した。そして、この皮膜は、関節等の
屈曲部においても安定に形成され、大凧によっても容易
4:傷つけにくい。特に、上記混相液に、エステルガム
とともに、さらに微量のロジン、ジアルキルアミノアル
キルメタクリレートの単独重合体及びジアルキルアミノ
アルキルメタクリレートどメチルメタクリレートの共重
合体のうちの一種または二種以上を溶解させたものは、
こわを皮膚等感二塗布すると、その乾燥後塗布面に形成
される皮膜の貼着性及び強靭性が一層高まり、長時間経
過しても皮膜がその周辺部からめくれるということもな
い。従って、これに例えば薬効成分を添加しておけば、
塗布するだけで、乾燥後その塗布面に薬効成分を包含し
た皮膜を形成することができるので、従来の外用薬剤の
ように薬剤塗布面を布、紙などで被覆する必要がなく、
また予め薬剤なり一ト状基布C:展延しておく必要もな
くな曝】、それ自体外用薬の基剤として使用することが
できる。
本発明の速乾性皮膜形成基剤で用いるポリビニルアルコ
ールは、鹸化度60〜3Q mo1%好ましくは70±
5N31%、重合度300〜1500好ましくは500
±100の範囲内のもので、基剤全体に対して5〜25
重量鴨使用するのが適当である・ポリビニルアルコール
の量が25重量%を超えると基剤の粘度が強まって皮膚
等シ:塗布しにくくな&)、また5重量鴨未満であると
基剤の粘性が少なくなって乾燥後皮膜が形成さねにくく
なる。−価の低級アルコールとしては、例えばエタノー
ルを使用することができ、その量は基剤全体に対し20
〜60重量鴨使用するのが適当である。アルコール含有
量が60重量%を超えると取扱い上危険を生ずるおそわ
があって実用に供しに<<、また20重量%未満の場合
は基剤の乾燥度が悪化する。エステルガムは上記ポリビ
ニルアルコールとともに皮膜に弾性、強靭性を与えるも
ので、本発明の基剤では全体の0.1〜3.0重量鴨な
含有させる。また、ロジン、ジアルキルアミノアルキル
メタクリレートの単独重合体及びジアルキルアミノアル
キルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体
のうちの一種または二種以上をα01〜1.5重量%の
範囲で含有させると、皮膜の粘着力が強ま各)、剥離防
止等の効果を高めることができる。
本発明の速乾性皮膜形成基剤を製造するには、まず−価
の低級アルコールとこわよ1)少量の精製水よ番】なる
高アルコール濃度水溶液を手製しておき、こわに鹸化度
及び重合度が前記範囲内のポリビニルアルコールを加え
て共沸点近くで溶解し、ポリビニルアルコールのアルコ
ール高濃度混相液を得る。その場合、高アルコール濃度
水溶液には保湿剤としてグリセリン及び(または)プロ
ピレングリコールを混和しても良い。
この混相液に、エステルガムのサリチル酸メチル溶解液
を除々に加え均質に混和し1次いで、必要に応じ、ロジ
ンのアルコール溶液、ジアルキルアミノアルキルメタク
リレート単独重合体の水溶液及びジアルキルアミノアル
キルメタクリレートとメチルメタクリレートの共重合体
のエマルジョンの水希釈物を除々に加えれは基剤を得る
ことができる。エステルガムの溶媒としてはへツカ油中
のメントンを用いることもできる。得られる基剤は、ポ
リビニルアルコールの多寡によ魯)液状またはペースト
状となる。
実施例1 精製水16.45部、エタノール503部、グリセリン
1部よりなる混液をっ(II、こゎに鹸化度71 mo
1%、1合ff5soのポリビニルアルコール15−0
部を加え、還流冷却器を備えた溶解機tニーc沸点近<
で溶解し、ポリビニルアルコールの高アルコール濃度混
相液(alを得た。別に、lbl  エステルガムα8
部をサリチル酸メチル3部に溶解したもの (cl  ロジン0.4部をエタノール5部に溶解した
もの (al  gメチルアミノエチルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートの共重合物の30%エマルジョン0.
15部を精製水5.0部に混和した混液 を用意し、通常の方法で緩徐に冷却した上記ポリビニル
アルコールの高アルコール濃度混相液(alに、lbl
、lcl、(dlを順次混和し、最後にエタノールをさ
らに加えて100部とし、液状の速乾性皮膜形成基剤を
得た。この基剤を手指で皮膚に塗布すると、数十秒で表
面が乾燥し、弾性のある透明な皮膜が形成された。この
皮膜は大凧でも容易に傷っけ難く、4時間を経過しても
ひび割れ、剥離等の現象を生じず、極めて安定した状態
を維持するものであった。
実施例2 実施例1と同じ方法によ晶)精製水12部、エタノール
50部、グリセリン1部、ポリビニルアルコール11部
よIJなるポリビニルアルコールの高アルコール濃度混
相液1alをつく・)、別にlbl  エステルガムα
5部をサリチル酸メチル3.0部に溶解したもの (cl  ロジン0.3部をエタノール5.0部に溶解
したもの (at  ジメチルアミノニブルメタクリレートの単独
重合体0.15部を精製水6.0部に混和したもの(e
l  I!−メントール4.0部、ハツカ油5.0部、
a−カンフル2.05部の溶解物 を用意し、上記混相液1alにibl、(cl、ldl
、telを順次混和し、液状の速乾性の消炎鎮痛剤を得
た。この消炎鎮痛剤を患部の皮膚面に塗布すルト、やは
IJ数十秒で表面が乾燥して皮膜が形成された。この皮
膜は衣服があちても剥離することがなく、約3〜4時間
消炎鎮痛効果を発揮し得るものであった。
実施例3 下記のものを用意し実施例21:MAじて消炎鎮痛剤を
得た。得られた消炎鎮痛剤はペースト状のものであった
が、実施例2と同様な効果を期待し得るものであった。
(al  精製水1650部、エタノール49.3部、
ポリビニルアルコール(鹸化度71 mo1%、重合度
500 ’) 15部及びグリセリン1部よりなるポリ
ビニルアルコールの高アルコール濃度混相液 (d サリチル酸メチル3部にエステルガム0.8部を
溶解したもの (cl  ロジン04部をエタノール5部に溶解したも
の 1cll  、/−メントール3.0部、ハツカ油4.
0部、a−カンフル20部を混和したもの 特許出願人  渡辺薬品工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  −価の低級アルコールと相溶性を有する鹸化
    度60〜80回1鴨、重合度300〜1500のポリビ
    ニルアルコール5〜25菫it%ト、−価ノ低級アルコ
    ール20〜60重量鴨と、エステルガムα1〜3.0重
    量%とを含有する速乾性皮膜形成基剤。
  2. (2)  ロジン、ジアルキルアミノアルキルメタクリ
    レートの単独重合体及びジアルキルアミノアルキルメタ
    クリレートとメチルメタクリレートの共重合体のうちの
    1種または2種以上を0.01〜1.5重−%含む特許
    請求の範囲第1項記載の速乾性皮膜形成基剤。
JP56175606A 1981-11-04 1981-11-04 速乾性皮膜形成基剤 Pending JPS5878663A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002523144A (ja) * 1998-08-20 2002-07-30 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 包帯への噴霧および薬物送達システム
WO2002030402A3 (en) * 2000-10-13 2002-08-01 Lisapharma Spa Film for active ingredients dermal and transdermal administration
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JP2018000390A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 有限会社日本健康科学研究センター 酸性人工角質形成型製剤

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