JPS5865629A - 新規なポリエステル繊維またはフイルムおよびそれらの製法 - Google Patents

新規なポリエステル繊維またはフイルムおよびそれらの製法

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JPS5865629A
JPS5865629A JP56163529A JP16352981A JPS5865629A JP S5865629 A JPS5865629 A JP S5865629A JP 56163529 A JP56163529 A JP 56163529A JP 16352981 A JP16352981 A JP 16352981A JP S5865629 A JPS5865629 A JP S5865629A
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JP
Japan
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polyester
moles
group
liquid crystal
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JP56163529A
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Takashi Fujiwara
隆 藤原
Toshiaki Matsumoto
俊昭 松本
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Publication of JPS5865629A publication Critical patent/JPS5865629A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2367/00Characterised by the use of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Derivatives of such polymers
    • C08J2367/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なポリエステル共重合体繊維またはフィ
ルムおよびその製法に関するものであり、さらに詳しく
は、溶融液晶を形成し成形の容易なポリエステルから、
高強度高ヤング率にして、かつタフな繊維またはフィル
ムを提供する方法およびそれらの製品に関するものであ
る。
溶融液晶を形成するポリエステルは公知である。
例えば特開昭49−72393号公報、特開昭50−4
5225号公報、特公昭55−20008号公報等に記
載されたポリエステルは、ある温度以上では流動性をも
つとともに光学異方性であり、液晶特性を示す。そして
、これらの先行文献KFi、溶融液晶から繊維等を通常
の溶融成形方法によって成形することも記載されていて
、例えば繊維の場合、紡糸したtまの状態で高配向高ヤ
ング率であり、さらに、この繊維を熱処理することによ
って高強度化できることも知られている。また、特開昭
55−104220号公報や特開昭55−104221
号公報KFi、融点(流動化温度)が低く、かつ溶融粘
度が低いために、溶融成形しやすい液晶性ポリエステル
が開示されている。
しかしながら、これら先行文献に開示された溶融液晶形
成性ポリエステルから成形され九成形品に共通する欠点
として、引張り伸度が相当に小さい九めか、非常に脆い
ことが挙げられる。本褪明者らは、このような欠点のな
い高強度高ヤング率のポリエステル成形品、特に繊維や
フィルムを与える液晶形成性のポリエステルについて研
究を重ねた結果、特定の大きさをもった置換基を特別な
量だけ芳香族頂上に導入することが有効であることを発
見し、さらに溶融成形のし易さや原料入手の容易さ、重
合反応の実施のし易さ等からポリマー組成の適正化を図
り、本発明として完成するに到ったものである。
すなわち、本発明は、下記の単位(I)〜0■):(式
中、tznは1≦t+m+n≦4を−みたす0ま良は正
の整数であり、X−Zは1価の基を表わし、同じまたは
異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の原子の
数を各々X。
L”としたとき、2≦nx 十my + tz≦8であ
る。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モル−1単位■
が5〜20モルチ、単位(囲が5〜s5モルー1単位(
5)が20〜40モル−であるポリエステルを主成分と
する繊維またはフィルムである。
ま友、本発明は、下記の単位(I)〜(5);(式中、
l−Hは1≦t 十m 十n≦4をみたす0また社正の
整数であり、X−ZFiI価の基を表わし、同じまたF
i異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の原子
の数を各々X。
y、寡とし九とき、2≦nx 十my −)−1−z≦
8である。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モルチ、単位■
が5〜20モル−1単位(I[Dが5〜55モル饅、単
位(5)が20〜40モル−であるポリエステルを加熱
して溶融液晶状態にし、該溶融液晶を押出すことを特徴
とする繊維またはフィルムの製造法である。
さらに、本発明は、下記の単位(I)〜(Iv):(式
中、1−nFi1≦t+m+n ≦4’にみたす0また
は正の整数であり、X−ZijI価の基を表わし、同じ
または異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の
原子の数を各々X。
Ys”としたとき、2≦nx 十my +l−z≦8で
ある。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モルチ、単位(
2)が5〜20モル−1単位(m)が5〜35モルチ、
単位(5)が20〜40モルチであるポリエステルを加
熱して溶融液晶状態にし、該溶融液晶を押出し、次いで
150℃以上の温度で緊張下または弛緩下に熱処理する
ことを特徴とする繊維またはフィルムの製造法である。
本発明に用いられるポリエステルは、基本的に次の単位
(I)〜(5); (式中、1−nti1≦を十m十n≦4をみたす0また
は正の整数であり、X−Zti1価の基を表わし、同じ
または異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の
原子の数を各々X。
y、zとし友とき、2≦nχ十flV + lx≦8で
ある。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モル−1単位■
が5〜20モル係、単位(m)が5〜35モルチ、単位
(5)が20〜40モル−である。
このような特別な単位およびその含有率からなる本発明
のポリエステルは、約350℃以下好ましくは約300
℃以下の温度で流動化しく以下、流動化しはじめる温度
を「流れ温度」と称する)、流れ温度以上の温贋ではネ
マチック液晶を形成し、したがって、流動性をもつにも
かかわらず光学的異方性を有する。本発明のポリエステ
ルはまた、約200℃以上の流れ温度をもっている。
本発明に用いるポリエステルがこのような流れ温度の特
性をもっていることは、溶融成形がしやすい、例えば工
業的生産が行なわれているポリエチレンテレフタレート
やポリブチレンテレフタレート表ど汎用のポリエステル
の溶融紡糸または溶融成形の装置が利用できるというこ
とを意味する。
さらに、特開昭55−106221号公報に記載された
ポリエステルは無論のこと、特開13855−1042
20号公報記載のポリエステルよりも、特別な大きさの
置換基を有する本発明のポリエステルは、流れ温度が低
く、かつ溶融粘度が低いため、より高重合度化されたポ
リエステルを紡糸や成形に供しても、紡糸時や成形時の
困難さがなく、紡糸されたままの繊維や成形されたまま
のフィルムの強伸度特性に優れていて、それらの取扱い
性がよい、という大きな利点をもっている。
本発明に用いられるポリエステルにおいて、単がn個−
価の基Xによって置換された、または非置換のp−オキ
シベンゾイル部分でおり、この単位はポリエステルの重
合時に置換された、ま九は非置換のp−ヒドロキシ安息
香酸あるいはそれらの誘導体を参加させることによって
導入することができる。単位(I)は20〜60モルチ
で存在するべきで、20モルチより単位(I)が少ない
と、ポリエステルの流れ温度が高くなって溶融成形しづ
らいし、単位(I)が60モル−を超えると、溶融粘度
が高くなる傾向をもつとと本に、ポリエステルの均質性
が劣るようになって好ましくない。単位(I)の望まし
い含有率は25〜55モルチであり、さらに望ましいの
は30〜50モルチである。なお、単位(I3において
置換基をもったp−オキシベンゾイル部分を使用すると
きは、置換されていないp−オキシベンゾイルに比べ、
上記限定範囲内において比較的多量を使用するのが好ま
しいことが判明した。
エチレンオキシ−4,4′−ジベンゾイル部分で、この
単位はポリエステルの重合時に182−ビス(p−カル
ボキシフェノオキシ)エタンまたはその誘導体を参加さ
せることにより導入することができる。単位■は5〜2
0モル嘩で存在するべきで、5モル−より単位■が少な
いと、ポリエステルの流れ温度が高くなるし、20モル
チを超えると、繊維やフィルムの強度・ヤング率が低く
なる傾向をもつ。単位(2)はより望ましくFi7〜1
5モルチの含有率である。
原子がm個−価の基Yで置換された、または非置換のテ
レフタル酸部分であり、この単位はポリエステルの重合
時に置換された、または未置換のテレフタル酸あるいは
それらの誘導体を参画させることによって導入すること
ができる。単位(印は5〜35モル−で存在するべきで
、5モルチより単位(m)の含有率が小さいポリエステ
ルでは、繊維やフィルムの機械的性質が劣るようKなる
ことが多い。また、55モル−より多い単位(III)
の含有は、ポリエステルの流れ温度を紡糸・成形しづら
いくらいに上昇させて好ましくない。単位(@のより望
ましい含有率Filo〜30モルチである。
素原子が2個−価の基2によって置換された、または非
置換の1.4−ジオキシフェニレン部分である。この単
位は、ポリエステルの重合時に置換された、ま九は非置
換のヒドロキノンあるいはそれらの誘導体を参加させる
ことにより導入できる。
単位(5)は20〜40モル−で存在すべきであり、2
0モルチ未満の含有量のポリエステルにおいては、高分
子量のポリエステルであるための必要要件であるところ
の単位■千単位(IIDk=i単位(5)の関係により
、ポリエステル中の単位(I)の含有量を増大する結果
となり、溶融粘度の上昇や均質性の低下を招来して好ま
しくないことが多い。単位(5)が40モル−を超える
量で存在すると、逆に単位(I)の含有量が過少になり
好ましくない。
本発明に用いられるポリエステルにおいて、芳香族積の
水素原子を置換する一価の基x、y、zが、1≦t+m
+n≦4および2≦nx 十my 十lx≦8を満たす
ように存在していることが肝要であの数で、otfc#
i正の整数であり、”tYsZI/i各々置換基x各々
置換基中の水素原子以外の原子の数を表わす。t+m+
n<1のとき、すなわちty mm Hx= Qのとき
、または/およびnx十mV+1z(2のときは、当該
ポリエステルからの成形品(繊維やフィルム)が脆くな
りゃすく、また成形しづらいことが多い、一方、を十m
十n〉4または/およびnX + my −) jg 
> Hのときは、置換基が多すぎたり、大きすぎたりす
るためか重合反応が円滑にすすまず、高分子量のポリエ
ステルが得られないので好ましくない。原料入手の容易
さや成形のしやすさ等の実際的観点を加味し、また優れ
た機械的性質を集塊できる点からはt十m+n#1であ
り、X5−2がエチル、n−またはイソープ四ビル、n
−または重−メチル、メトキシ、エトキシ、フェニル、
ベンジル、ニトロ、シアノより選ばれた基であるポリエ
ステル、あるいはt f m 十n■2であり、x−z
がメチル、エチル、メトキシ、クロロ、ブロモまたはこ
れらの混合物より選ばれた基であるポリエステルが特に
好ましい。
本発明に用いるポリエステルには、その特徴を失わない
限り、上記の四つの単位以外の単位を少量含有させるこ
とができる。そのような単位としては、例えば、メタ−
オキシベンゾイル単位、イソフタロイル単位、2.2−
ビス(p−オキシフェニル)−jロバ7単位、1e2−
ジオキシエタン単位、1.4−ジオキシ−n−ブタン単
位、1.4−11.5−または2,6−ナフタレンジカ
ルポ叶ル単位などを挙げることができる。
本発明に用いるポリエステルは、一般に、−O−C0C
H,ま九は−COOHの形の末端基をもつ。ただし、こ
の末端基は任意に封鎖されていてよい。
また、必要表らば、成形後の酸素含有雰囲気中(例えば
空気中)での加熱処理により、ある程度酸化的に架橋さ
れていてもよい。
本発明に用いるポリエステルは、加熱したとき、先に定
義した流れ温度以上の温度において、液晶状態を示す。
そして、紡糸や成形をうけたままの状態で、繊維または
フィルム中のポリマー分子は高度に配向している。
本発明の繊維またはフィルム、およびそれらの製法上の
特徴を列記すると次のとおりであり、これらの特徴は、
本発明に使用するポリエステルが特別な化学組成をもっ
ていることに出来している本のであることに注意すべき
である。
0〕従来公知の液晶性のポリエステルに比べ、高分子量
のものでも紡糸性、成形性にすぐれている。
■公知の液晶性のポリエステルから紡糸した繊維または
成形したフィルムに比ベタフであり、かつ脆さが少ない
上に、それらとI′WJ等またはそれら以上の強度、ヤ
ング軍を有する繊維またはフィルムが紡糸または成形し
たままの状態て、あるいは熱処理後に得6れる。
■高分子量のポリエステルが溶融重合またはそれにつづ
く同相重合で容易に得られる。
■高温(例え1j100〜200 ’C)における寸法
安定性がよい。
(り化学薬品に対する安定性に優れている。
本発明に使用するポリエステルは、必要なくり返し単位
を生成する官能基をもつ有機単量体化合物類を反応させ
る種々のエステル生成法によって製造することができる
。例えば、有機単量体化合物の官能基祉、カルボン酸基
、ヒドロキシル基、エステル基、アシルオキシ基、酸ハ
ロゲン化物等でよい。有機単量体化合物類は、溶融重合
法、加熱溶液重合法、加熱懸濁重合法、低温溶液重合法
、界面重合法等の公知の方法により、ポリエステルに転
化できる。ポリエステルは、成形前または成形後の任意
の段階で、いわゆる固相重合法により、その重合度をさ
らに大きくする1ことができる。
本発明において、前記した化学組成をもつポリエステル
を、いわゆる流れ温度以上の温度に加熱して溶融液晶状
態にすれば、容易に繊維やフィルムに紡糸または成形で
きる。繊維またはフィルムを製造する場合の押出しオリ
フィスは、これらを溶融押出しするとき普通に用いられ
るものの中から選択できる。例えば、フィルム製造の場
合、押出しオリフィスは短形状スリット(スリットダイ
)でよい。繊維に紡糸する場合、ポリエチレンテレフタ
レートの紡糸に通常に使用する約0.05〜2.011
の直径の円形の孔をもつ樟単的な紡糸口金が使われる。
このとき、紡糸口金における孔の数に制@はない。また
、もし望むならば、円形琺外の形の孔、例えば、楕円形
、5字形、丁字形、C形などの形状の孔をもった紡糸口
金を用いることもできる。なお、前記したポリエステル
以外のポリマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート
、ポリブチレンテレフタレートやナイロン6、ナイロン
66)や通常の添加剤を、本発明のポリエステルに少量
混合して紡糸、成形することは、本発明の特徴が失われ
ない限り有効である。
オリフィスから押出された繊維状物質またはフィルム状
物質は、同化または冷却域を通されて繊mまたはフィル
ムに変る。このとき、オリフィスから冷却域に至る温度
分布および雰囲気を、熱風、冷風、筒、ヒーター、不活
性ガス轡により自由に工夫してよい、必要な場合、冷却
を空気の代りに水などの液体で行なってもよい。繊維の
場合、紡口と冷却域との間で、通常1〜100またはそ
れ以上のドラフトで引張られ、紡糸された繊維は、通常
0.5〜50の単繊維デニールを有している。
本発明の繊維またはフィルムの場合、オリフィスから押
出され冷却されたままの状態でポリマー鎖が高配向して
いるため、高強度高ヤング率であるという特徴を有する
しかし、もし望むならば、押出されたままの繊維または
フィルムを熱処理することにより、その機械的性質をさ
らに改善することができる。すなわち、繊維またはフィ
ルムの強度は熱処理により増加する。これは、熱処理に
よりポリマー鎖の配向緩和を起こすことなく重合度が大
きくなるためと信じられる。熱処理は、繊維またはフィ
ルムの流れ温度以下の温度で、応力を加えまたは応力な
しに、不活性雰囲気(例えば、音素、アルゴン、ヘリウ
ム)や真空下に行なうことができる。応力を加えた状態
で熱処理を行なうと、一般にヤング率が増大する。熱処
理温度は一定にしてもよいが、ポリエステルの渡れfA
度の上昇につれて段階的または連続的に上昇させてもよ
い。熱処理時間は、通常数分〜数十時間の間から選ばれ
る。熱処理中に、近接した繊維やフィルムが融着するの
を防止するために1 タルクやシリカ等で処理したのち
熱処理を施すのも好ましい実施聾態の−っである。
本発明の繊維は、高強度、高ヤング率にして、かつタフ
である丸め、このような特徴の活かせる産業資材用途に
特に有用である。具体的には、タイヤコード、コンベア
ベルト、ボース等のゴム補強材、ロープ、ケーブル、さ
らには樹脂の補強材等に非常に有用である。このような
用途には、本発明の繊維のもつタフさが十分にその威力
を発揮して耐疲労特性にすぐれているほか、本発明の繊
維の他の特徴、例えば、高温での寸法安定性の良さ、耐
薬品性の爽さなど4大いに活用される。
本発明のフィルムは、包装用ひも、ケーブル巻材、磁気
テープ、電動機−電フイルム等に用いられてその特徴を
十二分に発揮する。
実施例1 溶、融液晶を示すポリエステルとして、なる組成のポリ
マーを、バラアセトキシ安息香酸2.28モル部、1.
2−ビス(p−カルボキシフェノオキシ)エタン0.8
4モル部、テレフタル酸0.84モル部、2−メトキシ
ノ1イドロキノンジアセテート1.70モル部から脱酢
酸溶融重合法によりxmし友、すなわち、重合溶器に単
量体を入れ、窒素置換したのち、約50分かけて室温か
ら315℃に昇温した。ついで315℃に1時間おいて
、酢酸を溜去し、最後に320℃で1時間約0.4ml
Hgの減圧下におくことにより、収率99−以上で、は
ぼ仕込比どおりの組成のポリエステルが得られた。
得られたポリエステルのηs p/c Fis、ts 
(ペンタフルオロフェノール中60℃で0,5 t/1
00−で常法によって測定)であり、その流れ温度は約
280℃であった。tた、295〜300℃で偏光顕微
鏡観察すると、静止下で光学異方性を示すことがわかつ
友。
繊維状の固体のポリエステルを十分に乾燥したのち、エ
クストルーダー型溶融紡糸機に供給し、溶融温gs o
 s℃で溶融させつつ、孔径0,1m5ll。
孔数28個のノズルから押出し、4507F+/分の速
度て捲取った。
捲龜ったままのフィラメントは、3.5のマsp/c(
前記の条件で測定) 、4.5 t/dの強度、2.6
−の伸度、410 f/dのヤング率、0.8 f/d
 f)結節強11%ってい良。
次に1このフィラメントを240〜260℃にて、緊張
をかけずに約15時間窒素気流下に熱処理した。熱処理
後のフィラメントは、ηip/cが前記条件では測定不
能であったが、14,2 f/dの強度、3.6チの伸
度、405 f/dのヤング率、2.8 f/dの結節
強度をもっていた。
一方、比較として特開昭55−104220号公報の実
施例1にしたがって、小さな置換基(2=1)を1ケだ
けもつ本発明外の液晶形成性のポリエステルを調製し、
溶融紡糸した。重合したポリエステルは、qSp/c 
(前記条件で測定)が3.2であり、流れ温度は約29
0℃で、この温度以上では光学異方性の流動体、すなわ
ち液晶であることが確認できた。溶融紡糸は、溶融温度
を515℃にした(305℃では溶融粘度高く紡糸困M
)以外は、前記のポリエステルと全く同一の条件で行な
ったが、紡口直下付近での溶融糸条物の切断が時折発生
し、前記のポリエステルに比べ紡糸性の悪さを窺わせた
捲取ったままのフィラメントは、ηap/c(前記条件
で測定)が6.0、強度A、7 f/d 、伸度2.2
−、ヤング率5809/d、結節強度0,2 f/dで
あった。
ま友、このフィラメントを前記と同条件で熱処理したと
ころ、強1j 14,7 t/d 、伸度5.5−、ヤ
ング率5909/d、結節強度1.2 f/dであった
本発明のポリエステル繊維は、公知のポリエステル繊維
と略同等の強度、伸度、ヤング率をもっているが、繊維
のタフさを示す結節強度において格段に優れている。
実施例2 実施例1と同様にして、種々の組成をもったポリエステ
ルを調製した。結果を表1に示す。
これらのポリエステルは、全て流れ温度よりも高い温度
において静止下に光学異方性を示した。
ま九、全てのポリエステルから290−550℃に調製
されたダイで強靭なフィルムが得られ、250〜270
℃で緊張下に真空熱処理すると強靭さがさらに増し友。
実施例5 本発明に用いるポリエステルの特徴とする独特の置換基
効果を説明するために、まず特開昭55−104221
号公報の実施例1のポリエステルを追試し、次いで本発
明のポリエステル繊維を製造して比較し良。
特開昭55−104221号公報の実施例1において、
重合の規模を10倍にし、アルゴンの代りKl!*を使
用した以外は、全く同じ条件でポリエステルを重合した
。ダsp/c (実施例1と同条件で測定)が3.9の
ポリエステルが得うれ、流れ温fFi約240℃であり
、この温度以上で液晶であった0次に1ポリエステルを
!110℃で溶融し、0.25閤φの紡孔を6個もった
紡糸口金から溶融紡糸し、sOO隋/分で捲取った。紡
糸口金の下は約280℃以上になるように筒状物で保温
し、その下は室温で冷却するようにした。紡糸したまま
の繊維(フィラメント)IIi、強度4.7 t/d 
、伸度2、S−、ヤング率200 f/d 、結節強度
0.1 f/dであった。紡糸したままの繊維を穴をあ
けたステンレス製のボビンに捲いたまま、2201:か
ら1.5時間毎に10℃づつ段階的に昇温させつつ計7
.5時間真空状態で熱処理した。このとき、フィラメン
ト間の融着を防ぐ九めにタルクをつけておいた。熱処理
後のフィラメントは、12.1 t/d(1強度、3.
・6・−の伸度、280 f/dのヤング率、0.7 
t/dの結節強度であった。
次に、本発明のポリエステル繊維を製造するために、ハ
イドロキノンジアセテートの代りに2−エトキシハイド
ロキノ/ジアセテートを用いて、上記の実験を全く同様
の条件でくり返した。重合により得られたポリエステル
は、′ll5p/c(前記に同じ条件で測定)が4.6
で、流れ温度約260℃の液晶性ポリマーであった。紡
糸したままの繊維(フィラメント)の強度#ib、s 
t/d%伸度は2.7−、ヤング率#15501/d、
結節強度Ho、sf/dであつ友。また、熱処理後のフ
ィラメントね15.2 t/dの強度、3.8−の伸度
、5701/dのヤング率、2.S f/dの結節強1
1+を有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +1)  下記の単位(I)〜■: (式中、t−nは1≦z+m十n≦4をみたす0または
    正の整数であり、X−ZFiI価の基を表わし、同じま
    たは異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の原
    子の数を各々X。 y、zとしたとき、2≦nX 十my+ AM≦8であ
    る。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モル−1単位■
    が5〜20モル−1単位(叩が5〜55モルチ、単位(
    5)が20〜40モルチであるポリエステルを主成分と
    する繊維まえはフィルム。 (2) t+m+n=1であり、XNzがエチル、n−
    まえはイソ−プロピル、n−またはt−ブチル、メトキ
    シ、エトキシ、フェニル、ベンジル、ニトロ、シアノよ
    り選ばれた基でおるポリエステルを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の繊維またはフィルム。 131  t + m + n −2であり、X−2が
    メチル、エチル、メトキシ、クロロ、ブロモま友はこれ
    らの混合物より選ばれ九基であるポリエステルを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の繊維またはフィルム。 (4)下記の単位(I)〜(5); (式中、t〜nは1≦z+m+n≦4をみ九す01本は
    正の整数であり、X−Zは1価の基を表わし、同じまた
    は異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の原子
    の数を各々X。 y−8としたとき、2≦nx +my +tz≦8であ
    る。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モル−1単位0
    が5〜20モルチ、単位(I[Dが5〜35モル−1単
    位(5)が20〜40モル−であるポリエステルを加熱
    して溶融液晶状態にし、該溶融液晶を押出すことをq#
    像とする繊維tたはフィルムの製法。 (式中、1ynFi1≦t+m+n≦4をみたすOf喪
    は正の整数であり、X−Zは1価の基を表わし、同じま
    九は異なっていてよく、かつ基の中の水素原子以外の原
    子の数を各々X。 y、zとし友とき、2≦nX + mY + tZ≦8
    である。) から成り、かつ単位(I)が20〜60モル−1単位■
    が5〜26モル一、単位(I[Dが5〜35モルチ、単
    位(5)が20〜40モル−であるポリエステルを加熱
    して溶融液晶状IIKし、該溶融液晶を押出し、次いで
    150℃以上の温度で緊張下または弛緩下に熱処理する
    ことを特徴とする繊維またはフィルムの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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