JPH0645674B2 - 光学的異方性をもつ熔融物を生じるポリエステル共重合体 - Google Patents
光学的異方性をもつ熔融物を生じるポリエステル共重合体Info
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- JPH0645674B2 JPH0645674B2 JP59261911A JP26191184A JPH0645674B2 JP H0645674 B2 JPH0645674 B2 JP H0645674B2 JP 59261911 A JP59261911 A JP 59261911A JP 26191184 A JP26191184 A JP 26191184A JP H0645674 B2 JPH0645674 B2 JP H0645674B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/60—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from the reaction of a mixture of hydroxy carboxylic acids, polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/605—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from the reaction of a mixture of hydroxy carboxylic acids, polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds the hydroxy and carboxylic groups being bound to aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/68—Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G63/682—Polyesters containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen containing halogens
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は或種の一置換ヒドロキノン、テレフタル酸、及
び3,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、3,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル、3−ヒドロキシ−4′−
カルボキシフェニルエーテル、4−ヒドロキシ−3′−カ
ルボキシジフェニルエーテルから成る群から選ばれたエ
ーテルからつくられる新規繊維生成可能、熔融紡糸可能
な全部芳香族からできたポリエステル共重合体に関す
る。これらの共重合体は高い強度及び/又は高度のモジ
ュラスを有するフィラメントの製造に有用である。また
押出成形または射出成形製品の製造及び強靭なフィルム
の製造にも有用である。
び3,4′−ジカルボキシジフェニルエーテル、3,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルエーテル、3−ヒドロキシ−4′−
カルボキシフェニルエーテル、4−ヒドロキシ−3′−カ
ルボキシジフェニルエーテルから成る群から選ばれたエ
ーテルからつくられる新規繊維生成可能、熔融紡糸可能
な全部芳香族からできたポリエステル共重合体に関す
る。これらの共重合体は高い強度及び/又は高度のモジ
ュラスを有するフィラメントの製造に有用である。また
押出成形または射出成形製品の製造及び強靭なフィルム
の製造にも有用である。
光学的に異方性をもつ熔融物を生成し得る芳香族共重合
体は当業界に公知である。これらの重合体はタイヤ・コ
ード及び駆動ベルトの製造に特に有用な性質をもった熱
処理繊維を与える。これらの目的の新規ポリエステル共
重合体を提供することは極めて価値のある目標であると
思われる。
体は当業界に公知である。これらの重合体はタイヤ・コ
ード及び駆動ベルトの製造に特に有用な性質をもった熱
処理繊維を与える。これらの目的の新規ポリエステル共
重合体を提供することは極めて価値のある目標であると
思われる。
本発明は熔融状態において光学的異方性を示す繊維生成
可能な分子量を有し、下記構造式の単位I、II、及びII
Iから実質的に成る熔融紡糸可能なポリエステル共重合
体に関する。
可能な分子量を有し、下記構造式の単位I、II、及びII
Iから実質的に成る熔融紡糸可能なポリエステル共重合
体に関する。
I II 及び III 但し上記式中Xはハロゲン(好ましくはクロロ)、低級
アルキル(好ましくはメチル)またはアリール(好まし
くはフェニル)であり、Y及びZは独立に酸素及びカル
ボニルから成る群から選ばれ、単位I及びIIは夫々約30
〜50モル%の量で存在し、単位IIIは約5〜20モル%の
量で存在している。夫々の場合、ポリエステル共重合体
中のジオキシ単位の数はジカルボニル単位の数に実質的
に等しい。このようなポリエステルの熔融紡糸し熱処理
で強化したフィラメント並びにフィルム、及びこのよう
なポリエステルからつくられた成形品及び押出品は有用
である。
アルキル(好ましくはメチル)またはアリール(好まし
くはフェニル)であり、Y及びZは独立に酸素及びカル
ボニルから成る群から選ばれ、単位I及びIIは夫々約30
〜50モル%の量で存在し、単位IIIは約5〜20モル%の
量で存在している。夫々の場合、ポリエステル共重合体
中のジオキシ単位の数はジカルボニル単位の数に実質的
に等しい。このようなポリエステルの熔融紡糸し熱処理
で強化したフィラメント並びにフィルム、及びこのよう
なポリエステルからつくられた成形品及び押出品は有用
である。
本発明のポリエステル共重合体の単位Iは低級アルキル
−、ハロゲン−、またはアリール−1,4−ジオキシフェ
ニレンである。メチル及びクロロ基が夫々好適な低級ア
ルキル及びハロゲン基である。単位IIはテレフタロイル
基である。単位IIIは3,4′−ジカルボキシジフェニルエ
ーテル(DCDPE)、3,4′−ジヒドロキシジフェニルエー
テル(DHDPE)、3−ヒドロキシ−4′−カルボニルジフ
ェニルエーテル(HCDPE)、または4−ヒドロキシ−3′
−カルボキシジフェニルエーテル(CHDPE)である。
−、ハロゲン−、またはアリール−1,4−ジオキシフェ
ニレンである。メチル及びクロロ基が夫々好適な低級ア
ルキル及びハロゲン基である。単位IIはテレフタロイル
基である。単位IIIは3,4′−ジカルボキシジフェニルエ
ーテル(DCDPE)、3,4′−ジヒドロキシジフェニルエー
テル(DHDPE)、3−ヒドロキシ−4′−カルボニルジフ
ェニルエーテル(HCDPE)、または4−ヒドロキシ−3′
−カルボキシジフェニルエーテル(CHDPE)である。
ポリエステル共重合体中に存在するジオキシ単位の数は
ジカルボニル単位の数に実質的に等しい。モル%は存在
する単位の全モル数、即ち[I+II+III]を基にして
計算される。
ジカルボニル単位の数に実質的に等しい。モル%は存在
する単位の全モル数、即ち[I+II+III]を基にして
計算される。
単位Iの適当な原料の中には一般的にはジアセテートの
形で用いられる対応する置換ヒドロキノンが含まれる。
単位IIの適当な原料はテレフタル酸である。DHDPEのジ
アセテートまたはHCDPEまたはCHDPEのモノアセテートが
通常単位IIIを与えるのに使用される。
形で用いられる対応する置換ヒドロキノンが含まれる。
単位IIの適当な原料はテレフタル酸である。DHDPEのジ
アセテートまたはHCDPEまたはCHDPEのモノアセテートが
通常単位IIIを与えるのに使用される。
原料の反応物はポリエステル共重合体生成物中に望まれ
る単位のモル比に対応する割合で混合されるが、下記実
施例に置換ヒドロキノンの揮発性が大きいジアセテート
の(%)として示されるようにモル的に過剰に使用する
ことが好ましい場合がある。
る単位のモル比に対応する割合で混合されるが、下記実
施例に置換ヒドロキノンの揮発性が大きいジアセテート
の(%)として示されるようにモル的に過剰に使用する
ことが好ましい場合がある。
米国特許第4,118,372号に記載されたような通常の重合
法、特に下記実施例記載の方法を用いることができる。
一般に単量体の混合物を250mの三ッ口フラスコまた
は重合管中に入れ、ウッドの合金浴または他の適当な加
熱媒質中において約310〜380℃に攪拌しながら加熱す
る。全部で最高0.5〜1時間、或いは必要に応じさらに
長く、繊維生成可能分子量をもつ重合体が生成するまで
重合を続ける。通常真空を用いて高分子量の最終生成物
を得る。本発明のポリエステル共重合体は米国特許第4,
118,372号記載のように熔融状態において光学的異方性
を示す。
法、特に下記実施例記載の方法を用いることができる。
一般に単量体の混合物を250mの三ッ口フラスコまた
は重合管中に入れ、ウッドの合金浴または他の適当な加
熱媒質中において約310〜380℃に攪拌しながら加熱す
る。全部で最高0.5〜1時間、或いは必要に応じさらに
長く、繊維生成可能分子量をもつ重合体が生成するまで
重合を続ける。通常真空を用いて高分子量の最終生成物
を得る。本発明のポリエステル共重合体は米国特許第4,
118,372号記載のように熔融状態において光学的異方性
を示す。
本発明のポリエステル共重合体は分解温度以下、通常36
0℃より低い温度で通常の熔融紡糸法により紡糸してフ
ィラメントにすることができる。下記参考例においてフ
ィラメントは急冷雰囲気中に熔融紡糸して下記参考例に
示す巻取速度で捕集することによりつくられる。熔融物
圧入速度は下記表に示す巻取速度を用い下記表に示す線
密度(tex)がほぼ得られるように調節される。
0℃より低い温度で通常の熔融紡糸法により紡糸してフ
ィラメントにすることができる。下記参考例においてフ
ィラメントは急冷雰囲気中に熔融紡糸して下記参考例に
示す巻取速度で捕集することによりつくられる。熔融物
圧入速度は下記表に示す巻取速度を用い下記表に示す線
密度(tex)がほぼ得られるように調節される。
本明細書において「紡糸したままの繊維」という言葉は
押出して通常の巻取りを行った後延伸または熱処理され
ていない繊維を意味する。
押出して通常の巻取りを行った後延伸または熱処理され
ていない繊維を意味する。
捕集後、延伸しない(紡糸したままの)モノフィラメン
トをルイス(Luise)の米国特許第4,183,895号記載のよ
うに実質的に弛緩した状態で熱処理する。加熱は窒素雰
囲気中で行う。温度は典型的には室温から最終温度に段
階的に上昇させる。これは高い強度と破断時伸びを最適
に発現するために通常必要である。
トをルイス(Luise)の米国特許第4,183,895号記載のよ
うに実質的に弛緩した状態で熱処理する。加熱は窒素雰
囲気中で行う。温度は典型的には室温から最終温度に段
階的に上昇させる。これは高い強度と破断時伸びを最適
に発現するために通常必要である。
熱処理中の分子量の増加によりフィラメントの流動温度
を上昇させることができ(米国特許第4,118,372号参
照)、もとの重合体の流動温度以上に熱処理温度を上昇
させることができる。最高熱処理温度は最初の流動温度
に近いかそれよりも高くなければならない。分子量が高
いと高い強度及び破断時伸びを得るのに有利である。紡
糸伸張係数が高いことも高度の強度及び破断時伸びの発
現に有利である。
を上昇させることができ(米国特許第4,118,372号参
照)、もとの重合体の流動温度以上に熱処理温度を上昇
させることができる。最高熱処理温度は最初の流動温度
に近いかそれよりも高くなければならない。分子量が高
いと高い強度及び破断時伸びを得るのに有利である。紡
糸伸張係数が高いことも高度の強度及び破断時伸びの発
現に有利である。
本発明のポリエステル共重合体から得られる熱処理した
繊維は種々の用途、例えば不織シートのロープ、及びプ
ラスチックス複合体の補強材に有用である。
繊維は種々の用途、例えば不織シートのロープ、及びプ
ラスチックス複合体の補強材に有用である。
試験法 固有粘度(ηinh)は分子量の目安であり、ηinh=(ln
ηrel)/Cの式により計算される。ここにηrelは相対
粘度であり、Cは溶媒1dl当りの重合体のg数で表わさ
れた濃度である。相対粘度は毛細管粘度計中における30
℃の重合体溶液の流下速度対溶媒の流下速度の比であ
る。使用する溶媒は容量で7.5%のトリフルオロ酢酸、1
2.5%のパークロロエチレン、17.5%の塩化メチレン、5
0の4−クロロフェノール及び12.5のジクロロテトラフル
オロアセトン水化物から成る信号名TM4PPの特殊な混合
物である。濃度は溶媒1dl当り重合体0.5gである。
ηrel)/Cの式により計算される。ここにηrelは相対
粘度であり、Cは溶媒1dl当りの重合体のg数で表わさ
れた濃度である。相対粘度は毛細管粘度計中における30
℃の重合体溶液の流下速度対溶媒の流下速度の比であ
る。使用する溶媒は容量で7.5%のトリフルオロ酢酸、1
2.5%のパークロロエチレン、17.5%の塩化メチレン、5
0の4−クロロフェノール及び12.5のジクロロテトラフル
オロアセトン水化物から成る信号名TM4PPの特殊な混合
物である。濃度は溶媒1dl当り重合体0.5gである。
モノフィラメントの引張特性はASTM法2101、パート33
(1980年)により、記録式応力−歪解析機を使用し、温
度70゜F(21.1℃)、相対湿度65%において測定した。
ゲージ長は1.0インチ(2.54cm)であり、伸び速度は10
%/分である。結果はT/E/Miとして報告され、ここに
TはdN/tex単位の破断強度、Eは初期長さの増加率と
して表わされた破断時伸び、MiはdN/tex単位の初期引
張モジュラスである。線密度はtex単位で報告される。
5本のフィラメント試料に対する平均引張特性を報告し
た。
(1980年)により、記録式応力−歪解析機を使用し、温
度70゜F(21.1℃)、相対湿度65%において測定した。
ゲージ長は1.0インチ(2.54cm)であり、伸び速度は10
%/分である。結果はT/E/Miとして報告され、ここに
TはdN/tex単位の破断強度、Eは初期長さの増加率と
して表わされた破断時伸び、MiはdN/tex単位の初期引
張モジュラスである。線密度はtex単位で報告される。
5本のフィラメント試料に対する平均引張特性を報告し
た。
実施例 すべての実施例に対して同じ一般的な方法を用いた。下
記に報告された最良の値は達成し得る代表的な値と考え
るべきである。記載されたデータは表記の反応原料につ
いて行われたすべての実験を含むものではない。系に要
求される反応条件が一般的でないこと、不純な反応原料
を使用すること、または熱処理条件が適当でないことな
どが得られる強度、伸びまたはモジュラスの低下など結
果の変動の原因になる。
記に報告された最良の値は達成し得る代表的な値と考え
るべきである。記載されたデータは表記の反応原料につ
いて行われたすべての実験を含むものではない。系に要
求される反応条件が一般的でないこと、不純な反応原料
を使用すること、または熱処理条件が適当でないことな
どが得られる強度、伸びまたはモジュラスの低下など結
果の変動の原因になる。
単量体成分は最終的な重合体に望まれるモル比と実質的
に同じモル比で加えられるが、アセチル化されたジヒド
ロキシフェノールは一般に過剰(通常は4〜7%過剰)
に使用される。得られた重合体は例えばCHQ/TA/HCDPE
(42.5/42.55/15)のように記載されるが、その意味
は42.5モル%のクロロ−1,4−ジオキシフェニレン単位
(クロロヒドロキノンのジアセテートから誘導され
る)、42.5モル%のテレフタロイル単位(テレフタル酸
から誘導)、及び15モル%の3−オキシ−4′−カルボニ
ルジフェニルエーテル単位(モノアセテートから誘導)
が含まれるということである。この割合の中には過剰の
アセテートは含まれない。
に同じモル比で加えられるが、アセチル化されたジヒド
ロキシフェノールは一般に過剰(通常は4〜7%過剰)
に使用される。得られた重合体は例えばCHQ/TA/HCDPE
(42.5/42.55/15)のように記載されるが、その意味
は42.5モル%のクロロ−1,4−ジオキシフェニレン単位
(クロロヒドロキノンのジアセテートから誘導され
る)、42.5モル%のテレフタロイル単位(テレフタル酸
から誘導)、及び15モル%の3−オキシ−4′−カルボニ
ルジフェニルエーテル単位(モノアセテートから誘導)
が含まれるということである。この割合の中には過剰の
アセテートは含まれない。
三ッ口フラスコまたは重合管に(1)圧力密封型樹脂ブッ
シングを通って延びたガラス攪拌機、(2)窒素入口、(3)
副成物の酢酸を捕集するフラスコを備えた水冷式または
空冷式凝縮器を取り付ける。凝縮器の一端に真空に引く
ための口を取り付ける。電熱で加熱されたウッドの合金
浴または沸騰液の蒸気浴を垂直に取り付けて加熱に使用
する。反応混合物を窒素雰囲気下において常圧で攪拌し
ながら加熱して温度を上昇させ、これを実質的にすべて
の酢酸が発生してしまうまで続ける。真空に引き、圧力
を大気圧から1mmHg(133.3pa)以下まで徐々に圧力を
下げる。1mmHg以下の真空下における加熱は粘度が熔融
紡糸に満足すべき値に達するまで続ける。冷却し固化し
た重合体を粉砕し、その一部を成形し、熔融紡糸のため
の円筒形のプラグにする。
シングを通って延びたガラス攪拌機、(2)窒素入口、(3)
副成物の酢酸を捕集するフラスコを備えた水冷式または
空冷式凝縮器を取り付ける。凝縮器の一端に真空に引く
ための口を取り付ける。電熱で加熱されたウッドの合金
浴または沸騰液の蒸気浴を垂直に取り付けて加熱に使用
する。反応混合物を窒素雰囲気下において常圧で攪拌し
ながら加熱して温度を上昇させ、これを実質的にすべて
の酢酸が発生してしまうまで続ける。真空に引き、圧力
を大気圧から1mmHg(133.3pa)以下まで徐々に圧力を
下げる。1mmHg以下の真空下における加熱は粘度が熔融
紡糸に満足すべき値に達するまで続ける。冷却し固化し
た重合体を粉砕し、その一部を成形し、熔融紡糸のため
の円筒形のプラグにする。
実施例1 クロロヒドロキノン(CHQ)、テレフタル酸(TA)、3,
4′−ジカルボキシジフェニルエーテル(DCDPE)からつ
くられるポリエステル共重合体 CHQ/TA/DCDPE(50/35/15)の組成をもつ重合体を下
記の成分を混合することにより重合容器中でつくった。
4′−ジカルボキシジフェニルエーテル(DCDPE)からつ
くられるポリエステル共重合体 CHQ/TA/DCDPE(50/35/15)の組成をもつ重合体を下
記の成分を混合することにより重合容器中でつくった。
24.0gのCHQジアセテート(5%過剰量を含めて0.105モ
ル) 11.62gのTA(0.07モル) 7.74gのDCDPE(0.03モル) この混合物を重合容器中において、窒素雰囲気下におい
て大気圧65分間210℃から350℃に加熱する。次に真空下
で数分間350℃に保ち、この間圧力を25mmから0.5mmに低
下させる。得られた重合体は熱勾配をかけて加熱棒の上
で285℃において軟化し、300℃においては棒から繊維を
引くことができた。TM4PP中における固有粘度は1.23で
あった。
ル) 11.62gのTA(0.07モル) 7.74gのDCDPE(0.03モル) この混合物を重合容器中において、窒素雰囲気下におい
て大気圧65分間210℃から350℃に加熱する。次に真空下
で数分間350℃に保ち、この間圧力を25mmから0.5mmに低
下させる。得られた重合体は熱勾配をかけて加熱棒の上
で285℃において軟化し、300℃においては棒から繊維を
引くことができた。TM4PP中における固有粘度は1.23で
あった。
参考例1 この光学的異方性を示す重合体を331℃において孔の直
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypmの巻取速度を
用いて熔融紡糸する。モノフィラメントは実質的に弛緩
した状態で窒素雰囲気中において、下記表記載の最高炉
温度より約100℃低い温度から熱処理を開始する。熱処
理の最高温度に達するまで毎時20℃の割合で温度を上昇
させる。次に16時間この温度に保つ。紡糸したままの繊
維(AS)及び表記最高温度で熱処理した繊維(HT)に対
して下記の引張特性が得られた。
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypmの巻取速度を
用いて熔融紡糸する。モノフィラメントは実質的に弛緩
した状態で窒素雰囲気中において、下記表記載の最高炉
温度より約100℃低い温度から熱処理を開始する。熱処
理の最高温度に達するまで毎時20℃の割合で温度を上昇
させる。次に16時間この温度に保つ。紡糸したままの繊
維(AS)及び表記最高温度で熱処理した繊維(HT)に対
して下記の引張特性が得られた。
実施例2 クロロヒドロキノン、テレフタル酸、及び3,4′−ジヒ
ドロキシジフェニルエーテル(DHDPE)からつくられる
ポリエステル共重合体 CHQ/DHDPE/TA(37.5/12.55/50)の組成をもつ重合
体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつく
った。
ドロキシジフェニルエーテル(DHDPE)からつくられる
ポリエステル共重合体 CHQ/DHDPE/TA(37.5/12.55/50)の組成をもつ重合
体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつく
った。
9.00gのCHQジアセテート(5%過剰量を含めて0.0394モ
ル) 3.76gのDHDPEジアセテート(5%過剰量を含めて0.0131
モル) 8.3gのTA(0.050モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で65分間210℃から335℃に
温度を上昇させる。次に8分間335〜340℃に加熱し、こ
の間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得られた重合
体は熱勾配をかけた加熱棒の上で295℃において軟化
し、315℃においては棒から繊維を引くことができた。T
M4PP中における固有粘度は1.23であった。
ル) 3.76gのDHDPEジアセテート(5%過剰量を含めて0.0131
モル) 8.3gのTA(0.050モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で65分間210℃から335℃に
温度を上昇させる。次に8分間335〜340℃に加熱し、こ
の間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得られた重合
体は熱勾配をかけた加熱棒の上で295℃において軟化
し、315℃においては棒から繊維を引くことができた。T
M4PP中における固有粘度は1.23であった。
参考例2 この光学的異方性を示す重合体を324℃において孔の直
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て参考例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て参考例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
実施例3 クロロヒドロキノン、テレフタル酸、及び3−ヒドロキ
シ−4′−カルボキシジフェニルエーテル(HCDPE)から
つくられるポリエステル共重合体 CHQ/TA/HCDPE(49.75/43.75/12.5)の組成をもつ重
合体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつ
くった。
シ−4′−カルボキシジフェニルエーテル(HCDPE)から
つくられるポリエステル共重合体 CHQ/TA/HCDPE(49.75/43.75/12.5)の組成をもつ重
合体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつ
くった。
13.12gのCHQジアセテート(5%過剰量を含めて0.0574
モル) 9.08gのTA(0.0547モル)及び 4.25gのHCDPEモノアセテート(0.0156モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で47分間210℃から230℃に
温度を上昇させる。次に9分間330〜340℃に真空下で加
熱し、この間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得ら
れた重合体は熱勾配をかけた加熱棒の上で285℃におい
て軟化し、315℃においては棒から繊維を引くことがで
きた。
モル) 9.08gのTA(0.0547モル)及び 4.25gのHCDPEモノアセテート(0.0156モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で47分間210℃から230℃に
温度を上昇させる。次に9分間330〜340℃に真空下で加
熱し、この間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得ら
れた重合体は熱勾配をかけた加熱棒の上で285℃におい
て軟化し、315℃においては棒から繊維を引くことがで
きた。
参考例3 この光学的異方性を示す重合体を324℃において孔の直
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て実施例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て実施例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
実施例4 クロロヒドロキノン、テレフタル酸、及び3−ヒドロキ
シ−4′−カルボキシジフェニルエーテルからつくられ
るポリエステル共重合体 CHQ/TA/HCDPE(42.5/42.55/15)の組成をもつ重合
体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつく
った。
シ−4′−カルボキシジフェニルエーテルからつくられ
るポリエステル共重合体 CHQ/TA/HCDPE(42.5/42.55/15)の組成をもつ重合
体を下記の成分を混合することにより重合容器中でつく
った。
12.75のCHQジアセテート(5%過剰量を含めて0.0558モ
ル) 8.82gのTA(0.0531モル) 5.10gのHCDPEモノアセテート(0.0188モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で47分間200℃から320℃に
温度を上昇させる。次に11分間330〜330℃に真空下で
加熱し、この間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得
られた重合体は熱勾配をかけた加熱棒の上で300℃にお
いて軟化し、310℃においては棒から繊維を引くことが
できた。TM4PP中における固有粘度は1.16であった。
ル) 8.82gのTA(0.0531モル) 5.10gのHCDPEモノアセテート(0.0188モル) 窒素雰囲気下のおいて大気圧で47分間200℃から320℃に
温度を上昇させる。次に11分間330〜330℃に真空下で
加熱し、この間圧力を25mmから0.2mmに低下させる。得
られた重合体は熱勾配をかけた加熱棒の上で300℃にお
いて軟化し、310℃においては棒から繊維を引くことが
できた。TM4PP中における固有粘度は1.16であった。
参考例4 この光学的異方性を示す重合体を300℃において孔の直
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て実施例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
径0.23mmの単一孔紡糸口金を通し、600ypm巻取速度を用
いて熔融紡糸する。フィラメントは窒素雰囲気中におい
て実施例1と同様にして熱処理した。引張特性を下記に
示す。
Claims (6)
- 【請求項1】構造式 I II 及び III 但し上記式中Xはハロゲン、低級アルキル及びアリール
から成る群から選ばれ、 Y及びZは独立に酸素及びカルボニルから成る群から選
ばれ、単位I及びIIは夫々約30〜50モル%の量で存
在し、単位IIIは約5〜20モル%の量で存在し、ジオ
キシ単位の数とジカルボニル単位の数は実質的に等し
く、単位I、II及びIIIの合計が100モル%であるも
のとする、 の構造式単位I、II、及びIIIから実質的に成り、容量
で7.5%のトリフルオロ酢酸、12.5のパークロロ
エチレン、17.5%の塩化メチレン、50%の4−ク
ロロフェノール及び12.5%のジクロロテトラフルオ
ロアセトン水化物から成る混合溶媒中少なくとも1.1
6dl/gの固有粘度を有するポリエステル共重合体。 - 【請求項2】Xがクロロである特許請求の範囲第1項記
載のポリエステル共重合体。 - 【請求項3】単位IIIにおいてY及びZが共に酸素であ
る特許請求の範囲第1項記載のポリエステル共重合体。 - 【請求項4】単位IIIにおいてY及びZが共にカルボニ
ルである特許請求の範囲第1項記載のポリエステル共重
合体。 - 【請求項5】単位IIIにおいてYが酸素、Zがカルボニ
ルである特許請求の範囲第1項記載のポリエステル共重
合体。 - 【請求項6】単位IIIにおいてYがカルボニル、Zが酸
素である特許請求の範囲第1項記載のポリエステル共重
合体。
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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---|---|---|---|
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Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH0645674B2 (ja) |
CA (1) | CA1216097A (ja) |
DE (1) | DE3476760D1 (ja) |
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US5268443A (en) * | 1989-05-30 | 1993-12-07 | The Dow Chemical Company | Liquid crystalline copolyesters of 4-hydroxybenzoic acid and substituted 4-hydroxybenzoic acids |
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US3991014A (en) * | 1974-05-10 | 1976-11-09 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyesters of derivatives of hydroquinone and bis(carboxyphenyl)ether |
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US4269965A (en) * | 1979-09-17 | 1981-05-26 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aromatic polyester which forms optically anisotropic melts and filaments thereof |
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US4347349A (en) * | 1980-07-28 | 1982-08-31 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Aromatic polyester and filaments |
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JPS58191219A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-08 | Sumitomo Chem Co Ltd | 芳香族ポリエステル繊維の製造方法 |
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- 1983-12-16 US US06/562,116 patent/US4496712A/en not_active Expired - Fee Related
-
1984
- 1984-12-13 JP JP59261911A patent/JPH0645674B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1984-12-13 CA CA000470004A patent/CA1216097A/en not_active Expired
- 1984-12-14 EP EP84308748A patent/EP0146360B1/en not_active Expired
- 1984-12-14 DE DE8484308748T patent/DE3476760D1/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0146360B1 (en) | 1989-02-15 |
EP0146360A2 (en) | 1985-06-26 |
CA1216097A (en) | 1986-12-30 |
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EP0146360A3 (en) | 1985-07-31 |
JPS60147436A (ja) | 1985-08-03 |
DE3476760D1 (en) | 1989-03-23 |
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