JPS5856339Y2 - タ−ボ過給機 - Google Patents

タ−ボ過給機

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Publication number
JPS5856339Y2
JPS5856339Y2 JP6532479U JP6532479U JPS5856339Y2 JP S5856339 Y2 JPS5856339 Y2 JP S5856339Y2 JP 6532479 U JP6532479 U JP 6532479U JP 6532479 U JP6532479 U JP 6532479U JP S5856339 Y2 JPS5856339 Y2 JP S5856339Y2
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JP
Japan
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turbine
oil
lubricating oil
cooling chamber
bearing
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Application number
JP6532479U
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English (en)
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JPS55165925U (ja
Inventor
正三 清水
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Priority to DE2945272A priority patent/DE2945272C2/de
Priority to GB7939118A priority patent/GB2039632B/en
Priority to FR7927810A priority patent/FR2441747A1/fr
Priority to IT7927231A priority patent/IT1124955B/it
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はガソリンエンジン用あるいは高速ディーゼル
エンジン用など、高温ガス下で稼動するターボ過給機の
改良に関し、特に、その潤滑油流通系統を改良してター
ビン側の冷却効率の向上を図ったターボ過給機に関する
従来のターボ過給機では、翼車軸の軸受部に導びかれる
潤滑油で軸受部やその周辺を冷却するように考慮されて
いる。
すなわち、軸受車室の給油孔から供給される潤滑油は、
タービン側およびブロワ−側の軸受部にそれぞれ送られ
、そこを潤滑したのち、シール部やその周辺に振り飛ば
され、衝突した部分から漸次各部、壁面等に沿って熱を
奪いながら流下し油溜を戻るようになっているが、一般
にこの場合の給油量配分は高温のタービン側には少なく
、ブロワ−側−その大部分を差し向けるようになってい
る。
このため、冷却面からはタービン側で不充分、ブロワ−
側で過剰となって結局タービン側が充分に冷却されない
ので、タービン側シールリングは熱でへたり、張力が低
下してシール効果が下がり、油洩れの発生を余儀なくシ
、更に高温度のため周辺にカーボンの堆積を促したり、
軸受部への伝熱によりタービン側軸受部を傷める等、耐
久性低下を来たしている。
この考案は上記問題点を解消するためになされ、その目
的は、総体給油量あるいは潤滑油のタービン側とブロワ
−側への配分比を変えることなく、その大部分を占めて
いるブロワ−側軸受部とその周辺を冷却した多量の潤滑
油を油溜等へ戻さずにそのままタービン側に導びいてタ
ービン側軸受部とその周辺およびタービン側シールリン
グ部やその周辺を効率よく冷却してタービン側にある各
構成部品の耐久性向上を図ることができる構成としたタ
ーボ過給機を提供するにある。
以下に、この考案を図示の好適一実施例について説明す
る。
第1図において、一端側のタービン車室2と他端側のブ
ロワ車室3とを一体的に連結している軸受車室1は、タ
ービン車室2側の端部に一体形成したタービン側隔壁4
を有している。
このタービン側隔壁4とタービン車室2との間には環状
の遮熱板5が介在させである。
一方、ブロワ車室3は軸受車室1との間がシールプレー
ト6で一体連結されているのである。
前記軸受車室1の軸孔には、フローティングメタルから
なるタービン側軸受7とブロワ側軸受8のそれぞれを介
して翼車軸9が回転自在に嵌挿しである。
この翼車軸9は、タービン側軸端側かタービン側シール
リング10を介してタービン側隔壁4の軸孔を、かつブ
ロワ側軸端側かスラストカラー14の外周に嵌着したブ
ロワ−側シールリング11を介して前記シールプレート
6の軸孔をそれぞれ軸封状態に貫通してタービン翼車1
5とブロワ翼車16とを一体的に連結している。
また、前記翼車軸9はブロワ側軸受8近傍の軸設部と前
記スラストカラー14との間に嵌合したスラストブツシ
ュ12を有し、その外周には環状溝12aが形成されて
いる。
この環状溝12a内には、軸受車室1に連設したスラス
トメタル13が嵌め込まれ、その嵌め込みによりスラス
トブツシュ12およびスラストメタル13とブロワ側軸
受8との間には第1図および第4図に明示したように環
状導油間隙22が形成されている。
スラストメタル13には、第1図に示すごとく、先端を
前記環状溝12 a内に開口させた注油孔21が設けら
れ、この注油孔21は軸受車室1の上側壁部に設けた給
油口17の分流油路18に通じている。
また、このスラストメタル13にはインペラ側に流出し
た油が環状導油間隙22へ入るよう連絡孔13aがあけ
られている。
前記分流油路18は、軸受車室1の上側壁部に給油孔1
7の下側位置で翼車軸9の軸線と略平行状態に設けられ
て中間部が前記給油孔17に連通しているもので、ター
ビン側およびブロワ−側の軸受7および8の各外周面上
に開口させた分岐注油(L19および20を有している
前記軸受車室1において、タービン側の軸受7およびボ
ス部28とシールリング10との間には翼車軸9を囲繞
する環状通油路29が設けられ、更に、その外周域には
タービン側隔壁4に隣接するとともに、翼車軸9の周方
向に沿って前記軸受7およびボス部28の全周域を囲繞
する環状の冷却室24が設けられている。
これらの環状通油路29および冷却室24は相互間が第
2図に示すごとく環状境界壁4aで仕切られており、か
つ、冷却室24は、軸受車室1の上側壁部に給油孔17
および分流油路18を避けて設けた給油路23でブロワ
−側の前記環状導油間隙22と連通している。
尚、第1図において、破線で示した給油路23は冷却室
24との関係を判り易くするために翼車軸9の上方に描
かれているが、実際には翼車軸9と略同じ高さの位置に
ある(第4図参照)。
そして、環状通油路29および冷却室24は、それぞれ
の下部に設けた排油口29 aおよび24 aを介して
軸受車室1の下側壁部に形成された排油室26に連通し
ている。
排油室26は、軸受車室1の軸孔におけるタービン側軸
受7とブロワ側軸受8との略中間位置底壁部に穿った吐
油口25とも連通し、かつ、最下部のメイン排油口27
を介して油溜部(図示せず)に通じている。
つぎに、上記実施例の作用を説明する。
図示省略の潤滑油ポンプを稼動させることにより、その
潤滑油供給系統から給油孔17に送り込まれた潤滑油は
、分流油路18を通って分岐注油孔19.20のそれぞ
れと、ブロワ−側スラストメタル13の注油孔21へ向
う。
タービン側の分岐注油孔19に流入した潤滑油は、ター
ビン側軸受7を潤滑したのち、その両側に流出し、ター
ビン側に流出した潤滑油は環状通油路29を通って排油
室26へ、かつ、前述のごとくタービン側軸受7を、潤
滑してブロワ側に流出した潤滑油は吐油口25から排油
室26へそれぞれ流れる。
ブロワ側の分岐注油孔20に流入してブロワ側軸受8を
潤滑したのち、その両側へ流出する潤滑油において、タ
ービン側に流出した潤滑油は吐油口25から排油室26
内に流れ、かつブロワ側に流出した潤滑油は環状導油間
隙22内に流れ込む。
この環状導油間隙22内には、注油孔21から環状溝1
2 a内に流れ込んでスラストメタル13の受面を潤滑
した油も流れ込んでいる。
斯様にして二系統から環状導油間隙22に流れ込んだ潤
滑油は、次いで、給油路23により冷却室24内上部に
導びかれたのち、その冷却室24内をタービン側隔壁4
および環状境界壁4aに接して、すなわち、タービン側
隔壁4と軸受車室1のタービン側軸受ボス部28との間
で翼車軸9の全周域に沿って流下することにより、ター
ビン側の軸受7.軸受ボス部28.シールリング10お
よびそれらの周辺部を冷却する。
特に、冷却室24と環状通油路29との間に環状境界壁
4aを設けて両者を仕切っであるため、冷却室24内に
至った潤滑油が環状通油路29に流入して、回転する翼
車軸9に巻き込まれて滞留するという不具合は発生しな
い。
すなわち、潤滑油を滞留させることなく冷却室24の全
域に亙って円滑に通過させることができるため、冷却効
果を充分得ることができる。
そして、冷却室24内を流下する潤滑油は、排油口24
aから排油室26に流れ込むことにより、環状通油路
29および吐油口25からの潤滑油と合流して油溜部へ
向う。
なお、以上の実施例において、タービン側隔壁4および
環状境界壁4aを含む冷却室24の構成壁部は、軸受車
室1と一体鋳造構成であってもよいが、その形状を例え
ば円錐台状に設計できる場合、それを鋼板で別に成形し
て軸受車室1に鋳込むようにすることもでき、また、こ
の例に限定するものでもない。
この考案は以上説明したごとく、ターボ過給機における
軸受車室のタービン側に、そのタービン側隔壁およびタ
ービン側軸受部のそれぞれと隣接しつつ翼車軸の周方向
に沿って前記タービン側軸受部の全周囲を取りまく環状
の冷却室を設けると共に、この冷却室と翼車軸との間を
環状境界壁で仕切り、この冷却室内にブロワ側軸受部お
よびその周辺部から流出する潤滑油を導びいてこの潤滑
油を翼車軸と隔絶した状態で前記冷却室内表面に沿って
流下させる構成としたので、ターボ過給機に対する総体
給油量やタービン側とブロワ側への潤滑油配分比を変え
ることなく、前述のようにブロワ側軸受部とその周辺部
を冷却した多量の潤滑油を油溜系統へ戻さずにそのまま
前記冷却室に導びき、この室内表面に沿って流下させ得
ることにより、その流下潤滑油で、高温化され易いター
ビン側隔壁およびタービン側軸受部の熱を持ち去ってこ
れらを効率よく冷却することができ、しかも潤滑油が冷
却室から回転する翼車軸に巻き込れて滞留する不具合の
発生を上記環状境界壁によって確実に防止することがで
き、冷却効果を更に高めることができる。
従って、この考案によれば、タービン側シールリングの
張力低下やシール部周辺のカーボン堆積、あるいはター
ビン側軸受の熱による早期損傷のごとき危惧が一切なく
、過給機の信頼性を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はター
ボ過給機の縦断側面図、第2図は第1図のII −II
線断面図、第3図は第1図のIII −III線断面図
、第4図は第1図のIV−IV線断面図である。 図中、1は軸受車室、4はタービン側隔壁、7はタービ
ン側軸受、8はブロワ側軸受、9は翼車軸、10はター
ビン側シールリング、15はタービン翼車、16はブロ
ワ翼車、23は冷却用給油孔、24は冷却室、24 a
は排油口である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タービン翼車とブロワ翼車を連結する翼車軸を軸受車室
    に支承させてその軸受部に潤滑油を供給するようにした
    ターボ過給機において、軸受車室のタービン側に設けら
    れそのタービン側隔壁及びタービン側軸受部に隣接しつ
    つ翼車軸の周方向に沿ってタービン側軸受部の全周囲を
    囲繞する環状の冷却室と、該冷却室と上記翼車軸との間
    にこれらを仕切るべく設けられた環状境界壁と、軸受車
    室のブロワ側軸受部及びその゛周辺部から流出する潤滑
    油を前記冷却室に導く冷却用給油孔と、冷却室に導かれ
    た潤滑油を排出する排油口とを備え、冷却室に導かれた
    潤滑油を翼車軸と隔絶した状態で冷却室内表面に沿って
    排油口に向は流下させてタービン側軸受部とタービン側
    シールリング及びそれらの全周辺部を冷却するように構
    成したことを特徴とするターボ過給機。
JP6532479U 1978-11-13 1979-05-16 タ−ボ過給機 Expired JPS5856339Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6532479U JPS5856339Y2 (ja) 1979-05-16 1979-05-16 タ−ボ過給機
DE2945272A DE2945272C2 (de) 1978-11-13 1979-11-09 Abgasturbolader
GB7939118A GB2039632B (en) 1978-11-13 1979-11-12 Turbocharger
FR7927810A FR2441747A1 (fr) 1978-11-13 1979-11-12 Perfectionnement a un turbochargeur
IT7927231A IT1124955B (it) 1978-11-13 1979-11-12 Turbocompressore azionato dai gas di scraico ad alta temperatura di un motore a benzina o diesel

Applications Claiming Priority (1)

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JP6532479U JPS5856339Y2 (ja) 1979-05-16 1979-05-16 タ−ボ過給機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55165925U JPS55165925U (ja) 1980-11-28
JPS5856339Y2 true JPS5856339Y2 (ja) 1983-12-26

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ID=29299322

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JP6532479U Expired JPS5856339Y2 (ja) 1978-11-13 1979-05-16 タ−ボ過給機

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176418A (ja) * 1982-04-12 1983-10-15 Hitachi Ltd 過給機
JP2533346B2 (ja) * 1987-12-29 1996-09-11 ヤンマーディーゼル株式会社 タ―ボチャ―ジャ―の冷却構造
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JPS55165925U (ja) 1980-11-28

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