JPS5852231A - アリルクロライド類の合成方法 - Google Patents

アリルクロライド類の合成方法

Info

Publication number
JPS5852231A
JPS5852231A JP14922681A JP14922681A JPS5852231A JP S5852231 A JPS5852231 A JP S5852231A JP 14922681 A JP14922681 A JP 14922681A JP 14922681 A JP14922681 A JP 14922681A JP S5852231 A JPS5852231 A JP S5852231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
compound
acid
alcohol
isocyanuric acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14922681A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Maruyama
丸山 寛茂
Shuji Tsuchiya
土屋 脩二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Chemical Corp filed Critical Nissan Chemical Corp
Priority to JP14922681A priority Critical patent/JPS5852231A/ja
Publication of JPS5852231A publication Critical patent/JPS5852231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明に、一般式(1)R△^で表わされる末端イソプ
ロピリデン基をもつテルペン系化合物に、特殊な塩素化
剤である塩素化イソ7アヌール酸を作用させることによ
り、一段で一般式(2)する方法に関するものである。
本発明において得られる了りシクロライド類はビタミン
E類、ビタミンに類、ユビキノン類、抗潰瘍性治療剤な
どの医薬あるいは香料やフェロモンなどの分子内にポリ
プレニル単位を有する種々の化合物を#!造するための
重要な中間体となりえる。
従来、これらの分子内にポリプレニル単位を有する化合
物の製造Ic1l!、その原料となるゲラニオール、リ
ナロール等のテルペンアルコール誘導体の末端イソプロ
ピリデン基の化学修飾により一般式(8) R1’l’
J X (式中X d−01、−on、 −5o20C
Hい−BO2◎等を表わす。)で表わされる中間体を合
成することが重要な問題となっていた。
このため、種々の化学修飾手法が発表されているが実用
的には必ずしも充分とはいえない。
例えば 1)−重環酸素反応によるアリルアルコール類の合成〔
アール、ダブリュー、ディニー等、オルガニック、リア
クション、20 155(1975)) 2)二酸化セレンによるアルデヒドの合成法〔エル、テ
ィー、アルドマン等、シンセシス、129  (197
4)) 3)ベンゼンスルフィ/酸クロライドを付加させ、酸化
転位させる方法〔特開昭54−921134)過酸によ
るエボキク化、続いて塩基にょる開環異性化、さらにハ
ロゲン化、スルホン化合物な得る方法〔特開昭55−8
4908、特開昭54−765073 などが知られているが、これらの反FJrL反応収率が
低いこと、工程数が多いこと、あるいは工業的に大量合
成に不利であるなどの問題点を有している。
同等に反応することは公知である。(U8F4.221
,742、USF4,168,271、特開昭54−1
60527] この様に有用なアリルクロライド類を製造するため、末
端にインプロピリデン基を有するテルペン化合物の塩素
化が種々試みられているが、生成物がクロルヒドリン体
であったり、クロルヒドリン体とアリルクロライド体の
混合物であり九すして、本発明の様なアリルクロライド
体を選択的に得る例は少ない。
わずかに、種々のテルペン化合物に対して、塩化メチレ
ン溶媒を用い、水−70%次亜塩素酸カルシウム−炭酸
ガスの組合せで発生させた次亜塩素酸(noc))によ
るアリルクロライド類の製造方法が報告されている。
〔ジョセフ、フォリンスキー等テトラヘドロン、レター
21441(1980)) この場合HOCIを発生させる方法がはん雑であったり
、溶媒として、塩化メチレン等の使用が必須条件であっ
て不利である。
又、塩素を用いてのミルセンのクロル化モ報告されてい
る。
[U8F4,221,742.1sP4,164271
]この場合副生する塩酸ガスを吸収除却させAためにN
a、COIの使用が必須条件である。 kh、Co。
の存在がなければ、発生し?c HCjにより分子内の
他の二重結合への付加反応や、環化反応が予測される。
即ち、本願発明以外による方法では反応条件が非常に制
約されている。
本発明の主な特徴点につ1て言及すると、(1)  使
用するクロル化剤としての塩素化インシアヌール酸は以
下の点で他のクロル化剤に比較して優れていること。
(1)塩素化反応にあたって、塩素の様なHOjの副生
を伴なわな−ため、液性な強酸性領域とすることがない
ため、酸に弱い化合物も副反応を生じることなく反応さ
せうる。
(1)有機系の塩素化試薬たとえばN−クロル−スフシ
ミツクイミド(NC8)よりも塩素化能が強力で、室温
でも対象化合物の塩素化が可能である。
(lit)塩素化インシアヌール酸も副生ずるシアヌー
ル酸も多くの有機・溶媒に対し、溶解性が小さく、容易
にp別により反応系より除去しえる。
翰塩素化イソシアヌール酸は工業的に欠゛量に生産され
ており、粉末、か粒、錠剤等の形で、しかも高純度品が
容易に入手でき、取扱りも塩素の様なボンベで扱う必要
もなく通常の有機試薬と同等に使用可能である。
(2)反応条件が温和で操作が容易なこと。
前述の塩素化イソシアヌール酸の特長があるため、塩素
化反応にあたり以下の点で非常に有利である。
(1)室温以下の条件でも反応が可能 (1)溶媒を特に必要としない。但し、操作上有利な量
のイナートな溶媒を使用したり、溶媒の極性により反応
速度をコントロールすることが可能である。
(1)塩素化にあたっては単に原料に塩素化インシアヌ
ール酸を添加し、温度コントロールしながら攪拌するだ
けの操作で良い。
発熱のコントロールのため塩素化インシアヌール酸の分
割投入もさしつかえない。
以下に本発明の塩素化法について、更に詳細に述べる。
まず、原料となる一般式(1)R△人の化合物を具体的
に示せば (1)  ミルセン、オフフッ等テルペン系炭化水素(
2)ケラニオール、ネロール、シトロネロール、リナロ
ール等のテルペンアルコール (8)  ゲラニルアセテート、ネリルアセテート、フ
ァルネシルアセテート等のアルコールのエステル類 (4) ゲラニルペルシルエーテル、ゲラニルエチルエ
ーテル等のアルコールのエーテル類(6)  末端にイ
ンピロビリデ/基をもつ以下の構造の化合物 &例示できる。(zHメトキシメチル等保護基)本発明
で用いることのできる塩素化イソシアヌール酸は以下の
構造のものを例示することが原料不飽和化合物に対する
塩素化インシアヌール酸の使用量は等当量以上あれば良
いが、反応を完結させるためには12〜2.0倍当量の
過剰量が好ましい。
反応温度は特に制限する必要はないが、過剰な塩素化や
、生成し九アリルクロライド類の分解を抑制するために
一20〜50℃で行うことが好ましい。
反応溶媒は特に必要としないが、攪拌による分散効率及
反応の操作性を良くさせるために、nヘキサンの様な無
極性の溶媒を用いることができる。またミルセン等反応
速度の遅い化合物の塩素化においては極性の溶媒たとえ
ば酢酸エチル等を添加し反応速度を増大させる必要があ
る。
水溶性の溶媒も使用可能であるが、後処理が複雑となる
ため好ましくない。
反応終了後、生成物より未反応の塩素化シ了ヌール酸及
び副生シアヌール酸な濾過により除去する。
水洗浄、アルカリ洗浄により系内の残留シアヌール酸を
除き、溶媒を留去することにより、目的化合物をえるこ
とが出来る。
以下実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、これ
によって本発明が何ら限定されるものではない。
実施例1 酢酸ゲラニル59.20 f ((L 2モル)をn−
ヘキサン80tに溶解し、−10〜0℃に保ちながらト
リクロールイソシアヌール酸粉末(8産化学製ハイライ
ト90F、)リクロールイソシアヌール酸含量98%以
上) 19. Of ([124当量)を50分かけて
徐々に添加した。
1時間−5〜0℃に保持した後、少量の反応液を採取し
ガスクロマトグラフィーによる分析を行なった所、若干
の未反応酢酸ゲラニルが検出された。!LO?(0,0
4当量)のトリクロー゛ルイソシアヌール酸粉末を加え
、更に一5〜0℃に2時間保持した。ガスクロマトグラ
フィーによる分析では反応終了時未反応酢酸ゲラニルは
検出されなかった。
反応液を濾過し、未反応トリクロールイソシアヌール酸
及び副生シアヌール酸を白色固体としてF別した。白色
固体をn−へキサン2〇−で洗浄し、V液と洗液を合せ
、5011Itの蒸留水で2回洗浄、N−チオ硫酸ソー
ダ水溶液50−11%)ia、co、水溶液50−で各
1回洗浄し、最後に50dの蒸留水で2回洗浄した。
見られたnヘキサン溶液に無水硫酸ソーダ152を投入
し一晩装置乾燥した。
n−へキサンを減圧留去し、淡黄色油状物4五559な
えた。
ガスクロマトグラフィーによる相対面積法純度分析で目
的のアリルクロライド体d941%であり収率は85.
2%であった。
実施例2〜7 以下の化合物について、実施例1と同様に反応を実施し
た結果を表1に示した。生成物の分析はガスクロマトグ
ラフィー(FID検出器)による相対面積法によるもの
及熱安定性の悪い化合物については液体クロマトグラフ
ィー(R工検出器)による相対面積法によった。ミルセ
ンにおいては蒸留収率な示した。
実施例と同様にN−クロールスフシミツクイミド(NC
8)を用いて反応させたが落皺としてn−ヘキサン、−
酸エチルを用い反応湿度0〜60℃の条件で全く反応せ
ず原料回収するに止った。
特許出願人 日産化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式(1)で表わされる構造を有するテルペン系炭化
    水素、テルペン系ア1ルコール、テルペン系アルコール
    のエステルもしくハニーチルに、塩素化インシアヌール
    酸を作用させることを特徴とする一般式(2)で表わさ
    れるアリルクロライド類を合成する方法
JP14922681A 1981-09-21 1981-09-21 アリルクロライド類の合成方法 Pending JPS5852231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14922681A JPS5852231A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 アリルクロライド類の合成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14922681A JPS5852231A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 アリルクロライド類の合成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5852231A true JPS5852231A (ja) 1983-03-28

Family

ID=15470615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14922681A Pending JPS5852231A (ja) 1981-09-21 1981-09-21 アリルクロライド類の合成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5852231A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60123430A (ja) * 1983-11-18 1985-07-02 ローン‐プーラン・サント 塩素化されたエチレン系誘導体類の製造方法
JPS60136549A (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 Kuraray Co Ltd 不飽和ニトリルの製造方法
JPS62111283A (ja) * 1985-11-09 1987-05-22 カシオ計算機株式会社 文字出力装置
US4952923A (en) * 1987-05-11 1990-08-28 Mitsubishi Denki K.K. Display apparatus with image expanding capability
US5929287A (en) * 1997-04-15 1999-07-27 Rohm And Haas Company Chlorination of substituted alkenes using trichloroisocyanuric acid

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60123430A (ja) * 1983-11-18 1985-07-02 ローン‐プーラン・サント 塩素化されたエチレン系誘導体類の製造方法
JPS60136549A (ja) * 1983-12-26 1985-07-20 Kuraray Co Ltd 不飽和ニトリルの製造方法
JPH0436148B2 (ja) * 1983-12-26 1992-06-15 Kuraray Co
JPS62111283A (ja) * 1985-11-09 1987-05-22 カシオ計算機株式会社 文字出力装置
US4952923A (en) * 1987-05-11 1990-08-28 Mitsubishi Denki K.K. Display apparatus with image expanding capability
US5929287A (en) * 1997-04-15 1999-07-27 Rohm And Haas Company Chlorination of substituted alkenes using trichloroisocyanuric acid

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3285965A (en) Process for the production of bromine derivatives of aromatic compounds
US5892136A (en) Process for producing iodotrifluoromethane
JPS5852231A (ja) アリルクロライド類の合成方法
KR100418450B1 (ko) 칸타크산틴의 제조방법
US5003117A (en) Process for decabromodiphenyl methane
US3845145A (en) Preparation of chlorohydrins
US5510546A (en) Process for rearranging allylic geminal dihalogen compounds
JPS6025952A (ja) 光学活性2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸誘導体の製造法
US4326089A (en) Thermal process for preparing 3-phenoxybenzyl bromide
US3385902A (en) Production of trimethylphenols
JPH05213779A (ja) オレフィン化合物の製造方法
JPS5852267A (ja) 不飽和スルホンの製造方法
JPH0145456B2 (ja)
EP1463706B1 (en) Process for production of 3,3-dimethyl-2-formylcyclopropanecarboxylic acid derivatives
JP2797211B2 (ja) ベンゾ―1,3―ジオキソールの製造方法
US3000974A (en) Chlorinated derivatives of diels-alder adduct of pentachloropentadiene and cyclopentadiene
HU181498B (en) Process for preparing monochloro-acetyl-chloride and monochloro-acetic acid by means the hydration of trichloro-ethylene
JP3001626B2 (ja) 2―クロロプロピオンアルデヒド三量体およびその製造方法
US4377713A (en) Chemical process for preparing 3-phenoxybenzyl chloride
JP3852083B2 (ja) 2−メトキシシクロヘキサノンの製造法
CA1117129A (en) Preparation of cis 2-carboxy-3- azabicyclo(3.1.0)hexane compounds
US3325545A (en) Process for production of unsymmetrical tetrahaloacetones
JP2715560B2 (ja) ポリフルオロアルキル基含有芳香族誘導体及びその製造方法
JPS6338976B2 (ja)
GB2119362A (en) Process for producing ketones