JPS6025952A - 光学活性2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸誘導体の製造法 - Google Patents

光学活性2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸誘導体の製造法

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JPS6025952A
JPS6025952A JP58133043A JP13304383A JPS6025952A JP S6025952 A JPS6025952 A JP S6025952A JP 58133043 A JP58133043 A JP 58133043A JP 13304383 A JP13304383 A JP 13304383A JP S6025952 A JPS6025952 A JP S6025952A
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鈴鴨 剛夫
Youji Sakito
先砥 庸治
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/487Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
    • C07C51/493Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification whereby carboxylic acid esters are formed

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式(1) で示される2、2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
ボン酸−光学活性メンチルエステル混合物をクロマト処
理もしくは分別再結晶して各光学異性体に分離し、所望
によっては加水分解することにより式 (式中、艮は水素原子または光学活性メンチル基をあら
れす。) で示される光学活性カルボン酸またはその光学活性メン
チルエステルを製造する方法に関する。
本発明の目的は、新規な2,2−ジメチル2.2−ジメ
チルシクロプロパン−1−カルボン酸は農医薬中間体と
して重要な化合物である。例えば、該カルボン酸と置換
−2−シクロベンテノン−4−オールあるいは置換フル
フリルアルコール等のアルコールとのエステルは太糸に
対して低毒性で、害虫に対して速効性の殺虫剤として有
用なピレスロイド系殺虫剤と呼ばれるエステルと同様な
作用を示すことが知られている(英国特許第 1.260,847 号明細書)。
また、β−ラクタム系抗生物質の生体内分解酵素阻害剤
の構成成分としても用いられるものである(化学と生物
、1.9 、204(1981))。
かかる用途には光学活性体の使用が望ましい場合が多い
本発明はかかる有用な2,2−ジメチルシクロプロパン
−1−カルボン酸の光学異性体を有利に製造するために
重要な新規化合物及・びその製造方法を提供するもので
ある。
2.2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸は通
常の合成法ではラセミ体すなわち田)体として合成され
るため、所望の光学異性体を取得するためにはさらに光
学活性有機塩基等を用いて光学分割する必要があった。
光学活性な2.2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸
の製造方法としては、dl −2゜2−ジメチルシクロ
プロパンカルボン酸を光学分割する方法が知られており
、 1)キニーネによる分割(特開昭55−51023号公
報) 2) d−またはe−α−フェネチルアミンによる分割
(英国特許第1,260,847号明細書) が公知である。
しかし、前者の方法は分割剤としては非常に高価で、し
かもその供給が不安定なキニーネを使用しなtすればな
らないうえ、収率も低いという問題があり、また後者の
方法は旋光度がd一体は+65°、e一体は一72°と
いう光学純度の低いd−またはe−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボン酸しか得られないという問題があ
り、これらの方法はいずれも光学純度の高いd−または
l−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸を工業
的に有利に得る方法とは言い姉い。
しかるに本発明者らは前記式(1)で示される新規化合
物、即ち、2.2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
ボン酸−光学活性メンチルエステルか光学活性2,2−
ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸を効率よく製
造するに好都合な誘導体であることを見い出し、さらに
種々検討を加えて本発明を完成した。すなわち、該カル
ボン酸のd5 またはdとeの任意の割合の混合物と/
lまたはd−メントールとから成るエステルより一方の
対碇体のカルボン酸のエステルを分離することが可能と
なる。かかる分離方法としてはシリカゲルあるいはアル
ミナ等の充填カラムクロマトグラフィー、液体クロマト
グラフィー、薄層クロマトグラフィーなどが可能である
。さらにはある適当な条件下で一方の対字体の分別結晶
化が極めて好都合に行われる。かくして得られた一方の
光学活性液カルボン酸のメンチルエステルからは立体保
持的に加水分解することにより、光学活性な2,2−ジ
メチルシクロプロパン−1−カルボン酸を高純度で得る
ことができ、また、残りの対常体のエステルは所望によ
りラセミ化することができるので、これを繰り返すこと
により、一方の光学活性2,2−ジメチルシクロプロパ
ン−1−カルボン酸を効率よく製造することが可能とな
ったものである。このことを以下の式にて示すことがで
きる。
(酸ハライドまたは酸無水物) 以下本発明について詳細に説明する。尚、ここで用いる
記号d−,e−はエステルを構成する酸またはアルコー
ルに関する光学異性を表わすものであってエステルの光
学異性を表わずものではない。
2.2−’;メチルシクロプロパンー1−カルボン酸メ
ンチルエステルは該カルボン酸の酸ハライドまたは酸無
水物と4またはd−メントールとを反応せしめて合成す
ることができる。
該カルボン酸ハライドは該カルボン酸と塩化チオニル、
塩化スルフリル、塩化オキザリル、ホスゲンあるいは塩
化リン等を反応することにより、酸クロライドとして4
・あるいは臭化リン、臭化チオニル等を反応することに
よって酸ブロマイドとして得られる。
また該カルボン酸無水物は該カルボン酸を無水酢酸、塩
化アセチル等と反応することによって得られる。ここで
用いる酸ハロゲン化剤あるいは脱水剤は原料のカルボン
酸1モルに対して1〜4モルを用い約15℃から100
℃の温度で実施することができる。このときの溶媒とし
てはペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の飽和炭化水素、
ベンゼン等の芳香族炭化水素、ジクロタレメタン等のハ
ロゲン化炭化水素等の反応に関与しないものを用いるこ
とができる。
得られた酸ハライドあるいは酸無水物に一20℃から6
0℃の温度でd又はe−メントールを作用させてジアス
テレオマーエステルを合成する。溶媒としては上記と同
様の溶媒、即ち、飽和炭化水素、芳香族炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素等の反応に関与しないものを用いること
ができる。必要により脱酸剤としてピリジン、トリエチ
ルアミン等の有機酸のメンチルエステルは4ケのジアス
テレオマーを有する。この中、該カルボン酸の6体のe
−メンチルエステルと4体のd−メンチルエステルは常
温付近で結晶性であるのに対し、該カルボン酸の6体の
d−メンチルエステルと4体のe−メンチルエステルは
常温付近で油状性である。すなわち、ラセミ該カルボン
酸とe−メントールとから得られるジアステレオマーエ
ステルは該カルボン酸の6体のジアステレオマーが結晶
性であり、一方d−メントールとから得られるジアステ
レオマーエステルは該カルボン酸の4体のジアステレオ
マーが結晶性であるので油状部と結晶部を分離すること
により目的とする異性体の光学分割を好都合に行なうこ
とができる。異性体の分離についてさらに説明すれば、
ジアステレオマーの分離精製はクロマトグラフィーによ
ってもできるが、分別結晶化の方法が採られる。分別結
晶化は無溶媒下あるいは溶媒存在下に行なうが、通常は
溶媒を用いる。このとき用いる溶媒としては結晶部の温
度による溶解度差の大きいものがよく、このような溶媒
としてはヘキサン、ヘプタン等の飽和炭化水素、メタノ
ール、エタノール等のアルコールおよびこれらの含水溶
媒またはこれらの+ 混合溶媒が適当である。晶析温度は約各O℃乃至0℃付
近が操作性の面から好ましい。
得られた光学活性な該カルボン酸エステルは所望により
塩基性含水条件下で加水分解され、光学活性を保持した
目的化合物であるd−2,2−ジメチルシクロプロパン
−1−カルボン酸またはl−2,2−ジメチルシクロプ
ロパン−1−カルボン酸を与える。加水分解に用いる塩
基としてはカルボン酸エステルを加水分解する際に通常
用いられる塩基が使用され、その量はエステル1モルに
対し1〜4モルである。反応温度としては、50℃から
還流条件下で実施される。反応時間は反応条件と関係す
るが、通常0.5時間から10時間で十分である。溶媒
は水の他、メタノール、エタノールなどの有機溶媒と水
との混合溶媒を用いることもでき、界面活性剤を添加す
ることもできる。
反応後、光学活性なメントールを中性物として回収した
のち、水層を酸析、抽出すると光学活性を保持した2、
2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸を得るこ
とができる。
光学分割した残りの対掌体に富むジアステレオマーエス
テルは以下に述べる方法によって該カルボン酸部分のみ
を選択的にラセミイヒすることができる。
すなわち、当該カルボン酸のメンチルエステルをアルカ
リ金属もしくはその水素化物まtこはそれらの分散体、
あるいはアIレカ1ノ金属アルコラードで処理すること
により副反応を伴なうことすく、効率よくラセミイヒで
きる。
さらに説明すればラセミ化の方法は、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属、あるいはナトリウム
−カリウムのような2種以上のアルカリ金属の合金を触
媒として該カルボン酸エステルをラセミ化するものであ
る。
この場合、削記アlレカリ金属を媒体中に微粒子化した
所謂アルカリ金属分散体の製法(ま公知であり、分散媒
体としてトルエン、キシレン、ワセリン、ナフタレン、
アンスラセン、鉱油などにアルカリ金属を分散せしめt
こ状態のものや、アルミナ、シリカゲIし、活i生炭な
どの多孔性担体に担持した状態のものを用0ることによ
り、反応は一層円滑に進行する。
さらに本発明の方法は、前記アルカリ金属の水素化物す
なわち水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム等のアルカリ金属水素化物を触媒として用いること
もできる。
アルカリ金属水素化物はどんな形態のものでも使用する
ことができるが、微粉末状にして用いれば更に効果をあ
げることができる。鉱油に分散したアルカリ金属水素化
物は実用化されているが、このような分散剤を除くこと
なしに反応を充分に行なうことができる。
またアルカリ金属アルコラードの例を挙げればナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムter
t−ブチラード等である。
必要な触媒の量は原料の光学異性体比率、反応条件によ
って異なるが、被処理エステルある。
溶媒は特に必要としないが用いる場合は本ラセミ化反応
を阻害しない溶媒を選択する。
かかる溶媒としては、飽和炭化水素、芳香族炭化水素、
エーテル類が挙げられる。またこれらの混合溶媒も使用
できる。
本反応は外圧に関係な〈実施でき、常圧下、加圧下いず
れの条件でも反応は進行する。反応系より水分を排除す
るため、反応は窒素、アルゴン等の不活性がス雰囲気下
に行なうことか好ましい。
反応温度は通常20℃〜200℃、より好ましくは50
′C〜170℃の範囲である。
反応時間は触媒の11加熱温度等の反応条件によって異
なるが通常数分から数10時間内で目的を達成すること
ができる。かくして得られたラセミ体の該カルボン酸の
エステルに既述の分割精製を施せば目的とする光学活性
な2.2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸を
得ることができる。
以上詳述したように2.2−ジメチルシクロプロパン−
1−カルボン酸−光学活性−メンチルエステルより有用
な光学活性2.2−シメチルシクロプロパン−1−カル
ボン酸誘導体を効率よく製造することができる。
次に実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例1 50宥tのフラスコにde−2,2−ジメチルシクロプ
ロパン−1−カルボン酸5.Orにn−ヘキサン5.O
vとジメチルホルムアミド1滴を加え70℃に加熱、攪
拌しながら滴下ロートより塩化チオニル7、82 ?と
n−ヘキサン2.Ovの混合液を滴下した。
同温度で3時間攪拌したのち、反応液を減圧下に留去し
、残留液を蒸留すると沸点58〜60℃/ 4 Q a
mH! テ5.28 ? (D d(1−ジメチルシク
ロプロパン−1−カルボン酸クロライドを得た。
100 mlのフラスコに4−メントール5.62と塩
化メチレン25fとピリジン4,37を加え氷冷下に攪
拌しながら滴下ロートより1記酸クロライド留出液5.
01と塩化メチレン5゜07の混合液を滴下した。同温
度で1時間攪拌したのち、室温下で一夜静直した。
反応後、反応液に10%塩酸水溶液9.27を加えて洗
浄し、有機層を水洗後1.5%水酸化水酸ヒフ−トリウ
ム水溶液?を加え洗浄し、水洗後減圧下に濃縮し8.5
7の残留液を得た。
このものを蒸留すると沸点68〜72’C/Q、l舖1
(rで8.37のde 2,2 )メチル−シクロプロ
パン−1−カルボン酸−4−メンチルエステルを得た。
このものは結晶化し融解域55〜61℃、旋光度は 〔α)26 CO5°(c = 1.0 、 E tO
H) であった。
実施例2 50 m/’のフラスコに実施例1で得たd6−2.2
−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸−e−メン
チルエステル6.0yを加え、n−ヘキサンより分別結
晶化したところ2.11のd−2,2−ジメチルノクロ
フロパンー1−カルボン酸−e−メンチルエステルを得
た。このものは、がスクロマトグラフィーにて光学異性
体比率を測定しタトころd−2,2−ジメチルシクロプ
ロパン−1−カルホン酸−a−メンチルエステル97.
2%、d−2,2−ジメチルシクロプτコパンー1−カ
ルボン酸−e〜メンチルエステル2.8%であった。ま
たr液を同様に分析したところそれぞれ24.5%97
5.5%であった。
結晶は再度分別結晶化したところ光学異性体比率がto
o:oのd−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸−4−メンデルエステルが得られた。このもの
の融点は74〜75.5℃で旋光度は ・〔α)2b−
)1.2°(c=0.965 、EtOH) テアッた
実施列3 25屑lのフラスコに実施例2で得たd−2゜2−ジメ
チルシクロプロパン−1−カルボン酸−〇−メンチルエ
ステル0.5 f ト10%水酸化ナトリウム水溶液1
.2!/を加え2時間還流下に1嵌拌した。
反応後、反応液を水で希釈し、塩化メチレンで中性物を
2回抽出した。水層は塩酸酸性にした後、塩化メチレン
でカルボン酸を2回抽出した。有機層を水洗し、硫酸ソ
ーダを加えて乾燥した後、溶媒留去し021?の残留液
を得た。このものをクーゲルロールにて蒸留し1.35
〜b で0.209の留出液を得た。
このものはがスクロマトグラフィー、赤外線吸収スペク
トルからd−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボン酸であることが確認され、その旋光度は〔α〕2
52の無色結晶を得た。このものはガスクロマトグラフ
ィー及び赤外線吸収スペクトルからe−メントー刺であ
った。
実施例4 25m1のフラスコにdi2.2−ジメチルシクロプロ
パン−1−カルボン酸e−メンチルエステル5.Or、
!:メタノール20?を加え50℃に加熱し、均一な溶
液にしてから徐冷し、水冷下に保持したのち、析出した
結晶をρ取した。結晶を乾燥し重量を測定すると1.9
5S’であった。このものの光学異性体比率をがスクロ
マトグラフィーにて測定したところ6体93.4%、e
体6.6%であった。同様にしてr液中の該エステルの
光学異性体比率をめたところ、6体22.3 % 、 
e体77.7%であった。
実施例5 25m1フラスコに窒素気流中でd−2゜2−ジメチル
シクロプロパン−1−カルボン酸−e−メンチルエステ
ル24.9%、e−2,2−ジメチルシクロプロパン−
1−カルボン酸−e−メンチルエステル761%よりな
る該カルボン酸エステル0.51とカリウム−tert
−フ゛チラート0.0227を力口え120℃で1時間
保った。反応液をそのままクーゲルロールにて蒸留し0
.482の無色透明油状物を得た。このものはしはらく
すると結晶化しガスクロマトグラフィーによる分析の結
果d−2,2−ジメチルシクロプロパン−1〜カルボン
酸−e−メンチルエステル48.0%、e−2,2−ジ
メチルシクロプロパン−1−カルボン酸−e−メンチル
エステル52.0%からなり、旋光度〔α)28 (i
 3.9° (C=1.04.Eto(()融解域55
〜60′cを示した。
実施例6 実施例1と同様にしてdg−2,2−ジメチルシクロプ
ロパン−1−カルボン酸5. Oyカラ5.29ノde
−2,2,’−’)l チルシクロプロパン−1−カル
ボン酸クロライドを得た。
100 mlのフラスコにd−メントール562と塩化
メチレン252とピリジン4.32を加え実施例1と同
様にして5.07のL記酸クロライドと5.07の塩化
メチレンの混合液を反応させ8.39のde−2,2−
ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸−d−メンチ
ルエステルを街だ。このものの沸点は68〜72℃10
.1πmH9、融解域54〜61℃旋光度〔α〕” +
60.2゜(c=l、Q、EtOH) であった。
実施例7 実施例6で得たde−2,2−ジメチルシクロプロパン
−1−カルボン1−d−メンチルエステル6.07を用
いて実施例2と同様にしてn−ヘキサンから分別結晶化
したところ、2.07のe−2,2−ジメチルシクロプ
ロパン−1−カルボン酸−d−メンチルエステルが得ら
れ、このものの光学異性体比率は6:d(該カルボン酸
部分の光学活性)=97.0:3.0であった。またρ
液は24.4 : 75.6であった。このものを再度
n−ヘキサンより再結晶したところ、光学異性体比率が
99.8:0.2のe−2゜2−ジメチルシクロプロパ
ン−1−カルボン酸−d−メンチルエステルが得られt
こ。
このものの融点は74〜75.5℃、旋光度は〔α12
6−1..2°(c−4,o、EtoI]) であつl
) rこ。
欠施例8 de−2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
酸−e−メンチルエステル277を室温で8.0 ml
の30%メタノール水溶液を加えてかきまぜたのち吸引
濾過しtこ。
合わせた。結晶部の得蔽は1.27であり、このものの
がスクロマトグラフィーによる光学異性体比率(該カル
ボン酸部分の光学活性) ハd : (J = 95.
4 : 4.6 テアツf:。
諷液を濃縮すると、油状物1.5gが得られた。このも
ののがスクロリトグラフイーによる該カルボン酸の光学
異性比率はd:e=13.7:86.3であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)式 で示される2、2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
    ボン酸−光学活性メンチルエステル混合物をクロマト処
    理もしくは分別再結晶処理して各光学異性体に分離し、
    所望によっては加水分解することにより、式 (式中、kは水素原子または光学活性メンチル基をあら
    れす。) で示される光学活性カルボン酸またはその光学活性メン
    チルエステルを取得することを特徴とする該カルボン酸
    誘導体の光学分割法。 (212,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
    酸−光学活性メンチルエステルが4−メントーIんエス
    テルである特許請求の範囲第1項記載の光学分割法。 (3)式 で示される2、2−ジメチルシクロプロパン−1−カル
    ボン酸−光学活性メンチルエステル混合物をクロマト処
    理もしくは分別再結晶処理することにより一方の光学活
    性体のエステルを分別した後、残る対掌体エステルをア
     3゜ルカリ金属アルコラード、アルカリ金属およびア
    ルカリ金属水素化物から選ばれた塩基によってラセミ化
    し、再度それをクロマト処理もしくは分別結晶化して各
    光学異性体に分離し、所望によっては加水分解すること
    により、式 (式中、kは水素原子または光学活性メンチル基をあら
    れす。) で示される光学活性カルボン酸またはその光学活性メン
    チルエステルを取得することを特徴とする該カルボン酸
    誘導体の光学分割法。 (4)2.2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン
    酸−光学活性メンチルエステルがe−メントー彪エステ
    ルである特許請求の範囲第3項記載の光学分割法。
JP58133043A 1983-07-20 1983-07-20 光学活性2,2−ジメチルシクロプロパン−1−カルボン酸誘導体の製造法 Granted JPS6025952A (ja)

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DE (1) DE3375479D1 (ja)

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