JPS585077Y2 - トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置 - Google Patents

トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置

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Publication number
JPS585077Y2
JPS585077Y2 JP662478U JP662478U JPS585077Y2 JP S585077 Y2 JPS585077 Y2 JP S585077Y2 JP 662478 U JP662478 U JP 662478U JP 662478 U JP662478 U JP 662478U JP S585077 Y2 JPS585077 Y2 JP S585077Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bonnet
engine
engine room
heat shield
fuel tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP662478U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54117412U (ja
Inventor
千田尾国義
末永信二
Original Assignee
三菱農機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱農機株式会社 filed Critical 三菱農機株式会社
Priority to JP662478U priority Critical patent/JPS585077Y2/ja
Publication of JPS54117412U publication Critical patent/JPS54117412U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS585077Y2 publication Critical patent/JPS585077Y2/ja
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  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタにおいて、エンジンの発熱がボンネ
ット内のエンジンルーム外に波及するのを防止するため
のエンジンルームの遮熱装置に係るものである。
ボンネット内にエンジンルームを形成してエンジンを収
容設置し、かつそれに隣接して燃料タンクやバッテリ等
の収容部を有する構造のトラクタにおいては、燃料タン
クやバッテリ等をエンジンの発熱から保護するため、従
来、エンジンルームと燃料タンク等の収容部間には伺ら
かの熱遮断手段が施されている。
ところで、一端を支点として回動開閉できるようにした
ボンネット天板の裏面に、エンジンルームと燃料タンク
等の収容部との境に介在するように遮熱板を単に垂下せ
しめたものにあっては、ボンネット天板の開閉に支障を
きたさないようにするためや遮熱板下端部の振動による
騒音等の発生をなくすためにはどうしても遮熱板の垂下
長さを短かくせざるをえず、このためエンジンルームの
熱遮断が不完全で、燃料タンク等をエンジンの発熱から
十分に保護することができないのが実情であった。
したがって、かかる遮熱板は一般にエンジン側からボン
ネット内部に臨むようにエンジン側に立設せしめる形態
のものが用いられていた。
しかしながらこのようにエンジン側に長大な遮熱板を立
設せしめたものではその遮熱板が邪魔してエンジンの点
検整備を困難なものとし、更に振動防止のため遮熱板そ
のものを強度大なる部材で作らざるを得ず又取付に当っ
ても特別な部材を必要とし、その取付や加工も大変で必
然的に重量大なる高価なものとならざるを得ない欠点が
あった。
本考案は、上記のものの欠点に鑑み、ボンネット天板の
裏面に固定垂設した補強板に、クラッチハウジングの上
面に゛到達する可撓性遮熱板を垂下させたことにより、
上記補強板と可撓性遮熱板とでエンジンルームとそれに
隣接する他の収容部間の熱遮断を完全ならしめることが
でき、しかもボンネット天板の開閉はもちろんエンジン
の点検整備にも伺ら支障をきたすことがない詐りか、た
とえ可撓性遮熱板が他の部分に接触することがあっても
、その接触部分を損傷することがなく、しかも機体の振
動によるその部分からの接触騒音の発生を防止すること
ができる軽量安価なトラクタにおけるエンジントラクタ
の遮熱装置を提供しようとするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例について説明す
れば、1はトラクタのボンネット、2はそのボンネット
天板であって、このボンネット天板2は前端部の支点3
を中心にして上下開閉自在となっている。
上記ボンネット1内の前部にはエンジンルーム4が形成
されており、エンジンルーム、4内にはエンジン5が収
容設置されでいる。
またエンジンルーム4の後方には、その下部にクラッチ
ハウジング6が配設されており、このクラッチハウジン
グ6はエンジン5と一体をなすように連結されている。
7は燃料タンクであって、この燃料タンク7は緩衝材8
を介してクラッチハウジング6上に設置されている。
9は操向ハンドル、10はそのパネルであって、前記ボ
ンネット天板2の開閉端は上記パネル10に支持される
ようになっている。
11はボンネット補強板であって、このボンネット補強
板11は、ボンネット天板2の裏面にその上縁及び左右
両側縁の三面が固着されてボンネットを補強するととも
に、ボンネット天板2を閉じた状態でエンジン5と燃料
夕?り1間に介入するように固定垂設位置がとられてい
る。
12はゴム板等よりなる可撓性遮熱板であって、この可
撓性遮熱板12は上記ボンネット補強板11の下端に垂
下され、ボンネット天板2を閉じた状態でその下端がク
ラッチハウジング・6・の上面に到達する垂下長さを有
している。
なお、13はラジェータ、・14は冷却ファンである。
叙上の如き構成において、ボンネット天板2を閉じれば
、その裏面のボンネット補強板11およびそれに垂下さ
れた可撓性遮熱板12がエンジン5と燃料タンク7との
間に介在し、その可撓性遮熱板12の下端がクラッチハ
ウジング6の上面に接当しその上面の形状にならうので
、エンジンルーム4とその後方の収容部間が完全に遮蔽
され、エンジンルーム4から燃料タンク7等に熱風が浴
びせられることがなく、それが十分に保護される。
また、ボンネット天板2の開閉、にあたっては、上記可
撓性遮熱板12がエンジン5や燃料タンク7等に接触し
ても、それらを接触損傷することは全熱なく、しかも可
撓変形自在のためボンネット天板2の開閉にも伺ら支障
が生じない詐りか、機体の振動によってもその部分から
接触騒音が発生することもなく、かつ、遮熱板はボンネ
ットに一体的に固着されボンネットと共に開閉されるの
でエンジンの点検整備に伺ら邪魔となることなく、また
ボンネットと遮熱板は相互に補強し合うので軽量安価な
部材で済みその取付や加工も極めて安易なものとなる。
なお、ボンネット補強板11の下端に垂下した可撓性遮
熱板12は狭隘な個所でも容易に介在させることができ
るので、そのような個所の遮熱も容易である。
これを要するに、本考案は、ボンネット内の前部にエン
ジンルームを形成してエンジンを収容設置し、かつその
後方下部にクラッチハウジングを配設してその上方に燃
料タンク等を設置したトラクタにおいて、ボンネット天
板の裏面に、前記エンジンと燃料タンク等の境に介在す
るボンネット補強板を固定垂設し、かつこのボンネット
補強板に、クラッチハウジングの上面に到達する可撓性
遮熱板を垂下させたから、上記ボンネット補強板と可撓
性遮熱板とでエンジンルームとそれに隣接する他の収容
部間の熱遮断を完全ならしめることができ、しかもボン
ネン5ト天板の開閉はもちろんエンジンの点検整備に何
ら支障をきたすことがない許りか、たとえ可撓性遮熱板
が他の部分に接触することがあっても、その接触部分を
損傷することがなく、しかも機体の振動によるその接触
部分からの騒音の発生を防止することができる軽量安価
な極めて有用な実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るトラクタにおけるエンジンルームの
遮熱装置の一実施例を示すものであって、第1図はトラ
クタの全体側面図、第2図は要部の縦断側面図である。 図中、1はボンネット、2はそのボンネット天板、4は
エンジンルーム、5はエンジン、6はクラッチハウジン
グ、7は燃料タンク、11はボンネット補強板、12は
可撓性遮熱板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボンネット内の前部にエンジ゛□ンルームを形成してエ
    ンジンを収容設置し、かつその後方下部にクラッチハウ
    ジングを配設してその上方に燃料タンク等を設置したト
    ラクタにおいて、ボンネット天板の裏面に、前記エンジ
    ンと燃料タンク等の境に介在するボンネット補強板を固
    定垂設し、かつこのボンネット補強板に、クラッチハウ
    ジングの上面に到達する゛可撓性遮熱板を垂下させたこ
    とを特徴とするエンジンルームの遮熱装置。
JP662478U 1978-01-23 1978-01-23 トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置 Expired JPS585077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP662478U JPS585077Y2 (ja) 1978-01-23 1978-01-23 トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置

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JP662478U JPS585077Y2 (ja) 1978-01-23 1978-01-23 トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54117412U JPS54117412U (ja) 1979-08-17
JPS585077Y2 true JPS585077Y2 (ja) 1983-01-28

Family

ID=28813588

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JP662478U Expired JPS585077Y2 (ja) 1978-01-23 1978-01-23 トラクタにおけるエンジンル−ムの遮熱装置

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JP (1) JPS585077Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015086574A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 日立建機株式会社 建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015086574A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 日立建機株式会社 建設機械

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JPS54117412U (ja) 1979-08-17

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