JPS5849179A - ２本針ミシンの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は２本針ミシンの制御装置に関し、特に左右に
間隔を置いて配置された２本の針によシ縫目を形成する
２本針編と、角部において予め設定した計数に基づき何
れか一方の針を上方に休止させて縫目を形成する１本針
縫とを可能とする針棒機構を備えた２本針ミシンの制御
装置に関するものである。

従来技術 従来、この種の２本針ミシンにて内締を行う場合には、
その角部において休止させる側の針とその角部の前半部
及び後半部における一本針繰の針数を制御装置に予め入
力し、その制御装置の縫目形成指令に従って内締を行う
ようになっていた。

そして、例えば第１図に示すような内締を幅６３５■、
ピッチ’８．１８＋ｗで左上方から下方に向かって行う
場合を説明すると、同図に示す直角部分の内締を行う際
には２本針縫でＰｘ、Ｐｘ点まで縫製した後、制御装置
によシ向かって左側の針を上方に休止させ、右側の針を
設定された針数（この場合２針）だけ低速駆動させた後
、角Ｃ′ｌ上で針下で停止させる。

そして、この針下停止状Ｍｊ／Ｃある右側の針を中心と
して布′を９０°回転させ、引き続き１不針縫状態で設
定された針数（２針）だけ低速駆動した後、再び２本針
縫を開始することによシ、同図に示すような直角の角線
が形成される。

ところが、このような制御装置を有する２本針ミシンに
て例えば同図下方に示すような左へ屈折する鈍角（１１
０°）の角線を行う場合、上記直角部分の角線と同様に
、２本針で・Ｐｌ、Ｐ２点まで運転した後、左側の針を
上方に休止した状態で右側の針を角Ｃ２の前後に同一針
数ずつ低速駆動して角線を行うため、設定針数を１とし
た場合には同図のように、設定針数を２とした場合には
第２図のように、角部の内側には所望する鈍角とは大き
くずれた縫い目が形成され、美麗な角線が形成されない
欠点があった。

目的 この発明は、上記のような従来例の欠点を解消するため
に、１本針縫区間における針数を設定するための針数設
定手段とその設定針数の途中において１本針縫から２本
針縫に切換えるための手動切換手段とを設けることによ
シ、異なる条件の角部をも美麗に縫製し得る２本針ミシ
ンの制御装置を提供するにある。

実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を第３図〜第７図
に従って説明すると、テーブル１上には２不針ミシン２
が載置され、そのミシン２には左右に間隔を置いて配置
された２本の針棒６．４にそれぞれ支持された針５．６
により、直線縫を形成する２本針運転及び角部において
その何れか一方の針を針上位置に休止させて角線を形成
する１本針運転とを可能とした針棒機構（図示しない）
が装置されている。この針棒機構の詳細な構造は本件出
願人の出願にかかる実願昭５０−２３８７号（実開昭５
１−８５８６２号、ミシンの針棒運動制御装置）に示す
ところであシ、また、この出願の他にも各種の類似装置
が知られているところであるので詳細な説明は省略する
。

前記テーブル１下面には直流モータ７が取付けられ、ミ
シン２のミシン主軸（図示せず）にベルト９を介して連
結されている。テーブル１に固定された支軸１０には足
踏ペダル１１が前踏込み（つま先側）及び後踏込み（か
かと側）可能に支承されるとともに直流モータ７の側方
に固定されたスイッチボックス１６に内蔵された後記す
るペダルスイッチ２４に連稈１２を介して連結されてい
る。

前記ミシン２のブラケットアーム２ａの下面には手動切
換手段としての復帰型の解除スイッチ１４．１５が設け
られ、角線時の１不針縫状態において針を位置に停止さ
れている針５、若しくは６の休止状態をその押圧操作に
よフ解除するようになっている。

次に、この２本針ミシン２を駆動制御する制御装置の電
気回路を第４図に従って説明する。

針数設定手段としての５個の針数設定スイッチ２１は前
記スイッチボックス１３０表面に設けられ、各角部の前
半部及び後半部の一本針縫の針数（本実施例では前半部
及び後半部の針数は同じ）設定する場合に使用され、設
定された針数をデジタル信号にて出力するようになって
いる。５個の角線方向選択スイッチ２２は同じくスイッ
チボックス１３０表面に針数設定スイッチ２１と対をな
して設けられ、角線が右回９か左回９かの角線方向を設
定する場合に使用され、設定された角線方向をデジタル
信号にて出力するようになっている。

そして、この計数設定スイッチ２１と角線方向選択スイ
ッチ２２とにより５カ所の角線の針数と角線方向とを順
次設定できるようになっている。

針位置検出器２３は前記ミシン主軸と連動して回転する
永久磁石片（図示しない）とその永久磁石片の周囲に配
置された複数のホール素子とによシ、構成され針５，６
の針上位置、針下位置及び糸切り位置を検出し、その検
出信号を出力するようになっている。

前記ペダルスイッチ２４はスイッチボックス１６円に設
けられ、前記足踏ペダル１１の踏込み操作によシ前踏込
み信号及び後踏込み信号を出力するようになっている。

角線選択スイッチ２５はスイッチボックス１６の表面に
設けられ、−木釘縫による角線を行うためのモードを設
定する場合に使用され、その操作によシデジタル信号を
出力するようになっている。

制御回路２６は、スイッチボックス１３円に設けられ、
前記針数設定スイッチ２１、角線方向選択スイッチ２２
及び角線選択スイッチ２５の各出力を記憶するメモリを
有するとともに、これらのスイッチ２１，２２．２５の
出力と前記針位置検出器２３及びペダルスイッチ２４の
出力に基づいて、モータ駆動回路２７に信号を出力し、
前記直流モータ７を高速若しくは低速駆動する動作と、
後記スるパワートランジスタ２８．３１をバイアスして
ＯＮ状態とする動作とを行うようになっている。

パワートランジスタ２８はスイッチボックス１３Ｆ３に
配設され、そのベースが制御回路２６に接続されるとと
もにエミッタは電気的に接地され、そのコレクタとコレ
クタ電源Ｖｃｃとの間にはソレノイド２９と前記解除ス
イッチ１４が直列に接続されている。また、ソレノイド
２９及び解除スイッチ１４にはサージ電流を吸収するた
めのダイオード６０が接続されている。パワートランジ
スタ６１は同じくスイッチボックス１６円に配設され、
そのベースが制御回路２６に接続されるとともにエミッ
タは電気的に接地され、そのコレクタとコレクタ電源Ｖ
ｃｃとの間にはソレノイド３２と前記解除スイッチ１５
が直列に接続されている。

また、ソレノイド３２及び解除スイッチ１５にはサージ
電流を吸収するためのダイオード３３が接続されている
。

このソレノイド２９は前記針棒３を同３２は針棒４を上
方に休止させる針棒機構の一部を構成するものであシ、
解除スイッチ１４．１５が閉路されている状態でパワー
トランジスタ２Ｂ、５１が制御回路２６によりバイアス
されてＯＮ状態となった時、ソレノイド２９．５２はパ
ワートランジスタ２８．３１のコレクタ電流にょシ励磁
され、この電磁力に基づいて前記針棒機構は針５，６を
計上位置に休止させるようになっている。

次に、このように構成された２木釘ミシンの制御装置の
作用を第５内に示すフローチャートに従って説明する。

さて、この２木釘ミシン２１Ｃで第６図に示すような鈍
角１１０’の角線を同図において上方から下方に向かつ
て行う場合を説明すると、まず同図に示す角Ｃ１１の前
後における一木釘縫の各針数をｌｌＴｌ記針数設定スイ
ッチ２１にて設定する。今、この針数を２とする。次に
、角線方向選択スイッチ２２を操作して、同図に示すよ
うな左方向へ屈折する角線を設定し、この後内締選択ス
イッチ２５を操作して、角線を行う場合のモードを設定
するためのデジタル信号を制御回路２６内のメモリにス
トアさせる。

この状態で前記足踏ペダル１１を前踏込みすると、制御
回路２６はペダルスイッチ２４がらの前踏込み信号を検
知して前記モータ駆動回路２７に対し直流モータ７を高
速運転させるための信号を出力する。そして、第６図に
示すＰｓ、Ｐａ位置まで二本針線を行った後、足踏ペダ
ル１１を後踏込みすると、制御回路２６社角内締択スイ
ッチ２５の出力がメモリにストアされていることを検知
し、次に制御回路２６は内締方向選択スイッチ２２によ
る左方向への角樋信号をメモリから読み出し、その信号
に基づいてパワートランジスタ３１をバイアスしてＯＮ
状態とする。すると、ソレノイド６２はパワートランジ
スタ３１のコレクタ電流によシ励磁され、針６が針上位
置に休止される。

次に、制御回路２６は解除スイッチ１４．１５の少くと
も一方が開路されているか否かを判別する。今、解除ス
イッチ１４．１５はどちらも閉略されているため、制御
回路２６は左側の針６を針の 上位置に休止させた状態で直流モータにて右側の針５ｔ
−低速運転する。そして、針数設定スイッチ２１によシ
設定された針数（この場合２）を運転すると、制御回路
２６は角Ｃ８上において針５を針下位置に停止させる。

ここで針５を中心に布を屈折角１１σに対応する角度だ
け回転させ、足踏ペダル１１を前踏込みすると、制御回
路２６は解除スイッチ１４．１５がともに閉路状態であ
ることを判別し、右側の針５による一木釘縫を低速にて
再開する。そして、針５にて一針線った時点で解除スイ
ッチ１５を押圧開路すると、トランジスタ６１のコレク
タ電流がしゃ断されてソレノイド６２の励磁は解除され
る。すると、制御回路２６は設定された角線の針数の最
後の一針を二本針で低速運転し、この後足踏ペダル１１
を前踏込みし続けると、角線に続く直線部分が高速で二
本針線され、第６図に示すような美麗な角線が形成され
る。

このような手順にて一つの角線が形成され、複数の角線
を形成する時には谷針敷設定スイッチ２１及び角縁方向
選択スイッチ２２によシ、それぞれの角線の針数及び内
締方向を設定すれば、所望の角線を順次形成することが
できる。そして、設定されたデータに基づいてすべての
角線を形成した後、足踏ペダル１１を後踏込みすると、
制御回路２６はすべての角線が完了することを判断して
針５，６を針上位置に停止させるとともに糸切シを行い
、縫製動作を完了する。また、２木釘縫状態から足踏ペ
ダルの操作を解除すれば、針５．６は針下位置に停止さ
れ、この状態で新たな角線のチータラ入力して、引き続
いてこのミシン２を運転することができる。

さらに、この２木釘ミシン２は前記と同様な鈍角（１１
０°）を次に示すような手順でも縫製できる。

すなわち、前記手順では角Ｃ８から１本針でｉ針運転し
た後に解除スイッチ１５を押圧回路して針６の休止状態
を解除し、設定針数の最後の１針を２本針で運転したが
、同じく角線の設定針数を２とした場合、２本針でｐＨ
，Ｐ４位置まで運転した後解除スイッチ１５を押圧開路
して角線の最初のｌ針を２不針で運転し、続く１針を針
５による１本針で運転して角Ｃｍ位置で停止させ、その
針５を中心にして布を回転させた後は所定針数だけ１木
釘運転すれば、第７図に示すような角線が形成される。

従って、この２木釘ミシン２０制御装置は直角の角線に
おいては従来と同様に針数設定スイッチ２１及び角縁方
向選択スイッチ２２にて設定された針数及び角線方向に
従って一木釘運転することにより、所望する角線を形成
することができるとともに、鈍角の角線においては設定
された１木釘縫運転時に解除スイッチ１４若しくは１５
を押圧開路して、針上位置に停止されている針５若しく
は６の休止吠憩を解除することによシ、設定された１木
釘運転の針数の中から任意の針数を二本針運転して、所
望する鈍角に近似した美麗な角線を形成することができ
る。

効果 以上詳述したようにこの発明は、角線を形成するための
一木釘縫区間の針数を設定する針数設定手段と、その設
定針数の途中において１木釘縫から２木釘縫に切換える
ための手動切換手段とを設けたので、鈍角の内締を形成
する場合においても所望の鈍角に近似した美麗な内締を
形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明に関する従来の２本針ミシ
ンによる縫目模様図、第３図はこの発明を具体化した２
本針ミシンの正面図、第４図はその制御装置の電気回路
を示すブロック図、第５図は制御回路の演算処理動作を
示すフローチャート図、第６図、第７図はこの発明を具
体化した２本針ミシンによる縫目模様図である。 針５，６、解除スイッチ１４　、１５、針数設定スイッ
チ２１、角一方向選択スイッチ２２、制御回路２６、ソ
レノイド２９．３５゜ 特許出願人　ブラザー工業株式会社 代理人　弁理士恩田博宣 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、左右に間隔を置いて配置された２本の針（５゜６）
   によシ縫目を形成する２本針縫と、角部においてそのい
   ずれか一方の針を上方位置に休止させて縫目を形成する
   １本針縫とをなし得る２本針ミシンにおいて、 前記１本針縫区間における針数を設定するた６の針数設
   定手段（２１）と、 その針数設定手段（２１）＜よる設定針数の途中におい
   て一本針縫から２本針縫に切換えるための手動切換手段
   （１４，１５）と を設けたことを特徴とする制御装置。