JPS5830308B2 - トリアセトンアミンノ カイリヨウセイホウ - Google Patents

トリアセトンアミンノ カイリヨウセイホウ

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JPS5830308B2
JPS5830308B2 JP6114874A JP6114874A JPS5830308B2 JP S5830308 B2 JPS5830308 B2 JP S5830308B2 JP 6114874 A JP6114874 A JP 6114874A JP 6114874 A JP6114874 A JP 6114874A JP S5830308 B2 JPS5830308 B2 JP S5830308B2
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acid
acetonin
triacetonamine
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孝雄 吉岡
知之 車田
正治 森村
圭介 村山
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Sankyo Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は を有するトリアセトンアミンの新規な製法に関する。
更に詳しくは、本発明は 式 を有するアセトニンよりトリアセトンアミンを製造する
改良方法に関する。
従来、トリアセトンアミンを製造する方法としてはルイ
ス酸の存在下アセトニンと水を反応させて製造する方法
が最も優れた方法として知られていた(特公昭44−1
2141)。
しかしながら、該方法においても、その収率が最高60
%程度であるという点および反応における副生成物とし
て、反応に使用された塩化カルシウム、塩化亜鉛等のル
イス酸を含む樹脂状物質が多量に副成され、その処理に
公害問題の処理を含めて繁雑な手段をとらねばならない
点等のいくつかの解決されねばならぬ問題を有していた
本発明者等はこのような問題点を解決すべく鋭意研究の
結果、従来と全く異なる手段を採用することによって上
記の問題点を解決し本発明を完成した。
即ち、本発明の方法は、無水条件下、少くともアセトニ
ンに対し12.5モル%以上の酸触媒の存在下、アセト
ニンとアセトンおよび/またはジアセトンアルコールロ
ル反応させることからなる。
好ましくは、本発明の方法においてアセトニンは酸触媒
の存在下アセトンと反応させる。
本発明の方法において使用される酸触媒としては、プロ
トン酸とアンモニアまたは含窒素有機塩基との塩があげ
られる。
このような塩を形成するため用いられるプロトン酸とし
ては、鉱酸または有機酸例えば有機の燐−酸素酸、有機
の硫黄−酸素酸、好適にはスルホン酸またはカルボン酸
があげられる。
鉱酸としては、ハロゲン化水素酸、たとえば塩酸、臭化
水素酸または沃化水素酸;硝酸および燐酸があげられる
カルボン酸としては、−塩基性、二塩基性および三塩基
性の脂肪族および芳香族カルボン酸があげられる。
例示すれば、好ましくは炭素数1ないし18の飽和もし
くは不飽和の一塩基性脂肪族カルボン酸、例えば蟻酸、
酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウリン酸、パルミチン酸
、ステアリン酸、アクリル酸およびメククリル酸;ハロ
ゲン含有力カボン酸、例えばクロル酢酸、ジクロル酢酸
もしくはトリクロル酢酸およびトリフルオル酢酸;好ま
しくは炭素数2ないし12の飽和もしくは不飽和の二塩
基性脂肪族カルボン酸、例えばマロン酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セパチン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマル酸、
マレイン酸;三塩基性脂肪族カルボン酸、例えばクエン
酸;置換されていてもよい一塩基性芳香族カルボン酸、
例えば安息香酸、トルイル酸、桂皮酸、ナフトエ酸;二
塩基性芳香族カルボン酸、例えばフクル酸およびテレフ
タル酸;および三塩基性芳香族カルボン酸、例えばトリ
メリット酸である。
有機の硫黄−酸素酸としては、メチル硫酸のようなアル
キル硫酸やベンゼンスルフィン酸のようなスルフィン酸
があげられるが、好適なものはスルホン酸である。
スルホン酸として(ヨ、脂肪族および置換されていても
よい芳香族スルホン酸、例えはメタンスルホン酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−4ルエンスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸およびナフクレン=1,5−ジスルホン酸が
あげられる。
有機の燐−酸素酸としては、脂肪族もしくは芳香族のホ
スホン酸またはホスフィン酸、例えばメチル−、ベンシ
ル−もしくはフェニルホスホン酸またはジメチル−もし
くはジエチルホスホン酸またはジエチル−もしくはベン
ゼンホスフィン酸があげられる。
含窒素有機塩基としては、脂肪族および芳香族の一級、
二級および三級アミン、飽和および不飽和の含窒素異頃
環塩基、尿素、チオ尿素および塩基性イオン交換樹脂が
あげられる。
使用される塩基を例示するならば、好適には炭素数1な
いし18の脂肪族−級アミン、例えばメチルアミン、エ
チルアミン、n−ブチルアミン、オクチルアミン、ドデ
シルアミンおよびヘキサメチレンジアミン;好適には炭
素数2ないし16の脂肪族二級アミン、例えばジメチル
アミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミンおよ
びジイソブチルアミン;脂肪族三級アミン、例えばトリ
エチルアミン;脂環族−級アミン、例えばシクロヘキシ
ルアミン;脂環族二級アミン、例えはジシクロヘキシル
アミン;置換されていてもよい芳香族−級アミン、例え
ばアニリン、トルイジン、ナフチルアミンおよびベンジ
ジン;芳香族二級アミン、例えばN−メチルアニリン、
ジフェニルアミン;芳香族三級アミン、例えばN、N−
ジエチルアニリン;飽和および不飽和の含窒素異頃環塩
基、例えばピロリジン、ピペリジン、N−メチル−2−
ピロリドン、ピラゾリジン、ピペラジン、ピリジン、ピ
コリン、インドリン、キヌクリジン、モルホリン、N−
メチルモルホリン、1,4−ジアザビシクロ(2,2,
2)オクタン、アセトニンおよびトリアセトンアミン;
尿素;チオ尿素および強ないし弱塩基性のイオン交換樹
脂、例えばアンバーライトIR−45およびIRP−5
8(ローム・アンド・ハース社製)である。
鉱酸のアンモニウム塩の好適な例は、アンモニウムハラ
イド、例えば塩化アンモニウム、臭化アンモニウムもし
くは沃化アンモニウム、硝酸アンモニウムおよびホウ酸
アンモニウムである。
有機酸のアンモニウム塩の好適な例は、−塩基性および
二塩基性の低級脂肪族カルボン酸のアンモニウム塩、並
ひに一塩基性芳香族スルホン酸のアンモニウム塩、例え
ば蟻酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、ジーおよびト
リクロル酢酸アンモニウム、トリフルオル酢酸アンモニ
ウム、マロン酸アンモニウム、安息香酸アンモニウムお
よびpトルエンスルホン酸アンモニウムである。
鉱酸と含窒素有機塩基の塩の好適な例は、メチルアミン
塩酸塩、シクロヘキシルアミン塩酸塩、ヘキサメチレン
ジアミンジ塩酸塩、アニリン塩酸塩、p−ニトロアニリ
ン塩酸塩、ジメチルアミン塩酸塩、ジフェニルアミン塩
酸塩、ジイソブチルアミン塩酸塩、トリエチルアミン塩
酸塩、トリエチルアミン臭化水素酸塩、1,4−ジアザ
ビシクロ(2,2,2)オクタン塩酸塩、トリアセトン
アミン塩酸塩、トリアセトンアミン硫酸塩、尿素硝酸塩
、チオ尿素塩酸塩および塩酸で処理された塩基性イオン
交換樹脂である。
有機酸と含窒素有機塩基の塩の好適な例は、シクロヘキ
シルアミン蟻酸塩、ピリジン蟻酸塩、ピリジン・I)−
トルエンスルホン酸塩、ジ−n−ブチルアミン酢酸塩、
ジ−n−ブチルアミン安息香酸塩、モルホリン・コハク
酸塩、モルホリン・マレイン酸塩、トリエチルアミン酢
酸塩、トリエチルアミン・コハク酸塩、トリエチルアミ
ン・マレイン酸塩、アニリン酢酸塩およびトリアセトン
アミン・p−トルエンスルホン酸塩である。
このような塩を形成する含窒素有機塩基として特に好ま
しいものは、トリアセトンアミン、トリエチルアミン、
ヘキサメチレンジアミン、1.4−ジアザビシクロ(2
,2,2)オクタン、尿素またはチオ尿素である。
このような塩を形成する酸として特に好ましいものは、
塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、ハロゲノ酢酸ま
たは有機スルホン酸である。
塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硝酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ジ
クロル酢酸またはトリクロル酢酸のアンモニウム塩もし
くは前述の特に好ましい含窒素有機塩基との塩を使用す
るときは、特に好い結果が得られる。
塩化アンモニウム、臭化アンモニウム、沃化アンモニウ
ム、蟻酸アンモニウム、p−トルエンスルホン酸アンモ
ニウム、トリアセトンアミン塩酸塩、尿素硝酸塩、尿素
・p−t−ルエンスルホン酸塩、チオ尿素塩酸塩および
ヘキサメチレンジアミンジ塩酸塩は触媒として最も好適
に使用される。
更に、本発明の方法において、酸触媒として酸を使用す
ることもできる。
酸としては、塩化アルミニウム、塩化スズ、塩化亜鉛お
よび塩化カルシウム、沃素、臭素、好適には三弗化ホウ
素のようなルイス酸かあげられる。
酸として、プロトン酸を使用することもできる。
プロトン酸としては、前述した鉱酸または有機酸、例え
ば有機の燐−酸素酸、有機の硫黄−酸素酸、好ましくは
スルホン酸またはカルボン酸を用いることができる。
有機酸の好適な例は一塩基性および二塩基性の脂肪族お
よび芳香族カルボン酸および一塩基性の芳香族スルホン
酸である。
プロトン酸の最も好適な例は塩酸、蟻酸、酢酸、マロン
酸、コハク酸、マレイン酸、安臭香酸または桂皮酸およ
びベンゼンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸で
ある。
本発明の好ましい実施態様は、アセトニンに対して化学
量論的な量の酸を使用づることである。
それ故、本発明は無水条件下、アセトニンの酸付加塩と
ジアセトンアルコールおよび/または好ましくはアセト
ンとを反応させることからなる。
アセトニンの酸付加塩としては、プロトン酸との付加塩
を用いることができ、好適にはアセトニンの鉱酸塩およ
び有機酸塩例えばカルボン酸塩およびスルホン酸塩が用
いられる。
鉱酸、カルボン酸およびスルホン酸としては、前述した
酸と同じものを使用できる。
アセトニンの酸付加塩の好適な例は、アセトニンの一塩
基性および二塩基性の脂肪族酸塩およびアセトニンの一
塩基性芳香族スルホン酸塩である。
アセトニンの酸付加塩の最も好適な例にはアセトニン・
塩酸塩、アセトニン・蟻酸塩、アセトニン・酢酸塩、ア
セトニン・マロン酸塩、アセトニン・コハク酸塩、アセ
トニン・マレイン酸塩、アセトニン・安息香酸塩、アセ
トニン・桂皮酸塩、アセトニン・ベンゼンスルホン酸塩
およびアセトニン・p−トルエンスルホン酸塩が含マレ
ル。
本発明者等は、有機溶媒の存在下低温条件下で化学量論
的な量の酸とアセトニン(I)とを反応させることによ
ってはゾ定量的にアセトニンの酸付加塩が形成されるこ
と、およびこの酸付加塩自体は比較的安定であることを
見い出した。
更に、本発明者等はこのアセトニンの酸付加塩を反応液
より取り出しまたは取り出さずに、アセトンおよび/ま
たはジアセトンアルコールと、場合により有機溶媒の存
在下、即ち有機溶媒の溶液また懸濁液の状態で、反応さ
せることによって、全く意外にも高い収率でトリアセト
ンアミンが得られることを見い出した。
この場合最も好適な反応剤はアセトンである。
従って、本発明においては、アセトニンの酸付加塩を原
料とすることが特に重要である。
アセトニンの酸付加塩の製造に際して用いられる有機溶
媒は、反応に不活性であり、かつ水を含まないものが使
われる。
そのような溶媒としては芳香族炭化水素、例えばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレン;ケトン、例えばアセトン
;アルコール、例えばメタノールおよびエタノールであ
る。
反応は0〜10℃好適には0〜5℃の範囲に保った温度
で実施される。
酸はアセトニンとの化学量論的な量が用いられ、使用さ
れる酸はプロトン酸である。
好適なプロトン酸は鉱酸またはカルボン酸およびスルホ
ン酸のような有機酸である。
とくにハロゲン化水素酸、硫酸、硝酸、燐酸、蟻酸、酢
酸、クロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、トリ
フルオル酢酸、マレイン酸、コハク酸、マロン酸、安息
香酸、桂皮酸並びに芳香族および脂肪族スルホン酸であ
る。
最も好適には、塩酸、蟻酸、酢酸、マレイン酸、コハク
酸、マロン酸、安息香酸、桂支酸、p−トルエンスルホ
ン酸およびベンゼンスルホン酸が用いられる。
アセトニンの酸付加塩は一般に使用した溶媒中に結晶と
して析出するかまたは溶媒中に溶液として形成される。
本発明の方法は種々の温度で行うことができる。
例えば0〜150℃、30〜150°C,50〜100
℃および好適には10〜110℃特に好適には20〜6
5℃である。
場合によっては、反応は密閉系の加圧下で反応を行なう
か、または外部から加圧して行なわれる。
圧力範囲は1〜30気圧、好適には1〜10気圧、最も
好適には1〜3気圧を与えることができる。
本発明の方法を行なうに際して、溶媒の使用は特に必須
ではないが、有機溶媒の存在下に反応を行なうことが有
利である。
使用される有機溶媒を例示すれば、脂肪族または芳香族
の塩素化されていてもよい炭化水素類、例えばヘキサン
、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ト
リクロルエチレンもしくはクロルベンゼン;飽和または
不飽和の脂肪族モノもしくは多価アルコール、例えばメ
タノール、エタノール、プロパツール、インプロパツー
ル、ブタノール、オクタツール、シクロヘキサノール、
ベンジルアルコール、エチレンクリコールモノメチルエ
ーテルまたはグリコール;エーテル類、例えはジオキサ
ン、テトラヒドロフランまたはジエチルエーテル;エス
テル類、例えば酢酸エチル;非プロトン性極性溶媒、例
えばジメチルホルムアミド、ジエチルアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド、テトラメチルウレア、ヘキサメチ
ル燐酸アミド、スルホラン、アセトニトリルもしくはニ
トロメタン、またはこれらの溶媒の混合物があげられる
好適には炭素数1ないし4個の低級アルコールまたはエ
チレングリコールモノメチルエーテルが用いられる。
最も好適にはメタノールもしくはエタノールまたはこれ
らの混合物が溶媒として用いられる。
反応は無水条件下に行なわなければならないが、通常無
水と称される溶媒、原料化合物および試剤中に含まれる
水並びに大気中に含まれる水が存在しても重要な影響を
与えないので、市販の無水の溶媒および試剤は特に脱水
処理をすることなく用いることができる。
トリアセトンアミンは通常85%以上の収率で得られる
が、特にアセトンの存在下、アセトニンに対し1モル比
以上の過剰のアンモニウム塩を用いた場合は高収率で得
られる。
本発明の方法の収率は酸触媒のほかに、臭素、沃素、沃
化ソーダ、沃化カリウム、沃化リチウム、臭化リチウム
、チオシアン酸リチウム、チオシアン酸アンモニウム、
シアン化リチウム、硝酸リチウムまたは硫化アンモニウ
ム、またはアンモニア、トリエチルアミン、尿素もしく
はチオ尿素の臭化物、沃化物、硝酸塩、メタンスルホン
酸塩、ベンゼンスルホン酸塩もしくはp−トルエンスル
ホン酸塩より選択された他の触媒をアセトニンに対して
0.01〜0.5モル%併用することによって収率は改
良され、反応時間は短縮される。
反応時間は反応条件および使用する触媒の種類によって
異なるが、通常数時間ないし十数時間で反応は完結する
反応終了後、目的生成物であるトリアセトンアミンは常
法によって反応混合物から採取される。
例えば反応終了後、過剰のアセトンおよび/またはジア
セトンアルコールおよび溶媒を減圧下に留去し、残留物
に水を加え、混合物はアルカリ性とし、適当な溶媒で抽
出したのち、抽出液より溶媒を留去し、残留物を真空蒸
留することによって、目的生成物を純品として得ること
ができる。
従って、反応の副生物は非常に少量であり、最終生成物
の精製および副生成物の除去は容易である。
従って、本発明の方法は、従来法に比べてトリアセトン
アミンの工業的製法として極めて優れており、トリアセ
トンアミンは高分子材料の光安定剤や医薬などの合成原
料として大量に使用されるので、その工業的価値は極め
て大きい。
以下に本発明の方法の実施例を示す。
実施例 1 アセトン20m1にアセトニン6.7gをとかした溶液
に塩化アンモニウム2.4gを加え、混合物は60℃で
10時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。
ベンゼンを留去し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点7
5〜76℃/4 mu Hgの淡黄色液体(冷接融点3
5〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン6.1
gを得た。
収率91.1%。実施例 2 アセトン10.:lにアセトニン10.0gをとかした
溶液にベンゼン26rnlと塩化アンモニウム1.0g
を加え、混合物63°Cで還流下に21時間加熱した。
そののち、溶媒のベンゼンおよび過剰のアセトンを留去
した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。ベンゼンを留去
し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点75〜76℃/4
7nmHgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセトンアミン8.5gを得た。
収率85%。実施例 3 アセトン30TLlにアセトニン10gをとかした溶液
に臭化アンモニウム6.4gを加え、混合物は60℃で
還流下に12時間加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。
ベンゼンを留去し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点7
5〜76℃74mmHgの淡黄色液体(冷接融点35〜
36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン9.0gを
得た。
収率90%。実施例 4 アセトン30m1にアセトニン10.9をとかした溶液
に沃化アンモニウム9.5gを加え、60℃で還流下に
12時間加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。
ベンゼンを留去し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点7
5〜76’C/4mrHgの淡黄色液体(冷接融点35
〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン8.9i
得た。
収率89%。実施例 5 アセトン30−にアセトニン1(Bi’をとかした溶液
に硝酸アンモニウム6.0gを加え、60℃で還流下に
12時間加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。
ベンゼンを留去し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点7
5〜76’C/4mmHgの淡黄色液体(冷接融点35
〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン8,6g
得た。
収率86%。
実施例 6 アセトン30m1にアセトニン11をとかした溶液に硼
酸アンモニウム6.2gを加え、60℃で還流下に12
時間加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥した。
ベンゼンを留去し、残留物を減圧蒸留で精製して沸点7
5〜76℃/4mmHgの淡黄色液体(冷接融点35〜
36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン8.5gを
得た。
収率85%。実施例 7 アセトニン15.4gとギ酸アンモニウム7゜Ogにア
セトン40m1を加え、60℃で13時間還流下に加熱
した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物に
飽和炭酸カリウム水溶液を加え、ベンゼンで抽出した。
抽出液は無水炭酸カリウムで乾燥し、ベンゼンを留去し
た。
残留物を減圧蒸留で精製して沸点75〜76℃/、mm
Hgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結晶となる
)のトリアセトンアミン14.9gを得た。
収率96四〇 実施例 8 アセトニン15.4gと酢酸アンモニウム8.0.9に
アセトン40m1を加え、60°Cで13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製しトリアセトンアミン13
.2gを得た。
収率85%。
実施例 9 アセトニン15.4.@とマロン酸ジアンモニウム7.
1gにアセトン40rfLlを加え、60℃で13時間
還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製しト
リアセトンアミン13.7gを得た。
収率90%。
実施例 10 アセトニン15.4gとマロン酸ジアンモニウム13.
8.!i’にアセトン45TrLlを加え、60℃で1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製しト
リアセトンアミン13.552を得た。
収率87%。
実施例 11 アセトニン15.4.Fとコハク酸ジアンモニウム7.
8gにアセトン40m1を加え、;60℃で13時間還
流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製しト
リアセトンアミン13.2g得た。
収率85%。
実施例 12 アセトニン15.4gと安息香酸アンモニウム14、:
lにアセトン40TLlを加え、60℃で13時間還流
下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製しト
リアセトンアミン13.8gを得た。
収率89%。
実施例 13 アセトニン15.4gとp−トルエンスルホン酸アンモ
ニウム19.2gにアセトン60m1!を加え、60℃
で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製しト
リアセトンアミン14.6gを得た。
収率94%。実施例 14 アセトニン10.1とシクロヘキシルアミンのギ酸塩1
1.0gにアセトン40就を加え、70°Cで13時間
還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
混合物はベンゼンで抽出した。
抽出液を無水炭酸カリウムで乾燥した。ベンゼンを留去
し、残留物を減圧蒸留で精製して、沸点75〜76℃7
4mmHgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセトンアミン8.5gを得た。
収率85%。実施例 15 アセトニン10.0gとピリジンのギ酸塩10.2gに
アセトン40TLlを加え、60℃で13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C/
4mvtHgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン8.9gを得た。
収率89%。実施例 16 アセトニン10.L9とジ−n−ブチルアミンの酢酸塩
14.5gにアセトン40TLlを加え、70°Cで1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
6gを得た。
収率86%。実施例 17 アセトニン10.0gとアニリンの酢酸塩18.1gに
アセトン40m1を加え、60℃で13時間還流下に加
熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
6,9を得た。
収率86%。
実施例 18 アセトニン10.0gとモルホリンのコハク酸塩15.
7gにアセトン40TLlを加え、60℃で13時間還
流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
5gを得た。
収率85%。
実施例 19 アセトニン10.0gとトリエチルアミンのコハク酸塩
10.8.9にアセトン45m1を加え、60°Cで1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様な方法で精製してトリアセトンアミン8.
6gを得た。
収率86%。実施例 20 アセトニンio、o、pとモルホリンのマレイン酸塩1
57gにアセトン45TLlを加え、60℃で13時間
還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
5gを得た。
収率85%。実施例 21 アセトニン10.0gとトリエチルアミンのマレイン酸
塩16.79にアセトン45−を加え、60℃で13時
間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン9.
3gを得た。
収率93%。実施例 22 アセトニン10.1とジ−n−ブチルアミンの安息香酸
塩19.2gにアセトン60TLlを加え、60℃で1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
5gを得た。
収率85%。実施例 23 アセトニン10.0gとピリジンのp−トルエンスルホ
ン酸塩20.6.9にアセトン60m1を加え、60℃
で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン8.
8gを得た。
収率88%。実施例 24 アセトニン10.0gとピリジンのp−トルエンスルホ
ン酸塩20.69にアセトン11.3gおよびベンゼン
501rLlを加え、60℃で13時間還流下に加熱し
た。
そののち、溶媒のベンゼンを留去し、得られた反応混合
物を実施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミ
ン8.59を得た。
収率85%。
実施例 25 アセトニン10.0gとトリエチルアミンの酢酸塩3.
0gにアセトン11.:lおよびベンゼン50Mを加え
、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、溶媒のベンゼンを留去し、得られた反応混合
物を実施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミ
ン8.5gを得た。
収率85%。実施例 26 アセトニン15.4gとトリアセトンアミンのpトルエ
ンスルホン酸塩32.79にアセトン9011Llを加
え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去し、得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製してトリアセトンアミン29
.09を得た。
収率87%。実施例 27 アセトニン15.4gとメチルアミンの塩酸塩6.8g
にアセトン40m1を加え、60℃で13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加えベ
ンゼンで抽出した。
抽出液を無水炭酸カリウムで乾燥し、ベンゼンを留去し
た。
残留物を減圧蒸溜で精製して、沸点75〜76℃/4m
mHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結晶とな
る)のトリアセトンアミン13.4.9を得た。
収率86%。
実施例 28 アセトニン16.4.9とシクロヘキシルアミン塩酸塩
13.8.9にアセトン40m1を加え、60℃で13
時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/4mm Hgの淡黄色液体(35
〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン13.2
gを得た。
収率85%。実施例 29 アセトニン15.4gとへキサメチレンジアミンのジ塩
酸塩13.1にアセトン40TLlを加え、60℃で1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した、。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76°C/4mm Hgの淡黄色液体(4
後融点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミ
ン15.0gを得た。
収率97%。
実施例 30 アセトニン15.4gとアニリンの塩酸塩13.2gに
アセトン40m1を加え、60℃で13時間還流下に加
熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点・75〜76℃
7’4mrrt Hgの淡黄色液体(冷接融点35〜3
6°Cの結晶となる)のトリアセトンアミント3.2g
を得た。
収率85%。実施例 31 アセトニン15.4.9とp−ニトロアニリンの塩酸塩
18.1gにアセトン407711を加え、60℃で1
3時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/4mmHgの淡黄色液体(冷接融
点35〜36°Cの結晶となる)のトリアセトンアミン
13.5gを得た。
収率87%。
実施例 32 アセトニン15.4gとジメチルアミンの塩酸塩8.6
gにアセトン40−を加え、60℃で13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/、miHgの淡黄色液体のトリア
セトンアミン13.9gを得た。
収率90%。
実施例 33 アセトニン15.4gとジメチルアミンの塩酸塩16、
:111にアセトン50m1を加え、60℃で13時間
還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/、mmHgの淡黄色液体(冷接融
点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン1
3.1を得た。
収率88%。
実施例 34 アセトニン15.4gとジフェニルアミンの塩酸塩20
.79にアセトン60mJを加え、60℃で13時間還
流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/、iiHgの淡黄色液体(冷接融
点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン1
3.7gを得た。
収率88%。
実施例 35 アセトニン15.4gとジイソブチルアミンの塩酸塩1
7.0gにアセトン40m1を加え、60℃で13時間
還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76°C/4tnmHgの淡黄色液体(冷
接融点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミ
ン15.2gを得た。
収率98%。
実施例 36 アセトニン15.4.1?とトリエチルアミンの塩酸塩
14.1にアセトン40TfLlを加え、60℃で13
時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/4mmHgの淡黄色液体(冷接融
点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン1
5.0gを得た。
収率97%。
実施例 37 アセトニン15.4gとトリエチルアミンの臭化水素酸
塩18.2.9にアセトン50TLlを加え、60℃で
13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/4mmHgの淡黄色液体(冷接融
点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン1
5.0gを得た。
収率97%。
実施例 38 アセトニン15.4gと1.4−ジアザビシクロ〔2,
2,2〕オクタンのモノ塩酸塩15.2gにアセトン4
01111を加え、60℃で13時間還流下に加熱した
そののちアセトンを留去した。得られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/、
mmHgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結晶と
なる)のトリアセトンアミン13.6gを得た。
収率88%。実施例 39 アセトニン15.4.9と1,4−ジアザビシクロ(2
,2,2)オクタンの硫酸塩21.(Bi’にアセトン
60rrLlを加え、60℃で13時間還流下に加熱し
た。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
、mytHgの淡黄色液体(冷接融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.3.9を得た。
収率86%。実施例 40 アセトニン15.4&とピリジン塩酸塩12.:1にア
セトン40TLlを加え、60℃で13時間還流下に加
熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
4 mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.:lを得た。
収率86%。実施例 41 アセトニン15.=lとピリジンの硝酸塩14゜9gに
アセトン40m1を加え、60°Cで13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C
/4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.2.9を得た。
収率85%。実施例 42 アセトニン15.4gとトリアセトンアミンの塩酸塩1
9.1gにアセトン60TLlを加え、60℃で13時
間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃/”4 mrn Hgの淡黄色液体
(4後融点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトン
アミン28.6gを得た。
収率85%。
実施例 43 アセトニン15.4,9とチオ県木の塩酸塩12.5g
にアセトン45m1lを加え、60℃で13時間還流下
に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C
/4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン14.79を得た。
収率95%。実施例 44 アセトニン15.4.9と尿素の硝酸塩12.7gにア
セトン45献を加え、60℃で13時間還流下に加熱し
た。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C
74mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.29を得た。
収率85%。実施例 45 アセトニン5gをアセトン150TIllにとかした溶
液に乾燥したアンパライトIR−45(ローム・アンド
・ハース社製)の塩酸塩66.9を加え、60℃で還流
下に8時間加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃7’47nmHgの淡黄色液体(4
後融点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミ
ン4.3gを得た。
収率86%。
実施例 46 アセトニンの酢酸塩21.49にアセトン60m1を加
え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物に飽和炭酸カリウム水溶液を加え、
ベンゼンで抽出した。
抽出液を無水炭酸カリウムで乾燥し、ベンゼンを留去し
たのち、残留物を減圧蒸溜で精製して、沸点75〜76
℃7’4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃
の結晶となる)のトリアセトンアミン13.3gを得た
収率86%。実施例 47 アセトニン2モル量とコハク酸1モル量ヨリ合成したア
セトニンの塩基性コハク酸塩21.3gにアセトン60
m1を加え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセトンアミン13.3gを得た。
収率86%。実施例 48 アセトニンの中性コハク酸塩27.2.9にアセトン8
0TLlを加え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
、mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセトンアミン13.2gを得た。
収率85%。実施例 49 アセトニンの塩基性マレイン酸塩21.2.9にアセト
ン657711を加え、60℃で13時間還流下に加熱
した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C
/、mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.2.9を得た。
収率87%。実施例 50 アセトニンの安息香酸塩27.6 、?にアセトン80
m1を加え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセ1〜ンアミン16.2gを得た。
収率85%。実施例 51 アセ1ヘニンの0−ヨード安息香酸塩40.2 gにア
セトン120TLlを加え、60℃で13時間還流下に
加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃7
4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結晶
となる)のトリアセトンアミン1.3.2.9を得た。
収率85%。実施例 52 アセトニンのメタトルイス酸塩29.1にアセトン90
−を加え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76℃/
4imH,gの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.2gを得た。
収率85%。実施例 53 アセトニンのp−ターシャリブチル安息香酸塩33.2
gにアセトン100m1を加え、60℃で13時間還流
下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76°C/4mynHgの淡黄色液体(4
後融点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミ
ン13.2gを得た。
収率85%。
実施例 54 アセトニンのp−トルエンスルホン酸塩32.6gにア
セトン100Tnlを加え、60℃で13時間還流下に
加熱した。
そ0つのちアセトンを留去した。得られた反応混合物を
実施例1と同様の方法で精製して、沸点75〜76°C
/4mmHgの淡黄色液体(4後融点35〜36℃の結
晶となる)のトリアセトンアミン13.9gを得た。
収率90%。実施例 55 アセトニンの桂皮酸塩30.2gにアセトン90m1を
加え、60℃で13時間還流下に加熱した。
そののち、アセトンを留去した。
得られた反応混合物を実施例1と同様の方法で精製して
、沸点75〜76℃74mmHgの淡黄色液体(4後融
点35〜36℃の結晶となる)のトリアセトンアミン1
3.2gを得た。
収率85%。実施例 56 メタノール35gとアセトン35pからなる混合溶媒に
アセトニン塩酸塩6.3gを溶解した。
混合物は密封した容器中で室温で24時間放置して反応
させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し127%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 57 アセトン70.9にアセトニン19.:lをとかした溶
液にメタノール7gを加え、更に乾燥塩化水素ガス0.
9gを吸収させた。
溶液は封管し、60℃で10時間加熱して反応させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し14.0%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 58 アセトン24gにアセ1−二76.3gをとかした溶液
に塩化水素を5重量%含むメタノール6.2gを滴下し
た。
溶液は封管し、60℃で10時間加熱して反応させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し147%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施1夕l]59 アセトン30gとメタノール30gからなる混合溶媒中
にアセトニン6.3gをとかした溶液にメタンスルホン
酸1.6gを加えた。
混合物は密封した容器中で室温で24時間放置して反応
させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し95.3%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 60 アセトン20gとエタノール2gからなる混合溶媒中に
アセトニン6.3gをとかした溶液に酢酸0.5gを加
えた。
混合物は密封した容器中で60℃で10時間加熱反応さ
せた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し89.5%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 61 実施例60における酢酸の代りにマレイン酸0.63g
を用いた以外は実質的に同様な方法で、102%の収率
でトリアセトンアミンを得た。
実施例 62 アセトン40gにアセトニン6.3gをとかした溶液に
マロン酸0,5gを加え、混合物は密封した容器中で6
0℃で10時間加熱反応させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し115%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 63 メタノール21.9にアセトニン5.0gをとかした溶
液にアセトン19gと尿素硝酸塩4.0gを加えた。
混合物は室温に24時間放置して反応させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様の方法で精製
し125%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 64 実施例63における尿素硝酸塩の代りに尿素のp−t−
ルエンスルホン酸7.5gを用いた以外は実質的に同様
な方法で、110%の収率でトリアセトンアミンを得た
実施例65〜67 アセトン19gと下表にあげた他の溶媒9.5!flか
らなる混合溶媒にアセトニン5.0gを溶解した。
この溶液に下表にあげた触媒を加え、混合物は密封した
容器中で60℃で10時間加熱反応させた。
反応混合物は実施例1と同様の方法で精製し下表に示す
収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 68 アセトン19gとメタノール1.9gからなる混合溶媒
中にアセトニン50gをとかした溶液に1リアセトンア
ミンの塩酸塩15gを加えた。
混合物は密封した容器中で60℃で10時間加熱反応さ
せた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様な方法で精製
し、触媒として用いたトリアセトンアミンの量を除いて
115%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 69 アセトン19!!とメタノール9.5gからなる混合溶
媒中にアセトニン5.Ogをとかした溶液に酢酸アンモ
ニウム1.3gを加えた。
混合物は密封した容器中で室温で24時間放置して反応
させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様な方法でnl
Aし91.1%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 70 アセトン40gにアセトニン5.1を含む溶液にアセト
ニンのギ酸塩1.6gを加えた。
混合物は密封した容器中で60’Cで10時間加熱反応
させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様な方法で精製
し95.8%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 71 アセトン60gにアセトニン15.4gをとかした溶液
に室温で三弗化硼素のエチラート6.5,9を滴下した
滴下後、混合物は48〜50℃で3時間加熱反応させた
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様な方法で精製
し116%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 72 アセトン30gにアセトニン5gと臭化アンモニウム1
2.4gを加え、混合物は室温で38時間放置して反応
させた。
反応終了後、反応混合物は実施例1と同様な方法で精製
し239%の収率でトリアセトンアミンを得た。
実施例 73〜75 アセトニン1.1、アセトン4.1および触媒として臭
化アンモニウム0.31の混合物に下表にあげた他の触
媒を加えた。
混合物は密栓したフラスコで40°Gでかくはんし、ト
リアセトンアミンの収率を一定間隙で測定した。
90%の収率でトリアセトンアミンを得るに要した時間
は下表に示す通りである。
実施例 76 エーテル157711にアセトニン7.7gをとかした
溶液にかくはん下5〜10℃でエーテル15m1中トリ
クロル酢酸8.1gを含む溶液を滴下した。
滴下後、1〜2時間かくはんした。
沈澱した結晶は濾過し、エーテルで洗いそして減圧下に
乾燥し、無色の結晶としてmp 113〜114℃のア
セトニンのトリクロル酢酸塩15.5gを得た。
収率97.9%。
実施例 77〜85 実施例76に示した方法と実質的に同様な方法に従い、
次のアセトニン塩を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無水条件下、少なくともアセトニンに対し12.5
    モル%以上の酸触媒の存在下に、アセトニンとアセトン
    および/またはジアセトンアルコールとを反応させるこ
    とを特徴とするトリアセトンアミンの製造法。
JP6114874A 1973-06-26 1974-05-30 トリアセトンアミンノ カイリヨウセイホウ Expired JPS5830308B2 (ja)

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JPS63196106U (ja) * 1987-01-20 1988-12-16

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