JPS5828588B2 - グラフイツクヒヨウジホウシキ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラスタースキャン形のグラフィック表示方式に
関するものである。

従来この種の表示方式はリフレッシュメモリに１両面分
の画像データを完全に記憶しておき、ラスタースキャン
表示装置の電子ビームに同期して連続的にリフレッシュ
メモリより画像データを読み出してＤ／Ａ変換器を介し
てラスタースキャン表示装置に表示させているが、１つ
の画像を表示した後に別の画像を表示するためには、リ
フレッシュメモリの消去命令が必要である。

このため、通常のランダムスキャン形のグラフィック表
示方式のために開発されたソフトウェアを変更なしに利
用することができないという欠点がある。

本発明は、リフレッシュメモリより画像データを読み出
すと同時にその語にあらかじめ約束された画像消去によ
る無色をも含めた意味での背景の色または輝度またはパ
ターンを表わす画像データをリフレッシュメモリの自然
リセットを利用する意味をも含めて書き込むことにより
、表示画像の変更に際してリフレッシュメモリの消去命
令を不必要または利用しなくても−よいものとし、見か
け上ランダムスキャン形のグラフィック表示方式と同等
に取り扱えるようにすることにより前記の欠点を除くこ
とを目的とするものである。

以下、本発明を図面に基づき詳述する。

第１図は、従来のラスタースキャン形のグラフィック表
示方式を示すブロック図である。

同図１のディスプレイプロセッサは、その入力であるデ
ィスプレイコマンド１の解読器、文字・直線・点等の発
生回路等より構成され、ディスプレイコマンド１が人力
として与えられると、ディスプレイコマンド１が記述し
ている表示画像の各点の表示画面上における位置を表わ
すアドレスＶＡとその点の色または輝度を表わす画像デ
ータＶＤとコントロール信号Ｃ１を同図２のＲＡＳ型リ
フリフレッシュメモリコントローラ力する。

一方、同図４のラスターコントローラはラスタースキャ
ン表示装置６へ同期信号ＳＹＮを送るとともに、ラスタ
ースキャン表示装置６の電子ビームの位置に対応してア
ドレスＲＡとコントロール信号Ｃ２をＲＡ Ｓ 型’）
フレッシュメモリコントローラ２へ出カスる。

ＲＡＳ型リフリフレッシュメモリコントローラ２ラスタ
ーコントローラ４およびディスプレイプロセッサ１から
の信号に基づき、リフレッシュメモリ３のアドレス、Ｍ
Ａ、読み書きコントロール信号Ｃ１画像データＷＤを発
生してリフレッシュメモリ３への画像データの書き込み
や読み出しを制御する。

リフレッシュメモリ３より読み出された画像データＲＤ
は、Ｄ／Ａ変換器５で一時的に記憶されてアナログ信号
に変換された後にラスタースキャン表示装置６へ入力さ
れ、リフレッシュメモリ３に記憶された画像がラスター
スキャン表示装置６上に表示される。

以上カ従来のラスタースキャン形のグラフィック表示方
式の概要であるが、一度リフレッシュメモリ３に記憶さ
れた画像データは、リフレッシュメモリ３の消去命令が
なげれば消去されないため、表示画像を変更する際には
通常リフレッシュメモリ３の消去命令が必要となる。

第２図は、本発明に係わるランダムスキャン方式の機能
を有するラスタースキャン形のグラフィック表示方式を
示すブロック図である。

第１図に比較して、第２図８の背景決定回路が付加され
てイル他、第１ 図２のＲＡＳ型リフすッシュメモリコ
ントローラが、若干機能の異なる第２図７のＲＡＮ型リ
フリフレッシュメモリコントローラって変わられている
。

動作は、以下の通りである。

第２図の８は背景決定回路で、画像消去による無色をも
含めた意味での背景のパターンを表わす画像データを作
成する回路であり、背景が画像消去による無色をも含め
た意味で単一色あるいは単一輝度よりなる場合には、単
にその色または輝度を表わす画像データＣＤを常にＲＡ
Ｎ型リフリフレッシュメモリコントローラフ力するだけ
であり、この場合には、第２図に示されているラスター
コントローラ４と背景決定回路８との接続は不必要とな
り、背景決定回路８は、画像データＣＤを送るための信
号線を背景の色または輝度を表わすように論理的１のレ
ベルあるいは０のレベルに接続するだけの単純な回路で
構成される。

一方、背景が多色よりなるパターンの場合には、背景決
定回路８は、ラスターコントローラ４かもの信号ＲＡに
基づいて背景を表わす画像データＣＤを遂次作成するよ
うに構成される。

また、この背景決定回路８は、手動スイッチあるいは計
算機からのコマンド等により、何種類かの背景のうちの
１つを選択できるように構成することも可能である。

ＲＡＮ型リフリフレッシュメモリコントローラフディス
プレイプロセッサ１で作成される表示画像の各点のアド
レスＶＡ、その点の色または輝度を表わす画像データＶ
Ｄおよびコントロール信号Ｃ１に基づいて、第１図２の
ＲＡＳ型リフレッシ、ｘ ）ｌ −Ｅ−ＩＪ コンドロ
ーラド同様に、リフレッシュメモリ３のアドレスＭＡ、
画像データＷＤおよび読み書きコントロール信号Ｃとし
て書き込み信号を送り、リフレッシュメモリ３のアドレ
スＭＡに対応する語に画像データＷＤを書き込む。

一方、うスターコントローラ４からのアドレスＲＡおよ
びコントロール信号Ｃ２に基づいてリフレッシュメモリ
３より画像データＲＤを読み出す際には、読み出すと同
時に同じ語に背景決定回路８からの背景を表わす画像デ
ータＣＤをリフレッシュメモリ３の自然リセットを利用
する意味をも含めて書き込むように、アドレスＭＡ、画
像データＷＤおよび読み書きコントロール信号Ｃをリフ
レッシュメモリ３へ出力する。

したがって、リフレッシュメモリ３に記憶されている画
像データは、ラスターコントローラ４からのアドレスＲ
Ａとコントロール信号Ｃ２に基づいて読み出されると同
時に背景決定回路８かもの背景を表わす画像データＣＤ
でおきかえられるので、ラスタースキャン表示装置６に
画像を表示させる際には、その画像を記述しているディ
スプレイコマンド列を繰り返しディスプレイプロセッサ
１に与えてやればよい。

これにより、表示画像の変更に際しては、ディスプレイ
プロセッサ１に与えるディスプレイコマンド列を変更す
るだけでよく、リフレッシュメモリ３の消去命令は不必
要となり、見かけ上ランダムスキャン形のグラフィック
表示方式の機能を有することになる。

第３図は、第２図７のＲＡＮ型リフリフレッシュメモリ
コントローラつの実施例を示すブロック図である。

同図１１の読み書きコントローラはコントロール信号Ｃ
２をコントロール信号Ｃ１よりも優先させて取り扱い、
コントロール信号Ｃ２がくると、同図１０のアドレスマ
ルチプレクサおよび同図９のデータマルチプレクサでそ
れぞれアドレスＲＡおよび画像データＣＤを選択し、第
２図３のリフレッシュメモリへアドレスＭＡおよび画像
データＷＤを出力するとともに、読み書きコントローラ
１１は、リフレッシュメモリ３へ読み書きコントロール
信号Ｃとして読み出し信号を送り、アドレスＭＡに対応
する語から画像データを読み出した後に読み書きコント
ロール信号Ｃとして書き込み信号を送り同じ語に背景を
表わす画像データＷＤを書き込む。

一方、コントロール信号Ｃ１のみが読み書きコントロー
ラ１１に入力されると、アドレスマルチプレクサ１０お
よびデータマルチプレクサ９でそれぞれアドレスＶＡお
よび画像データＶＤを選択して、第２図３のリフレッシ
ュメモリへアドレスＭＡ、画像データＷＤを出力すると
ともに、読み書きコントローラ１１は読み書きコントロ
ール信号Ｃとして書き込み信号を送ることによりリフレ
ッシュメモリ３のアドレスＭＡに対応する語に画像デー
タＷＤを書き込む。

このようにして、第２図７のＲＡＮ型リフリフレッシュ
メモリコントローラ易に構成できるが、第３図１１の読
み書きコントローラをコントロール信号Ｃ２に基づいて
リフレッシュメモリ３へ読み出し信号を送った後に書き
込み信号を送るか送らないかを手動スイッチあるいは計
算機からのコマンド等で切り換えられるように構成すれ
ば、従来のラスタースキャン形のグラフィック表示シス
テムとしても使用することができるし、ランダムスキャ
ン表示方式の機能を有するラスタースキャン形のグラフ
ィック表示システムとして使用することもできる。

第４図は、従来のランダムスキャン形のグラフィック表
示方式を本発明に係わるゲラフィック表示方式で置き換
えることができることを説明するために、従来のランダ
ムスキャン形のグラフィック表示方式の概略を示したブ
ロック図である。

同図１２の計算機からのディスプレイコマンドは、同図
１３のインターフェイスを介して同図１４のランダムス
キャンディスプレイプロセッサに与えられ、そこで表示
画像の各点のアドレスと画像データを作成し、同図１５
のＤ／Ａ変換器を介して同図１６のランダムスキャン表
示装置上に画像を表示する。

ここで、第２図１のディスプレイプロセッサのインスト
ラクションセットを、第４図１４のランダムスキャンデ
ィスプレイプロセッサのインストラクションセットを含
むように設計すれば、第４図の破線よりも右側の部分を
第２図で置き換えることができる。

以上詳述したように、ラスタースキャン表示装置上に画
像を表示するためにリフレッシュメモリより画像データ
を読み出すと同時にその語に表示画像の消去による無色
をも含めた意味でのあらかじめ約束された背景を表わす
画像データを、リフレッシュメモリの自然リセットのあ
るものはそれを利用する意味も含めて書き込むことによ
り、ランダムスキャン表示方式の機能を有するラスター
スキャン形のグラフィック表示方式を構成することがで
き、ランダムスキャン形のグラフィック表売方式のため
に開発されたソフトウェアをそのまま利用できる利点が
あり、実用に供し効果顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のラスタースキャン形のグラフィック表
示方式のブロック図、第２図は、本発明に係わるグラフ
ィック表示方式のフロック図、第３図は、ＲＡＮ型リフ
リフレッシュメモリコントローラ施例を示すブロック図
、第４図は、従来のランダムスキャン形のグラフィック
表示方式のブロック図である。 １・・・・・・ディスプレイプロセッサ、２・・・・・
・ＲＡＳ型リフリフレッシュメモリコントローラ・・・
・・・ＩＪ ７レツシユメモリ、４・・・・・・ラスタ
ーコントローラ、５・・・・・・Ｄ／Ａ変換５．６・・
・・・・ラスタースキャン表示装置、７・・・・・・Ｒ
ＡＮ型リフリフレッシュメモリコントローラ・・・・・
・背景決定回転、９・・・・・・データマルチプレクサ
、１０・曲・アドレスマルチプレクサ１１・・・・・・
読み書きコントローラ、１２・曲・計算機、１３・・・
・・・インターフェイス、１４・・・・・・ランダムス
キャンディスプレイプロセッサ、１５・・・・・・Ｄ／
Ａ変換器、１６°°°°°°ランダムスキャン表示装置
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 与えられたディスプレイコマンドの符号を解読して
   表示画像の各点のアドレスおよびその点の色または輝度
   を表わす画像データを逐次作成する機能を有するディス
   プレイプロセッサを設け、つぎに表示画像を記憶するた
   めのリフレッシュメモリおよびリフレッシュメモリから
   読み出されたディジタル値の画像データをアナログ値に
   変換するためのＤ／Ａ変換器を設け、さらにリフレッシ
   ュメモリに記憶された画像を表示するためのラスタース
   キャン表示装置を設けてＤ／Ａ変換器を介してリフレッ
   シュメモリに接続するとともに、ラスタースキャン表示
   装置の電子ビームの位置を記憶しているラスターコント
   ローラを設け、そのラスターコントローラに接続されて
   電子ビームの位置に対応してリフレッシュメモリより連
   続的に画像データを読み出す機能およびディスプレイプ
   ロセッサで作成されたアドレスおよび画像データに基づ
   いてリフレッシュメモリの対応する語に画像データを書
   き込む機能を有するＲＡＮ型リフリフレッシュメモリコ
   ントローラけ、ラスタースキャン表示装置に表示される
   画像を、画像消去による無色をも含めた意味でのある特
   定の色または輝度を持つパターンである背景の上にディ
   スプレイコマンドの表わしている図形が描かれたものと
   設定し、ラスターコントローラからの信号に基づいてリ
   フレッシュメモリより画像データを読み出す際に、読み
   出すと同時にリフレッシュメモリの自然リセットのある
   ものはそれを利用する意味も含めて背景を表わす画像デ
   ータを同じ語に書き込むことのできる背景決定回路を他
   の装置にその機能を含ませるかまたは別途に設けること
   によって背景の書き込みを行ない、ラスターコントロー
   ラからの信号に基づいて画像データが逐次読み出される
   リフレッシュメモリの各語には、画像データが読み出さ
   れた後新たにディスプレイプロセッサからの信号で画像
   データが書き込まれるまでの間は、背景を表わす画像デ
   ータが記憶されているようにＲＡＮ 型’）フレッシュ
   メモリコントローラを構成することにより、表示画像を
   変更する際には表示画像を記述するディスプレイコマン
   ド列を変更するだけでよく、リフレッシュメモリの消去
   命令が不用かないしは利用する必要がなくなり、ラスタ
   ースキャン形の画像表示であるが外部的には完全にラン
   ダムスキャン形のグラフィック表示方式と同等に取り扱
   うことを可能とし得る特徴を有するグラフィック表示方
   式。