JPS5815952A - 4,4′−ジフエニルジスルホン酸の製造方法 - Google Patents

4,4′−ジフエニルジスルホン酸の製造方法

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Publication number
JPS5815952A
JPS5815952A JP11446781A JP11446781A JPS5815952A JP S5815952 A JPS5815952 A JP S5815952A JP 11446781 A JP11446781 A JP 11446781A JP 11446781 A JP11446781 A JP 11446781A JP S5815952 A JPS5815952 A JP S5815952A
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JP
Japan
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reaction
temperature
acid
dpds
disulfonation
Prior art date
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Pending
Application number
JP11446781A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Sato
克彦 佐藤
Takeshi Hashimoto
健 橋本
Shunsaku Tanaka
田中 俊作
Koji Nishihara
西原 貢二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Sugai Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3226392A priority patent/DE3226392C2/de
Priority to US06/400,420 priority patent/US4382896A/en
Publication of JPS5815952A publication Critical patent/JPS5815952A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は4,4′−ジフェニルジスルホン酸の製′造方
法に関し、より詳細には高純度の4,4′−ジフェニル
ジスルホン酸の改良された製造方法に関する。
近年、4.4’−ジフェニルジスルホン酸(以下DPD
Sと略記する)は、エンジニアリング・プラスチックと
して用途が拡大しつつあるポリエステル系耐熱性樹脂の
原料モノマである4、4’−ジヒドロキシジフェニルの
合成中間体として重要な地位を占めつつある。
ところでエンジニアリング・フ゛ラスナック等の機能性
高分子においては、その特性を発現するために原料モノ
マー中に未反応物、異性体、無機物質等の不純物の混入
を極力避けた高純度モノマーを用いる必要がある。
一般にDPDS中にモノスルホン化物や、DPDsの異
性体が多く混入すると、次工程のアルカリ溶融反応で得
られる4、4′−ジヒドロキシジフェニルの品質は低下
し、精製工程でこれら不純物を除去すると4,4′−ジ
ヒドロキシジフェニルの収率は著るしく低下する。
たとえば、従来から知られているDPDSの製造方法に
、ジフェニル1モル当り、98%硫酸を4モル用い、9
0〜160℃の温度範囲でジスルホン化する方法(特開
昭52−68154)がある。この方法では、スルホン
化反応終了後、反応混合物を水中に排出し、苛性ソーダ
で中和し、次いて80〜90℃の高温で沢過し、DPD
sのジナトリウム塩を得ている。
しかしながら本発明者の検討結果によれば、この方法で
製造されたDPDSシナ) IJウム塩中には約10モ
ル%の異性体(2,2’−および2,4′−異性体)お
よび約1モル%のジフェニルモノスルホン酸が含有され
ており、機能性高分子製造用モノマ原料としては品質的
に悪すぎて使用できないものであった。
すなわち、従来はジフェニルを高温でジスルホン化すれ
ば未反応モノスルホン酸は減少するがジスルホン酸異性
体が増加し、逆に低温でジスルホン化すれ・はジスルホ
ン酸異性体は減少するが、モアスルホン酸は増加し、か
つジスルホン化反応の進行とともにDPDSの結晶が析
出して反応混合物が一瞬に固化して反応の続行は不可能
になる欠点を回避できなかったのである。
そこで本反応はかかる従来の欠点を解消せんとするもの
であって、可及的低温での反応によってDPDS異性体
の生成を抑制しつつ、未反応ジフェニルモノスルホン酸
を減少させると℃・う、相反する問題を同時に解決し、
ポリエステル系耐熱性樹脂の原料モノマである4、4′
−ジヒドロキシジフェニルの合成中間体として好適な高
純度のDPDSを製造する方法を提供するものである。
すなわち本発明は、ジフェニルをジスルホン化するに際
して、スルホン化剤の添加終了温度を130〜145℃
とし、この温度範囲で4 、4’ −ジフェニルジスル
ホン酸の結晶が析出し始めたら反応混合物を115〜1
27℃に冷却し、この温度範囲に反応混合物を保持して
ジスルホン化反応を熟成、完結させることを特徴とする
4、4’ −ジフェニルジスルホン酸の製造方法である
本発明においてはスルホン化剤として、たとえば98%
硫酸、クロルスルホン酸など、通常のスルホン化剤が用
いられ、まず第1に、スルホン化終点温度を130〜1
45℃とすることが重要である。
スルホン化終点温度が145℃以上になると生成したD
PDS中の異性体の含有率が増加して従来のように1(
)モル%近辺になるので好ましくなく、また130℃以
下では前述のように未反応のモノスルホン酸の含有率が
増大すると共に、反応混合物が固化して反応を完結させ
ることができず、また反応容器からの排出も困解となり
、同化後書溶融しても溶解は容易ではなく、たとえ再溶
解しても部分的に高温となってかえって品質を低下せし
めることになる。
次に本発明においては、ジスルホン止剤添加終了温度1
30〜145℃の範囲において、DPDsの結晶が析出
し始めたら、反応混合物を115〜127℃に冷却せし
めろ。好ましくは、この冷却を可及的速やかに行なう。
一般にはDPDSの結晶析出に要する時間は130〜1
45℃において5〜10分である。
DPDSの結晶析出以前に反応混合物を115〜127
℃に冷却すると、30分から1時間の後に反応混合物が
一瞬のうちに固化して反応の続行は不可能となり、また
、スルポン化剤の添加終了後も引続き130〜145℃
に長時間保持するとDPDS中のモノスルホン酸の含有
率を1モル%以下にしえないと同時に、異性体の含有率
が時間と共に増加するので好ましくない。
更に本発明では115〜127℃に反応混合物を保持し
てジスルホン化反応を熟成、完結せしめるのである。熟
成温度が115°C以下ではモノスルホン酸の含有率を
1モル%以下にするのが不可能であり、また127℃以
上で熟成せしめると、異性体の含有率が増加してしまう
欠点がある。
熟成時間は通常、2〜4時間であり、2時間以下では未
反応モノスルホン酸が反応生成物中に残存するので好ま
しくなく、4時間以上では反応生成物の組成にほとんど
変イヒが見られなくなる。
本発明によるDPDSの製造は一般的には次のようにし
て行なわれる。
まずジフェニルを溶融し、スルホン化剤を添加しながら
徐々に昇温せしめてスルホン化剤の添加終了温度を13
0〜145℃とする。
次にこの温度範囲でDPDSの結晶を析出せしめ、結晶
が析出し始めたら反応混合物を115〜127℃に冷却
し、この温度範囲内においてジスルホン化皮一応を熟成
、完結させるのである。
115〜127°Cの熟成湯度範囲において析出するD
PDS結晶は、低温、たとえば110℃において析出す
る結晶とは結晶形が異なって反応混合物中に好ましい状
態で分散しており、反応系全体がもはや固化することも
なく、攪拌は容易であり、従って反応完結に至るまで攪
拌下にジスルホン化反応を熟成、完結させることができ
る。
また、熟成によって析出する結晶は1分子の結晶水を含
む1水塩型であるため、反応系の・硫酸濃度も上昇し、
従って未反応ジフェニルモノスルホン酸のジスルホン化
を容易にするという好ましい状態を副次的に招くことが
できる。
以上述べた如く本発明によれば、ジスルホン化終点淵度
を130〜145℃とし、次いで反応混合物を115〜
127℃に保持してジスルホン化を熟成、完結せしめた
ので、DPDsの異性体含有率を平均3モル%以下に低
下させることかできるト同時に、未反応ジフェニルモノ
スルホン酸含有率を痕跡程度にまで減少させることがで
きる。
すなわち、本発明の方法により得られたDPDSは従来
のDPDSに比較して特にD P D’ S異性体の含
有率がほぼ1A以下であり、高純度4,4′−ジヒドロ
キンジフェニル製造用の中間体として好適である。
また、熟成反応においてDPDSの1水塩が析出するの
で、DPDS収率を高水準に維持することもできろ。
次に本発明を下記実施例にもとづき更に詳細に説明する
。なお、本発明はこれら実施例により限定されるもので
はなし・。
実施例 1 攪拌機、コンデンサー、滴下r斗、および温度計を付し
た500 ml 4日フラスコにジフェニルを1モル仕
込み、ジフェニルの溶融温度まて加熱した。
次いて4.5モルの98%硫酸を1時−間で攪拌下に滴
下し、滴下終了時の湿度を145℃とした。
この温度で5分間反応させると結晶が析出するので、約
5分間を要して127℃まで冷却し、この温度下で攪拌
下に2時間保持してジスルホン化反応を熟成、完結させ
た。
i 別L タ生成物中のジフェニルモノスルホン酸の含
有率は痕跡程度、DPDS異性体の含有率は3゜0モル
%、DPDS含有量は97.Oモノし%であった。
実施例 2 実施例1と同様にして98%硫酸を1時間で滴下し、滴
下終了時の温度を130℃とした。
130℃で引続き10分間反応させると結晶が析出した
ので、約5分間で120℃まで冷却した。次いで、この
温度で攪拌下に2時間保持してジスルホン化を熟成、完
結させた。
反応生成物中のジフェニルモノスルホン酸含有量は痕跡
程度、DPDS異性体量は2.0モル%、DPDSは9
8.0モル%であった。
実施例 3 実施例1と同様にして98%硫酸を1時間で滴下し、滴
下終了時の温度を137°Cとした。
137°Cて約5分間反応させると結晶が析出するので
、約5分を要して反応混合物を123℃まで冷却した。
次いでこの温度で攪拌下に2時間保持してジスルホン化
反応を熟成させ、反応を完結させた。
反応生成物中のジフェニルモノスルホン酸含有量は痕跡
程度であり、DPDS異性体は3゜0モル%、DPDS
は97.0モル%の含有量であった。
実施例 4 実施例1と同様にして98%硫酸を1時間で滴下し、滴
下終了時の温度が130〜145℃の間にくるようにし
た。この温度範囲で10分間反応させたところDPDS
の結晶が析出したので約5分間で反応温度が120〜1
27℃の間の湿度になるように冷却し、この状態で攪拌
下に2時間保持してジスルホン化反応を熟成、完結させ
た。
反応生成物中のモノスルホン酸含有量は痕跡量であり、
DPDS異性体は3.0−E/l/%、DPDSは98
.0モル%の含有量であった。
代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士 斎 下 和 彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジフェニルをジスルホン化するに際して、スルホン化剤
    の添加終了湯度を130〜145℃とし、該温度範囲で
    4,4′−ジフェニルジスルホン酸の結晶が析出し始め
    たら反応混合物を115〜127℃に冷却し、この温度
    範囲に反応混合物を保持してジスルホン化反応を熟成、
    完結させることを特徴とする4、4′−ジフェニルジス
    ルホン酸の製造方法。
JP11446781A 1981-07-23 1981-07-23 4,4′−ジフエニルジスルホン酸の製造方法 Pending JPS5815952A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11446781A JPS5815952A (ja) 1981-07-23 1981-07-23 4,4′−ジフエニルジスルホン酸の製造方法
GB08220244A GB2105713B (en) 1981-07-23 1982-07-13 Process for producing 4,4'-diphenyldisulfonic acid and its monopotassium salt
DE3226392A DE3226392C2 (de) 1981-07-23 1982-07-15 Verfahren zur Herstellung von 4,4'-Diphenyldisulfonsäure oder von deren Monokaliumsalz
US06/400,420 US4382896A (en) 1981-07-23 1982-07-21 Process for producing 4,4'-diphenyldisulfonic acid and its monopotassium salt

Applications Claiming Priority (1)

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