JPS58156074A - 殺菌性繊維成形物 - Google Patents

殺菌性繊維成形物

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Publication number
JPS58156074A
JPS58156074A JP3735382A JP3735382A JPS58156074A JP S58156074 A JPS58156074 A JP S58156074A JP 3735382 A JP3735382 A JP 3735382A JP 3735382 A JP3735382 A JP 3735382A JP S58156074 A JPS58156074 A JP S58156074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyurethane
fiber
bactericidal
molded article
fiber molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP3735382A
Other languages
English (en)
Inventor
三郎 平岡
永井 昭一
赤坂 昌紀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS58156074A publication Critical patent/JPS58156074A/ja
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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は殺菌性を有する繊維成形物に関する。
第4級アンモニウムイオン、釧イオン、銅イオン、亜鉛
イオン等のカチオン性物質は微生物に対して優れた殺菌
作用を示し、例えばベンザルコニウムイオンはフェノー
ルの約500倍の殺菌力があり、しかも臭や手荒れが少
ないので病院などで広く使用されている。
このようなカチオン性物質は極く微量でも殺菌作用を有
し、従って極く微量の殺菌性を有するカチオン性物質を
徐々に放出することができれば殺菌効果は長期間にわた
って持続させることが可能となる。
本発明の目的は、このような殺菌性を有するカチオン性
物質の特性を利用し、ポリウレタン含有繊維成形物に殺
菌性を有するカチオン性物質を結合させ、恒久的な殺菌
性を有する繊維成形物を提供することにある。
即ち、本発明はカチオン吸着パラメーターが2.5以上
であるカチオン交換能を有するポリウレタン含有繊維成
形物においてカチオン交換基の一部もしくは全部が殺菌
性を有するカチオン性物質と結合してなる殺菌性繊維成
形物に関するものである。
本発明の殺菌性繊維成形物はポリウレタン含有繊維成形
物中のポリウレタンのカチオン交換能を利用したもので
あわ、繊維成形物中のポリウレタンとイオン結合してい
る殺菌性物質が繊維成形物の表面から徐々に溶出し、こ
れが優れた殺菌性を示すものである。
通常の繊維成形物ではウレタンに較べ緻密な構造をとっ
ていることなどのためか、繊維成形物中の酸性基に殺菌
性を有するカチオン性物質を結合させても、カチオン性
物質に溶出せず、殺菌効果を示さない。
本発明のカチオン交換基としては第4級アンモニウムイ
オン、銀イオン、銅イオン等のカチオン性物質を結合す
るものであれはよく、例えばカルボキシル基、スルホン
基、水酸基などがあげられる。
又、かかるカチオン交換基はできるたけ繊維表層部に集
中して存在していることが好ましい。
本発明における繊維表層部に多量のカチオン交換基を有
するポリウレタン含有繊維成形物としてはカチオン吸着
能がカチオン吸着パラメーターとして2.5以上である
ことが好ましく、カチオン吸着パラメーターが2.5未
満では良好な恒久殺菌性が得られない。
本発明のカチオン交換能を有するポリウレタン含有繊維
成形物の例としてはポリウレタンが繊維断面のシース部
又はサイド部に存在する複合紡糸繊維、ポリウレタン繊
維を他の繊維と混紡又は混繊してなる繊維成形物、ポリ
ウレタン樹脂を含浸固着してなる繊維成形物等があげら
れる。また、上記の方法で得られる殺菌性繊維・糸条を
他の繊維・糸条と交撚、交織、交編することもできる。
これらの場合、繊維成形物中に含まれるポリウレタンの
含有ttiカチオン吸着パラメーターとの関連で設定す
ればよい。
カチオン吸着パラメーターはポリウレタンの種類ならび
にポリウレタン繊維又は樹脂の内部構造によって大きく
異なるため、使用するポリウレタンについてそれぞれ適
正tt数設定ればよいが、カチオン吸着パラメーターは
2.5以上であることが必要である。
く特に限定されない。
本発明の殺菌性繊維成形物は、先に例示したようなポリ
ウレタン含有繊維成形物を、殺菌性を有する水溶性カチ
オン物質を含有する水溶液で処理することによりiるこ
とかできる。この処理は綿状物、糸状物、布帛状物を処
理してもよく、該繊維を用いた繊維二次製品を処理して
もよい。
本発明で使用する殺菌性を有する水溶性カチオン物質と
しては、第4級アンモニウム塩類、ならびに釧、銅の塩
類が挙けられるが着色がないこと、付着操作が容易であ
ることなどから第4級アンモニウム塩類が好ましく用い
られる。
第4級アンモニウム塩類としては殺菌性を有する水溶性
の塩であればいづれでもよいが、トリメチル型第4級ア
ンモニウム塩としては、例えばドデシルトリメチルアン
モニウムクロライド、ヘキサデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド、オクタデシルトリメチルアンモニウム
クロライド、又、ベンジル型第4級アンモニウム塩とし
てFi、例えばラウリルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド、テトラデシルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロライド、オクタデシルジメチルベンジルアンモニ
ウムクロライド等が好ましく用いられる。
例えば、ポリウレタン含有繊維成形物をテトラデシルジ
メチルベンジルアンモニウムクロライドを含有する40
℃の水溶液で浸漬処理するとポリウレタン中のアニオン
性基とテトラデシルジメチルベンジルアンモニウムイオ
ンが結合し、殺菌性を有する繊維成形物が得られる。
この場合、殺菌性を有するカチオン物質の結合量は使用
するポリウレタン含有繊維成形物中のポリウレタンの含
有量ならひに水溶液中の殺菌性カチオン物質の濃度を変
更することによし調整することができる。
殺菌性カチオン性化合物の繊維成形物への付着処理は同
化合物水溶液への浸漬の他、スプレー処理ねシ込み等通
常の添加方法のいずれも採用でき、また、水溶液への浸
漬の場合上例にあげると仕上加工工程例えば油剤処理と
同時に行うなどの適当な浴中に添加することによシ工程
をふやさない工夫もできる。
本発明の殺菌性繊維成形物の殺菌効果は繊維成形物中に
含首れる殺菌性を有するカチオン性化合物の溶出にもと
づくものである。従って、長期間使用した後、殺菌性を
壱するカチオン性物質を含む水溶液で処理することによ
り殺菌効果を再生させることが可能である。
本発明の殺菌性繊維成形物はカーペット、ふとん1毛布
、シーツ、ソックス等のインチリヤ、寝装、衣料分野で
の利用価値がきわめて高い。
又、靴の中敷、ロープ、ネット等、微生物にによる腐敗
を防止する必要がある用途での使用が可能である。
本発明においてカチオン吸着パラメーターならびに殺菌
性は次の方法で測定したものである。
■カチオン吸着パラメーター。
供試繊維成形物を次の条件でO,1,ベーシックバイオ
レット1で染色し、供試繊維成形物に対する染料の染着
it (m7 +nol / Kg ) を算出し、こ
の値をカチオン吸着ノくラメ−ターとした。
染色条件; C1■、ベーシックバイオレット1   2056 o
wg酢酸           α5%owg酢酸ンー
ダ        α5%owg浴比      15
0 温度、時間   30 ×30分 ℃ ■殺菌性 供試試料を黄色ブドウ状球菌を植種した寒天培地上に置
き、67℃で24時間、菌の培養をおこない、試料周辺
の黄色ブドウ状球菌の生育の有無により殺菌効果を判定
した。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 アクリル繊維ボンネル(三菱レイヨン■製)を用い、通
常の方法によシ作成したカーペット用のアクリル繊維染
糸(色相は茶褐色、番手は10 MO)をエラストロン
0−52(水溶性ウレタン17チ含有水性液、第1工業
■製)165重量%含有する25℃の水溶液に浸漬した
後、遠心脱水機を用いて脱液し、樹脂液の付着量を45
重量%とし、引続き、熱風乾燥機を用い、110℃で2
0分間乾熱処理し、ポリウレタンが5重量係含有されて
なるカーペット用の染糸テ得た。
このポリウレタン含有カーペット用染糸のカチオン吸着
パラメーターを測定した結果11,2の値を得た。
引続き、このポリウレタン含有カーペット用染糸を、カ
チオン性殺菌剤テトラテシルジメチルペンヂルアンモニ
ウムクロライド1 i量1 k含有する40℃の水溶液
中に30分浸漬処理した後、水洗、遠心脱水、乾燥【2
、テトラデシルジメチルベンチルアンモニウムイオンを
結合さすたカーペット用アクリル繊維染糸を得た。
このカーペント用染糸は優れた殺菌性を有しており、黄
色ブドウ状球菌を植種した寒天培地上に上記のテトラデ
シルジメチルベンチルアンモニウムイオンを結合処理し
たカーペット用アクリル繊維染糸を置き、37℃で24
時間菌の培養をおこなった結果、試料周辺には黄色ブド
ウ状球菌の生育は全く認められず優れた殺菌性を有して
いた。
これに対し、未処理の通常のカーペット用染糸は殺菌性
を示さず、同様の方法で殺菌性試験をおこなった結果、
試料周辺に黄色ブドウ状球菌が著るしく生育した。
引続き、この殺菌性カーペント用染糸の恒久殺菌性の有
無を知るため、実庭用洗濯機を用い、流水洗It5時間
おこなった彼、脱水、乾燥し、殺菌性を測定した結果、
試料周辺での黄色ブドウ状球菌の生育Fi認められず、
優れた恒久殺菌性を有していた。
実施例2 ポリエステル繊維タフタ織物にクリスボン8816(大
日本インキ■製、ポリウレタン樹脂)60重量%とジメ
チルホルムアミド40重量%からなる樹脂液をコーテン
グした後、25℃の水に浸漬して凝固処理し、充分水洗
、乾燥し、ポリウレタン含有ポリエステル繊維織物1得
た。
このポリウレタン含有ポリエステル繊維織物のカチオン
吸着パラメーター測定した結果、35.6の値を得た。
引続き、ポリウレタン含有ポリエステル繊維織物をカチ
オン性殺菌剤すニゾールCC花王アトラス■製、ジメチ
ルベンジルアルキルアンモニウムクロライド水溶液)1
重量%を含有する40℃の水溶液中に60分間浸漬処理
した後、水洗、遠心脱水、乾燥し、ジメチルベンジルア
ルキルアンモニウムイオンを結合させたポリウレタン含
有ポリエステル繊維織物を得た。
この織物の殺菌性を実施例1と同じ方法で測定した結果
、試料周辺には黄色ブドウ状球菌の生育は全く認められ
ず優れた殺菌性を有していた。
引続き、恒久殺菌性の有無を知るため全自動家庭洗濯機
2用い2中性洗剤ザブ(花王石鹸■製) 1 t/As
−含有する25℃の水溶液による繰返し洗濯を20回お
こなった後、殺菌性を測定した結果、試料周辺での黄色
ブドウ状球菌の生育は認められず、曖れた恒久殺菌性を
有していた。
実施例6 アクリル繊維80チ、ナイロン繊維20%混O+740
  メートル番手の紡績糸と30デニールノポリウレタ
ン長繊維とからなるカチオン吸着ハラター ター 2.
 aの交撚糸を用いて作製したソックスをカチオン性殺
菌剤テトラテシルジメチルベンヂルアンモニウムクロラ
イドα5重量係含有する40℃の水溶液中に30分浸漬
処理した後、水洗、遠心脱水、乾燥し、テトラデシルジ
メチルベンヂルアンモニウムイオンを結合させたソック
スを得た。
このソックスの殺菌性を実施例1と同じ方法で測定した
結果、試料周辺には黄色ブドウ状球菌の生育Fi認めら
れず、優れた殺菌性を有していた。
引続き、恒久殺菌性の有無1知るため実施例2と同じ方
法で繰返し洗mを10回おこなった後、殺菌性を測定し
た結果、優れた恒久殺菌性を有していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カチオン交換能を有するポリウレタン含有繊維成形物に
    おいてカチオン交換能がカチオン吸着パラメーターで2
    5以上であシ、該カチオン交換基の一部もしくは全部が
    殺菌性を有するカチオン性物質と結合してなる殺菌性繊
    維成形物。
JP3735382A 1982-03-10 1982-03-10 殺菌性繊維成形物 Pending JPS58156074A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0413833A1 (en) * 1989-03-14 1991-02-27 Sunstar Kabushiki Kaisha Toothbrush
WO2010103682A1 (ja) 2009-03-10 2010-09-16 株式会社カネカ 抗菌剤及びその使用方法
US20140148537A1 (en) * 2010-10-19 2014-05-29 Toray Opelontex Co., Ltd. Elastic polyurethane thread and manufacturing method thereof

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