JPS5810476Y2 - 車輌用灰皿 - Google Patents

車輌用灰皿

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Publication number
JPS5810476Y2
JPS5810476Y2 JP16554380U JP16554380U JPS5810476Y2 JP S5810476 Y2 JPS5810476 Y2 JP S5810476Y2 JP 16554380 U JP16554380 U JP 16554380U JP 16554380 U JP16554380 U JP 16554380U JP S5810476 Y2 JPS5810476 Y2 JP S5810476Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner case
case
ashtray
protrusion
outer case
Prior art date
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Expired
Application number
JP16554380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5786596U (ja
Inventor
吉村俊輝
千原猛
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP16554380U priority Critical patent/JPS5810476Y2/ja
Publication of JPS5786596U publication Critical patent/JPS5786596U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特に自動車用として好適な灰皿に関するも
のである。
従来、自動車用灰皿としては、インナーケースを手で引
き出し操作する構造が多く採用されているが、これをワ
ンタッチで開き操作できるように、インナーケースを開
き方向に附勢するばねを設けた場合、閉じ位置に係止さ
れているインナーケースを係止解除すると、ばねの附勢
力でインナーケースが急激に開き方向に飛び出すために
不快感を招き、操作フィーリングが悪いという問題があ
った。
この考案は、上記従来の問題を解消するためになされた
もので、インナーケースとアウターケースのいずれか一
方に、他方のケースと圧接して両ケース間の摩擦力がイ
ンナーケースの開き移動に対して漸次に減少する構成の
突出部を形成して、インナーケースが常に一定力で開く
ように工夫したものである。
以下、この考案の実施例を添附図面について詳細に説明
する。
第1図に示すように、自動車の運転席の左側方には、シ
フトレバ−3を突出させたコンソールボックス4が配置
され、該コンソールボックス4には、空気吹出口5や時
計6とともに、灰皿8か組込iれ、該灰皿8の蓋9の上
部には、”プツシ♂の表示が施しである。
上記灰皿8ば、第2図〜第5図に示すように、円弧状の
外壁10と、該外壁100両端部から中心シャフト11
に向ってそれぞれ折シ曲げられた扇状の両側壁12a、
12bとを有する鉄製のアウターケース13と、上記中
心シャフト11に嵌シ込むシャフト溝20から扇状に拡
が9上記アウターケース13の外壁10の内面より僅か
に小さい両側壁14a、14bと、該両側壁14a。
14bの前後、下側を覆う底壁15とを有する耐熱合成
樹脂製のインナーケース16とを備え、該インナーケー
ス16の手前側には上記蓋9を固定している。
上記アウターケース13の外壁10には、インナーケー
ス10の蓋9の開きブツシュ時のストッパーとなる立上
シ部10a 、 10aを設けると共に、両側壁12a
、 12bには、コンソールボックス(支持部材)4
側に取付けるための取付ブラケット部17.17をそれ
ぞれ打ち出している。
また、インナーケース16の奥底壁15aには、ファイ
ヤーカントプレート18をビン19で枢着して設けてい
る。
上記アウターケース130両側壁12a、12bには中
心シャフト11を架設し、上記インナーケース16の底
壁15には該中心シャフト11に上方から着脱自在に嵌
シ込むシャフト溝20を形成して、インナーケース16
が中心シャフト11を中心にして開閉回動できるように
支持すると共に、吸ガラ等をすてるときにインナーケー
ス16を上方に持ち上げてアウターケース13から取外
せるようになっている。
また、上記中心シャフト11にはねじりコイルばね21
を巻装して、インナーケース16を開き方向に附勢する
と共に、インナ−ケース16全体をアウターケース13
の片側の側壁12a側に押圧している。
上記インナーケース16の片側の側壁14aには、イン
ナーケース16の回動支点Oからの半径距離11〜12
が、回動支点Oに近ずくほど漸次に減少する如く彎曲さ
せた弧状の突出部7を形成する。
該突出部7ば、上記ねじシコイルばね21によシアウタ
ーケース13の側壁12aに押圧され、インナーケース
16の閉じ位置近傍では半径距離12が長い為に摩擦力
が大きく、開き位置に回動するに従って半径距離11が
短くなるため摩擦力が小さくなるので、第6図に示すよ
う□、ねじシコイルばね21の附勢力aと、突出部7の
ブレーキ力bとの関係から、インナーケース16の開キ
回動力Cは常に一定となるのである。
つまシ、摩擦トルク=W・μ×lの関係があシ、Wはイ
ンナーケースの突出部7をアウターケース13へ押し付
ける力であるから、半径距離11即ちl□〜12を支え
るととによシ摩擦トルクが変わることになる。
一方、上記アウターケース13の片側の側壁12aに近
い上記インナーケース16の底壁15には、第7図に示
すように、中心シャフト11から所定の半径位置に位置
する係合突起29を有する係合ワイヤー30をビス31
で固定すると共に、該係合突起29の回転軌跡に対応し
たアウターケース13の外壁10には、ガイドプレート
(ガイド部材)32をビス33,33で固定して設ける
上記ガイドプレート32ば、第8図および第9図に示す
ように、インナーケース16の閉じブツシュ時に、係合
突起29がガイドされて係合ワイヤ−30全体をひねり
揺動させるための往路用の斜面34を設け、該斜面34
の後端に係合突起29を閉じ位置に係止する係止部35
を設けると共に、該係止部35の左側には板状の復路3
6を設けている。
該復路36と往路34の間には壁36aを形成し、閉じ
ブツシュ時に係合突起29が再び復路36に進入しない
ように規制している。
さらに、係止部35は第13図に示すように、左上がり
の傾斜面とし、■に位置する係合突起29が、その弾性
力によシ■位置に移動するよう□するとともに■位置の
係合突起29が直接■位置へ移動しないように突起35
aを設けている。
上記のように灰皿8を構成すれば、第10図のように、
インナーケース16を閉じている状態では、インナーケ
ース16の係合突起29がの、■のようにアウターケー
ス13のガイドプレート32の係止部35に係止されて
いるので、インナーケース16は閉じ位置に保持されて
いる。
つぎに、インナーケース16の蓋9を手で開きブツシュ
すると、係合突起29ば■から第13図下方へ移動し、
かつ係合突起290弾性力によシ左方へ移動し■に位置
する。
そして、手を後退させてゆくと、インナーケース16は
ねじシコイルばね21の附勢力で手に追随しながら開き
揺動し、係合突起29が外壁10のストッパ一部10b
に当て止められて開き位置□保持される。
このとき、保合突起29ば、復路36の坂を[相]のよ
うにこすって押上げられながらインナーケース16とい
っしょに0へ移動する。
なお、該開き位置で、ファイヤーカットプレート18を
介して上記係合ワイヤー30の先端部を押下げると、係
合突起29がストッパ一部10bから外れて、インナー
ケース16をアウターケース13から取9外すことがで
きる。
上記インナーケース16の開き回動に際して、インナー
ケース16の突出部Iば、アフターケース13の側壁1
2aに押圧されているから、開き初めは摩擦力が大きい
ので開き回動にブレーキがかかυ、開き途中から開き終
りまでは、除々に摩擦力が小さくなってゆくので、全体
としてほぼ一定の回動力でインナーケース16は開き回
動するようになる。
その後、インナーケース16の蓋9を手で閉じブツシュ
すると、係止突起29が■から■、■。
■、■のようにガイドプレート30の斜面34で押され
てひねシ揺動されながら再び■から■、■のように係止
部35で係止されると、インナーケース16は閉じ位置
に保持されるようになる。
上記実施例では、アウターケース13に対してインナー
ケース16を中心シャフトで支持して、インナーケース
16を開閉回動させる構成であるが、各ケース13.1
6にレールとレール保持部材をそれぞれ設けて、インナ
ーケース16を開閉摺動させる構成の灰皿にも適応でき
ることは言うまでもない。
以上の説明からも明らかなように、この考案は、アウタ
ーケースとインナーケースのいずれか一方に設けた特定
形状の突出部を他方のケースに圧接するようにしたから
、インナーケースの閉じ位置近傍ではケース間の摩擦力
が大きく、開き位置に従ってそれが小さくなるので、イ
ンナーケースが常に一定力で開くようになシ、操作フィ
ーリングが向上するようになる。
また、突出部はいずれかのケースの成型時に一体的に形
成できるから、製造、組立コストや手間にほとんど影響
が生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車の灰皿取付は状態を示す斜視図、第2図
は灰皿の開き位置における斜視図、第3図は第2図の灰
皿の正面図、第4図は第3図のI−I線断面図、第5図
は第3図の側面図、第6図はインナーケースの開き回動
とトルクとの関係を示すグラフ図、第7図は係合ワイヤ
ーの側面図、第8図はガイドプレートの斜視図、第9図
はガイドプレートの要部断面図、第10図はガイドプレ
ートに対する係合ワイヤーと保合突起の移動状態を示す
説明図である。 7・・・突出部、8・・・灰皿、9・−・蓋、11・・
・中心シャフト、13・・・アウターケース、16・・
・インナーケース、21・・・ねじシコイルばね。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 支持部材に固定されるアウターケースと、該
    アウターケースで開閉自在に支承されるインナーケース
    とを有する灰皿に訃いて、 上記インナーケースを開き方向に附勢する弾性部材を設
    ける一方、該インナーケース若しくは上記アウターケー
    スのいずれか一方に、他方のケースと圧接してインナー
    ケース訃よびアウターケース間の摩擦力がインナーケー
    スの開き移動に対して漸次に減少する構成の突出部を形
    成してなることを特徴とする車輌用灰皿。
  2. (2)上記インナーケースを、アウターケースに対して
    回動自在に支承する一方、いずれかのケースに形成され
    る上記突出部を、インナーケースの回動支点からの半径
    距離が漸次に減少する如く彎曲させ、インナーケースの
    閉じ位置近傍ではケース間の摩擦力を大きく、開き位置
    に回動するに従ってケース間の摩擦力が小さくなるよう
    にしたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1記
    載の車輌用灰皿。
JP16554380U 1980-11-18 1980-11-18 車輌用灰皿 Expired JPS5810476Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554380U JPS5810476Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18 車輌用灰皿

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16554380U JPS5810476Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18 車輌用灰皿

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5786596U JPS5786596U (ja) 1982-05-28
JPS5810476Y2 true JPS5810476Y2 (ja) 1983-02-25

Family

ID=29524227

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JP16554380U Expired JPS5810476Y2 (ja) 1980-11-18 1980-11-18 車輌用灰皿

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JPS5786596U (ja) 1982-05-28

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