JPH1199828A - 自動車のドアガードバー構造 - Google Patents
自動車のドアガードバー構造Info
- Publication number
- JPH1199828A JPH1199828A JP26522497A JP26522497A JPH1199828A JP H1199828 A JPH1199828 A JP H1199828A JP 26522497 A JP26522497 A JP 26522497A JP 26522497 A JP26522497 A JP 26522497A JP H1199828 A JPH1199828 A JP H1199828A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- guard bar
- center pillar
- door guard
- bar
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 センターピラーの変形防止用の補強材の重量
が軽減できる、自動車のドアガードバー構造を提供する
こと。 【解決手段】 ガードバー５は、複数（図２では３個）
の要素バー７，７ａ，７ｂによって構成されている。各
要素バー７，７ａ，７ｂは、ヒンジ部８によって回転で
きるように連結されている。しかしながら、その回転は
ストッパー９によって、片側のみに規制されている。
が軽減できる、自動車のドアガードバー構造を提供する
こと。 【解決手段】 ガードバー５は、複数（図２では３個）
の要素バー７，７ａ，７ｂによって構成されている。各
要素バー７，７ａ，７ｂは、ヒンジ部８によって回転で
きるように連結されている。しかしながら、その回転は
ストッパー９によって、片側のみに規制されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアガード
バー構造、より具体的には、自動車の側面衝突に対し、
ドア中央部に外部からの入力がある場合のドアの室内へ
の侵入防止と、ドアの端部のセンターピラー近傍に外部
からの入力がある場合のセンターピラーの変形防止を目
的とした自動車のドアガードバー構造に関する。
バー構造、より具体的には、自動車の側面衝突に対し、
ドア中央部に外部からの入力がある場合のドアの室内へ
の侵入防止と、ドアの端部のセンターピラー近傍に外部
からの入力がある場合のセンターピラーの変形防止を目
的とした自動車のドアガードバー構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動車のドアガードバー構造とし
ては、例えば図６及び図７に示すような構造のものがあ
った。この従来技術によるドアガードバー３は、ドア２
中央部に外部からの入力がある場合のドア２の室内への
侵入を防止するために、ドア２のほぼ中央部の高さに設
けられている。
ては、例えば図６及び図７に示すような構造のものがあ
った。この従来技術によるドアガードバー３は、ドア２
中央部に外部からの入力がある場合のドア２の室内への
侵入を防止するために、ドア２のほぼ中央部の高さに設
けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のドアガードバー構造にあっては、ドア２の端
部のセンターピラー４近傍に外部からの入力がある場合
に、ガードバー３に加わった力によってセンターピラー
４にも中央部近傍の高さに力が伝わり、センターピラー
４に過大な曲げモーメントを発生させる。したがって、
それに耐えるだけの頑強な補強部材がセンターピラーに
必要となっていたため、その補強部材により車体の重量
が重くなるという問題点があった。
うな従来のドアガードバー構造にあっては、ドア２の端
部のセンターピラー４近傍に外部からの入力がある場合
に、ガードバー３に加わった力によってセンターピラー
４にも中央部近傍の高さに力が伝わり、センターピラー
４に過大な曲げモーメントを発生させる。したがって、
それに耐えるだけの頑強な補強部材がセンターピラーに
必要となっていたため、その補強部材により車体の重量
が重くなるという問題点があった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、ドアの端部のセンターピラー近傍
に外部からの入力がある場合は、ドアガードバーは内側
に容易に変形し、センターピラーへはガードバーからは
力は殆ど伝えないので、センターピラーの補強部材を簡
略化し、上記問題点を解決することを目的としている。
してなされたもので、ドアの端部のセンターピラー近傍
に外部からの入力がある場合は、ドアガードバーは内側
に容易に変形し、センターピラーへはガードバーからは
力は殆ど伝えないので、センターピラーの補強部材を簡
略化し、上記問題点を解決することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、自動車のドアガードバー構造において、
その構成を複数の要素バーに分割し、かつ、それぞれの
バーを鉛直方向の軸を有するヒンジ構造によって連結す
る構成とする。
決するために、自動車のドアガードバー構造において、
その構成を複数の要素バーに分割し、かつ、それぞれの
バーを鉛直方向の軸を有するヒンジ構造によって連結す
る構成とする。
【０００６】また、前記ドアガードバー構造において、
センターピラーにより近い側の要素バーは、センターピ
ラーに遠い側の要素バーに対して、車両内側のみに回転
可能であり外側に向けては回転が規制されている構成と
する。
センターピラーにより近い側の要素バーは、センターピ
ラーに遠い側の要素バーに対して、車両内側のみに回転
可能であり外側に向けては回転が規制されている構成と
する。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明による自動車のドア
ガードバー構造の実施の形態を添付図面を参照して詳細
に説明する。図１及び図２は、本発明による自動車のド
アガードバー構造の一実施の形態を示す図である。
ガードバー構造の実施の形態を添付図面を参照して詳細
に説明する。図１及び図２は、本発明による自動車のド
アガードバー構造の一実施の形態を示す図である。
【０００８】まず、図１の車体側部とドアの斜視図と、
図２のドアガードバーの平面図を用いて、構成を説明す
る。本実施の形態によるガードバー５は、複数（図２で
は３個）の要素バー７，７ａ，７ｂによって構成されて
いる。各要素バー７，７ａ，７ｂは、ヒンジ部８によっ
て回転できるように連結されている。しかしながら、そ
の回転は、ストッパー９によって片側のみに規制されて
いる。なお、図中、符号１はボデーサイド、２はドア、
４はセンターピラー、６はドアインナー周辺部を示す。
図２のドアガードバーの平面図を用いて、構成を説明す
る。本実施の形態によるガードバー５は、複数（図２で
は３個）の要素バー７，７ａ，７ｂによって構成されて
いる。各要素バー７，７ａ，７ｂは、ヒンジ部８によっ
て回転できるように連結されている。しかしながら、そ
の回転は、ストッパー９によって片側のみに規制されて
いる。なお、図中、符号１はボデーサイド、２はドア、
４はセンターピラー、６はドアインナー周辺部を示す。
【０００９】次に、本実施の形態の作用を説明する。図
３は、図１及び図２の構造を採用した場合の、ドア中央
部に外部からの入力があるときのドアガードバー５の作
用を模式的に示した図である。ドアガードバー５の前後
端末をドアインナーによって固定された状態でドア中央
部に力が加わった場合には、ストッパー９によって各要
素バーどうしの回転は規制され、ガードバー全体は弓状
になり、強度を維持し、ドア中央部の車室側への侵入と
変形を抑制する。
３は、図１及び図２の構造を採用した場合の、ドア中央
部に外部からの入力があるときのドアガードバー５の作
用を模式的に示した図である。ドアガードバー５の前後
端末をドアインナーによって固定された状態でドア中央
部に力が加わった場合には、ストッパー９によって各要
素バーどうしの回転は規制され、ガードバー全体は弓状
になり、強度を維持し、ドア中央部の車室側への侵入と
変形を抑制する。
【００１０】また図４は、ドアの端部のセンターピラー
４近傍に外部からの入力があるときのドアガードバー５
の作用を模式的に示した図である。各要素バー７，７
ａ，７ｂは、ヒンジ部８によって独立して変形するた
め、ガードバー５を伝わってセンターピラー４に作用す
る入力は殆ど発生しない。その場合のセンターピラー４
に加わる外部入力の分布を、従来構造と比較して、図５
に示した。
４近傍に外部からの入力があるときのドアガードバー５
の作用を模式的に示した図である。各要素バー７，７
ａ，７ｂは、ヒンジ部８によって独立して変形するた
め、ガードバー５を伝わってセンターピラー４に作用す
る入力は殆ど発生しない。その場合のセンターピラー４
に加わる外部入力の分布を、従来構造と比較して、図５
に示した。
【００１１】図５によると、本実施の形態の場合の方
が、従来構造に比べて、入力のピークが下方に移動して
いる。従って、ピラーの中央部にかかるモーメントが低
減でき、ピラー強度が小さくてすむ。なお、図中、符号
１０はインパクター（衝突車両）を示す。
が、従来構造に比べて、入力のピークが下方に移動して
いる。従って、ピラーの中央部にかかるモーメントが低
減でき、ピラー強度が小さくてすむ。なお、図中、符号
１０はインパクター（衝突車両）を示す。
【００１２】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、自動車のドアガードバー構造において、その構
成を複数の要素バーに分割し、かつ、それぞれのバーを
鉛直方向の軸を有するヒンジ構造によって連結し、セン
ターピラーにより近い側の要素バーは、センターピラー
に遠い側の要素バーに対して、車両内側のみに回転可能
であり外側に向けての回転を規制するストッパーを備え
たドアガードバー構造とすることにより、センターピラ
ーの変形防止用の補強材の重量が軽減できるという効果
が得られる。
よれば、自動車のドアガードバー構造において、その構
成を複数の要素バーに分割し、かつ、それぞれのバーを
鉛直方向の軸を有するヒンジ構造によって連結し、セン
ターピラーにより近い側の要素バーは、センターピラー
に遠い側の要素バーに対して、車両内側のみに回転可能
であり外側に向けての回転を規制するストッパーを備え
たドアガードバー構造とすることにより、センターピラ
ーの変形防止用の補強材の重量が軽減できるという効果
が得られる。
【００１３】本実施の形態は、上記効果に加えて、更に
以下のような効果がある。図１及び図２に示した実施の
形態では、初期状態の各要素バーどうしの連結角度を、
ストッパー角度によって自由に設定できるため、ドア外
板の形状に適合したガードバー形状が容易にできる。
以下のような効果がある。図１及び図２に示した実施の
形態では、初期状態の各要素バーどうしの連結角度を、
ストッパー角度によって自由に設定できるため、ドア外
板の形状に適合したガードバー形状が容易にできる。
【図１】本発明による自動車のドアガードバー構造の一
実施の形態の、車体側部とドアの斜視図である。
実施の形態の、車体側部とドアの斜視図である。
【図２】本発明による自動車のドアガードバー構造の一
実施の形態の、ドアガードバーの平面図である。
実施の形態の、ドアガードバーの平面図である。
【図３】本実施の形態において、ドア中央部へ側方から
入力がある場合の作用を示す図である。
入力がある場合の作用を示す図である。
【図４】本実施の形態において、ドアのセンターピラー
寄りの端部へ側方から入力がある場合の作用を示す図で
ある。
寄りの端部へ側方から入力がある場合の作用を示す図で
ある。
【図５】ドアのセンターピラー寄りの端部へ、側方から
入力があった場合のセンターピラーへの入力分布を、従
来構造と本実施の形態を比較した図である。
入力があった場合のセンターピラーへの入力分布を、従
来構造と本実施の形態を比較した図である。
【図６】従来構造における、車体側部とドアの斜視図で
ある。
ある。
【図７】従来構造における、ドアガードバーからのセン
ターピラーへの入力を示す図である。
ターピラーへの入力を示す図である。
１ ボデーサイド ２ ドア ４ センターピラー ５ ドアガードバー ６ ドアインナー周辺部 ７，７ａ，７ｂ 要素バー ８ ヒンジ部 ９ ストッパー １０ インパクター（衝突車両）
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車のドアガードバー構造において、 その構成を複数の要素バーに分割し、かつ、それぞれの
バーを鉛直方向の軸を有するヒンジ構造によって連結す
ることを特徴とする自動車のドアガードバー構造。 - 【請求項２】 請求項１に記載の自動車のドアガードバ
ー構造において、 センターピラーにより近い側の要素バーは、センターピ
ラーに遠い側の要素バーに対して、車両内側のみに回転
可能であり外側に向けては回転が規制されていることを
特徴とする自動車のドアガードバー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26522497A JPH1199828A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動車のドアガードバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26522497A JPH1199828A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動車のドアガードバー構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1199828A true JPH1199828A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17414257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26522497A Pending JPH1199828A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動車のドアガードバー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1199828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005102752A1 (de) | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Förderung Der Amgewandten Forschung E.V. | Vorrichtung zur erhöhung des insassenschutzes in einem fahrzeug bei einem seitenaufprall |
| KR102082577B1 (ko) * | 2018-10-05 | 2020-04-23 | 김남수 | 자동차용 도어가드 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26522497A patent/JPH1199828A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005102752A1 (de) | 2004-04-26 | 2005-11-03 | Fraunhofer-Gesellschaft Zur Förderung Der Amgewandten Forschung E.V. | Vorrichtung zur erhöhung des insassenschutzes in einem fahrzeug bei einem seitenaufprall |
| JP2007534539A (ja) * | 2004-04-26 | 2007-11-29 | フラウンホファー ゲセルシャフトツール フェールデルンク ダー アンゲヴァンテン フォルシュンク エー．ファオ． | 側面衝突での車内の搭乗者保護を向上するための装置 |
| CN100430253C (zh) * | 2004-04-26 | 2008-11-05 | 福雷奇亚内室***有限公司 | 一种用于机动车车门的、用于乘客保护的装置 |
| US7610984B2 (en) | 2004-04-26 | 2009-11-03 | Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. | Device for increasing the degree of occupant protection in a vehicle during a side impact |
| KR102082577B1 (ko) * | 2018-10-05 | 2020-04-23 | 김남수 | 자동차용 도어가드 |
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