JPH1194043A - 伝動装置 - Google Patents

伝動装置

Info

Publication number
JPH1194043A
JPH1194043A JP9236615A JP23661597A JPH1194043A JP H1194043 A JPH1194043 A JP H1194043A JP 9236615 A JP9236615 A JP 9236615A JP 23661597 A JP23661597 A JP 23661597A JP H1194043 A JPH1194043 A JP H1194043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp rod
sleeve
transmission
axial direction
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9236615A
Other languages
English (en)
Inventor
Keitaro Yonezawa
慶多朗 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kosmek KK
Original Assignee
Kosmek KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kosmek KK filed Critical Kosmek KK
Priority to JP9236615A priority Critical patent/JPH1194043A/ja
Priority to TW087110431A priority patent/TW371704B/zh
Priority to DE69803904T priority patent/DE69803904T2/de
Priority to EP98111932A priority patent/EP0893624B1/en
Priority to US09/119,008 priority patent/US5927700A/en
Priority to KR1019980029715A priority patent/KR19990014120A/ko
Publication of JPH1194043A publication Critical patent/JPH1194043A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/186Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions with reciprocation along the axis of oscillation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B5/00Clamps
    • B25B5/06Arrangements for positively actuating jaws
    • B25B5/061Arrangements for positively actuating jaws with fluid drive
    • B25B5/062Arrangements for positively actuating jaws with fluid drive with clamping means pivoting around an axis parallel to the pressing direction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms
    • F16H25/22Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members
    • F16H25/2204Screw mechanisms with balls, rollers, or similar members between the co-operating parts; Elements essential to the use of such members with balls

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動装置をコンパクトに造れるようにする。 【解決手段】 クランプロッド(15)の外周面に、その
外周面の全周にわたって鋸歯状に連通する第1凹路(1)
を形成する。その第1凹路(1)は、二条ネジ状の第1螺
旋溝(1a)(1b)をほぼ1ピッチ分だけ形成するととも
に、隣り合う第1螺旋溝(1a,1b)(1b,1a)の終
端と始端とを連通溝(1d)(1e)によって連通させる。
上記クランプロッド(15)に外嵌したスリーブの内周面
に、上記の第1凹路(1)に対応する第2凹路を形成す
る。上記の第1と第2の凹路の間に多数の転動ボールを
充填する。そして、上記クランプロッド(15)と上記ス
リーブとを軸心方向へ相対移動させることにより、その
クランプロッド(15)を軸心回りに旋回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、往復直線運動を
旋回運動へ変換する伝動装置に関し、より具体的にいえ
ば、クランプ装置のクランプロッドなどを旋回させるの
に好適な伝動装置に関する。
【0002】
【発明の背景】本発明者は、この種の伝動装置を利用し
たクランプ装置を本発明に先立って提案した(例えば、
日本国・特願平8−190481号)。その先提案例に
開示された伝動装置は次のように構成されている。クラ
ンプロッドの外周面に1つの螺旋溝を1周分だけ形成し
て、その螺旋溝の終端と始端とを連通溝によって軸心方
向へ連通させる。上記クランプロッドに外嵌したスリー
ブの内周面には、上記の螺旋溝に対応する別の螺旋溝と
上記の連通溝に対応する逃がし溝とを形成する。上記ク
ランプロッドの溝と上記スリーブの溝との間に多数の転
動ボールを充填してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の先提案例に開示
された伝動装置は、クランプロッドの旋回時に上記の転
動ボールが上記の溝に沿って転動しながら周方向へ循環
するので、摩擦抵抗が小さくなって上記クランプロッド
を滑らかに旋回できる点で優れる。しかしながら、近時
におけるクランプ装置のダウンサイジングの要求を達成
するには、上記の伝動装置をさらにコンパクト化するこ
とが要望されていた。本発明の目的は、先提案例に開示
された伝動装置を改良することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、例えば、図1から図9、又は図
10、若しくは図11(A)(B)(C)(D)(E)の各図に示
すように、伝動装置を次のように構成した。
【0005】軸心方向へ延びる第1部材Fに第2部材S
を外嵌して、これら二つの部材F・Sを軸心方向へ相対
移動させることによっていずれか一方の部材(F,S)
を軸心回りに旋回させるように構成した伝動装置であっ
て、上記の第1部材Fの外周面には、その外周面の全周
にわたって鋸歯状に連通する第1凹路1を形成し、その
第1凹路1は、多条ネジ状の第1螺旋溝1a・1bをほ
ぼ1ピッチ分だけ形成すると共に、隣り合う第1螺旋溝
(1a,1b)(1b,1a)の終端と始端とを連通溝1d
・1eによって連通させ、前記の第2部材Sの内周面に
は、その内周面の全周にわたって連通する第2凹路2を
形成し、その第2凹路2は、前記の第1螺旋溝1a・1
bに対応する第2螺旋溝2a・2bを周方向へ所定の間
隔をあけて形成すると共に、前記の連通溝1d・1eに
対応する逃がし溝2d・2eを周方向へ延びるように形
成し、上記の第1凹路1と第2凹路2との間に多数の転
動ボールBを充填して構成したものである。
【0006】上記の構成において、第1部材Fと第2部
材Sの運動の組み合わせとしては、次の四つ考えられ
る。 (a)例えば図11(A)に示すように、前記の第2部材S
に対して前記の第1部材Fを軸心方向へ押すことによっ
てその第1部材Fを旋回させる場合。 (b)例えば図11(B)に示すように、前記の第1部材F
に対して前記の第2部材Sを軸心方向へ押すことによっ
てその第1部材Fを旋回させる場合。 (c)例えば図11(C)に示すように、前記の第1部材F
に対して前記の第2部材Sを軸心方向へ押すことによっ
てその第2部材Sを旋回させる場合。 (d)例えば図11(D)に示すように、前記の第2部材S
に対して前記の第1部材Fを軸心方向へ押すことによっ
てその第2部材Sを旋回させる場合。 なお、上記の第1部材Fと第2部材Sとの両部材は軸心
方向へ相対的に移動されものでればよく、図11(E)に
示すように、上記の両部材が共に軸心方向へ移動される
ように構成してもよい。
【0007】上記の請求項1の発明は、例えば図7(A)
から図7(C)に示すように、次のように作用する。図7
(A)は、上記の第1部材Fを周方向に切断して、その切
断面を内側から見た状態の展開図である。図7(B)と図
7(C)とは、前記の第2部材Sを周方向に切断して、そ
の切断面を内側から見た状態の展開図である。上記の図
7(B)は、上記の第1部材Fを平面視で反時計回りの方
向へ旋回させた状態を示し、図7(C)は、同上の第1部
材Fを時計回りの方向へ旋回させた状態を示している。
【0008】図7(B)の状態では、第2部材Sに対して
第1部材Fが二点鎖線図の位置Zに上昇されている。上
記の第2部材Sに対して上記の第1部材Fを下方へ押す
と、図7(C)に示すように、上記の第1部材Fが第2螺
旋溝2a・2bに沿って平面視で時計回りの方向へ旋回
下降され、これと同時に、多数のボールBが平面視で時
計回りの方向へ滑らかに循環される。より詳しくいえ
ば、図7(B)中の一方の逃がし溝2d内のボールBは、
平面視で時計回りの旋回によって、一方の第2螺旋溝2
aを経て他方の逃がし溝2eへ進出して、その他方の逃
がし溝2e内のボールBを他方の第2螺旋溝2bへ押し
込むようになっている。
【0009】上述したように、第1部材の旋回時には転
動ボールが螺旋溝に沿って転動しながら周方向へ循環す
るので、旋回時の摩擦抵抗が小さくなって上記の第1部
材を滑らかに旋回できる。しかも、多条ネジ状の第1螺
旋溝は、前述の先提案例の一条ネジ状の螺旋溝と比較す
ると、同じリードでピッチを短くできる。ちなみに、二
条ネジ状の場合は先提案例の1/2ピッチとなり、三条ネ
ジ状の場合は先提案例の1/3ピッチとなる。従って、本発
明の伝動装置は、必要なリード角度を確保して第1部材
を滑らかに旋回させることと、その第1部材の軸心方向
の長さを短くすることとを両立できる。その結果、伝動
装置は、背丈を小さくしてコンパクトに造れる。
【0010】また、前記の第2部材の逃がし溝は、周方
向へ複数配置されるので、上記の第1部材の外周面を周
方向にバランス良く支持できる。このため、その第1部
材が偏心負荷によって傾いたり偏摩耗したりするのを防
止できる。その結果、伝動装置を長期間にわたってメン
テナンスフリーで使用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1から
図8によって説明する。まず、図1と図4によって、本
発明の伝動装置を利用したクランプ装置の概要を説明す
る。図1は、そのクランプ装置の退避状態の縦断面図で
ある。図4は、図1の平面図である。
【0012】工作機械のテーブル11にクランプ装置1
2のハウジング13が複数のボルト(図示せず)によって
固定される。そのハウジング13内のガイド孔14に筒
状のクランプロッド15が挿入され、そのクランプロッ
ド15の上端部分からアーム16が径方向へ突出され、
そのアーム16の先端部分に押圧ボルト17が設けられ
る。なお、上記アーム16は、上記クランプロッド15
のテーパ面18に係合されて、ナット19によって所定
の旋回位置に固定される。
【0013】上記ハウジング13の上端壁13aにガイ
ド用ブッシュ20が装着され、そのブッシュ20に上記
クランプロッド15の上摺動部分21が摺動自在に支持
される。さらに、同上ハウジング13の下端壁13bに
ガイド筒23が設けられ、そのガイド筒23に同上クラ
ンプロッド15の下摺動部分22が摺動自在に支持され
る。
【0014】上記クランプロッド15を駆動する手段D
は次のように構成されている。前記の上摺動部分21と
下摺動部分22との間で上記クランプロッド15に環状
ピストン25が外嵌され、そのピストン25が前記ガイ
ド孔14に保密状に挿入される。なお、上記ピストン2
5は、ここではクランプロッド15と別体に形成してあ
るが、そのクランプロッド15と一体に形成することも
可能である。
【0015】上記の上端壁13aと上記ピストン25と
の間にクランプ用の第1室31が形成され、その第1室
31に対して圧油給排口26から圧油が給排可能とされ
る。また、上記の下端壁13bと同上ピストン25との
間にアンクランプ用の第2室32が形成される。その第
2室32内に装着したアンクランプ用バネ28によって
上記クランプロッド15が上向きに付勢される。より詳
しくいえば、そのアンクランプ用バネ28は、上記クラ
ンプロッド15の中空部分15aに挿入されており、そ
のバネ上端が上記クランプロッド15の上部に接当さ
れ、そのバネ下端がスラストベアリング29によって受
止められる。なお、上記の第2室32は、呼吸路30に
よって雰囲気へ連通されている。
【0016】上記クランプロッド15を旋回させる伝動
装置Tは、次のように構成されている。上記ピストン2
5と前記の下摺動部分22との間で、上記クランプロッ
ド15の外周面と前記ガイド孔14との間の環状空間に
スリーブ37が上下移動自在かつ旋回阻止状態で挿入さ
れる。より具体的にいえば、上記のガイド孔14に形成
した縦溝38と上記スリーブ37との間に回り止めピン
39が介在される。そのピン39は、支持リング40に
よって落下が防止されている。
【0017】上記スリーブ37が、2つのコイルバネか
らなる押圧バネ41によって上向きに付勢される。その
スリーブ37の所定量以上の上向き移動は、上記ガイド
孔14の段付き部分で構成されたストッパー42によっ
て阻止されている。なお、上記の押圧バネ41の付勢力
は、前記アンクランプ用バネ28の付勢力とほぼ同じ値
に設定してある。上記スリーブ37の内周面と前記クラ
ンプロッド15の外周面とにわたって変換機構44が設
けられる。その変換機構44は、後で詳しく説明する
が、上記クランプロッド15の軸心方向への往復運動を
旋回運動へ変換するようになっている。
【0018】上記クランプ装置12の作動を、上記の図
1と、図2及び図3によって説明する。なお、上記の各
図において、符号Aは全ストロークを示し、符号Cはク
ランプストロークを示し、符号Rは旋回ストロークを示
している。
【0019】上記の図1の退避状態から図2のアンクラ
ンプ状態を経て図3のクランプ状態へ切換えるときに
は、まず、図1の退避状態において、クランプ用第1室
31へ圧油を供給する。すると、前記ピストン25が前
記クランプロッド15のフランジ部15bを押し下げて
いき、そのクランプロッド15が変換機構44によって
旋回されながら下降していく。そして、図2に示すよう
に、上記ピストン25及び上記フランジ部15bが旋回
ストロークRだけ下降した時点で、上記クランプロッド
15がアンクランプ位置Yへ切換えられる。なお、上記
の下降されたフランジ部15bの下面と上記スリーブ3
7の上端面との間には、隙間Gが形成されている。次い
で、上記の第1室31の油圧力によって上記ピストン2
5がスリーブ37を押圧バネ41に抗して下降させてい
くので、上記クランプロッド15が図3のクランプ位置
Xへ切換えられる。
【0020】上記の図3のクランプ状態から図2のアン
クランプ状態を経て図1の退避状態へ切換えるときに
は、同上の図3のクランプ状態において、第1室31の
圧油を排出する。すると、前記アンクランプ用バネ28
の付勢力と押圧バネ41の付勢力によってクランプロッ
ド15及びスリーブ37が上昇していく。そして、図2
に示すように、上記スリーブ37がクランプストローク
Cだけ上昇してストッパー42で受け止められ、上記ク
ランプロッド15がアンクランプ位置Yへ切換えられ
る。引き続いて、上記クランプロッド15は、アンクラ
ンプ用バネ28の付勢力によって上向きに押圧されるの
で、前記の変換機構44によって旋回しながら上昇し
て、図1の退避位置Zへ切換えられる。
【0021】次に、上記の変換機構44の具体的な構造
を図5と図6によって説明する。図5(A)は、上記クラ
ンプロッド15の外周面に設けた第1部材Fの立面図で
ある。図5(B)は、図5(A)中のB−B線矢視の端面図
である。図5(C)は、上記の第1部材Fの立面視の展開
図である。図5(D)は、その図5(C)の模式図である。
図6(A)は、前記スリーブ37の平面図である。図6
(B)は、上記の図6(A)中のB−B線矢視断面図であ
る。図6(C)は、同上の図6(A)中のVI線に沿って上記
スリーブ37の第2部材Sを切断して、その第2部材S
の切断面を内側から見た展開図である。
【0022】図5(A)から図5(D)に示すように、上記
のクランプロッド15に設けた上記の第1部材Fの外周
面には、周方向へ鋸歯状に連通する第1凹路1を形成し
てある。その第1凹路1は、二条ネジ状の二つの第1螺
旋溝1a・1bと、軸心方向へ延びる二つの連通溝1d
・1eとによって構成される。上記の第1螺旋溝1a・
1bは、それぞれ、周方向へ約180度の範囲でほぼ1ピ
ッチ分だけ形成してある。そして、上記の一方の第1螺
旋溝1aの終端と他方の第1螺旋溝1bの始端とを上記
の連通溝1dによって連通させると共に、同上の他方の
第1螺旋溝1bの終端と一方の第1螺旋溝1aの始端と
を別の連通溝1eによって連通させてある。
【0023】また、図6(A)から図6(C)に示すよう
に、前記のスリーブ37に設けた前記の第2部材Sの内
周面には、周方向へ連通する第2凹路2を形成してあ
る。その第2凹路2は、前記の二つの第1螺旋溝1a・
1bに対応する二つの第2螺旋溝2a・2bと、前記の
二つの連通溝1d・1eに対応する二つの逃がし溝2d
・2eとによって構成される。より詳しくいえば、上記
二つの第2螺旋溝2a・2bは、周方向へ約90度の範囲
に形成されて、互いに対面するように配置される。ま
た、上記の逃がし溝2d・2eも、前記クランプロッド
15の旋回角度θである約90度に対応した長さに形成し
てあり、互いに対面するように配置されている。そし
て、前述した図1から図3(および後述の図7)に示すよ
うに、上記の第1凹路1と第2凹路2との間に、多数の
鋼製転動ボールBを充填してある。なお、図6(A)中の
符号4は、ボール充填口である。
【0024】上記の変換機構44の作動を、上記の図5
及び図6を参照しながら図7によって説明する。図7
(A)は、上記の第1部材Fの内面視の展開図であって、
前記の図6(C)に対応する図である。図7(B)は、前記
クランプロッド15および上記の第1部材Fを退避位置
Zへ切換えた状態を示している。図7(C)は、同上クラ
ンプロッド15および第1部材Fをアンクランプ位置Y
へ切換えた状態を示している。
【0025】図7(B)の退避状態では、前記スリーブ3
7に対してクランプロッド15が二点鎖線図の退避位置
Zに上昇され、上記クランプロッド15の第1部材Fが
平面視で反時計回りの方向へ旋回されている(図7(A)
参照)。上記スリーブ37に対して上記クランプロッド
15を下方へ押すと、図7(C)に示すように、上記の第
1部材Fがスリーブ37の第2螺旋溝2a・2bに沿っ
て平面視で時計回りの方向へ旋回下降され、これと同時
に、多数のボールBが平面視で時計回りの方向へ循環さ
れる。これにより、上記クランプロッド15が一点鎖線
図のアンクランプ位置Yへ切換えられる。上述のボール
循環をより詳しく説明すると、図7(B)中の一方の逃が
し溝2d内のボールBは、平面視で時計回りの旋回によ
って、一方の第2螺旋溝2aを経て他方の逃がし溝2e
へ進出し、その他方の逃がし溝2e内のボールBを他方
の第2螺旋溝2bへ押し込むようになっている。なお、
上記クランプロッド15は、上記とはほぼ逆の手順で図
7(C)のアンクランプ位置Yから図7(B)の退避位置Z
へ切換えられる。
【0026】ところで、上記の図7(C)の位置へ旋回さ
れた多数のボールBのうちの軸心方向へ立ち上がってい
る複数のボールBの一部は、逃がし溝2d・2eの周縁
によって受け止められて、平面視で時計回りの方向へそ
れ以上に旋回することが阻止されている。このため、前
述した図2に示すように、前記クランプロッド15のフ
ランジ部15bの下面と前記スリーブ37の上端面との
間には前記の隙間Gが形成される。なお、上記ボールB
を逃がし溝2d・2eの周縁によって受け止めないよう
に構成してもよい。この場合には、上記フランジ部15
が上記スリーブ37に接当して上記の隙間Gが無くなっ
た時点で、ボールBの循環およびクランプロッド15の
旋回が停止されることになる。
【0027】上記の第1実施形態は次の長所がある。上
記の変換機構44は、各ボールBに過大な力が作用しな
いので、必要ボール数も少なくすみ、コンパクトかつ簡
素に造れる。より具体的にいえば、図2のアンクランプ
状態と図3のクランプ状態との間では上記ボールBには
押圧バネ41の付勢力だけが作用し、図2のアンクラン
プ状態と図1の退避状態との間では同上の各ボールBに
はアンクランプ用バネ28の付勢力だけが作用し、いず
れの場合でも上記ボールBには過大な力が作用しないの
である。
【0028】また、その変換機構44は、転動ボール式
に構成したので、旋回時の摩擦抵抗が小さい。このた
め、クランプロッド15を円滑に旋回させることと第1
凹路1の第1螺旋溝1a・1bのリードを小さくするこ
ととを両立できる。その結果、旋回ストロークRを小さ
くでき、クランプ装置12の上下方向の設置スペースが
小さくなる。
【0029】さらに、上記の第1螺旋溝1a・1bは、
二条ネジ状に構成したので、一条ネジ状のものと比較す
ると、同じリードでピッチを1/2にできる。このため、
必要なリード角度を確保することと第1部材Fの軸心方
向の長さを半分にすることとを両立できる。従って、上
記クランプロッド15を円滑に旋回できながらもクラン
プ装置12の上下方向の設置スペースをさらに小さくで
きる。
【0030】また、前記スリーブ37の逃がし溝2d・
2eは、周方向へ2つ設けたので、上記クランプロッド
15の第1部材Fの外周面を周方向にバランス良く支持
できる。このため、その第1部材Fが偏心負荷によって
傾いたり偏摩耗したりするのを防止できる。その結果、
クランプ装置を長期間にわたってメンテナンスフリーで
使用できる。
【0031】図8は前記スリーブ37の変形例を示して
いる。図8(A)は、前記の図6(A)に相当する図、図8
(B)は、前記の図7(C)に相当する図である。図8(C)
は、上記の図8(A)中の部分拡大図である。
【0032】この変形例では、前記スリーブ37の各逃
がし溝2d・2eの旋回方向の終端側の縁部にストッパ
ー壁Kを形成してある。そのストッパー壁Kのアーク状
のボール受止め面は、前記ボールBの半径とほぼ同じ曲
率半径に形成されて軸心方向へ延びている。そして、前
記クランプロッド15を退避位置からアンクランプ位置
へ旋回させたときに、前述した第1凹路1の連通溝1d
および1e(ここでは図示せず)内で立ち上がっている複
数のボールB(ここでは3つのボールB)を上記ストッパ
ー壁Kによって確実に受け止めるように構成したもので
ある。
【0033】上記ストッパー壁Kによって上記ボールB
を介して上記クランプロッド15を繰り返し同じ位置に
停止できるので、その旋回停止精度が高い。しかも、上
記ストッパー壁Kは、周方向へ180度ごとに配置される
ので、上記クランプロッド15をバランス良く支持でき
る。従って、そのクランプロッド15の外周面と前記ス
リーブ37の内周面との間の隙間が大きい場合であって
も、上記クランプロッド15の心ズレを防止でき、その
クランプロッド15の旋回停止精度を良好に保てる。な
お、上記のストッパー壁Kは、各逃がし溝2d・2eの
クランプ旋回方向の終端側の縁部に加えて(又はこれに
代えて)、同上のクランプ旋回方向の始端側の縁部に設
けてもよい。これにより、クランプロッド15の退避位
置の停止精度を高めることが可能となる。
【0034】図9(A)と図9(B)とは、それぞれ別の変
形例を示し、前記の図5(D)に相当する図である。これ
らの変形例においては、上記の図5(D)と同じ機能の要
素には同一の符号を付けて説明する。
【0035】図9(A)の変形例では、前記の連通溝1d
・1eを斜めに形成して前記の第1部材Fの第1凹路1
を軸心方向へ3つ設けてある。図示してないが、前記ス
リーブには、上記の3つの第1凹路1に対応する3つの
第2凹路を形成してある。なお、これら第1と第2の凹
路は、2対設けてもよく、4対以上設けてもよい。上述
のように第1と第2の凹路を多段式に構成することによ
り、充填されるボールの数量を大幅に増加できるので、
クランプ力等の外力をボールによって受け持つタイプの
装置を製作可能である。
【0036】図9(B)の変形例では、前記の第1凹路1
を、三条ネジ状の3つの第1螺旋溝1a・1b・1cと
3つの連通溝1d・1e・1fとによって構成してあ
る。図示してないが、前記スリーブには、上記の第1凹
路1に対応する第2凹路を形成してある。そして、前記
の図5(D)の二条ネジ状の実施形態では旋回角度が約90
度に設定されるのに対して、この図9(B)の三条ネジ状
の実施形態では旋回角度が約60度に設定される。なお、
上記の三条ネジ状の2つの凹路を多段式に構成してもよ
い。また、多条ネジのタイプは四条以上であっても差し
支えない。
【0037】図10(A)(B)(C)は、第2実施形態を示
している。この第2実施形態では、前述の第1実施形態
と同じ構成の部材には原則として同一の参照符号を付け
て説明する。この実施形態では、ハウジング13のガイ
ド孔14とクランプロッド15との間にスリーブ37を
保密状に挿入して、そのスリーブ37にピストンの機能
を具備させている。上記スリーブ37の旋回は回り止め
ピン39によって阻止されている。上記ピストン式スリ
ーブ37の上側に形成したクランプ用の第1室31にク
ランプ用バネ51を装着し、同上スリーブ37の下側に
形成したアンクランプ用の第2室32に対して圧油を給
排するように構成してある。その他の構成は、前記の第
1実施形態と同様である。
【0038】図10(A)の退避状態では、第2室32へ
圧油が供給されており(ここでは50から140 kgf/cm2[約
5から14 MPa]程度の圧力)、スリーブ37及びクランプ
ロッド15が上昇されている。また、そのクランプロッ
ド15のクランプ用入力部15cの下側には許容ストロ
ークMが形成されている。
【0039】クランプ装置を、上記の図10(A)の退避
状態から図10(B)のアンクランプ状態を経て図10
(C)のクランプ状態へ切換えるときには、第2室32内
の圧油を給排口26から排出していく。すると、前記の
クランプ用バネ51の付勢力によって上記スリーブ37
が下降していき、第2室32内に所定の背圧力(ここで
は10から50kgf/cm2[約1から5 MPa]程度の圧力)を発生
させる。その背圧力によって、クランプ用入力部15c
が、スラストベアリング52と連通孔54を備えた伝動
板53とを順に介して、ストッパー42へ押圧された状
態に保たれる。このため、クランプロッド15は、上記
スリーブ37が下降する間に変換機構44によって旋回
される。即ち、上記の第2室32内の背圧力によってク
ランプ旋回時の押圧手段Pが構成されている。なお、そ
の押圧手段Pは、第2室32内の背圧力に加えて弱い押
圧バネを付加してもよく、又は押圧バネだけで構成して
もよい。
【0040】そして、図10(B)に示すように、上記ス
リーブ37が旋回ストロークRだけ下降して同上スリー
ブ37の下端面が伝動板53に接当し、上記クランプロ
ッド15がアンクランプ位置Yへ切換えられる。次い
で、同上のクランプ用バネ51の付勢力によって上記ス
リーブ37がクランプ用入力部15cを下降させていく
ので、クランプロッド15が図10(C)のクランプ位置
Xへ切換えられる。これにより、前記の押ボルト17に
よってワークピースWがテーブル11に固定される。そ
の図10(C)中の符号Cはクランピングストロークを示
し、符号Aは、クランプ用バネ20の伸長によって生じ
た全ストロークを示している。
【0041】上記図10(C)のクランプ状態から図10
(B)のアンクランプ状態を経て図10(A)の退避状態へ
切換えるときには、同上の図10(C)のクランプ状態に
おいて、前記の給排口26から第2室32へ圧油を供給
する。すると、その油圧力がクランプロッド15とスリ
ーブ37とに作用して、そのクランプロッド15の受圧
面積に作用する油圧力がクランプ用入力部15cとスラ
ストベアリング52と伝動板53とを順に介して上記ス
リーブ37を上向きに押し上げると共に、そのスリーブ
37の環状の受圧面積に作用する油圧力が同上スリーブ
37を上向きに押し上げる。
【0042】これにより、上記スリーブ37がクランプ
用バネ51に抗して上昇され、図10(B)に示すよう
に、クランプ用入力部15cの上昇がストッパー42に
よって阻止され、クランプロッド15がアンクランプ位
置Yへ切換えられる。引き続いて、上昇が阻止されたク
ランプロッド15に対してスリーブ37だけが上昇され
ることにより、上記クランプロッド15が前記の変換機
構44によって図10(A)の退避位置Zへ旋回される。
【0043】上記の第1と第2の各実施形態は次のよう
に変更可能である。その第1実施形態におけるクランプ
用の第1室31又は上記の第2実施形態におけるアンク
ランプ用の第2室32に対して給排される流体は、圧油
に代えて、他の種類の液体や空気等の気体であってもよ
い。クランプロッド15の旋回角度θは、前述した約90
度に代えて、60度・45度・30度などの所望の角度に設定
可能である。
【0044】クランプ装置12は、例示した単動式に代
えて複動式であってもよい。即ち、上記の第1実施形態
におけるアンクランプ用の第2室32又は上記の第2実
施形態におけるクランプ用の第1室31に対しても圧力
流体を給排可能に構成するのである。本発明の伝動装置
Tは、上述したクランプ装置12の旋回機構に使用する
ことに代えて、ボールバルブやバタフライバルブなどを
開閉する機構にも利用可能であり、その他の用途にも利
用できることは勿論である。
【0045】図11(A)から図11(E)は、本発明に係
る伝動装置の概念を説明するための模式図である。図1
1(A)は、前述した第1実施形態(図1参照)に対応して
いる。即ち、前記の第1部材Fを旋回可能に構成すると
ともに前記の第2部材Sを旋回不能に構成して、上記の
第2部材Sに対して上記の第1部材Fを上下方向へ押す
ことによってその第1部材Fを旋回させるようにしたも
のである。図11(B)は、前述した第2実施形態(図1
0参照)に対応している。即ち、前記の第1部材Fを旋
回可能に構成すると共に第2部材Sを旋回不能に構成し
て、上記の第1部材Fに対して上記の第2部材Sを上下
方向へ押すことによってその第1部材Fを旋回させるよ
うにしたものである。
【0046】図11(C)は、第1部材Fを旋回不能に構
成するとともに第2部材Sを旋回可能に構成して、上記
の第1部材Fに対して上記の第2部材Sを上下方向へ押
すことによってその第2部材Sを旋回させるようしたも
のである。図11(D)は、第1部材Fを旋回不能に構成
するとともに第2部材Sを旋回可能に構成して、上記の
第2部材Sに対して第1部材Fを上下方向へ押すことに
よってその第2部材Sを旋回させるようにしたものであ
る。図11(E)は、第1部材Fと第2部材Sとの両部材
を上下方向へ同時に移動させることによって、その第1
部材Fを旋回させるように構成したものである。なお、
上記の上下方向の同時移動によって第2部材Sを旋回さ
せてもよい。
【0047】図12は、前述したクランプ装置によって
固定されるワークピースWを前記テーブル11に位置決
めする手段を示している。そのテーブル11の上面に固
定したアダプタープレート66に治具プレート67を着
脱可能に取り付けて、その治具プレート67に複数の位
置決めピン68を介してワークピースWを位置決めする
ようになっている。その治具プレート67に支持したシ
ャフト69を六角レンチ70によって回転させることに
より、そのシャフト69の偏心位置に設けた偏心ピン7
1が別の位置決めピン52を上下方向へ移動させる。
【0048】そして、上記の別の位置決めピン72を上
記の治具プレート67の位置決め孔73(ここでは1つ
だけ示している)内へ進出させることにより、その治具
プレート67を前記アダプタープレート66に位置決め
固定できる。また、同上の別の位置決めピン72を同上
の位置決め孔73から退出させることにより、上記の治
具プレート67をアダプタープレート66から取り外す
ことが可能となる。これにより、ワークピースWの種類
に応じて治具プレート67を容易に交換できる。なお、
上記アダプタープレート66は、前記テーブル11と一
体に形成することも可能である。また、クランプ装置に
よる被固定物は、上記ワークピースWに代えて金型など
であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、本発明に係る伝
動装置を利用したクランプ装置の退避状態の縦断面図で
ある。
【図2】上記クランプ装置のアンクランプ状態の縦断面
図である。
【図3】同上クランプ装置のクランプ状態の縦断面図で
ある。
【図4】前記の図1の平面図である。
【図5】上記クランプ装置のクランプロッドに設けた第
1部材を示している。図5(A)は、その第1部材の立面
図である。図5(B)は、その図5(A)中のB−B線矢視
端面図である。図5(C)は、上記の第1部材の立面視の
展開図である。図5(D)は、上記の図5(C)の模式図で
ある。
【図6】上記のクランプロッドに外嵌されるスリーブを
示している。図6(A)は平面図である。図6(B)は、上
記の図6(A)中のB−B線矢視断面図である。図6(C)
は、同上の図6(A)中のVI線に沿って上記スリーブを切
断して、その切断面を内側から見た展開図である。
【図7】上記クランプロッドに設けた第1部材と上記ス
リーブに設けた第2部材の作動説明図である。図7(A)
は、その第1部材の内面視の展開図であって、上記の図
6(C)に対応する図である。図7(B)は、上記クランプ
ロッドを退避位置へ切換えた状態を示している。図7
(C)は、同上クランプロッドをアンクランプ位置へ切換
えた状態を示している。
【図8】前記スリーブの変形例を示している。図8(A)
は、前記の図6(A)に相当する図である。図8(B)は、
前記の図7(C)に相当する図である。図8(C)は、上記
の図8(A)中の要部拡大図である。
【図9】図9(A)は、本発明の別の変形例を示し、前記
図5(D)に相当する図である。図9(B)は、本発明のさ
らに別の変形例を示し、同上の図5(D)に相当する図で
ある。
【図10】本発明の第2実施形態を示している。図10
(A)は、前記の図1に相当する図である。図10(B)は
前記の図2に相当する図である。図10(C)は前記の図
3に相当する図である。
【図11】本発明に係る伝動装置の概念を説明するため
の模式図である。
【図12】前記クランプ装置に使用する治具プレートの
取り付け構造を示す図である。
【符号の説明】
1…第1凹路、1a・1b…第1螺旋溝、1d・1e…連
通溝、2…第2凹路、2a・2b…第2螺旋溝、2d・2
e…逃がし溝、13…ハウジング、14…ガイド孔、1
5…クランプロッド、37…スリーブ、B…転動ボー
ル、K…ストッパー壁、F…第1部材、S…第2部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心方向へ延びる第1部材(F)に第2部
    材(S)を外嵌して、これら二つの部材(F)(S)を軸心方
    向へ相対移動させることによっていずれか一方の部材
    (F,S)を軸心回りに旋回させるように構成した伝動装
    置であって、 上記の第1部材(F)の外周面には、その外周面の全周に
    わたって鋸歯状に連通する第1凹路(1)を形成し、その
    第1凹路(1)は、多条ネジ状の第1螺旋溝(1a)(1b)
    をほぼ1ピッチ分だけ形成すると共に、隣り合う第1螺
    旋溝(1a,1b)(1b,1a)の終端と始端とを連通溝
    (1d)(1e)によって連通させ、 前記の第2部材(S)の内周面には、その内周面の全周に
    わたって連通する第2凹路(2)を形成し、その第2凹路
    (2)は、前記の第1螺旋溝(1a)(1b)に対応する第2
    螺旋溝(2a)(2b)を周方向へ所定の間隔をあけて形成
    すると共に、前記の連通溝(1d)(1e)に対応する逃が
    し溝(2d)(2e)を周方向へ延びるように形成し、 上記の第1凹路(1)と第2凹路(2)との間に多数の転動
    ボール(B)を充填して構成した、ことを特徴とする伝動
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝動装置において、 前記の第2部材(S)に対して前記の第1部材(F)を軸心
    方向へ押すことによってその第1部材(F)を旋回させる
    ように構成した、ことを特徴とする伝動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の伝動装置において、 前記の第1部材(F)に対して前記の第2部材(S)を軸心
    方向へ押すことによってその第1部材(F)を旋回させる
    ように構成した、ことを特徴とする伝動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の伝動
    装置において、 前記の第2凹路(2)の前記の各逃がし溝(2d)(2e)の
    周方向の縁部に、前記の転動ボール(B)を受け止めるス
    トッパー壁(K)を設けた、ことを特徴とする伝動装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の伝動装置において、 前記ストッパー壁(K)のボール受止め面を、前記ボール
    (B)の半径とほぼ同じ曲率半径で軸心方向へ延びるよう
    に形成した、ことを特徴とする伝動装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の伝動
    装置において、 ハウジング(13)内に軸心方向へ延びるガイド孔(14)
    を形成して、そのガイド孔(14)に挿入したクランプロ
    ッド(15)を上記の軸心方向へ往復移動自在に構成し、
    上記クランプロッド(15)に前記の第1部材(F)を設
    け、同上クランプロッド(15)と上記ガイド孔(14)と
    の間の環状空間にスリーブ(37)を軸心方向へ移動自在
    かつ軸心回りの旋回を阻止した状態で挿入して、そのス
    リーブ(37)に前記の第2部材(S)を設けた、ことを特
    徴とする伝動装置。
JP9236615A 1997-07-23 1997-09-02 伝動装置 Pending JPH1194043A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9236615A JPH1194043A (ja) 1997-07-23 1997-09-02 伝動装置
TW087110431A TW371704B (en) 1997-07-23 1998-06-26 Transmission apparatus
DE69803904T DE69803904T2 (de) 1997-07-23 1998-06-27 Antriebsvorrichtung
EP98111932A EP0893624B1 (en) 1997-07-23 1998-06-27 Transmission device
US09/119,008 US5927700A (en) 1997-07-23 1998-07-20 Transmission device for a clamp
KR1019980029715A KR19990014120A (ko) 1997-07-23 1998-07-23 전동장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-196627 1997-07-23
JP19662797 1997-07-23
JP9236615A JPH1194043A (ja) 1997-07-23 1997-09-02 伝動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1194043A true JPH1194043A (ja) 1999-04-09

Family

ID=26509874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9236615A Pending JPH1194043A (ja) 1997-07-23 1997-09-02 伝動装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5927700A (ja)
EP (1) EP0893624B1 (ja)
JP (1) JPH1194043A (ja)
KR (1) KR19990014120A (ja)
DE (1) DE69803904T2 (ja)
TW (1) TW371704B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043183A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 Pascal Engineering Corporation スイング式クランプ装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19918696C1 (de) * 1999-04-26 2000-12-07 Halder Erwin Kg Aufsitzspanner
DE20115469U1 (de) * 2001-09-19 2003-02-20 Cameron Gmbh Hubvervielfachvorrichtung
JP3621082B2 (ja) 2001-11-13 2005-02-16 株式会社コスメック 旋回式クランプ
TW579316B (en) * 2001-11-13 2004-03-11 Kosmek Ltd Rotary clamp
JP4094340B2 (ja) 2002-02-13 2008-06-04 株式会社コスメック クランプの動作検出装置
TW544361B (en) 2002-04-03 2003-08-01 Kosmek Kk Rotary clamp
JP4311616B2 (ja) * 2003-01-24 2009-08-12 株式会社コスメック バネロック式クランプ装置
US7934710B2 (en) * 2005-01-24 2011-05-03 Verigy (Singapore) Pte. Ltd. Clamp and method for operating same
EP2130643A4 (en) * 2007-02-23 2013-04-10 Kosmek Ltd DEVICE FOR DETECTING THE OPERATION OF A CLAMPING DEVICE
CN102950552A (zh) * 2011-08-25 2013-03-06 富泰华工业(深圳)有限公司 定位装置
CN103182648B (zh) 2011-12-29 2015-07-08 富泰华工业(深圳)有限公司 旋转气缸
JP5734398B2 (ja) * 2013-11-28 2015-06-17 ファナック株式会社 物体を受け部に固定するための物体固定装置、工作機械、ロボット、および物体を受け部に固定する方法
CN103862306A (zh) * 2014-03-31 2014-06-18 万世泰金属工业(昆山)有限公司 通用夹紧装置
EP3159577B1 (en) * 2014-11-21 2020-11-04 Hamilton Sundstrand Corporation A bearing system for use in actuator for driving a rotatable component and a corresponding method
CN110418693B (zh) * 2017-04-05 2021-04-06 克斯美库股份有限公司 回转式夹紧装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1704031A (en) * 1927-04-11 1929-03-05 Rudolph G Boehm Antifriction nut
US2715925A (en) * 1952-06-12 1955-08-23 Morgan Dev Lab Inc Ball and inclined race mechanical movements
US3046808A (en) * 1959-03-06 1962-07-31 Mart Le Roy S De Translational drive mechanism
US3386307A (en) * 1967-03-15 1968-06-04 Avco Corp Ball recirculating mechanism for ball screw and nut actuators
DE2805141C2 (de) * 1978-02-07 1982-05-27 Deutsche Star Kugelhalter Gmbh, 8720 Schweinfurt Kugelschraubtrieb
DE3031368C2 (de) * 1980-08-20 1982-10-14 Maschinenfabrik Hilma Gmbh, 5912 Hilchenbach Schwenkspanner
DE3201013C2 (de) * 1982-01-15 1984-11-29 Maschinenfabrik Hilma Gmbh, 5912 Hilchenbach Hydraulisch betätigbarer Schwenkspanner
JPS5917058A (ja) * 1982-07-20 1984-01-28 Hiroshi Mito ボ−ル入りヘリコイドネジ
DE8802680U1 (de) * 1988-03-01 1988-04-07 August Steinmeyer GmbH & Co KG, 7470 Albstadt Zweigängiger Kugelgewindetrieb
JP2741268B2 (ja) * 1989-12-29 1998-04-15 株式会社コスメック クランプ具旋回・直動式油圧クランプ
US5013015A (en) * 1990-06-11 1991-05-07 General Dynamics Corporation Mechanically actuated swing clamp
US5192058A (en) * 1992-01-02 1993-03-09 Vektek, Inc. Swing clamp

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007043183A1 (ja) * 2005-10-14 2007-04-19 Pascal Engineering Corporation スイング式クランプ装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69803904D1 (de) 2002-03-28
EP0893624B1 (en) 2002-02-20
EP0893624A1 (en) 1999-01-27
US5927700A (en) 1999-07-27
TW371704B (en) 1999-10-11
DE69803904T2 (de) 2002-11-07
KR19990014120A (ko) 1999-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1194043A (ja) 伝動装置
KR19980041970A (ko) 선회식 클램프장치
JP3585656B2 (ja) 旋回式クランプ装置
JP4094340B2 (ja) クランプの動作検出装置
JP4945681B1 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
KR20030040105A (ko) 선회식 클램프
JP3621082B2 (ja) 旋回式クランプ
WO2011089986A1 (ja) クランプ装置
KR20030079654A (ko) 선회식 클램프
JP2004223662A (ja) バネロック式クランプ装置
JP4877787B2 (ja) 位置決め装置およびその装置を備えた位置決めシステム
KR20010098498A (ko) 가이드를 갖는 실린더
US9573232B2 (en) Actuator and clamp device using same
JPH11170133A (ja) クランプ装置
JP2004001163A (ja) 旋回式クランプ
JP4094339B2 (ja) 旋回式クランプ
RU2207454C2 (ru) Система из двух объектов, шарнирно связанных между собой с двумя степенями свободы при вращательном движении
JP5632902B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2003039262A (ja) スイングクランプ
JP5734264B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
WO2010140554A1 (ja) クランプ装置
JP2005329525A (ja) 旋回式クランプ
JP2006150589A (ja) 旋回式クランプ
JP5043243B2 (ja) 倍力機構付きシリンダ装置
JP2008073801A (ja) 旋回式クランプシリンダ