JP2741268B2 - クランプ具旋回・直動式油圧クランプ - Google Patents

クランプ具旋回・直動式油圧クランプ

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JP2741268B2 JP1340037A JP34003789A JP2741268B2 JP 2741268 B2 JP2741268 B2 JP 2741268B2 JP 1340037 A JP1340037 A JP 1340037A JP 34003789 A JP34003789 A JP 34003789A JP 2741268 B2 JP2741268 B2 JP 2741268B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、プレス機械やマシニングセンタ等の工作機
械に金型やワーク等の被固定物を固定するために使用す
る油圧クランプのうちでも、クランプロッドでクランプ
具を旋回させたのち直進駆動することにより、油圧クラ
ンプの枠体とクランプ具との間に被固定物を押圧固定す
る形式の油圧クランプに関する。
《前提となる基本構造》 この種のクランプ具旋回・直動式油圧クランプには、
基本的な構造が次のようになっているものがある。
例えば、第1図から第4図、又は第5図に示すよう
に、 油圧クランプ2の枠体3に油圧シリンダ12と旋回駆動
装置13とを上下方向に直列状に設け、 油圧シリンダ12のピストン16で昇降駆動されるクラン
プロッド22を、枠体3の下壁3aの下方にまで延出し、ク
ランプロッド22の下部にクランプ具6を固設し、 旋回駆動装置13は、旋回側部材27を非旋回側部材28に
螺進可能に嵌合させてなり、非旋回側部材28は支持部29
を介して枠体3に支持されるのに対し、旋回側部材27
は、ピストン16の駆動力で押し上げ従動可能でクランプ
ロッド22に回転駆動可能に連動連結し、 クランプ具6は、下降位置離脱姿勢Xのアンクランプ
状態Aと、中間高さ位置係合姿勢Yのクランプ準備状態
Bと、上昇位置係合姿勢Zのクランプ状態Cとの間で、
順に状態切換え可能に構成されており、 ピストン16が下降位置H1に位置する下降復帰状態で
は、クランプ具6がアンクランプ状態Aとなり、 ピストン16が中間高さ位置H2に押し上げ駆動された中
間高さ状態では、旋回側部材27がピストン16の駆動力で
押し上げられながら、非旋回側部材28との螺進嵌合に従
って旋回させられてクランプロッド22を旋回駆動するこ
とにより、クランプ具6をクランプ準備状態Bに切換
え、 ピストン16が上昇位置H3に押し上げ駆動された上昇駆
動状態では、ピストン16の駆動力で旋回側部材27と非旋
回側部材28とを同時に押し上げて、クランプ具6をクラ
ンプ状態Cに駆動するように構成したものである。
《従来の技術》 上記の基本構造において、従来では、本発明者が先に
提案した特開昭57−138550号公報に示すように、クラン
プロッド22と旋回側部材27とを連動連結する部分の構造
が次のようになっていた。即ち、第5図に示すように、
旋回側部材27の下部をクランプロッド22の上部に固定す
ることにより、これら両者を一体に結合したものであ
る。
《発明が解決しようとする課題》 上記構造の油圧クランプ2は、例えば次のように用い
られる。
同上第5図に示すように、プレス機械の固定側部材で
あるスライド101のフランジ部101aの上面に油圧クラン
プ2の枠体3を取り付けて、フランジ部101aの下面に上
金型Dをクランプ具6で上向きに押圧固定するのであ
る。この上金型Dの押圧固定力は、次のように設定され
る。即ち、上金型Dは、スライド下降時には加工材や下
金型から横向きの加工反力を受けるとともに、スライド
上昇時には加工材もしくは下金型から下向きの引き離し
反力・および上金型の慣性力を下向きに受ける。これら
の反力によって上金型Dがズレ動くのを阻止すべく油圧
クランプ2の押圧力を設定するのである。
なお、従来例では、プレス作業の休止中の油漏れでク
ランプ駆動油室102の油圧が低下する事故が起こった場
合に、上金型Dが重力で落下するのを防止するため、ピ
ストン16をバックアップ用バネ103で上向きに弾圧して
ある。
しかし、上記の従来構造では、次の問題が起きるおそ
れがあった。
プレス作業中のスライド上昇時において、圧油供給ホ
ースの破損などでピストン16の押し上げ駆動力が消去す
る事故が起きると、上金型Dに下向きに作用する引き離
し反力や上金型Dの下向きの慣性力で、クランプ具6・
クランプロッド22・及びピストン16が引き下げられよう
とする。
その引き下げ力により、まず、クランプ具6・クラン
プロッド22・ピストン16が下降して、クランプ具6がク
ランプ状態Cからクランプ準備状態Bに切り換えられ
る。
次いで、上記の引き下げ力による旋回側部材27への旋
回操作力が、上金型Dとクランプ具6との接当面間の摩
擦固定力よりも大きい場合には、非旋回側部材28に対し
て旋回側部材27及びクランプロッド22が旋回して、クラ
ンプ具6がクランプ準備状態Bからアンクランプ状態A
に切換えられ、その結果、スライド101から上金型Dが
落下してしまう。これとは逆に、上金型Dとクランプ具
6との接当面の摩擦固定力の方が上記の旋回操作力より
も大きい場合には、旋回駆動装置13がロックされてしま
い、クランプロッド22から旋回側部材27を経て非旋回側
部材28に至るまでの伝動系統のうちの最も弱い箇所が破
損するおそれがある。
本発明は、何らかの事故でピストンの押し上げ駆動力
が消出した場合であっても、被固定物の落下事故や旋回
駆動装置の破損事故を防止できるようにすることを目的
とする。
《課題を解決するための手段》 本発明は、上記目的を達成するために、前記基本構造
において、クランプロッド22と旋回側部材27とを連動連
結する部分の構造を次のように構成したことを特徴とし
ている。
例えば、第1図から第4図に示すように、 クランプロッド22を、旋回側部材27に対して回転従動
可能で下降摺動自在に連動連結し、 前記のクランプ状態Cから、ピストン16の押し上げ駆
動力が消出するとともにクランプ具6に引き下げ外乱力
が加わってクランプ具6・クランプロッド22・及びピス
トン16が引き下げられるようになった外乱力引き下げ状
態では、クランプロッド22が旋回側部材27を起き残して
下降するのを許容したものである。
なお、上記の構成において、油圧シリンダ12と旋回駆
動装置13とは、下から順に配置する場合と、上から順に
配置する場合とが考えられる。
また、旋回側部材27と非旋回側部材28との螺進嵌合
は、ネジ嵌合の場合や、カム溝とカムとのカム嵌合の場
合などが考えられる。
さらに、ピストン16とクランプロッド22とは、一体に
結合する場合と、個別に形成して相対的な旋回や上下摺
動を許容する場合とがある。
《作用》 本発明は次のように作用する。
油圧クランプ2を第1図(c)のクランプ状態Cに切
換え操作して枠体3とクランプ具6との間に被固定物D
を押圧固定している場合において、被固定物Dに外乱引
き下げ力が作用するとともに、油圧ホースの破裂などで
ピストン16の押し上げ駆動力が消出する事故が生じた場
合には、上記の引き下げ力が、枠体3に対してクランプ
具6・クランプロッド22・及びピストン16を引き下げよ
うとする。この引き下げ力の作用に伴って、クランプ具
6が、被固定物Dに摩擦固定されたまま下降していき、
(c)図の上昇位置係合姿勢Zから(b)図の中間高さ
係合姿勢Yに切換わる。上記の引き下げ力により、クラ
ンプ具6およびクランプロッド22が引き続いて下降して
いくが、クランプ具6が被固定物Dの摩擦固定力で旋回
が阻止されているため、クランプロッド22は旋回側部材
27を置き残したまま直進下降する。これにより、旋回側
部材27には上記の引き下げ力が加わらない。
このように、クランプ具6に外乱引き下げ力が作用し
たときに、クランプ具6は上昇位置係合姿勢Zから中間
高さ位置係合姿勢Yに切換わるだけですみ、下降位置離
脱姿勢Xに旋回操作されないので、被固定物Dの落下を
防止できる。しかも、旋回側部材27は、上記の外乱引き
下げ力が加わらないので、破損することが防止される。
《発明の効果》 本発明は、上記のように構成され作用することから次
の効果を奏する。
油圧クランプのクランプ状態において、被固定物から
クランプ具に外乱引き下げ力が作用するとともに、油圧
ホースの破裂などでピストンの押し上げ駆動力が消出す
る事故が生じた場合には、クランプ具は上昇位置係合姿
勢から中間高さ位置係合姿勢に切換わるだけですみ、下
降位置離脱姿勢に旋回操作されないので、被固定物の落
下を防止できる。
しかも、旋回側部材は、上記の外乱引き下げ力が加わ
らないので、破損が防止される。そのうえ、旋回側部材
の必要強度が小さくてすむことから旋回駆動装置を小型
に造ることができ、油圧クランプの全体を小型化でき
る。
《実施例》 以下、本発明の一実施例を第1図から第4図で説明す
る。
まず、第1図の作動説明図でクランプ装置の全体構成
を説明する。
第1図(a)において、符号1は、プレス機械の固定
側部材であるスライドで、そのスライド1のフランジ部
1aの上面に油圧クランプ2の枠体3が複数のボルト4で
取り付けられる。各ボルト4は、枠体3の下壁3aに形成
したボルト穴5に螺締されている。そして、スライド1
の下面に上金型Dを油圧クランプ2のクランプ具6で上
向きに押圧固定するようになっている。即ち、クランプ
具6は、(a)図に示す下降位置離脱姿勢Xのアンクラ
ンプ状態Aから、(b)図に示す中間高さ位置係合姿勢
Yのクランプ準備状態Bを経て、(c)図に示す上昇位
置係合姿勢Zのクランプ状態Cへ順に切換え可能に構成
されている。
上記の油圧クランプ2の詳細な構造を、第2図から第
4図で説明する。第2図は油圧クランプの縦断面図、第
3図は第2図のIII−III線矢視断面図で、第4図は同第
2図のIV−IV線矢視図である。
枠体3は、下部枠7に中間枠8と上部枠9とを下から
順に積層してなる。中間枠8は、複数の締結ボルト10で
下部枠7に固定される。上部枠9は、複数の締結ボルト
11で中間枠8に固定される。上記の下部枠7に油圧シリ
ンダ12が、中間枠8に旋回駆動装置13が、上部枠9にク
ランプ・アンクランプ状態検出装置14が、それぞれ設け
られる。
油圧シリンダ12は、単動バネ復帰式に構成されてい
る。即ち、下部枠7にピストン16が第1封止部材17を介
して上下方向へ油密摺動自在に挿入される。ピストン16
から下向きに突出させたピストンロッド18を第2封止部
材19で封止することにより、ピストン16の下側にクラン
プ駆動油室20が形成される。ピストン16の上側にはピス
トン復帰バネ21が装着される。
上記ピストン16の筒孔16aにクランプロッド22が旋回
自在で上向き駆動状に挿入される。クランプロッド22
は、枠体3の下壁3aの下方にまで延出されており、その
延出部に前記のクランプ具6がネジ止め固定される。符
号24は、緩み止め用ピンである。
前記の旋回駆動装置13は、雄ネジ部27aを備えた旋回
側部材27を、雌ネジ部28aを備えた非旋回側部材28にネ
ジ嵌合させてなる。
非旋回側部材28は、雌ネジ部28aの外側に環状の被支
持部28bを締結具28cで一体に固定してなる。その被支持
部28bは、案内キー30を介して中間枠8の内壁のキー溝3
1に旋回不能で上下摺動自在に案内されるとともに、下
降用押圧バネ32で下降受け止め壁33の上面に弾圧され
る。上記キー溝31と下降受け止め壁33とで被旋回側部材
28の支持部29が構成されている。
また、旋回側部材27は、クランプロッド22に回転駆動
可能で、ピストン16の駆動力で押し上げ従動可能に連動
連結される。
即ち、クランプロッド22の上部と前記の旋回側部材27
の下部とは、案内キー35とキー溝36とからなる直進案内
機構により、上下方向へ摺動自在で相対旋回不能に係合
される。さらに、旋回側部材27には、ピストン16の上昇
駆動力が第1伝動具38・ラジアルベアリング40を順に介
して伝達されるとともに、第2の下降用押圧バネ43の弾
圧力が第2伝動具39を介して加えられる。これにより、
ピストン16及びクランプロッド22は、上昇時には旋回側
部材27を同行上昇させるのに対して、下降時には旋回部
材27を置き残して下降することが許容される。
なお、ピストン16は上下2つの下降用押圧バネ32・43
で下降駆動され、両バネ32・43が前記ピストン復帰バネ
21を構成している。
前記のクランプ・アンクランプ状態検出装置14は、旋
回側部材27の上部に固定した検出用アーム45の旋回およ
び高さ位置をアンクランプ状態検出スイッチ46とクラン
プ状態検出スイッチ47とで検出するように構成してあ
る。
上記の油圧クランプ2のクランプ・アンクランプ作動
を第1図で説明する。
(a)図のアンクランプ状態Aから(c)図のクラン
プ状態Cへの切換は次のようになされる。
(a)図のアンクランプ状態Aでは、クランプ駆動油
室20から圧油が排出されて、ピストン16がピストン復帰
バネ21の弾圧力で下降位置H1に押圧される下降復帰状態
となり、クランプ具6が下降位置離脱姿勢Xに切換えら
れている。これにより、プレス機械のスライド1を下降
操作すると、クランプ具6が、ボルスタ上に載置した上
金型Dのクランプ具挿通用長孔50に上側から挿通され
る。この状態では、上金型Dの下面とクランプ具6のク
ランプ面との間には昇降ストロークLが空けられてお
り、クランプ状態検出スイッチ46がアンクランプ状態A
を検出している。
クランプ駆動油室20に圧油を供給していくと、まず、
(b)図のクランプ準備状態Bに切換わる。即ち、ピス
トン16が旋回ストロークMだけ上昇した中間高さ位置H2
に押し上げ駆動されて、第2伝動具39が非旋回側部材28
の下面に接当するまでの間は、旋回側部材27がピストン
16の駆動力で押し上げられながら、非旋回側部材28との
ネジ嵌合に従って旋回させられてクランプロッド22を旋
回駆動する。これにより、クランプ具6が中間高さ位置
係合姿勢Yに切換えられる。
引き続いて、クランプ具6が上昇駆動されて(c)図
のクランプ状態Cに切換わる。即ち、ピストン16が前記
の中間高さ位置H2からクランプストロークNだけさらに
上昇した上昇位置H3に押し上げ駆動されて、ピストン16
の駆動力で旋回側部材27と非旋回側部材28とを同時に押
し上げて、クランプ具6を上昇位置係合姿勢Zに切換え
るのである。
このクランプ状態Cでは、ピストン16の上面にクラン
プ余裕ストロークnが空けられており、ピストン16の許
容ストロークSは、昇降ストロークLにクランプ余裕ス
トロークnを加えた寸法に設定してある。また、プレス
機械の運転制御装置(図示せず)は、上記のクランプ状
態Cをクランプ・アンクランプ状態検出スイッチ47で検
出した後、プレス機械の運転を許容するように構成して
ある。
上記とは逆に、上金型Dをスライド1から取り外すと
きには、油圧クランプ2を、(c)図のクランプ状態C
から(a)図のアンクランプ状態Aへ切換え作動させ
る。
まず、油圧クランプ2を(c)図のクランプ状態Cに
保持したまま、スライド1を下降させて上金型Dをボル
スタ上の下金型に受け止める。
次いで、クランプ駆動油室20から圧油を排出する。す
ると、非旋回側部材28および旋回側部材27が下降用押圧
バネ32で下降駆動されるとともに、上下の下降用押圧バ
ネ32・43の合力でピストン16が下降駆動され、これに同
行してクランプロッド22が下降していく。そして、非旋
回側部材28がクランプストロークNだけ下降して下降受
け止め壁33に受け止められるまでは、クランプロッド22
およびクランプ具6が直進下降し、クランプ具6が
(c)図の上昇位置係合姿勢Zから(b)図の中間高さ
位置係合姿勢Yへ切換わる。
引き続いて、下側の下降用押圧バネ43が旋回側部材27
およびピストン16を下降駆動することにより、下降受け
止め壁33で下降が阻止された非旋回側部材28に対して旋
回側部材27を旋回させながら旋回ストロークMだけ下降
させる。これにより、クランプロッド22を介してクラン
プ具6が(b)図の中間高さ位置係合姿勢Yから(a)
図の下降位置離脱姿勢Xに切換わる。このアンクランプ
状態Aでは、前記と同様に、クランプ具6と上金型Dの
クランプ接当面同士の間には昇降ストロークLが空けら
れる。
上記構成の油圧クランプ2を(c)図のクランプ状態
Cに切換え操作してプレス作業を行っている場合におい
て、スライド上昇時で上金型Dに加工材からの加工反力
等によって引き下げ力が作用している際に、クランプ駆
動油室20に接続された油圧ホースの破裂などでピストン
16の押し上げ駆動力が消出する事故が生じた場合には、
その引き下げ力が、枠体3に対してクランプ具6・クラ
ンプロッド22・及びピストン16を引き下げるようとす
る。この引き下げ力が作用することに伴って、クランプ
具6が、上金型Dに摩擦固定されたまま下降していき、
(c)図の上昇位置係合姿勢Zから(b)図の中間高さ
位置係合姿勢Yに切換わる。上記の引き下げ力により、
クランプ具6およびクランプロッド22が引き続いて下降
していくが、クランプ具6が上金型Dの摩擦固定力で旋
回が阻止されているため、クランプロッド22は旋回側部
材27を置き残したまま案内キー35(第2図参照)に沿っ
て直進下降する。これにより、旋回側部材27には上記の
外乱引き下げ力が加わらない。
なお、上記の実施例は、次の(a)から(c)項に示
すように変更することも可能である。
(a)旋回駆動装置13を、ピストン16の上側空間に配置
することに代えて、ピストン16の下側空間に配置するこ
と。
(b)旋回側部材27と非旋回側部材28とのネジ嵌合は、
上記の実施例とは逆に、雌ネジ部を旋回側部材27に設け
るとともに、雄ネジ部を非旋回側部材28に設けて構成す
ること。
また、旋回側部材27と非旋回側部材28との螺進嵌合
は、ネジ嵌合に代えて、次のように変更することも可能
である。即ち、旋回側部材27にカム溝を形成するととも
に、非旋回側部材28としてカムを設けることにより、そ
の螺進嵌合をカム嵌合で構成するのである。この場合、
非旋回部材28の支持部29は、上記のカムを枠体3に固定
する部分の構造を示すことになる。
(c)クランプロッド22とピストン16とを一体に結合
し、これら両部材を同行して旋回・昇降させること。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、本発明の一実施例を示している。 第1図は、油圧クランプの作動説明図であって、 (a)図はアンクランプ状態を示す図、 (b)図はクランプ準備状態を示す図、 (c)図はクランプ状態を示す図、 第2図は油圧クランプの縦断面図、 第3図は、第2図のIII−III線矢視断面図、 第4図は、同第2図のIV−IV線矢視図である。 第5図は、従来例を示し、第2図に相当する図である。 2……油圧クランプ、3……枠体、3a……下壁、 6……クランプ具、12……油圧シリンダ、13……旋回駆
動装置、16……ピストン、 16a……筒孔、22……クランプロッド、27……旋回側部
材、 28……非旋回側部材、29……支持部、A……アンクラン
プ状態、B……クランプ準備状態、C……クランプ状
態、X……下降位置離脱姿勢、Y……中間高さ位置係合
姿勢、Z……上昇位置係合姿勢、H1……下降位置、H2
…中間高さ位置、H3……上昇位置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧クランプ(2)の枠体(3)に、油圧
    シリンダ(12)と旋回駆動装置(13)とを上下方向に直
    列状に設け、 油圧シリンダ(12)のピストン(16)で昇降駆動される
    クランプロッド(22)を、枠体(3)の下壁(3a)の下
    方にまで延出し、クランプロッド(22)の下部にクラン
    プ具(6)を固設し、 旋回駆動装置(13)は、旋回側部材(27)を非旋回側部
    材(28)に螺進可能に嵌合させてなり、 非旋回側部材(28)は、支持部(29)を介して枠体
    (3)に支持されるのに対し、 旋回側部材(27)は、ピストン(16)の駆動力で押し上
    げ従動可能でクランプロッド(22)に回転駆動可能に連
    動連結し、 クランプ具(6)は、下降位置離脱姿勢(X)のアンク
    ランプ状態(A)と、中間高さ位置係合姿勢(Y)のク
    ランプ準備状態(B)と、上昇位置係合姿勢(Z)のク
    ランプ状態(C)との間で、順に状態切換え可能に構成
    されており、 ピストン(16)が下降位置(H1)に位置する下降復帰状
    態では、クランプ具(6)がアンクランプ状態(A)と
    なり、 ピストン(16)が中間高さ位置(H2)に押し上げ駆動さ
    れた中間高さ状態では、旋回側部材(27)がピストン
    (16)の駆動力で押し上げられながら、非旋回側部材
    (28)との螺進嵌合に従って旋回させられてクランプロ
    ッド(22)を旋回駆動することにより、クランプ具
    (6)をクランプ準備状態(B)に切換え、 ピストン(16)が上昇位置(H3)に押し上げ駆動された
    上昇駆動状態では、ピストン(16)の駆動力で旋回側部
    材(27)と非旋回側部材(28)とを同時に押し上げて、
    クランプ具(6)をクランプ状態(C)に駆動するよう
    に構成した、 クランプ具旋回・直動式油圧クランプにおいて、 クランプロッド(22)を、旋回側部材(27)に対して回
    転従動可能で下降摺動自在に連動連結し、 前記のクランプ状態(C)から、ピストン(16)の押し
    上げ駆動力が消出するとともにクランプ具(6)に引き
    下げ外乱力が加わってクランプ具(6)・クランプロッ
    ド(22)・及びピストン(16)が引き下げられるように
    なった外乱力引き下げ状態では、クランプロッド(22)
    が旋回側部材(27)を置き残して下降するのを許容し
    た、 ことを特徴とするクランプ具旋回・直動式油圧クラン
    プ。
  2. 【請求項2】旋回駆動装置(13)をピストン(16)の上
    側に配置した、 請求項1に記載のクランプ具旋回・直動式油圧クラン
    プ。
  3. 【請求項3】旋回側部材(27)が雄ネジ部を備えるとと
    もに非旋回側部材(28)が雌ネジ部を備え、旋回側部材
    (27)と非旋回側部材(28)との螺進嵌合をネジ嵌合で
    構成した、 請求項1又は2に記載のクランプ具旋回・直動式油圧ク
    ランプ。
  4. 【請求項4】クランプロッド(22)をピストン(16)に
    対して独立部品として形成し、このクランプロッド(2
    2)をピストン(16)の筒孔(16a)に旋回自在に挿入し
    た、 請求項1・2又は3に記載のクランプ具旋回・直動式油
    圧クランプ。
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