JPH1193270A - ユニット建物 - Google Patents
ユニット建物Info
- Publication number
- JPH1193270A JPH1193270A JP25194997A JP25194997A JPH1193270A JP H1193270 A JPH1193270 A JP H1193270A JP 25194997 A JP25194997 A JP 25194997A JP 25194997 A JP25194997 A JP 25194997A JP H1193270 A JPH1193270 A JP H1193270A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar
- building
- ceiling
- hardware
- column
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
省略することができるとともに、ボルトの使用本数を最
小限に、またボルトのサイズを小さくすることのできる
ユニット建物を提供する。 【解決手段】 柱3の上部には柱頭金物6が固定され、
この柱頭金物6にはジョイントピース10を介して天井
梁4A,4Bに接合されている。柱頭金物6は高さが天
井梁4A,4Bの高さよりも長い縦長形状に形成されて
いる。そして、2つの建物ユニットの接合時には、柱頭
金物6同士が、天井梁4Bの内側と下側で高力ボルト1
4とナット16によりボルト結合される。柱3の下部に
も同様な構成の柱脚金物が固定されている。この柱脚金
物は高さが床梁の高さよりも長い縦長形状に形成され、
建物ユニットの接合時には、柱脚金物同士が床梁の上側
と内側でボルト結合される。
Description
トを接合してなるユニット建物に関する。
に同一出願人により出願された特開平7−127269
号公報に記載されたものがある。このユニット建物は、
天井梁、床梁及び柱を有する建物ユニットが複数設けら
れ、軽量型鋼材からなる柱に軽量型鋼材からなる連結部
材をボルト結合することにより、各建物ユニットを互い
に接合して構成されている。
来の技術では、ユニット建物内の空間を拡大させる目的
で天井梁、床梁又は柱等の構造部材を部分的に省略しよ
うとすると、構造的に強度不足が生じて、建物ユニット
外の補強なしには、それら構造部材の部分的な省略が難
しいという欠点がある。
又は床梁の内側の狭い範囲に限定されているので、柱頭
金物同士又は柱脚金物同士を剛接合させるには、ボルト
の使用本数を増やしたり、サイズの大きなボルトを用い
たりしなければならないという欠点もある。
構造部材を部分的に省略することができるとともに、ボ
ルトの使用本数を最小限に、またボルトのサイズを小さ
くすることのできるユニット建物を提供することであ
る。
に、請求項1に記載の発明は、天井梁、床梁及び柱を有
する建物ユニットが複数設けられ、前記各建物ユニット
の柱梁交差部又は梁梁交差部に設けられた接合用の金物
同士をボルト結合することにより、前記各建物ユニット
を接合したユニット建物において、前記接合用の金物は
この金物に接合される梁の高さよりも長い縦長形状に形
成され、かつ前記金物は前記梁の内側の少なくとも1箇
所と前記梁の上側又は下側の少なくとも1箇所でボルト
結合されていることを特徴としている。
て、前記金物が設けられた箇所では、天井梁、床梁又は
柱が部分的に省略されていることを特徴としている。請
求項3に記載の発明は、請求項1において、前記金物同
士は高力ボルトによりボルト結合されていることを特徴
としている。
の金物に接合される梁の高さよりも長いので、梁の内側
の少なくとも1箇所と梁の上側又は下側の少なくとも1
箇所でボルト結合することができる。これにより、ボル
ト間のスパンを大きく取ることが可能となり、ボルトの
使用本数を増やしたり、サイズの大きなボルトを用いた
りすることなく、金物同士を剛接合させることができ
る。その結果、天井梁、床梁又は柱等の構造部材を部分
的に省略することができる。
部分的に省略することにより、ユニット建物内の空間を
拡大できる。請求項3によれば、高力ボルトによって金
物同士を剛接合させることができる。
に従って説明する。ユニット建物1は、図1に示すよう
に、複数の建物ユニット2を左右及び上下に据え付けて
構成されるものであり、それらの建物ユニット2は上下
隅部2a〜2dが互いにボルトにより接合される。上下
隅部2a〜2dにおいては、天井梁同士又は床梁同士並
びに柱に対して天井梁や床梁が交差しており、これらの
上下隅部2a〜2dが柱梁交差部又は梁梁交差部を形成
している。
鋼管製の4本の柱3、形鋼製の各2本の長尺天井梁4A
と短尺天井梁4B、及び形鋼製の各2本の長尺床梁5A
と短尺床梁5Bを箱形に接合した骨組み構造体である。
建物ユニット2の上隅部すなわち柱3の上端部には鋳鉄
製役物からなる柱頭金物6が、建物ユニット2の下隅部
すなわち柱3の下端部には鋳鉄製役物からなる柱脚金物
7がそれぞれ取り付けられている。
3〜図5を用いて説明する。図3は建物ユニット2の上
隅部付近を示した斜視図である。また、図4は図3の水
平断面図、図5は図4のA−A線に沿った断面図であ
る。
部に固定されている。すなわち、柱3の上端部には端板
3Aが溶接により固着され、この端板3Aの底面側に固
着されたウエルドナット8にボルト9が螺着されて、柱
頭金物6が柱3の上部に固定されている。そして柱頭金
物6は、図3〜図5に示すように、一面側が開放された
箱形形状をしており、正面板6A、上下の端板6B,6
C、両側板6D,6E、及び中間板6F,6Gを有し、
高い構造強度を備えている。
0が溶接され、このジョイントピース10を介して柱頭
金物6は長尺天井梁4A及び短尺天井梁4Bにそれぞれ
接合されている。ジョイントピース10の断面形状は天
井梁4A,4Bと同じくコ字状をなしている。
さHが長尺天井梁4A及び短尺天井梁4Bの高さhより
も長い縦長形状に形成されている。なお、図5では短尺
天井梁4Bのみ示されているが、長尺天井梁4Aの高さ
も短尺天井梁4Bと同様にhである。また柱頭金物6の
正面板6Aには、上部と下部の2箇所にボルト貫通孔6
H,6I(図3参照)が形成されている。柱頭金物6に
短尺天井梁4Bを接合させた状態では、ボルト貫通孔6
Hは短尺天井梁4Bの内側(コ字状断面形状の内部)
に、ボルト貫通孔6Iは短尺天井梁4Bの下側にそれぞ
れ位置している。
で、ウエルドナットとボルトとの螺着により、柱3の下
部に固定されている。柱脚金物7の側面には、図6に示
すように、ジョイントピース11が溶接され、このジョ
イントピース11を介して柱脚金物7は長尺床梁5A及
び短尺床梁5Bにそれぞれ接合されている。ジョイント
ピース11の断面形状は床梁5A,5Bと同じくコ字状
をなしている。
短尺床梁5Bの高さよりも長い縦長形状に形成されてい
る。なお、長尺床梁5Aと短尺床梁5Bの高さは同一で
ある。また柱脚金物7の正面板(柱頭金物6と同様に開
放部の反対側に設けられている)には、上部と下部のそ
れぞれ2箇所にボルト貫通孔7H,7Iが形成されてい
る。柱脚金物7に短尺床梁5Bを接合させたときには、
ボルト貫通孔7Iは短尺床梁5Bの内側(コ字状断面形
状の内部)に、ボルト貫通孔7Hは短尺床梁5Bの上側
にそれぞれ位置している。
合は、各建物ユニット2の長尺天井梁4A及び長尺床梁
5Aをそれぞれ合わせるようにして各建物ユニット2を
並置するとともに、柱頭金物6間にはスペーサ12を、
柱脚金物7間にはスペーサ13を介装する。スペーサ1
2は、その長さと幅が柱頭金物6の正面板6Aに合致す
るように形成され、さらにスペーサ12にはボルト貫通
孔6H,6Iに対応させてボルト貫通孔12A,12B
が形成されている。またスペーサ13は、その長さと幅
が柱脚金物7の正面板に合致するように形成され、さら
にスペーサ13にはボルト貫通孔7H,7Iに対応させ
てボルト貫通孔13A,13Bが形成されている。
士をボルト結合する。すなわち、一方の建物ユニット2
に設けられた柱頭金物6の開放部側から高力ボルト14
を、ボルト貫通孔6H,12A、6Hに挿通させ、他方
の建物ユニット2に設けられた柱頭金物7の開放部側か
ら、ワッシャ15を挟持するようにして前記高力ボルト
14にナットを16を螺合させ締め付ける。同様にし
て、各建物ユニット2の柱脚金物7同士も、高力ボルト
17、ワッシャ18、ナット19を用いてボルト結合す
る。ここでは、高力ボルト14,17としてはトルシア
形高力六角ボルトを用いている。
ボルト14によって短尺天井梁4Bの内側と下側で固定
されるので、2つのボルト14間のスパンを長く取るこ
とができ、また柱脚金物7同士がボルト17によって短
尺床梁5Bの上側と内側で固定されるので、2つのボル
ト17間のスパンも長く取ることができる。そのため
に、ボルトの使用本数を増やしたり、サイズの大きなボ
ルトを用いたりすることなく、柱頭金物6同士もしくは
柱脚金物7同士を剛接合させることが可能となる。その
結果、天井梁、床梁又は柱等の構造部材を部分的に省略
することが可能となる。
7を使用することにより、建物ユニットの中柱を省略し
た例を図7を用いて説明する。図7において、建物ユニ
ット20,30は下階に設置され、建物ユニット40,
50は上階に設置される。建物ユニット20は天井梁2
1、床梁22及び柱23を、建物ユニット30は天井梁
31、床梁32及び柱33をそれぞれ有している。ま
た、建物ユニット40は天井梁41、床梁42及び柱4
3を、建物ユニット50は天井梁51、床梁52及び柱
53をそれぞれ有している。建物ユニット20,30の
上面には開口部24,34が、建物ユニット40,50
の下面には開口部44,54がそれぞれ設けられ、建物
ユニット20,30,40,50を互いに接合したと
き、開口部24,34,44,54には例えば階段が設
置される。
と建物ユニット30の天井梁31Aとは上記構成の柱頭
金物を用いて接合される。さらに、建物ユニット40の
床梁42Aと建物ユニット50の床梁52Aとは上記構
成の柱脚金物を用いて接合される。このように柱頭金物
又は柱脚金物を用いることにより、天井梁21Aと天井
梁31Aとが剛接合で連結され、また床梁42Aと床梁
52Aとが剛接合で連結されるので、各建物ユニットの
中柱25,35,45,55を省略することができる。
述してきたが、具体的な構成は本実施の形態に限らず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があって
も本発明に含まれる。
ルト14で、また柱脚金物7の上下部も各1本のボルト
17でそれぞれ結合するようにしていたが、柱頭金物6
や柱脚金物7の部分に過大な荷重が加わる場合は、勿
論、高力ボルト14,17の本数を増やしもよい。
ボルト間のスパンを大きく取ることが可能となり、ボル
トの使用本数を増やしたり、サイズの大きなボルトを用
いたりすることなく、金物同士を剛接合させることがで
きる。その結果、天井梁、床梁又は柱等の構造部材を部
分的に省略することができ、従来のユニット建物では構
造的に不可能であった空間形状の居室を実現することが
可能となる。
ある。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 天井梁、床梁及び柱を有する建物ユニッ
トが複数設けられ、前記各建物ユニットの柱梁交差部又
は梁梁交差部に設けられた接合用の金物同士をボルト結
合することにより、前記各建物ユニットを接合したユニ
ット建物において、 前記接合用の金物はこの金物に接合される梁の高さより
も長い縦長形状に形成され、かつ前記金物は前記梁の内
側の少なくとも1箇所と前記梁の上側又は下側の少なく
とも1箇所でボルト結合されていることを特徴とするユ
ニット建物。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット建物におい
て、 前記金物が設けられた箇所では、天井梁、床梁又は柱が
部分的に省略されていることを特徴とするユニット建
物。 - 【請求項3】 請求項1に記載のユニット建物におい
て、 前記金物同士は高力ボルトによりボルト結合されている
ことを特徴とするユニット建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25194997A JPH1193270A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ユニット建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25194997A JPH1193270A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ユニット建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193270A true JPH1193270A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17230388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25194997A Withdrawn JPH1193270A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ユニット建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1193270A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001173105A (ja) * | 1999-05-10 | 2001-06-26 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
JP2005248690A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-09-15 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物の接合構造 |
JP2021046713A (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | 積水化学工業株式会社 | ユニット建物 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP25194997A patent/JPH1193270A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001173105A (ja) * | 1999-05-10 | 2001-06-26 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物 |
JP2005248690A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-09-15 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット建物の接合構造 |
JP2021046713A (ja) * | 2019-09-18 | 2021-03-25 | 積水化学工業株式会社 | ユニット建物 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051122 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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