JPH1186541A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JPH1186541A
JPH1186541A JP9237302A JP23730297A JPH1186541A JP H1186541 A JPH1186541 A JP H1186541A JP 9237302 A JP9237302 A JP 9237302A JP 23730297 A JP23730297 A JP 23730297A JP H1186541 A JPH1186541 A JP H1186541A
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JP
Japan
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bank
signal
operation mode
circuit
designating
Prior art date
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Withdrawn
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JP9237302A
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English (en)
Inventor
Seiji Sawada
誠二 澤田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US09/041,177 priority patent/US5903514A/en
Priority to TW087106965A priority patent/TW375739B/zh
Priority to DE19821215A priority patent/DE19821215A1/de
Priority to CN98108372A priority patent/CN1130729C/zh
Priority to KR1019980031998A priority patent/KR100304097B1/ko
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Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/413Auxiliary circuits, e.g. for addressing, decoding, driving, writing, sensing, timing or power reduction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/12Group selection circuits, e.g. for memory block selection, chip selection, array selection

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Memory System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチバンク半導体記憶装置のバンク指定の
制御を簡略化する。 【解決手段】 バンク駆動信号発生回路(30)は、バ
ンク(♯A,♯B)それぞれに対応して設けられたバン
ク駆動回路(5,6)からのアレイ活性化信号ACT♯
AおよびACT♯Bに従って、1つのバンクのみが活性
状態のときには、コマンドデコーダ(2)から与えられ
る動作モード指示信号(φ)に対応する動作モード指定
信号(φA,φB)を、この活性状態のバンクに対して
設けられたバンク駆動回路に与える。このときバンクア
ドレス信号の状態は任意である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、互いに独立に活性/非活性状態へ駆動す
ることのできる複数のバンクを有するマルチバンク半導
体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は、ク
ロック信号に同期して動作する同期型半導体記憶装置の
バンク制御の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック信号に同期してデータの入出力
を行なう同期型半導体記憶装置が知られている。この同
期型半導体記憶装置は、クロック信号がデータの入出力
速度を決定しており、したがってたとえばシステムクロ
ックである高速のクロック信号に従ったデータ転送を実
現することができ、高速動作するプロセサに対し必要な
データを短期間で与えることができる。これにより、プ
ロセサの待ち時間が短くなり、処理システムの性能が改
善される。
【0003】このような同期型半導体記憶装置の1つ
に、シンクロナス・ダイナミック・ランダム・アクセス
・メモリ(SDRAM)がある。このSDRAMは、メ
モリセルに、1トランジスタ/1キャパシタ型のダイナ
ミック型メモリセルが用いられており、また、外部から
の信号、すなわち制御信号およびアドレス信号および書
込データがクロック信号のたとえば立上がりエッジで装
置内部に取込まれ、また読出データはクロック信号の立
上がりエッジで確定状態となる。このSDRAMにおい
ては、動作モード指示は、複数の外部制御信号の論理状
態の組合せにより与えられる。この動作モード指示は、
通常、「コマンド」と呼ばれる。このコマンド形態で動
作モードを指示することにより、各クロックサイクルご
とに動作モード指示を与えることが可能となり、したが
って内部で複数のメモリアレイを互いに独立に駆動する
ことができる。このため、通常SDRAMにおいては、
複数のバンクが内部に設けられる。たとえば、16Mビ
ットSDRAMについては、内部に2バンク設けるとい
う仕様がJEDEC(ジョイント・エレクトロン・ディ
バイス・エンジニアリング・カウンシル)で標準化され
ている。
【0004】図25は、従来のSDRAMのデータ読出
時の外部信号の状態を示す図である。以下、図25を参
照して、従来のSDRAMのデータ読出動作について説
明する。
【0005】クロックサイクル♯0において、外部クロ
ック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、外部
のロウアドレスストローブ信号ZRASをLレベルに設
定し、コラムアドレスストローブ信号ZCASおよびラ
イトイネーブル信号ZWEをHレベルに設定する。この
信号の状態は、アクティブコマンドと呼ばれ、アレイ活
性化が指定される。ここで、「アレイ活性化」は、メモ
リセルアレイの行を選択状態へ駆動しかつこの選択行に
接続されるメモリセルのデータのセンスアンプによる検
知、増幅およびラッチを行なう動作を示す。このアクテ
ィブコマンドが与えられると、そのときのアドレス信号
ADDをロウアドレス信号Xとしてバンクアドレス信号
BAが指定するバンクに対する行選択動作が行なわれ
る。今、バンクが2つ設けられている構成を考え、バン
クアドレス信号BAは1ビットの信号であり、クロック
サイクル♯0においては、このバンクアドレス信号BA
がHレベルに設定され、バンク♯Aが指定された場合を
考える。これにより、バンク♯Aが活性状態へ駆動され
る。
【0006】クロックサイクル♯1において、外部クロ
ック信号extCLKの立上がりエッジにおいて、ロウ
アドレスストローブ信号ZRASおよびライトイネーブ
ル信号ZWEをHレベルに設定しかつコラムアドレスス
トローブ信号ZCASをLレベルに設定する。この状態
は、リードコマンドと呼ばれ、データの読出が指定され
る。このリードコマンドが与えられると、そのときのバ
ンクアドレス信号BAが指定するバンク♯Aに対しその
ときのアドレス信号ADDを列アドレス信号として列選
択動作が行なわれ、この選択メモリセルのデータが読出
される。
【0007】SDRAMにおいては、リードコマンドが
与えられてから有効データが出力されるまでに必要とさ
れるクロックサイクル期間をCASレイテンシと呼び、
このCASレイテンシ経過時に有効データが出力され
る。図25においては、CASレイテンシが2の場合の
データ読出動作を示す。したがって、このバンク♯Aに
おいて列アドレス信号Yによりアドレス指定されたメモ
リセルのデータが、クロックサイクル♯3のクロック信
号extCLKの立上がりエッジで確定状態となる(デ
ータa0で示す)。
【0008】SDRAMにおいては、このリードコマン
ドが与えられたときのアドレス信号を先頭アドレスとし
て、内部で所定のシーケンスで列アドレス信号が発生さ
れ、内部で発生された列アドレス信号(バーストアドレ
ス信号)に従って順次メモリセルの選択動作が行なわれ
る。したがって以降クロックサイクル♯4、♯5および
♯6においてこのバンク♯Aからデータa1、a2、お
よびa3が順次読出される。
【0009】このバンク♯Aからのデータ読出と並行し
て、クロックサイクル♯4においてアクティブコマンド
を与え、このとき、バンクアドレス信号BAをLレベル
に設定し、別のバンク♯Bを指定する。これによりクロ
ックサイクル♯4においては、そのときのアドレス信号
ADDをロウアドレス信号Xとして、バンク♯Bの活性
化が行なわれ、行選択動作が行なわれる。
【0010】クロックサイクル♯5において再びバンク
アドレス信号BAをLレベルとしてバンク♯Bを指定
し、リードコマンドを与える。このリードコマンドによ
り、バンク♯Bにおいて列選択動作が行なわれ、この選
択列上のメモリセルのデータの読出が行なわれる。
【0011】CASレイテンシが2であり、このバンク
♯Bにおいて、クロックサイクル♯6においてデータの
読出が行なわれ、クロックサイクル♯7の外部クロック
信号extCLKの立上がりエッジにおいて、このバン
ク♯Bからのメモリセルデータb0が確定状態となる。
このバンク♯Bにおいても、内部でバーストアドレス信
号が発生され、順次メモリセルの選択が行なわれて選択
メモリセルのデータの読出が行なわれる。この1つのリ
ードコマンドが与えられたときに連続して読出されるデ
ータの数をバースト長と呼ぶ。図25においてはバース
ト長が4の場合のデータ読出動作が示される。
【0012】一方、クロックサイクル♯6において、ロ
ウアドレスストローブ信号ZRASおよびライトイネー
ブル信号ZWEをLレベルに設定し、コラムアドレスス
トローブ信号ZCASをHレベルに設定し、プリチャー
ジコマンドを与える。このプリチャージコマンドは活性
状態のバンクを非活性状態に駆動するコマンドである。
このプリチャージコマンドにおいては、バンクアドレス
信号BAに従ってこのアドレス指定されたバンクに対す
るプリチャージが行なわれる。したがってこのクロック
サイクル♯6の外部クロック信号extCLKの立上が
りエッジにおいて、バンクアドレス信号BAはHレベル
であり、バンク♯Aが指定されており、バンク♯Aの非
活性化が行なわれる。
【0013】一方、バンク♯Bからのデータb1、b
2、およびb3の読出動作と並行して、クロックサイク
ル♯8において、再びバンクアドレス信号BAをHレベ
ルに設定し、バンク♯Aに対するアクティブコマンドを
与える。これにより、バンク♯Aが再び活性化される。
次いでクロックサイクル♯9においてバンク♯Aに対す
るリードコマンドを与える。このバンク♯Aからのデー
タは、バンク♯Bからのバースト長データの最後のデー
タb3の読出に続いて、読出される(図25においては
(a)で示す)。
【0014】上述のように、2つのバンクが設けられて
いる場合、バンクを交互に活性/非活性化することによ
り、異なる行(ワード線)へアクセスする場合において
も、いわゆる標準DRAMにおけるRASプリチャージ
時間が不要となり、高速のデータ読出を行なうことがで
きる。
【0015】図26は、データ書込時の外部信号の状態
を示すタイミングチャート図である。以下、図21を参
照して、データ読出動作について説明する。この図26
においても、バンクが2つ設けられており、これらのバ
ンクに交互にバースト長4でデータを書込む際の動作シ
ーケンスが示される。
【0016】クロックサイクル♯0においてバンクアド
レス信号BAをHレベルに設定してアクティブコマンド
を与える。これにより、バンク♯Aが活性化され、その
ときのアドレス信号ADDをロウアドレス信号Xとして
行選択動作が行なわれる。
【0017】クロックサイクル♯1の外部クロック信号
extCLKの立上がりエッジで、ロウアドレスストロ
ーブ信号ZRASをHレベルに設定し、かつコラムアド
レスストローブ信号ZCASおよびライトイネーブル信
号ZWEをLレベルに設定してライトコマンドを与え
る。このライトコマンドと同時に与えられるバンクアド
レス信号BAをHレベルに設定し、バンク♯Aに対する
データ書込を指示する。このライトコマンドが与えられ
ると、そのときのアドレス信号ADDを列アドレス信号
として列選択が行なわれてデータの書込が行なわれる。
【0018】データ書込時においては、ライトコマンド
が与えられたクロックサイクルに与えられたデータがS
DRAM内部に取込まれて書込が行なわれる。すなわち
クロックサイクル♯1において与えられたデータc0が
装置内部に取込まれる。以降、データ読出時と同様にし
て、バンク♯Aにおいて、このクロックサイクル♯1に
与えられたアドレス信号ADDを先頭アドレスとして内
部で所定のシーケンスで列アドレス信号が生成され、ク
ロックサイクル♯2、♯3および♯4においてそれぞれ
列選択動作が行なわれ、そのとき与えられるデータc
1、c2およびc3が所定のシーケンスで順次選択メモ
リセルに書込まれる。
【0019】このバンク♯Aに対するデータ書込動作と
並行して、クロックサイクル♯4において、バンクアド
レス信号BAをLレベルに設定してアクティブコマンド
を与える。この場合、バンク♯Bに対する活性化指示が
与えられ、バンク♯Bにおいて、そのときのアドレス信
号ADDをロウアドレス信号Xとしてメモリセル行の選
択動作が行なわれる。次のクロックサイクル♯5におい
て再びバンクアドレス信号BAをLレベルに設定して、
ライトコマンドを与える。これにより、クロックサイク
ル♯5において与えられたデータb0がSDRAM内部
に取込まれ、このバンク♯Bに対するデータ書込動作が
行なわれる。以降バンク♯Bにおいても、内部でバース
トアドレス信号が所定のシーケンスで発生されて、内部
で列選択動作が行なわれ、クロックサイクル♯6、♯7
および♯8においてそれぞれ与えられたデータd1、d
2およびd3がそれぞれ装置内部に取込まれて、所定の
シーケンスで選択メモリセルへのデータの書込が行なわ
れる。
【0020】このバンク♯Bに対するデータ書込動作と
並行して、クロックサイクル♯6においてバンクアドレ
ス信号BAをHレベルに設定してプリチャージコマンド
を与える。これにより、バンク♯Aが非活性化され、メ
モリセルアレイがプリチャージ状態に復帰する。
【0021】再び、クロックサイクル♯8において、バ
ンクアドレス信号BAをHレベルに設定してアクティブ
コマンドを与えると、この非活性状態のバンク♯Aが再
び活性化され、メモリセル行が選択される。次いでクロ
ックサイクル♯9においてバンクアドレス信号BAをH
レベルとして、バンク♯Aに対するライトコマンドを与
える。これにより、クロックサイクル♯9からバンク♯
Aに対するデータ書込が行なわれる、以降データc4お
よびc5…が所定のシーケンスで、このバンク♯Aの選
択メモリセルへ書込まれる。
【0022】このデータ書込時においても、バンク♯A
および♯Bを交互に活性化/非活性化してデータ書込を
行なうことにより、ページ切換などのときに一旦メモリ
セルアレイをプリチャージ状態に復帰させるとき必要と
されるRASプリチャージ時間(メモリセルアレイをプ
リチャージ状態に復帰させてから再び活性状態に駆動す
るまでに必要とされる時間)が外部からのアクセスに対
する影響を及ぼすことがなく、各クロックサイクルにお
いて順次データを書込むことができ、高速データ書込が
可能となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】図27は、従来のSD
RAMの要部の構成を示す図である。図27において、
従来のSDRAMは、外部クロック信号extCLKに
同期して発生される内部クロック信号CLKの立上がり
エッジで外部からのバンクアドレス信号BAを取込み、
互いに相補な内部バンクアドレス信号BAiおよび/B
Aiを生成するバンクアドレス入力バッファ1と、内部
クロック信号CLKの立上がりエッジで、外部からの制
御信号ZRAS、ZCASおよびZWEを取込み、その
状態を判定し、該判定結果に従って動作モード指示信号
φを生成するコマンドデコーダ2と、このコマンドデコ
ーダ2からの動作モード指示信号φとバンクアドレス入
力バッファ1からの内部バンクアドレス信号BAiおよ
び/BAiに従ってバンク♯Aおよびバンク♯Bに対す
る動作モード指定信号を出力するバンク制御回路3を含
む。図27において、コマンドデコーダ2からの動作モ
ード指示信号φは、先の図25および図26に示す各コ
マンドに対応して発生されるが、図27においては、1
つの信号φで代表的に示す。
【0024】バンク制御回路3は、内部バンクアドレス
信号BAiと動作モード指示信号φを受けるAND回路
3aと、内部バンクアドレス信号/BAiと動作モード
指示信号φを受けるAND回路3bを含む。AND回路
3aからバンク♯Aに対する動作モード指定信号φAが
出力され、AND回路3bからバンク♯Bに対する動作
モード指定信号φBが出力される。
【0025】バンクアドレス入力バッファ1から生成さ
れる内部バンクアドレス信号BAiおよび/BAiの一
方はHレベル、他方はLレベルとなる。したがって、こ
のバンクアドレス信号BAが指定するバンクに対しての
み、コマンドデコーダ2からの動作モード指示信号に従
った動作モード指定信号が出力され、アドレス指定され
たバンクに対する動作モード指定信号が活性状態(Hレ
ベル)となり、指定された動作が実行される。
【0026】この図27に示すように、コマンドをSD
RAMに与える場合には、その動作を実行するバンクを
指定するバンクアドレス信号BAを与える必要がある。
これは、2つのバンクが同時に活性化されることがある
ため、活性状態のバンクに対する動作モードを確実に指
定するためである。
【0027】しかしながら、このようなバンクインタリ
ーブ態様での高速アクセスを行なう必要はなく、常時1
つのバンクのみを活性化させてアクセスする場合があ
る。たとえば、画像処理分野において、2つのバンクの
一方のバンクに偶数フィールドの画素データを格納し、
他方のバンクに奇数フィールドのバンクを画素データを
格納する構成の場合、1フィールド期間は、一方のバン
クのみアクセスされるため、1つのバンクへ連続的にア
クセスすることになる。この場合、アクティブコマンド
を与えるときにそのときのバンクアドレス信号に従って
活性化すべきバンクを指定すれば、以後の動作モード指
示は、この活性化されたバンクに対するものであり、リ
ードコマンド、ライトコマンドおよびプリチャージコマ
ンド印加時において特にバンクアドレス信号を用いてバ
ンクを指定する必要はない。しかしながら、従来のSD
RAMにおいては、一旦バンクを活性化すれば、以後の
そのバンクに対する動作モード指示は、常にバンクアド
レス信号を同時に与えて指定する必要があり、不必要に
バンクアドレス信号を駆動する必要があり、バンクアド
レス信号を駆動するための電力が不必要に消費されシス
テム全体の消費電力を低減することができない。また、
このようなバンクが同時に活性化されない場合において
も、常にコマンドとともにバンクアドレス信号を与える
必要があり、動作が行なわれるバンクが明らかである場
合においても、外部のコントローラはバンクアドレス信
号を与える必要があり、外部コントローラの負荷が大き
くなるという問題があった。
【0028】それゆえ、この発明の目的は、バンク指定
のための外部コントローラの負荷が軽減される同期型半
導体記憶装置を提供することである。
【0029】この発明の他の目的は、バンク制御が容易
なマルチバンク半導体記憶装置を提供することである。
【0030】この発明のさらに他の目的は、複数のバン
クのうち1つのバンクのみが活性状態のとき、容易にこ
の活性状態のバンクに対する動作モードを指定すること
のできるマルチバンク半導体記憶装置を提供することで
ある。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、複数のバンク各々に対応して設けられ、与え
られた動作モード指定信号に従って対応のバンクを駆動
する複数のバンク駆動手段と、複数のバンク駆動手段に
結合され、これら複数のバンク各々が活性状態にあるか
否かを判定する判定し、判定結果が複数のバンクのうち
1つのバンクのみが活性状態にあることを示すとき、こ
の活性状態の1つのバンクに対して動作モード指示信号
に対応する動作モード指定信号を出力する駆動信号発生
手段とを備える。
【0032】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の駆動信号発生手段が、複数のバンク各々に対応して
設けられ、対応のバンク以外の他バンクのバンクの活性
/非活性を示すバンク活性化信号を受けるゲート手段と
複数のバンク各々に対応して設けられ、対応のゲート手
段の出力信号が、受けたバンク活性化信号がすべて非活
性状態にあることを示すとき該対応のバンクを指定する
バンク指定信号を活性状態に保持するバンク選択手段
と、複数のバンク各々に対応して設けられ、対応のバン
ク選択手段からの出力信号と動作モード指示信号と対応
のバンクのバンク活性化信号とを受けて対応のバンクへ
動作モード指定信号を出力する手段とを含む。
【0033】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置が、さらに、バンクを指定するバンクアドレス
信号とバンク活性化指示信号とを受け、このバンクアド
レス信号によりアドレス指定されたバンクを活性状態に
駆動するバンク活性化信号を発生する手段をさらに備
え、各バンク駆動手段は、バンク活性化信号に従って対
応のバンクを活性状態に置くアレイ活性化信号を発生す
る手段を含み、駆動信号発生手段は複数のバンク各々の
アレイ活性化信号に従って各バンクの活性/非活性状態
を判定する手段を含む。
【0034】請求項4に係る半導体記憶装置は、各々が
互いに独立に活性状態および非活性状態へ駆動すること
のできる複数のバンクと、クロック信号に同期して与え
られるバンクアドレス信号を受け、該受けたバンクアド
レス信号が指定するバンクを指示するバンク指示信号を
発生するバンク選択手段と、クロック信号に同期して与
えられるバンク活性化指示信号を受け、バンク選択手段
からのバンク指示信号が指定するバンクへアレイ活性化
信号を出力するバンク活性化手段と、クロック信号に同
期して与えられるバンク活性化指示信号と異なる動作モ
ード指示信号を受け、該受けた動作モード指示信号に対
応する内部指示信号を発生する手段と、複数のバンク各
々に対応して設けられ、バンク選択手段からのバンク指
定信号とバンク活性化手段からの対応のバンクおよび他
バンクのアレイ活性化信号とを受け、他バンクのアレイ
活性化信号がすべて非活性状態にありかつ対応のバンク
アレイ活性化信号が活性状態のとき、バンク選択手段か
らのバンク指定信号を無視して対応のバンクへ内部指示
信号をに従った動作モード活性化信号を与える複数の制
御手段を備える。
【0035】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
1の駆動信号発生手段が、判定結果が2以上のバンクが
活性状態にあることを示すとき、動作モード指示信号と
ともに与えられるバンクアドレス信号に従って、このバ
ンクバンクアドレス信号によりアドレス指定されたバン
クに対して動作モード指示信号に対応する動作モード指
定信号を出力する手段をさらに含む。
【0036】請求項6に係る半導体記憶装置は、請求項
1または4の装置において、動作モード指示信号は、デ
ータの書込を指示する書込モード指示信号である。
【0037】請求項7に係る半導体記憶装置は、請求項
1または4の装置における動作モード指示信号がデータ
の読出を指示する読出モード指示信号である。
【0038】請求項8に係る半導体記憶装置は、請求項
1または4の装置において、動作モード指示信号は、活
性状態のバンクを非活性状態に設定するプリチャージ指
示信号である。
【0039】複数のバンク各々が活性状態にあるか非活
性状態にあるかを常時監視し、動作モード指示信号が与
えられたとき、これら複数のバンクのうち1つのバンク
のみが活性状態のときにはこの活性状態のバンクに対
し、この動作モードを行なわせるための動作モード指定
信号を与えることにより、バンクアドレス信号がこの動
作モード指示信号とともに与えられない場合において
も、活性状態のバンクに対し指定された動作モードを行
なわせることができる。これにより、動作モード指示信
号とともにバンクアドレス信号を与える必要がなく、外
部のコントローラは、常にその動作モードが行なわれる
バンクを監視する必要がなく、また動作モード指示信号
とともに常にバンクアドレス信号を与える必要がなく、
バンク指定のための負荷が軽減され、これにより、バン
ク制御が容易となり、使い勝手のよいマルチバンク半導
体記憶装置を実現することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図1において、この半導体記憶装置は、2つのバン
ク♯Aおよび♯Bを含む。これらのバンク♯Aおよび♯
Bの構成については後に詳細に説明するが、行列状に配
列される複数のメモリセルと、この行および列をそれぞ
れ選択状態へ駆動するための回路およびデータの書込/
読出を行なうための読出/書込回路を含む。これらのバ
ンク♯Aおよび♯Bそれぞれに対し、バンク駆動信号発
生回路30からの動作モード指定信号φAおよびφBに
従ってバンク♯Aおよび♯Bの動作を制御するバンク駆
動回路5および6が設けられる。
【0041】バンク駆動回路5および6は、それぞれ対
応のバンク♯Aおよび♯Bを活性状態に保持するアレイ
活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bを出力する。こ
れらのアレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bが
活性状態のとき、バンク♯Aおよびバンク♯Bは、それ
ぞれ活性状態にあり、この間データの書込/読出が可能
となる。これらのアレイ活性化信号ACT♯AおよびA
CT♯Bは、バンク駆動信号発生回路30からの動作モ
ード指定信号により、その活性/非活性が制御される。
【0042】このバンク駆動信号発生回路30は、コマ
ンドデコーダ2からの動作モード指示信号に従って各種
動作モード指定信号を出力するが、図1においては、バ
ンク♯Aに対する動作モード指定信号φAおよびバンク
♯Bに対する動作モード指定信号φBを代表的に示す。
【0043】バンク駆動信号発生回路30は、バンク駆
動回路5および6からのアレイ活性化信号ACT♯Aお
よびACT♯Bを入力し、これらのアレイ活性化信号A
CT♯AおよびACT♯Bがともに活性状態のときに
は、バンクアドレス信号入力バッファ1から与えられる
バンクアドレス信号BAiおよび/BAiに従ってアド
レス指定されたバンクに対し動作モード指定信号を発生
する。アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bの
一方のみが活性状態のときには、このバンク駆動信号発
生回路30は、コマンドデコーダ2からの動作モード指
示信号φを受けると、この活性状態とされたバンクに対
して、この受けた動作モード指示信号に対する動作モー
ド指定信号を出力する。この場合には、バンクアドレス
信号入力バッファ1からの内部バンクアドレス信号BA
iおよび/BAiは無視される。
【0044】アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT
♯Bがともに非活性状態のときには、バンク♯Aおよび
バンク♯Bがともに非活性状態にあり、この場合におい
ては、バンク駆動信号発生回路30は、コマンドデコー
ダ2からバンク活性化指示信号が与えられたとき、すな
わちアクティブコマンドが与えられたときのみ対応のバ
ンクを活性化するための動作モード指定信号を出力す
る。
【0045】これにより、1つのバンクのみが活性状態
のときには、バンクアドレス信号を与える必要がなく、
バンクに対するデータの書込/読出時およびプリチャー
ジ動作時において、バンクアドレス信号を与える必要が
なく、外部コントローラのバンク制御のための負荷が軽
減される。
【0046】この半導体記憶装置は、さらに、外部から
のアドレス信号ADを取込み内部ロウアドレス信号Xお
よび内部列アドレス信号Yを生成してバンク♯Aおよび
♯Bへ与えるアドレス信号入力バッファ4と、バンク♯
Aおよび♯Bに共通内部データバス8を介して結合さ
れ、バンク駆動信号発生回路30の制御の下に、選択さ
れた(アドレス指定された)バンクと装置外部との間で
データの入出力を行なう入出力回路7と、外部クロック
信号extCLKに同期して内部クロック信号CLKを
発生するクロック発生回路9を含む。このクロック発生
回路9からの内部クロック信号CLKが各回路へ与えら
れ、この内部クロック信号CLKに同期して内部動作が
行なわれる。次に各部の構成について説明する。
【0047】[バンクアドレス信号入力バッファの構
成]図2は、図1に示すバンクアドレス信号入力バッフ
ァ1の構成の一例を示す図である。図2において、バン
クアドレス信号入力バッファ1は、内部クロック信号C
LKの反転信号/CLKがHレベルのとき導通し、外部
からのバンクアドレス信号BAを通過させるnチャネル
MOSトランジスタで構成されるトランスファーゲート
1aと、トランスファーゲート1aからのバンクアドレ
ス信号を受けて内部バンクアドレス信号BAiを生成す
る2段の縦続接続されるインバータ1bおよび1cと、
インバータ1bの出力信号を反転してインバータ1bの
入力部へ伝達するインバータ1dを含む。インバータ1
bから、補の内部バンクアドレス信号/BAiが生成さ
れる。
【0048】この図2に示すバンクアドレス信号入力バ
ッファ1の構成においては、内部クロック信号CLKが
Hレベルとなると、反転内部クロック信号/CLKはL
レベルとなり、トランスファーゲート1aが非導通状態
となる。これにより、外部からのバンクアドレス信号B
Aが取込まれ、インバータ1bおよび1dによりラッチ
され、内部バンクアドレス信号BAiおよび/BAiが
確定状態となる。これにより、各クロックサイクルごと
に、クロック信号に同期して外部からのバンクアドレス
信号BAを取込み内部バンクアドレス信号BAiおよび
/BAiを生成することができる。
【0049】図1に示すアドレス信号入力バッファ4も
この図2に示すバンクアドレス信号入力バッファ1と同
様の構成を備える。
【0050】[コマンドデコーダの構成]図3は、図1
に示すコマンドデコーダ2の構成を概略的に示す図であ
る。図3において、コマンドデコーダ2は、内部クロッ
ク信号CLK、ロウアドレスストローブ信号ZRAS、
コラムアドレスストローブ信号ZCASおよびライトイ
ネーブル信号ZWEの組をそれぞれ受けるゲート回路2
aa、2pa、2raおよび2waを含む。
【0051】ゲート回路2aaは、ロウアドレスストロ
ーブ信号ZRASがLレベルにありかつ内部クロック信
号CLK、コラムアドレスストローブ信号ZCASおよ
びライトイネーブル信号ZWEがHレベルのときにHレ
ベルの信号を出力する。
【0052】ゲート回路2paは、ロウアドレスストロ
ーブ信号ZRASおよびライトイネーブル信号ZWEが
ともにLレベルにありかつ内部クロック信号CLKおよ
びコラムアドレスストローブ信号ZCASがHレベルの
ときにHレベルの信号を出力する。
【0053】ゲート回路2raは、内部クロック信号C
LK、ロウアドレスストローブ信号ZRASおよびライ
トイネーブル信号ZWEがHレベルにありかつコラムア
ドレスストローブ信号ZCASがLレベルのときにHレ
ベルの信号を出力する。
【0054】ゲート回路2waは、内部クロック信号C
LKおよびロウアドレスストローブ信号ZRASがとも
にHレベルにありかつコラムアドレスストローブ信号Z
CASおよびライトイネーブル信号ZWEがともにLレ
ベルのときにHレベルの信号を出力する。
【0055】すなわち、ゲート回路2aaはアクティブ
コマンドが与えられるとHレベルの信号を出力し、ゲー
ト回路2paはプリチャージコマンドが与えられるとH
レベルの信号を出力し、ゲート回路2raはリードコマ
ンドが与えられたときにHレベルの信号を出力し、ゲー
ト回路2waはライトコマンドが与えられたときにHレ
ベルの信号を出力する。
【0056】これらのゲート回路2aa、2pa、2r
aおよび2waそれぞれに対応して、対応のゲート回路
の出力信号の立上がりに応答して所定の時間幅のワンシ
ョットのパルス信号を出力するパルス発生回路2ab、
2pb、2rb、および2wbが設けられる。パルス発
生回路2abからアレイ活性化指示信号φaが出力さ
れ、パルス発生回路2pbからプリチャージ指示信号φ
pが出力され、パルス発生回路2rbからリード動作指
示信号φrが出力され、パルス発生回路2wbからライ
ト動作指示信号φwが出力される。
【0057】これらの信号φa、φp、φr、φwを動
作モード指示信号として、指示された動作が活性化され
る。
【0058】図4は、図3に示すコマンドデコーダの動
作を示すタイミングチャート図である。以下、図4を参
照して図3に示すコマンドデコーダの動作について説明
する。
【0059】クロックサイクル♯1においてアクティブ
コマンドを与えると、図3に示すゲート回路2aaの出
力信号がHレベルとなり、パルス発生回路2abからの
アレイ活性化指示信号φaが所定期間Hレベルとなる。
他の信号φp、φrおよびφwはLレベルの非活性状態
を維持する。
【0060】クロックサイクル♯2においてリードコマ
ンドを与えると、図3に示すゲート回路2raの出力信
号がHレベルとなり、パルス発生回路2rbからのリー
ド動作指示信号φrが所定期間Hレベルとなる。他の信
号φa、φwおよびφpはLレベルの非活性状態を維持
する。
【0061】クロックサイクル♯3においてライトコマ
ンドを与えると、ゲート回路2waの出力信号がHレベ
ルとなり、パルス発生回路2wbからのライト動作指示
信号φwが所定期間Hレベルの活性状態となる。残りの
信号φa、φrおよびφpはLレベルの非活性状態を維
持する。
【0062】クロックサイクル♯4においてプリチャー
ジコマンドを与えると、ゲート回路2paの出力信号が
Hレベルに立上がり、パルス発生回路2pbからのプリ
チャージ指示信号φpが所定期間Hレベルとなる。信号
φa、φrおよびφwはLレベルの非活性状態を維持す
る。
【0063】図3に示すコマンドデコーダを用いて内部
クロック信号CLKの対上がりエッジにおける制御信号
の論理状態の組合せに従って内部動作モード指定信号を
出力することにより、内部動作モードは、内部クロック
信号CLKの立上がりエッジを基準として指定され、外
部の制御信号ZRAS、ZCASおよびZWEのスキュ
ーに対するマージンなどを考慮する必要がなく、高速で
内部動作を開始することができる。またパルス発生回路
2ab、2pb、2rbおよび2wbを用いてワンショ
ットのパルス信号の形で動作モード指示信号を出力する
ことにより、確実に所定の時間幅を有する動作モード指
示信号を生成することができる。
【0064】[コマンドデコーダの変更例]図5は、図
1に示すコマンドデコーダの変更例の構成を示す図であ
る。図5においては、プリチャージ動作指定信号を発生
する部分の構成のみを示す。アレイ活性化指示信号φ
a、リード動作指示信号φrおよびライト動作指示信号
φwを発生する部分の構成は、図3に示すコマンドデコ
ーダの構成と同じである。
【0065】図5において、このコマンドデコーダは、
内部クロック信号CLKとロウアドレスストローブ信号
ZRASとコラムアドレスストローブ信号ZCASと特
定のアドレス信号ビットA10を受けるゲート回路2p
cと、ゲート回路2pcの出力信号の活性化に応答して
起動され、バースト長期間をカウントするバースト長カ
ウンタ2pdと、内部クロック信号CLK、ロウアドレ
スストローブ信号ZRAS、コラムアドレスストローブ
信号ZCASおよびライトイネーブル信号ZWEを受け
るゲート回路2paと、ゲート回路2paの出力信号φ
ppとバースト長カウンタ2pdのカウントアップ信号
φapを受けるOR回路2peと、OR回路2peの出
力信号の活性化に応答して所定の時間幅を有するプリチ
ャージ指示信号φpを出力するパルス発生回路2pbを
含む。
【0066】ゲート回路2paおよびパルス発生回路2
pbは、図3に示す構成と同じである。ゲート回路2p
cは、内部クロック信号CLKおよびロウアドレススト
ローブ信号ZRASがHレベルにありかつコラムアドレ
スストローブ信号ZCASがLレベルにありかつアドレ
ス信号ビットA10がHレベルのときにHレベルの活性
状態の信号を出力する。このゲート回路2pcは、した
がってリードコマンドまたはライトコマンドが与えられ
かつアドレス信号ビットA10がHレベルに設定された
とき(オートプリチャージコマンドが与えられたとき)
にHレベルの信号を出力する。バースト長カウンタ2p
dは、このゲート回路2pcの出力信号をバースト長期
間シフトして(遅延して)バースト長期間経過時に、プ
リチャージ指示信号φapを出力する。OR回路2pe
は、ゲート回路2paからの信号φppとバッファ長カ
ウンタ2pdからの信号φapの一方が活性状態となる
とHレベルの活性状態の信号を出力する。
【0067】したがって、プリチャージトリガ信号φp
は、プリチャージコマンドまたはオートプリチャージコ
マンドが与えられたときに活性状態とされる。次に、図
5に示すコマンドデコーダの動作を図6に示すタイミン
グチャート図を参照して説明する。
【0068】クロックサイクル♯aにおいてプリチャー
ジコマンドを与えると、ゲート回路2paの出力信号φ
ppがHレベルに立上がり、応じてOR回路2peの出
力信号がHレベルとなる。パルス発生回路2pbがこの
OR回路2peの出力信号の活性化に応答して所定の時
間幅を有するプリチャージ指示信号φpを出力する。
【0069】一方、クロックサイクル♯bにおいて、ロ
ウアドレスストローブ信号ZRASおよびアドレス信号
ビットA10をHレベルに設定し、コラムアドレススト
ローブ信号ZCASをLレベルに設定する。ライトイネ
ーブル信号ZWEは、リードコマンドまたはライトコマ
ンドに合わせてHレベルまたはLレベルに設定される。
この信号の組合せ状態は、オートプリチャージコマンド
であり、ゲート回路2pcの出力信号がHレベルとな
り、バースト長カウンタ2pdが起動される。今、バー
スト長が4であるとすると、4クロックサイクル経過後
のクロックサイクル♯cにおいてこのバースト長カウン
タ2pdからのカウントアップ信号φapがHレベルと
なり、OR回路2peを介してパルス発生回路2pbか
らのプリチャージ指示信号φpが所定期間Hレベルとな
る。このオートプリチャージコマンドを用いることによ
り、リードコマンドまたはライトコマンド印加時と同時
にプリチャージコマンドを与えることができ、このクロ
ックサイクル♯cにおいて別のコマンドを印加すること
ができ、また外部のコントローラは、リード動作または
ライト動作を行なった後に新たにプリチャージコマンド
を印加する必要がなく、コマンド印加シーケンスが簡略
化される。
【0070】[バンク駆動信号発生回路の構成1]図7
は、図1に示すバンク駆動信号発生回路30のアレイ活
性化に関連するアレイ活性化指定信号を発生する部分の
構成を概略的に示す図である。図7において、バンク駆
動信号発生回路30は、バンクアドレス信号ビットBA
iがHレベルのとき、ワンショットのパルス信号のバン
ク指定信号φbaを発生するワンショットパルス発生回
路30aaと、バンクアドレス信号/BAiがHレベル
のときにワンショットのパルス信号のバンク指定信号φ
bbを出力するワンショットパルス発生回路30ab
と、ワンショットパルス発生回路30aaからのバンク
指定信号φbaと、コマンドデコーダからのアレイ活性
化指示信号φaとを受け、バンク♯Aに対するアレイ活
性化指定信号φaaを出力するNAND回路30ac
と、ワンショットパルス発生回路30abからのバンク
指定信号φbbとアレイ活性化指示信号φaとを受け、
バンク♯Bに対するアレイ活性化トリガ信号φabを出
力するNAND回路30adを含む。次に、この図7に
示すアレイ活性化トリガ信号発生部の動作を図8に示す
タイミングチャート図を参照して説明する。
【0071】図8において、まずクロックサイクル♯a
において、バンク♯Aに対するアクティブコマンドが与
えられる。バンク♯Aは、バンクアドレス信号BAiが
Hのときに指定される。これにより、ワンショットパル
ス発生回路30aaからのバンク指定信号φbaが所定
期間Hレベルとなる。一方、ワンショットパルス発生回
路30abからのバンク指定信号φbbはLレベルを維
持する。アクティブコマンドが与えられているため、コ
マンドデコーダからのアレイ活性化指示信号φaに従っ
て、NAND回路30acからのアレイ活性化トリガ信
号φaaがLレベルの活性状態へ駆動される。ここで、
アレイ活性化トリガ信号の活性状態をLレベルに設定し
ているのは、バンク駆動回路におけるアレイ活性化を行
なうための回路部の構成の論理に合わせるためである。
【0072】一方、クロックサイクル♯bにおいてバン
ク♯Bに対するアクティブコマンドを与える。このバン
ク♯Bは、バンクアドレス信号BAiがLのときに指定
される。したがって、ワンショットパルス発生回路30
abが、Hレベルの補のバンクアドレス信号/BAiに
従ってバンク指定信号φbbをHレベルへ駆動する。ま
たコマンドデコーダは、このアクティブコマンドに従っ
てアレイ活性化指示信号φaを所定期間Hレベルに駆動
する。したがってNAND回路30adからのアレイ活
性化トリガ信号φabが所定期間Lレベルの活性状態と
なる。
【0073】アクティブコマンドは、常にバンクアドレ
ス信号と同時に与えられる。後に詳細に示すように、活
性状態とされたバンクに対して与えられる動作モード指
示に対し、活性状態とされるバンクの数に応じて、バン
クアドレス信号の有効/無効が決定される。
【0074】[バンクの行系回路部の構成]図9は、図
1に示すバンク駆動回路5および6、バンク♯Aおよび
バンク♯Bの行選択に関連する部分の構成を概略的に示
す図である。バンク♯Aおよびバンク♯Bは同じ構成を
備えるため、図9においては、バンク♯Aに対する構成
を具体的に示す。図9において、バンク♯Aは、行列状
に配列される複数のメモリセルMCを有するメモリセル
アレイ50を含む。このメモリセルアレイ50は、メモ
リセルMCの各行に対応して配置され、各々に対応の行
のメモリセルが接続するワード線WLとメモリセルの各
列に対応して配置され、各々に対応の列のメモリセルが
接続する複数のビット線対BLPを含む。図9において
は、1つのビット線対BLPと1つのワード線WLと、
このビット線対BLPとワード線WLの交差部に対応し
て配置されるメモリセルMCを代表的に示す。このメモ
リセルMCは、1トランジスタ/1キャパシタ型のダイ
ナミック型メモリセルの構成を備える。
【0075】バンク♯Aは、さらに、図1に示すアドレ
ス信号入力バッファから与えられるロウアドレス信号X
を活性化時ラッチする行アドレスラッチ52と、活性化
時この行アドレスラッチ52にラッチされた内部ロウア
ドレス信号に従ってメモリセルアレイ50のアドレス指
定された行に対するワード線を選択状態へ駆動する行選
択回路54と、活性化時この選択ワード線に接続される
メモリセルのデータの検知、増幅およびラッチを行なう
センスアンプ回路58と、活性化時ビット線対BLPの
各ビット線の電位を所定電位にプリチャージしかつイコ
ライズするビット線イコライズ回路56を含む。
【0076】行選択回路54は、行アドレスラッチ52
にラッチされた内部行アドレス信号をデコードするデコ
ード回路と、このデコード回路の出力信号に従って対応
のワード線を選択状態へ駆動するワード線ドライブ回路
とを含む。センスアンプ回路58は、各ビット線対に対
応して設けられ、対応のビット線対の電位を差動的に増
幅する複数のセンスアンプを含む。ビット線イコライズ
回路56は、各ビット線対に対応して設けられ、対応の
ビット線対の各ビット線を所定電位にプリチャージしか
つイコライズするビット線プリチャージ/イコライズ回
路を含む。
【0077】このバンク♯Aに対して設けられたバンク
駆動回路5は、図1に示すバンク駆動信号発生回路から
与えられるアレイ活性化トリガ信号φaaの活性化に応
答してセットされ、かつプリチャージトリガ信号φpa
に応答してリセットされてアレイ活性化信号ACT♯A
を出力するセット/リセットフリップフロップ5aと、
このセット/リセットフリップフロップ5aからのアレ
イ活性化信号ACT♯Aの活性化に従って、バンク♯A
の行系回路の動作を制御する制御信号を出力する行系制
御回路5bを含む。この行系制御回路5bは、行アドレ
スラッチ52、行選択回路54、ビット線イコライズ回
路56およびセンスアンプ回路58の活性/非活性を制
御する。この行系制御回路5bの構成は、標準DRAM
において、内部ロウアドレスストローブ信号RASの活
性化に従って所定のシーケンスでロウアドレス信号のラ
ッチ、ロウアドレス信号のデコード、ワード線の選択状
態への駆動、おびセンスアンプの活性化を行なう構成と
等価である。ビット線イコライズ回路56は、このアレ
イ活性化信号ACT♯Aの活性化時非活性状態に保持さ
れる。
【0078】セット/リセットフリップフロップ5a
は、アレイ活性化トリガ信号φaaを一方入力に受け
て、アレイ活性化信号ACT♯Aを出力するNAND回
路NA1と、インバータIVを介して与えられるプリチ
ャージトリガ信号φpaおよびアレイ活性化信号ACT
♯Aを受け、その出力信号をNAND回路NA1の他方
入力に与えるNAND回路NA2を含む。
【0079】バンク♯Bに対するバンク駆動回路6は、
アレイ活性化トリガ信号φabをセット入力Sに受けか
つプリチャージトリガ信号φpbをリセット入力Rに受
け、その出力Qからアレイ活性化信号ACT♯Bを出力
するセット/リセットフリップフロップ6aと、このセ
ット/リセットフリップフロップ6aからのアレイ活性
化信号ACT♯Bの活性化に従って、バンク♯Bの行系
回路を所定のシーケンスで活性化する行系制御回路6b
を含む。次に、この図9に示すバンク駆動回路の動作を
図10に示すタイミングチャート図を参照して説明す
る。
【0080】ここで、バンク駆動回路5および6は、単
に与えられるトリガ信号が異なるだけであり、図10に
おいては、バンク♯Aに対するバンク駆動回路5の動作
を示す。クロックサイクル♯aにおいて、バンク♯Aに
対するアクティブコマンドが与えられ、図7に示すバン
ク駆動信号発生回路30からのアレイ活性化トリガ信号
φaaが所定期間Lレベルの活性状態となる。このアレ
イ活性化トリガ信号φaaがLレベルとなると、バンク
駆動回路5に含まれるセット/リセットフリップフロッ
プ5aにおいて、NAND回路NA1から出力されるア
レイ活性化信号ACT♯AがHレベルの活性状態とな
る。これにより、行系制御回路5bが活性化され、行ア
ドレスラッチ52に与えられたロウアドレス信号Xをラ
ッチさせ、次いで行選択回路54を活性化し、次いでセ
ンスアンプ回路58を活性化する。ビット線イコライズ
回路56は、このアレイ活性化信号ACT♯Aの活性化
に従って非活性状態に駆動される。
【0081】アレイ活性化トリガ信号φaaがLレベル
からHレベルに復帰しても、プリチャージトリガ信号φ
paは非活性状態のLレベルであり、NAND回路NA
2の出力信号はHレベルであり、したがってアレイ活性
化信号ACT♯Aはこのセット/リセットフリップフロ
ップ5aによりラッチされてHレベルを保持する。
【0082】クロックサイクル♯bにおいて、バンク♯
Aに対するプリチャージコマンドが与えられるかまた
は、先のサイクルにおいてオートプリチャージコマンド
が与えられ、後に説明するように、バンク駆動信号発生
回路30からのプリチャージトリガ信号φpaが所定期
間Hレベルとなる。これにより、インバータIVの出力
信号がLレベルとなり、NAND回路NA2の出力信号
がHレベルとなり、応じてNAND回路NA1からのア
レイ活性化信号ACT♯AがLレベルの非活性状態へ駆
動される。このアレイ活性化信号ACT♯Aの非活性化
に応答して行系制御回路5bが、行選択回路54および
センスアンプ回路58を非活性状態へ駆動しかつビット
線イコライズ回路56を活性状態へ駆動する。行アドレ
スラッチ52は、リセットされる。これにより、バンク
♯Aが非活性化される。
【0083】バンク♯Bの活性化のときには、アレイ活
性化トリガ信号φabの活性化に従ってアレイ活性化信
号ACT♯Bが活性化される。このバンク♯Bのアレイ
活性化の終了は、プリチャージトリガ信号φpbの活性
化により実現される。
【0084】ここで、メモリセルアレイ50においてワ
ード線が選択状態に駆動されて、選択行に接続されるメ
モリセルのデータがセンスアンプ回路58により検知、
増幅およびラッチされている状態を「バンクの活性化」
と称す。
【0085】この図9に示すように、アレイ活性化トリ
ガ信号が与えられると、次にプリチャージ指示信号が与
えられるまで、バンクは活性状態を維持する。アレイ活
性化トリガ信号φaおよびプリチャージ指示信号φpは
ワンショットのパルス信号の形で発生される。したがっ
て各クロックサイクルにおいてバンク♯Aおよび♯Bを
互いに独立に活性/非活性化することができる。
【0086】[列系回路のためのバンク駆動信号発生回
路の構成]図11は、図1に示すバンク駆動信号発生回
路30のアレイ活性化トリガ信号を発生する部分以外の
部分の構成を概略的に示す図である。図11において、
バンク駆動信号発生回路30は、図9に示すバンク駆動
回路5および6からのアレイ活性化信号ACT♯Aおよ
びACT♯Bを受け、バンク♯Aおよび♯Bがともに活
性状態にあるか否かを判定し、該判定結果を示す信号を
出力する判定回路30bと、判定回路30bからの判定
結果を示す信号とバンク指定信号φbaおよびφbbを
受け、該判定結果に従って、選択すべきバンクを決定す
るバンク決定回路30cと、コマンドデコーダからの動
作モード指示信号φとバンク決定回路30cからのバン
ク指定信号とに従って、バンク♯Aおよび♯Bに対し動
作モード指定信号φAおよびφBを出力する動作モード
指定信号発生回路30dおよび30eを含む。動作モー
ド指定信号φAおよびφBは、それぞれ代表的に示す
が、以下に詳細に説明するが、リード動作指定信号、ラ
イト動作指定信号、およびプリチャージ動作指定信号を
含む。
【0087】バンク決定回路30cは、判定回路30b
が両バンク♯Aおよび♯Bがともに活性状態にあること
を示すときには、バンク指定信号φbaおよびφbbに
従って、動作モード指定信号発生回路30dおよび30
eの一方を選択する。判定回路30bが、1つのバンク
のみが活性状態にあることを示すときには、バンク決定
回路30cは、この活性状態にあるバンクに対して設け
られた動作モード指定信号発生回路を選択する。さら
に、このバンク決定回路30cは、判定回路30bが、
バンク♯Aおよび♯Bがともに非活性状態にあることを
示すときには、動作モード指定信号発生回路30dおよ
び30eをともに非選択状態とする。バンク♯Aおよび
♯Bに対し、非活性状態にあるバンクに対し動作モード
指定信号を与えても、有意の動作は行なわれないためで
ある。
【0088】[バンク駆動信号発生回路の具体的構成]
図12は、図11に示すバンク駆動信号発生回路30の
具体的構成を示す図である。図12において、判定回路
30bは、アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯
Bを受けるNAND回路30baと、NAND回路30
baの出力信号を受けるインバータ30bbを含む。こ
の判定回路30bから、バンク♯Aおよび♯Bがともに
活性状態にあるか否かを示す選択信号ZBASおよびB
ASが出力され、また活性状態にあるバンクを示すアレ
イ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bが出力され、
これらの判定回路30bからの信号が、バンク決定回路
30cへ与えられる。
【0089】バンク決定回路30cは、判定回路30b
からの選択信号ZBASおよびBASが非活性状態にあ
り、少なくとも1つのバンクは非活性状態にあることを
示すときに導通し、この判定回路30bからのアレイ活
性化信号ACT♯Aを通過させるCMOSトランスミッ
ションゲートTaaと、選択信号ZBASおよびBAS
が活性状態にあり、両バンクがともに活性状態にあるこ
とを示すとき導通し、バンク♯Aを指定するバンク指定
信号φbaを通過させるCMOSトランスミッションゲ
ートTabと、選択信号ZBASおよびBASの非活性
状態に応答して導通し、判定回路30bからのアレイ活
性化信号ACT♯Bを通過させるCMOSトランスミッ
ションゲートTbaと、選択信号ZBASおよびBAS
の活性状態のとき導通し、バンク♯Bを指定するバンク
指定信号φbbを通過させるCMOSトランスミッショ
ンゲートTbbを含む。
【0090】選択信号ZBASおよびBASは、アレイ
活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bがともに活性状
態のHレベルのときに、それぞれ活性状態のLレベルお
よびHレベルに設定される。
【0091】動作モード指定信号発生回路30dは、コ
マンドデコーダからの動作モード指示信号φとCMOS
トランスミッションゲートTaaおよびTabの一方か
ら与えられる信号とに従ってバンク♯Aに対する動作モ
ード指定信号φAを出力するAND回路30daを含
む。動作モード指定信号発生回路30eは、コマンドデ
コーダからの動作モード指示信号φとCMOSトランス
ミッションゲートTbaおよびTbbの一方から与えら
れる信号とに従ってバンク♯Bに対する動作モード指定
信号φBを出力する。次に、この図12に示すバンク駆
動信号発生回路の動作を図13および図14に示すタイ
ミングチャート図を参照して説明する。
【0092】まず、図13を参照して、1つのバンクの
みが活性状態にあるときのこのバンク駆動信号発生回路
30の動作について説明する。
【0093】まず、クロックサイクル♯0においては、
バンク♯Aおよびバンク♯Bはともに非活性状態にあ
り、アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bはと
もにLレベルにある。
【0094】クロックサイクル♯1においてバンク♯A
に対するアクティブコマンドが与えられる。このバンク
♯Aは、バンクアドレス信号BAがHレベルのときに指
定されるため、バンク♯Aを指定するバンク指定信号φ
baがHレベルとなり、またコマンドデコーダからのア
レイ活性化指示信号φaが所定期間Hレベルの活性状態
となる。これにより、先に図9および図10を参照して
説明したように、バンク♯Aに対するアレイ活性化トリ
ガ信号φaaがHレベルとなり、応じてアレイ活性化信
号ACT♯AがHレベルとなる。
【0095】クロックサイクル♯3においてアクティブ
コマンド以外のコマンドを与える。このクロックサイク
ル♯3において、図12に示す判定回路30bからの選
択信号ZBASはLレベル、選択信号BASはHレベル
であり、このバンク決定回路30cにおいては、アレイ
活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bを選択するCM
OSトランスミッションゲートTaaおよびTbaが導
通状態にある。アレイ活性化信号ACT♯AがHレベル
であり、アレイ活性化信号ACT♯BがLレベルである
ため、このアクティブコマンド以外のコマンドに対し
て、動作モード指定信号発生回路30dからの動作モー
ド指定信号φAが所定期間Hレベルの活性状態となる。
これによりバンク♯Aにおいて、指定された動作モード
が実行される。このクロックサイクル♯3において与え
られたコマンドが、プリチャージコマンドの場合、図1
3において破線で示すように、アレイ活性化信号ACT
♯AがLレベルに駆動される。
【0096】次に、バンク♯Aおよび♯Bが同時に活性
状態にあるときの動作について図14を参照して説明す
る。
【0097】クロックサイクル♯0においては、バンク
♯Aおよび♯Bはともに非活性状態にある。
【0098】クロックサイクル♯1においてバンク♯A
に対してアクティブコマンドを与える。これにより、先
の図13に示す動作と同様にして、アレイ活性化信号A
CT♯Aが活性状態となる。
【0099】次いで、クロックサイクル♯3において、
バンク♯Bに対するアクティブコマンドを与え、バンク
活性化信号ACT♯Bを活性状態へ駆動する。アレイ活
性化信号ACT♯AおよびACT♯BがともにHレベル
であるため、判定回路30bからの選択信号ZBASが
Lレベルの活性状態となり、また選択信号BASがHレ
ベルの活性状態となる。これにより、バンク決定回路3
0cにおいては、CMOSトランスミッションゲートT
abおよびTbbが導通状態となり、バンク指定信号φ
baおよびφbbが動作モード指定信号発生回路30d
および30eへ与えられる。
【0100】クロックサイクル♯6において、バンク♯
Aに対しアクティブコマンド以外のコマンド(図14に
おいてはリードまたはライトコマンド)を与える。この
とき、バンクアドレス信号BAはHレベルであり、バン
ク♯Aが指定され、バンク指定信号φbaが所定期間H
レベルの活性状態となる。また、このクロックサイクル
♯6において与えられたコマンドに従って動作モード指
示信号φがHレベルの活性状態となり、応じて、動作モ
ード指定信号発生回路30dからの動作モード指定信号
φAがHレベルとなり、バンク♯Aにおいて、指定され
た動作モードが実行される。
【0101】このクロックサイクル♯6におけるコマン
ドは、アクティブコマンドおよびプリチャージコマンド
以外のコマンドであり、アレイ活性化信号ACT♯Aお
よびACT♯Bがともに活性状態を維持する。
【0102】次いで、クロックサイクル♯10におい
て、バンク♯Bに対しアクティブコマンドおよびプリチ
ャージコマンド以外のコマンド(リードまたはライトコ
マンド)を与え、またバンクアドレス信号BAをLレベ
ルに設定して、バンク♯Bを指定する。この場合には、
バンク指定信号φbbがHレベルの活性状態となり、指
定された動作モードに従って活性状態とされた動作モー
ド指示信号φに従ってバンク♯Bに対する動作モード指
定信号φBがHレベルの活性状態となる。
【0103】したがってバンク♯Aおよび♯Bがともに
活性状態のときには、そのコマンドと同時に与えられた
バンクアドレス信号BAが指定するバンクに対して動作
モード指定信号が出力される。1つのバンクのみが活性
状態のときには、その活性状態のバンクに対し、動作モ
ード指定信号が与えられる。バンク♯Aおよび♯Bはと
もに非活性状態のときには、選択信号ZBASがHレベ
ルとなり、バンク決定回路30cは、アレイ活性化信号
ACT♯AおよびACT♯Bを選択して動作モード指定
信号発生回路30aおよび30eへそれぞれ与える。こ
の状態においては、アレイ活性化信号ACT♯Aおよび
ACT♯BはLレベルであり、誤ってアクティブコマン
ド以外のコマンドが与えられて動作モード指示信号φが
活性状態となっても、動作モード指定信号φAおよびφ
Bは非活性状態を維持し、バンク♯Aおよび♯Bは何ら
動作は行なわない。これにより、不要な電力が消費され
るのを防止することができる。
【0104】以上のように、1つのバンクのみが活性状
態のときには、アクティブコマンド以外のコマンドが与
えられたときには、バンクアドレス信号にかかわらず、
自動的にこの活性状態とされたバンクに対し動作モード
指定信号を与える構成とすることにより、外部のコント
ローラは、バンクアドレス信号をコマンドとともに同時
に与える必要がなく、バンク選択のための負荷が軽減さ
れる。
【0105】[バンク駆動信号発生回路の変更例1]図
15は、図11に示すバンク駆動信号発生回路30の変
更例の構成を示す図である。図15においては、バンク
決定回路30cと、動作モード指定信号発生回路30d
および30eの構成を示す。判定回路の構成は、図12
に示す構成と同じである。
【0106】図15において、このバンク決定回路30
cは、図12に示す判定回路30bからの選択信号BA
Sとインバータ30cfを介して与えられるバンク指定
信号φbaを受けるNAND回路30caと、選択信号
BASとインバータ30cgを介して与えられるバンク
指定信号φbbを受けるNAND回路30cbと、アレ
イ活性化信号ACT♯AとNAND回路30caの出力
信号とを受けるAND回路30cdと、NAND回路3
0cbの出力信号とアレイ活性化信号ACT♯Bを受け
るAND回路30ceを含む。
【0107】動作モード指定信号発生回路30dは、動
作モード指示信号φとAND回路30cdの出力信号と
を受けるNAND回路30dbと、NAND回路30d
bの出力信号を受けて動作モード指定信号φAを出力す
るインバータ30ecを含む。動作モード指定信号発生
回路30eは、動作モード指示信号φとAND回路30
ceの出力信号とを受けるNAND回路30eaと、N
AND回路30eaの出力信号を受けて動作モード指定
信号φBを出力するインバータ30ebを含む。これら
の動作モード指定信号発生回路30dおよび30eは、
実質的にそれぞれAND回路と等価であり、図12に示
す構成と等価である。
【0108】この図15に示す構成においては、CMO
Sトランスミッションゲートに代えて論理回路が用いら
れる。アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bが
ともにHレベルの活性状態のときには、選択信号BAS
がHレベルの活性状態にあり(図12参照)、NAND
回路30caおよび30cbがインバータとして動作す
る。バンク指定信号φbaがHレベルとなると、インバ
ータ30cfの出力信号がLレベルとなり、NAND回
路30caの出力信号がHレベルとなり、応じてAND
回路30cbの出力信号がHレベルとなる。これによ
り、動作モード指示信号φに従って、動作モード指定信
号φAが活性状態のHレベルとなる。
【0109】一方、少なくとも1つのバンクが非活性状
態のときには、選択信号BASはLレベルになり、NA
ND回路30caおよび30cbの出力信号はHレベル
に固定される。したがってこの状態においては、バンク
指定信号φbaおよびφbbの状態にかかわらず、アレ
イ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bの状態に従っ
て、AND回路30cdおよび30ceの出力信号の論
理レベルが決定される。アレイ活性化信号ACT♯Aが
活性状態にあれば、AND回路30cdの出力信号がH
レベルとなり、動作モード指示信号φに従って動作モー
ド指定信号φAが活性状態へ駆動される。一方、アレイ
活性化信号ACT♯Bが活性状態のHレベルにあれば、
AND回路30ceの出力信号がHレベルとなり、動作
モード指示信号φに従って、動作モード指定信号φBが
活性状態へ駆動される。アレイ活性化信号ACT♯Aお
よびACT♯Bがともに非活性状態のときには、AND
回路30cdおよび30ceの出力信号はともにLレベ
ルの非活性状態にあり、動作モード指定信号φAおよび
φBはLレベルの非活性状態に保持される。
【0110】この図15に示すように、バンク決定回路
を論理ゲートで構成しても、1つのバンクのみが活性状
態のときには、バンクアドレス信号の状態にかかわら
ず、この活性状態のバンクに対し動作モード指定信号を
与えることができる。
【0111】[バンク駆動信号発生回路の変更例2]図
16は、図1に示すバンク駆動信号発生回路30の変更
例2の構成を示す図である。この図16においても、バ
ンク駆動信号発生回路30は、アクティブコマンド以外
のコマンドに従って動作モード指定信号φAおよびφB
を出力する。図16において、バンク駆動信号発生回路
30は、アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯B
とバンク指定信号φbaおよびφbbとを受け、バンク
♯Aおよび♯Bがともに活性状態にあるか否かを判定
し、該判定結果に従ってバンク指定信号φbaおよびφ
bbの有効/無効を決定し、選択すべきバンクを決定す
るバンク判定/決定回路30fと、このバンク判定/決
定回路30fの出力信号に従ってバンク♯Aおよび♯B
それぞれに対し動作モード指定信号φAおよびφBを出
力する動作モード指定信号発生回路30dおよび30e
を含む。
【0112】バンク判定/決定回路30fは、バンク指
定信号φbaを受けるインバータ30faと、アレイ活
性化信号ACT♯Bとインバータ30faの出力信号を
受けるNAND回路30fbと、アレイ活性化信号AC
T♯AおよびNAND回路30fbの出力信号を受ける
AND回路30fcと、バンク指定信号φbbを受ける
インバータ30fdと、インバータ30fdの出力信号
とアレイ活性化信号ACT♯Aを受けるNAND回路3
0feと、NAND回路30feの出力信号とアレイ活
性化信号ACT♯Bを受けるAND回路30ffを含
む。
【0113】動作モード指定信号発生回路30dは、A
ND回路30fcの出力信号と動作モード指示信号φを
受けるNAND回路30dbと、NAND回路30db
の出力信号を反転して動作モード指定信号φAを出力す
るインバータ30dcを含む。動作モード指定信号発生
回路30eは、AND回路30ffの出力信号と動作モ
ード指示信号φを受けるNAND回路30eaと、NA
ND回路30eaの出力信号を反転して動作モード指定
信号φBを出力するインバータ30ebを含む。
【0114】アレイ活性化信号ACT♯Bが非活性状態
のLレベルのときには、NAND回路30fbの出力信
号はHレベルに固定され、AND回路30fcがバッフ
ァとして動作し、アレイ活性化信号ACT♯Aに従って
バンク♯Aに対するバンク指定信号が出力される。一
方、アレイ活性化信号ACT♯Bが活性状態のときに
は、NAND回路30fbがインバータとして動作し、
バンク指定信号φbaとアレイ活性化信号ACT♯Aと
に従ってバンク♯Aに対するバンク指定信号が出力され
る。
【0115】バンク♯Bについては、アレイ活性化信号
ACT♯Aが活性状態にあり、バンク♯Aが活性状態の
ときには、NAND回路30feがインバータとして動
作し、バンク指定信号φbbとアレイ活性化信号ACT
♯Bとに従ってバンク♯Bに対するバンク指定信号が出
力される。一方、アレイ活性化信号ACT♯Aが非活性
状態のLレベルのときには、NAND回路30feの出
力信号がHレベルに固定され、アレイ活性化信号ACT
♯Bに従ってバンク♯Bに対するバンク指定信号が出力
される。
【0116】したがって、この図16に示すバンク判定
/決定回路の構成においては、アレイ活性化信号ACT
♯AおよびACT♯Bがともに活性状態のHレベルにあ
り、バンク♯Aおよび♯Bがともに活性状態のときに
は、バンク指定信号φbaおよびφbbに従ってバンク
♯Aおよび♯Bに対するバンク指定信号が出力される。
一方、アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bの
一方が非活性状態にありかつ他方のバンクが活性状態の
ときには、活性状態のバンクに対するバンク指定信号φ
baまたはφbbは無効(ドントケア)とされ、その活
性状態のバンクのアレイ活性化信号に従ってバンク指定
信号が出力される。
【0117】アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT
♯Bがともに非活性状態のときには、AND回路30f
cおよび30ffの出力信号はLレベルに固定され、動
作モード指定信号φAおよびφBはLレベルの非活性状
態に固定され、動作モードの指定は行なわれない。
【0118】2バンク構成において、一方のバンクが活
性状態のとき、他方のバンクのバンク指定信号を有効と
し、この有効とされたバンク指定信号と他方バンクのア
レイ活性化信号とに従って他方バンクに対するバンク選
択信号を出力する。したがって、複数バンクが同時に活
性状態にあればバンク指定信号に従ってバンクが選択さ
れる。一方のバンクが非活性状態のときには、他方バン
クのバンク指定信号を無効とし、他方バンクのアレイ活
性化信号に従ってこの他方バンクに対するバンク選択信
号を生成する。したがって、1つのバンクのみが活性状
態のときには、この活性状態とされたバンクが常に選択
される。
【0119】したがって、この図16に示す構成におい
ては、複数のバンクが同時に活性状態にあるか否かを判
定する判定動作と、この判定結果に従ってバンク指定信
号の有効/無効を決定して、1つのバンクのみが活性状
態のときにはこの活性状態のバンクに対してバンク選択
信号を出力する動作が同時に行なわれている。
【0120】この図16に示すようなバンク判定/決定
回路を用いることにより、バンク判定回路と、バンク決
定回路とを別々に設ける必要がなく、信号伝播遅延を低
減することができ、高速でバンク選択信号を生成するこ
とができる。
【0121】[バンク駆動信号発生回路の具体的構成]
図17は、バンク駆動信号発生回路の具体的構成を示す
図である。図17において、このバンク駆動信号発生回
路30は、バンク指定信号φbaとアレイ活性化信号A
CT♯Bとに従ってバンク指定信号φbaの有効/無効
を制御するバンク選択制御回路30gと、アレイ活性化
信号ACT♯Aとバンク指定信号φbbとに従ってこの
バンク指定信号φbbの有効/無効を決定するバンク選
択制御回路30hと、バンク選択制御回路30gの出力
信号とアレイ活性化信号ACT♯Aとプリチャージ動作
指示信号φpとに従ってバンク♯Aに対するプリチャー
ジ動作指定信号(プリチャージトリガ信号)φpaを出
力するプリチャージトリガ信号発生回路30iと、読出
動作モード指示信号φrとアレイ活性化信号ACT♯A
とバンク選択制御回路30gの出力信号とに従ってバン
ク♯Aに対する読出動作トリガ信号φraを出力するリ
ードトリガ信号発生回路30jと、書込動作指示信号φ
wとアレイ活性化信号ACT♯Aとバンク選択制御回路
30gの出力信号とに従ってバンク♯Aに対するデータ
書込動作を指定するライトトリガ信号φwaを出力する
ライトトリガ信号発生回路30kを含む。これらのトリ
ガ信号発生回路30i、30jおよび30kは、アレイ
活性化信号ACT♯Aが活性状態にありかつバンク選択
制御回路30gの出力信号がHレベルの活性状態のとき
に能動化され、与えられた動作モード指示信号に従って
動作モードを指定するトリガ信号を出力する。
【0122】このバンク駆動信号発生回路30は、さら
に、プリチャージ動作指示信号φpとバンク選択制御回
路30hの出力信号とアレイ活性化信号ACT♯Bとに
従ってバンク♯Bに対するプリチャージ動作を指定する
プリチャージトリガ信号φpbを出力するプリチャージ
トリガ信号発生回路30mと、読出動作指示信号φrと
アレイ活性化信号ACT♯Bとバンク選択制御回路30
hの出力信号とに従ってバンク♯Bに対するデータ読出
動作を指定するリードトリガ信号φrbを出力するリー
ドトリガ信号発生回路30nと、書込動作指示信号φw
とアレイ活性化信号ACT♯Bとバンク選択制御回路3
0hの出力信号とに従ってバンク♯Bに対するデータ読
出動作を指定するリードトリガ信号φrbを出力するリ
ードトリガ信号発生回路30pを含む。これらのトリガ
信号発生回路30m,30nおよび30pは、バンク選
択制御回路30hの出力信号がHレベルの活性の状態に
ありかつアレイ活性化信号ACT♯Bが活性状態のとき
に能動化され、与えられた動作モード指示信号に従って
対応の動作モード指定信号(トリガ信号)を出力する。
【0123】バンク選択制御回路30gは、バンク指定
信号φbaを受けるインバータ30gaと、インバータ
30gaの出力信号とアレイ活性化信号ACT♯Bを受
けるNAND回路30gbを含む。バンク選択制御回路
30hは、バンク指定信号φbbを受けるインバータ3
0haと、インバータ30haの出力信号とアレイ活性
化信号ACT♯Aを受けるNAND回路30hbを含
む。NAND回路30gbおよび30hbからそれぞれ
バンクを選択する信号が出力される。このバンク選択制
御回路30gおよび30hは、図16に示す構成のイン
バータ30faおよびNAND回路30fbと、インバ
ータ30fdおよびNAND回路30feの構成にそれ
ぞれ対応する。
【0124】プリチャージトリガ信号発生回路30i
は、プリチャージ指示信号φpとアレイ活性化信号AC
T♯AとNAND回路30gbの出力信号とを受ける3
入力NAND回路30iaと、NAND回路30iaの
出力信号を反転してバンク♯Aに対するプリチャージト
リガ信号φpaを出力するインバータ30ibを含む。
【0125】バンク♯Aに対するリードトリガ信号発生
回路30jは、読出動作指示信号φrとアレイ活性化信
号ACT♯AとNAND回路30gbの出力信号を受け
る3入力NAND回路30jaと、NAND回路30j
aの出力信号を反転してバンク♯Aに対するリードトリ
ガ信号φraを出力するインバータ30jbを含む。
【0126】ライトトリガ信号発生回路30kは、書込
動作指示信号φwとアレイ活性化信号ACT♯AとNA
ND回路30gbの出力信号とを受ける3入力NAND
回路30kaと、NAND回路30kaの出力信号を反
転してバンク♯Aに対するライトトリガ信号φwaを出
力するインバータ30kbを含む。
【0127】バンク♯Bに対するプリチャージトリガ信
号発生回路30mは、プリチャージ動作指示信号φpと
バンク選択制御回路30hに含まれるNAND回路30
hbの出力信号とアレイ活性化信号ACT♯Bを受ける
3入力NAND回路30maと、NAND回路30ma
の出力信号を反転してバンク♯Bに対するプリチャージ
トリガ信号φpbを出力するインバータ30mbを含
む。
【0128】バンク♯Bのリードトリガ信号発生回路3
0nは、読出動作指示信号φrとアレイ活性化信号AC
T♯BとNAND回路30hbの出力信号とを受ける3
入力NAND回路30naと、NAND回路30naの
出力信号を反転してバンク♯Bに対する読出動作モード
を指定するリードトリガ信号φrbを出力するインバー
タ30nbを含む。
【0129】バンク♯Bのプリチャージトリガ信号発生
回路30pは、NAND回路30hpの出力信号と書込
動作指示信号φwとアレイ活性化信号ACT♯Bを受け
る3入力NAND回路30paと、NAND回路30p
aの出力信号を反転してバンク♯Bに対する書込動作モ
ードを指定するライトトリガ信号φwbを出力するイン
バータ30pbを含む。
【0130】これらのトリガ信号発生回路30m,30
nおよび30pは、アレイ活性化信号ACT♯Bが活性
状態にありかつバンク選択制御回路30hの出力信号が
活性状態のときに能動化され、与えられた動作モード指
示信号に従って対応の動作モード指定信号(トリガ信
号)を出力する。これらのトリガ信号発生回路30i,
30j,30k,30m,30n,30pは、この図1
6に示す構成のAND回路30fcおよび30ffと動
作モード指定信号発生回路30dおよび30eの構成に
対応する。
【0131】この図17に示す構成においては、トリガ
信号発生回路30i〜30kおよび30m〜30pが、
対応のバンクのみが活性状態にあるか否かを判定する機
能の一部を実現する。バンク選択制御回路30gおよび
30hは、相手方バンクが非活性状態にあるときには、
自身の対応のバンクのみが活性状態にある可能性がある
ため、バンク指定信号を無効化する。相手方のバンクが
活性状態のときには、複数バンクが同時に活性状態にあ
る可能性があるため、このバンク選択制御回路30gお
よび30hは、バンク指定信号φbaおよびφbbをそ
れぞれ有効化し、バンク指定信号φbaおよびφbbに
従ってその出力信号の状態を設定する。
【0132】次に、この図17に示すバンク駆動信号発
生回路の動作を図18および図19に示すタイミングチ
ャート図を参照して説明する。
【0133】まず、図18を参照して、1つのバンクの
みが活性状態に駆動されたときにリードコマンドを与え
るときの動作について説明する。
【0134】クロックサイクル♯0においては、バンク
♯AおよびBともに非活性状態にあり、アレイ活性化信
号ACT♯AおよびACT♯BはともにLレベルの非活
性状態にある。この状態においては、バンク選択制御回
路30gおよび30hの出力信号はHレベルである。し
かしながら、トリガ信号発生回路30i〜30kおよび
30m〜30pは、それぞれアレイ活性化信号ACT♯
AおよびACT♯Bを入力しているため、トリガ信号は
すべてLレベルの非活性状態にある。
【0135】クロックサイクル♯1においてバンクアド
レス信号BAをHレベルに設定しかつアクティブコマン
ドを与える。これにより、バンク活性化指示信号φaが
所定期間Hレベルの活性状態となり、またバンク指定信
号φbaが所定期間Hレベルの活性状態となる。これに
より、先の図10に示す構成から明らかなように、バン
ク♯Aに対するアレイ活性化信号ACT♯AがHレベル
の活性状態へ駆動される。
【0136】クロックサイクル♯4において、リードコ
マンドを与える。アレイ活性化信号ACT♯AがHレベ
ルの活性状態にあり、一方、アレイ活性化信号ACT♯
BはLレベルの非活性状態にある。したがって、バンク
♯Bに対するトリガ信号発生回路30m〜30pからの
トリガ信号はすべてLレベルの非活性状態に保持され
る。一方、バンク選択制御回路30gにおいては、その
出力信号がHレベルであり、またアレイ活性化信号AC
T♯AがHレベルの活性状態にあるため、バンク♯Aに
対するトリガ信号発生回路30i〜30kがすべて能動
化される。したがってこのリードコマンドが与えられ、
読出動作指示信号φrが所定期間Hレベルの活性状態へ
駆動されると、リードトリガ信号発生回路30jからの
リードトリガ信号φraが所定期間Hレベルの活性状態
となり、バンク♯Aに対するデータ読出モードが指定さ
れる。クロックサイクル♯4においては、バンクアドレ
ス信号BAの状態は任意であり、またバンク指定信号φ
baおよびφbbの状態は任意である。バンクアドレス
信号BAの状態にかかわらず、バンク♯Aに対するトリ
ガ信号発生回路のみが能動化されている。クロックサイ
クル♯9において、プリチャージコマンドを与える。こ
の場合においても、バンクアドレス信号BAの状態は任
意である。このプリチャージコマンドに従ってプリチャ
ージ指示信号φpが所定期間Hレベルの活性状態とな
る。このサイクル♯9においても、バンク選択制御回路
30gの出力信号はHレベルであり、またアレイ活性化
信号ACT♯AもHレベルであり、バンク♯Bに対する
トリガ信号発生回路30i〜30kのみが能動化されて
いる。したがって、このプリチャージコマンドに従って
プリチャージ指示信号φpが所定期間Hレベルの活性状
態となると、プリチャージトリガ信号発生信号30iか
らのプリチャージトリガ信号φpaが所定期間Hレベル
の活性状態となり、図6に示す構成に従って、このアレ
イ活性化信号ACT♯AがLレベルの非活性状態へ駆動
される。したがって、このサイクル♯9においても、バ
ンクアドレス信号BAの状態は任意である。
【0137】上述のように、1つのバンクのみが活性状
態とされているときには、その活性状態とされているバ
ンクに対してコマンドに従った動作モードが指定され
る。クロックサイクル♯10以降は再びバンク♯Aおよ
び♯Bが非活性状態となり、次のコマンド入力を待ち受
ける状態となる。
【0138】次に、図19を参照して、バンク♯Aおよ
び♯Bが同時に活性状態へ駆動されるときの動作につい
て説明する。
【0139】クロックサイクル♯0においては、バンク
♯Aおよび♯Bはともに非活性状態にある。クロックサ
イクル♯1において、バンクアドレス信号BAをHレベ
ルに設定し、かつアクティブコマンドを与える。これに
より、バンク活性化指示信号φAが所定期間Hレベルの
活性状態となり、バンク♯Aに対するアレイ活性化指示
信号φbaが所定期間Hレベルとなり、応じてバンク♯
Aのアレイ活性化信号ACT♯AがHレベルの活性状態
へ駆動される。
【0140】クロックサイクル♯3において、バンクア
ドレス信号BAをLレベルに設定し、かつアクティブコ
マンドを与える。このバンクアドレス信号BAがLレベ
ルの状態は、バンク♯Bを指定しており、バンク活性化
指示信号φaの活性化とともに、バンク指定信号φbb
が所定期間Hレベルの活性状態へ駆動される。応じて、
バンク♯Bに対するアレイ活性化信号ACT♯Bが活性
状態へ駆動される。このクロックサイクル♯3におい
て、アレイ活性化信号ACT♯AおよびACT♯Bがと
もにHレベルの活性状態となる。この状態においては、
バンク選択制御回路30gおよび30hの出力信号は、
バンク指定信号φbaおよびφbbにより決定される
(NAND回路30gbおよび30hbはインバータと
して動作するため)。
【0141】クロックサイクル♯5においてバンクアド
レス信号BAをHレベルに設定してリードコマンドを与
える。このHレベルのバンクアドレス信号BAに従っ
て、バンク指定信号φbaが所定期間Hレベルとなり、
またリードコマンドに従って読出動作指示信号φrが所
定期間Hレベルとなる。これにより、バンク選択制御回
路30gの出力信号がHレベルとなり、バンク♯Aに対
するトリガ信号発生回路30i〜30kが能動化され
る。この読出動作指示信号φrに従って、リードトリガ
信号発生回路30jがバンク♯Aに対する読出動作モー
ドを指定するリードトリガ信号φraを活性状態へ駆動
する。バンク♯Bに対しては、バンク指定信号φbbが
Lレベルであるため、トリガ信号発生回路30m〜30
pはすべて非活性状態にある。バンク♯Aにおいて、デ
ータ読出動作が行なわれる。
【0142】次いで、クロックサイクル♯9において、
バンクアドレス信号BAをLレベルに設定しかつリード
コマンドを与える。このLレベルのバンクアドレス信号
BAに従って、バンク指定信号φbbが所定期間Hレベ
ルの活性状態となり、応じてバンク選択制御回路30h
の出力信号がHレベルとなり、バンク♯Bに対するトリ
ガ信号発生回路30m〜30pが能動化される。リード
コマンドに従って読出動作指示信号φrが所定期間Hレ
ベルの活性状態へ駆動されており、リードトリガ信号発
生回路30nからのリードトリガ信号φrbが所定期間
Hレベルの活性状態となり、バンク♯Bに対するデータ
読出モードが指定される。
【0143】このバンク♯Bにおけるデータ読出の間に
クロックサイクル♯11において、バンクアドレス信号
BAをHレベルに設定してプリチャージコマンドを与え
る。これにより、プリチャージ指示信号φpおよびバン
ク指定信号φbaが所定期間Hレベルの活性状態とな
り、プリチャージトリガ信号発生回路30iからのプリ
チャージトリガ信号φpaが所定期間Hレベルとなり、
バンク♯Aに対するプリチャージ動作モードが指定され
る。このプリチャージトリガ信号φpaの活性化に従っ
て、アレイ活性化信号ACT♯AがLレベルの非活性状
態へ駆動される。
【0144】このアレイ活性化信号ACT♯AがLレベ
ルの非活性状態となると、バンク選択制御回路30hの
出力信号は、バンク指定信号φbbの状態にかかわら
ず、Hレベルに保持され、バンク♯Bに対するトリガ信
号発生回路30m〜30pが能動化される。
【0145】クロックサイクル♯13において、バンク
♯Bのデータ読出が完了し、プリチャージコマンドが与
えられる。このとき、バンクアドレス信号BAの状態は
任意である(1つのバンクのみが活性状態に駆動されて
いるため)。このプリチャージコマンドに従ってプリチ
ャージ指示信号φpが所定期間Hレベルへ駆動される。
アレイ活性化信号ACT♯AがLレベルの非活性状態に
あり、またアレイ活性化信号ACT♯BがHレベルの活
性状態にあるため、バンク指定信号φbaおよびφbb
の状態にかかわらず、バンク♯Bに対するプリチャージ
トリガ信号発生回路30mが能動化され、このバンク♯
Bに対するプリチャージトリガ信号φpbが所定期間H
レベルの活性状態へ駆動され、応じてアレイ活性化信号
ACT♯BがLレベルの非活性状態へ駆動される。
【0146】上述のように、2バンクが同時に活性状態
になる動作モードにおいては、外部から与えられるバン
クアドレス信号BAにより、コマンドに従った動作を行
なうバンクが指定される。したがって、この動作モード
を常時保持するために、クロックサイクル13におい
て、バンクアドレス信号BAがLレベルに設定されてバ
ンク♯Bが指定されてもよい。
【0147】なお、上述の説明においては、データ読出
動作について説明している。しかしながら、ライトコマ
ンドが与えられても同様に、バンク♯Aおよび♯Bが同
時に活性化されているか否かに従って選択的にバンク指
定信号の有効/無効が判定されて書込動作モードの指定
が行なわれる。
【0148】図20は、図1に示す半導体記憶装置のバ
ンク駆動回路およびバンクのデータ書込/読出(列系回
路)に関連する部分の構成を概略的に示す図である。バ
ンク♯Aおよび♯Bは同一構成を有し、また、バンク♯
Aのためのバンク駆動回路5およびバンク♯Bのための
バンク駆動回路6は同一構成を有するため、図20にお
いてはバンク♯Aおよびバンク駆動回路5の構成を示
す。
【0149】バンク駆動回路5は、リードトリガ信号φ
raおよびライトトリガ信号φwaの一方の活性化に応
答して、バンク♯Aのメモリセルアレイ50における列
選択動作を制御する列選択制御回路5cと、リードトリ
ガ信号φraの活性化に応答して活性化され、所定のシ
ーケンスでデータ読出に必要な動作の制御を行なう読出
制御回路5dと、ライトトリガ信号φwaの活性化に応
答してデータ書込に必要な動作を制御する書込制御回路
5eを含む。この読出制御回路5dおよび書込制御回路
5eは、内部にバースト長カウンタを有し、リードトリ
ガ信号φraおよびライトトリガ信号φwaが活性状態
とされると、このバースト長のデータが読出/書込され
るように動作制御を行なう。読出制御回路5aは、また
CASレイテンシカウンタを備え、CASレイテンシ経
過後に有効データが出力されるように動作制御を行な
う。
【0150】バンク♯Aは、列選択制御回路5cの制御
の下に活性化され、図示しないアドレス信号入力バッフ
ァから与えられる列アドレス信号をラッチする列アドレ
スラッチ60と、列選択制御回路5cの制御の下に活性
化され、メモリセルアレイ50における列選択を行なう
列選択回路62と、読出制御回路5dの制御の下に活性
化され、列選択回路62により選択された列上に現れた
メモリセルデータを読出して入出力回路7へ与える読出
回路64と、書込制御回路5eの制御の下に活性化さ
れ、入出力回路7から与えられたデータを列選択回路6
2により選択された列上に伝達する書込回路66を含
む。
【0151】列選択回路62は、列アドレスラッチ60
から与えられた内部列アドレス信号をデコードする列デ
コーダと、この列デコーダの出力信号に従ってメモリセ
ルアレイ50の選択列を内部データバスに接続する列選
択ゲート(IOゲート)と、列選択制御回路5cの制御
の下に、列アドレスラッチ60によりラッチされた列ア
ドレス信号を先頭アドレスとして所定のシーケンスで順
次列アドレス信号を生成するバーストアドレスカウンタ
を含む。
【0152】読出回路64は、読出制御回路5dの制御
の下に活性化され、列選択回路62により選択されたメ
モリセルのデータの増幅を行なうプリアンプと、このプ
リアンプにより増幅されたデータを順次入出力回路7へ
伝達する転送回路を含む。書込回路66は、入出力回路
7から与えられたデータを順次受けて、活性化時この転
送された書込データを選択メモリセルに書込む書込ドラ
イバを含む。
【0153】バンク♯Bにおいても、読出回路および書
込回路が共通に入出力回路7に結合される。バンク駆動
回路6は、このバンク駆動回路5と同様の構成を有し、
リードトリガ信号φrbおよびライトトリガ信号φwb
の活性化に従って同様のシーケンスで制御を行なう。
【0154】入出力回路7へは、またリード動作指示信
号φrの活性化に従って入出力回路7に含まれる出力バ
ッファ回路をCASレイテンシ経過後バースト長期間活
性化する出力制御回路70が設けられる。入出力回路7
における入力回路は、バンク活性化指示信号(アクティ
ブコマンド)が与えられると活性化される。これは、ラ
イトコマンドが与えられるとそのときのデータを内部を
取込む必要があるためである。
【0155】この図20に示すように、リードトリガ信
号φraおよびφrbならびにライトトリガ信号φwa
およびφwbに従って、選択バンクにおいて、指定され
た動作モードが実行される。
【0156】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、2つのバンクにおいて、1つのバンクのみが活
性状態のときには、その活性状態のバンクに動作モード
指定信号を与えるように構成しているため、アクティブ
コマンドと異なるコマンド印加時にバンクアドレス信号
を同時に与える必要がなく、バンク指定のための制御が
簡略化される。
【0157】[実施の形態2]図21は、この発明の実
施の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的
に示す図である。図21においては、4つのバンク♯
A、♯B、♯Cおよび♯Dが設けられる。これらのバン
ク♯A、♯B、♯Cおよび♯Dに対し、バンクを指定す
るバンクアドレス信号を受けて内部バンクアドレス信号
を生成するバンクアドレス信号入力バッファ100と、
行なわれるべき動作モードを指定するコマンドを受け
て、内部動作モード指示信号φを出力するコマンドデコ
ーダ102と、選択メモリ位置を指定するアドレス信号
を受けて内部行および列アドレス信号XおよびYを生成
するアドレス信号入力バッファ104が設けられる。コ
マンドデコーダ102は、実施の形態1と同様の構成を
備え、図示しない外部制御信号ZRAS、ZCASおよ
びZWEのクロック信号CLKの立上がりエッジにおけ
る状態の組合せに従って指定された動作モードを判別
し、その判別結果に従って指示された動作モードを示す
動作モード指示信号φを出力する。バンクアドレス信号
入力バッファ100は、2ビットのバンクアドレス信号
を受け、相補な内部バンクアドレス信号を生成する。こ
の2ビットのバンクアドレス信号により、1つのバンク
が指定される。アドレス信号入力バッファ104は、実
施の形態1と同様の構成を備える。
【0158】この半導体記憶装置は、さらに、バンク♯
A〜♯Dそれぞれに対応して設けられ、対応のバンクを
駆動するバンク駆動回路110、112、114および
116と、バンクアドレス信号入力バッファ100から
の内部バンクアドレス信号BAiとコマンドデコーダ1
02からの動作モード指示信号φとに従って、指定され
たバンクに対し、動作モードを指定する動作モード指定
信号φA、φB、φCおよびφDを生成してそれぞれバ
ンク駆動回路110、112、114および116へ与
えるバンク駆動信号発生回路118を含む。このバンク
駆動信号発生回路118は、またバンク駆動回路11
0、112、114および116からのアレイ活性化信
号ACT♯A、ACT♯B、ACT♯CおよびACT♯
Dを受け、複数のバンクが同時に活性状態とされている
ときに、バンクアドレス信号に従って、アドレス指定さ
れたバンクに対し動作モード指定信号を出力する。一方
このバンク駆動信号発生回路118は、1つのバンクの
みが活性状態のときには、その活性状態のバンクに対し
て、動作モード指示信号に従って動作モード指定信号を
出力する。
【0159】図22は、図21に示すバンク駆動信号発
生回路118の構成を概略的に示す図である。図22に
おいて、バンク駆動信号発生回路118は、バンク指定
信号φba、φbb、φbcおよびφbdとアレイ活性
化信号ACT♯A、ACT♯B、ACT♯CおよびAC
T♯Dを受け、バンクが複数個活性状態にあるか否かを
判定し、判定結果に従ってバンク指定信号を有効とする
か無効とするかを判定するバンク判定/決定回路120
と、このバンク判定/決定回路120からの出力信号に
従って選択的に活性化され、動作モード指示信号φに従
って活性化時、指示された動作モードを示す動作モード
指定信号φA、φB、φCおよびφDを出力する動作モ
ード指定信号発生回路122a、122b、122cお
よび122dを含む。バンク判定/決定回路120は、
1つのバンクのみが活性状態のときには、この活性状態
とされたバンクに対応して設けられた動作モード指定信
号発生回路を活性化する。複数のバンクが活性状態にあ
るときには、このバンク判定/決定回路120は、バン
ク指定信号が指定するバンクに対応して設けられた動作
モード指定信号発生回路を活性化する。
【0160】図23は、図21に示すバンク駆動信号発
生回路118の、バンク♯Aに対する部分の構成の一例
を示す図である。バンク♯B〜♯Dに対しても同様の構
成が設けられる。
【0161】図23において、バンク駆動信号発生回路
118は、バンク活性化信号ACT♯B、ACT♯Cお
よびACT♯Dを受けるOR回路118aと、バンク指
定信号φbaを受けるインバータ118bと、OR回路
118aの出力信号とインバータ118bの出力信号と
を受けるNAND回路118cと、NAND回路118
cの出力信号とアレイ活性化信号ACT♯Aと動作モー
ド指示信号φを受ける3入力NAND回路118dと、
そのNAND回路118dの出力信号を反転して動作モ
ード指定信号φAを出力するインバータ118eを含
む。バンク指定信号φbaは、バンク♯Aが指定された
ときに活性状態のHレベルに所定期間立上がる。
【0162】この図23に示す構成において、OR回路
118a、インバータ118b、NAND回路118c
およびNAND回路118dの一部分とが、図22に示
すバンク判定/決定部分に対応し、このNAND回路1
18dの一部分とインバータ118eとが、図22に示
す動作モード指定信号発生部分に対応する。NAND回
路118dは、アレイ活性化信号ACT♯AおよびNA
ND回路118cの出力信号がともにHレベルのときに
能動化され、動作モード指示信号φに従って、インバー
タ118eを介して動作モード指定信号φAを出力す
る。
【0163】インバータ118b、OR回路118aお
よびNAND回路118cが、そのバンク♯Aに対する
バンク指定信号φbaの有効/無効を決定する。次に、
この図23に示すバンク駆動信号発生回路118の動作
を図24に示すタイミングチャート図を参照して説明す
る。
【0164】クロックサイクル♯aにおいて、アクティ
ブコマンドが与えられ、またバンクアドレス信号BA
が、バンク♯Aを指定する状態に設定される。このアク
ティブコマンドが与えられたときには、他バンクの状態
にかかわらず、バンクアドレス信号に従ってアドレス指
定されたバンクに対するアレイ活性化信号が活性状態へ
駆動される。したがって、このクロックサイクル♯aに
おいてアレイ活性化信号ACT♯AがHレベルの活性状
態へ駆動される。
【0165】今、OR回路118aの出力信号がHレベ
ルにあり、アレイ活性化信号ACT♯B、ACT♯Cお
よびACT♯Dの少なくとも1つがHレベルの活性状態
にあり、他バンクの少なくとも1つが活性状態にある状
態を考える。この状態においては、したがってバンク♯
Aと少なくとも1つの他バンクが活性状態にあり、複数
のバンクが同時に活性状態にある。
【0166】クロックサイクル♯bにおいて、バンクア
ドレス信号BAがバンク♯Aを指定する状態に設定され
かつアクティブコマンド以外のコマンドが与えられる。
このバンクアドレス信号BAに従って、バンク指定信号
φbaが所定期間Hレベルの活性状態となり、また与え
られたコマンドに従って動作モード指示信号φが所定期
間Hレベルの活性状態となる。OR回路118aの出力
信号はHレベルであり、したがってNAND回路118
cの出力信号が、このバンク指定信号φbaの活性化に
従ってHレベルに立上がる。これにより、NAND回路
118dが能動化され、動作モード指示信号φに従っ
て、バンク♯Aに対する動作モード指定信号φAが出力
される。また、このクロックサイクル♯bにおいて与え
られたコマンドは、プリチャージ以外のコマンドである
場合が、図24において示される。このクロックサイク
ル♯bにおいてプリチャージコマンドが与えられると、
アレイ活性化信号ACT♯Aが非活性状態のLレベルに
駆動される。
【0167】次に、OR回路118aの出力信号がLレ
ベルに立下った状態を考える。この状態では、アレイ活
性化信号ACT♯B、ACT♯CおよびACT♯Dがす
べてLレベルの非活性状態にあり、他バンクがすべて非
活性状態にある。アレイ活性化信号ACT♯Aが活性状
態にあれば、このバンク♯Aのみが活性状態になる。
【0168】クロックサイクル♯cにおいて、アクティ
ブコマンド以外のコマンドを与える。OR回路118a
の出力信号はLレベルであり、NAND回路118cの
出力信号は、このバンク指定信号φbaの論理状態にか
かわらず、Hレベルに保持されている。また、アレイ活
性化信号ACT♯AがHレベルの活性状態にあれば、N
AND回路118dが能動化される。したがってこのク
ロックサイクル♯cにおいて与えられたコマンドに従っ
て動作モード指示信号φが所定期間Hレベルの活性状態
となると、NAND回路118dおよびインバータ11
8eにより、バンク♯Aに対する動作モード指定信号φ
Aが所定期間Hレベルの活性状態へ駆動される。
【0169】したがって、この場合、バンク♯Aのみが
活性状態のときには、バンクアドレス信号BAをバンク
♯Aに設定する必要はなく、その状態は任意であり、4
バンク構成の場合においても、1つのバンクのみが活性
状態のときには、この活性状態とされたバンクに対し動
作モード指定信号が与えられる。これにより、4バンク
構成においても、アクティブコマンド以外のコマンドと
同時にバンクアドレス信号を活性状態のバンクを指定す
る状態に設定する必要がなく、実施の形態1と同様、バ
ンクアドレス信号の制御が簡略化される。
【0170】以上のように、この発明の実施の形態2の
ように4バンクが設けられている場合においても、1つ
のバンクのみが活性状態のときには、この活性状態のバ
ンクに対し動作モード指定信号を与えるように構成して
いるため、バンク指定のための制御が容易となる。
【0171】[他の適用例]上述の説明おいて、バンク
の数は2または4である。しかしながらこのバンクの数
は任意であり、図23に示す構成において、他バンクに
対するアレイ活性化信号の状態と対応のバンクのアレイ
活性化信号に従って対応のバンクへ与えられるバンクア
ドレス指定信号の有効/無効の判定およびその判定結果
による対応の動作モード指定信号の活性/非活性を判定
する構成を利用することにより、この発明の構成は、容
易に多バンク半導体記憶装置に対し適用することができ
る。
【0172】また、上述の実施の形態1および2におい
ては、クロック信号の立上がりエッジで外部からの信号
を取込む同期型半導体記憶装置が述べられている。しか
しながら、クロック信号の立上がりエッジおよび立下が
りエッジを用いる同期型半導体記憶装置であっても本発
明は適用可能である。
【0173】また、同期型半導体記憶装置以外の半導体
記憶装置であっても、外部からの動作モード指示信号と
バンクアドレス信号が与えられるマルチバンク構成の半
導体記憶装置であれば本発明は適用可能である(コマン
ドデコーダを設ける必要がないだけである)。
【0174】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、複数
のバンクが設けられている半導体記憶装置において、1
つのバンクのみが活性状態にある場合には、この活性状
態のバンクに対しバンクアドレス信号の状態にかかわら
ず動作モード指定信号を与えるように構成しているた
め、動作モード指示信号印加時に、バンクアドレス信号
を設定する必要がなく、バンクアドレス信号の制御が容
易となる。また、バンクアドレス信号をコマンド印加時
に所定の状態に駆動する必要がなく、バンクアドレス信
号伝達線の充放電は行なわれず、システム全体としての
消費電流が低減される。
【0175】請求項1に係る発明に従えば、複数のバン
クそれぞれに対応して設けられたバンク駆動手段からの
出力信号に従ってこれら複数のバンクが活性状態にある
か否かを判定し、その判定結果が1つのバンクが活性状
態にあることを示すときには、この活性状態の1つのバ
ンクに対し与えられた動作モード指示信号に対応する動
作モード指定信号を出力するように構成しているため、
1つのバンクのみが活性状態へ駆動される動作時におい
ては、バンクアドレス信号を指定する必要がなく、バン
クアドレス指定のための制御が容易となる。
【0176】請求項2に係る発明に従えば、この駆動信
号発生手段は、他バンクのバンクの活性/非活性を示す
バンク活性化信号を受け、これら受けた他バンクのすべ
てが非活性状態のときには、対応のバンクを指定するバ
ンク指定信号を活性状態に保持し、このバンク指定信号
と対応のバンク活性化信号と動作モード指示信号とに従
って対応のバンクへ動作モード指定信号を出力するよう
に構成しているため、容易に、他バンクの活性/非活性
に従ってバンクアドレス信号の有効/無効を決定するこ
とができ、対応のバンクのみが活性状態のとき、容易に
対応のバンクへ動作モード指示信号に従って動作モード
指定信号を与えることができる。
【0177】請求項3に係る発明に従えば、複数のバン
ク駆動手段各々が対応のバンクを活性状態へ駆動するバ
ンク活性化信号に従って各バンクの活性/非活性を判定
しているため、容易に複数のバンクが同時に活性状態に
駆動されているか否かを識別することができる。
【0178】請求項4に係る発明に従えば、バンク活性
化指示信号と異なる動作モード指示信号が与えられたと
きにバンク選択手段からのバンク指定信号と他バンクの
バンク活性化信号とを受け、他バンクがすべて非活性状
態のとき、この対応のバンクが活性状態のときには、対
応のバンクへ動作モード指定信号を与えるように構成し
ているため、同期型半導体記憶装置においても、容易に
1つのバンクのみが活性状態のときにはバンクアドレス
信号を指定することなくバンク活性化指示信号と異なる
動作モード指示信号を与えることができ、バンクアドレ
スの制御が容易となる。
【0179】請求項5に係る発明に従えば、この駆動信
号発生手段は、2以上のバンクが活性状態にあるときに
は、バンクアドレス信号に従ってこのアドレス指定され
たバンクに対して動作モード指示信号に対応する動作モ
ード指定信号を出力するように構成しているため、複数
のバンクが同時に活性状態にあるときには、正確に、ア
ドレス指定されたバンクへ動作モード指定信号を与える
ことができる。
【0180】請求項6に係る発明に従えば、この動作モ
ード指示信号は、データの書込を指示する書込モード指
示信号であり、データ書込時におけるバンクアドレス信
号の制御が簡略化される。
【0181】請求項7に係る発明に従えば、動作モード
指示信号はデータの読出を指示する読出モード指示信号
であり、データ読出時において、バンクアドレス信号の
制御が簡略化される。
【0182】請求項8に係る発明に従えば、動作モード
指示信号は、活性状態のバンクを非活性状態にするプリ
チャージ指示信号であり、このバンクプリチャージ時に
おけるバンクアドレス信号の制御が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装
置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すバンクアドレス信号入力バッファ
の構成を概略的に示す図である。
【図3】 図1に示すコマンドデコーダの構成を概略的
に示す図である。
【図4】 図3に示すコマンドデコーダの動作を示すタ
イミングチャート図である。
【図5】 図1に示すコマンドデコーダの変更例の構成
を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示すコマンドデコーダの動作を示すタ
イミングチャート図である。
【図7】 図1に示すバンク駆動信号発生回路のアレイ
活性化指示信号発生部の構成の一例を示す図である。
【図8】 図7に示す回路の動作を示すタイミングチャ
ート図である。
【図9】 図1に示す半導体記憶装置の行選択に関連す
る部分の構成を概略的に示す図である。
【図10】 図9に示すバンク駆動回路の動作を示すタ
イミングチャート図である。
【図11】 図1に示すバンク駆動信号発生回路のアク
ティブコマンド以外のコマンドに従った動作モード指定
信号を発生する部分の構成を概略的に示す図である。
【図12】 図11に示すバンク駆動信号発生回路の構
成の一例を示す図である。
【図13】 図12に示すバンク駆動信号発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図14】 図12に示すバンク駆動信号発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図15】 図11に示すバンク駆動信号発生回路の第
1の変更例の構成を示す図である。
【図16】 図11に示すバンク駆動信号発生回路の第
2の変更例の構成を示す図である。
【図17】 図11に示すバンク駆動信号発生回路の具
体的構成を示す図である。
【図18】 図17に示すバンク駆動信号発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図19】 図17に示すバンク駆動信号発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図20】 図1に示す半導体記憶装置のデータ書込/
読出に関連する部分の構成を概略的に示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図22】 図21に示すバンク駆動信号発生回路の構
成を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示すバンク駆動信号発生回路の構
成例を示す図である。
【図24】 図23に示すバンク駆動信号発生回路の動
作を示すタイミングチャート図である。
【図25】 従来の同期型半導体記憶装置のデータ読出
時の動作を示すタイミングチャート図である。
【図26】 従来の同期型半導体記憶装置のデータ書込
時の動作を示すタイミングチャート図である。
【図27】 従来の同期型半導体記憶装置の内部動作モ
ード指定信号発生部の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 バンクアドレス信号入力バッファ、2 コマンドデ
コーダ、4 アドレス信号入力バッファ、5,6 バン
ク駆動回路、30 バンク駆動信号発生回路、♯A,♯
B バンク、5a,6a セット/リセットフリップフ
ロップ、5b,6b 行系制御回路、30b 判定回
路、30c バンク決定回路、30d,30e 動作モ
ード指定信号発生回路、30f バンク判定/決定回
路、30g,30h バンク選択制御回路、30i,3
0m プリチャージトリガ信号発生回路、30j,30
n リードトリガ信号発生回路、30k,30p ライ
トトリガ信号発生回路、100 バンクアドレス信号入
力バッファ、102 コマンドデコーダ、110,11
2,114,116 バンク駆動回路、118 バンク
駆動信号発生回路、♯A,♯B,♯C,♯D バンク、
120 バンク判定/決定回路、122a,122b,
122c,122d 動作モード指定信号発生回路、1
18a OR回路、118b インバータ、118c
NAND回路、118d NAND回路、118e イ
ンバータ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立に活性および非活性化するこ
    とのできる複数のバンクを有する半導体記憶装置であっ
    て、 前記複数のバンク各々に対応して設けられ、与えられた
    動作モード指定信号に従って対応のバンクを駆動する複
    数のバンク駆動手段、および前記複数のバンク駆動手段
    に結合され、前記複数のバンク各々が活性状態にあるか
    否かを判定し、該判定結果が前記複数のバンクのうち1
    つのバンクのみが活性状態にあることを示すとき、該活
    性状態の1つのバンクに対し与えられた動作モード指示
    信号に対応する前記動作モード指定信号を出力する駆動
    信号発生手段を備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動信号発生手段は、前記複数のバ
    ンク各々に対応して設けられ、対応のバンク以外の他バ
    ンクの活性/非活性状態を示すバンク活性化信号を受け
    るゲート手段と、 前記複数のバンク各々に対応して設けられ、対応のゲー
    ト手段の出力信号が、該対応のゲート手段が受けたバン
    ク活性化信号がすべて非活性状態であることを示すとき
    該対応のバンクを指定するバンク指定信号を活性状態に
    保持するバンク選択手段、および前記複数のバンク各々
    に対応して設けられ、対応のバンク選択手段の出力信号
    と前記動作モード指示信号と対応のバンクのバンク活性
    化信号とを受けて、対応のバンクへ前記動作モード指定
    信号を発生する手段とを含む、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のバンクのうちのバンクを指定
    するバンクアドレス信号と外部からのバンク活性化指示
    信号とを受け、アドレス指定されたバンクを活性状態に
    駆動するバンク活性化信号を発生する手段をさらに備
    え、 各前記バンク駆動手段は前記バンク活性化信号に応答し
    て対応のバンクを活性化するアレイ活性化信号を発生す
    る手段を含み、 前記駆動信号発生手段は、前記複数のバンク各々のアレ
    イ活性化信号に従って各前記バンクの活性/非活性状態
    を判定する手段を含む、請求項1記載の半導体記憶装
    置。
  4. 【請求項4】 クロック信号に同期して動作する半導体
    記憶装置であって、 各々が互いに独立に活性状態および非活性状態へ駆動す
    ることのできる複数のバンク、 前記クロック信号に同期して与えられるバンクアドレス
    信号を受け、該受けたバンクアドレス信号が指定するバ
    ンクを指示するバンク指定信号を発生するバンク選択手
    段、 前記クロック信号に同期して前記バンクアドレス信号と
    同時に与えられるバンク活性化指示信号を受け、前記バ
    ンク選択手段からのバンク指示信号が指定するバンクへ
    アレイ活性化信号を出力するバンク活性化手段、 前記クロック信号に同期して与えられる、前記バンク活
    性化指示信号と異なる動作モード指示信号を受け、該受
    けた動作モード指示信号に対応する内部指示信号を発生
    する手段、 前記複数のバンク各々に対応して設けられ、前記バンク
    選択手段からのバンク指定信号と前記バンク活性化手段
    からの対応のバンクおよび他バンクのアレイ活性化信号
    とを受け、前記対応のバンクのアレイ活性化信号が活性
    状態にありかつ前記他バンクのアレイ活性化信号がすべ
    て非活性状態のとき、前記バンク選択手段からのバンク
    指定信号を無視して対応のバンクへ前記内部指示信号に
    従った動作モード活性化信号を与える複数の制御手段を
    備える、半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動信号発生手段は、前記判定結果
    が2以上のバンクが活性状態にあることを示すとき、前
    記動作モード指示信号とともに与えられるバンクアドレ
    ス信号に従って、アドレス指定されたバンクに対して前
    記動作モード指示信号に対応する動作モード指定信号を
    出力する手段をさらに備える、請求項1記載の半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 前記動作モード指示信号は、データの書
    込を指示する書込モード指示信号である、請求項1また
    は4記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記動作モード指示信号は、データの読
    出を指示する読出モード指示信号である、請求項1また
    は4記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記動作モード指示信号は、活性状態の
    バンクを非活性状態にするプリチャージ指示信号であ
    る、請求項1または4記載の半導体記憶装置。
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