JP3289701B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3289701B2 JP10462299A JP10462299A JP3289701B2 JP 3289701 B2 JP3289701 B2 JP 3289701B2 JP 10462299 A JP10462299 A JP 10462299A JP 10462299 A JP10462299 A JP 10462299A JP 3289701 B2 JP3289701 B2 JP 3289701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロックに同期し
て高速でデータを出力する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置においては、システム内
基本クロックの立上り時と立下り時の双方で外部とデー
タを授受するものがある。この種の半導体記憶装置は、
入出力されるデータを内部でクロック立上り時と立下り
時の2相のデータに分け、各相のデータ処理をデータ入
出力周期の倍の周期で行うこととすることにより、見か
け上高速動作して高速なシリアル転送データに対する内
部処理を可能としている。
【0003】図10は、かかる半導体記憶装置の従来に
おける構成を概念的に示した図である。この図におい
て、100は外部と接続される入出力パッドであり、こ
の半導体記憶装置が設けられるシステム内の基本クロッ
クに同期したシリアルデータが入出力される。ここで、
外部との間で入出力されるシリアルデータは、同基本ク
ロックの立上りと立下りのそれぞれの時点に1ビットず
つのデータが含まれるものとなっている。一般に、この
ようなシリアルデータのクロック立上り時のデータはe
venデータ、立下り時のデータはoddデータと呼称
される(従って、以下適宜この表現を用いる。)。
【0004】101は入出力パッド100へ入力された
シリアルデータ(書込データ)を基本クロック(図中の
符号“CLK”)に従ってevenデータとoddデー
タに分けるデマルチプレクサである。このデマルチプレ
クサ101は、evenデータをシリアル−パラレル変
換回路102−1e及び102−2eへ、oddデータ
をシリアル−パラレル変換回路102−1o及び102
−2oへとそれぞれ供給する。
【0005】シリアル−パラレル変換回路102−1e
及び102−1o、102−2e及び102−2oは、
それぞれパラレルデータ出力をライトアンプ103−
1、103−2へ供給する。ライトアンプ103−1、
103−2は、それぞれメモリセルアレイ104−1、
104−2のメモりセルにデータを書き込む。これらの
シリアル−パラレル変換回路及びライトアンプは、デー
タをいずれのメモリセルアレイに書き込むかによってそ
の動作が制御され、メモリセルアレイ104−1への書
込時にはシリアル−パラレル変換回路102−1e及び
102−1o並びにライトアンプ103−1の方のみが
動作し、メモリセルアレイ104−2への書込時にはシ
リアル−パラレル変換回路102−2e及び102−2
o並びにライトアンプ103−2の方のみが動作するも
のとなっている。
【0006】105−1、105−2は、それぞれメモ
リセルアレイ104−1、104−2から読み出される
データを増幅してパラレル−シリアル変換回路106−
1e及び106−1o、106−2e及び106−2o
へ供給するデータアンプである。ここで、読み出される
データは上記ライトアンプによって書き込まれたeve
nデータ及びoddデータからなるパラレルデータとな
っており、パラレル−シリアル変換回路106−1e及
び106−2e、106−1o及び106−2oへはそ
れぞれevenデータ、oddデータが供給されるよう
になっている。107−e、107−oは、それぞれパ
ラレル−シリアル変換回路106−1e又は106−2
e、106−1o又は106−2oからのevenデー
タ、oddデータを選択して出力するマルチプレクサで
ある。
【0007】これらのデータアンプ、パラレル−シリア
ル変換回路及びマルチプレクサは、データをいずれのメ
モリセルアレイから読み出すかによって動作が制御され
るものとなっている。すなわち、メモリセルアレイ10
4−1からの読出時には、データアンプ105−1並び
にパラレル−シリアル変換回路106−1e及び106
−1oの方のみが動作し、マルチプレクサ107−e、
107−oがそれぞれパラレル−シリアル変換回路10
6−1e、106−1oからのデータを選択して出力す
る。これに対し、メモリセルアレイ104−2からの読
出時には、データアンプ105−2並びにパラレル−シ
リアル変換回路106−2e及び106−2oの方のみ
が動作し、マルチプレクサ107−e、107−oがそ
れぞれパラレル−シリアル変換回路106−2e、10
6−2oからのデータを選択して出力する。尚、このよ
うな読出時の動作制御や上述した書込時の動作制御は、
図示せぬ所定のコントロール回路が読出ないし書込のア
ドレスに応じて所定の制御信号(図示略)や選択信号
(図中の符号“U/L”)等を供給することによって行
われる。
【0008】108は基本クロックCLKの立上り時に
マルチプレクサ107−eからのevenデータを出力
し、立下り時にマルチプレクサ107−oからのodd
データを出力するマルチプレクサであり、このマルチプ
レクサ108の出力が入出力パッド100から外部への
出力となる。
【0009】このような構成において、外部から入出力
パッド100へ書込データが入力されると、デマルチプ
レクサ101によりevenデータとoddデータに分
けられて各シリアル−パラレル変換回路へ供給される。
この時、指定された書込アドレスがメモリセルアレイ1
04−1内のものであったとすると、半導体記憶装置内
部ではevenデータが基本クロックの立下り時にシリ
アル−パラレル変換回路102−1eに取り込まれ、o
ddデータは基本クロックの立上り時にシリアル−パラ
レル変換回路102−1oに取り込まれる(半導体記憶
装置内部ではevenデータとoddデータをクロック
の立上りか立下りのいずれで処理するかについての制約
がないので、このように外部との入出力タイミングと反
転させても差しさえない。次述の読出時についても同
様。)。これにより、evenデータとoddデータは
それぞれパラレルデータに変換され、ライトアンプ10
3−1を介してメモリセルアレイ104−1内の所定の
メモりセルに書き込まれる。
【0010】そして読出時においては、読出アドレスに
対応するメモリセルからのデータがデータアンプへ供給
される。今、指定された読出アドレスがメモリセルアレ
イ104−1内のものであったとすると、メモリセルア
レイ104−1からパラレルのevenデータ、odd
データがそれぞれデータアンプ105−1を介してパラ
レル−シリアル変換回路106−1e、106−1oへ
入力され、シリアルデータに変換されてマルチプレクサ
107−e、107−oへ供給される。すなわち、ev
enデータは、パラレル−シリアル変換回路106−1
eへ供給される基本クロックの立下りに同期して順次マ
ルチプレクサ107−eへ供給され、oddデータは、
パラレル−シリアル変換回路106−1oへ供給される
基本クロックの立上りに同期して順次マルチプレクサ1
07−oへ供給される。
【0011】このとき、マルチプレクサ107−e、1
07−oはそれぞれパラレル−シリアル変換回路106
−1e、106−1oからのデータを選択して出力し、
それらの出力をマルチプレクサ108が基本クロックの
立上りと立下りで交互に選択して順次出力する。これに
より、入出力パッド100から外部へ出力されるデータ
は、基本クロックの立上り時と立下り時にそれぞれ1ビ
ットずつのデータを含む高速シリアルデータとなる
(尚、メモリセルアレイ104−2についての書込及び
読出も以上のメモリセルアレイ104−1の場合と同様
にして行われる。)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、LS
Iの微細化に伴い、CPU(中央演算処理装置)の動作
速度は年々向上し、その基本クロック周波数は400M
Hzを上回るようになった。これに対し、半導体記憶装
置は、記憶容量が大規模化したものの、それに伴って内
部におけるワード線やビット線の配線長が長くなり、こ
れに応じて配線への充放電現象による遅延が生じてくる
ため、CPUほど高速化が実現できていない。上述した
ような半導体記憶装置において、データ入出力周期より
も長い内部処理周期を確保することは、このような半導
体記憶装置内外の動作速度差を補うために不可欠なこと
となっている。
【0013】かかる実情の下、上述した従来の半導体記
憶装置では、デマルチプレクサ後段とマルチプレクサ前
段で入出力データを2相に分けることによって高速なデ
ータ入出力周期よりも長い倍相当の内部処理周期を確保
している。このため、デマルチプレクサ101等からな
る入力回路とマルチプレクサ107−e、107−o及
び108等からなる出力回路は、半導体記憶装置内外の
境界である入出力パッドPAの近くに設ける必要があ
る。
【0014】ここで、入出力パッドについては、半導体
記憶装置を樹脂封止型パッケージに組み込み、そのチッ
プ周縁に配置することが従来においては一般的であり、
同チップ周縁に対応して配置される外部リードとワイヤ
ボンディングによって接続することとされていた。しか
し、大容量で高速化が要求される半導体記憶装置のレイ
アウトでは、入出力パッドをチップ上中心線付近の中央
帯状領域(以下「中央領域」という。)に配列し、その
中央領域の両外側にそれぞれメモリセルアレイを配置す
ることが多く、記憶容量が大きいものにあってはほとん
どが中央領域に入出力パッドを配列しているといってよ
い。
【0015】又、半導体記憶装置を封入するパッケージ
は小型化が要求されており、BGA(Ball Grid Arra
y)パッケージ等のCSP(Chip Size Package)に組み
立てることが多い。BGAパッケージでは、パッケージ
裏面の中央付近に半田等のボールが格子点(グリッド)
状に配置されており、それらに対応して入出力パッドは
中央領域に配列される。そしてこのような構造の半導体
記憶装置において、記憶容量を増やすとき、或いは、入
出力データのデータ幅を増やすとき、それまでのプリン
ト配線基板の配置変更を最小限にするためには、それま
でのアドレス端子やデータ端子の位置を継承することが
望ましく、増分のアドレス端子やデータ端子については
それまでの端子配置の外側に配置することが望ましい。
更に、半導体記憶装置に関するスペックでボールの配置
や各ボールの端子アサイン(どの入出力パッドと接続す
るか)、各電極の容量及びインダクタンス等が予め定め
られており、ボール・グリッドからの配線の引き回しに
制約がある。これらのことから、半導体記憶装置の入出
力パッド位置は構造上も必然的に中央領域に決まってし
まうことが多い。
【0016】又、同様の制約やその役割等から周辺回路
用のコントロール回路も中央領域に設けられる。この場
合、チップの中央領域において、入出力パッドを中心線
上に配列してその両脇の領域にコントロール回路を設け
ることとすると、入出力パッドを避けてコントロール回
路内のデータ授受を行わなければならなくなり、構成が
非常に煩雑となる上に、そのデータ授受のための配線に
よって入出力パッドの間隔が広がってしまう。このた
め、半導体記憶装置のレイアウトは、基本的にコントロ
ール回路を中央領域内の一方側に寄せ、他方側に入出力
パッドを配列し、中央領域の両外側にそれぞれメモリセ
ルアレイを配置したものとなる。
【0017】従って、入出力パッド近くに設けなければ
ならない入出力回路(上記入力回路及び出力回路)は、
チップ上の中心線からずれた位置に設けられることにな
る。これにより、中央領域の両外側にあるメモリセルア
レイはそれぞれ入出力回路との間の距離が異なるものと
なり、入出力回路から遠い方のメモリセルアレイについ
ては読出データが出力回路に到達するのが遅くなる。例
えば、図10において、入出力パッド100が中央領域
内のメモリセルアレイ104−1寄りに設けられていた
とすると、パラレル−シリアル変換回路106−1e及
び106−1oはマルチプレクサ107−e等の出力回
路まで比較的近いが、パラレル−シリアル変換回路10
6−2e及び106−2oはそれより遠く、出力回路ま
で読出データが到達するのにより多くの時間を要するこ
とになる。
【0018】このような各メモリセルアレイからの読出
データの到達時間差は、例えば、中央領域の幅が150
0μmで出力回路が同幅内1200:300の位置に設
けられ、基本クロックが400MHzである場合で0.
1ns程度である。この程度の時間差は、パラレル−シ
リアル変換回路で既に取り込まれている読出データを以
後のクロックの立上り及び立下りで順次送出していく場
合には特に問題とならない。
【0019】しかし、読出時の先頭データ、すなわち、
一番最初に出力回路へ送出する読出データにあっては、
読出を開始する最初の基本クロックの立上り又は立下り
の時点で、データアンプからパラレル−シリアル変換回
路へ取り込んで直ちに出力し、出力回路まで到達させな
ければならない。従って、読出データが出力回路まで遠
い方のメモリセルアレイにある場合には動作速度が低下
する。このため、上述した従来の半導体記憶装置におい
ては、出力回路から遠い方のメモリセルアレイから読み
出しを行う動作、すなわち、遅い方の読出動作によって
動作速度特性が決定されてしまうという問題があった。
【0020】更に、従来の半導体記憶装置は、いずれの
メモリセルアレイからの読出データを出力するか選択す
るマルチプレクサ(図10中の107−e及び107−
o)と、evenデータとoddデータのいずれを出力
するか選択するマルチプレクサ(同図中の108)とを
有する構成となっていたので、パラレル−シリアル変換
回路から供給される読出データはゲートを2段通過しな
ければ出力されない。このため読出データの伝達遅延が
大きく、動作速度を低下させる要因となっていた。
【0021】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、各記憶領域から読出データが出力回路へ到達す
るまでの時間差による動作特性の劣化を解消すると共
に、読出データの出力に至るまでの遅延要素を削減し、
より高速な動作が可能な半導体記憶装置を提供すること
を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外部に対し、クロックの立上りと立下りでデータを出力
する半導体記憶装置において、前記立上り時のデータの
みを記憶して読出動作時に順次出力する第1の記憶部
と、前記立下り時のデータのみを記憶して読出動作時に
順次出力する第2の記憶部と、外部に対してデータを出
力する端子の近傍に設けられ、前記第1及び第2の記憶
部から出力されたデータを受け、それらを前記クロック
の立上りと立下りに従って前記端子へ出力する出力手段
とを有し、前記第1及び第2の記憶部のうち、読出動作
時に外部に対して最初に出力するデータの記憶部を、他
方の記憶部よりも前記出力手段の近くに配置したことを
特徴としている。
【0023】請求項2記載の発明は、外部に対し、クロ
ックの立上りと立下りでデータを出力する半導体記憶装
置において、前記立上り時のデータのみを記憶して読出
動作時に順次出力する第1の記憶部と、前記立下り時の
データのみを記憶して読出動作時に順次出力する第2の
記憶部と、外部に対してデータを出力する端子の近傍に
設けられ、前記第1及び第2の記憶部から出力されたデ
ータを受け、それらを前記クロックの立上りと立下りに
従って前記端子へ出力する出力手段とを有し、前記第1
及び第2の記憶部のうち、読出動作時に外部に対して最
初に出力するデータの記憶部と前記出力手段との間の配
線長を、他方の記憶部と前記出力手段との間の配線長よ
りも短くしたことを特徴としている。
【0024】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体記憶装置において、前記端子は、前記第1及
び第2の記憶部間の領域内であって、いずれか一方の記
憶部側により近い位置に設けられ、前記最初に出力する
データの記憶部は、当該一方の記憶部であることを特徴
としている。
【0025】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかの項記載の半導体記憶装置において、前記第1及
び第2の記憶部に対し、データの出力を制御する制御ク
ロックをそれぞれ別個に調整して与えることを特徴とし
ている。
【0026】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかの項記載の半導体記憶装置において、前記出力手
段は、前記第1、第2の記憶部から出力されたデータを
それぞれ入力とし、導通状態のときに入力データを前記
端子へ伝達する第1、第2のゲートと、前記立上り時に
前記第1のゲートを導通状態、前記第2のゲートを非導
通状態とし、前記立下り時に前記第1のゲートを非導通
状態、前記第2のゲートを導通状態とするゲート制御手
段とを有することを特徴としている。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかの項記載の半導体記憶装置において、前記出力手
段は、前記第1の記憶部から出力されたデータを入力と
し、前記立上り時には入力データに応じた出力をし、前
記立下り時には一定の出力をする第1の論理ゲートと、
前記第2の記憶部から出力されたデータを入力とし、前
記立下り時には入力データに応じた出力をし、前記立上
り時には前記一定の出力をする第2の論理ゲートと、前
記第1及び第2の論理ゲートの出力を入力とし、一方の
入力が前記一定の出力のときに他方の入力に応じたデー
タを前記端子へ出力する第3の論理ゲートとを有するこ
とを特徴としている。
【0028】請求項7記載の発明は、第1と第2の記憶
部に記憶されたデータを、端子を介して交互に外部へ出
力する半導体記憶装置であって、前記第1の記憶部と前
記第2の記憶部との間に前記端子が位置し、前記第1の
記憶部のデータを先に出力した後に前記第2の記憶部の
データを出力するように構成され、前記第1の記憶部を
前記第2の記憶部より前記端子に近い位置に配置したこ
とを特徴としている。
【0029】請求項8記載の発明は、前記端子を介して
外部から入力されたシリアルデータを前記第1と第2の
記憶部に交互に記憶する請求項7記載の半導体記憶装置
であって、入力されたシリアルデータを記憶する際、前
記第1、第2の記憶部に書き込むべきシリアルのデータ
をそれぞれパラレルデータに変換する第1、第2のシリ
アル−パラレル変換手段と、記憶されたデータを出力す
る際、前記第1、第2の記憶部から読み出されたパラレ
ルデータをそれぞれシリアルのデータに変換する第1、
第2のパラレル−シリアル変換手段とを有し、前記第
1、第2のパラレル−シリアル変換手段から前記端子へ
の配線長を、前記第1、第2のシリアル−パラレル変換
手段から前記端子への配線長よりそれぞれ短くしたこと
を特徴としている。
【0030】請求項9記載の発明は、請求項8記載の半
導体記憶装置において、前記第1、第2のパラレル−シ
リアル変換手段は、前記パラレルデータの各ビットデー
タを保持して出力する複数の保持手段を有し、前記ビッ
トデータのうちで連続する読出データの先頭となるデー
タの保持手段を、当該データに続く読出データとなるデ
ータの保持手段より、前記端子に近い側に配置したこと
を特徴としている。
【0031】
【発明の実施の形態】<構成>以下、図面を参照して本
発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の
一実施形態による半導体記憶装置の構成を概念的に示し
た図である。
【0032】図1において、PAは本半導体記憶装置の
中央領域(I/Oパッド領域と呼ばれるチップ上中心線
付近の中央帯状領域)に設けられ、外部と接続される入
出力パッドである。同中央領域の両外側には後述するメ
モリセルアレイ等が隣接しており、入出力パッドPAは
それら両外側にあるメモリセルアレイ等のいずれか一方
により近い側に配置され、他側には図示せぬコントロー
ル回路等が配置されている。
【0033】尚、図中の入出力パッドPAは、データ入
出力用の1つのパッドを例示したものであって、この1
つのパッドにデータ入出力用のパッドが限定されるわけ
ではなく、入出力データの幅に応じて複数のパッドが入
出力パッドとして設けられる。又、図示は省略するが、
本半導体記憶装置は、それらの入出力用パッド以外に、
アドレス信号入力用の複数のパッドや制御信号入力用の
複数のパッド、基本クロック入力用のパッド等を有し、
それぞれのパッドから書込ないし読出の動作に必要な所
定の信号を受けるようになっている。
【0034】入出力パッドPAでは、本半導体記憶装置
が設けられるシステム内の基本クロックに同期したシリ
アルデータが入出力される。このシリアルデータは、同
基本クロックの立上りと立下りのそれぞれの時点に1ビ
ットずつのデータが含まれるものとなっている。以下、
この入出力パッドPAで(外部との間で)入出力される
基本クロック立上り時のデータをevenデータ、立下
り時のデータをoddデータという。但し、半導体記憶
装置内部ではevenデータとoddデータをクロック
の立上りか立下りのいずれで処理するかについての制約
がないので、内部処理に関してはクロックタイミングを
反転させても差しさえない。このため、内部処理のクロ
ックタイミングは設計上の便宜等を考慮して適宜決定さ
れる。そこで、本半導体記憶装置においては、外部との
関係では立上り時にevenデータを、立下り時にod
dデータを入出力するのに対し、内部では立下り時にe
venデータを、立上り時にoddデータを処理するも
のとして以下の話を進めることにする。
【0035】DE−MUXは入出力パッドPAの直近に
設けられたデマルチプレクサであり、図示せぬ所定のバ
ッファ等と共に入力回路を構成する。このデマルチプレ
クサDE−MUXは、入出力パッドPAへ入力されたシ
リアルデータ(書込データ)を基本クロック(図中の符
号“CLK”)に従ってevenデータとoddデータ
に分け、evenデータをシリアル−パラレル変換回路
S−Peへ、oddデータをシリアル−パラレル変換回
路S−Poへとそれぞれ供給する。
【0036】ここで、デマルチプレクサDE−MUX
は、それぞれのビットのevenデータを基本クロック
CLKの立下り時から出力し始め、その出力を次の立下
り時まで保持する。又、それぞれのビットのoddデー
タを基本クロックCLKの立上り時から出力し始め、次
の立上り時まで保持する。これにより、evenデー
タ、oddデータを外部とのデータ入出力周期の倍の周
期で連続する2相のシリアル信号形態とし、それぞれシ
リアル−パラレル変換回路S−Pe、S−Poへ順次供
給する。
【0037】シリアル−パラレル変換回路S−Pe、S
−Poは、それぞれデマルチプレクサDE−MUXから
順次供給された所定ビット数のevenデータ、odd
データをパラレルに変換してライトアンプWAe、WA
oへ出力する。ライトアンプWAe、WAoは、それぞ
れシリアル−パラレル変換回路S−Pe、S−Poから
出力されたパラレルのevenデータ、oddデータを
所定の信号レベルにしてメモリセルアレイSAe、SA
oの領域へ出力する。
【0038】メモリセルアレイSAe、SAoは、半導
体記憶素子等からなる複数のメモリセルが配列された記
憶素子領域であり、それぞれデータの書込時にはライト
アンプWAe、WAoから出力されたパラレルデータが
書き込まれる。従って、セルアレイSAeにはeven
データのみが格納され、メモリセルアレイSAoにはo
ddデータのみが格納されることになり、データの読出
時には上記所定ビット数のevenデータがパラレルで
メモリセルアレイSAeからデータアンプDAeへ出力
され、上記所定ビット数のoddデータはパラレルでメ
モリセルアレイSAoからデータアンプDAoへ出力さ
れる。
【0039】データアンプDAe、DAoは、それぞれ
メモリセルアレイSAe、SAoから読み出されたev
enデータ、oddデータを増幅してパラレル−シリア
ル変換回路P−Se、P−Soへ出力する信号増幅手段
である。
【0040】パラレル−シリアル変換回路P−Seは、
それぞれのビットのevenデータをクロックCLKe
の立下りに同期して順次出力していき、各立下り間では
各ビットデータの出力を保持している。一方、パラレル
−シリアル変換回路P−Soは、それぞれのビットのo
ddデータをクロックCLKoの立上りに同期して順次
出力していき、各立上り間では各ビットデータの出力を
保持している。ここにいうクロックCLKe、CLKo
とは、それぞれ基本クロックCLKをevenデータ、
oddデータの処理の制御用に微調整したクロックであ
り、周波数は基本クロックCLKと同一でこれに適当な
遅延等をかけ、立上りエッジと立下りエッジとをクロッ
クCLKe、CLKoのそれぞれについて独立に調整し
たものとなっている。このような構成により、パラレル
−シリアル変換回路P−Se、P−Soはそれぞれデー
タアンプDAe、DAoから出力されたevenデー
タ、oddデータを上記同様のシリアル信号形態に変換
してマルチプレクサMUXへ順次供給する。
【0041】マルチプレクサMUXは、入出力パッドP
Aの直近に設けられ、図示せぬ所定のバッファ等と共に
出力回路を構成する手段であって、その2つのデータ入
力端子がパラレル−シリアル変換回路P−Se、P−S
oと接続され、出力端子が入出力パッドPAと接続され
ており、同出力端子からの出力が外部への出力となる。
このマルチプレクサMUXは、そのクロック入力端子で
基本クロックCLKの供給を受け、基本クロックCLK
の立上りと立下りで2つのデータ入力端子に入力されて
いるデータを交互に選択して出力する。これにより、基
本クロックCLKの立上り時にはパラレル−シリアル変
換回路P−Seからのevenデータを、立下り時には
パラレル−シリアル変換回路P−Soからのoddデー
タを入出力パッドPAへ出力することとし、外部に対し
ては基本クロックの立上りと立下りで1ビットずつのデ
ータを含むシリアルデータが出力されるようになってい
る。
【0042】又、マルチプレクサMUXとパラレル−シ
リアル変換回路P−Seとを接続する配線の長さは、デ
マルチプレクサDE−MUXとシリアル−パラレル変換
回路S−Peとを接続する配線の長さより短くなってい
る(パラレル−シリアル変換回路P−Seの方がシリア
ル−パラレル変換回路S−Peよりも入出力回路の近く
に配置されている。)。そして同様に、マルチプレクサ
MUXとパラレル−シリアル変換回路P−Soとを接続
する配線の長さもデマルチプレクサDE−MUXとシリ
アル−パラレル変換回路S−Poとを接続する配線の長
さより短くなっている。本半導体記憶装置は、このよう
な構成によってデータの書込と読出とで外部との連動動
作形態が異なることに対処するものとなっている。すな
わち、書込処理は、外部からアドレス信号、書込データ
及び書込コマンド等が与えられれば後は内部の処理タイ
ミングに従って書込を完了させることができるのに対
し、読出処理は、外部からアドレス信号及び読出コマン
ド等が与えられてから所定の時間内に読出データを外部
へ出力しなければならないので、読出データの伝達経路
となる配線の方を短くし、より厳しい時間的制約が課さ
れる読出データの方をより速く伝達させるようになって
いる。
【0043】ここで、上述した本半導体記憶装置の構成
を採用したDRAMのレイアウト例を図2に示す。この
図においては、上記構成要素に相当するものの配置部分
を図1と同一符号を付して表してある。
【0044】図2において、CCはコントロール回路で
あり、DLL(Delayed Locked Loop;タイミング発生
回路、クロック調整回路)や内部降圧用の基準電圧発生
回路、昇圧回路、BBG(Back Bias Generator;基板
電位発生回路)、リダンダンシヒューズ等、種々の制御
用回路によって構成されている。図示のレイアウト例
は、このコントロール回路CCが中央領域内のメモリセ
ルアレイSAo側に配置され、上記入出力パッドPAが
メモリセルアレイSAe側に配置されたものとなってい
る。又、煩雑となるため図示は省略したが、各入出力パ
ッドPAの両脇には上記デマルチプレクサDE−MUX
等からなる入力回路とマルチプレクサMUX等からなる
出力回路とが配置されている。尚、RDはロウアドレス
のデコーダ、CDはカラムアドレスのデコーダであり、
外部から指定された書込アドレスないし読出アドレスに
対応するメモリセルを活性化する。
【0045】上記シリアル−パラレル変換回路S−P
e、ライトアンプWAe、データアンプDAe及びパラ
レル−シリアル変換回路P−Seは、セルアレイSAe
に隣接して配置されている(図2中の上段部分参照)。
一方、シリアル−パラレル変換回路S−Po、ライトア
ンプWAo、データアンプDAo及びパラレル−シリア
ル変換回路P−Soは、メモリセルアレイSAoに隣接
して配置されている(同下段部分参照)。これにより、
メモリセルアレイSAe側にはevenデータ専用の記
憶部が形成され、メモリセルアレイSAo側にはodd
データ専用の記憶部が形成されている(以下、これらの
記憶部をそれぞれ「evenデータ記憶部」、「odd
データ記憶部」という。)。
【0046】そして、読出動作において一番最初に出力
すべきビットのデータが記憶されている記憶部の方が入
出力パッドPAにより近い位置に配置されている。すな
わち、入出力パッドPAがいずれかのメモリセルアレイ
側に寄って配置されているので、そのメモリセルアレイ
側が読出データ1ワードのうちで一番最初に読み出して
出力すべき先頭データの記憶部となっている(一番最初
の読出ビットデータはスペックないしシステム構成等に
応じて予め決まっている。)。
【0047】ここに、読出データの1ワードとは、外部
からの1回のアクセスによって連続して読み出されるデ
ータの集合を意味する。例えば、図1の半導体記憶装置
の構成からなる記憶ブロックが図2のレイアウト内に3
2ブロック搭載されて1つの半導体記憶装置を構成し、
それぞれのブロックが8ビット分(4クロック分)のデ
ータをまとめて読み書きするものであったとすると、基
本クロックの立上りと立下りのそれぞれで外部と授受さ
れるデータは全体として32ビット幅である。そこでこ
れを1バイトと呼ぶことにすると、外部からの1回のア
クセスでは連続して8バイトのデータが読み出されるの
で、1ワードは8バイト(32×8ビット)のデータと
いうことになる。
【0048】すなわち、本半導体記憶装置の内部では1
ワードを1つのアドレスとして処理し、外部に接続され
て本半導体記憶装置をアクセスするCPU等では1バイ
トのデータを1つのアドレスとして処理する。上述の例
でいえば、外部から1つのアドレスが指定されると、各
ブロックでは次のアドレスが入力されることなく8ビッ
トの連続したアドレスのデータが読み書きされる。この
場合、各ブロックにおいては、基本クロック4周期で入
出力される8ビットのデータをまとめて読み書きするの
で、1ワードのデータ入出力周期に対しては4倍相当の
内部処理周期を確保することができる(但し、連続する
アドレスのデータは8ビットに限られるものではない。
又、1バイトのデータ幅も4ビット、8ビット、16ビ
ット、32ビット、64ビット、…等、レイアウト内の
ブロック数等に応じた任意のビット数としてよい。)。
【0049】図2のレイアウト例は、一度の読出動作
(所定のビット数からなる1ワードデータの読出動作)
における一番最初の読出データがevenデータ中の1
ビットである場合の具体的構成例を示しており、入出力
パッドPAがメモリセルアレイSAe側のevenデー
タ記憶部により近い位置に配置され、メモリセルアレイ
SAo側のoddデータ記憶部とはコントロール回路C
Cを隔てて遠くなっている。このため、パラレル−シリ
アル変換回路P−SeとマルチプレクサMUXとの間の
配線長がパラレル−シリアル変換回路P−Soとマルチ
プレクサMUXとの間の配線長よりも短くなっている。
【0050】本半導体記憶装置においては、このように
各記憶部及び入出力パッド等が配置され、パラレル−シ
リアル変換回路P−Se、P−Soの出力が入出力パッ
ドPA直近にあるマルチプレクサMUXのデータ入力端
子へ接続されている。従って、一番最初に出力すべき読
出データについては、常に、パラレル−シリアル変換回
路からマルチプレクサMUXまでの距離が近く、短い方
の配線を介して伝達されることになる。
【0051】<動作> (1)書込動作 次に、上記構成による動作について説明する。まず、デ
ータの書込時にあっては、外部から入出力パッドPAへ
書込データが入力されると共に先頭の書込アドレスが入
力され、データを書き込むメモリセルの指定がなされ
る。
【0052】すると、その書込データがデマルチプレク
サDE−MUXによりevenデータとoddデータに
分けられ、evenデータはシリアル−パラレル変換回
路S−Peへ供給され、oddデータはシリアル−パラ
レル変換回路S−Poへ供給される。これにより、シリ
アル−パラレル変換回路S−Pe、S−Poで取り込ま
れたevenデータ、oddデータがそれぞれパラレル
データに変換され、ライトアンプWAe、WAoを介し
てメモリセルアレイSAe、SAo内の所定のメモりセ
ルにそれぞれ書き込まれる。
【0053】尚、ここにいう所定のメモリセルは、指定
された書込アドレスに対応するものである。このような
メモリセルは、各アドレスに対応するevenデータ、
oddデータのメモリセル領域をそれぞれメモリセルア
レイSAe、SAoにおいて予め定めておくことで決定
する。
【0054】(2)読出動作 そしてデータの読出時においては、外部から先頭の読出
アドレスの指定がなされると、それに対応するメモリセ
ルアレイSAe内のメモリセルから読出データ中のev
enデータが出力され、同様にメモリセルアレイSAo
内の対応メモリセルからoddデータが出力される。こ
れらのデータはそれぞれデータアンプDAe、DAoを
介してパラレル−シリアル変換回路P−Se、P−So
へ出力される。
【0055】今、一番最初に出力すべき先頭読出データ
がevenデータ中のビットデータであり、evenデ
ータ記憶部の方が入出力パッドPA近くに配置されてい
たとする(すなわち、図2のようなレイアウト構成であ
ったとする。)。この場合、パラレル−シリアル変換回
路P−Seにおいては、データアンプDAeからのev
enデータを取り込むと共に、そのうちの一番最初の読
出データをクロックCLKeが立ち下がった時点で直ち
にマルチプレクサMUXへ供給する。
【0056】すると、その最初の読出データはパラレル
−シリアル変換回路P−Seから上述した短い方の配線
を介して伝達され、短時間でマルチプレクサMUXへ到
達する。これにより、マルチプレクサMUXにおける選
択出力動作を開始できる状態となり、基本クロックCL
Kが立ち上がった時点で当該読出データが入出力パッド
PAへ出力される。
【0057】一方、このときパラレル−シリアル変換回
路P−Soにおいては、データアンプDAoからのod
dデータを取り込むと共に、oddデータ中で一番最初
に出力すべきビットデータ、換言すれば2番目に出力す
べき読出データをクロックCLKoが立ち上がった時点
で直ちにマルチプレクサMUXへ供給する。すると、そ
の2番目の読出データはパラレル−シリアル変換回路P
−SoからマルチプレクサMUXまでの長い方の配線を
介して伝達される。
【0058】ここで、マルチプレクサMUXがoddデ
ータの方を選択出力するのは、上記最初の読出データを
選択出力してから基本クロック半周期分の時間が経過し
た後である。このため、2番目の読出データはその時間
内にマルチプレクサMUXまで到達すればよい。
【0059】これに対し、各パラレル−シリアル変換回
路からマルチプレクサMUXまでの信号到達時間差は、
例えば図2中の中央領域の幅が1500μmで入出力パ
ッドPAが図中W1:W2=1200:300の位置に設
けられているとすると0.1ns程度である。基本クロ
ックCLKの周波数が400MHzの場合、同周波数で
の半周期は1.25nsであるので、マルチプレクサM
UXからは上記最初の読出データが出力されてから1.
25ns後に2番目の読出データが出力されることにな
る。従って、2番目の読出データを上記時間内にマルチ
プレクサMUXまで到達させることは十分可能であり、
2番目の読出データはマルチプレクサMUXでの選択出
力に間に合い、何等の支障もなく入出力パッドPAへ出
力される。
【0060】以後、パラレル−シリアル変換回路P−S
eからはクロックCLKeの立下りに同期して順次ev
enデータが供給され、パラレル−シリアル変換回路P
−SoからはクロックCLKoの立上りに同期して順次
oddデータが供給される。そして、マルチプレクサM
UXでそれらが交互に選択され、基本クロックCLKの
立上りと立下りで変化する高速なシリアルデータとなっ
て入出力パッドPAへ出力される。
【0061】以上が本半導体記憶装置における書込及び
読出の動作である。上述したように、本半導体記憶装置
では一番最初の読出データが常に短い方の配線を介して
出力回路へ伝達されるので、読出アドレスの如何に拘わ
らず、読出はすべて上記読出動作同様の過程によって行
われ、常に一番最初の読出データが迅速に出力される。
従って、入出力パッドに近い方のメモリセルアレイから
読み出しを行う動作、すなわち、速い方の読出動作によ
って動作速度特性が決定されることになり、より高速な
動作が可能となる。
【0062】例えば、上記基本クロック周波数400M
Hzの例では、約0.1nsの動作時間短縮による高速
化が図れる。すなわち、基本クロック周波数が400M
Hzの場合、最初の読出データは、外部へ出力すべきタ
イミングである基本クロックの立上りエッジより約0.
625ns程前にマルチプレクサMUXの入力端で確定
していなければならない。これに対し、上述の0.1n
sという信号到達時間差は、その0.625nsの16
%も占める時間差となっており、製造ばらつきなどを考
慮すると決して無視できるものではない。このため、最
初の読出データを長い方の配線で伝達させると必ずしも
適切に出力できるとは限らず、動作速度特性を0.1n
s遅い方に設定せざるを得ない。これを本半導体記憶装
置では最初の読出データを常に短い方の配線で伝達する
ことによって確実に出力されるようにし、動作速度特性
を0.1ns速い方とすることを可能としている。
【0063】又、本半導体記憶装置では、一のメモリセ
ルアレイ側をevenデータ専用の記憶部とし、他のメ
モリセルアレイ側をoddデータ専用の記憶部としたの
で、読出動作中いずれか一方のメモリセルアレイからの
読出データを出力させておく手段(図10でいえばマル
チプレクサ107−e及び107−o)が不要となる。
これにより、読出データの伝達遅延要素を削減すること
ができ、更に高速な動作が可能となると共に、構成の簡
略化ないし縮小化が図れる(例えば、上記基本クロック
周波数400MHzの例では、約0.2nsの動作時間
短縮による高速化が図れる。)。
【0064】加えて、本半導体記憶装置においては、デ
マルチプレクサDE−MUX以降からマルチプレクサM
UX以前まで、evenデータとoddデータを処理す
るための構成がそれぞれ完全に独立しているので、上記
クロックCLKeとCLKoをそれぞれ別個に微調整す
ることができる。これにより、クロックCLKeについ
ては立下りエッジのみを基準としてこれを適当に前後さ
せ、クロックCLKoについては立上りエッジのみを基
準としてこれを適当に前後させることができ、上述した
動作を実現する最適な動作制御クロックを容易に供給す
ることができる。
【0065】<各構成要素の具体例>続いて、上記半導
体記憶装置におけるいくつかの構成要素につき、更に具
体的な構成例を説明する。
【0066】(1)シリアル−パラレル変換回路 上記シリアル−パラレル変換回路S−Peの具体的な構
成例を図3に示す。これは、上記半導体記憶装置におい
て一度の書込で8ビットのデータを書き込むこととした
場合の構成例である。すなわち、シリアル−パラレル変
換回路S−Peは、書込データ中のevenデータのみ
をパラレルに変換するものであるので、図示のように4
段のフリップフロップF6、F4、F2及びF0と4つ
のラッチL6、L4、L2及びL0によって構成され、
8ビットの書込データ中4ビットのevenデータを処
理するものとなっている。
【0067】フリップフロップF6、F4、F2、F0
は、それぞれネガティブエッジトリガ型のDフリップフ
ロップであり、クロック入力端子で基本クロックCLK
の供給を受け、その立下りエッジに従って入力データを
取り込み、後段へ送出する。フリップフロップF6のデ
ータ入力端子は、上記デマルチプレクサDE−MUXと
接続され(図示略)、入力データINとしてevenデ
ータの供給を受けるようになっている。一方、他のフリ
ップフロップF4、F2、F0のデータ入力端子は、そ
れぞれ前段のフリップフロップのデータ出力端子と接続
され、それぞれのフリップフロップからの出力がラッチ
L6、L4、L2、L0の入力データi6、i4、i
2、i0として供給されるようになっている。
【0068】ラッチL6、L4、L2、L0は、それぞ
れラッチ信号LATを受け、これがHレベルに立ち上が
ったときに入力端子へ供給されている入力データi6、
i4、i2、i0をラッチする。これらラッチL6、L
4、L2、L0の入力端子は、それぞれフリップフロッ
プF6、F4、F2、F0のデータ出力端子と接続さ
れ、それぞれのフリップフロップからの出力が入力デー
タi6、i4、i2、i0として供給されるようになっ
ている。又、ラッチL6、L4、L2、L0は、それぞ
れラッチしたデータを出力データout6、out4、
out2、out0として出力するが、それらの出力の
端子は上記ライトアンプWAeと接続されており(図示
略)、出力データout6、out4、out2、ou
t0はライトアンプWAeによってメモリセルアレイS
Ae内に書き込まれることになる。
【0069】このような構成において、デマルチプレク
サDE−MUXから供給される4ビットシリアルのev
enデータがパラレルデータに変換される。その動作の
タイミングチャートを図4に示す。まず、evenデー
タの第1番目のビットのデータ“data0”が入力データ
INとして供給され、その供給期間中の時刻t0で基本
クロックCLKが立ち下がると、フリップフロップF6
がデータ“data0”を取り込んでこれを出力し、フリッ
プフロップF4及びラッチL6への入力データi6が
“data0”となる。
【0070】次いで、evenデータの第2番目のデー
タ“data2”が供給され、その供給期間中の時刻t1で
基本クロックCLKが立ち下がると、上記同様にしてフ
リップフロップF4等への入力データi6は“data2”
となる。又、この直前の入力データi6であった“data
0”は、フリップフロップF4で取り込まれて出力さ
れ、フリップフロップF2及びラッチL4への入力デー
タi4となる。
【0071】以後においても同様にして新たなeven
データの供給と基本クロックCLKの立下りがある度に
データがシフトする。すなわち、時刻t2では、入力デ
ータi6が“data4”となると共に、直前の入力データ
i6、i4がフリップフロップF4、F2の出力となっ
て入力データi4、i2が“data2”、“data0”とな
り、時刻t3では、入力データi6が“data6”となる
と共に、直前の入力データi6、i4、i2がフリップ
フロップF4、F2、F0の出力となって入力データi
4、i2、i0が“data4”、“data2”、“data0”
となる。
【0072】そして、時刻t3でのデータシフトが完了
した後、時刻t4でラッチ信号LATが立ち上がる。す
ると、この時の入力データi6、i4、i2、i0であ
る“data6”、“data4”、“data2”、“data0”が
それぞれラッチL6、L4、L2、L0にラッチされ、
出力データout6、out4、out2、out0と
して一斉に出力される。これにより、4ビットシリアル
で供給されたevenデータ“data0”、“data2”、
“data4”及び“data6”がパラレルに変換されてライ
トアンプWAeへ出力される。尚、時刻t5でラッチ信
号LATは立ち下がるが、ラッチL6、L4、L2及び
L0の出力は書込動作中保持される。
【0073】シリアル−パラレル変換回路S−Peの具
体例は以上の通りであるが、シリアル−パラレル変換回
路S−Poについては、フリップフロップF6、F4、
F2、F0の代わりに4段のポジティブエッジトリガ型
Dフリップフロップを用いれば上記同様に構成すること
ができる。
【0074】(2)パラレル−シリアル変換回路 上記パラレル−シリアル変換回路P−Se及びP−So
の具体的な構成例を図5に示す。これも上記半導体記憶
装置で一度に8ビットの書込を行うこととした場合の構
成例であり、上述したシリアル−パラレル変換回路の具
体例と対応している。すなわち、図中上段側のパラレル
−シリアル変換回路P−Seは、読出データ中のeve
nデータのみをシリアルに変換するもので、図示のよう
に4段のフリップフロップSF6、SF4、SF2及び
SF0によって構成され、8ビットの読出データ中4ビ
ットのevenデータを処理するものとなっている。一
方、図中下段側のパラレル−シリアル変換回路P−So
は、読出データ中のoddデータのみをシリアルに変換
するもので、図示のように4段のフリップフロップSF
7、SF5、SF3及びSF1並びにラッチLoによっ
て構成され、4ビットのoddデータを処理するものと
なっている。
【0075】フリップフロップSF0〜SF7は、それ
ぞれ2つのデータ入力端子を有し、いずれか一方のデー
タ入力端子へ入力されているデータを選択して出力する
セレクタ付きのフリップフロップである。これらフリッ
プフロップのうち、パラレル−シリアル変換回路P−S
e側(even側)のSF6、SF4、SF2、SF0
は、それぞれ一方のデータ入力端子が上記データアンプ
DAeと接続され(図示略)、入力データin6、in
4、in2、in0としてメモリセルアレイSAeから
読み出された4ビットパラレルのevenデータが供給
されるようになっている。一方、パラレル−シリアル変
換回路P−So側(odd側)のSF7、SF5、SF
3、SF1は、それぞれ一方のデータ入力端子が上記デ
ータアンプDAoと接続され(図示略)、入力データi
n7、in5、in3、in1としてメモリセルアレイ
SAoから読み出された4ビットパラレルのoddデー
タが供給されるようになっている。
【0076】又、フリップフロップSF6及びSF7の
他方のデータ入力端子は、グランドレベル等の所定のL
レベル電極と接続されており、フリップフロップSF0
〜SF5の他方のデータ入力端子は、それぞれ図示前段
のフリップフロップのデータ出力端子と接続されて各フ
リップフロップからの出力データo2〜o7が供給され
るようになっている。そして、even側最後段のフリ
ップフロップSF0のデータ出力端子は上記マルチプレ
クサMUXの一方の入力端子と接続されており、同出力
端子からの出力データOUTeはマルチプレクサMUX
を介して入出力パッドPAへの出力OUTとなる。
【0077】一方、odd側最後段のフリップフロップ
SF1のデータ出力端子はラッチLoの入力端子と接続
され、ラッチLoの出力端子がマルチプレクサMUXの
他方の入力端子と接続されている。ラッチLoは、クロ
ックCLKoの供給を受け、その立上りエッジで入力端
子に供給されているデータを保持してマルチプレクサM
UXへ出力する。これにより、フリップフロップSF1
の出力がクロックCLKoの立上り時にodd側からの
出力データOUToとして出力され、マルチプレクサM
UXを介して入出力パッドPAへの出力OUTとなる。
【0078】ここで、フリップフロップSF0は、連続
する読出データのうちの先頭データとなる入力データi
n0を保持する保持手段に相当し、続く読出データとな
る入力データin2、in4、in6の保持手段である
フリップフロップSF2、SF4、SF6よりも入出力
パッドPA(マルチプレクサMUX)に近い位置に配置
されている。これにより、先頭データが入出力パッドP
Aに到達する時間が短くなり、読出に要する時間を短縮
することができるようになっている。尚、odd側につ
いては、フリップフロップSF1(及びラッチLo)が
odd側の先頭データとなる入力データin1を保持す
る保持手段に相当し、続くodd側の読出データとなる
入力データin3、in5、in7の保持手段であるフ
リップフロップSF3、SF5、SF7よりも入出力パ
ッドPA(マルチプレクサMUX)に近い位置に配置さ
れている。
【0079】又、各フリップフロップSF0〜SF7に
おけるデータの選択は、ロード信号Loadに従う。ロ
ード信号Loadは、読出開始時の所定時間中Hレベル
となり、このときフリップフロップSF0〜SF7は入
力データin0〜in7の方を選択し、同所定時間中以
外ではLレベルとなってフリップフロップSF0〜SF
7に上記他方のデータ入力端子からの入力を選択させ
る。フリップフロップSF0〜SF7は、このようにし
てロード信号Loadに応じたデータ選択を行いつつ、
クロック入力端子で上記クロックCLKeないしCLK
oの供給を受け、その立下りに従ってデータを後段へ送
出する。
【0080】このような構成において、データ読出時に
データアンプDAe及びDAoから供給される4ビット
パラレルのevenデータ及びoddデータがシリアル
データに変換される。その動作のタイミングチャートを
図6に示す。
【0081】図6において、最上段の“CLK(内
部)”は、外部から取り込んで半導体記憶装置内部で使
用している基本クロックCLKを示し、下から2段目の
“CLK(外部)”は、外部で使用されている基本クロ
ックCLKを示す。又、odd側からはクロックの立上
り時にデータを出力するので、立上りエッジの調整の方
が重要であることから、クロックCLKoは、図示のよ
うに立上りエッジを鋭くし、立下りの方はあまりケアせ
ずに鈍らせてある。一方、even側からはクロックの
立下り時にデータを出力するので、立下りエッジの調整
の方が重要であることから、クロックCLKeは、図示
のように立下りエッジを鋭くし、立上りの方はあまりケ
アせずに鈍らせてある。本半導体記憶装置では、このよ
うに高速動作に必要なエッジのみを鋭くして他方のエッ
ジを鈍らせることにより、消費電流やノイズを低減する
ことができるようになっている(このようなクロックC
LKo及びCLKeを生成するための具体的構成につい
ては後述する。)。尚、最下段の“OUT”は、マルチ
プレクサMUXから出力されて入出力パッドPAからの
外部出力となるデータであり、“d0”、“d1”、…、
“d7”はそれぞれ“data0”、“data1”、…、“dat
a7”を略記したものである。
【0082】図5中、even側のフリップフロップS
F0、SF2、SF4及びSF6で構成された部分と、
odd側のフリップフロップSF1、SF3、SF5及
びSF7で構成された部分とについては、それぞれがe
venデータかoddデータを処理するという点では異
なるが、双方のデータ処理形態自体は同様である。この
ため、図6のタイミングチャート中にはeven側の処
理動作についてのみ示してある(図6中のCLKe〜O
UTe)。以下、これらの図面を参照しつつ、データア
ンプDAe及びDAoから供給されるパラレルデータを
シリアルデータに変換する処理動作(パラレル−シリア
ル変換回路P−Se及びP−Soの動作)を説明する。
【0083】まず、evenデータの各ビットのデータ
“data6”、“data4”、“data2”、“data0”がそ
れぞれデータアンプDAeから入力データin6、in
4、in2、in0として供給され始める(時刻t1
0)。そして、その供給期間中の時刻t11にロード信号
LoadがHレベルとなり、次いで時刻t12でクロック
CLKeが立ち下がる。すると、フリップフロップSF
6、SF4、SF2、SF0はそれぞれ入力データin
6、in4、in2、in0の方を選択し、“data
6”、“data4”、“data2”、“data0”を取り込ん
で出力する。これにより、出力データo6、o4、o2
は“data6”、“data4”、“data2”となり、出力デ
ータOUTeは“data0”となる。
【0084】ここで、上記同様、一番最初に出力すべき
読出データがevenデータ中のビットデータ(第1番
目のビットデータ“data0”)であったとする。この場
合、マルチプレクサMUXにおいては“data0”を一番
最初に選択出力しなければならないので、出力データO
UTeの“data0”は時刻t12でのクロックCLKeの
立下りによってフリップフロップSF0からマルチプレ
クサMUXまで直ちに伝達されなければならない。
【0085】これに対し、本半導体記憶装置では、かか
る場合におけるevenデータ記憶部の配置を入出力パ
ッドPA近くとするので、出力データOUTeは短時間
で素速くマルチプレクサMUXまで到達する。従って、
マルチプレクサMUXにおいては、時刻t12でのクロッ
クCLKeの立下り直後に、外部の基本クロックCLK
の立上りに合わせて一番最初の読出データ“data0”を
入出力パッドPAへ出力することとすることができる
(図6中、出力データOUTの“d0”がこれに当た
る。)。
【0086】尚、この間odd側においても同様な動作
が実行されている。すなわち、oddデータ中で一番最
初に出力すべき読出データ“data1”がクロックCLK
oの立下りでフリップフロップSF1から出力され、続
くクロックCLKoの立上り時にラッチLoに取り込ま
れてマルチプレクサMUXへ出力される(図中、出力デ
ータOUToの“data1”参照)。パラレル−シリアル
変換回路P−SoからマルチプレクサMUXまでの距離
はパラレル−シリアル変換回路P−Seからのそれと比
較して長いが、“data1”となったラッチLoからの出
力データOUToは上記“data0”の出力後にマルチプ
レクサMUXまで到達すればよく、これについては上述
したように何等の支障もない。
【0087】その後、時刻t13でロード信号Loadが
Lレベルとなり、次いで時刻t14にクロックCLKeが
立ち下がったとすると、フリップフロップSF6はLレ
ベル電極からの入力を選択して出力し、フリップフロッ
プSF4、SF2、SF0はそれぞれ出力データo6、
o4、o2の方を選択して出力する。これにより、出力
データo6は読出データとして意味を持つデータではな
くなり、出力データo4、o2、OUTeは“data
6”、“data4”、“data2”となってマルチプレクサ
MUXへ“data2”が供給される。
【0088】以後、クロックCLKeの立下りがある度
にフリップフロップSF6、SF4、SF2、SF0が
Lレベル電極ないし前段のフリップフロップからの入力
を選択出力し、データが順次シフトしていく。すなわ
ち、時刻t15では出力データo4、o2が出力データo
2、OUTeにシフトしてマルチプレクサMUXへ“da
ta4”が供給され、時刻t16では出力データo2が出力
データOUTeにシフトしてマルチプレクサMUXへ
“data6”が供給される。
【0089】このようにして4ビットパラレルで供給さ
れた“data0”、“data2”、“data4”、“data6”
がシリアルに変換されてマルチプレクサMUXへ供給さ
れる。これにより、マルチプレクサMUXにおいては、
基本クロックCLKの立上りに同期してevenデータ
の“data0”、“data2”、“data4”、“data6”が
順次入出力パッドPAへ出力される。
【0090】一方、odd側においても同様にして4ビ
ットパラレルで供給された“data1”、“data3”、
“data5”、“data7”がシリアルに変換される。但
し、それらのシリアルデータは、フリップフロップSF
1から直接マルチプレクサMUXへ供給されるのではな
く、ラッチLoを介すことによってクロックCLKoの
立上り時に順次マルチプレクサMUXへ供給される(図
中のクロックCLKo及び出力データOUTo参照)。
これにより、マルチプレクサMUXにおいては、基本ク
ロックCLKの立下りに同期してoddデータの“data
1”、“data3”、“data5”、“data7”が順次入出
力パッドPAへ出力される。
【0091】すなわち、マルチプレクサMUXは、基本
クロックCLKの立上り〜立下りでパラレル−シリアル
変換回路P−Seからの“data0”、“data2”、“da
ta4”、“data6”を順次出力し、立下り〜立上りでパ
ラレル−シリアル変換回路P−Soからの“data1”、
“data3”、“data5”、“data7”を順次出力する。
これにより、図示のような外部に対する出力データOU
Tが入出力パッドPAから出力されることになる。
【0092】(3)マルチプレクサ ・第1構成例 上記マルチプレクサMUXの第1の構成例を図7に示
す。この図において、I1はマルチプレクサMUX内で
基本クロックCLKを反転させるインバータであり、入
力側が基本クロックCLKの供給信号線(以下「クロッ
ク供給線」という。)と接続され、出力側がトランスフ
ァーゲートT1及びT2と接続されている。トランスフ
ァーゲートT1は、PチャネルトランジスタとNチャネ
ルトランジスタが図示のように互いに接続されて構成さ
れた伝達ゲートであり、Pチャネルトランジスタのゲー
ト電極がクロック供給線と接続され、Nチャネルトラン
ジスタのゲート電極がインバータI1の出力側と接続さ
れている。トランスファーゲートT2も同様の伝達ゲー
トであるが、こちらはNチャネルトランジスタのゲート
電極がクロック供給線と接続され、Pチャネルトランジ
スタのゲート電極がインバータI1の出力側と接続され
ている。
【0093】又、トランスファーゲートT1のゲート入
力側は上記パラレル−シリアル変換回路P−Soからの
oddデータが供給されるデータ線(以下「oddデー
タ線」という。)と接続され、トランスファーゲートT
2のゲート入力側は上記パラレル−シリアル変換回路P
−Seからのevenデータが供給されるデータ線(以
下「evenデータ線」という。)と接続されている。
そして、トランスファーゲートT1及びT2のゲート出
力側は共にインバータI2の入力側に接続されている。
インバータI2は、出力側が上記入出力パッドPAと接
続されており(図示略)、トランスファーゲートT1又
はT2を介して入力されたデータを反転して出力する。
【0094】ここで、evenデータ、oddデータは
上述したようなパラレル−シリアル変換回路P−Se、
P−Soから供給されるが、その供給は上記クロックC
LKe、CLKoに従ってなされる。このため、クロッ
ク供給線を介して供給される基本クロックCLKの立上
りがクロックCLKeの各立下り間に対応するeven
データの供給中にあり、同基本クロックCLKの立下り
がクロックCLKoの各立上り間に対応するoddデー
タの供給中にあるよう、予めクロックCLKe及びCL
Koは微調整されている(尚、上記図6中のクロックC
LKe及びCLKoは、このように微調整されたものが
示されている。)。
【0095】このような構成において、evenデータ
とoddデータが供給され、そのうちのいずれかが基本
クロックCLKに従って出力される。上述した例では、
まずevenデータの方がマルチプレクサMUXへ供給
される(到達する)が、その供給開始直後に基本クロッ
クCLKが立ち上がり、トランスファーゲートT1が非
導通状態、T2が導通状態となる。これにより、eve
nデータ線から供給された最初のevenデータがイン
バータI2を介して出力される(従って、この構成例の
出力は逆相になる。)。
【0096】次いで、oddデータの方もマルチプレク
サMUXへ供給される(到達する)。そして、基本クロ
ックCLKが立ち下がり、トランスファーゲートT1が
導通状態、T2が非導通状態となる。これにより、上記
最初のevenデータに続いてoddデータ線から供給
されたoddデータがインバータI2を介して出力され
る。
【0097】以後、同様にして基本クロックCLKの立
上り、立下りでevenデータ線側、oddデータ線側
が交互に導通状態となり、順次供給されてくるeven
データ、oddデータが交互に順次出力されていく。こ
れにより、入出力パッドPAからは基本クロックCLK
の立上りと立下りで1ビットずつのデータを含むシリア
ルデータが出力されることになる。
【0098】・第2構成例 マルチプレクサMUXの第2の構成例を図8に示す。こ
の図において、(CLK)、(even)、(odd)
で示す信号線は、それぞれ上記第1構成例同様のクロッ
ク供給線、evenデータ線、oddデータ線である。
I3はマルチプレクサMUX内で基本クロックCLKを
反転させるインバータであり、入力側がクロック供給線
と接続され、出力側がナンド回路N1の入力側と接続さ
れている。ナンド回路N1は、もう一方の入力側がod
dデータ線と接続され、出力側がナンド回路N2の出力
側と共にナンド回路N3の入力側に接続されており、ナ
ンド回路N2は、入力側にクロック供給線とevenデ
ータ線が接続されている。ナンド回路N3は、出力側が
インバータI4の入力側と接続されており、インバータ
I4は、出力側が上記入出力パッドPAと接続され(図
示略)、ナンド回路N3からのデータを反転して出力す
る。
【0099】このような構成において、evenデータ
とoddデータが供給され、そのうちのいずれかが基本
クロックCLKに従って出力される。上記同様、まずe
venデータの方がマルチプレクサMUXへ供給される
(到達する)ものとすると、その供給開始直後に基本ク
ロックCLKが立ち上がり、ナンド回路N2からeve
nデータが反転出力され、ナンド回路N1からはodd
データの如何に拘わらずHレベル信号が出力される。こ
れにより、evenデータ線から供給された最初のev
enデータがナンド回路N2、N3、インバータI4を
介して出力される(従って、この構成例の出力も逆相に
なる。)。
【0100】次いで、oddデータの方もマルチプレク
サMUXへ供給される(到達する)。そして、基本クロ
ックCLKが立ち下がり、ナンド回路N1からoddデ
ータが反転出力され、ナンド回路N2からはevenデ
ータの如何に拘わらずHレベル信号が出力される。これ
により、上記最初のevenデータに続いてoddデー
タ線から供給されたoddデータがナンド回路N1、N
3、インバータI4を介して出力される。
【0101】以後、同様にして基本クロックCLKの立
上り、立下りでevenデータ線側、oddデータ線側
が交互に選択され、順次供給されてくるevenデー
タ、oddデータが交互に順次出力されていく。これに
より、入出力パッドPAからは基本クロックCLKの立
上りと立下りで1ビットずつのデータを含むシリアルデ
ータが出力されることになる。
【0102】(4)クロック生成回路 上記クロックCLKe及びCLKoを生成する回路の具
体的な構成例を図9に示す。この図において、PACは
基本クロックの供給を受けるための基本クロック入力用
パッドであり、上記中央領域の所定位置に設けられ、外
部において使用されている基本クロック(上記図6の
“CLK(外部)”に相当する。)の供給線と接続され
ている。CBは入力側が基本クロック入力用パッドPA
Cと接続されたクロックバッファであり、外部からの基
本クロックを半導体記憶装置内部の各所に分配供給す
る。このクロックバッファCBから出力される基本クロ
ックCLKが上記図6の“CLK(内部)”に相当し、
上記デマルチプレクサDE−MUXやマルチプレクサM
UX等に供給される。
【0103】CGe、CGoは、それぞれクロックバッ
ファCBからの基本クロックCLKを上記クロックCL
Ke、CLKoとして出力するクロックジェネレータで
ある。これらクロックジェネレータCGe、CGoは、
それぞれ独立して基本クロックCLKを適当に遅延さ
せ、必要に応じてデューティ比の調整等をしたりするこ
とによってクロックCLKe、CLKoを生成し、出力
する。又、クロックジェネレータCGeは、クロックC
LKeの立下りエッジを鋭くして出力し、クロックジェ
ネレータCGoは、クロックCLKoの立上りエッジを
鋭くして出力するものとなっている。
【0104】このような構成において、外部から基本ク
ロックの供給を受け、それをクロックジェネレータCG
e、CGoにてそれぞれ独立して調整する。これによ
り、上記図6中に示したようなクロックCLKe、CL
Koを生成し、上記パラレル−シリアル変換回路P−S
e及びP−So等へ供給する。
【0105】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明による半導体記憶装置は上述した形態のも
のに限られるわけではない。例えば、上記実施形態では
主としてevenデータを先に出力する場合を取り上げ
て説明をしたが、oddデータを先に出力する場合でも
同様に本発明を適用することができる。その場合は、o
ddデータ記憶部を入出力パッドPAに近い方の位置に
配置し、evenデータ記憶部を遠い方の位置に配置す
ることとすればよい。又、一度に読み書きするデータも
上述した8ビットの場合に限られず、任意である。更
に、レイアウト構成におけるシリアル−パラレル変換回
路、ライトアンプ、データアンプ及びパラレル−シリア
ル変換回路の配置位置も、図2のようにカラムデコーダ
側ではなく、ロウデコーダ側の領域としてもよい。
【0106】そして、本発明による半導体記憶装置は、
上述したようなクロックタイミングでデータを入出力す
るものにも限られない。上記実施形態は、基本クロック
の立上りと立下りでデータを入出力するいわゆるDDR
(Double Data Rate)の半導体記憶装置に本発明を適用
した一例であって、これはDDRの半導体記憶装置に本
発明を適用することが有効であることを示すに過ぎな
い。すなわち、本発明は、所定(偶数番目)の基本クロ
ックの立上りでevenデータを読み書きし、次(奇数
番目)の基本クロックの立上りでoddデータを読み書
きするいわゆるSDR(Single Data Rate)の半導体記
憶装置等、予め定められた任意のクロックタイミングで
evenデータとoddデータに相当するデータを入出
力する半導体記憶装置に適用することができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ロックの立上りと立下りでデータを出力する半導体記憶
装置において、記憶部を立上り時データのみに使用する
ものと立下り時データのみに使用するものとに分け、そ
れらのうちで読出動作時に外部へ最初に出力するデータ
の記憶部を、外部へのデータ出力端子にデータを出力す
る出力手段に対してより近くに配置し、ないしは同記憶
部と出力手段との間の配線長を他方の記憶部と出力手段
との間の配線長よりも短くしたので、最初の読出データ
は常に短い方の信号伝達経路を介して出力手段へ伝達さ
れ、常に迅速に出力されることになる。これにより、各
記憶領域から読出データが出力手段へ到達するまでの時
間差による動作特性の劣化を解消することができ、高速
な動作が可能な半導体記憶装置を実現することができる
という効果が得られる。
【0108】又、一方の記憶部を立上り時データ専用の
記憶部とし、他方の記憶部を立下り時データ専用の記憶
部としたので、それぞれの記憶部に双方のデータを混在
させて記憶する場合に必要であった他の出力手段(いず
れか1の記憶部からのデータを出力させておく手段)は
不要となる。これにより、読出データの出力に至るまで
の遅延要素が削減され、より高速な動作が可能となる。
【0109】そして、請求項3記載の発明では、出力端
子が記憶部間の領域内でいずれか一方の記憶部側により
近い位置に設けられている構成で最初に出力するデータ
の記憶部を当該一方の記憶部としたので、その出力端子
近傍にある出力手段とも当該一方の記憶部は近くなる。
従って、上記同様高速な動作が可能となり、出力端子に
近い方の記憶部から読み出しを行う動作、すなわち、速
い方の読出動作によって動作特性が決定されることにな
る。
【0110】一方、請求項4記載の発明によれば、各記
憶部にデータの出力を制御する制御クロックをそれぞれ
別個に調整して与えることとしたので、読出動作を適切
に行うことができる。ここで、本半導体記憶装置では立
上り時データと立下り時データを処理するための構成が
それぞれ独立しているので、かかる制御クロックの調整
を容易に行うことができる。
【0111】尚、本半導体装置における出力手段につい
ては、例えば、請求項5記載の発明では、各記憶部から
のデータを入力とする第1、第2のゲートと、クロック
の立上りと立下りに応じてそれらのゲートを導通状態な
いし非導通状態とするゲート制御手段等によって構成さ
れ、請求項6記載の発明では、各記憶部からのデータを
入力としてクロックの立上りと立下りに応じた出力をす
る第1、第2の論理ゲートと、それら論理ゲートの出力
を入力として双方の入力に応じた出力をする第3の論理
ゲート等によって構成される。
【0112】そして、請求項7記載の発明によれば、第
1と第2の記憶部に記憶されたデータを交互に外部へ出
力する半導体記憶装置で、第1の記憶部と第2の記憶部
との間に外部へデータを出力する端子が位置し、第1の
記憶部のデータを先に出力した後に第2の記憶部のデー
タを出力するように構成し、第1の記憶部を第2の記憶
部より前記端子に近い位置に配置することとしたので、
先に出力するデータは常に短い配線を介して迅速に出力
される。これにより、クロックの立上りと立下りという
タイミングに限らず、予め定められた任意のクロックタ
イミングでデータを分けて扱う半導体記憶装置におい
て、各記憶部から前記端子へデータが到達するまでの時
間差を解消することができ、高速な動作が可能となると
いう効果が得られる。
【0113】又、請求項8記載の発明によれば、第1、
第2の記憶部に書き込むべきシリアルのデータをそれぞ
れパラレルデータに変換する第1、第2のシリアル−パ
ラレル変換手段と、第1、第2の記憶部から読み出され
たパラレルデータをそれぞれシリアルのデータに変換す
る第1、第2のパラレル−シリアル変換手段とを有し、
第1、第2のパラレル−シリアル変換手段から前記端子
への配線長を第1、第2のシリアル−パラレル変換手段
から前記端子への配線長よりそれぞれ短くすることとし
たので、読み出されたデータがより速く外部出力用の端
子に到達する。これにより、外部との関係で時間的制約
が厳しい読出データの方をより速く伝達し、適切に出力
させることができるという効果が得られる。
【0114】加えて、請求項9記載の発明によれば、第
1、第2のパラレル−シリアル変換手段を構成する複数
の保持手段のうち、読出データの先頭となるデータの保
持手段を、続く読出データの保持手段より前記端子に近
い側に配置することとしたので、連続する読出データの
先頭データを更に速く出力させることができる。これに
より、外部に対する半導体記憶装置の動作速度を一層高
速なものとすることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体記憶装置の
構成を概念的に示した図である。
【図2】 同半導体記憶装置の構成を採用したDRAM
のレイアウト例を示す図である。
【図3】 同半導体記憶装置におけるシリアル−パラレ
ル変換回路S−Peの具体的な構成例を示す図である。
【図4】 図3のシリアル−パラレル変換回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図5】 同半導体記憶装置におけるパラレル−シリア
ル変換回路P−Seの具体的な構成例を示す図である。
【図6】 図5のパラレル−シリアル変換回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図7】 同半導体記憶装置におけるマルチプレクサM
UXの第1の構成例を示す図である。
【図8】 同半導体記憶装置におけるマルチプレクサM
UXの第2の構成例を示す図である。
【図9】 同半導体記憶装置におけるクロック生成回路
の構成例を示す図である。
【図10】 従来の半導体記憶装置の構成を概念的に示
した図である。
【符号の説明】
CGe、CGo クロックジェネレータ DAe、DAo データアンプ DE−MUX デマルチプレクサ I1〜I4 インバータ MUX マルチプレクサ N1〜N3 ナンド回路 PA 入出力パッド P−Se、P−So パラレル−シリアル変換回路 SAe、SAo メモリセルアレイ S−Pe、S−Po シリアル−パラレル変換回路 T1、T2 トランスファーゲート WAe、WAo ライトアンプ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に対し、クロックの立上りと立下り
    でデータを出力する半導体記憶装置において、 前記立上り時のデータのみを記憶して読出動作時に順次
    出力する第1の記憶部と、 前記立下り時のデータのみを記憶して読出動作時に順次
    出力する第2の記憶部と、 外部に対してデータを出力する端子の近傍に設けられ、
    前記第1及び第2の記憶部から出力されたデータを受
    け、それらを前記クロックの立上りと立下りに従って前
    記端子へ出力する出力手段とを有し、 前記第1及び第2の記憶部のうち、読出動作時に外部に
    対して最初に出力するデータの記憶部を、他方の記憶部
    よりも前記出力手段の近くに配置したことを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 外部に対し、クロックの立上りと立下り
    でデータを出力する半導体記憶装置において、 前記立上り時のデータのみを記憶して読出動作時に順次
    出力する第1の記憶部と、 前記立下り時のデータのみを記憶して読出動作時に順次
    出力する第2の記憶部と、 外部に対してデータを出力する端子の近傍に設けられ、
    前記第1及び第2の記憶部から出力されたデータを受
    け、それらを前記クロックの立上りと立下りに従って前
    記端子へ出力する出力手段とを有し、 前記第1及び第2の記憶部のうち、読出動作時に外部に
    対して最初に出力するデータの記憶部と前記出力手段と
    の間の配線長を、他方の記憶部と前記出力手段との間の
    配線長よりも短くしたことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体記憶装置に
    おいて、 前記端子は、前記第1及び第2の記憶部間の領域内であ
    って、いずれか一方の記憶部側により近い位置に設けら
    れ、 前記最初に出力するデータの記憶部は、当該一方の記憶
    部であることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項記載の半導
    体記憶装置において、 前記第1及び第2の記憶部に対し、データの出力を制御
    する制御クロックをそれぞれ別個に調整して与えること
    を特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの項記載の半導
    体記憶装置において、前記出力手段は、 前記第1、第2の記憶部から出力されたデータをそれぞ
    れ入力とし、導通状態のときに入力データを前記端子へ
    伝達する第1、第2のゲートと、 前記立上り時に前記第1のゲートを導通状態、前記第2
    のゲートを非導通状態とし、前記立下り時に前記第1の
    ゲートを非導通状態、前記第2のゲートを導通状態とす
    るゲート制御手段とを有することを特徴とする半導体記
    憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかの項記載の半導
    体記憶装置において、前記出力手段は、 前記第1の記憶部から出力されたデータを入力とし、前
    記立上り時には入力データに応じた出力をし、前記立下
    り時には一定の出力をする第1の論理ゲートと、 前記第2の記憶部から出力されたデータを入力とし、前
    記立下り時には入力データに応じた出力をし、前記立上
    り時には前記一定の出力をする第2の論理ゲートと、 前記第1及び第2の論理ゲートの出力を入力とし、一方
    の入力が前記一定の出力のときに他方の入力に応じたデ
    ータを前記端子へ出力する第3の論理ゲートとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 第1と第2の記憶部に記憶されたデータ
    を、端子を介して交互に外部へ出力する半導体記憶装置
    であって、 前記第1の記憶部と前記第2の記憶部との間に前記端子
    が位置し、前記第1の記憶部のデータを先に出力した後
    に前記第2の記憶部のデータを出力するように構成さ
    れ、 前記第1の記憶部を前記第2の記憶部より前記端子に近
    い位置に配置したことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記端子を介して外部から入力されたシ
    リアルデータを前記第1と第2の記憶部に交互に記憶す
    る請求項7記載の半導体記憶装置であって、 入力されたシリアルデータを記憶する際、前記第1、第
    2の記憶部に書き込むべきシリアルのデータをそれぞれ
    パラレルデータに変換する第1、第2のシリアル−パラ
    レル変換手段と、 記憶されたデータを出力する際、前記第1、第2の記憶
    部から読み出されたパラレルデータをそれぞれシリアル
    のデータに変換する第1、第2のパラレル−シリアル変
    換手段とを有し、 前記第1、第2のパラレル−シリアル変換手段から前記
    端子への配線長を、前記第1、第2のシリアル−パラレ
    ル変換手段から前記端子への配線長よりそれぞれ短くし
    たことを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記第1、第2のパラレル−シリアル変換手段は、前記
    パラレルデータの各ビットデータを保持して出力する複
    数の保持手段を有し、 前記ビットデータのうちで連続する読出データの先頭と
    なるデータの保持手段を、当該データに続く読出データ
    となるデータの保持手段より、前記端子に近い側に配置
    したことを特徴とする半導体記憶装置。
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