JPH1186419A - ディスク再生方法 - Google Patents

ディスク再生方法

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JPH1186419A
JPH1186419A JP24094297A JP24094297A JPH1186419A JP H1186419 A JPH1186419 A JP H1186419A JP 24094297 A JP24094297 A JP 24094297A JP 24094297 A JP24094297 A JP 24094297A JP H1186419 A JPH1186419 A JP H1186419A
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JP
Japan
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disk
speed
retry
signal processing
rotation speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP24094297A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wada
浩 和田
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP24094297A priority Critical patent/JPH1186419A/ja
Publication of JPH1186419A publication Critical patent/JPH1186419A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1816Testing
    • G11B2020/183Testing wherein at least one additional attempt is made to read or write the data when a first attempt is unsuccessful

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生レートの著しい低下を招くことなくリト
ライを実行する。 【解決手段】 ディスク回転数の低下が要求される読み
取り位置への光ピックアップ203の移動を伴うリード
アクセス時に、ディスクのデータを再読み取りするリト
ライの回数を計数し、該計数値が予め設定した所定値に
達したときは、ディスク回転数を確認し、該ディスク回
転数が信号処理能力を超えている場合は、ディスク回転
数の低下を待ってリトライを実行する。従来のように規
定回数のリトライを実施している間に回転数制御が間に
合わず、必要以上にディスク回転数を落とす結果を招く
といったことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク回転数の
下げが要求される光ピックアップの移動を伴うリードア
クセス時に、装置固有の上限性能に近い形でデータ再生
できるようにしたディスク再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、CD−ROM等のディスクから
データを再生するディスク装置の一例を示す概略構成図
である。同図に示すディスク装置200は、記録媒体と
してCDやCD−ROMといったディスク201を装着
し、ディスク201の片面に螺旋状に記録されたデジタ
ルデータを読み取って再生する。ディスク201は、ス
ピンドルモータ202により回転駆動され、このときに
光ピックアップ203がディスク201の信号記録面か
ら光の反射量をもってデータを読み取り、CD信号処理
回路204へと供給する。CD信号処理回路204は、
制御用CPU205からの指令と光ピックアップ203
から読み取ったアナログ信号に基づいてドライバ208
を制御し、ディスク201に螺旋状に記録された情報を
光ピックアップ203が追跡できるようサーボをかける
とともに、光ピックアップ203からのアナログ信号を
デジタルデータに変換し、ディスク201上に記録され
たアドレス情報を取得したり、変換したデジタルデータ
をCDROM信号処理回路206へ送る働きをする。C
D−ROM信号処理回路206は、CD信号処理回路2
04から送られてきたデジタル信号を誤り訂正処理を施
してデコードし、デコード結果をHOST I/F20
7へ送り出す。HOST I/F207は、ディスク装
置200が接続されているI/F上のHOST装置(図
示せず)にデータを送信したり、HOST装置からの指
令を受信したりする。
【0003】ところで、ディスク201には、CLV記
録により線速度が一定となるよう螺旋状にデータが記録
されている。つまり、ディスク201を一定の回転数で
回転させた場合、光ピックアップ203が外周側にある
ときほど情報を読み出す速度は、光ピックアップが内周
側にあるときに情報を読み出す速度よりも速くなる。一
般に、光ピックアップ203の読み取り位置によらずデ
ィスク201からの情報読み出し速度が一定となるよ
う、光ピックアップ203の読み取り位置に応じてCD
信号処理回路204がドライバ208に指令を発し、デ
ィスク回転用モータ202の回転数を制御するのが普通
である。従って、光ピックアップ203がディスク最内
周にあるときとディスク最外周にあるときとでは、回転
速度に約2.5倍の差を生ずることになる。いわゆるオ
ーディオ再生用CDの場合、光ピックアップ203がデ
ィスク最内周にあるときに毎秒約500回転で回転する
のに対し、光ピックアップ203がディスク最外周にあ
るときは毎秒約200回転で回転する。CD信号処理回
路204やCD−ROM信号処理回路206は、これら
の回転数の10倍以上の速さで信号を処理する能力を有
しており、従って通常の再生速度のn倍の速度で再生す
るn倍速再生が十分に可能である。
【0004】ディスク装置200の場合、ディスク20
1からの情報読み出し速度の最高速度は、CD信号処理
回路204の信号処理能力と、CD−ROM信号処理回
路206の信号処理能力と、ディスク回転用モータ20
2の駆動能力とに依存する。一般には、光ピックアップ
203がディスク最内周にあるときは、ディスク回転用
モータ202の能力に応じて最高速度が決定され、ディ
スク最外周にあるときは、CD信号処理回路204と制
御用CPU2O5とCD−ROM信号処理回路206と
光ピックアップ203のうち、能力が最も低いものの速
度スペックに合わせて決定される。ここでは、それぞれ
の能力が以下の場合を例に説明する。 ディスク回転用モータ202の能力 毎秒5000回転(約10倍速) 光ピックアップ203の能力 30倍速 CD信号処理回路204の能力 25倍速 CD−ROM信号処理回路206の能力 20倍速
【0005】まず、光ピックアップ203がディスク最
内周にあるときは、情報読み出し速度はディスク回転用
モータ202の能力で決まり、従ってここでは10倍速
でディスク201は回転させることができる。光ピック
アップ203がディスク最外周にあるときにディスク回
転用モータ202を仮に毎秒約5000回転で回転させ
ると、CD信号処理回路204には約25倍速の速さで
情報が送られることになる。この場合、光ピックアップ
203とCD信号処理回路204には、25倍速以上の
処理能力があるが、CD−ROM信号処理回路206の
信号処理能力は最大で20倍速までであるため、正しい
データ再生は期待できないことになる。すなわち、ここ
では、光ピックアップ203から出力される信号が20
倍速を超えないようディスク回転用モータ202を回転
制御する必要があり、実際には毎秒約4000回転でデ
ィスク201を回転駆動することで、約20倍速のデー
タ再生が行われる。
【0006】光ピックアップ203の読み取り位置によ
ってディスク回転用モータ202の回転数を制御する方
法には2通りあり、CD信号処理回路204からの制御
による場合と、制御用CPU205からの制御による場
合がある。一般的には、CD信号処理回路204からの
制御は速度を落とすのに時間がかかり、制御用CPU2
05からの制御は比較的速く速度を落とすことができる
と言える。そこで、話を簡単にするため、光ピックアッ
プ203のディスク最内周位置とディスク最外周位置の
ちようど半分の位置で回転数を5000回転と4000
回転に切り替えるものとする。具体的には、図4に示し
たように、光ピックアップ203が内周側領域Aにある
ときは毎秒5000回転、外周側領域Bにあるときは毎
秒4000回転とするものとする。
【0007】この場合、光ピックアップ203が内周側
領域Aにあるときにデータを読み出した後、最外周のデ
ータを読み出すときの制御用CPU205による制御動
作について説明する。図5は、制御用CPU205の制
御動作の一例を示すフローチャートである。
【0008】今、光ピックアップ203が最内周位置2
03aにあるものとする。この場合、最内周位置203
aに限らず内周側領域A内ではどの位置でも同じである
が、説明の便宜上、最内周位置203aにあるものとす
る。従って、ディスク201は毎秒約5000回転で回
転している。前述したように、この環境下では約10倍
速で記録情報の再生が可能となる。そこで、HOSTコ
ンピュータからHOST I/F207を経由し、最内
周位置203cのデータを読むコマンドが来たとする。
制御用CPU205はこのコマンドを解析し、光ピック
アップ203を最外周位置203cへ移動させるための
制御を開始する。
【0009】まず、光ピックアップ203を最外周位置
203cへ移動させるためには、光ピックアップ203
をどれだけの時間に亙ってどの方向に移動させなければ
ならないかを知る必要がある。そこで、光ピックアップ
203の現在位置を取得するため、図5のステップ(1
000)で示すように光ピックアップ203の現在位置
のアドレス情報を取得する。この情報は、CD信号処理
回路204を経由して入手することができ、現在位置が
最内周位置203aであることが判る。さらに、この位
置情報からディスク201の回転速度が判る。次に、H
OST I/F207を経由して入手した移動先とアド
レス情報から、移動後のディスク201の回転速度が判
るため、ステップ(1010)に示すように、回転速度
の変更が必要かどうかを判断することができる。本例で
は、移動後の最外周位置203cにおいてディスク20
1の回転数を約4000回転に落とす必要があるため、
ステップ(1011)に示すようにディスク回転数を変
更する指示を出すことになる。この指示は、CD信号処
理回路204を通じてドライバ208を制御することで
行われる。ただし、一般的には、速度を変更する指示が
出されてから指定の回転数に落ち着くまでに時間がかか
るため、指示と同時に回転数が変更されることはない。
【0010】さらに、続くステップ(1020)に示し
たように、ステップ(1000)にて取得した現在位置
情報と目標位置情報とを比較し、ドライバ208を直接
制御して光ピックアッブ203に移動のための指示を与
える。さらに、CD信号処理回路204を介して再び光
ピックアップ203の位置アドレス情報を取得し、ステ
ップ(1030)に示したように移動予定した目標位置
に至ったかどうか判断する。目標位置に至った場合はス
テップ(1040)へ進むが、目標位置に達していない
場合は、再びステップ(1020)に戻り、光ピックア
ップ203をさらに移動させるようドライバ208を制
御する。
【0011】ステップ(1040)では、ディスク回転
数がCD−ROM信号処理回路206が処理可能な速度
にまで回転数が落ち着いているか、すなわち、ディスク
201が適切に回転速度になっているかどうかを検出
し、適切でない場合には、ステップ(1041)に示し
たように、適度な時間待ちをしたのち、再び回転数の確
認を繰り返す。ディスク回転数が適切になった場合は、
ステップ(1050)に示したようにデータの読み取り
を開始する。このデータの読み取りはCD−ROM信号
処理回路206により行われ、エラーデータがあればE
CCにより修正される。ここで得られたデータは、HO
ST I/F207を介してHOSTコンピュータへ送
られる。一方また、ECCによりエラーデータが完全に
訂正できなかった場合は、もう一度ステップ(100
0)からデータリードのための処理が開始される。これ
は、通常、リトライと呼ばれる。このリトライ処理につ
いては、図6を参照して説明する。
【0012】まず、図6に示したステップ(2000)
において、ECCによるデータ訂正が実施される。この
ECCによるデータ訂正の結果、訂正不能のデータがあ
ったどうかはステップ(2010)においてチェックさ
れ、すべて訂正完了している場合は、ステップ(206
0)に示すデータ転送に移る。一方また、訂正不能のデ
ータがあった場合は、続くステップ(2020)におい
て、リトライを実施した回数をチェックし、ディスク回
転数をさらに下げてリトライを実施するか、或いはまた
ディスク回転数はそのままでもう一度リトライを実施す
るか判断する。ディスク回転数を下げる場合は、ステッ
プ(2021)を実施したのちステップ(2050)へ
と進み、リトライを行う。一方また、回転を下げない場
合は、ステップ(2030)において規定回数のリトラ
イを実施したかチェックし、規定回数のリトライを実施
済みであれば、ステップ(2040)において読み取り
不能のアドレスをもってリードエラーとし、規定回数の
リトライを実施していない場合は、再びリトライする。
ステップ(2050)のリトライでは、前述したステッ
プ(1000)から実施する。
【0013】ここで、ディスク201の回転を下げるか
下げないかの判断について、一例をあげて説明する。例
えば、5回に亙って同速(ここでは、20倍速)でリー
ドしても読めなかった場合には、10倍速に落としてリ
トライすることとし、さらに5回リトライしても読めな
かった場合にはリードエラーとするとした場合、ステッ
プ(2020)では、5回目のリトライであればステッ
プ(2021)へ進ませ、ステップ(2030)では、
10回目のリトライであればステップ(2040)に進
ませればよい。この場合、ステップ(2021)におい
て約20倍速で何度かデータ読み取りを実施したもの
の、結果的には読み取れないために、次のリトライでは
確実に読み取ることができるよう、まずディスク回転数
を下げる指示を出し、ディスク回転数が確実に下がった
ことを確認して次のステップへ進む必要がある。ステッ
プ(1011)は、回転数変更を指示するのみで次の処
理に進む場合とは異なるので注意が必要である。
【0014】さて、上述のステップ(1040)及び
(1041)の時間待ちは、ディスク装置200に要求
される重要な性能の一つであるアクセスタイム短縮の観
点からは、できれば削除したい動作である。つまり、ス
テップ(1011)にて回転数を変更する指示を出して
から、データ読み取りを開始するまでにディスク回転数
が約4000回転にならなければ、不可避的にステップ
(1041)に規定した時間待ちが必要になる。ただ
し、図3に示したCD−ROM信号処理回路206は2
0倍速までしか能力保証されていないものの、デバイス
のばらつきによっては22倍速や23倍速程度まで問題
なく動作するものもある。このため、こういったデバイ
スを用いるセットにあっては、ステップ(1040)や
(1041)を省くことでアクセス速度を上げられるこ
とは明らかである。すなわち、ドライブ性能を改善する
観点からは、ステップ(1040)と(1041)の削
除が有効であった。
【0015】しかしながら、信号処理能力が21倍速程
度しかないCD−ROM信号処理回路206を搭載した
ディスク装置200の場合、ステップ(1040)及び
(1041)を削除することは、CD−ROM信号処理
能力を上回る22倍速の信号処理が要求されることにな
り、ステップ(2000)におけるエラー訂正処理が正
常に実施できなくなる。その結果、ステップ(201
0)において訂正不能のデータがあったと判断されるた
め、ステップ(2020)以降に示したリトライを実施
することになり、このリトライを繰り返しているうちに
ディスク回転数は毎秒約4000回転に落ち着くことに
なる。従って、最終的にはCD−ROM信号処理回路2
06の処理能力範囲内の回転速度となり、データ読み取
りを正常に行うことができるようになるか、或いはまた
ステップ(2021)の実行によって回転数が10倍速
相当に低下する。すなわち、22倍速でリトライを実施
している間にCD−ROM信号処理回路206が処理可
能な速度にならなかった場合には、10倍速相当に速度
を落としてリトライすることになる。従って、仮にステ
ップ(1040)及び(1041)を削除しても、読み
取れるはずのデータが読み取れなくなるといった事態は
回避されることになる。
【0016】このように、ステップ(1040)及び
(1041)を削除した場合、ステップ(2020)に
おいてディスク回転数を下げてリトライすることになる
前に、ディスク回転数がCD−ROM信号処理回路20
6の処理能力範囲内の回転数に至った場合は、著しい性
能劣化を伴うことなくデータ再生が可能であるが、ステ
ップ(2020)においてディスク回転数を下げなけれ
ばならないような回数(本例の場合、5回)だけリトラ
イを実施しても、ディスク回転数がCD−ROM信号処
理回路206が処理可能な回転数に至らなかった場合
は、結局、10倍速相当でしかデータを読み取ることが
できなくなるといった課題があった。
【0017】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、ディスクの回転数を低下させなければならないよう
な光ピックアップの移動を伴うリードアクセスにおい
て、装置ごとに固有のデバイスのもつ上限に近い倍速度
でもってデータ再生できるようにすることを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ディスク回転数の低下が要求される読み
取り位置へのピックアップの移動を伴うリードアクセス
時に、ディスクのデータを再読み取りするリトライの回
数を計数し、該計数値が予め設定した所定値に達したと
きは、ディスク回転数を確認し、該ディスク回転数が信
号処理能力を超えている場合は、ディスク回転数の低下
を待ってリトライを実行することを特徴とするものであ
る。
【0019】また、本発明は、前記リトライ回数が前記
所定値を超えてもリトライを要する場合は、該リトライ
回数が前記所定値を上回る第2の所定値に達したとき
に、ディスク回転数が信号処理能力を超えているものと
して、ディスク回転数の低下を命ずることを特徴とする
ものである。
【0020】また、前記所定値は、2以上の値としたこ
とを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1,
2を参照して説明する。本発明のディスク再生方法によ
りディスク内周側からディスク最外周のデータを読み取
るときの動作形態を説明するためのフローチャート、図
2は、本発明のディスク再生方法によるリトライ動作の
一実施形態を説明するためのフローチャートである。
【0022】図1に示すは、従来技術の説明に使用した
図5のフローチャートから高速アクセスの妨げとなって
いたステップ(1040)と(1041)を省略したも
のである。このため、図1に示す処理フローを実行する
ことで、ディスク装置200の主要性能の一つであるア
クセススピードが改善できることは明らかである。しか
しながら、その一方で、CD−ROM信号処理回路20
6の能力範囲を超える回転速度でECCによるデータ訂
正などを実施してしまう可能性があることも既に述べた
通りである。そこで、上記図1の処理フローを採用して
アクセススピードの向上を図る一方で、従来のように必
要以上に回転数を下げてデータ読み取りを実施しないで
済ませるようにしたのが、図2に示すリトライ動作であ
る。
【0023】本実施形態においても、CD−ROM信号
処理回路206の処理能力が21倍速相当であるものと
する。この場合、図1に示したステップ(1011)に
おいてCD信号処理回路204による回転数制御が行わ
れ、回転数を20倍速相当に合わせようとするが、前述
したように、CD信号処理回路204による制御には時
間がかかり、即座に指定の回転数にはならない。そこ
で、例えばステップ(1050)のデータ読み取り開始
時には、まだ回転数が24倍速相当であると考えられ
る。この回転数はCD−ROM信号処理回路206の処
理能力範囲を超えているため、図2のステップ(10)
に示したECCによるデータ訂正は完了せず、続くステ
ップ(20)では訂正不能データがあったと判断され、
ステップ(30)へと進む。ステップ((30)以下で
は、何回目のリトライかをチェックし、リトライの回数
に応じてその後の処理を決定する。
【0024】本実施形態の場合、ステップ(30)では
5回目のリトライか否かを確認し、ステップ(40)で
は10回目のリトライか否かを確認し、ステップ(5
0)では15回目のリトライか否かを確認するものとす
る。まず、回転数が24倍速相当の状況下でECCによ
るデータ訂正を実施するが、当然のことながら訂正不能
となるため、ステップ(20)からステップ(30)へ
と進むことになる。ステップ(30)では、1回目のリ
トライであるため、ステップ(40),(50)を通過
してステップ(70)へと進む。その結果、1回目のリ
トライは、回転数はそのままでもう一度リード動作を繰
り返すことになる。
【0025】ここで、図1による処理を経た後、再びス
テップ(10)に戻ってくるが、CD信号処理回路20
4により回転数を約20倍速相当にしようとする制御が
働いているため、2回目のリトライで約23.5倍速相
当の回転数となっているものとする。この場合も、1回
目のリトライ時と同様、CD−ROM信号処理回路20
6の処理能力範囲を超えているため、訂正不能データが
あったことになり、再度リトライを繰り返すこととな
る。
【0026】かくして、5回目のリトライ時にも、訂正
不能となるような回転数、例えば約22倍速相当の回転
数であったとすると、ステップ(20)では訂正不能の
データがあったと判断し、ステップ(31)へと進む。
すなわち、ここでは5回目のリトライであるので、ディ
スク回転数を確認し、約22倍速相当で回転していると
の確認に基づき、約20倍速相当に落ち着くまで待つこ
とにする。
【0027】この場合のディスク回転数の確認は、ディ
スク回転用モータ202からの回転パルス、たとえば、
1回転するごとに1回のパルスがでるようなに信号を、
制御用CPU205が一定時間内に何回カウントできた
かで行うことができる。ステップ(31)にて回転数が
約20倍速相当になるまで待った後は、ステップ(4
0),(60)(70)の順で進み、6回目のリトライ
時に約20倍速相当の速度でデータを読み取ることので
きる状態に至る。
【0028】なお、ディスク回転数を、1回日のリトラ
イ時ではなく5回目のリトライ時に確認するようにした
のには、十分な理由がある。それは、例えば1回目のリ
トライ時にディスク回転数が約21倍速相当であったに
も拘わらず、ステップ(10)におけるECCによるデ
ータ訂正時にたまたま外乱があり、訂正不能と判断され
てしまったような場合に、1回目のリトライ時から回転
数を確認していたのでは、従来のステップ(1040)
や(1041)があるのとほぼ同じことになってしまう
からであり、アクセススピード改善目的に反するからで
ある。また、たまたま外乱によって1回目のリード時に
訂正不能となったような場合には、単純にそのままの回
転数でもう一度リード動作を繰り返せば、問題なくリー
ドできるケースが多く、5回のリード動作を繰り返せば
外乱対策として十分であると考えることができる。
【0029】また、ステップ(40)において10回目
のリトライであることが確認された場合は、前記ステッ
プ(31)のようにディスク回転数を確認することな
く、ステップ(41)において、ディスク回転数を直ち
に10倍速相当の回転数まで下げるようにする。これ
は、従来のステップ(2020)に続くステップ(20
21)と同様である。
【0030】このように、上記ディスク再生方法によれ
ば、ディスク回転数の低下が要求される読み取り位置へ
の光ピックアップ203の移動を伴うリードアクセス時
に、ディスクのデータを再読み取りするリトライの回数
を計数し、該計数値が予め設定した所定値に達したとき
は、ディスク回転数を確認し、該ディスク回転数が信号
処理能力を超えている場合は、ディスク回転数の低下を
待ってリトライを実行するようにしたから、従来のよう
に規定回数のリトライを実施している間に回転数制御が
間に合わず、必要以上にディスク回転数を落とす結果を
招くといったことはない。従って、ディスク201の回
転数を低下させなければならないような光ピックアップ
203の移動を伴うリードアクセス時に、装置固有の上
限性能に近い速度をもってデータ再生が可能であり、こ
れにより例えば完全なCLV(等線速度記録)或いは完
全なCAV(等角速度記録)でないCD−ROM装置等
において、アクセスタイムを犠牲にすることなく、かつ
また再生レートの著しい低下を招くことなく、リトライ
を実行することができる。
【0031】また、前記リトライ回数が前記所定値を超
えてもリトライを要する場合は、該リトライ回数が前記
所定値(ここでは、5回)を上回る第2の所定値(ここ
では、10回)に達したときに、ディスク回転数が信号
処理能力を超えているものとして、ディスク回転数の低
下を命ずるようにしたから、リトライ時の高速再生を優
先するあまりディスク回転数を小刻みに低減させてしま
い、却ってリトライ回数だけ増えてしまい、最終的にデ
ータ再生できるまでの所要時間を徒に引き伸ばす結果を
招く不都合を排除し、状況に応じた適切なディスク回転
制御が可能である。
【0032】また、前記所定値を2以上の値としたこと
により、1回目のリトライ時にエラー訂正処理が外乱を
受けて失敗したとしても、単純にそのままの回転数でも
う一度リード動作を繰り返せば問題なくリードできる場
合が殆どであるので、複数回のリード動作を繰り返すこ
とで、外乱に邪魔されることなく、エラー訂正原因が信
号処理能力を超えるディスク回転速度にあることを的確
に認識し、適切な対応処理が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
再生方法によれば、ディスク回転数の低下が要求される
読み取り位置へのピックアップの移動を伴うリードアク
セス時に、ディスクのデータを再読み取りするリトライ
の回数を計数し、該計数値が予め設定した所定値に達し
たときは、ディスク回転数を確認し、該ディスク回転数
が信号処理能力を超えている場合は、ディスク回転数の
低下を待ってリトライを実行するようにしたから、従来
のように規定回数のリトライを実施している間に回転数
制御が間に合わず、必要以上にディスク回転数を落とす
結果を招くといったことはなく、ディスクの回転数を低
下させなければならないようなピックアップの移動を伴
うリードアクセス時に、装置固有の上限性能に近い速度
をもってデータ再生が可能であり、これにより例えば完
全なCLV(等線速度記録)或いは完全なCAV(等角
速度記録)でないCD−ROM装置において、アクセス
タイムを犠牲にすることなく、かつまた再生レートの著
しい低下を招くことなく、リトライを実行することがで
きる等の優れた効果を奏する。
【0034】また、本発明は、前記リトライ回数が前記
所定値を超えてもリトライを要する場合は、該リトライ
回数が前記所定値を上回る第2の所定値に達したとき
に、ディスク回転数が信号処理能力を超えているものと
して、ディスク回転数の低下を命ずるようにしたから、
リトライ時の高速再生を優先するあまりディスク回転数
を小刻みに低減させてしまい、却ってリトライ回数だけ
増えてしまい、最終的にデータ再生できるまでの所要時
間を徒に引き伸ばす結果を招く不都合を排除し、状況に
応じた適切なディスク回転制御が可能である等の効果を
奏する。
【0035】また、前記所定値を2以上の値としたこと
により、1回目のリトライ時にエラー訂正処理が外乱を
受けて失敗したとしても、単純にそのままの回転数でも
う一度リード動作を繰り返せば問題なくリードできる場
合が殆どであるので、複数回のリード動作を繰り返すこ
とで、外乱に邪魔されることなく、エラー訂正原因が信
号処理能力を超えるディスク回転速度にあることを的確
に認識し、適切な対応処理が可能である等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生方法によりディスク内周
側からディスク最外周のデータを読み取るときの動作形
態を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明のディスク再生方法によるリトライ動作
の一実施形態を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来のディスク装置の一例を示す回路構成図で
ある。
【図4】光ピックアップの読み取り位置とディスク回転
数の関係を示す図である。
【図5】従来のディスク再生方法によりディスク内周側
からディスク最外周のデータを読み取るときの動作の一
例を説明するためのフローチャートである。
【図6】従来のディスク再生方法によるリトライ動作の
一例を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
200 ディスク再生装置 201 ディスク 202 ディスク回転用モータ 203 光ピックアップ 204 CD信号処理回路 205 制御用CPU 206 CD−ROM信号処理回路 207 HOST I/F 208 ドライバ 203a 最内周読み取り位置 203b 回転速度切り替え位置 203c 最外周読み取り位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/18 576 G11B 20/18 576A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク回転数の低下が要求される読み
    取り位置へのピックアップの移動を伴うリードアクセス
    時に、ディスクのデータを再読み取りするリトライの回
    数を計数し、該計数値が予め設定した所定値に達したと
    きは、ディスク回転数を確認し、該ディスク回転数が信
    号処理能力を超えている場合は、ディスク回転数の低下
    を待ってリトライを実行することを特徴とするディスク
    再生方法。
  2. 【請求項2】 前記リトライ回数が前記所定値を超えて
    もリトライを要する場合は、該リトライ回数が前記所定
    値を上回る第2の所定値に達したときに、ディスク回転
    数が信号処理能力を超えているものとして、ディスク回
    転数の低下を命ずることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスク再生方法。
  3. 【請求項3】 前記所定値は、2以上の値としたことを
    特徴とする請求項1記載のディスク再生方法。
JP24094297A 1997-09-05 1997-09-05 ディスク再生方法 Pending JPH1186419A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2727502A1 (fr) * 1994-11-24 1996-05-31 Peugeot Systeme de controle/commande d'un climatiseur, notamment de vehicule automobile
KR100546292B1 (ko) * 1999-07-22 2006-01-26 삼성전자주식회사 광디스크 장치의 재시도 시간에 기반한 배속 결정 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2727502A1 (fr) * 1994-11-24 1996-05-31 Peugeot Systeme de controle/commande d'un climatiseur, notamment de vehicule automobile
KR100546292B1 (ko) * 1999-07-22 2006-01-26 삼성전자주식회사 광디스크 장치의 재시도 시간에 기반한 배속 결정 방법

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