JP2002367277A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002367277A
JP2002367277A JP2001176497A JP2001176497A JP2002367277A JP 2002367277 A JP2002367277 A JP 2002367277A JP 2001176497 A JP2001176497 A JP 2001176497A JP 2001176497 A JP2001176497 A JP 2001176497A JP 2002367277 A JP2002367277 A JP 2002367277A
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JP2001176497A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Kurokawa
英之 黒川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク上の傷や指紋などが原因で高速再生
時にエラーが発生する場合に、安定した再生ができる再
生速度に切り替わるまでの無駄なリトライを少なくする
ことにより、アクセスタイムが短い光ディスク装置を提
供する。 【解決手段】 ディスクの記録面を複数のゾーンに分割
して、再生時に各ゾーン毎の最適再生速度をテーブルに
記憶する。それ以降、同じゾーンを再生する場合には、
該テーブルより読み出した最適再生速度に即座に再生速
度を切り換えて再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROMドラ
イブに代表される光ディスク装置に関するものであり、
特に、再生時のエラーが多発する場合に、より安定した
再生ができる再生速度に切り換えて再生する手段を備え
る光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンへの光ディスク装置の標
準搭載が急速に進み、ハードディスクドライブと並んで
パソコンの機能として無くてはならないものになった。
当初は光ディスク装置の中でもCD−ROMドライブが
その大半を占めていたが、昨今はCD−ROMドライブ
よりもさらに高容量のDVD−ROMドライブや、書き
込みあるいは書き換えが可能なCD−R/CD−RWド
ライブがパソコンに標準搭載されるようになり、さらに
はDVD−RやDVD−RAMドライブが市場に登場す
るなど、光ディスクドライブの高性能、高機能化はとど
まるところを知らない。
【0003】この光ディスク装置の構成図例を図11に
示す。光ディスク1はスピンドルモータ2によって一定
線速度(CLV)あるいは一定角速度(CAV)で回転
制御される。この回転する光ディスク1に対してピック
アップ3が、ディスクの内周側から外周側に半径方向に
移動しながらレーザ光をディスク面上に照射して、その
反射光の変化からディスク面上のデータを読み取ってい
く。
【0004】ディスク面にはピットと呼ばれるデータが
螺旋状に記録されており、ピックアップ3は、このデー
タを正確に読み出せるようにトラバースモータ5によっ
て水平方向に駆動制御される。さらに、ピックアップ3
に搭載されたレンズ4も垂直方向、及び水平方向に駆動
制御される。なお、スピンドルモータ2、トラバースモ
ータ5、及びレンズ4はドライバIC6を介して駆動制
御される。ピックアップ3から読みとった信号は、アナ
ログフロントエンドIC7に送られ、増幅、波形整形さ
れた後、デジタルシグナルプロセッサIC8に送られ
る。
【0005】デジタルシグナルプロセッサIC8は、ア
ナログフロントエンドIC7から送られた信号から、ス
ピンドルモータ2、トラバースモータ5、及びレンズ4
のサーボ用の信号を生成し、ドライバIC6に供給す
る。また、上記サーボ用の信号とは別に、デジタルシグ
ナルプロセッサIC8は、データを含む信号をデコーダ
IC9に送る。
【0006】デコーダIC9は、デジタルシグナルプロ
セッサ8から入力されたデータ信号を復調、及びエラー
訂正処理を施し、生成したデータをバッファ用メモリ1
0に書き込む。最後に、デコーダIC9は、バッファ用
メモリ10に書き込んだデータをホストコンピュータ1
4に転送する。CPU11は、ドライバIC6、アナロ
グフロントエンドIC7、デジタルシグナルプロセッサ
IC8、及びデコーダIC9の各ICの動作を制御す
る。
【0007】近年、光ディスク装置の再生速度は著しく
高速化が進み、現在ではCD−ROMを40倍速以上の
速度で再生できる光ディスク装置も開発されている。し
かし、高速再生では、光ディスク装置の性能的な余裕が
少なくなるため、傷や指紋などの欠陥が存在する光ディ
スクでは再生時のエラーが多発し、高速再生が困難な場
合も生じている。そこで、再生時のエラーが多発する場
合は、より安定した再生ができる再生速度に切り換えて
再生する機能を備える光ディスク装置も開発されてい
る。以下に、その従来の光ディスク装置について説明す
る。
【0008】図12は、従来の光ディスク装置におけ
る、再生時にCPU11により実行される動作制御の手
順を示すフローチャートである。ステップS31におい
て、ホストコンピュータ14からリード命令を受信す
る。ステップS32において、現在の再生速度が再生対
象となる光ディスク1のフォーマットに対して通常使用
する所定の再生速度であるかどうか調べ、上記所定の再
生速度でない場合は、ステップS33に進み、上記所定
の再生速度に切り換える。
【0009】ステップS34において、シーク動作を行
い、再生する目的アドレスにピックアップを移動させ
る。ステップS35において、デコーダIC9が光ディ
スクから読み出したデータに、復調、及びエラー訂正処
理を施し、バッファ用メモリ10への書き込みを開始す
る。ステップS36において、デコーダIC9が、1セ
クタと呼ばれるデータ単位をバッファ用メモリ10に書
き込み完了する。
【0010】次のステップS37では、ステップS31
にて、ホストコンピュータ14からリード命令を受信し
てからの経過時間が所定のタイムアウト値を超過してい
るかどうか調べる。このタイムアウト値は、光ディスク
装置がリード命令を受信してから命令実行の結果をホス
トコンピュータ14に送信するまでの制限時間(コマン
ドタイムアウト)よりも短い時間に設定するのが一般的
である。もしも、リード命令を受信してからの経過時間
が所定のタイムアウト値を超過している場合は、再生処
理を終了する。また、経過時間が所定のタイムアウト値
まで達していない場合は、ステップS38に進む。
【0011】ステップS38において、CPU11は、
デコーダIC9からリードエラー発生時に出力されるエ
ラー信号を監視し、現在再生中のセクタに対して、再生
処理をリトライする必要があるかどうかの確認を行う。
ここで、リードエラーが発生していると判定された場
合、リードエラーとなったセクタに対してリトライ処理
をするためにステップS39に進む。
【0012】ステップS38において、リードエラーが
発生していると判定された場合、まず、ステップS39
において、リトライ回数計数用のカウンタx(以下、リ
トライカウンタx)をインクリメントする。続いて、ス
テップS40において、リトライカウンタxが所定のリ
トライ回数制限aに達しているかどうかを判定する。リ
トライカウンタxが所定のリトライ回数制限aに達して
いると判定された場合、次のステップS41において、
現状の再生速度では再生が困難であると判断し、より安
定した再生ができると思われる再生速度に切り換える。
ここで、切り換える速度は、光ディスク装置が設定可能
な再生速度のうちで、現在の再生速度よりも1段階だけ
減速した再生速度が一般的である。速度切り換え完了後
は、ステップS33において、リトライカウンタxをク
リアする。エラーとなったセクタを新たな目標アドレス
としてリトライを行うが、この時点では、ピックアップ
3はエラーとなったセクタを通過しているので、再びス
テップS34のシーク動作からリトライする。
【0013】一方、ステップS40において、リトライ
カウンタxが所定のリトライ回数制限aに達していない
場合、即ち、x<aの場合は、現在の再生速度のまま、
ステップS34のシーク動作からリトライを行う。ま
た、ステップS38において、リードエラーが発生して
いないと判定された場合、現在のセクタはエラー無しで
再生できたと判断し、ステップS43に進む。
【0014】ステップS43において、ホストコンピュ
ータ14が要求するセクタ数を全てバッファ用メモリ1
0に蓄えられたかどうかを判定する。判定の結果、ホス
トコンピュータ14が要求するセクタ数をまだバッファ
用メモリ10に蓄えられていない場合、そのままデコー
ダ9による再生処理を継続し、ステップS36に戻って
次のセクタの評価を行う。また、判定の結果、ホストコ
ンピュータ14が要求するセクタ数をバッファ用メモリ
10に蓄えられていると判定した場合は、次のステップ
S44に進み、デコーダIC9は、ホストコンピュータ
14にデータ転送を行い、再生動作を終了する。
【0015】図13は、従来の光ディスク装置における
再生速度が変化する様子の一例を表したディスク上のア
ドレスと再生速度の関係図である。横軸はディスク上の
アドレス、縦軸は再生速度である。図中の符号で、V
1、V2及びV3は光ディスク装置が設定可能な再生速
度を示している。光ディスクの再生速度には一般に一定
線速度(CLV)と一定角速度(CAV)との2種類が
あるが、ここではどちらでも構わない。ただし、V1は
再生対象となる光ディスクを再生するために光ディスク
装置が設定可能な最高速度である。このV1は、特にホ
ストコンピュータ14から別の再生速度を指定された場
合、あるいはリードエラーが多発して減速した場合のい
ずれかでない限り、再生対象となる光ディスクを再生す
るために光ディスク装置が通常用いる再生速度である。
また、V2はV1から1段階減速した再生速度であり、
V1よりも安定して再生できる。同様に、V3はV2か
ら1段階減速した再生速度であり、V2よりも安定して
再生できる。
【0016】つまり、図において、ディスクの最内周か
らアドレスA1までは再生速度V1で安定な再生をして
いる。アドレスA1では、リードエラーが多発してリト
ライ回数制限を超えたため、再生速度がV2に減速され
ている。同様に、A1からA2までは再生速度V2で安
定に再生し、アドレスA2でリードエラーが多発してリ
トライ回数制限を越えたため、再生速度V3に減速され
ている。アドレスA2からアドレスA3までは再生速度
V3で安定な再生をしている。アドレスA3で、再生速
度V1に復帰しているが、これは、所定の時間エラー無
しで連続的に再生できた場合、あるいは所定量のデータ
をエラー無しで連続的に再生できた場合に、傷や指紋な
どの欠陥部を通過したと判断した、あるいは、ホストコ
ンピュータ14から再生速度を指定された等の要因によ
るものであるとする。アドレスA3からディスクの最外
周までは再生速度V1で安定に再生している。
【0017】以上のように、高速再生時にリードエラー
が多発する場合は、リトライ回数がリトライ回数制限に
達する毎に再生速度を段階的に切り換えることにより、
安定した再生動作が可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上述の光ディスク装置
において、図13のアドレスA1及びアドレスA2にお
いて、再生速度を1段階だけ減速してより安定した再生
ができるようにするためには、ステップS40において
x≧aという条件が成り立たなければならない。1回の
リトライ動作は必ずステップS34のシーク動作を含む
ので、減速されるまでには少なくとも都合a回のシーク
動作が行われることになり、アクセスタイムが遅くな
る。
【0019】しかも、そのディスク上の欠陥を初期再生
時は最高速から1段階だけ減速した再生速度で再生でき
たとしても、しかる後にホストコンピュータからの命
令、あるいは光ディスク装置自身の判断により、再生速
度がより高速な速度に設定されると、再び同じ欠陥付近
のアドレスを再生する時にも、エラーが多発するため
に、図12のステップS41で減速して安定してリード
できるようになるまでに、少なくとも都合a回のシーク
動作が行われることになるため、アクセスタイムが遅く
なる。
【0020】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、安定した再生ができる再生速度に切り替
わるまでの無駄なリトライを行うことがなく、アクセス
タイムを改善することが可能な光ディスク装置を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載の光ディスク装置は、光
ディスクの記録面に対して再生を行う再生手段と、上記
光ディスクの記録面を分割した複数の各ゾーンに対応す
る再生速度を格納するテーブルを記憶するメモリ手段と
を有し、上記光ディスクの記録面に対して、一定速度の
初期再生を繰り返し行い、安定した再生を行うことがで
きたときの各ゾーン毎の再生速度を最適再生速度とし
て、上記テーブルに格納し、上記光ディスクの記録面に
対して、上記テーブルから読み出した各ゾーン毎の最適
再生速度でもって、再生を行うものである。これによ
り、メモリ手段によるテーブルの記憶後は、繰り返しリ
トライを行うことなく、最適再生速度でもって再生を行
えるので、アクセスタイムを改善することができる。
【0022】また、本発明の請求項2に記載の光ディス
ク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
上記最適再生速度は、上記初期再生において、所定の時
間エラー無しで連続して再生できた場合、あるいは所定
量のデータをエラー無しで連続して再生できた場合に、
より高速な再生速度に設定されるものである。これによ
り、ディスク上の傷や指紋などの欠陥を通過したと判断
できる時、より高速な再生速度に切り換えて再生を行う
ため、読み取り速度の低下を最小限に抑えることができ
る。
【0023】また、本発明の請求項3に記載の光ディス
ク装置は、請求項1または2に記載の光ディスク装置に
おいて、上記初期再生によって上記最適再生速度を格納
したテーブルを、光ディスクのディスクコードと共に記
憶する不揮発性のメモリ手段を有し、再生しようとする
光ディスクのディスクコードと、上記不揮発性のメモリ
手段により記憶したディスクコードとが一致した場合、
該ディスクコードと共に記憶した上記テーブルを用い
て、上記最適再生速度で再生を行うものである。これに
より、複数の光ディスクを入れ換えて再生する場合にお
いても、過去に再生したことがある光ディスクであれ
ば、毎回新たに最適再生速度のテーブルを作成する必要
がなく、前回の再生時に学習した最適再生速度で再生す
ることにより、アクセスタイムを改善することができ
る。
【0024】また、本発明の請求項4に記載の光ディス
ク装置は、請求項1に記載の光ディスク装置において、
再生対象となる光ディスクから、再生した情報のフォー
マットを判別する判別手段を有し、上記判別手段による
判別結果が所定のフォーマットであることを条件に、該
所定のフォーマットのデータが連続して存在する領域内
では速度切り換え動作が発生しないように、上記初期再
生時にテーブルに格納した上記最適再生速度を補正する
ものである。これにより、上記所定のフォーマットを再
生中にリードリトライ動作や速度切り換え動作の発生を
抑えることにより、安定した再生を行うことができる。
【0025】本発明の請求項5に記載の光ディスク装置
は、請求項4に記載の光ディスク装置において、上記所
定のフォーマットは、ホストコンピュータへのデータ転
送の時系列的連続性が重要なフォーマットであるものと
したものである。これにより、特にリアルタイム性が要
求されるオーディオやビデオ等のデータの再生中に、リ
ードリトライ動作や速度切り換え動作の発生を抑え、オ
ーディオの音飛び等の再生異常を生じにくい安定した再
生を行うことができる。
【0026】また、本発明の請求項6に記載の光ディス
ク装置は、請求項4に記載の光ディスク装置において、
上記補正した最適再生速度を格納したテーブルを、光デ
ィスクのディスクコードと共に記憶する不揮発性のメモ
リ手段を有し、再生しようとする光ディスクのディスク
コードと、上記不揮発性のメモリ手段により記憶したデ
ィスクコードとが一致した場合、該ディスクコードと共
に記憶した上記テーブルを用いて、上記所定のフォーマ
ットでの上記最適再生速度で再生を行うものである。こ
れにより、所定のフォーマットにおいて、過去に再生し
たことがある光ディスクであれば、前回の再生時に学習
した最適再生速度にて再生することが可能であるため、
所定のフォーマットでの安定した再生を行うことができ
るとともに、アクセスタイムを改善することができる。
【0027】また、本発明の請求項7に記載の光ディス
ク装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の光ディ
スク装置において、光ディスクの特定の領域に記録され
ているディスク情報を取得する手段を有し、取得した上
記ディスク情報により記録データのフォーマットを判別
して、該フォーマットに対応する所定の最適再生速度を
基にして、テーブルの初期値を決定するものである。こ
れにより、予め記録データの用途に応じた適切な再生速
度に設定することにより、初回の再生での安定した再生
を行うことが可能になるとともに、アクセスタイムを改
善することができる。
【0028】また、本発明の請求項8に記載の光ディス
ク装置は、請求項7に記載の光ディスク装置において、
上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度は、上
記フォーマットのエラー訂正能力に応じた再生速度であ
るものとしたものである。これにより、特にエラー訂正
能力の低いフォーマットのデータを再生する場合におい
て、予めリードリトライ動作や速度切り換え動作の発生
を抑えるので、初回の再生での安定した再生を行うこと
が可能になるとともに、アクセスタイムを改善すること
ができる。
【0029】また、本発明の請求項9に記載の光ディス
ク装置は、請求項7に記載の光ディスク装置において、
上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度は、上
記フォーマットの判別結果がホストコンピュータへのデ
ータ転送の時系列的連続性が重要なフォーマットである
場合、該データ転送の時系列的連続性が保証されるよう
な再生速度であるものとしたものである。これにより、
特にオーディオやビデオ等のデータを再生する場合にお
いて、予めリードリトライ動作や速度切り換え動作の発
生を抑えるので、初回の再生での安定した再生を行うこ
とが可能になるとともに、アクセスタイムを改善するこ
とができる。
【0030】また、本発明の請求項10に記載の光ディ
スク装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の光デ
ィスク装置において、上記各ゾーン毎の所定の部分のみ
を所定の再生速度にて再生する手段と、再生時に発生し
たエラーを計数するエラー計数手段とを有し、上記二つ
の手段により計数したエラーの数に応じた、所定の最適
再生速度を基にして、テーブルの初期値を決定するもの
である。これにより、ディスク上の傷や指紋などの欠陥
の影響を予め加味した再生速度にて再生を始めることに
より、初回の再生での安定した再生を行うことが可能に
なるとともに、アクセスタイムを改善できる。
【0031】また、本発明の請求項11に記載の光ディ
スク装置は、請求項10に記載の光ディスク装置におい
て、上記各ゾーン毎の所定の部分は、上記各ゾーンの先
頭アドレスから所定の数セクタであるものとしたもので
ある。これにより、各ゾーンの所定の数セクタのエラー
数を計数して、ディスク上の傷や指紋などの欠陥の影響
を、予め加味した再生速度にて再生を始めることによ
り、初回の再生での安定した再生を行うことができると
ともに、アクセスタイムを改善できる。
【0032】また、本発明の請求項12に記載の光ディ
スク装置は、請求項10に記載の光ディスク装置におい
て、上記所定の再生速度は、再生対象となる光ディスク
を再生するために設定可能な最高速度であるものとした
ものである。これにより、特にエラー訂正能力の高いフ
ォーマットのデータに対して、ディスク上の傷や指紋な
どの影響をより反映させた適切な再生速度にて再生を始
めることができるので、初回の再生での安定した再生を
行うことができるとともに、アクセスタイムを改善でき
る。
【0033】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本実施の
形態1における光ディスク装置の構成を示す図である。
なお、図11と同一の符号は、上述の従来の技術で説明
した構成と同じであるので説明を省略する。
【0034】図において、光ディスク装置の構成は、図
11で示した従来の光ディスク装置の構成に、テーブル
記憶用メモリ12、及び不揮発性メモリ13を追加して
いる。テーブル記憶用メモリ12は、初期再生によって
得ることができた最適再生速度を格納したテーブルを記
憶するためのメモリであり、不揮発性メモリ13は、上
述の最適再生速度を格納したテーブルを、再生した光デ
ィスクのディスクコードと共に再生履歴として記憶して
おくためのメモリである。
【0035】次に、図3と図4を用いて、本実施の形態
1の光ディスク装置における、テーブル記憶用メモリ1
2に記憶するテーブル(以下、最適再生速度テーブルま
たは単にテーブルと称する)について説明する。図3
は、本実施の形態1の光ディスク装置における、ディス
ク上のアドレスと再生速度の関係の一例である。図13
と同一の符号に対する説明は、図13と同じであるので
説明を省略する。図3では横軸のアドレス空間をZ1か
らZnまでのn個のゾーンに分割している。
【0036】図において、ゾーンZ1は、全て再生速度
V1で再生できている。即ち、ゾーンZ1の最適再生速
度はV1である。ゾーンZ2については、途中のアドレ
スA1まで再生速度V1で再生できているが、アドレス
A1において、再生速度V1では、リードエラーが多発
したため、再生速度V2に減速し、その後は安定した再
生ができている。即ち、ゾーンZ2の最適再生速度はV
2となる。同様に、ゾーンZ3においても、途中のアド
レスA2において、再生速度V2から再生速度V3に減
速しているが、その後は安定した再生ができているた
め、ゾーンZ3に対する最適再生速度はV3となる。以
下同様に、ゾーンZ4に対する最適再生速度はV3、ゾ
ーンZ5からゾーンZnに対する最適再生速度は全てV
1となる。
【0037】図4は、本実施の形態1の光ディスク装置
における、最適再生速度テーブルの一例である。図4は
図3の各ゾーン毎の最適再生速度をテーブルに格納した
ものである。図2は、本実施の形態1の光ディスク装置
における、再生時にCPU11により実行される動作制
御の手順を示すフローチャートである。
【0038】ステップS1において、ホストコンピュー
タ14からリード命令を受信する。ステップS2におい
て、テーブルを参照し、再生する目的アドレスが含まれ
るゾーンに対応する最適再生速度を取得し、次のステッ
プS3において、現在の再生速度が上記最適再生速度で
あるかどうか判定する。ステップS3で、現在の再生速
度が最適再生速度である場合、そのままステップS5へ
進む。また、ステップS3で、現在の再生速度が最適再
生速度でない場合、ステップS4へ進み、最適再生速度
へ再生速度を切り換えた後、ステップS5へ進む。
【0039】ステップS5において、シーク動作を行
い、再生する目的アドレスにピックアップ3を移動させ
る。ステップS6において、デコーダIC9が光ディス
ク1から読み出したデータに、復調、及びエラー訂正処
理を施し、バッファ用メモリ10への書き込みを開始す
る。
【0040】ステップS7において、ステップS2と同
様に、テーブルを参照し、現在のゾーンに対する最適再
生速度を取得する。次のステップS8についても、ステ
ップS3と同様であり、現在の再生速度が最適再生速度
である場合は、そのままステップS10に進む。また、
ステップS8で、現在の再生速度が最適再生速度でない
場合は、ステップS9で、ステップS4と同様に、最適
再生速度に速度切り換えを行い、その後はステップS5
へ戻り、シーク動作からリトライする。ステップS10
において、デコーダIC9が、1セクタと呼ばれるデー
タ単位をバッファ用メモリ10に書き込み完了する。
【0041】ステップS11において、図12のステッ
プS37と同様に、ホストコンピュータ14からリード
命令を受信してからの経過時間が所定のタイムアウト値
を超過しているかどうか調べる。タイムアウト値を超過
している場合は、再生処理を終了し、タイムアウト値を
超過していない場合は、次のステップS12に進む。
【0042】ステップS12において、図12のステッ
プS38と同様に、CPU11は、現在再生中のセクタ
に対して、リードエラー発生により再生処理をリトライ
する必要があるかどうかの確認を行う。ここで、リード
エラーが発生していると判定された場合、リードエラー
となったセクタに対してリトライ処理をするためにステ
ップS13に進む。
【0043】ステップS13において、ステップS39
と同様に、リトライカウンタxをインクリメントする。
続いて、ステップS14において、ステップS40と同
様に、リトライカウンタxが所定のリトライ回数制限a
に達しているかどうかを判定する。リトライカウンタx
が所定のリトライ回数制限aに達していると判定された
場合、次のステップS15において、ステップS41と
同様に、より安定した再生ができると思われる再生速度
に切り換える。速度切り換え完了後は、ステップS16
において、ステップS42と同様に、リトライカウンタ
xをクリアする。ステップS17において、テーブルの
現在再生しているゾーンに対応する最適再生速度とし
て、ステップS15にて切り換えた再生速度を格納し、
ステップS5のシーク動作からリトライする。
【0044】一方、ステップS14において、リトライ
カウンタxが所定のリトライ回数制限aに達していない
場合、即ち、x<aの場合は、現在の再生速度のまま、
ステップS5のシーク動作からリトライを行う。また、
ステップS12において、リードエラーが発生していな
いと判定された場合、現在のセクタはエラー無しで再生
できたと判断し、ステップS18に進む。
【0045】ステップS18において、ホストコンピュ
ータ14が要求するセクタ数を全てバッファ用メモリ1
0に蓄えられたかどうかを判定する。判定の結果、ホス
トコンピュータ14が要求するセクタ数をまだバッファ
用メモリ10に蓄えられていない場合、そのままデコー
ダ9による再生処理を継続し、ステップS7に戻って次
のセクタの評価を行う。また、判定の結果、ホストコン
ピュータ14が要求するセクタ数をまだバッファ用メモ
リ10に蓄えられていると判定した場合は、次のステッ
プS19に進み、デコーダIC9は、ホストコンピュー
タ14にデータ転送を行い、再生動作を終了する。
【0046】上記の例では、ステップS15にて、速度
切り換え動作が行われると、再生中に元の再生速度に切
り替わることはないが、ディスク上の傷や指紋などの欠
陥部分を通過したと判断できる場合は、元の再生速度に
切り換えて再生を継続するようにしても良い。ディスク
上の傷や指紋などの欠陥部分を通過したと判断できる場
合とは、例えば、所定の時間エラー無しで連続して再生
できた場合、あるいは所定量のデータをエラー無しで再
生できた場合である。一般的には、欠陥部分は高速再生
の場合にエラーが発生しやすく、より低速な再生速度の
ほうが安定して再生することができる。従って、欠陥部
分は安定性を重視してより低速な再生速度に切り換えて
再生を行い、欠陥部分を通過するとより高速な元の速度
に切り換えて再生を行う。
【0047】また、再生中の光ディスクの最適再生速度
テーブルは、テーブル記憶用メモリ12に記憶されてい
るが、同じ内容の最適再生速度テーブルを再生中の光デ
ィスクのディスクコードと共に不揮発性メモリ13に記
憶しておくことで、次に同じ光ディスクを再生する場合
に、不揮発性メモリ13から読み出した最適再生速度で
再生を行うこともできる。
【0048】以上のような、本実施の形態1に係る光デ
ィスク装置によれば、初期再生時においてエラーが発生
した場合、各ゾーンに対応する再生速度を切り換えるこ
とによって得られる最適再生速度を格納するテーブル
を、テーブル記憶用メモリ12に記憶することにより、
同じゾーンを再生する際に、繰り返しリトライを行うこ
となく、記憶した該テーブルを読み出して、該ゾーンを
最適再生速度で再生することができるので、アクセスタ
イムを改善することができる。
【0049】また、ディスク上の傷や指紋などの欠陥部
分を通過したと判断できる場合は、より高速な元の速度
に切り換えて再生を行うので、ディスク上に欠陥が存在
する場合でも、読み取り速度の低下を最小限に押さえて
再生を行うことができる。
【0050】また、最適再生速度テーブルを、光ディス
クのディスクコードとともに記憶する不揮発性メモリ1
3を備えることによって、複数の光ディスクを入れ換え
て再生する場合においても、過去に再生したことがある
光ディスクであれば、毎回新たに最適再生速度テーブル
を作成する必要がなく、前回の再生時に学習した最適再
生速度で再生するので、アクセスタイムを改善すること
ができる。
【0051】実施の形態2.本実施の形態2に係る光デ
ィスク装置の構成については、図1に示した本実施の形
態1に係る光ディスク装置の構成と同様であるので説明
を省略する。また、本実施の形態2に係る光ディスク装
置の基本動作についても、図2に示した本実施の形態1
に係る光ディスク装置の基本動作と同様であるので説明
を省略する。
【0052】図6は、本実施の形態2の光ディスク装置
における、ディスク上のアドレスと再生速度の関係の一
例である。図においてディスク上のアドレスに対する再
生速度の変化は図3と同様であり、図3と同一の符号に
対する説明は、図3と同じであるので説明を省略する。
図6は図3に、ビデオ、オーディオ等のリアルタイム性
が要求されるデータが存在する領域15が追加されてい
る。ここで、リアルタイム性が要求されるデータとは、
ビデオ、オーディオ等のデータのような、データ転送の
時系列的連続性が重要なデータ、即ち、ホストコンピュ
ータ14が処理するタイミングに間に合うように、デコ
ーダIC9からホストコンピュータ14へのデータ転送
を順次行うことを要するデータである。
【0053】ところが、この図6の例においては、アド
レスA2において、再生速度V2から再生速度V3への
速度切り換え動作が行われており、この速度切換え中
は、ホストコンピュータ14へのデータ転送が途切れて
しまう。その結果、ホストコンピュータ14がビデオ、
オーディオ等のデータを処理するタイミングにデータ転
送が間に合わず、オーディオの音飛びなどの再生異常を
きたす恐れがある。従って、特に15に示す領域のよう
なビデオやオーディオ等のリアルタイム性が要求される
データ領域を再生する場合においては、なるべく再生中
の速度切り換えを行わないことが望ましい。
【0054】図7は、本実施の形態2の光ディスク装置
における、テーブル補正の一例である。図において
(a)は、図6の各ゾーン毎の最適再生速度をテーブル
に格納したものである。また、(b)は、ゾーンZ2か
らゾーンZ3に存在するリアルタイム性が要求されるデ
ータを再生中に、速度切り換えが発生しないように、後
述するテーブル補正動作に従って(a)のテーブルを補
正したものである。(b)のテーブルでは、(a)のテ
ーブルにおいてゾーンZ2に対応する再生速度が、再生
速度V2から再生速度V3に補正されている。なお、上
記テーブル補正動作を行うタイミングは、次にビデオ、
オーディオ等のリアルタイム性が要求されるデータが存
在する領域15を再生するまでならいつでも良く、例え
ば、図2のステップS17のテーブル更新処理時に行う
ことができる。
【0055】図5は、本実施の形態2に係る光ディスク
装置における、テーブル補正動作を説明するためのフロ
ーチャートである。ステップS21において、再生する
セクタのフォーマットを調べ、次のステップS22にお
いて、前記ステップS21で調べた結果が、所定のフォ
ーマットであるかどうかを判定する。ここで、所定のフ
ォーマットとは、例えばCD−DAやCD−ROM X
A FORM2などのフォーマットであり、オーディオ
やビデオ等のデータのように、ホストコンピュータへの
データ転送がなるべく途切れないように再生する必要が
あるデータを記録したフォーマットである。所定のフォ
ーマットであると判定された場合、ステップS23に進
む。また、所定のフォーマットでないと判定された場
合、テーブル補正動作を終了する。
【0056】ステップS23において、テーブルを参照
し、次のステップ24において、再生するセクタを含
む、同一のフォーマットが連続して存在する領域の途中
で、速度切り換えが行われるようなテーブルの設定にな
っているかどうかを判定する。もしも、上記ステップS
24にて、速度切り換えが行われると判定された場合、
ステップS25に進み、同一のフォーマットが連続して
存在する領域において、速度切り換えが行われないよう
に、テーブルの内容を補正する。また、上記ステップS
24にて、速度切り換えが行われないと判定された場
合、テーブル補正動作を終了する。
【0057】また、本発明の実施の形態1で説明したよ
うに、補正後のテーブルを、再生中の光ディスクのディ
スクコードと共に再生履歴として不揮発性メモリ13に
記憶しておくことで、過去に同じディスクを再生したと
きの学習効果を無駄にすることなく再生が可能である。
【0058】以上のような、本実施の形態2に係る光デ
ィスク装置によれば、ビデオやオーディオなどのリアル
タイム性の高いデータを再生中に、途中で速度切替が発
生しないようにテーブル内の最適再生速度を補正するた
め、速度切り換えによるホストコンピュータ14へのデ
ータ転送の遅延の発生を防ぎ、音飛びやコマ落ちを防ぐ
ことができる。
【0059】また、補正後のテーブルを、再生中のディ
スクコードとともに、記憶する不揮発性メモリを備える
ことによって、過去に再生したことがあるリアルタイム
性の高い光ディスクであれば、前回の再生時に学習した
最適再生速度で再生するので、音飛びやコマ落ちを防ぐ
ことができるとともに、アクセスタイムを改善できる。
【0060】実施の形態3.本実施の形態3に係る光デ
ィスク装置の構成については、本実施の形態1に係る光
ディスク装置と同様の構成であるので説明を省略する。
【0061】CDやDVD等の光ディスクは、最内周部
にそのディスクを再生するために必要なディスク情報を
記録したリードインと呼ばれる領域がある。例えば、C
Dのリードイン領域にはTOC(Table of Co
ntents)というディスク情報がトラック(オーデ
ィオCDの1曲に相当する)と呼ばれる単位毎に記録さ
れており、TOCにはそのディスクに記録されているト
ラック数、各トラックのフォーマット、及び各トラック
の開始アドレス等の情報が含まれている。即ち、光ディ
スク装置は、TOC情報を読み取ることで、その光ディ
スクにどのようなフォーマットのデータが、どのような
分布で記録されているかということを把握することがで
きる。
【0062】図8は、本実施の形態3に係る光ディスク
装置における、ディスク上のアドレスと最適再生速度テ
ーブルの初期値との関係の一例である。図において
(a)はアドレス空間であり、図に示すようにCD−D
AフォーマットとCD−ROMフォーマットが混在して
いる例である。このフォーマット分布は上記TOC情報
を読み取ることで判明したものであるとする。上述のよ
うに、CDのTOC情報はトラック単位で記録されてい
るので、(a)の各フォーマット領域はそれぞれ1つか
複数トラックよりなる領域であり、それぞれの開始位置
はTOCのトラック開始位置情報より特定可能である。
(b)は、アドレス空間をゾーンZ1からZnのn個の
領域に分割していることを示している。(c)は、
(b)の各ゾーンに対して、記録データのフォーマット
に基づいて決定した最適再生速度テーブルの初期値であ
る。V1及びV2は、それぞれCD−ROMフォーマッ
ト及びCD−DAフォーマットに対応した所定の再生速
度である。ゾーンZ1及びZ2は、全てCD−DAフォ
ーマットであるので、CD−DAフォーマットに対する
所定の初期値V2をテーブルに格納する。ゾーンZ3
は、CD−DAフォーマットとCD−ROMフォーマッ
トが混在しているが、CD−DAフォーマットに対する
所定の初期値V2をゾーンZ3のテーブルに格納する。
これは、CD−DAフォーマットの方がCD−ROMフ
ォーマットよりも一般にエラー訂正能力が低いため、よ
りエラーの発生しやすいCD−DAフォーマットの再生
速度に合わせたほうが、ゾーンZ3の再生時にエラーが
発生する可能性が低いという理由による。ゾーンZ4か
らゾーンZnは、全てCD−ROMフォーマットである
ので、CD−ROMフォーマットに対する所定の初期値
V1をテーブルに格納する。ここで、V1及びV2はそ
れぞれ対応するCD−ROMフォーマット、及びCD−
DAフォーマットのエラー訂正能力に応じて決定してい
る。
【0063】また、上記の例では、TOC情報からフォ
ーマットのエラー訂正能力に応じた所定の再生速度を最
適再生速度テーブルの初期値としているが、記録データ
がリアルタイム性の高いデータであるかどうかを判定
し、リアルタイム性の高いデータである場合は、再生時
のエラーリトライ、及び速度切り換えによるホストコン
ピュータへのデータ転送の遅延が発生しないよう、十分
安定した再生ができる再生速度を最適再生速度テーブル
の初期値とすることもできる。
【0064】以上のような、本実施の形態3に係る光デ
ィスク装置によれば、光ディスクの特定の領域に記録さ
れているTOC等のディスク情報から、記録データのフ
ォーマットを判別し、上記フォーマットに対応する所定
の最適再生速度を基に、テーブル初期値とするため、記
録フォーマットのエラー訂正能力の違いによる影響を予
めテーブルに加味することができ、その結果、初回の再
生での安定した再生を行うことが可能になるとともに、
アクセスタイムを改善することができる。
【0065】また、リアルタイム性の高いデータが含ま
れるフォーマットの場合、データ転送の時系列連続性が
保証される最適再生速度テーブルの初期値にすることに
より、リアルタイム性の高いデータによる影響を予めテ
ーブルに加味することができ、その結果、初回の再生で
の音飛びやコマ落ちを防ぐとともに、アクセスタイムを
改善することができる。
【0066】実施の形態4.本実施の形態4に係る光デ
ィスク装置の構成については、本実施の形態1に係る光
ディスク装置と同様の構成であるので説明を省略する。
図9は、本実施の形態4に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスと最適再生速度テーブルの初
期値との関係の一例である。
【0067】図において(a)は、アドレス空間であ
る。(b)は、アドレス空間をゾーンZ1からZnのn
個の領域に分割していることを示している。光ディスク
装置は、図2に示したような再生動作を行う前に、各ゾ
ーンの先頭から所定のセクタ数だけを所定の再生速度で
再生する(以下、テスト再生と称する)。上記の所定の
再生速度は、どのような再生速度でも良いが、この実施
例では、再生対象となる光ディスクに対して、この光デ
ィスク装置が設定可能な最高速度とする。このテスト再
生では、後述するように、エラー発生数をカウントする
ことによって、ディスク上の傷や指紋などの欠陥が存在
することを推測して最適再生速度テーブルの初期値を決
定するため、一般に欠陥の影響が現れやすいなるべく高
速な再生速度にて再生を行うのがよい。また、このテス
ト再生では、ホストコンピュータ14へのデータ転送は
行わない。CPU11は、テスト再生中のエラー発生数
をカウントする。(c)は、(b)の各ゾーンに対する
テスト再生時のエラー発生数を示している。(d)は、
(c)のエラー発生数から後述する方法で決定した最適
再生速度テーブルの初期値である。
【0068】次に図10を用いて最適再生速度テーブル
の初期値を決定する方法を説明する。図10は、本実施
の形態4に係る光ディスク装置における、ディスク上の
アドレスとテスト再生時のエラー発生数との関係の一例
である。図中の符号でA1、A2、A3、A4、及びA
5はそれぞれ分割した各ゾーンZ1、Z2、Z3、Z
4、及びZ5(図示せず)の先頭アドレスであり、E
1、E2、E3、E4、及びE5はそれぞれアドレスA
1、A2、A3、A4、及びA5から前記所定のセクタ
数だけをテスト再生中に発生したエラー数である。所定
の閾値16は、再生したアドレスがディスク上の傷や指
紋などの欠陥であるかどうかを判断するための閾値であ
る。すなわち、所定の閾値16よりも大きければ、再生
したアドレス付近に欠陥がある可能性があると判断し、
また、所定の閾値16よりも小さければ、再生したアド
レス付近に欠陥はないと判断する。図10によれば、テ
スト再生の結果、ゾーンZ3及びZ4をテスト再生した
時のエラー発生数E3及びE4が所定の閾値16より大
きく、それ以外のゾーンをテスト再生したときのエラー
発生数は所定の閾値16より小さい。したがって、エラ
ー発生数の多かったゾーンZ3及びZ4は所定の再生速
度V2で再生し、それ以外のゾーンは所定の再生速度V
1で再生するよう、最適再生速度テーブルの初期値に決
定する。
【0069】以上のような、本実施の形態4の光ディス
ク装置によれば、ゾーン毎に所定のセクタ数だけテスト
再生を行い、テスト再生時のエラー発生数を基に、最適
再生速度テーブルの初期値を決定するため、ディスク上
の傷や指紋などの欠陥の影響を予めテーブルに加味する
ことができ、その結果、初回の再生での安定した再生を
行うことが可能になるとともに、アクセスタイムを改善
することできる。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の光ディスク装置によれば、光ディスクの記録面に対し
て再生を行う再生手段と、上記光ディスクの記録面を分
割した複数の各ゾーンに対応する再生速度を格納するテ
ーブルを記憶するメモリ手段とを有し、上記光ディスク
の記録面に対して、一定速度の初期再生を繰り返し行
い、安定した再生を行うことができたときの各ゾーン毎
の再生速度を最適再生速度として、上記テーブルに格納
し、上記光ディスクの記録面に対して、上記テーブルか
ら読み出した各ゾーン毎の最適再生速度でもって、再生
を行うので、繰り返しリトライを行うことなく、最適再
生速度で再生でき、アクセスタイムを改善できる効果が
ある。
【0071】また、本発明の請求項2に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項1に記載の光ディスク装置にお
いて、上記最適再生速度は、上記初期再生において、所
定の時間エラー無しで連続して再生できた場合、あるい
は所定量のデータをエラー無しで連続して再生できた場
合に、より高速な再生速度に設定されるので、読み取り
速度の低下を最小限に抑えることができる効果がある。
【0072】また、本発明の請求項3に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項1または2に記載の光ディスク
装置において、上記初期再生によって上記最適再生速度
を格納したテーブルを、光ディスクのディスクコードと
共に記憶する不揮発性のメモリ手段を有し、再生しよう
とする光ディスクのディスクコードと、上記不揮発性の
メモリ手段により記憶したディスクコードとが一致した
場合、該ディスクコードと共に記憶した上記テーブルを
用いて、上記最適再生速度で再生を行うので、過去に再
生したことがある光ディスクであれば、前回の再生時に
学習した最適再生速度にて再生することが可能になるた
め、アクセスタイムを改善できる効果がある。
【0073】また、本発明の請求項4に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項1に記載の光ディスク装置にお
いて、再生対象となる光ディスクから、再生した情報の
フォーマットを判別する判別手段を有し、上記判別手段
による判別結果が所定のフォーマットであることを条件
に、該所定のフォーマットのデータが連続して存在する
領域内では速度切り換え動作が発生しないように、上記
初期再生時にテーブルに格納した上記最適再生速度を補
正するので、上記所定のフォーマットの再生中に、リー
ドリトライ動作や速度切り換え動作の発生を抑え、安定
した再生を行うことができる効果がある。
【0074】本発明の請求項5に記載の光ディスク装置
によれば、請求項4に記載の光ディスク装置において、
上記所定のフォーマットは、ホストコンピュータへのデ
ータ転送の時系列的連続性が重要なフォーマットである
ので、特にオーディオやビデオ等のデータの再生中に、
リードリトライ動作や速度切り換え動作の発生を抑える
ことにより、オーディオの音飛び等の再生異常を生じに
くい安定した再生を行うことができる効果がある。
【0075】また、本発明の請求項6に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項4に記載の光ディスク装置にお
いて、上記補正した最適再生速度を格納したテーブル
を、光ディスクのディスクコードと共に記憶する不揮発
性のメモリ手段を有し、再生しようとする光ディスクの
ディスクコードと、上記不揮発性のメモリ手段により記
憶したディスクコードとが一致した場合、該ディスクコ
ードと共に記憶した上記テーブルを用いて、上記所定の
フォーマットでの上記最適再生速度で再生を行うので、
所定のフォーマットにおいて、過去に再生したことがあ
る光ディスクであれば、前回の再生時に学習した最適再
生速度で再生することにより、安定した再生を行うこと
ができるとともに、アクセスタイムを改善できる効果が
ある。
【0076】また、本発明の請求項7に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載の
光ディスク装置において、光ディスクの特定の領域に記
録されているディスク情報を取得する手段を有し、取得
した上記ディスク情報により記録データのフォーマット
を判別して、該フォーマットに対応する所定の最適再生
速度を基にして、テーブルの初期値を決定するので、予
め記録データの用途に応じた適切な再生速度を設定して
再生を始めることにより、初回の再生での安定した再生
を行うことが可能になるとともに、アクセスタイムを改
善できる効果がある。
【0077】また、本発明の請求項8に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項7に記載の光ディスク装置にお
いて、上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度
は、上記フォーマットのエラー訂正能力に応じた再生速
度であるので、特にエラー訂正能力の低いフォーマット
のデータを再生する場合において、予めリードリトライ
動作や速度切り換え動作の発生を抑えることにより、初
回の再生での安定した再生を行うことが可能になるとと
もに、アクセスタイムを改善できる効果がある。
【0078】また、本発明の請求項9に記載の光ディス
ク装置によれば、請求項7に記載の光ディスク装置にお
いて、上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度
は、上記フォーマットの判別結果がホストコンピュータ
へのデータ転送の時系列的連続性が重要なフォーマット
である場合、データ転送の時系列的連続性が保証される
ような再生速度であるので、特にオーディオやビデオ等
のデータを再生する場合において、予めリードリトライ
動作や速度切り換え動作の発生を抑えることにより、初
回の再生での安定した再生を行うことが可能になるとと
もに、アクセスタイムを改善できる効果がある。
【0079】また、本発明の請求項10に記載の光ディ
スク装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載
の光ディスク装置において、上記各ゾーン毎の所定の部
分のみを所定の再生速度にて再生する手段と、再生時に
発生したエラーを計数するエラー計数手段とを有し、上
記二つの手段により計数したエラーの数に応じた、所定
の最適再生速度を基にして、テーブルの初期値を決定す
るので、ディスク上の傷や指紋などの欠陥の影響を予め
加味した再生速度にて再生を始めることにより、初回の
再生での安定した再生を行うことが可能になるととも
に、アクセスタイムを改善できる効果がある。
【0080】また、本発明の請求項11に記載の光ディ
スク装置によれば、請求項10に記載の光ディスク装置
において、上記各ゾーン毎の所定の部分は、上記各ゾー
ンの先頭アドレスから所定の数セクタであるので、各ゾ
ーンの所定の数セクタを計数して、ディスク上の傷や指
紋などの欠陥の影響を予め加味した再生速度で再生を始
めることにより、初回の再生での安定した再生を行うこ
とが可能になるとともに、アクセスタイムを改善できる
効果がある。
【0081】また、本発明の請求項12に記載の光ディ
スク装置は、請求項10に記載の光ディスク装置におい
て、上記所定の再生速度は、再生対象となる光ディスク
を再生するために設定可能な最高速度であるので、特に
エラー訂正能力の高いフォーマットのデータに対して、
ディスク上の傷や指紋などの影響をより反映させた適切
な再生速度で再生を始めることにより、初回の再生での
安定した再生を行うことが可能になるとともに、アクセ
スタイムを改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態1に係る光ディスク装置の構成図
である。
【図2】本実施の形態1に係る光ディスク装置におけ
る、再生動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本実施の形態1に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスと再生速度の関係の一例を示
す図である。
【図4】本実施の形態1に係る光ディスク装置におけ
る、最適再生速度テーブルの一例を示す図である。
【図5】本実施の形態2に係る光ディスク装置におけ
る、テーブル補正動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】本実施の形態2に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスと再生速度の関係の一例を示
す図である。
【図7】本実施の形態2に係る光ディスク装置におけ
る、最適再生速度テーブルの一例を示す図である。
【図8】本実施の形態3に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスと最適再生速度テーブルの初
期値との関係の一例を示す図である。
【図9】本実施の形態4に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスと最適再生速度テーブルの初
期値との関係の一例を示す図である。
【図10】本実施の形態4に係る光ディスク装置におけ
る、ディスク上のアドレスとテスト再生時のエラー発生
数との関係の一例を示す図である。
【図11】従来の光ディスク装置の構成図である。
【図12】従来の光ディスク装置における、再生動作を
説明するためのフローチャートである。
【図13】従来の光ディスク装置における、ディスク上
のアドレスと再生速度の関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 4 レンズ 5 トラバースモータ 6 ドライバIC 7 アナログフロントエンドIC 8 デジタルシグナルプロセッサIC 9 デコーダIC 10 バッファ用メモリ 11 CPU 12 テーブル記憶用メモリ 13 不揮発性メモリ 14 ホストコンピュータ 15 ビデオ、オーディオ等のリアルタイム性が要求さ
れるデータが存在する領域 16 所定の閾値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F Fターム(参考) 5D044 AB01 BC03 CC06 DE45 DE68 DE83 FG18 GK10 GK12 5D090 AA01 CC04 DD03 EE11 FF41 HH01 5D109 KA02 KA04 KB04 KB26 KC08 KD46 KD47

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの記録面に対して再生を行う
    再生手段と、 上記光ディスクの記録面を分割した複数の各ゾーンに対
    応する再生速度を格納するテーブルを記憶するメモリ手
    段とを有し、 上記光ディスクの記録面に対して、一定速度の初期再生
    を繰り返し行い、安定した再生を行うことができたとき
    の各ゾーン毎の再生速度を最適再生速度として、上記テ
    ーブルに格納し、 上記光ディスクの記録面に対して、上記テーブルから読
    み出した各ゾーン毎の最適再生速度でもって、再生を行
    う、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 上記最適再生速度は、上記初期再生において、所定の時
    間エラー無しで連続して再生できた場合、あるいは所定
    量のデータをエラー無しで連続して再生できた場合に、
    より高速な再生速度に設定される、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光ディスク装
    置において、 上記初期再生によって上記最適再生速度を格納したテー
    ブルを、光ディスクのディスクコードと共に記憶する不
    揮発性のメモリ手段を有し、 再生しようとする光ディスクのディスクコードと、上記
    不揮発性のメモリ手段により記憶したディスクコードと
    が一致した場合、該ディスクコードと共に記憶した上記
    テーブルを用いて、上記最適再生速度で再生を行う、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光ディスク装置におい
    て、 再生対象となる光ディスクから、再生した情報のフォー
    マットを判別する判別手段を有し、 上記判別手段による判別結果が所定のフォーマットであ
    ることを条件に、該所定のフォーマットのデータが連続
    して存在する領域内では速度切り換え動作が発生しない
    ように、上記初期再生時にテーブルに格納した上記最適
    再生速度を補正する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光ディスク装置におい
    て、 上記所定のフォーマットは、ホストコンピュータへのデ
    ータ転送の時系列的連続性が重要なフォーマットであ
    る、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の光ディスク装置におい
    て、 上記補正した最適再生速度を格納したテーブルを、光デ
    ィスクのディスクコードと共に記憶する不揮発性のメモ
    リ手段を有し、 再生しようとする光ディスクのディスクコードと、上記
    不揮発性のメモリ手段により記憶したディスクコードと
    が一致した場合、該ディスクコードと共に記憶した上記
    テーブルを用いて、上記所定のフォーマットでの上記最
    適再生速度で再生を行う、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の光
    ディスク装置において、 光ディスクの特定の領域に記録されているディスク情報
    を取得する手段を有し、 取得した上記ディスク情報により記録データのフォーマ
    ットを判別して、該フォーマットに対応する所定の最適
    再生速度を基にして、上記テーブルの初期値を決定す
    る、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光ディスク装置におい
    て、 上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度は、上
    記フォーマットのエラー訂正能力に応じた再生速度であ
    る、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の光ディスク装置におい
    て、 上記フォーマットに対応する所定の最適再生速度は、上
    記フォーマットの判別結果がホストコンピュータへのデ
    ータ転送の時系列的連続性が重要なフォーマットである
    場合、該データ転送の時系列的連続性が保証されるよう
    な再生速度である、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし6のいずれかに記載の
    光ディスク装置において、 上記各ゾーン毎の所定の部分のみを所定の再生速度にて
    再生する手段と、 再生時に発生したエラーを計数するエラー計数手段とを
    有し、 上記二つの手段により計数したエラーの数に応じた、所
    定の最適再生速度を基にして、上記テーブルの初期値を
    決定する、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光ディスク装置に
    おいて、 上記各ゾーン毎の所定の部分は、上記各ゾーンの先頭ア
    ドレスから所定の数セクタである、 ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の光ディスク装置に
    おいて、 上記所定の再生速度は、再生対象となる光ディスクを再
    生するための設定可能な最高速度である、 ことを特徴とする光ディスク装置。
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