JPH1184500A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JPH1184500A
JPH1184500A JP9247041A JP24704197A JPH1184500A JP H1184500 A JPH1184500 A JP H1184500A JP 9247041 A JP9247041 A JP 9247041A JP 24704197 A JP24704197 A JP 24704197A JP H1184500 A JPH1184500 A JP H1184500A
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JP
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camera
camera body
motor drive
drive
motor
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JP9247041A
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English (en)
Inventor
Itaru Otani
格 大谷
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH1184500A publication Critical patent/JPH1184500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気的な接続の構成を複雑化することなく、モ
ータドライブ等のカメラ付属品の駆動制御の多様化に適
合できるカメラシステムを提供する。 【解決手段】カメラ本体に取り外し可能に装着されたモ
ータドライブとで構成するカメラシステムにおいて、双
方の電気的接続領域には、モータドライバの駆動モータ
制御用の第1通信端子(M3F)を複数の端子の一つに
有する第1のコネクタ(56,206)が夫々設けら
れ、第1通信端子との共同で前記駆動モータを複数の駆
動モードで駆動制御可能とする第2通信端子(M3R)
を有する第2のコネクタ(57,207)が夫々設けら
れ、前記複数の駆動モードの適用の可否に応じた信号が
前記第2通信端子から入力される判別検出手段(SW−
B.R)をモータドライブ301に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属す技術分野】本発明はカメラシステムに係わ
り、カメラ本体とカメラ本体に対して電気的、及び機械
的な接続を行うカメラ付属品で構成されるカメラシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ本体に装着され、カメラ本体と電
気的接続部、例えば、電源や通信ラインを有し、さらに
機械的な接続部を有し、カメラ本体から制御される駆動
部を有するカメラ付属品としてモータードライブがあ
る。かかるモータードライブは、カメラに対しての電源
供給やカメラの一部の駆動を行い、カメラに装着するこ
とで、カメラ自身の性能を向上させる付属品である。
【0003】更に、かかるモータードライブは、電源供
給の為、複数種類の電源、例えば、一次電池や二次電池
の交換装着が可能で、カメラ本体側は、何らかの手段で
この複数の電源種類を検知し、装着された電源の能力に
合わせた性能の向上を図る。この性能の向上とは、カメ
ラ本体とモータードライブの駆動モードを高速側に、つ
まり、駆動速度を増して、単位時間当たりの撮影枚数で
ある駒速を上げることが挙げられる。この駆動モードの
切り替えの際、モータードライブにある駆動部に対して
もカメラ本体の駆動モードに連動する形でカメラ本体と
の電気的接続部を介して制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、モー
タードライブに装着された電源の電圧を検知して、モー
ドを切り替える方式は提案されていたが、電源の種類に
よる電源の電圧はもとより、その電圧における能力も異
なるため、装着された電源の能力に合わせた性能の向上
を図ることは、難しいものがあった。
【0005】そのため、電源の電圧を検知しても、カメ
ラ本体及び、モータードライブの複雑な駆動モードの切
替を行うものは無く、本体のモータードライブの駆動モ
ードは、変えないものであった。
【0006】そこで、モータードライブの電源種類を判
別検知して、駆動モードの切替を行うためには、電源判
別と駆動制御のための本体と通信接続部が各々新たに必
要となるが、カメラ本体とモータードライブの通信接続
部は、電気回路的にも、接続部スペースも限られている
ため、必要に応じて増すことが出来ない。
【0007】また、モータードライブが複数機種の性能
の異なるカメラ本体と互換性を有する場合、モータード
ライブと取り付けられたカメラ本体の通信、制御のマッ
チングが悪い場合は、カメラ本体とモータードライブの
作動が連動されず、作動不良を生じる。これを防止する
ためには、次のいずれかが必要である。
【0008】一つは、装着時に,撮影者がモータードラ
イブを装着した際、何らかの操作で装着される組み合わ
せを選択入力する必要がある。しかし,入力が行われな
かった場合,やはり、不具合を生じる。
【0009】二つ目に、モータードライブ、または、複
数以上のカメラ本体の各々の機種のいずれかが、装着さ
れる組み合わせを認識し、その組み合わせに応じた互い
の制御を行う必要がある。しかし、このためには、組み
合わせ認識手段、例えば、電気的な通信によるID確認
手段等が必要で有るため、モータードライブとカメラ本
体とに通信接続部が必要で、しかも駆動制御のための本
体との通信接続部も必要である。
【0010】更には、複数以上のモータードライブが複
数以上のカメラ本体機種と互換性を有する場合も同様で
あり,これは、モータードライブだけでなく、カメラ本
体と電気的及び、機械的な接続部を有し、カメラ本体か
ら制御される駆動部を有するカメラ付属品全般について
も同様である。
【0011】本出願に係わる発明の目的は、電気的な接
続の構成を複雑化することなく、モータドライブ等のカ
メラ付属品の駆動制御の多様化に適合できるカメラシス
テムを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願に係わる発明の目
的を実現する第1の構成は、カメラ本体と、前記カメラ
本体に取り外し可能に装着され、前記カメラ本体と電気
的及び機械的な接続が行われるカメラ付属品とで構成さ
れ、前記カメラ本体と前記カメラ付属品との電気的接続
領域には、前記カメラ付属品の駆動モータ制御用の第1
通信端子を複数の端子の一つに有する第1のコネクタが
夫々設けられたカメラシステムにおいて、前記カメラ本
体と前記カメラ付属品との電気的接続領域には、前記第
1通信端子との共同で前記駆動モータを複数の駆動モー
ドで駆動制御可能とする第2通信端子を有する第2のコ
ネクタが夫々設けられ、前記複数の駆動モードの適用の
可否に応じた信号が前記第2通信端子から入力される判
別検出手段を前記カメラ付属品に設けたものである。
【0013】本出願に係わる発明の目的を実現する第2
の構成は、カメラ本体と、前記カメラ本体に取り外し可
能に装着され、前記カメラ本体と電気的及び機械的な接
続が行われるカメラ付属品とで構成され、前記カメラ本
体と前記カメラ付属品との電気的接続領域には、前記カ
メラ付属品の駆動モータ制御用の第1通信端子を複数の
端子の一つに有する第1のコネクタが夫々設けられたカ
メラシステムにおいて、前記カメラの付属品には、前記
第1通信端子との共同で前記駆動モータを複数の駆動モ
ードで駆動制御可能とすると共に、前記複数の駆動モー
ドの適用の可否を判別する第2通信端子を有する第2の
コネクタを設けたものである。
【0014】本出願に係わる発明の目的を実現する第3
の構成は、前記第1のコネクタは、最大数の接触端子が
第1面に配置され、前記第1面とは異なる第2面に前記
第2通信端子を有する前記第2のコネクタを設けたもの
である。
【0015】本出願に係わる発明の目的を実現する第4
の構成は、前記カメラ付属品は、種類の異なる電池を装
着可能とするものである。
【0016】本出願に係わる発明の目的を実現する第5
の構成は、駆動モータの回転方向制御で駆動速度を切り
換え可能とする切り換え手段を有するものである。
【0017】本出願に係わる発明の目的を実現する第6
の構成は、前記カメラ付属品には、電源電池の電圧に応
じて駆動速度を選択する電圧チェック手段を有するもの
である。
【0018】本出願に係わる発明の目的を実現する第7
の構成は、前記カメラ付属品は、モータードライブを含
む、カメラ本体と電気的、及び機械的な接続部を有し、
カメラ本体からの制御される駆動部を有するものであ
る。
【0019】以上より、カメラ付属品とカメラ本体と通
信接続部を簡略に行うことが可能としながら、カメラ付
属品の電源種類を判別,及び装着されるカメラ付属品,
カメラ本体機種判別をカメラ本体が検出すると共に,そ
れに応じたカメラシーケンスの切り替えを行うと共に,
カメラ本体から制御する際、この検出手段の状態に応じ
た切り替え駆動制御が可能となり、カメラ本体にカメラ
付属品を装着した場合に不具合無く、作動し、カメラ付
属品を装着することでの性能の向上を図れる。
【0020】
【発明の実施の形態】本実施の形態のカメラは、モータ
ードライブ200が装着可能で、且つ撮影者の眼球の光
軸の回転角を検出し、該回転角から撮影者の視線を算出
する視線検出装置を有するオートフォーカスカメラであ
る。
【0021】図1は本発明にかかる一眼レフカメラの要
部概略図、図2は一眼レフカメラの上部外観図、図3は
一眼レフカメラの背面図、図4は一眼レフカメラの下面
図、図5はファインダ視野図である。
【0022】図1において、1は撮影レンズであり、図
1では便宜上2枚のレンズ1a、1bで示したが、実際
は多数のレンズから構成されている。2は主ミラーで、
観察状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあるい
は退去される。3はサブミラーで、主ミラー2を透過し
た光束をカメラボデイの下方へ向けて反射する。4はシ
ャッタ、5は感光部材で、銀塩フィルムあるいはCCD
やMOS型等の固体撮像素子あるいはビディコン等の撮
像管よりなっている。
【0023】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a、反射ミラー6b及び6
c、2次結像レンズ6e、絞り6d、複数のCCDから
なるラインセンサ6f等から構成されている周知の位相
差方式を採用している。同図の焦点検出装置6は、図3
に示すように観察画面内213の複数の領域(5個の焦
点検出マーク200〜204)を焦点検出可能なように
構成されている。
【0024】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ム、9、10は観察画面内の被写体輝度を測定するため
の結像レンズと測光センサで、結像レンズ9はペンタプ
リズム8内の反射光路を介してピント板7と測光センサ
10を共役に関係付けている。
【0025】次に、ペンタプリズム8の射出面後方には
光分割器11aを備えた接眼レンズ11が配され、撮影
者の眼15によるピント板7の観察に使用される。光分
割器11aは、例えば可視光を透過し赤外光を反射する
ダイクロイックミラーにより構成されている。12は受
光レンズ、14はCCD等の光電素子列を2次元的に配
したイメージセンサで受光レンズ12に関して所定の位
置にある撮影者眼15の瞳孔近傍と共役になるように配
置されている。
【0026】イメージセンサ14と受光レンズ12は受
光手段の一要素を構成している。13、13a〜13
d、13e〜13hは各々撮影者の眼15の照明光源
(投光手段)であるところの赤外発光ダイオードで、図
3に示すように接眼レンズ11の回りに配置されてい
る。
【0027】21は明るい被写体の中でも視認できる高
輝度のスーパーインポーズ用LEDである。スーパーイ
ンポーズ用LED21から発光された光は投光用プリズ
ム22、主ミラー2で反射してピント板7の表示部に設
けた微小プリズムアレイ7aで垂直方向に曲げられ、ペ
ンタプリズム8、接眼レンズ11を通って撮影者の眼1
5に達する。そこでピント板7の焦点検出領域に対応す
る位置にこの微小プリズムアレイ7aを枠状に形成し、
これを各々に対応した5つのスーパーインポーズ用LE
D21(各々をLED−L1、LED−L2、LED−
C、LED−R1、LED−R2とする)によって照明
する。
【0028】これによって図5に示したファインダ視野
図から分かるように、各々の焦点検出マーク1200、
1201、1202、1203、1204がファインダ
視野内で光り、焦点検出領域(測距点)を表示させてい
る(以下これをスーパーインポーズ表示という)。
【0029】ここで左右端の焦点検出マーク1200、
1204の内部には、ドットマーク1205、1206
が刻印されており、これは眼球の個人差補正データ(視
線補正係数)を採取する(以下この動作をキャリブレー
ションと称す)際の視標を示すものである。1023は
ファインダ視野領域を形成する視野マスク、1024は
ファインダ視野外に撮影情報を表示するためのファイン
ダ内LCDで、照明用LED(F−LED)25によっ
て照明され、LCD24を透過した光が三角プリズム2
6によってファインダ内に導かれ、図5のファインダ視
野外に表示され、撮影者は該撮影情報を観察している。
27は姿勢検知手段でありカメラの姿勢を検知するスイ
ッチである。
【0030】31は撮影レンズ1内に設けた絞り、32
は後述する絞り駆動回路111を含む絞り駆動装置、3
3はレンズ駆動用モータ、34は駆動ギヤ等からなるレ
ンズ駆動部材、35はフォトカプラでレンズ駆動部材3
4に連動するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点
調節回路110に伝えている。レンズ焦点調節回路11
0は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の情報に
基づいてレンズ駆動用モータを所定量駆動させ、撮影レ
ンズ1を合焦位置に移動させるようになっている。37
は公知のカメラとレンズとのインターフェースとなるマ
ウント接点である。
【0031】図2〜4において、図1の交換可能なレン
ズ部は不図示であるが、41はレリーズボタン、42は
外部モニタ表示装置としてのモニタ用LCDで、図6の
(a)の如く、予め決められたパターンを表示する固定
セグメント表示部42aと、可変数値表示用の7セグメ
ント表示部42bとからなっている。43は測光値を保
持するAEロック釦、44a、44b、44cはモード
釦で撮影モード等の選択を行っている。45は、カメラ
の電源スイッチでこれをON状態にすることでカメラが
起動する。又OFFでカメラを不作動とするロックポジ
ションとなる。モード釦44b、44cの同時押しでは
後述する眼球の個人差補正データ(視線補正係数)を採
取する視線のキャリブレーションを行うキャリブレーシ
ョンモードとなる。
【0032】図2において、46は電子ダイヤルで、回
転してクリックパルスを発生させることによって、モー
ド釦44a、44b、44cで選択されたモードの中で
さらに選択し得るモード、及び設定値を選択するための
ものである。例えばモード釦44aを押して電子ダイヤ
ル46にてシャッタ優先の撮影モードを選択すると、フ
ァインダ内LCD24及びモニタ用LCD42には、現
在設定されているモードとシャッタスピードが表示され
る。更に撮影者がモード釦44aを離した後、電子ダイ
ヤル46を回転させるとその回転方向に従って現在設定
されているシャッタスピードから順次シャッタスピード
が変化していくように構成されている。この様にして撮
影者がプログラムAEシャッタ優先AE、絞り優先A
E、被写体深度優先AE、マニュアル露出の各撮影モー
ドと撮影内容を設定できる。
【0033】47は、焦点検出点選択釦で、これを押し
た後、電子ダイヤル46を回すと図5のファインダー内
の焦点検出点1200、1201、1202、120
3、1204が回転方向に同期した形で移動することが
可能である。
【0034】図7(a)、(b)はこの電子ダイヤル4
5の内部構造を示した詳細図である。電子ダイヤル46
と共に回転するクリック板48が配置され、これにはプ
リント基板49が固定されている。プリント基板49に
はスイッチパターン49a(SWDIAL−1)、49
b(SWDIAL−2)とGNDパターン49cが図示
されているように配置され、3個の摺動接片50a、5
0b、50cを持つスイッチ接片50が固定部材51に
固定されている。
【0035】クリック板48の外周部に形成されている
凹部48aにはまりこむクリックボール52が配置さ
れ、このボールを付勢しているコイルバネ53が固定部
材51に保持されている。また通常位置(クリックボー
ル52が凹部48aにはまりこんでいる状態)において
は摺動接片50a、50bはスイッチパターン49a、
49bのどちらにも接触していない。
【0036】このように形成されている電子ダイヤル4
6において、撮影者がダイヤルを図7(a)において時
計方向に回転させると、まず摺動接点50bがスイッチ
パターン49bに先に接触し、その後で摺動接点50a
がスイッチパターン49aに接触するようにして、この
タイミングで設定値をカウントアップさせる。反時計方
向の回転の場合は摺動接点とスイッチパターンとの関係
はこれとちょうど反対となり、同様のタイミングで今度
は設定値をカウントダウンさせる。
【0037】図7(b)はこの様子を示したタイミング
チャートで、ダイヤルを回転させたときにスイッチパタ
ーン49aと49bに発生するパルス信号とそのタイミ
ングを示している。上段は時計方向に1クリック回転さ
せた場合を、下段は反時計方向に回転させた場合を示し
たもので、このようにしてカウントアップダウンのタイ
ミングと回転方向を検出している。
【0038】図4において、50は、カメラのグリップ
兼内蔵電池室で、51のコインネジ部を回すことで外す
ことが可能で、このグリップ兼内蔵電池室50の後に後
述のモータドライブが装着される。52は、三脚取り付
けネジ部である。53はカプラー蓋で、回し外すことが
可能で、取り外すことによりモータードライブ200と
のメカ的係合部が露出する。
【0039】図8はカメラ本体40の外観の下面図を示
し、カメラのグリップ兼内蔵電池室50とカプラー蓋5
3を外した状態である。この状態でのみ、後述するモー
タードライブ200との装着が可能となる。 この状態
では、カメラ本体40側のモータードライブ200との
メカ的係合部であるカプラー54が露出する。カプラー
54は、回転駆動することにより、カメラ本体40の主
ミラー2及びシャッター4をチャージ可能とする。従っ
て、カプラー54の回転速度が増すことにより、係るチ
ャージ速度も増し、チャージに要する時間も短くなる。
【0040】55は、モータードライブ200が装着さ
れた時に主ミラー2及びシャッター4のチャージをカメ
ラ本体40内の駆動系からカプラー54にメカ的に切り
替える操作部材である。
【0041】コネクター56は、カメラ電源系と通信系
のコネクターで、グリップ兼内蔵電池室50の装着時に
は電源系のみの一部のコネクター接片と接触し、モータ
ードライブ200の装着時には、すべてのコネクター接
片と接触する。
【0042】コネクター57、コネクター58は、モー
タードライブ200の装着時のみ、相手側のピンの摺動
により接触する接点タイプの通信系コネクターである。
カメラ本体40には穴が設けられ、その下に接点部が設
けられている。
【0043】スイッチ59は、グリップ兼内蔵電池室5
0及びモータードライブ200装着を判別する接点タイ
プのスイッチである。
【0044】図9は本実施の形態のカメラに内蔵された
電気回路の要部ブロック図である。図9において、図1
〜図4と同一のものは同一符号を付けている。
【0045】カメラ本体40に内蔵されたマイクロコン
ピュータの中央処理装置(以下CPU)100には視線
検出回路101、測光回路102、自動焦点検出回路1
03、信号入力回路104、LCD駆動回路105、L
ED駆動回路106、IRED駆動回路107、シャッ
タ制御回路108、モータ制御回路109が接続されて
いる。また撮影レンズ内に配置された焦点調節回路11
0、絞り駆動回路111とは図1で示したマウント接点
37を介して信号の伝達がなされる。
【0046】CPU100は不図示のRAMを内蔵して
おり、視線のキャリブレーションデータを該内蔵RAM
に記憶する機能を有している。カメラのモードを「視線
キャリブレーション」にすると、視線の個人差の補正を
行うための視線補正データ(以下キャリブレーションデ
ータと称す)を取得するキャリブレーションモードが選
択可能となり、各キャリブレーションデータ、及びキャ
リブレーション動作「OFF」と視線検出の禁止モード
の設定が電子ダイヤル46にて可能となっている。
【0047】視線検出回路101は、イメージセンサ1
4(CCD−EYE)からの眼球像の出力をA/D変換
しこの像情報をCPUに送信する。CPU100は後述
するように視線検出に必要な眼球像の各特徴点を所定の
アルゴリズムに従って抽出し、さらに各特徴点の位置か
ら撮影者の視線を算出する。CPU100と視線検出回
路101、そしてイメージセンサ14は視線検出装置の
一要素を構成している。
【0048】測光回路102は測光センサ10からの出
力を増幅後、対数圧縮、A/D変換し、各センサの輝度
情報としてCPU100に送られる。測光センサ10は
図5に示したファインダ画面内の左側測距点200、2
01を含む左領域210を測光するSPC−Lと中央の
測距点202を含む中央領域211を測光するSPC−
Cと右側の測距点203、204を含む右側領域212
を測光するSPC−Rとこれらの周辺領域213を測光
するSPC−Aとの4つのフォトダイオードから構成さ
れている。
【0049】ラインセンサ6fは前述のように画面内の
5つの焦点検出点200〜204に対応した5組のライ
ンセンサCCD−L2、CCD−L1、CCD−C、C
CD−R1、CCD−R2から構成される公知のCCD
ラインセンサである。自動焦点検出回路103はこれら
ラインセンサ6fから得た電圧をA/D変換し、CPU
に送る。
【0050】SW−1はレリーズ釦41の第1ストロー
クでONし、測光、AF、視線検出動作を開始する測光
スイッチ、SW−2はレリーズ釦の第2ストロークでO
Nするレリーズスイッチ、ANG−SW1、ANG−S
W2はスイッチ27によって検知されるところの姿勢検
知スイッチ、SW−AELはAEロック釦43を押すこ
とによってONするAEロックスイッチ、SW−AFS
は測距点選択釦46を押すことによってONする測距点
選択モードスイッチ、SW−DIAL1とSW−DIA
L2は既に説明した電子ダイヤル内に設けたダイヤルス
イッチで信号入力回路104のアップダウンカウンタに
入力され、電子ダイヤル46の回転クイック量をカウン
トする。なお、モード釦44a、44b、44cは不図
示である。
【0051】これらスイッチの信号が信号入力回路10
4に入力されデータバスによってCPU100に送信さ
れる。105は液晶表示素子LCDを表示駆動させるた
めの公知のLCD駆動回路で、CPU100からの信号
に従い、絞り値、シャッタ秒時、設定した撮影モード等
の表示をモニタ用LCD42とファインダ内LCD24
の両方に同時に表示させている。
【0052】LED駆動回路106は照明用LED(F
−LED)22とスーパーインポーズ用LED21を点
灯、点滅制御する。IRED駆動回路107は赤外発光
ダイオード(IRED1〜6)13a〜13d、13e
〜13fを状況に応じて選択的に点灯させる。シャッタ
制御回路108は通電すると先幕を走行させるマグネッ
トMG−1と、後幕を走行させるマグネットMG−2を
制御し、感光部材に所定光量を露光させる。
【0053】モータ制御回路109は、フィルムの巻き
上げを行うモーター86と主ミラー2及びシャッタ4の
チャージ、巻き戻しを行うモーター87を制御してい
る。これらシャッタ制御回路108、モータ制御回路1
09によって一連のカメラのレリーズシーケンズが動作
する。
【0054】図6(a)、(b)は、モニタ用LCD4
2とファインダ内LCD24の全表示セグメントの内容
を示した説明図である。図6(a)において固定表示セ
グメント部42aには公知の撮影モード表示以外に、カ
メラのAF動作や撮影モードの選択などの撮影動作を表
示する部分を設けている。
【0055】可変数値表示用の7セグメント部42b
は、シャッタ秒時を表示する4桁の7セグメント62、
絞り値を表示する2桁の7セグメント63と小数点6
4、フィルム枚数を表示する限定数値表示セグメント6
5と1桁の7セグメント66で構成されている。
【0056】図6(b)において、71は手ブレ警告マ
ーク、72はAEロックマーク、73、74、75を前
記のシャッタ秒時表示と絞り値表示と同一の表示セグメ
ント、76は露出補正設定マーク、77はストロボ充完
マーク、78は視線入力状態であることを示す視線入力
マーク、79は撮影レンズ1の合焦状態を示す合焦マー
クである。
【0057】グリップ兼電池室50は、電池113を内
蔵しており、コネクター56のP−GND、VBATの
端子とメカ的・電気的に接合し、本体電源系112にカ
メラ電源を供給している。
【0058】コネクター56は、カメラ本体の左右方向
に沿って12個のコネクター接片56aが並列に配置さ
れている。なお、図9において、これらの12個のコネ
クター接片のうち、以下に説明する10個のコネクター
接片以外は不図示としている。したがって、後述するモ
ータドライブには、これらのコネクタと接触する接触端
子部がモータドライブの先端突起部の長手方向側面(カ
メラ本体の左右方向)に設けられている。この場合、接
触端子部は12個のコネクター接片56aに対応して設
けられており、グリップ兼電池室50や従来のモータド
ライバーとの互換性を考慮してこの配置間隔を変更する
ことができないこと、及び配置密度等を考慮してこの長
手方向の一側面にはこれ以上の接触端子部を設けること
が困難であること等より、この一側面に新たに接触端子
部を設けることができないのが現状である。
【0059】コネクター56のP−GND、VBAT以
外の端子とコネクター57、コネクター58の端子は、
グリップ兼電池室50の装着状態では、グリップ兼電池
室50に端子が存在しないので、非接続状態となってお
り、これらの非接続状態の端子はモータードライブ20
0の装着時に利用される端子であり、各端子についての
詳細は、モータードライブ200の装着時の図20で説
明する。
【0060】ここで、コネクター57の端子M3Rは、
CPU100の入出力可能なポートに接続され、モータ
ードライブ200の装着時に入力としては、モータード
ライブ200の電池種類の判別を行い、出力としては、
モータードライブ200のモーター215の制御を行う
が、グリップ兼電池室50装着状態では、プルダウン状
態で端子M3Rは、LOWになっている。
【0061】スイッチ59は、グリップ兼内蔵電池室5
0,又は、モータードライブ200の装着を認識するス
イッチで、装着状態でD−GNDと切り離されたことを
検知する。
【0062】図10〜図13は、モータードライブ20
0の外観図である。
【0063】201は、モータードライブ200をカメ
ラ本体40に装着するためのカメラ本体40の三脚ネジ
52に回転係合するネジ。202はネジ201の回転操
作部材である。203はカメラ本体40のカプラー54
に係合するモータードライブ200のカプラーである。
204はモータードライブ200が装着された時に主ミ
ラー2及びシャッター4のチャージをカメラ本体40内
の駆動系からカプラー54にメカ的に切り替える操作部
材55を操作する切り替えピンである。205a、20
5bは、カメラ本体40との位置決め部である。
【0064】コネクター206は、カメラ本体40のコ
ネクター56と電気的、メカ的に係合する。具体的には
コネクター56の12個のコネクター接片と接触する1
2個の端子部が設けられている。
【0065】コネクター207は、カメラ本体40のコ
ネクター57の3つの端子と夫々接触して電気的に接続
される3つの端子を有する。
【0066】コネクター208は、カメラ本体40のコ
ネクター58と接触し、電気的に接続される。このコネ
クター207とコネクター208とは、コネクター20
6が設けられている突起部206a上面に設けられてい
る。
【0067】209は、カメラ本体40のコネクター5
9と接触し、D−GNDに電気的に接続され、モーター
ドライブ200が装着状態にあることを識別するための
識別端子である。
【0068】210はモータードライブ200に装着す
る電源パックの外観露出部分で、電源パックの種類を問
わず、係合爪210aを回転させることにより、モータ
ードライブ200本体と電源パックとの係合がはずれ、
電源パックを取り出すことが可能となる。また、モータ
ードライブ200に装着する電源パックの外観露出部分
とは反対面に電源の電極が存在する。
【0069】211はモータードライブ200のレリー
ズ操作部材で、カメラ本体40のレリーズ操作部材41
と同じ機能を有する。212はモータードライブ200
の電子ダイアルで、カメラ本体40の電子ダイアル46
と同じ構造と機能を有する。213はモータードライブ
200のAEロック釦で、カメラ本体40のAEロック
釦43と同じ構造と機能を有する。214はモータード
ライブ200の焦点検出点選択釦で、カメラ本体40の
焦点検出点選択釦47と同じ構造と機能を有する。この
様に、本実施の形態のモータードライブ200は、カメ
ラの正位置での撮影に使用される操作部材をモータード
ライブ200装着時の縦位置での撮影でも同様の操作性
をも有している。
【0070】図14,図15,図16は、モータードラ
イブ200の構成を述べたものである。図14は図10
のモータードライブ200の外観の上面図から、図15
は図11のモータードライブ200の外観の背面図か
ら、モータードライブ200の構成を示したものであ
る。
【0071】図15において、215はモーターで、ギ
ヤトレイン216を介してカプラー203にその出力で
ある回転駆動を伝える。
【0072】217aは外観露出部分210と一体に結
合された電源パックで、充電することで再使用可能な二
次電池(不図示)を中に搭載している。本実施の形態の
モータードライブ200に装着可能な電源パックは、係
る二次電池電源パック217aとほぼ同形状の図17に
示す一次電池電源パック217bが存在する。一次電池
電源パック217bは、既存の一次電池を図中点線内に
4本2列計8本収納可能な電池ホルダーである。
【0073】図15は図16のO−O断面で、218
は、二次電池電源パック217aの電源の正極217a
3、電源の負極217a4に対応する位置にある電極接
片(不図示)と電源回路のDC/DCコンバータ(図2
0中、符号312)、ピン219、接片220、接片2
21が取り付けられているプレートである。
【0074】図16は、二次電池電源パック217aを
図15のX方向からみたものである。
【0075】二次電池電源パック217aの端面217
a1と、一次電池電源パック217bの端面217b1
で、二次電池電源パック217aと一次電池電源パック
217bの形状の違いは、一次電池電源パック217b
においては、電源パック種類識別の為の点線で示された
位置に穴217b2が存在する点である。217a3
は、電源の正極、217a4は、電源の負極であり、ど
ちらの電源パックにおいても共通である。
【0076】図18は、係るピン219の拡大図で、電
池種類判別スイッチ(図20SW−B.R)の説明図で
ある。ここでピン219、接片220、接片221の作
動を説明する。二次電池電源パック217aは、モータ
ードライブ200に装着されると端面217a1がピン
219を押し、接片220と接片221との接触で、電
気的に導通させた状態となる。接片220は、図20に
示すモータドライブ側制御装置(MD.CPU311)
に接続されており、接片221はコネクター57の所定
の端子に接続されている。
【0077】一方、一次電池電源パック217bを挿
入、装着させた場合、電源パック種類識別の為の点線で
示された位置に穴217b2が存在する為、ピン219
は押されることがなく、したがって接片220と接片2
21は、非接触で電気的に非導通の状態となる。
【0078】ここで電源パック種類識別の必要は、電源
パックの電圧、容量、内部抵抗の特性関係から、カメラ
本体40のバッテリーチェックレベルの切り替えと駆動
系への電源供給能力の関係で制御シーケンスを変える必
要が有るためである。後者について、モータードライブ
200に関して言えば、後述する高速駆動モードと低速
駆動モードの切り替えである。
【0079】二次電池電源パック217aは高速駆動モ
ードと低速駆動モードに対応するが、一次電池電源パッ
ク217bは低速駆動モードにしか対応出来ない。
【0080】このため、電源パック種類識別をカメラ本
体40に通信し、対応したカメラ本体40の制御系に切
り替え、その結果として、カメラ本体40からモーター
ドライブ200の駆動制御の切り替えも可能としなけれ
ばならない。
【0081】図14により、モーター215でギヤトレ
イン216を介して、カプラー203にその出力である
回転駆動を伝える構成と作動を説明する。
【0082】モーター215は軸先端にピニオンギヤ2
16aを有し、二段ギヤである太陽ギヤ216bの上段
ギヤ部に噛み合い、下段のギヤ部で、アーム216cに
フリクションを有して取り付けられた遊星ギヤ216e
と遊星ギヤ216dと噛み合っている。モーター215
は軸先端にピニオンギヤ216aが矢印の方向に回転し
た(モーター215正回転)場合はアーム216cに取
り付けられた遊星ギヤ216eと遊星ギヤ216dは、
フリクションにより、図の実線の如く、2段ギヤ216
fの上段のギヤに噛み合う。2段ギヤ216fの遊星ギ
ヤ216dと噛み合っていない下段ギヤ部は、アイドル
ギヤ216g、216h、216i、216jと繋がっ
ている。最終段のアイドルギヤ216jには、モーター
ドライブカプラー203が取り付けられており、一体に
回転する。
【0083】モーター215は軸先端にピニオンギヤ2
16aが矢印の反対方向に回転した(モーター215逆
回転)場合は、アーム216cに取り付けられた遊星ギ
ヤ216eと遊星ギヤ216dは、フリクションによ
り、図の点線の如く作動し、遊星ギヤ216eは、直接
アイドルギヤ216gと噛み合うが、アイドルギヤ21
6g、216h、216i、216jと繋がっているモ
ータードライブカプラー203は、図中矢印方向に回転
する。即ち、モーター215の回転に関わらず、モータ
ードライブカプラー203は、矢印方向に回転し、モー
ター215の回転に関与するのは、ギヤ比による回転数
とトルクのみである。
【0084】本実施の形態では、モーター215が矢印
の方向に回転した(モーター215正回転)場合のギヤ
比は約6で、モータードライブカプラー203の高速回
転用の高速駆動モードである。一方、モーター215が
矢印の反対方向に回転した(モーター215逆回転)場
合のギヤ比は約12で、モータードライブカプラー20
3の低速回転用の低速駆動モードである。この様にモー
ター215の回転方向でモータードライブカプラー20
3の出力を高速駆動モードと低速駆動モードの切り替え
を行っている。
【0085】図19は、本実施の形態のカメラ本体40
にモータードライブ200を装着した状態の背面図であ
る。
【0086】モータードライブ200のカメラ本体40
との位置決め205a、205bをカメラ本体40に合
わせ、回転操作部材203を操作することでカメラ本体
40の三脚ネジ52にネジ201が回転係合し、モータ
ードライブカプラー203がカメラ本体40のカプラー
54に係合する。切り替えピン204は、モータードラ
イブ200が装着された時に主ミラー2及びシャッター
4のチャージをカメラ本体40内の駆動系からカプラー
54とドライブカプラー203にメカ的に切り替える操
作部材55を操作し、切り替える。
【0087】コネクター206はカメラ本体40のコネ
クター56と電気的、メカ的に係合する。コネクター2
07はカメラ本体40のコネクター57と接触し、電気
的に接続される。コネクター208はカメラ本体40の
コネクター58と接触し、電気的に接続される。識別端
子209は、カメラ本体40のコネクター59と接触
し、D−GNDに電気的に接続され、モータードライブ
200が装着状態にあることを識別する。
【0088】図20は、本実施の形態のカメラ本体40
にモータードライブ200を装着した状態の要部ブロッ
ク図である。なお、破線301で示す部分は、モーター
ドライブ200の内コネクター部を除いた部分である。
【0089】2次電池電源パック217aは、二次電池
電源パック217aの電源の正極217a3、電源の負
極217a4に対応する位置にある電極接片(不図示)
を介し、VBAT、P−GNDとしてコネクター56の
端子を介し、カメラ本体40に接続されていると共に、
モータードライブ200の電源系回路のDC/DCコン
バータ312に接続されている。更に、モータドライブ
内蔵のモーター(M3)215にも接続され、電源を供
給している(不図示)。
【0090】また、モータードライブ200の電源系回
路のDC/DCコンバータ312は、二次電池電源パッ
ク217aの電源から2種類の定電圧であるVM1、V
M2を作り出し、それらと二次電池電源パック217a
の電源であるVBATのカメラ本体40への供給を行っ
ている。定電圧VM1、VM2は、コネクター56の端
子を介し、カメラ本体40に接続されている。
【0091】端子DC/DCONは、カメラ本体40よ
りDC/DCコンバータ312を起動、停止制御する通
信線によりコネクター56の端子を介し、カメラ本体4
0CPU100に接続されている。
【0092】VCHKは、DC/DC2の312の中で
VBATの電圧をモニターし、コネクター56の端子を
介し、カメラ本体40CPU100に接続されている。
【0093】モータドライバ制御装置(MD.CPU)
311は、モータードライバーの機能が主であり、コネ
クタ206の端子M3Fの信号と、コネクタ207の端
子M3Rの信号により、モーター(M3)215の電源
系に対する接続制御を主に行っている。なお、端子M3
Fの信号と端子M3Rの信号とモーター215の回転方
向、停止については後述する。
【0094】SW−1’はモータードライブ200のレ
リーズ釦211の第1ストロークでONし、コネクター
206、56の端子を介し、カメラ本体40の信号入力
制御回路104を介し、測光、AF、視線検出動作を開
始する測光スイッチである。SW−2’は同じく、レリ
ーズ釦の第2ストロークでONするレリーズスイッチで
ある。
【0095】SW−AEL’はAEロック釦213を押
すことによってONするAEロックスイッチ、SW−A
FS’は焦点検出点選択釦214を押すことによってO
Nする焦点検出点選択モードスイッチ、SW−DIAL
1’とSW−DIAL2’は既に説明したモータードラ
イブ200の電子ダイヤル212内に設けたダイヤルス
イッチで、コネクター56の端子を介し、信号入力回路
104のアップダウンカウンタに入力され、電子ダイヤ
ル212の回転クイック量をカウントする。
【0096】スイッチ59は、グリップ兼内蔵電池室5
0及びモータードライブ200の装着を判別するスイッ
チで、装着状態でD−GNDと切り離されたことを検知
する。
【0097】るカメラ本体側のコネクター57と接続さ
れるモータドライブ側のコネクター207からのモータ
正転信号M3Fは、MD.CPU311に接続され、カ
メラ本体40のCPU100の入出力可能なポートに接
続されており、CPU100からモータドライブ200
に内蔵のモーター215への制御信号が出される。
【0098】また、カメラ本体40のCPU100のモ
ータ正転信号M3Fは、DCDC2−ONでカメラ本体
40よりDC/DCコンバータ312を起動させた際、
起動したことを示す信号入力が無い場合は、モータード
ライブ200が装着されず、グリップ兼内蔵電池室50
が装着されたと検知する。
【0099】3端子構造のコネクター57のモータ逆転
信号M3Rは、ピン219、接片220および接片22
1からなる電池種類の判別スイッチSW−B.Rを介し
プルアップされて、MD.CPU311に接続される。
【0100】一方、カメラ本体40側におけるコネクタ
ー57のモータ逆転信号M3Rは、CPU100の入出
力可能なポートに接続され、モータードライブ200の
装着時における入力情報としては、モータードライブ2
00に装填された一次電池と二次電池との電池種類の判
別をスイッチSW−B.Rのオン,オフの状態で判別
し、また、二次電池と判別したスイッチSW−B.Rが
オンの場合には、モーター(M3)215に逆転の信号
を出力するという制御信号を出力する。
【0101】ここで、モータードライブ200の装着時
のモータ逆転信号M3Rについて述べる。図20の如
く、モータードライブ200に二次電池電源パック21
7aが挿入されていると、図18の実線の如く、ピン2
19、接片220、接片221からなる電池種類の判別
スイッチSW−B.Rは導通状態でプルアップされてい
るため、コネクター207、57を介して、CPU10
0のモータ逆転信号M3Rの入出力可能なポートは、H
iを検知する。
【0102】一方、一次電池電源パック217bが挿入
されていると、電池種類の判別スイッチSW−B.R
は、非導通状態で、グリップ兼電池室50の装着状態と
同様に、CPU100のモータ逆転信号M3Rの入出力
可能なポートはプルダウン状態で、LOWを検知する。
すなわち、このモータ逆転信号M3Rの信号の授受が行
われる端子は1つの信号線でモータ逆転制御と、電池種
別の認識を行うという2通りの役割を果たすことができ
る。
【0103】次に、図21で,モータードライブ200
装着後のモーター215の駆動時、即ち、カメラ本体4
0への主ミラー2及びシャッタ4のチャージ時の信号M
3FとM3Rと、MD.CPU311によるモーター2
15の制御について述べる。MD.CPU311に入力
される信号M3FがHiの場合、モーター215の両端
は、信号M3Fに関わらずショートされた状態にMD.
CPU311で制御され、ギヤトレイン216を介し、
モータードライブ200のカプラー203は電気的に固
定される。
【0104】ここでMD.CPU311に入力される信
号M3RがLOWで、MD.CPU311に入力される
信号M3FがLOWの場合、モーター215は、図14
の矢印方向への回転駆動、即ち、正回転駆動が行われる
状態にMD.CPU311で制御され、ギヤトレイン2
16を介し、モータードライブ200のカプラー203
は、高速駆動モードが行われる。
【0105】MD.CPU311へ入力される信号M3
RがHiで、信号M3FがLOWの場合、モーター21
5は、図14の矢印反対方向への回転駆動、即ち、逆回
転駆動がおこなわれる状態にMD.CPU311で制御
され、ギヤトレイン216を介しモータードライブ20
0のカプラー203は、低速駆動モードが行われる。図
22は、かかる装着電源とモータードライブ200の装
着検知時とモーター215の駆動について、以上をまと
めたものである。
【0106】これにより、装着された電源パックによ
り、信号M3Rの通信線に直列に配されたスイッチSW
−B.R状態,信号M3Fとモーター215の駆動およ
びカプラー203の駆動モードは、二次電源パック21
7aでは、低速、高速駆動と固定状態が選択可能で、一
次電源パック217bでは、低速駆動モードと固定が選
択可能である。
【0107】図23で本実施の形態のカメラとモーター
ドライブ200の装着状態での動作のフローチャートを
説明する。
【0108】図3の電源スイッチ45を回転させてカメ
ラを不作動状態から所定の撮影モードに設定すると、カ
メラの電源がONされ(S100)、前回の電源オフ時
における設定値等の変数をリセットする(S101)。
【0109】そして、カメラはレリーズ釦41が押し込
まれてスイッチSW1がONされるまで待機する(S1
02)。レリーズ釦41が押し込まれスイッチSW1が
ONされたことを信号入力回路104が検知すると、C
PU100は、各部を起動状態にし、その状態を検知,
確認する(S102’)。
【0110】本実施の形態のモータードライブ200に
関して言えば、スイッチ59で、グリップ兼内蔵電池室
50,又は、モータードライブ200の装着を認識した
後,信号DC/DCONでDC/DCコンバータ312
を起動させたのち、図24に示すモータードライバーの
装着状態検知に入る(S201)。
【0111】本実施の形態のカメラは、シャッターレリ
ーズ(S114)の撮影シーケンスとして、単体として
のカメラ本体40は、モータードライブ200の装着時
の低速駆動モード,高速駆動モードを有している。
【0112】図24において、モータドライブの装着状
態検知モードには、バッテリーチェック(bc)を有
し、電圧順にbc4、bc3、bc2、bc1と4段階
設けており、それぞれに電圧値を設定しており、bc1
でカメラの作動を禁止している。イニシャル状態では、
カメラ本体40が単体であれば、カメラ本体40の単体
の撮影シーケンスと、図9の電源113の性能に合わせ
たbcレベルを設定して有る。
【0113】モータードライブ200の装着であれば、
モーター215の駆動モードは、低速駆動モードの撮影
シーケンスが組まれており、バッテリーチェック(b
c)の設定もその一次電源パック217bの性能に合わ
せたbcレベルを設定して有る。また、高速駆動モード
の撮影シーケンスが組まれており、バッテリーチェック
(bc)の設定もその二次電源パック217aの性能に
合わせたbcレベルを設定して有るが,bc2レベルを
越えないと高速駆動モードの撮影シーケンスは許可され
ない。
【0114】このシーケンスを図24で説明する。ま
ず、モータードライバー装着状態検知モード(S20
1)に入り、信号M3FでDC/DCコンバータ312
が起動しているかを確認し、起動していなければ、モー
タードライブ200が装着されていないとして,カメラ
本体40を単体としてのシャッターレリーズ(S11
4)の撮影シーケンスとする。
【0115】次に、信号M3Rをモニターし、この時、
「Hi」であれば装着されている電源パックが二次電源
パック217a、「LOW」であれば一次電源パック2
17bと判断し(S202)、一次電源パック217b
であれば低速駆動モード(S206)へ進み、二次電源
パック217aであればS203に進む。
【0116】S203において、現状のbcレベルの設
定が二次電源パック217a用としての高速モード用か
否かをチェックし、高速モード用でなければ高速モード
用に変更する。
【0117】次に二次電源パック217aの電圧をVC
HKでチェックし、二次電源パック217aの電圧がb
c2以上であるかを確認し(S204)、bc2を越え
ていれば、モーター215は高速駆動モードが許可され
(S205)、カメラ本体40のシャターレリーズ(S
114)の撮影シーケンスもそれに応じたモードに切り
替えられる。一方、S204でbc2以下であれば、十
分な電力がないとして、S206へ進み、低速駆動モー
ドが設定される。
【0118】次に,CPU100は図23のフローチャ
ートに戻り、視線検出禁止かどうかを視線検出回路10
1に確認する(S103)。
【0119】視線検出禁止であれば、視線検出は実行せ
ずに、すなわち視線情報を用いずに測距点自動選択サブ
ルーチン(S116)によって特定の焦点検出点を選択
し、この焦点検出点において自動焦点検出回路103は
焦点検出動作を行う(S107)。この時、LCD駆動
回路105はファインダ内LCD24の視線入力マーク
78を消灯するので、撮影者はファインダ画面外207
でカメラが視線検出を行わないことを確認できる(図
5,図6(b))。
【0120】視線検出禁止でなければ、視線検出回路1
01は視線検出を実行する(S104)。この時、LE
D駆動回路106は照明用LED(F−LED)25を
点灯させると共に、LCD駆動回路105はファインダ
内LCD24の視線入力マーク78を点灯させるので、
撮影者はファインダ画面外1207でカメラが視線検出
を行っていることを確認できる(図6(b))。
【0121】また、7セグメント73には設定されたシ
ャッタ秒時が表示されている。ここで視線検出回路10
1において検出された視線はピント板7上の注視点座標
に変換される。CPU100は該注視点座標に近接した
焦点検出点を選択し、表示回路106に信号を送信して
スーパーインポーズ用LED21を用いて前記焦点検出
点マークを点滅表示させる(S105)。
【0122】注視点の信頼性が低く、撮影者が該撮影者
の視線によって選択された焦点検出点が表示されたのを
見て、その焦点検出点が正しくないと認識してレリーズ
釦41から手を離しスイッチSW1をOFFすると(S
106)、カメラはスイッチSW1がONされるまで待
機する(S102)。また、撮影者が視線によって選択
された焦点検出点が表示されたのを見て、引き続きスイ
ッチSW1をONし続けたならば(S106)、自動焦
点検出回路103は検出された視線情報を用いて、1つ
以上の焦点検出点の焦点検出を実行する(S107)。
ここで選択された焦点検出点が焦点検出不能であるかを
判定し(S108)、不能であればCPU100はLC
D駆動回路105に信号を送ってファインダ内LCD1
024の合焦マーク79を点滅させ、焦点検出が不能
(NG)であることを撮影者に警告し(S118)、ス
イッチSW1が離されるまで続ける(S119)。
【0123】焦点検出が可能であり、所定のアルゴリズ
ムで選択された焦点検出点の焦点調節状態が合焦でなけ
れば(S109)、CPU100はレンズ焦点調節回路
110に信号を送って所定量撮影レンズ1を駆動させる
(S117)。レンズ駆動後自動焦点検出回路103は
再度焦点検出を行い(S107)、撮影レンズ1が合焦
しているか否かの判定を行う(S109)。所定の焦点
検出点において撮影レンズ1が合焦していたならば、C
PU100はLCD駆動回路105に信号を送ってファ
インダ内LCD1024の合焦マーク79を点灯させる
と共に、LED駆動回路106にも信号を送って合焦し
ている焦点検出点201に合焦表示させる(S11
0)。
【0124】この時、前記視線によって選択された焦点
検出点の点滅表示は消灯するが、合焦表示される焦点検
出点と前記視線によって選択された焦点検出点とは一致
する場合が多いので、合焦したことを撮影者に認識させ
るために合焦焦点検出点は点灯状態に設定される。合焦
した焦点検出点がファインダ内に表示されたのを撮影者
が見て、その焦点検出点が正しくないと認識してレリー
ズ釦41から手を離しスイッチSW1をOFFすると
(S111)、引き続きカメラはスイッチSW1がON
されるまで待機する(S102)。
【0125】また、撮影者が合焦表示された焦点検出点
を見て、引き続きスイッチSW1をONし続けたならば
(S111)、CPU100は測光回路102に信号を
送信して測光を行わせる(S112)。この時合焦した
測距点を含む測光領域210〜213に重み付けを行っ
た露出値が演算される。
【0126】本実施の形態の場合、測距点201を含む
測光領域210に重み付けされた公知の測光演算を行
い、この演算結果として7セグメント74と小数点75
を用いて絞り値(F5.6)を表示する(図6(a)、
(b))。
【0127】さらに、レリーズ釦41が押し込まれてス
イッチSW2がONされているかどうかの判定を行い
(S113)、スイッチSW2がOFF状態であれば再
びスイッチSW1の状態の確認を行う(S111)。ま
た、スイッチSW2がONされたならばCPU100は
シャッタ制御回路108、モータ制御回路109、絞り
駆動回路111にそれぞれ信号を送信する。
【0128】まずシャッタ制御回路108のマグネット
MG−2に通電し、主ミラー2をアップさせ、絞り31
を絞り込んだ後、マグネットMG−1に通電してシャッ
タ4の先幕を開放する。絞り31の絞り値及びシャッタ
4のシャッタスピードは、前記測光回路102にて検知
された露出値とフィルム5の感度から決定される。
【0129】所定のシャッタ秒時(例えば,1/250
秒)経過後、マグネットMG−2に通電し、シャッタ4
の後幕を閉じる。フィルム5への露光が終了すると、マ
グネットMG−2に再度通電し、ミラーダウン、シャッ
タチャージを行うと共に、マグネットMG−1にも通電
し、フィルムのコマ送りを行い、一連のシャッタレリー
ズシーケンスの動作が終了する(S114)。
【0130】その後カメラは再びスイッチSW1がON
されるまで待機する(S102)。この一連の動作の中
で,モータードライブ200は、カメラ本体40に,電
源VBAT,VM1,VM2を供給すると共に,モータ
ードライブ200に装着された電源パックの種類を判別
し、それに応じてモーター215を駆動制御させ、カプ
ラー54を介し、ミラーダウン、シャッタチャージを行
う。又、途中での脱着を考慮して、常にモーター215
の駆動制御直前にも,図24のルーチン(S201から
S205)で,モーター215の駆動モード制御とbc
レベル設定とbcを確認する。
【0131】(第1の実施の形態の特有の効果) 1.一つのギヤトレイン216に一体で作動する二つの
遊星ギヤを設け、モーターの回転方向でモータードライ
ブカプラー203の出力を高速駆動モードと低速駆動モ
ードの切り替えを行っている。このため、モードを切り
替える複雑なメカ的機構や、電気的な制御が不要であ
る。又、そのためにカメラ本体40においてもモードを
切り替える複雑なメカ的機構や、電気的な制御が不要で
あることは、言うまでもない。
【0132】2.二次電池電源パック217aと一次電
池電源パック217bの電源種類判別とそれに応じた駆
動制御(高速駆動モードと低速駆動モードの切り替え)
を行うために、必要なカメラ本体40への少なくとも3
本の通信線を電源種類判別スイッチを駆動制御の通信線
に直列に設けることで、カメラ本体40への通信線を新
たに設けることなく通信情報を増やすことが可能とな
り、カメラ本体40への接続接点数の削減化と、限られ
たスペースで二次電池電源パック217aと一次電池電
源パック217bの電源種類判別とそれに応じた駆動制
御(高速駆動モードと低速駆動モードの切り替え)を可
能としている。
【0133】3.モータードライブ200においては、
電源種類判別のための判断機能を設ける必要がないの
で、モータードライブ.MPU311に新たなピン、ポ
ートを設ける必要はなく、高機能なMPUを設定する必
要がなく、モータードライバー機能で可能としている。
【0134】4.カメラ本体40においても電源種類判
別のための新たな判断機能を設ける必要がないので、新
たなピン、ポートを設ける必要はなく、モータードライ
ブ200のモーター215の駆動制御の信号M3Rと信
号M3Fの2つの通信線で二次電池電源パック217a
と一次電池電源パック217bの電源種類判別とそれに
応じた駆動制御(高速駆動モードと低速駆動モードの切
り替え)を可能としている。
【0135】以上のように本実施形態では、カメラ本体
40に本実施形態のモータードライブ200を装着した
場合に不具合無く作動し、モータードライブ200を装
着することと電源パックの性能に応じた性能の向上が図
れる。さらにカメラの使用者は、モータードライブ20
0を装着した際、電源パック(217a,217b)を
交換した際、その装着,及び選択をカメラに入力をする
必要もなく、単に装着、交換のみを行うだけでよい。
【0136】(第2の実施の形態)図25、図26は第
2の実施の形態を示す。
【0137】図25に示すカメラ本体400は、図8に
示す第1の実施の形態におけるカメラ本体とは異なりコ
ネクタ57とコネクタ58は設けられておらず、同じ位
置に同じ機能のコネクタ456(コネクタ56と同じ機
能)と、コネクタ459(コネクタ59と同じ機能)が
設けられている。このカメラ本体400は、第1の実施
の形態モータードライブ200が装着可能であり、図2
5におけるカメラ本体400は、共通のグリップ兼電池
室50を外したモータードライブ200の装着可能状態
を表している。
【0138】本実施の形態のカメラ本体400と第1の
実施の形態のカメラ本体と異なる点は、一点は、モータ
ードライブ200に装着される二次電池電源パック21
7aと一次電池電源パック217bに関わらず、モータ
ードライブの低速駆動モードにしかできない、図23の
シャッターレリーズ(S114)の撮影シーケンスしか
有していない点である。
【0139】もう一点は、カメラ本体にコネクター5
7、コネクター58に対応したコネクターが存在してい
ない点である。即ち、モータードライブ200の外部操
作部材の操作を受け付けることのできないカメラと言う
点である。なお、その他の基本構成は、第1の実施の形
態のカメラ本体40と変わらない。
【0140】図25において、452は三脚取り付けネ
ジ部である。また、カメラ本体400側のモータードラ
イブとのメカ的係合部であるカプラー454が露出す
る。カプラー454は、回転駆動することにより、図1
のカメラ本体の主ミラー2及びシャッター4をチャージ
可能とする。従って、カプラー454の回転速度が増す
ことにより、係るチャージ速度も増し、チャージに要す
る時間も短くなる。455は、モータードライブが装着
された時に主ミラー2及びシャッター4のチャージをカ
メラ本体内の駆動系からカプラー454にメカ的に切り
替える操作部材である。
【0141】コネクター456は、カメラ電源系と通信
系のコネクターで、グリップ兼内蔵電池室50の装着時
には電源系のみの一部のコネクター接片と接触し、モー
タードライブの装着時には、すべてのコネクター接片と
接触する。スイッチ459は、グリップ兼内蔵電池室5
0及びモータードライブの装着を判別する接点タイプの
スイッチである。
【0142】ここで本第2の実施の形態は、第1の実施
の形態と異なり、カメラ本体400にコネクター57、
コネクター58に対応したコネクターが存在せず、これ
は、カメラ本体400側に,AEロック釦213を押す
ことによってONするAEロックスイッチ、焦点検出点
選択釦214を押すことによってONする焦点検出点選
択モードスイッチ、モータードライブ200の電子ダイ
ヤル212内に設けたダイヤルスイッチに対応する機能
がない。
【0143】図26は本第2の実施の形態のカメラ本体
400に、第1の実施の形態のモータードライブ200
を装着した状態での電気回路の要部ブロック図である。
基本的に図20のブロック図と異なる部分は、コネクタ
ー57、コネクター58に対応したコネクターが存在し
ていない点である。
【0144】本実施形態をモータードライブ200をカ
メラ本体400に装着した時のカメラ本体側のCPU4
01での信号M3FとM3R’について説明する。
【0145】信号M3Fは、第1の実施の形態と同じく
CPU401の入出力可能なポートとモータドライブ2
00のMD.MPU311との管で通信可能であるのに
対し、ポートM3R’は、D−GNDに落ちているた
め、出力信号はLOWとなっている。図22での一次電
源パック217a装着状態のカメラCPU100のポー
トM3Rと同じ状態である。
【0146】次にモーター215駆動時のポートM3F
とM3R’について述べる。モータードライブ200の
MD.CPU311のポートM3Fは、コネクター20
6、56を介し、カメラ本体400のCPU401から
Hi、LOWいずれの信号を受け取れる。一方,ポート
M3R’は、スイッチSW−B.Rがどのような状態で
あってもプルアップされているため、「Hi」しかうけ
とることが出来ない。したがって、図22での一次電源
パック217aの装着状態におけるモーター215の駆
動状態と同じ状態である。
【0147】即ち、コネクター207がスイッチSW−
B.Rに直列に配置された一つのスイッチとして、非導
通であるため、上記の様な状態を生じさせる。
【0148】これにより、モーター215の駆動状態
は、モータードライブ200の装着電源が二次電源パッ
ク217b,一次電源パック217aに関わらず低速駆
動モードしか許可されない。
【0149】(第2の実施の形態特有の効果) 1.カメラ本体400において,高速駆動モード可能な
モータードライブ200の装着を検知し、かつ高速駆動
モード禁止のための新たな判断機能及び、禁止機能を設
ける必要がない。
【0150】2.上記した1の効果を得るために、必要
なカメラ本体400とモータードライブ200との通信
線を増加させることもなく、かつ、通信形態を変更する
こともないため、モータードライブ200は、第1の実
施の形態のカメラ40と本第2の実施の形態のカメラ本
体400との互換性を可能としている。
【0151】3.モータードライブ200においては、
第1の実施の形態のカメラ本体40か第2の実施の形態
のカメラ本体400かの判別のための判断機能を設ける
必要がないので、モータードライブ.MPU311に新
たなピン、ポートを設ける必要はなく、高機能なMPU
を設定する必要がなく、モータードライバー機能で可能
としている。
【0152】4.本実施の形態のカメラ本体400にお
いても、高速駆動モード禁止のための新たな機能を設け
る必要がないので、新たなピン、ポートを設ける必要は
なく、モータードライブ200のモーター215の駆動
制御のポートM3R(M3R’)とポートM3Fの2つ
の通信線で,それに応じた駆動制御を可能としている。
【0153】以上のように、カメラ本体400にモータ
ードライブ200を装着した場合に不具合無く作動し、
モータードライブ200を装着することでの性能の向上
を図れるばかりでなく、モータードライブ200は,実
施の形態1のカメラ40との互換性も保証される。この
ため、カメラ400の使用者は、モータードライブ20
0を装着した際、その装着をカメラに入力(高速駆動モ
ード禁止のための)をする必要もなく、単に装着のみを
行うだけでよい。
【0154】
【発明の効果】以上より、カメラ付属品であるモーター
ドライブとカメラ本体と通信接続部を簡略に行い、かつ
各々に新たな機能を付加する事もなく、カメラ付属品で
あるモータードライブの電源種類を判別,モータードラ
イブの互換性をカメラ本体が検出すると共に,それに応
じたカメラシーケンスの切り替えを行うと共に,カメラ
本体から制御する際、この検出手段の状態に応じた切り
替え駆動制御が可能となり、カメラ本体にカメラ付属品
を装着した場合に不具合無く、作動し、カメラ付属品を
装着することでの性能の向上を計れる。
【0155】さらに、カメラの使用者は、モータードラ
イブを装着した際、電源パックを交換した際に、その装
着,及び選択をカメラに入力をする必要もなく、単に装
着、交換のみを行うだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のカメラ本体の要部概略図
【図2】図1のカメラ本体の外観の上面図
【図3】図1のカメラ本体の外観の背面図
【図4】図1のカメラ本体の外観の下面図
【図5】図1のカメラのファインダ視野内の表示状態を
示す図
【図6】(a)は外部表示部の表示状態を示す図、
(b)は内部表示部の表示状態を示す図
【図7】(a)は図1のカメラの電子ダイアルの正面
図、(b)はその信号の出力状態を示す図
【図8】図1のカメラ本体の外観の下面図で、モーター
ドライブ装着前の状態を示す
【図9】図一のカメラの電気回路の要部ブロック図
【図10】第1の実施の形態のモータードライブの外観
の上面図
【図11】第1の実施の形態のモータードライブの外観
の背面図
【図12】第1の実施の形態のモータードライブの外観
の側面図
【図13】第1の実施の形態のモータードライブの外観
の側面
【図14】第1の実施の形態のモータードライブ構造
(上面、駆動伝達部)を示す図
【図15】第1の実施の形態のモータードライブ構造
(背面)を示す図
【図16】第1の実施の形態のモータドライブの電源パ
ックの側面図
【図17】第1の実施の形態の一次電池電源パックの側
面図
【図18】第1の実施の形態のモータードライブの電池
種類判別スイッチの拡大図
【図19】第1の実施の形態のカメラ本体にモータード
ライブを装着した状態の背面図
【図20】第1の実施の形態のカメラ本体にモータード
ライブを装着して構成されるカメラシステムの電気回路
の要部ブロック図
【図21】モーター215駆動時のポートM3R,M3
Fの信号説明図
【図22】モータードライブ装着状態でのポートM3R
検知とモーター215駆動時のポートM3R,M3F信
号説明図
【図23】第1の実施の形態のカメラシステムの動作を
示すフローチャート
【図24】第1の実施の形態のモータードライブ装着状
態検知もおdno動作を示すフローチャート
【図25】第2の実施の形態の実施のカメラ本体の外観
の下面図で、モータードライブ装着前を示す
【図26】第2の実施の形態のカメラ本体に第1の実施
の形態のモータードライブを装着時の電気回路の要部ブ
ロック図
【符号の説明】
40:カメラ本体 56:コネクター 57:コネクター、 58:コネクター 100:本体CPU M3F:ポート M3R:ポート 200:モータードライブ 203:カプラー 215:モーター 216:ギヤトレイン 216b:太陽ギヤ 216c:アーム 216e:遊星ギヤ 216d:遊星ギヤ 206:コネクター 207:コネクター 208:コネクター 217a:二次電池電源パック 217b:一次電池電源パック 218:ピン 220:接片 221:接片 311:MD.CPU 401:本体CPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、前記カメラ本体に取り外
    し可能に装着され、前記カメラ本体と電気的及び機械的
    な接続が行われるカメラ付属品とで構成され、前記カメ
    ラ本体と前記カメラ付属品との電気的接続領域には、前
    記カメラ付属品の駆動モータ制御用の第1通信端子を複
    数の端子の一つに有する第1のコネクタが夫々設けられ
    たカメラシステムにおいて、 前記カメラ本体と前記カメラ付属品との電気的接続領域
    には、前記第1通信端子との共同で前記駆動モータを複
    数の駆動モードで駆動制御可能とする第2通信端子を有
    する第2のコネクタが夫々設けられ、前記複数の駆動モ
    ードの適用の可否に応じた信号が前記第2通信端子から
    入力される判別検出手段を前記カメラ付属品に設けたこ
    とを特徴とするカメラシステム。
  2. 【請求項2】 カメラ本体と、前記カメラ本体に取り外
    し可能に装着され、前記カメラ本体と電気的及び機械的
    な接続が行われるカメラ付属品とで構成され、前記カメ
    ラ本体と前記カメラ付属品との電気的接続領域には、前
    記カメラ付属品の駆動モータ制御用の第1通信端子を複
    数の端子の一つに有する第1のコネクタが夫々設けられ
    たカメラシステムにおいて、 前記カメラの付属品には、前記第1通信端子との共同で
    前記駆動モータを複数の駆動モードで駆動制御可能とす
    ると共に、前記複数の駆動モードの適用の可否を判別す
    る第2通信端子を有する第2のコネクタを設けたことを
    特徴とするカメラシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第1の
    コネクタは、最大数の接触端子が第1面に配置され、前
    記第1面とは異なる第2面に前記第2通信端子を有する
    前記第2のコネクタを設けたことを特徴とするカメラシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記カ
    メラ付属品は、種類の異なる電池を装着可能とすること
    を特徴とするカメラシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、駆
    動モータの回転方向制御で駆動速度を切り換え可能とす
    る切り換え手段を有することを特徴とするカメラシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5におい
    て、前記カメラ付属品には、電源電池の電圧に応じて駆
    動速度を選択する電圧チェック手段を有することを特徴
    とするカメラシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6にお
    いて、前記カメラ付属品は、モータードライブを含む、
    カメラ本体と電気的、及び機械的な接続部を有し、カメ
    ラ本体からの制御される駆動部を有することを特徴とす
    るカメラシステム。
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