JP2000075392A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000075392A
JP2000075392A JP24463098A JP24463098A JP2000075392A JP 2000075392 A JP2000075392 A JP 2000075392A JP 24463098 A JP24463098 A JP 24463098A JP 24463098 A JP24463098 A JP 24463098A JP 2000075392 A JP2000075392 A JP 2000075392A
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camera
selection mode
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JP24463098A
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Takeshi Tokura
剛 戸倉
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多点AFカメラで、選択された焦点検出領域を
外部液晶表示パネル内に専用表示セグメントを設けるこ
と無く表示させることができるカメラを提供する。 【解決手段】複数の焦点検出領域の任意の領域を選択す
ると、カメラの外部表示器に表示される露出制御用のス
ケール表示により選択されたファインダー内の焦点検出
領域の行の位置を特定し、ドット表示の点滅によりその
行の中での選択した焦点検出領域を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに係り、特に
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラでは焦点検出領域を複数備
えた多点AF(オートフォーカス)カメラが一般的にな
ってきている。
【0003】また、焦点検出領域を複数備えていること
により、撮影者が任意に焦点検出領域を選択できる任意
選択モードと、カメラが自動的に焦点検出領域を選択す
る自動選択モードの2つの選択モードを設定できるよう
にしたカメラも提案されている。
【0004】一方、従来の多点AFカメラにおいて、前
述の任意選択モードにおける選択された焦点検出領域の
表示方法としては様々な方法が提案されている。
【0005】例えば、焦点検出領域が5点ある場合、フ
ァインダ内に設けられた焦点検出領域表示部を用いて、
任意選択モード時は使用する焦点検出領域の表示部をス
ーパーインポーズにより点灯表示して知らせる方法が特
開平08−054675号公報に開示されている。
【0006】また、このとき自動選択モード時は5点全
ての焦点検出領域の表示部が点灯する事でどちらの設定
状態にあるかを知らせるようにしている。
【0007】しかし、選択された焦点検出領域の表示が
ファインダ内だけでは常にファインダを覗いた状態でな
いと焦点検出領域の選択操作ができないため、カメラの
外部表示を用いて撮影者の操作性を向上させる必要があ
る。
【0008】そこで、カメラの外部表示装置(液晶式)
中の7セグメントを用いて、ファインダを覗かずとも任
意選択モードでの選択された焦点検出領域をカメラの外
部表示で知らせる方法が特開平03−231728号公
報に開示されている。
【0009】また、焦点検出可能領域が2次元的に広が
り、焦点検出領域の数が飛躍的に増大した場合のファイ
ンダ内表示についても提案されている。
【0010】これについても外部表示方法として外部表
示液晶パネル中の7セグメントを用いた方法が知られて
いる。これは数字を用いて感覚的に複数測距点配列の中
の位置を撮影者に知らせるものである。
【0011】上述のように従来からある7セグメントを
他の表示と兼用しないで、専用の焦点検出領域表示部材
を用いる事も考えられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら焦点検出
可能領域が2次元的に広がり焦点検出領域の数が飛躍的
に増大した場合、前述従来例(特開平03−23172
8号公報)のように7セグメントを用いて選択された焦
点検出領域をカメラの外部表示装置に表示する事は不可
能である。
【0013】また、7セグメントを用いて測距点位置を
数字表現する方法は測距点の画面内位置を感覚的に連想
しにくく、把握しづらい。
【0014】また、専用の表示部材を用いる事はカメラ
の大型化を招き、操作性、携帯性を著しく低下させると
ともにコストアップにもつながる。
【0015】さらに、外部液晶表示パネル内に専用表示
セグメントを設けると、限られたスペース内に凝縮して
表示部を配置せねばならず、視認性の悪い表示になって
しまう。
【0016】また、表示部を見やすいサイズで配置しよ
うとすると、やはり外部液晶表示パネルの大型化、すな
わちカメラの大型化を招きかねない。
【0017】本出願に係る発明の目的は、2次元的広が
りのある焦点検出領域を持つ多点AFカメラで、選択さ
れた焦点検出領域を専用の表示部材もしくは外部液晶表
示パネル内に専用表示セグメントを設けること無く、カ
メラの外部表示装置で撮影者に知らせ、快適な操作性を
有するカメラを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、複数の焦点検出領域を有し、
前記焦点検出領域を任意に選択可能とする任意選択モー
ドを有する焦点検出手段と、カメラの各種情報をカメラ
の外部で表示する外部表示手段と、前記任意選択モード
が選択されると前記外部表示手段の表示を第1の表示状
態から選択された焦点検出領域を示す第2の表示状態に
切り替える表示切り替え手段とを有し、前記表示手段は
スケールと複数のドットで構成された表示部が前記表示
手段により切り替えられるようにしたものである。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、前記表示手段の前記表示部は、第1の表示状態
がカメラの露出制御に関する表示部とするものである。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、前記焦点検出領域任意選択モードが選択された
ときの前記オートフォーカスに関する第2の表示状態
は、前記スケールにより前記複数の焦点検出領域の中の
一つのグループを特定し、前記ドットにより特定した前
記グループの中の一つの焦点検出領域を特定するように
したものである。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、前記焦点検出領域任意選択モードが選択された
ときの前記オートフォーカスに関する第2の表示状態
は、前記スケールの一部もしくは全てを用いて選択され
ている焦点検出領域の画面内上下方向の位置を表示し、
前記複数のドットの一部を用いて選択されている焦点検
出領域の画面内左右方向の位置を表示し、複数のドット
の一部もしくは全てを用いて選択されている焦点検出領
域の画面内左右方向に配置されている選択可能焦点検出
領域の個数を表示するようにしたものである。
【0022】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、前記複数の焦点検出領域は画面内に上下に複数
行配列され、各行の左右方向に複数の焦点検出領域が配
置されていて、前記焦点検出領域任意選択モードが選択
されたときの前記オートフォーカスに関する第2の表示
状態は、前記スケールに表示の文字により前記行を特定
し、前記特定された行での焦点検出領域の個数に合わせ
て前記複数のドットを表示させ、選択された焦点検出領
域に対応するドットの表示を点滅させて特定するように
したものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3、図4、図5、
図6、図7および図8は本発明の一実施の形態を示す。
【0024】まず、本実施の形態のカメラの構成につい
て図1〜3を用いて説明する。
【0025】図1は撮影レンズを装着した状態の一眼レ
フカメラの正面図である。
【0026】1はカメラ本体であり、カメラ前面には交
換可能な撮影レンズ30が装着されている。
【0027】12はレリーズ釦であり、第一ストローク
で測光、AFを開始し、第二ストロークで露光を開始す
る。15は電子ダイヤルであり、撮影モード等カメラの
状態の各種設定の変更ができるものである。29は外部
液晶表示パネルであり、カメラの各種設定状態が確認で
きる。
【0028】図2は、本実施の形態の一眼レフカメラの
概略断面を示している。
【0029】30は撮影レンズであり、図には便宜上2
枚のレンズ1a,1bで示したが、実際はさらに多数の
レンズから構成されている。2は主ミラーで、ファイン
ダ系観察状態と撮影状態に応じて撮影光路へ斜設されあ
るいは退去される。3はサブミラーで、主ミラー2を透
過した光束をカメラボディの下方へ向けて反射する。4
はシャッタ、5は感光部材で、銀塩フィルムあるいはC
CDやMOS型等の固体撮像素子あるいはビディコン等
の撮像管より成り立っている。
【0030】6は焦点検出装置であり、結像面近傍に配
置されたフィールドレンズ6a、反射ミラー6b及び6
c、絞り6d、2次結像レンズ6e、複数のCCDから
なるラインセンサ6f等から構成されている。
【0031】本実施の形態における焦点検出装置6は周
知の位相差方式を用いており、後述するようにファイン
ダ画面内の33カ所の領域を焦点検出可能なように構成
されている。
【0032】7は撮影レンズ1の予定結像面に配置され
たピント板、8はファインダ光路変更用のペンタプリズ
ムである。
【0033】9,10はそれぞれ撮影画面内の各々被写
体輝度を測定するための結像レンズと測光センサで、結
像レンズ9はペンタプリズム8内の反射光路を介してピ
ント板7と測光センサ10を共役に関係付けている。
【0034】ペンタプリズム8の射出面後方には接眼レ
ンズ11が配され、撮影者の眼によるピント板7の観察
に使用される。
【0035】なお、上記の主ミラー2、ピント板7、ペ
ンタプリズム8、接眼レンズ11によってファインダ光
学系が構成されている。
【0036】21は明るい被写体の中でも視認できる高
輝度LEDで、発光中心波長は680ナノメータの赤色
である。
【0037】22は後述の33個の焦点検出領域の位置
を表示するスーパーインポーズ用液晶表示パネルであ
り、選択された焦点検出領域の位置に相当するLCDの
表示パターンのみが透過状態となり、後方の高輝度LE
D21から発せられた光はスーパーインポーズ用液晶表
示パネル22の前記透過パターンのみを通過し、投光レ
ンズ23、ダイクロイックミラー24を介し、接眼レン
ズ11を通って撮影者の眼球に到達し、撮影者は焦点検
出領域表示パターンを目視することができる。
【0038】ここでダイクロイックミラー24は光の波
長680ナノメータ以上を反射する特性を有しており、
上記高輝度LED21の光を効率良く観察者の眼に導
き、なおかつ撮影レンズからの光はほとんど光量落ちな
しにファインダー被写界像として撮影者に観察させる。
【0039】25はファインダ内の画面外に撮影情報を
表示するためのファインダ内LCDで、照明用LED2
6によって照明される。ファインダ内LCD25を透過
した光は三角プリズム27によって、ファインダ内の画
面外に導かれる。これにより、撮影者は各種の撮影情報
を知ることができる。
【0040】31は撮影レンズ30内に設けた絞り、3
2は絞り駆動回路、33はレンズ駆動用モータ、34は
駆動ギヤ等から成るレンズ駆動部材である。
【0041】35はフォトカプラで、レンズ駆動部材3
4に連動するパルス板36の回転を検知してレンズ焦点
調節回路110に伝えており、該焦点調節回路110
は、この情報とカメラ側からのレンズ駆動量の情報に基
づいてレンズ駆動用モータ33を所定量駆動させ、撮影
レンズ30を合焦位置に移動させるようになっている。
37は公知のカメラとレンズとのインターフェイスとな
るマウント接点である。図3は本実施の形態のカメラの
回路の要部ブロック図である。
【0042】100はカメラ本体に内蔵されたマイクロ
コンピュータの中央処理装置(以下、CPUという)で
あり、このCPU100には、測光回路102、自動焦
点検出回路103、信号入力回路104、LCD駆動回
路105、LED駆動回路106、シャッター制御回路
108、モーター制御回路109が接続されている。ま
た、焦点調節回路110と絞り駆動回路32は前述した
ように撮影レンズ30内に配置されており、図2で示し
たマウント接点37を介して信号の伝達を行う。
【0043】CPU100に付随したEEPROM10
0aは各種調整データを記憶する記憶機能を有してい
る。
【0044】測光回路102は、前記測光センサ10か
ら送られてくる被写界の明るさに対応した輝度信号を増
幅後、対数圧縮、A/D変換し、被写界輝度情報として
CPU100に送信する。
【0045】ラインセンサ6fは、ファインダ画面内の
33個の焦点検出領域の位置に対応した33組のライン
センサCCD−0,CCD−1,〜CCD−32によっ
て構成される。
【0046】自動焦点検出回路103は、ラインセンサ
6fから得た信号をA/D変換し、CPUに送る。
【0047】スイッチ(SW−1)12はレリーズ釦の
第一ストロークでONし、測光、AF動作を開始する測
光スイッチ、スイッチ(SW−2)13はレリーズ釦の
第二ストロークでONしてシャッタ動作を開始させるレ
リーズスイッチである。
【0048】スイッチ(SW−AF)14は焦点検出領
域の選択モードスイッチで、撮影者が任意に焦点検出領
域を選択できる任意選択モードと、カメラが自動的に焦
点検出領域を選択する自動選択モードの2つの選択モー
ドを設定するスイッチである。このスイッチはまず1回
押すことで両モードの選択モードに入り、その後のプッ
シュ動作に伴い、任意選択モードと自動選択モードに交
互に切り換わる機能を持っている。
【0049】スイッチ(SW−DIAL1とSW−DI
AL2)15は、図1で示した電子ダイヤル15内に設
けたダイヤルスイッチで、これらのON信号は信号入力
回路104のアップダウンカウンタに入力され、電子ダ
イヤルの回転クリック量をカウントするために用いられ
る。
【0050】スイッチ(SEL−SW)16とスイッチ
(SEL−SW2)17は前述の焦点検出領域任意選択
モードのときに機能するスイッチで、スイッチ(SEL
−SW1)16を押しながら電子ダイヤル15を操作す
ると、焦点検出領域を横に移動させることができ、スイ
ッチ(SEL−SW2)17を押しながら電子ダイヤル
5を操作すると焦点検出領域を縦に移動できる。
【0051】これら各スイッチの信号が信号入力回路1
04に入力され、データーバスによってCPU100に
送信される。
【0052】105は液晶表示素子を表示駆動させるた
めの公知のLCD駆動回路で、CPU100からの信号
に従い絞り値、シャッタ秒時、設定した撮影モード等の
表示を図1で示した外部表示用LCD29とファインダ
内LCD25に表示させる制御を行うとともに、ファイ
ンダ内のスーパーインポーズ用LCD22の動作を制御
する。
【0053】LED駆動回路106は、照明用LED
(F−LED)26とスーパーインポーズ用LED21
(SI−LED)を点灯、点滅制御する。
【0054】シャッタ制御回路108は、通電すると先
幕を走行させるマグネットMG−1と、後幕を走行させ
るマグネットMG−2を制御し、感光部材に所定光量を
露光させる。
【0055】モータ制御回路109は、フィルムの巻き
上げ、巻戻しを行なうモータM1と主ミラー2及びシャ
ッタ4のチャージを行なうモータM2を制御する。
【0056】上記CPU100、シャッタ制御回路10
8およびモータ制御回路109によって一連のカメラの
レリーズシーケンスが実行される。
【0057】次に、図4のフローチャートを用いて本実
施の形態のカメラの全体動作について説明する。
【0058】カメラを不作動状態から所定の撮影モード
に設定された状態でカメラの電源がONされると(ステ
ップ#100)、レリーズ釦の半押し操作によりスイッ
チ(SW1)12がONされるまで待機する(ステップ
#101)。
【0059】次に、焦点検出領域選択スイッチ14がオ
ンされているかオフされているかを判別する(ステップ
#102)。
【0060】焦点検出領域の選択モードスイッチ14が
オフであれば、ステップ#108に進む。
【0061】焦点検出領域の選択モードスイッチ14が
オンされていれば、焦点検出領域選択モードが自動選択
モードになっているか、任意選択モードになっているか
の設定確認を行う(ステップ#103)。
【0062】焦点検出領域選択モードが任意選択モード
になっていると、焦点検出領域任意選択モードに入る。
このとき焦点検出領域はまず前回の焦点検出領域任意選
択時に確定された焦点検出領域を最初に確定する。その
後、焦点検出領域の変更を随時受け付けるが変更操作を
行わなければこのまま前回の焦点検出領域任意選択モー
ドで確定した焦点検出領域をそのまま確定する。
【0063】焦点検出領域の変更は図3で示したスイッ
チ(SEL−SW1)16を押しながら電子ダイヤル1
5を操作すると焦点検出領域を横に移動させることがで
き、スイッチ(SEL−SW2)17を押しながら電子
ダイヤル5を操作すると焦点検出領域を縦に移動でき
る。これにより撮影者は後述する33個の焦点検出領域
のうち1個を任意選択できる(ステップ#104)。
【0064】また焦点検出領域選択モードが自動選択モ
ードになっていると、焦点検出領域自動選択モードに入
り、ここでは焦点検出領域はカメラが自動的に選択する
ことになる。例えば後述する33個の焦点検出領域にお
ける像ズレ量を基に、焦点検出領域自動選択サブルーチ
ン(ステップ#105)によって特定の焦点検出領域を
選択する。
【0065】焦点検出領域自動選択のアルゴリズムとし
てはいくつかの方法が考えられるが、多点AFカメラで
は公知となっている中央焦点検出領域に重み付けを置い
た近点優先アルゴリズムが有効である。
【0066】以上のようにしてAFを行う焦点検出領域
が確定される(ステップ#106)。
【0067】次にCPU100はカメラに装着されたレ
ンズとの間で相互通信を行う。これにより、カメラが測
光やAFを実行するのに必要なレンズ情報、例えば、撮
影レンズの開放FNO.、ベストピント位置等の情報が
カメラのメモリに転送される。またここで33組のライ
ンセンサCCD−0,CCD−1,〜CCD−32は被
写界光の蓄積動作を開始し、現時点での像ズレ量(デフ
ォーカス量)を測定する。さらに確定された焦点検出領
域に基づいて測光演算を行う(ステップ#107)。
【0068】次に、確定された焦点検出領域において、
自動焦点検出回路103は焦点検出演算を行い、焦点検
出領域が焦点検出可能であるか否かを判定し(ステップ
#108)、不能であればCPU100はLCD駆動回
路105に信号を送ってファインダー内LCD25の合
焦マーク(不図示)を点滅させ、焦点検出が不能である
ことを撮影者に警告する。
【0069】一方、焦点検出が可能であり、確定した焦
点検出領域の焦点調節状態が合焦でなければ、CPU1
00はレンズ焦点調節回路110に信号を送って所定量
撮影レンズを駆動させる(ステップ#109)。
【0070】レンズ駆動後、確定した焦点検出領域にお
いて撮影レンズが合焦しているか否かの判定を行う(ス
テップ#110)。
【0071】その結果、合焦していたならば、CPU1
00はLCD駆動回路105に信号を送ってファインダ
内LCD25、及びスーパーインポーズ用LCD22の
制御を行い、さらにLED駆動回路106にも信号を送
って、照明用LED(F−LED)26及びスーパーイ
ンポーズ用LED(SI−LED)21を点灯させるこ
とによって、それぞれ合焦マーク30及び確定した焦点
検出領域に対応した焦点検出領域表示パターンを光らせ
る。
【0072】これにより、撮影レンズが合焦状態にある
ことと、合焦している焦点検出領域の位置表示を行う。
【0073】また同時にCPU100は測光回路102
に信号を送信して再測光を行なわせる(ステップ#11
1)。
【0074】次に、撮影者が確定した焦点検出領域位置
でのピント状態と測光値を容認しているか否かの判定を
スイッチ(SW1)12のON/OFFにより判定し
(ステップ#112)、さらにレリーズ釦が全押し操作
されてスイッチ(SW2)13がONされているかどう
かの判定を行なう。スイッチ(SW2)13がOFF状
態であれば再びスイッチ(SW1)12の状態の確認を
行なう(ステップ#113)。
【0075】またスイッチ(SW2)13がONであれ
ば、CPU100はシャッター制御回路108、モータ
ー制御回路109、絞り駆動回路111にそれぞれ信号
を送信する。まず、モータM2に通電し主ミラー2をア
ップさせ、絞り31を絞り込んだ後、マグネットMG1
に通信しシャッター4の先幕を開放する。絞り31の絞
り値及びシャッター4のシャッタースピードは、測光回
路102にて検知された露出値とフィルム5の感度から
決定される。所定のシャッター秒時経過後マグネットM
G2に通電し、シャッター4の後幕を閉じる。
【0076】こうしてフィルム5への露光が終了する
と、モータM2に再度通電し、ミラーダウン、シャッタ
ーチャージを行なうとともにモータM1にも通電し、フ
ィルムのコマ送りを行ない、一連のシャッターレリーズ
シーケンスの動作が終了する(ステップ#114)。そ
の後カメラは再びスイッチ(SW1)12がONされる
まで待機する(ステップ#101へリターン)。
【0077】図5は図1、図3で示した外部液晶表示パ
ネル22の撮影待機状態の表示を示している。
【0078】51は撮影モードがシャッター優先モード
であることを示す表示部、52は7セグメント方式で設
定されているシャッタースピードを示す第1の7セグメ
ント表示部で、ここでは1/250を示している。53
は設定シャッタースピードをもとに演算した適正絞り値
を表示する7セグメント方式の第2の7セグメント表示
部で、ここでは2.8を示している。
【0079】54は測光モードを示す表示部で、ここで
は評価測光に設定されている。55はAFモードの表示
部で、ここでは被写体に合焦してレンズ駆動を停止する
ワンショットモードに設定されている。56は給送モー
ド表示部であり、ここでは単写モードが設定されてい
る。57,58は液晶表示パネルに直接印刷された枠表
示部で、57はAFモード表示エリア、58は給送モー
ド表示エリアを囲んでいる。59はフレームカウンター
表示部で、ここではフィルムの1駒目が待機しているこ
とを示している。60はフィルムが装填されていること
を示す表示部である。
【0080】次に、本実施の形態において、61は±3
EVのレンジを持つスケール表示部で、1/3EVピッ
チの目盛りが設けられ、通常は露出補正段数を表示して
いる。62はドットマークで、ここでは目盛り0で有る
ことを示しており、すなわち露出補正をかけていないこ
とを意味している。このドットマーク62は19個有
り、露出補正段数に合わせて1個表示される。
【0081】図6は本実施の形態のカメラのファインダ
ー画面を示しており、前記図2、図3で示したスーパー
インポーズ用LCD22が全点灯した時の様子を示して
いる。ここで示すように本実施の形態のカメラは焦点検
出領域を33個有しており、前述の焦点検出領域任意選
択モードで所望の焦点検出領域を自由に選択できる。通
常、焦点検出領域任意選択モードでは選択された焦点検
出領域1個のみが点灯し視認可能となる。例えば中央点
70を選択していれば中央点のみが点灯し、他の点は消
灯している。
【0082】この焦点検出領域は、上下に5行配列さ
れ、中央の一列が9個の焦点検出領域を有し、この中央
列を対称として、7個、5個の焦点検出領域を有してい
る。
【0083】ここで、焦点検出領域の任意選択モードの
とき図3で示したスイッチ(SEL−SW1)16を押
しながら電子ダイヤル15を右回転操作すると、焦点検
出領域が、71,72,73,74と右に移動する。同
様にスイッチ(SEL−SW1)16を押しながら電子
ダイヤル15を左回転操作すると、焦点検出領域が左に
移動する。
【0084】また、同様に焦点検出領域の任意選択モー
ドで中央点70を選択しているとき、図3に示したスイ
ッチ(SEL−SW2)17を押しながら電子ダイヤル
15を右回転操作すると焦点検出領域が75,76と上
に移動する。
【0085】更に続けてスイッチ(SEL−SW1)1
6を押しながら電子ダイヤル15を右回転操作すると焦
点検出領域が、77,78と右に移動する。スイッチ
(SEL−SW2)17を押しながら電子ダイヤル15
を左回転操作すると焦点検出領域が下に移動する。
【0086】図7は焦点検出領域任意選択モードにおけ
るファインダー画面内、図8は外部液晶表示パネルの表
示であり、それぞれaからeは中央焦点検出領域70か
ら焦点検出領域78への焦点検出領域乗り移りを順次示
している。選択方法は図6で説明したとおりであり、こ
こでは詳述しない。
【0087】また図7で細線で示した焦点検出領域は非
表示を意味しており、前記スーパーインポーズ用LCD
のセグメントは消灯している。太線で示した領域が選択
されている焦点検出領域で前記スーパーインポーズ用L
CDのセグメントが点灯している。
【0088】図8で示すように、通常シャッター値表示
をする第1の7セグメント表示部52を焦点検出領域任
意選択モードであることを示す「SEL」の文字表示と
し、絞り値を表示をする第2の7セグメント表示部
を[]の略四角形状とする表示は中央焦点検出領域70
が選択されていることを示し、それ以外は「AF」の表
示を行い、この第2の7セグメント表示部を見るだけで
も選択されている焦点検出領域が中央点70であること
が分かるようになっている。
【0089】また、スケール表示部61は、中央の
「0」表示のみ、「+1」,「+1と+2」、「−
1」,「−1と−2」の表示が切り替え表示され、また
ドットマークについては中央部分を含んで左右対称に
「9個」「7個」「5個」と表示され、その中の一つが
点滅するようにしている。
【0090】すなわち、特定された焦点検出領域の行方
向をスケール表示部61の表示で表し(中央よりも上方
の行の焦点検出領域では「+」、下方の行の焦点検出領
域では「−」で表す)、その時の選択された焦点検出領
域はドットマークの点滅で表すようにしている。
【0091】例えば、図8の(a)のように、スケール
61が「0」のみであれば、中央横列(図7の(a)の
焦点検出領域79,70,74を含むライン)を意味
し、図8の(b)のように、スケール61が「0から+
1」であれば中央横列の上のライン(図7の(b)の焦
点検出領域80,75,81を含むライン)、図8の
(c),(d),(e)のようにスケール61が「0か
ら+2」であれば中央横列の2段上のライン(図7の
(c)の焦点検出領域82,76,78を含むライン)
を意味する。
【0092】また、ドットマークは選択された焦点検出
領域の各横列内での位置を示しながら、この時の横列に
いくつの焦点検出領域があるかを示している。
【0093】例えば、図8の(a)ではドットマークが
全部で9個(88,87,86,85,62,81,8
2,83,84)点灯しており、目盛り「0」に位置す
る中央点62が点滅している。これは選択されている焦
点検出領域のラインが横方向9個で構成されており、現
在選択されている焦点検出領域はそのライン中の中央に
いることを意味している。
【0094】このことと前述のスケール61の目盛りが
「0」のみ表示されていることから、中央横列(図7の
(a)の焦点検出領域79,70,74を含むライン)
の中央点、すなわち中央焦点検出領域70が選択されて
いることが分かる。
【0095】図8の(b)ではドットマークが7個(8
7,86,85,62,81,82,83)点灯しなが
らその中央のドットマーク62が点滅していることと、
スケール61の目盛りが「0から+1」と表示されてい
ることから、中央横列の上のライン(図7の(b)の焦
点検出領域80,75,81を含むライン)の中央点、
焦点検出領域75が選択されていることが分かる。
【0096】同様にして図8の(c)の状態では、選択
されている焦点検出領域は最上列(焦点検出領域82,
76,78を含むライン)にあり、かつこの列は焦点検
出領域5個(86,85,62,81,82)で構成さ
れ、その中央点(すなわち焦点検出領域76)が選択さ
れていることが分かる。
【0097】さらに図8の(d)、図8の(e)では焦
点検出領域が図7の(d)、図7の(e)で示すように
最上列の中で中央76から右へ77,78と1個ずつ移
動したことが分かる。
【0098】改めて図7、図8の(a)から(e)の焦
点検出領域の動きを追いかけると、図7の(a)、図8
の(b)で中央焦点検出領域70にあり、図7の
(b)、図8の(b)で上に移動して焦点検出領域7
5、図7の(c)、図8の(c)で更に上に移動して焦
点検出領域76、図7の(d)、図8の(d)で右に移
動して焦点検出領域77、図7の(e)、図8の(e)
で更に右に移動して焦点検出領域78に至っている。
【0099】またここでは図8の(a)に示すように中
央焦点検出領域70が選択されている時は、絞り値表示
用の7セグメント部が略四角形状となりこの7セグメン
ト部を見るだけでも選択されている焦点検出領域が中央
点70にいることが分かるようになっている。
【0100】なお、本実施の形態では、33個の焦点検
出領域で構成された場合について説明したが本発明は上
記個数以外の個数の焦点検出領域で構成されている場合
にも適用することができる。
【0101】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5に係る発明に
よれば、専用の表示部材もしくは外部液晶表示パネル内
の専用表示セグメントを用いること無く、カメラの外部
表示でオートフォーカスに関する多様な情報が確認可能
となる。また同時にこれによりカメラの大型化を防ぎ、
快適な操作性、携帯性を提供しながらコストアップ要因
も削除することができる。
【0102】また、表示セグメントを小型化することも
ないので表示の良好な視認性も維持できる。
【0103】請求項3に係る発明によれば、選択されて
いる焦点検出領域の位置をファインダーを覗かずともカ
メラの外部表示で確認可能となり、快適な操作性を提供
できる。
【0104】請求項4、5に係る発明によれば、ファイ
ンダーを覗かずとも選択されている焦点検出領域の画面
内位置と選択可能な焦点検出領域の配置を認識すること
が可能となり、ファインダーを覗かない状態での焦点検
出領域の選択操作をより快適に可能とすることができ
る。また選択可能な焦点検出領域が横方向にいくつ並ん
でいるか、また現在端部の焦点検出領域で突き当たって
いるものか等々認識し易く快適な操作性と視認性の向上
も果たしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すカメラの正面図。
【図2】図1の概略断面図。
【図3】図1のカメラの回路要部ブロック図。
【図4】図1のカメラの動作を示すフローチャート。
【図5】図1のカメラの外部液晶表示パネルの表示状態
を示す図。
【図6】図1のカメラのファインダー画面内の焦点検出
領域の配置状態を示す図。
【図7】(a)〜(e)は図6のファインダー画面内の
焦点検出領域の選択状態を示す図。
【図8】図6の(a)〜(e)に対応した外部液晶表示
パネルによる焦点検出領域の表示状態を示す図。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 主ミラー 3 サブミラー 4 シャッタ 5 感光部材 6 焦点検出装置 7 ピント板 8 ペンタプリズム 9 結像レンズ 10 測光センサ 11 接眼レンズ 12 レリーズ釦 15 電子ダイヤル 22 スーパーインポーズ用液晶表示パネル 29 外部液晶表示パネル 30 撮影レンズ 31 絞り 32 絞り駆動回路 33 レンズ駆動用モータ 34 レンズ駆動部材 37 マウント接点 110 レンズ焦点調節回路 100 中央処理装置 61 スケール表示 62 ドットマーク 70 中央焦点検出領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の焦点検出領域を有し、前記焦点検
    出領域を任意に選択可能とする任意選択モードを有する
    焦点検出手段と、カメラの各種情報をカメラの外部で表
    示する外部表示手段と、前記任意選択モードが選択され
    ると前記外部表示手段の表示を第1の表示状態から選択
    された焦点検出領域を示す第2の表示状態に切り替える
    表示切り替え手段とを有し、前記表示手段はスケールと
    複数のドットで構成された表示部が前記表示手段により
    切り替えられることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記表示手段の前記表示部は、第1の表
    示状態がカメラの露出制御に関する表示部であることを
    特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記焦点検出領域任意選択モードが選択
    されたときの前記オートフォーカスに関する第2の表示
    状態は、前記スケールにより前記複数の焦点検出領域の
    中の一つのグループを特定し、前記ドットにより特定し
    た前記グループの中の一つの焦点検出領域を特定するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出領域任意選択モードが選択
    されたときの前記オートフォーカスに関する第2の表示
    状態は、前記スケールの一部もしくは全てを用いて選択
    されている焦点検出領域の画面内上下方向の位置を表示
    し、前記複数のドットの一部を用いて選択されている焦
    点検出領域の画面内左右方向の位置を表示し、複数のド
    ットの一部もしくは全てを用いて選択されている焦点検
    出領域の画面内左右方向に配置されている選択可能焦点
    検出領域の個数を表示することを特徴とする請求項1、
    2または3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記複数の焦点検出領域は画面内に上下
    に複数行配列され、各行の左右方向に複数の焦点検出領
    域が配置されていて、前記焦点検出領域任意選択モード
    が選択されたときの前記オートフォーカスに関する第2
    の表示状態は、前記スケールに表示の文字により前記行
    を特定し、前記特定された行での焦点検出領域の個数に
    合わせて前記複数のドットを表示させ、選択された焦点
    検出領域に対応するドットの表示を点滅させて特定する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のカメ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014544A (ja) * 2010-08-25 2011-01-20 Nikon Corp 液晶表示照明装置
JP2021105687A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 株式会社リコー 撮影装置、撮影方法及び撮影プログラム

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