JPH1184457A - 振れ補正機能付きカメラ - Google Patents

振れ補正機能付きカメラ

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JPH1184457A
JPH1184457A JP9244424A JP24442497A JPH1184457A JP H1184457 A JPH1184457 A JP H1184457A JP 9244424 A JP9244424 A JP 9244424A JP 24442497 A JP24442497 A JP 24442497A JP H1184457 A JPH1184457 A JP H1184457A
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吉宏 原
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啓二 玉井
Tomonori Sato
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュ発光によって生じることが予想さ
れる悪影響を回避するようにし、適正な振れ検出を可能
にする 【解決手段】 振れセンサの積分時間中にフラッシュが
発光した場合、その積分時間で得られた画像データから
求められた振れ量の代わりに、メモリ56に記憶された
過去の振れ量を利用して代用振れ量を求める代用振れ量
算出部51eを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体に対するカ
メラ本体の振れを補正しながら露出を行うカメラに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】近年、CCD(電荷結合素子)エリアセン
サからなる振れ検出センサを用いて被写体画像の撮像を
周期的に行うとともに、順次得られる被写体画像を基準
画像と位置的な比較を行うことで、被写体に対するカメ
ラ本体の振れ量を求め、この求めた振れ量を利用してカ
メラ本体の振れを打ち消すように補正する機能を備えた
カメラが提案されている。
【0003】また、特公平3−170921号公報に
は、フラッシュ部に対する充電期間は電流負荷が大きく
なって内蔵電源の電圧変動が生じ易いことから、この期
間は振れ検出センサの検出データを用いないようにした
ものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−17092
1号公報によれば、フラッシュ部に対する充電を行う期
間は、露出前であるため、振れ検出データが電圧変動の
影響を受けたとしても、露出期間における振れ補正に直
接影響を生じるとはいえない。
【0005】また、フラッシュ部への充電という比較的
長い期間に亘って一律に振れ検出を禁止するカメラで
は、充電直後に露出を行う場合であっても、充電が終了
してから、さらに振れ検出、振れ量算出乃至予測振れ量
の演算に要する時間だけ待たなければ、振れ補正状態で
の撮影ができないこととなって、シャッタチャンスを逃
す場合も考えられる。
【0006】一方、被写体撮像式の振れ検出センサを採
用するものでは、上記電源電圧の変動の影響とは別に、
フラッシュ発光によって、センサでの露光光量が急激に
変化する結果、撮像される被写体画像と基準画像との正
確な対比に影響が生じる虞が考えられる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、フラッシュ発光期間における振れ検出動作を禁止乃
至は当該振れ検出データを利用せず、或いは振れ検出動
作中はフラッシュ発光を禁止(遅延)するような手段を
設けて、フラッシュ発光によって生じることが予想され
る悪影響を回避するようにし、適正な振れ検出乃至は適
正な振れ補正を可能にする振れ補正機能付きカメラを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、被写体に対するカメラ本体の
振れを検出する振れ検出手段と、フラッシュを発光させ
るフラッシュ発光手段と、前記振れを利用して振れ量を
検出する振れ量検出手段と、前記フラッシュの発光期間
中における前記振れの利用を禁止する禁止手段とを備え
たものである。
【0009】この構成によれば、フラッシュの発光期間
中における振れの利用が禁止されるので、フラッシュ発
光によって生じることが予想される悪影響が回避され、
適正な振れ検出乃至は適正な振れ補正が実行されるよう
になる。
【0010】なお、前記禁止手段は、前記フラッシュの
発光期間中である場合には、前記振れ検出手段による前
記振れの検出動作を禁止するものでもよい。この構成に
よれば、フラッシュの発光期間中は、振れ検出手段によ
る振れの検出動作が禁止されるので、フラッシュ発光に
より生じ得る振れの誤検出が防止されるようになる。
【0011】また、前記禁止手段は、前記フラッシュの
発光期間中に検出された前記振れの振れ補正への使用を
禁止するものでもよい。この構成によれば、フラッシュ
の発光期間中に検出された振れの振れ補正への使用が禁
止されるので、フラッシュ発光により生じ得る誤検出に
より得られる振れによらない適正な振れ補正が実行され
るようになる。
【0012】更に、前記禁止手段は、前記振れの検出期
間中には、前記フラッシュ発光手段による前記フラッシ
ュの発光動作を遅延するものでもよい。この構成によれ
ば、フラッシュの発光期間外で振れの検出が行われるよ
うになり、適正な振れ検出が実行されるようになる。
【0013】請求項5記載の発明は、被写体に対するカ
メラ本体の振れを検出する振れ検出手段と、フラッシュ
を発光させるフラッシュ発光手段と、前記フラッシュが
発光中であるか否かを検出するフラッシュ発光検出手段
と、前記フラッシュが発光中である場合には、前記振れ
検出手段による前記振れの検出動作を禁止する禁止手段
とを備えたものである。
【0014】この構成によれば、フラッシュの発光期間
中は、振れ検出手段による振れの検出動作が禁止される
ので、フラッシュ発光により生じ得る振れの誤検出が防
止されるようになる。
【0015】請求項6記載の発明は、被写体に対するカ
メラ本体の振れを検出する振れ検出手段と、フラッシュ
を発光させるフラッシュ発光手段と、前記フラッシュが
発光中であるか否かを検出するフラッシュ発光検出手段
と、前記フラッシュの発光期間中に検出された前記振れ
の振れ補正への使用を禁止する禁止手段とを備えたもの
である。
【0016】この構成によれば、フラッシュの発光期間
中に検出された振れの振れ補正への使用が禁止されるの
で、フラッシュ発光により生じ得る誤検出により得られ
る振れによらない適正な振れ補正が実行されるようにな
る。
【0017】請求項7記載の発明は、被写体に対するカ
メラ本体の振れを検出する振れ検出手段と、フラッシュ
を発光させるフラッシュ発光手段と、前記振れ検出手段
が前記振れを検出中であるか否かを検出する振れ検出状
態検出手段と、前記振れの検出期間中には、前記フラッ
シュ発光手段による前記フラッシュの発光動作を遅延す
る遅延手段とを備えたものである。
【0018】この構成によれば、フラッシュの発光期間
外で振れの検出が行われるようになり、適正な振れ検出
が実行されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のブ
ロック図である。カメラ1は、撮影部2、補正レンズ部
3、振れ検出部4、振れ補正量設定部5、駆動部6、位
置検出部7、露出制御部8、モード判定部9、測距モジ
ュール10、フォーカス部11及び振れ表示部12によ
り構成されている。
【0020】撮影部2は、光軸Lを有する撮影レンズ2
1、装填されたフィルム22を光軸L上の結像位置に給
送する図略の機構部、及びフィルム22の前方に配置さ
れるシャッタ23を備え、被写体像を撮影するものであ
る。
【0021】補正レンズ部3は、撮影レンズ21の前方
に配置された横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レン
ズ32で構成され、被写体像振れをプリズム方式で補正
するものである。横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正
レンズ32は、それぞれ、光軸Lに平行な光軸を有し、
光軸Lと直交する面上を互いに直交する横及び縦方向に
移動可能に支持されている。
【0022】振れ検出部4は、検出用レンズ41、振れ
センサ42、振れセンサ制御部43及び信号処理部44
により構成されており、被写体に対するカメラ1本体の
相対的な振れにより生じる被写体像振れを検出するため
の画像データを得るものである。検出用レンズ41は、
撮影レンズ21の光軸Lと平行な光軸を有し、被写体像
を後方の振れセンサ42上に結像させるものである。
【0023】振れセンサ42は、複数のCCD等の光電
変換素子が二次元状に配列されたエリアセンサであり、
検出用レンズ41により結像された被写体像を受光し、
受光量に応じた電気信号を得るものである。被写体像の
画像信号は、各光電変換素子で受光されて得られた電気
信号である画素信号の平面的な集合として得られる。本
実施形態では、振れセンサ42は、輝度検知素子を有し
ており、各CCDに適正な電荷が蓄積されると自動的に
受光動作を終了し、この受光動作の終了を示す信号(以
下、受光終了信号という。)を振れセンサ制御部43に
返す構成になっている。
【0024】振れセンサ制御部43は、振れセンサ42
に対し所定の電荷蓄積時間(積分時間)で受光動作を繰
り返し行わせ、受光動作で得られた各画素信号を信号処
理部44に送出させるものである。この受光動作が終了
したか否かは、振れセンサ42からの受光終了信号の有
無に応じて判定され、この信号が返されてくる度に受光
動作が繰り返されるようになっている。また、振れセン
サ制御部43は、受光動作の開始前に、受光動作(積分
時間)中であることを示すフラグFI を“1”にセット
し、受光動作が終了するとフラグFI を“0”にセット
する。このフラグFI 情報はフラッシュ制御部84に渡
されるようになっている。
【0025】信号処理部44は、振れセンサ42からの
各画素信号に対し、所定の信号処理(信号増幅及びオフ
セット調整等の処理)を施して、画素データにA/D変
換するものである。
【0026】図2は、振れ検出部4がカバーする振れ検
出エリアの一例を示す図で、(a)はカメラ1が横向き
姿勢にある場合の振れ検出エリアの様子を示し、(b)
は縦向き姿勢の場合の振れ検出エリアの様子を示してい
る。本実施形態では、振れ検出部4は、図2(a)に示
されるように、撮影画面に対して、中央に位置する振れ
検出エリアA1と、周辺のエリアとして例えば左側に位
置する振れ検出エリアA2とをカバーするように構成さ
れている。即ち、振れセンサ42は、検出用レンズ41
によって結像される被写体像のうち、振れ検出エリアA
1内に対応する被写体像をカバーするだけの受光素子が
形成された受光面と、振れ検出エリアA2内に対応する
被写体像をカバーするだけの受光素子が形成された別の
受光面とを有している。
【0027】なお、振れ検出部4は、撮影画面の全てを
カバーする振れセンサ42を用いてもよい。この場合、
画像処理の段階で、検出エリアA1,A2に相当するエ
リアの信号を抽出するようにしてもよい。
【0028】図1に示される振れ補正量設定部5は、振
れ量検出部51、係数変換部52、目標位置設定部5
3、補正ゲイン設定部54、温度センサ55、メモリ5
6、位置データ入力部57、基準・補正位置設定部58
及び姿勢判断部59により構成され、駆動部6に対して
駆動信号を生成するための設定データをセットするもの
である。温度センサ55は、カメラ1の環境温度を検出
するものである。メモリ56は、振れ量検出部51で用
いられる画像データや振れ量等のデータを一時記憶する
RAMや、係数変換部52で用いられる変換係数や姿勢
判断部59で用いられる差データに対応するカメラ1の
姿勢情報等を記憶するEEPROMにより構成される。
【0029】図3は、振れ量検出部51のブロック図で
ある。振れ量検出部51は、振れ量算出部511、デー
タ選択部512及び予測振れ量算出部513によって構
成され、信号処理部44からの画像データを用いて振れ
量を求め、この振れ量を利用して更に予測振れ量を求め
るものである。
【0030】振れ量算出部511は、画像データダンプ
部511a、検出エリア選択部511b、画像比較演算
部511c、代用決定部511d及び代用振れ量算出部
511eによって構成されている。画像データダンプ部
511aは、信号処理部44からの画像データをメモリ
56(RAM)にダンプするものである。メモリ56に
は、振れ検出エリアA1,A2の各々の画像データが記
憶される。
【0031】検出エリア選択部511bは、振れ検出エ
リアA1,A2のうちからどちらか一方を選択するもの
であり、画像比較演算部511cは、選択されたエリア
内の画像データを利用して振れ量を導出するものであ
る。本実施形態では、検出エリア選択部511bは、後
述の姿勢判断部59からの横向き姿勢か縦向き姿勢のい
ずれであるかを示すカメラ姿勢情報に応じて、振れ検出
エリアA1,A2のどちらか一方を選択する。
【0032】即ち、カメラ姿勢情報が縦向き姿勢を示す
場合には、検出エリア選択部511bは、メモリ56か
ら振れ検出エリアA1内の画像データを優先して読み出
し、この画像データのコントラスト値CA1を所定値Ca
と比較し、CA1がCaよりも高ければ振れ検出エリアA
1を選択し、そうでなければ振れ検出エリアA2を選択
する。縦向き姿勢の場合には、図2(b)に示されるよ
うに、振れ検出エリアA2は、主被写体と関係のない空
や地面等の存在する可能性が高い一方、振れ検出エリア
A1は、主被写体の存在する可能性が高いからである。
これに対して、横向き姿勢の場合には、検出エリア選択
部511bは、メモリ56から振れ検出エリアA1,A
2内の画像データを読み出し、両エリア内の画像のコン
トラスト値CA1,CA2を比較し、コントラスト値が高い
方のエリアを選択する。横向き姿勢の場合、主被写体
は、振れ検出エリアA1,A2のいずれのエリアにも同
じように存在する可能性があるからである。なお、上記
各コントラスト値は、コントラスト値の最大値でもよく
平均値でもよい。
【0033】画像比較演算部511cは、検出エリア選
択部511bにより選択された振れ検出エリア内の画像
データを利用して、振れ量を求めるものである。即ち、
メモリ56に記憶されている最新の画像データについ
て、基準画像に対応する画像を参照画像として抽出し、
基準画像位置に対する参照画像位置の変化量から画素数
単位の振れ量が求められる。振れ量は、横及び縦方向の
各々について求められ、メモリ56に一時記憶される。
【0034】図4は、鏡胴内に収納された縦振れ補正レ
ンズ32等の斜視図である。本実施形態では、縦振れ補
正レンズ32は、鏡胴24内に収納され、支点Oで回動
可能に支持されたフレーム321に取り付けられてい
る。フレーム321の外周部における支点Oの反対側に
は、ギヤ部322が形成されている。このギヤ部322
と噛合するギヤ631を有するモータ632が駆動する
ことで、縦振れ補正レンズ32は略縦方向に移動する。
図4から理解されるように、縦振れ補正レンズ32は、
鏡胴24の内径に当たる可動範囲R内において、略縦方
向に移動可能である。横方向についても同様である。
【0035】ここで、図4により画像比較演算部511
cが用いる基準画像について説明する。基準画像は、補
正レンズ部3の各レンズが所定の基準位置、例えば各レ
ンズが互いに逆向きに等距離移動可能な中央位置(図4
ではRa=Rbとなる位置)にセットされた際に、振れ
検出部4から取り込まれた画像データに含まれる画像の
ことである。このように、中央位置を基準にすること
で、一方の可動範囲が他方よりも短い場合に生じやすく
なるレンズが終端に当たりやすくなるという問題が回避
される。
【0036】図3に示される代用決定部511dは、後
述するフラッシュ制御部54からのフラグFIFを用い
て、積分時間中にフラッシュが発光したか否かの判定を
行い、積分時間中にフラッシュが発光した場合(フラグ
IF=“1”の場合)には、代用振れ量算出部511e
が動作するように設定するものである。
【0037】代用振れ量算出部511eは、代用決定部
511dによる設定に応じて、フラッシュが発光した積
分時間で得られた画像データから求められる振れ量の代
わりに、メモリ56に記憶された過去の振れ量を用いて
代用振れ量を求めるものである。
【0038】図5は、代用振れ量算出部511eの動作
を説明するための図である。図5において、時間T1は
振れセンサ42の積分時間、時間T2は振れセンサ42
の画像情報がメモリ56にダンプされるまでに要する転
送時間、時間T3は振れ量算出の演算時間、時間T4は
予測振れ量算出の予測演算時間である。また、ta,t
b,tc時点は、積分時間T1の中間時点を表し、この
順番で時刻が古くなっている。
【0039】図5の例では、前回の周期Tb及び前々回
の周期Tcにおける各積分時間T1内は、フラッシュ非
発光状態にある。これに対して、現周期Taにおける積
分時間T1内は、フラッシュ発光状態にある。このよう
に積分時間T1内がフラッシュ発光状態にあると、振れ
センサ42から得られる被写体画像がフラッシュ光によ
って明るくなって、その大きさが変化し、この結果、画
像比較で得られる振れ量が大きく変化してしまう不具合
(振れ量検出誤差)が生じる。
【0040】そこで、代用振れ量算出部511eは、時
点tb,tcで実際に検出された振れ量Eb,Ecを用
いた(数1)の演算によって、現周期Taに対する代用
振れ量Ea’を算出する。
【0041】
【数1】Ea’=Eb+(Eb−Ec)×Ta/Tb 代用振れ量Ea’は、横及び縦方向の各々について求め
られ、画像比較演算部511cによる振れ量Ea(図5
に示される「フラッシュ光によるズレ」を含んでい
る。)の代わりにメモリ56に一時記憶される。なお、
振れ検出誤差が少し大きい場合や振れが実際に大きく変
化している場合には、過去の振れ量を平均化し、平均化
されたデータを用いて代用振れ量を求めるようにしても
よい。また、(数1)の算出方法に限らず、後述の予測
振れ量算出部513と同様にして、例えば時点taにお
ける代用振れ量を予測算出する方法も採用可能である。
【0042】図6は、データ選択部512による振れ量
データ選択抽出の説明図である。データ選択部512
は、所定の基準時間(速度演算時間Tv及び加速度演算
時間Tα)を用いて、最新の振れ量を含む4個の振れ量
をメモり56から選択抽出するものである。即ち、最新
時点t1(以下taとする。)における振れ量Eaが選
択抽出され、時点taに対してTv(所要の信頼性を有
する振れ速度を求めるのに必要な時間幅)よりも長く且
つ最短となる時点t3(以下tbとする。)が検索さ
れ、この時点tbにおける振れ量Ebが選択抽出され
る。また、時点taに対してTα(所要の信頼性を有す
る振れ加速度を求めるのに必要な時間幅)よりも長く且
つ最短となる時点t5(以下tcとする。)が検索さ
れ、この時点Tcにおける振れ量Ecが選択抽出され
る。更に、時点tcに対して前述のTvよりも長く且つ
最短となる時点t7(以下tdとする。)が検索され、
この時点tdにおける振れ量Edが選択抽出される。こ
れら4個の振れ量Ea,Eb,Ec,Ed及び時点t
a,tb,tc,tdは、横及び縦方向の各々について
選択抽出されるとともに、対応してメモり56に記憶さ
れる。
【0043】但し、時点t1,t2,…の順に時刻が古
くなっている。また各時点は、積分時間の中間時点を表
している。更に、各時点における上向きの矢印は、検出
された振れ量を表しているもので、これらの振れ量はメ
モリ56に記憶されているものである。
【0044】なお、データ選択部512は、上記選択方
法に限らず、所定の基準時間に最も近い離間時間となる
時点における振れ量を選択するものでもよく、或いは所
定の基準時間よりも短く且つ最長となる離間時間となる
時点における振れ量を選択するようにしてもよい。
【0045】図3に示される予測振れ量算出部513
は、横及び縦方向の各々について、データ選択部512
で選択抽出された4個の振れ量を用いて予測振れ量を算
出するものである。即ち、最新の振れ量Eaと過去の1
つの振れ量Ebから(数2)により振れ速度V1が求め
られ、残りの古い方の2つの振れ量Ec,Edから(数
3)により振れ速度V2が求められる。そして、振れの
速度V1,V2から(数4)により振れ加速度αが求め
られる。
【0046】
【数2】V1=(Ea−Eb)/(ta−tb)
【0047】
【数3】V2=(Ec−Ed)/(tc−td)
【0048】
【数4】α=(V1−V2)/(ta−tc) 次いで、手振れによる振れはほぼ等加速度運動に従って
推移していくとの仮定に基づいて、最新の振れ量Ea、
振れ速度V1及び振れ加速度αから、(数5)により予
測振れ量EP が算出される。
【0049】
【数5】
【0050】但し、定数k(0<k<1)は、実際の手
振れに近づけるための補正係数であり、また、T=(1
/2)×T1+T2+T3+T4+Tdである。また、
時間Tdは、振れ量検出部51が予測振れ量を送出した
時点から補正レンズ部3による駆動が完了するまでに要
する時間である。
【0051】図1に示される係数変換部52は、横及び
縦方向の予測振れ量を、メモリ56に記憶されている変
換係数を用いて、補正レンズ部3に対する横及び縦方向
の目標角度位置(駆動量)に変換するものである。ま
た、係数変換部52は、温度センサ55で検出された環
境温度に応じて補正係数を算出し、この補正係数で横及
び縦方向の目標角度位置を補正する。この補正係数は、
環境温度変化に伴って生じる検出用レンズ41の焦点距
離や補正レンズ部3による光の屈折率(パワー)の変動
分を補正するためのものである。
【0052】目標位置設定部53は、温度補正された横
及び縦方向の目標角度位置を目標位置情報(駆動終了位
置)に変換するものである。これら横及び縦方向の目標
位置情報は、それぞれ設定データSDPH,SDPVとして
駆動部6にセットされる。
【0053】補正ゲイン設定部54は、温度センサ55
で検出された環境温度に応じて、横及び縦方向のゲイン
補正量を求め、それぞれを設定データSDGH,SDGV
して駆動部6にセットするものである。横及び縦方向の
ゲイン補正量は、それぞれ横及び縦方向の基本ゲインを
補正するものである。設定データSDGH,SDGV及び基
本ゲインの詳細については後述する。
【0054】位置データ入力部57は、位置検出部7の
各出力信号をA/D変換し、得られた各出力データか
ら、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の
各位置をモニターするものである。この位置データをモ
ニターすることで、補正レンズ部3用の駆動メカの異常
状態やカメラ姿勢等が検出可能となる。
【0055】駆動部6は、駆動制御回路61、横アクチ
ュエータ62及び縦アクチュエータ63により構成され
ている。駆動制御回路61は、目標位置設定部53及び
補正ゲイン設定部54からの設定データSDPH,S
PV,SDGH,SDGVに応じて、横及び縦方向の駆動信
号を生成するものである。横アクチュエータ62及び縦
アクチュエータ63は、コアレスモータ等(図4のモー
タ632及びギヤ631参照)で構成され、それぞれ駆
動制御回路61で生成された横及び縦方向の駆動信号に
応じて、横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ3
2を駆動するものである。
【0056】図7は、サーボ回路の一部を構成する駆動
制御回路61の一例を示すブロック図である。まず、駆
動制御回路61にセットされる設定データSDGH,SD
GVについて説明する。カメラ1は、その環境温度が変化
すると、振れ補正の駆動系に関する種々の特性が変化す
る。例えば、環境温度の変化に伴って、モータ(図4の
モータ632参照)の各トルク定数、補正レンズ部3及
び駆動部6における駆動系(可動メカ)のバックラッシ
ュ、及びその駆動系のギヤ(図4のギヤ部322及びギ
ヤ631参照)の硬さなどが変化する。
【0057】図8は、この変化の一要因となるモータト
ルクの温度特性図である。図8から理解されるように、
環境温度が基準温度(例えば25℃)から外れると、モ
ータトルクは基準温度での値とは異なる値を示す。この
結果、振れ補正に関する駆動特性が変化してしまうこと
となる。このように、横及び縦方向の基本ゲイン(基準
温度における駆動ゲイン)による駆動特性は、温度セン
サ55で得た環境温度が基準温度から外れると、変動す
るようになる。
【0058】そこで、補正ゲイン設定部54は、温度セ
ンサ55で得た環境温度に応じて、横及び縦方向の各基
本ゲインによる駆動特性の変動を補正するゲイン補正量
を生成する。本実施形態では、環境温度が基準温度から
外れることにより生じるモータトルク、バックラッシュ
及びギヤの硬さ等の各変動を個別に補正するゲイン補正
量を求めるための関数(環境温度を引数とする。)が、
横及び縦方向の各々について予め求められている。そし
て、横及び縦方向の各々について、各補正関数に温度セ
ンサ55で検出された環境温度が入力され、得られた各
値の合計値がゲイン補正量として求められる。これら横
及び縦方向のゲイン補正量は、それぞれ設定データSD
GH,SDGVとして、駆動制御回路61にセットされる。
【0059】次に、駆動制御回路61について説明す
る。図1では、説明の便宜上、設定データSDGH,SD
GVは、2本の信号線で伝送されるように図示している
が、実際には、図略の2本のデータ線(SCK,SD)
及び3本の制御線(CS,DA/GAIN,X/Y)に
よりシリアル伝送されてセットされる。同様に、設定デ
ータDPH,SDPVも交互に駆動制御回路61に送出され
る。
【0060】このため、駆動制御回路61は、バッファ
及びサンプルホールド回路等を備えている。即ち、図7
において、バッファ601,602は、それぞれ目標位
置設定部53から交互にセットされる設定データS
PH,SDPVを記憶するメモリである。
【0061】DAC603は、D/A変換器であり、バ
ッファ601にセットされた設定データSDPHを目標位
置電圧VPHに変換する。また、DAC603は、バッフ
ァ602にセットされた設定データSDPVを目標位置電
圧VPVに変換する。
【0062】S/H604,605はサンプルホールド
回路である。S/H604は、DAC603で変換され
た目標位置電圧VPHをサンプリングし、次のサンプリン
グまでその値をホールドする。同様に、S/H605
は、DAC603で変換された目標位置電圧VPVをサン
プリングし、次のサンプリングまでその値をホールドす
る。
【0063】加算回路606は、目標位置電圧VPHと横
位置検出部71の出力電圧VH との差電圧を求めるもの
である。加算回路607は、目標位置電圧VPVと縦位置
検出部72の出力電圧VV との差電圧を求めるものであ
る。加算回路606,607は、横位置検出部71及び
縦位置検出部72から出力される負電圧である出力電圧
H,VVと目標位置電圧VPH,VPVとを加算することに
より差電圧を求めている。
【0064】V/V608は、入力電圧を、基準温度に
対して予め設定された比率で、横方向の比例ゲインとし
ての電圧に増幅するものであり、V/V609は、入力
電圧を、基準温度に対して予め設定された比率で、縦方
向の比例ゲインとしての電圧に増幅するものである。こ
こで、横方向の比例ゲインとは、横振れ補正レンズ31
の目標位置と横位置検出部71により検出された横振れ
補正レンズ31の位置との差に比例するゲインのことで
ある。また、縦方向の比例ゲインとは、縦振れ補正レン
ズ32の目標位置と縦位置検出部72により検出された
縦振れ補正レンズ32の位置との差に比例するゲインの
ことである。
【0065】微分回路610は、基準温度に対して予め
設定された時定数による微分を、加算回路606で求め
られた差電圧に施して、横方向の微分ゲインとしての電
圧を得るものである。この得られた電圧は、横方向の速
度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相当
する。同様に、微分回路611は、基準温度に対して予
め設定された時定数による微分を、加算回路607で求
められた差電圧に施して、縦方向の微分ゲインとしての
電圧を得るものである。この得られた電圧は、縦方向の
速度差(目標の駆動速度と現在の駆動速度との差)に相
当する。
【0066】このように、V/V608,609及び微
分回路610,611によって、横及び縦方向の各々に
ついて、基準温度に対する基本ゲインとしての比例及び
微分ゲインの設定が行われる。
【0067】バッファ612は、補正ゲイン設定部54
からの設定データSDGHを記憶するメモリである。この
設定データSDGHとは、横方向の基本ゲイン(比例及び
微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例及び微分ゲ
イン補正量)である。バッファ613は、補正ゲイン設
定部54からの設定データSDGVを記憶するメモリであ
る。この設定データSDGVとは、縦方向の基本ゲイン
(比例及び微分ゲイン)を補正するゲイン補正量(比例
及び微分ゲイン補正量)である。
【0068】HPゲイン補正回路614は、V/V60
8で得られた横方向の比例ゲインに対して、バッファ6
12からの横方向の比例ゲイン補正量に相当するアナロ
グ電圧を加えて、温度補正後における横方向の比例ゲイ
ンを出力するものである。また、VPゲイン補正回路6
15は、V/V609で得られた縦方向の比例ゲインに
対して、バッファ613からの縦方向の比例ゲイン補正
量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後におけ
る縦方向の比例ゲインを出力するものである。
【0069】HDゲイン補正回路616は、微分回路6
10で得られた横方向の微分ゲインに対して、バッファ
612からの横方向の微分ゲイン補正量に相当するアナ
ログ電圧を加えて、温度補正後における横方向の微分ゲ
インを出力するものである。また、VDゲイン補正回路
617は、微分回路611で得られた縦方向の微分ゲイ
ンに対して、バッファ613からの縦方向の微分ゲイン
補正量に相当するアナログ電圧を加えて、温度補正後に
おける縦方向の微分ゲインを出力するものである。
【0070】このように、HPゲイン補正回路614、
VPゲイン補正回路615、HDゲイン補正回路616
及びVDゲイン補正回路617によって、基本ゲインと
しての比例及び微分ゲインが温度補正される。
【0071】LPF618は、HPゲイン補正回路61
4及びHDゲイン補正回路616の各出力電圧に含まれ
る高周波ノイズを除去するローパスフィルタである。L
PF619は、VPゲイン補正回路615及びVDゲイ
ン補正回路617の各出力電圧に含まれる高周波ノイズ
を除去するローパスフィルタである。
【0072】ドライバー620は、LPF618、61
9の出力電圧に対応した駆動電力を、それぞれ横アクチ
ュエータ62及び縦アクチュエータ63に供給するモー
タ駆動用のICである。
【0073】図1に示される位置検出部7は、横位置検
出部71及び縦位置検出部72により構成されている。
横位置検出部71及び縦位置検出部72は、それぞれ横
振れ補正レンズ31及び縦振れ補正レンズ32の現在位
置を検出するものである。
【0074】図9は、横位置検出部71の構成図であ
る。横位置検出部71は、発光ダイオード(LED)7
11、スリット712及び位置検出素子(PSD)71
3を有している。LED711は、横振れ補正レンズ3
1のフレーム311におけるギヤ部の形成位置に取り付
けられている(図4のLED721参照)。スリット7
12は、LED711の発光部から射出される光の指向
性を鋭くするためのものである。PSD713は、鏡胴
24の内壁側におけるLED711に対向する位置に取
り付けられ、LED711からの射出光束の受光位置
(重心位置)に応じた値の光電変換電流I1,I2を出
力するものである。光電変換電流I1,I2の差が測定
されることで、横振れ補正レンズ31の位置が検出され
るようになっている。縦位置検出部72も、同様にして
縦振れ補正レンズ32の位置を検出するように構成され
ている。
【0075】図10は、横位置検出部71のブロック図
である。横位置検出部71は、LED711及びPSD
713に加えて、I/V変換回路714,715、加算
回路716、電流制御回路717、減算回路718及び
LPF719等により構成されている。I/V変換回路
714,715は、それぞれPSD713の出力電流I
1,I2を電圧V1,V2に変換するものである。加算
回路716は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の加算電圧V3を求めるものである。電流
制御回路717は、加算回路716の出力電圧V3、即
ちLED711の発光量を一定に保持するようにトラン
ジスタTr1のベース電流を増減するものである。減算
回路718は、I/V変換回路714,715の出力電
圧V1,V2の差電圧V4を求めるものである。LPF
719は、減算回路718の出力電圧V4に含まれる高
周波成分をカットするものである。
【0076】次に、横位置検出部71による検出動作に
ついて説明する。PSD713から送出された電流I
1,I2は、それぞれI/V変換回路714,715で
電圧V1,V2に変換される。
【0077】次いで、電圧V1,V2は加算回路716
で加算される。電流制御回路717は、この加算により
得られた電圧V3が常に一定となる電流を、トランジス
タTr1のベースに供給する。LED711は、このベ
ース電流に応じた光量で発光する。
【0078】他方、電圧V1,V2は、減算回路718
で減算される。この減算により得られた電圧V4は、横
振れ補正レンズ31の位置を示す値になっている。例え
ば、PSD713の中心から右側に長さx離れた位置に
受光位置(重心位置)がある場合、長さx,電流I1,
I2及びPSD713の受光エリア長Lは、(数6)の
関係を満たす。
【0079】
【数6】
【0080】同様に、長さx,電圧V1,V2及び受光
エリア長Lは(数7)の関係を満たす。
【0081】
【数7】
【0082】これより、V2+V1の値、即ち電圧V3
の値が常に一定となるように制御すれば(数8)の関係
が得られ、V2−V1の値、即ち電圧V4の値が長さx
を示すものとなり、電圧V4をモニターすれば横振れ補
正レンズ31の位置を検出することが可能となる。
【0083】
【数8】
【0084】図1に示される露出制御部8は、測光部8
1、露出決定部82、フラッシュ発光部83及びフラッ
シュ制御部84により構成されている。
【0085】モード判定部9は、「フラッシュ発光禁止
モード」、「夜景モード」、「スローシンクロモード」
及び「フラッシュオートモード」のいずれかのモードに
切り替えるスイッチSMDを監視して、いずれのモードが
選択されたかを判定するものである。
【0086】測光部81は、Cds(硫化カドミウム)
等の光電変換素子で被写体からの光を受光して、被写体
の明るさ(被写体輝度)を検出するものである。
【0087】図11は、露出決定部82のブロック図で
ある。露出決定部82は、露出時間決定部821、像振
れ発生判定部822、フラッシュ使用・未使用決定部8
23及びシャッタ開閉部824により構成されている。
露出時間決定部821は、測光部81で検出された被写
体輝度に応じて、適正露出時間(tss)を決定するも
のである。
【0088】像振れ発生判定部822は、モード判定部
9の判定結果が「フラッシュオートモード」の場合に、
露出時間決定部821で決定された適正露出時間が手振
れ限界時間(TLMD )以上であるか否かを判定するもの
である。手振れ限界時間は、手振れによる被写体像振れ
が目立たない程度の時間であり、例えば、撮影レンズ2
1の焦点距離をf[mm]とすれば、1/(1.4×f)
[秒]程度の時間になる。なお、適正露出時間が手振れ限
界時間以上になれば被写体像振れが目立つ(発生する)
ようになる。
【0089】フラッシュ使用・未使用決定部823は、
フラッシュを使用するか否かを決定するものである。即
ち、「フラッシュオートモード」の場合には、適正露出
時間が手振れ限界時間以上であればフラッシュ使用を決
定してフラグFF を“1”にセットし、そうでなければ
フラッシュ未使用を決定してフラグFF を“0”にセッ
トする。また、「スローシンクロモード」の場合にはフ
ラッシュ使用を決定してフラグFF を“1”にセット
し、「フラッシュ発光禁止モード」、「夜景モード」の
場合にはフラッシュ未使用を決定してフラグFF
“0”にセットする。このフラグFF は、フラッシュ制
御部84に渡されるようになっている。
【0090】シャッタ開閉部824は、図略のタイマー
を有しており、シャッタ23を開くとともにタイマーを
スタートさせ、このスタート時点からの経過時間が適正
露出時間になればシャッタ23を閉じるものである。
【0091】図1に示されるフラッシュ発光部83は、
Xe(クセノン)管等の白色光源であるフラッシュ、及
びこのフラッシュに充電電力を供給する充電用コンデン
サ等により構成(図示省略)される。本実施形態では、
図略の制御用ポート(PF )が“1”にセットされると
充電用コンデンサからフラッシュへの充電電力の供給が
開始され、“0”にセットされるとその供給が停止する
ようになっている。
【0092】フラッシュ制御部84は、充電用コンデン
サからフラッシュへの充電電力の供給を開始させ、被写
体で反射して戻ってくるフラッシュの光量を監視し、監
視中の光量が適正露光に達した時点で充電電力の供給を
停止させる制御を行うものである。本実施形態では、フ
ラッシュ制御部84は、図略の割込タイマーを有し、フ
ラッシュ使用時(フラグFF =“1”)、割込タイマー
のスタートから所定時間経過時にフラッシュへの充電電
力の供給を開始させ(“1”→PF )、割込タイマーを
再度スタートさせる。このスタートからフラッシュ発光
時間経過時に、フラッシュへの充電電力の供給が停止さ
れる(“0”→PF )。フラッシュ発光時間は、監視中
の光量が適正露光に達した時点でフラッシュの発光が終
了するように、例えば被写体距離や被写体輝度等の被写
体条件に応じて予め算出されるものである。
【0093】また、フラッシュ制御部84は、フラッシ
ュへの充電電力の供給を開始させてから停止させるまで
に、積分時間中になれば(FI =“1”になれば)、積
分時間中にフラッシュが発光したことを示すフラグFIF
を“1”にセットする。このフラグFIFは代用決定部5
11dに渡されるようになっている。
【0094】測距モジュール10は、赤外のLED(I
RED)と、被写体で反射して戻ってくるLEDの光を
受光する一次元PSD等により構成され、PSDの受光
位置に応じて被写体までの距離に相当する測距情報を得
るものである。なお、測距モジュール10は、このアク
ティブ方式のものに限らず、被写体からの光を受光する
一対のラインセンサ等により構成される外光パッシブモ
ジュールでもよい。外光パッシブモジュールでは、一対
のラインセンサで被写体像が受光され、両ラインセンサ
間での被写体像のズレ量から被写体までの距離に相当す
る測距データが求められるようになっている。
【0095】フォーカス部11は、測距モジュール10
からの測距情報に応じてデフォーカス量を求め、このデ
フォーカス量に応じて撮影レンズ21を合焦位置に駆動
するものである。
【0096】振れ表示部12は、例えばファインダー内
においてLEDセグメント等で、振れ量検出部51から
の振れ量の大きさに応じて、振れの状態を表示するもの
である。これにより、現在のカメラ振れ量が認識可能に
なる。
【0097】図12は、基準・補正位置設定部58の構
成図である。基準・補正位置設定部58は、基準位置設
定部581、差演算部582及び補正位置設定部583
により構成されている。
【0098】基準位置設定部581は、目標位置設定部
53に対し、補正レンズ部3の各レンズを中央位置に移
動させるための横及び縦方向の基準位置データを、設定
データSDPH,SDPVとして、駆動部6にセットさせる
ものである。
【0099】差演算部582は、横及び縦方向の基準位
置データに応じて移動した後の補正レンズ部3の各レン
ズの位置データを位置データ入力部57から取り込み、
取り込んだ両位置と横及び縦方向の基準位置との差を算
出するものである。得られた差データは、補正位置設定
部583及び姿勢判断部59に送出される。
【0100】図13は、差演算部582が算出する差の
発生を説明するための縦振れ補正レンズ32の正面図
で、(a)は撮影レンズが上/下方向に向けられている
場合を示し、(b)はカメラが横向き姿勢の場合を示
し、(c)は縦向き姿勢の場合を示している。
【0101】例えば、縦方向の基準位置(例えば中央位
置)データに応じてギヤ631を回動させて停止状態と
なったモータ632(図4を参照)のサーボ力が、縦振
れ補正レンズ32及びフレーム321の重力の影響を受
けなければ、縦振れ補正レンズ32は、図13(a)に
示されるように、中央位置に正確に停止する。
【0102】ここで、横向き姿勢の場合には、停止状態
となったモータ632のサーボ力が縦れ補正レンズ32
及びフレーム321の下向きの重力に負けて、縦振れ補
正レンズ32は、中央位置まで上昇することができず、
図13(b)に示されるように、そのわずか下側の位置
で平衡して停止する。
【0103】これに対して、縦向き姿勢の場合には、停
止状態となったモータ632のサーボ力が、図13
(c)に示されるように重力の影響を(全く乃至はほと
んど)受けないので、縦振れ補正レンズ32は、中央位
置に(略)正確に停止する。
【0104】そこで、横向き姿勢の差データを予め求め
てメモリ56に記憶しておく。同様に、横振れ補正レン
ズ31について、縦向き姿勢の差データを予め求めてメ
モり56に記憶しておく。
【0105】図14は、差データとともにメモリ56に
予め記憶されるカメラ1の姿勢情報を説明するための、
一例となる横向き姿勢での補正レンズ部3の停止位置を
示す図である。−Hmax から+Hmax は、横振れ補正レ
ンズ31の可動範囲を示し、−Vmax から+Vmax は、
縦振れ補正レンズ32の可動範囲を示している。
【0106】横向き姿勢の場合、横及び縦方向の基準位
置データがセットされると、横振れ補正レンズ31は基
準位置(H=0)で停止し、縦振れ補正レンズ32は基
準位置から下方にずれた位置(V=−5)で停止する。
この時の「横向き姿勢」を示すカメラ姿勢情報が差デー
タ(0,−5)とともにメモリ56に記憶される。同様
に、カメラ1本体の右側が上になる「縦向き姿勢」を示
すカメラ姿勢情報は、差データ(−5,0)とともにメ
モリ56に記憶され、右側が下になる「縦向き姿勢」を
示すカメラ姿勢情報は、差データ(5,0)とともにメ
モり56に記憶される。
【0107】なお、上記の横向き姿勢及び縦向き姿勢に
限らず、図15に示されるように、斜め向き姿勢もカメ
ラ姿勢の検出対象に含めるようにしてもよい。この場
合、カメラ1本体の右側を45度上側に傾けた「斜め向
き姿勢」を示すカメラ姿勢情報は、差データ(−3,−
3)とともにメモリ56に記憶され、左側を45度上側
に傾けた「斜め向き姿勢」を示すカメラ姿勢情報は、差
データ(3,−3)とともにメモリ56に記憶される。
また、2次元を動作範囲とするレンズを使用すれば、1
つのレンズで差データを2次元的に測定することが可能
になる。更に、上記カメラ姿勢の判断に限らず、差デー
タが安定しない場合、カメラ1の姿勢が安定していない
と判断するようにしてもよい。つまり、両データをベク
トル的に扱えば全ての姿勢検出(判断)が可能になる。
【0108】図12に示される補正位置設定部583
は、差演算部582からの差データを保持し、目標位置
設定部53の変換で得られた横及び縦方向の目標位置に
対し、それぞれ差データの横及び縦方向の値を加えて
(加算することで目標位置が補正されるように差データ
が求められていることによる。但し、減算することで目
標位置が補正されるように差データが求められている場
合には減算となる。)、横及び縦方向の目標位置を補正
するものである。これにより、補正レンズ部3の各レン
ズは、対応する目標位置に正確に移動するようになる。
これら補正された横及び縦方向の目標位置は、目標位置
設定部53に渡され、それぞれ設定データSDPH,SD
PVとして駆動部6にセットされる。なお、補正位置設定
部583は、差データを保持するためのメモリを有する
ものでもよく、或いはメモり56のRAMを使用するも
のでもよい。
【0109】図1に示される姿勢判断部59は、差演算
部582からの差データとメモリ56の登録データとを
照合して、カメラ1の姿勢を検出(判断)するものであ
る。例えば、差データが(0,−5)の場合、照合の結
果、カメラ1は横向き姿勢であると判断される。カメラ
姿勢が判別できることで、振れ検出エリアの選定や、更
にはオートフォーカスにおける測距エリアの選定が容易
となり、より正確且つ高速な制御が可能になる。
【0110】なお、振れセンサ制御部43、信号処理部
44、振れ量検出部51、係数変換部52、目標位置設
定部53、補正ゲイン設定部54、位置データ入力部5
7、基準位置設定部58、姿勢判断部59、露出決定部
82(シャッタ開閉部824の駆動部分は除く。)、フ
ラッシュ制御部84及びモード判定部9等は、以下の処
理が記述されたプログラムを実行するMPU(マイクロ
プロセッサユニット)によって構成される。また、上記
各部は、1個或いは複数個のMPUで構成されたもので
もよい。
【0111】次に、カメラ1の動作について説明する。
図16は、カメラ1の動作を示すフローチャートであ
る。カメラ1が起動すると、スイッチS1がオンされた
か否かの判定が行われる(#5)。この判定はスイッチ
S1がオンされるまで繰り返される(#5でNO)。ス
イッチS1がオンされると(#5でYES)、フィルム
22に適正な露光を行うための「測光」のサブルーチン
が実行される(#10)。
【0112】図17は、「測光」のサブルーチンを示す
フローチャートである。このサブルーチンがコールされ
ると、測光部81で被写体からの光が受光されて被写体
輝度が検出され(#50)、この被写体輝度に応じて、
適正露出時間tssが決定される(#55)。
【0113】次いで、選択されたモードが「夜景モー
ド」であるか否かの判定が行われ(#60)、「夜景モ
ード」であれば(#60でYES)、フラグFF
“0”にセットされ(#65)、リターンする。
【0114】「夜景モード」でなければ(#60でN
O)、「スローシンクロモード」であるか否かの判定が
行われ(#70)、「スローシンクロモード」であれば
(#70でYES)、フラグFF が“1”にセットされ
(#75)、リターンする。
【0115】「スローシンクロモード」でなければ(#
70でNO)、「フラッシュオートモード」であって、
且つ適正露出時間tssが手振れ限界時間TLMD 以上で
あるか否かの判定が行われる(#80)。ステップ#8
0でYESであればフラグFF が“1”にセットされ
(#85)、そうでなければ“0”にセットされる(#
90)。
【0116】この後、リターンし、フィルム22の面に
ピントを合わせるために必要な測距情報が得られる(図
16の#15)。次いで、「振れ量検出」のサブルーチ
ンが実行される(#20)。
【0117】図18は、「振れ量検出」のサブルーチン
を示すフローチャートである。このサブルーチンがコー
ルされると、積分時間中を示すフラグFI が“1”にセ
ットされ(#100)、受光動作が開始される(#10
5)。
【0118】この後、受光終了信号の有無に応じて、受
光動作が終了したか否かの判定が行われる(#11
0)。この判定は、受光終了信号が受信されるまで繰り
返される(#110でNO)。受光動作が終了すると
(#110でYES)、フラグFIが“0”にセットさ
れる(#115)。
【0119】この後、振れセンサ42の受光動作で得ら
れた画像信号は、信号処理部44で画像データに変換さ
れた後、メモリ56にダンプされる(#120)。な
お、初期のデータダンプ時には、振れ検出エリアA1,
A2のうちからどちらか一方が選択される。次いで、振
れ量が求められる(#125)。
【0120】この後、積分時間中にフラッシュが発光し
たか否かの判定、即ちフラグFIFが“1”であるか否か
の判定が行われる(#130)。この場合、積分時間中
にフラッシュは発光せず、フラグFIFが“1”でないの
で(#130でNO)、リターンする。
【0121】次いで、ステップ#125で求められた振
れ量に応じて、ファインダー内に振れの状態が表示され
る(図16の#25)。この後、スイッチS2がオンさ
れたか否かの判定が行われる(#30)。スイッチS2
がオンされなければ、ステップ#20に戻る。これによ
り、振れ量導出と振れの状態表示が繰り返されるように
なる。
【0122】スイッチS2がオンされると(#30でY
ES)、「S2」のサブルーチンが実行される(#3
5)。
【0123】図19は、「S2」のサブルーチンを示す
フローチャートである。このサブルーチンがコールされ
ると、図16のステップ#15で得られた測距情報に応
じてデフォーカス量が求められ、デフォーカス量に応じ
て撮影レンズ21が合焦位置に駆動される(#15
0)。次いで、温度センサ51で検出された環境温度に
応じて、横及び縦方向のゲイン補正量が求められ、それ
ぞれが設定データSDGH,SDGVとして駆動制御部61
にセットされる(#155)。
【0124】この後、図18の「振れ量検出」のサブル
ーチンがコールされ(#160)、ステップ#100〜
#125の処理が実行された後、ステップ#130のN
Oでリターンする。
【0125】次いで、このサブルーチンの処理が5回繰
り返されたか否かの判定が行われる(#165)。5回
未満なら(#165でNO)、ステップ#160に戻
る。これにより、予測振れ量を算出するのに必要な振れ
量がメモり56に記憶される。「振れ量検出」のサブル
ーチンが5回繰り返されると(#165でYES)、シ
ャッタ23が開き(#170)、適正露出時間経過時に
シャッタ23を閉じるためのタイマーがスタートする
(#175)。
【0126】この後、フラッシュ使用・未使用の判定、
即ちフラグFF が“1”であるか否かの判定が行われる
(#180)。フラグFF が“1”であれば(#180
でYES)、フラッシュ発光の割込タイマーがスタート
し(#185)、そうでなければステップ#185はス
キップされる(#180でNO)。ステップ#185で
割込タイマーがスタートすると、スタート時点から所定
時間経過時に、「フラッシュオン割込」が発生する(#
215)。
【0127】図20は、「フラッシュオン割込」処理の
フローチャートである。このタイマー割込処理が発生す
ると、制御用ポートPF が“1”にセットされ、フラッ
シュの発光が開始する(#250)。次いで、積分時間
中であるか否か、即ちフラグFI が“1”であるか否か
の判定が行われる(#255)。フラグFI が“1”で
あれば(#255でYES)、積分時間中にフラッシュ
が発光したことを示すフラグFIFが“1”にセットされ
(#260)、そうでなければステップ#260はスキ
ップされる(#255でNO)。この後、ステップ#2
20の「フラッシュオフ割込」のために割込タイマーが
再度スタートし(#265)、本割込処理が終了する。
なお、ステップ#265の割込タイマーが再度スタート
してからフラッシュ発光時間が経過すれば、「フラッシ
ュオフ割込」が発生する(#220)。
【0128】図21は、「フラッシュオフ割込」処理の
フローチャートである。この割込が発生すると、フラグ
I が“1”であるか否かの判定が行われる(#27
5)。フラグFI が“1”であれば(#280でYE
S)、フラグFIFが“1”にセットされ(#280)、
そうでなければステップ#280はスキップされる(#
275でNO)。この後、制御用ポートPF が“0”に
セットされ、フラッシュの発光が終了し(#285)、
本割込処理が終了する。
【0129】図19のステップ#185の後、図18の
「振れ量検出」のサブルーチンがコールされ(#19
0)、ステップ#100〜#125の処理が実行され
る。次いで、フラグFIFが“1”であるか否かの判定が
行われる(#130)。フラグFIFが“1”であれば
(#130でYES)、ステップ#125で求められた
振れ量に代わる振れ量(代用振れ量)が算出され(#1
35)、そうでなければ(#130でNO)、ステップ
#135はスキップされる。この後、リターンする。
【0130】次いで、得られた振れ量から予測振れ量が
求められ、この予測振れ量が駆動量に変換されて駆動信
号が生成され、この駆動信号に応じて補正レンズ部3の
駆動が行われる(#195)。
【0131】この後、ステップ#175のタイマースタ
ート時点からの経過時間が適正露出時間tss以上であ
るか否かの判定が行われる(#200)。経過時間がt
ss以上でなければ(#200でNO)、ステップ#1
90に戻る。これにより、経過時間がtss以上になる
まで、振れ量検出及び振れ補正駆動の処理が繰り返され
るようになる。
【0132】経過時間がtss以上になると(#200
でYES)、シャッタ23が閉じられ(#205)、振
れ補正終了処理(横振れ補正レンズ31及び縦振れ補正
レンズ32の所定位置への固定、駆動部6に対する電力
供給の停止等の処理)が実行され(ステップ#21
0)、本フローチャートの処理が終了する。
【0133】なお、本実施形態では、積分時間中にフラ
ッシュが発光した場合、過去の振れ量を用いて、代用振
れ量を算出する構成になっているが、積分時間中にフラ
ッシュが発光する場合、フラッシュ発光の終了を待っ
て、次の周期を開始させる構成でもよい。
【0134】図22は、このフラッシュの発光の終了を
待って次の周期を開始させる様子を示す図である。図2
2の例では、現周期Taの積分時間T1は、前回の周期
Tbの終了直後に開始するようにするとフラッシュ発光
の影響を受けてしまう。そこで、振れセンサ制御部43
は、発光状態検出手段として制御用ポートPF を監視
し、禁止手段として“1”になっていれば“0”になる
のを待って、次の受光動作が開始するように振れセンサ
42を制御する。これにより、図22に示されるように
フラッシュ発光の影響を回避することが可能になる。な
お、この場合、代用振れ量算出部511eとこれに伴う
制御等は不要になる。
【0135】図23は、振れセンサ制御部43が制御用
ポートPF を監視する場合の「振れ量検出」のサブルー
チンを示すフローチャートである。このサブルーチンが
コールされると、制御用ポートPF が“1”であるか否
かの判定が行われる(#300)。この判定は、制御用
ポートPF が“1”であれば“0”になるまで、即ちフ
ラッシュ発光が終了するまで繰り返される(#300で
YES)。
【0136】制御用ポートPF が“1”でなければ(#
300でNO)、「フラッシュオン割込」が禁止され
(#305)、受光動作が開始される(#310)。
【0137】この後、受光終了信号の有無に応じて、受
光動作が終了したか否かの判定が行われる(#31
5)。この判定は、受光終了信号が受信されるまで繰り
返される(#315でNO)。受光動作が終了すると
(#315でYES)、「フラッシュオン割込」が許可
される(#320)。次いで、振れセンサ42の受光動
作で得られた画像信号は、信号処理部で画像データに変
換された後、メモリ56にダンプされ(#325)、振
れ量が求められる(#330)。これにより、フラッシ
ュ発光の影響を受けない振れ量を用いて、補正レンズ部
3を駆動することが可能になる。
【0138】また、本実施形態に限らず、振れ量算出部
511は、発光状態検出手段として制御用ポートPF
監視し、積分時間中にフラッシュが発光した場合、禁止
手段として積分時間で得られる画像データは使用せず
に、フラッシュの発光期間以外における積分時間で得ら
れた画像データのみを用いて振れ量を求めるようにして
もよい。
【0139】また、本実施形態に限らず、フラッシュ制
御部84は、振れ検出状態検出手段として振れ検出部4
が振れ検出中であるか否かを検出し、振れ検出中である
ときは、禁止手段としてフラッシュ発光部83の発光動
作を禁止するようにしてもよい。
【0140】また、角速度センサ等により構成される振
れ検出部の場合、フラッシュ発光時には電源条件が悪く
なるため、フラッシュ発光中は振れ検出結果を使用しな
いようにすることで、上記同様、信頼性の高い振れ検出
が行えるという効果が得られるようになる。
【0141】更に、振れ量検出部51は、振れ表示部1
2用の振れ量を求める場合、基準画像を更新するように
してもよい。この場合、補正レンズ部3は、振れ補正が
実行されないので駆動されない。このため、例えば、順
次検出される参照画像位置が基準画像位置からずれた後
に変化しなくなった場合、変化しなくなった後の参照画
像位置が基準画像位置からずれていれば、変化しないに
も拘わらず、振れ量が検出されてしまう。このような振
れ量は、基準画像を例えば最新画像データの直前の画像
データに更新すれば、検出されなくなり、常に振れに応
じた振れ量が求められるようになる。
【0142】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、フラッシュ発光によって生じる
ことが予想される悪影響を回避して、適正な振れ検出乃
至は適正な振れ補正の実行が可能になる。
【0143】請求項2及び5記載の発明によれば、フラ
ッシュ発光により生じ得る振れの誤検出を防止すること
が可能になる。
【0144】請求項3及び6記載の発明によれば、フラ
ッシュ発光により生じ得る誤検出により得られる振れに
よらない適正な振れ補正の実行が可能になる。
【0145】請求項4及び7記載の発明によれば、適正
な振れ検出の実行が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】(a)は、カメラが横向き姿勢にある場合の振
れ検出エリアの様子を示し、(b)は、縦向き姿勢の場
合の振れ検出エリアの様子を示す図である。
【図3】振れ量検出部のブロック図である。
【図4】鏡胴内に収納された縦振れ補正レンズ等の斜視
図である。
【図5】代用振れ量算出部の動作を説明するための図で
ある。
【図6】データ選択部による振れ量データ選択抽出の説
明図である。
【図7】サーボ回路の一部を構成する駆動制御回路の一
例を示すブロック図である。
【図8】駆動特性の変化の一要因となるモータトルクの
温度特性図である。
【図9】横位置検出部の構成図である。
【図10】横位置検出部のブロック図である。
【図11】露出決定部のブロック図である。
【図12】基準・補正位置設定部のブロック図である。
【図13】差演算部が算出する差の発生を説明するため
の縦振れ補正レンズの正面図で、(a)は撮影レンズが
上/下方向に向けられている場合を示し、(b)はカメ
ラが横向き姿勢の場合を示し、(c)は縦向き姿勢の場
合を示している。
【図14】横向き姿勢での補正レンズ部の停止位置例を
示す図である。
【図15】斜め向き姿勢での補正レンズ部の停止位置例
を示す図である。
【図16】カメラの動作を示すフローチャートである。
【図17】「測光」のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図18】「振れ量検出」のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【図19】「S2」のサブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図20】「フラッシュオン割込」処理のフローチャー
トである。
【図21】「フラッシュオフ割込」処理のフローチャー
トである。
【図22】フラッシュの発光の終了を待って次の周期を
開始させる様子を示す図である。
【図23】振れセンサ制御部が制御用ポートPF を監視
する場合の「振れ量検出」のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 2 撮影部 3 補正レンズ部 4 振れ検出部(振れ検出手段) 5 振れ補正量設定部 6 駆動部 7 位置検出部 8 露出制御部 9 モード判定部 10 測距モジュール 11 フォーカス部 12 振れ表示部 21 撮影レンズ 23 シャッタ 31 横振れ補正レンズ 32 縦振れ補正レンズ 41 検出用レンズ 42 振れセンサ 43 振れセンサ制御部 44 信号処理部 51 振れ量検出部 52 係数変換部 53 目標位置設定部 54 補正ゲイン設定部 55 温度センサ 56 メモリ 57 位置データ入力部 58 位置・補正位置設定部 59 姿勢判断部 61 駆動制御回路 62 横アクチュエータ 63 縦アクチュエータ 71 横位置検出部 72 縦位置検出部 81 測光部 82 露出決定部 83 フラッシュ発光部(フラッシュ発光手段) 84 フラッシュ制御部 511a 画像データダンプ部 511b 検出エリア選択部 511c 画像比較演算部 511d 代用決定部(優先手段) 511e 代用振れ量算出部(優先手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対するカメラ本体の振れを検出
    する振れ検出手段と、フラッシュを発光させるフラッシ
    ュ発光手段と、前記振れを利用して振れ量を検出する振
    れ量検出手段と、前記フラッシュの発光期間中における
    前記振れの利用を禁止する禁止手段とを備えたことを特
    徴とする振れ補正機能付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記禁止手段は、前記フラッシュの発光
    期間中である場合には、前記振れ検出手段による前記振
    れの検出動作を禁止することを特徴とする請求項1記載
    の振れ補正機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記禁止手段は、前記フラッシュの発光
    期間中に検出された前記振れの振れ補正への使用を禁止
    することを特徴とする請求項1記載の振れ補正機能付き
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記禁止手段は、前記振れの検出期間中
    には、前記フラッシュ発光手段による前記フラッシュの
    発光動作を遅延することを特徴とする請求項1記載の振
    れ補正機能付きカメラ。
  5. 【請求項5】 被写体に対するカメラ本体の振れを検出
    する振れ検出手段と、フラッシュを発光させるフラッシ
    ュ発光手段と、前記フラッシュが発光中であるか否かを
    検出するフラッシュ発光検出手段と、前記フラッシュが
    発光中である場合には、前記振れ検出手段による前記振
    れの検出動作を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴
    とする振れ補正機能付きカメラ。
  6. 【請求項6】 被写体に対するカメラ本体の振れを検出
    する振れ検出手段と、フラッシュを発光させるフラッシ
    ュ発光手段と、前記フラッシュが発光中であるか否かを
    検出するフラッシュ発光検出手段と、前記フラッシュの
    発光期間中に検出された前記振れの振れ補正への使用を
    禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とする振れ補正
    機能付きカメラ。
  7. 【請求項7】 被写体に対するカメラ本体の振れを検出
    する振れ検出手段と、フラッシュを発光させるフラッシ
    ュ発光手段と、前記振れ検出手段が前記振れを検出中で
    あるか否かを検出する振れ検出状態検出手段と、前記振
    れの検出期間中には、前記フラッシュ発光手段による前
    記フラッシュの発光動作を遅延する遅延手段とを備えた
    ことを特徴とする振れ補正機能付きカメラ。
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