JPH1184014A - 2次元アレイ型放射線検出器 - Google Patents

2次元アレイ型放射線検出器

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Publication number
JPH1184014A
JPH1184014A JP24011997A JP24011997A JPH1184014A JP H1184014 A JPH1184014 A JP H1184014A JP 24011997 A JP24011997 A JP 24011997A JP 24011997 A JP24011997 A JP 24011997A JP H1184014 A JPH1184014 A JP H1184014A
Authority
JP
Japan
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dimensional array
radiation
radiation detector
dimensional
photodiode
Prior art date
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Pending
Application number
JP24011997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Tonami
寛道 戸波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH1184014A publication Critical patent/JPH1184014A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体を透過した放射線量を低減させずに、
放射線遮蔽を精度の良いものにし、放射線開口面積の誤
差をなくし、アーティファクトが発生しないような2次
元アレイ型放射線検出器を提供する。 【解決手段】 ガラス基板7の上にはフォトダイオード
4が形成されており、その上にはシンチレータ1が光学
接着されている。2次元シンチレータ1は、フォトダイ
オード4の画素ピッチに合わせて、ダイシングカットさ
れる。ダイシングカットはフォトダイオード4の層を傷
つけないように行われ、溝2の幅は2次元光検出素子の
不感帯のサイズによって決定される。このように構成さ
れた2次元シンチレータアレイに対し、溝2に沿ってワ
イヤ3を張って構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線テレビジョン
システムやX線CT装置等に使用される2次元アレイ型
放射線検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、X線テレビジョンシステムで
は、X線管からX線を放射し、被写体を透過したX線
は、イメージ管の前面にあるグリッドを通り、散乱線が
除去された後、イメージ管の投影面に可視影像を形成す
る。テレビカメラは光学系を介してこの影像を撮影し、
ビデオ信号を生成するようにしている。
【0003】また、X線CT装置では、一度に多くのス
ライスデータを得るために、X線検出素子をチャンネル
方向だけでなくそれに直交するスライス方向にも配列し
た2次元アレイ型放射線検出器が考えられており、コー
ンビームX線管と併用されて微小なスライスピッチのマ
ルチスライスデータを短時間のうちに収集するものと早
期実用化が期待されている。
【0004】この検出器は従来、図5のように構成され
ている。枠組み31の外枠32内には、チャンネル方向
及びそれに直交するスライス方向それぞれに所定のピッ
チで複数の枠34がX線及び光を透過しないWやMo等
の仕切り板33で仕切られており、コリメータ部分を形
成している。
【0005】全ての枠34は、少なくともX線検出素子
が挿入可能なサイズに設定される。複数の枠34はチャ
ンネル方向に、チャンネル方向のX線検出素子と同じ数
だけ、X線検出素子のチャンネル方向のピッチと同じピ
ッチで設けられる。
【0006】また、複数の枠34はスライス方向に、ス
ライス方向のX線検出素子の数と同じ数だけ、X線検出
素子のスライス方向のピッチと同じピッチで設けられ
る。
【0007】このような、枠34を形成するには、図6
(a)、(b)に示すように、チャンネル方向のX線検
出素子のピッチに対応したスリット35が設けられた仕
切り板33と、スライス方向のX線検出素子のピッチに
対応したスリット35が設けられた仕切り板33とを互
いにスリット35で嵌合して井げた状に組み合わせてい
る。
【0008】この枠34の中にシンチレータブロックや
フォトダイオードからなるX線検出素子が嵌め込まれて
2次元アレイ型放射線検出器が構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、X線テレビ
ジョンシステムでは、グリッドをイメージ管の前面に配
置する必要があるため、被写体を透過したX線量を低減
してしまうので、画質の良い画像が得られないという問
題等があった。
【0010】また、コーンビームCT装置ではX線遮蔽
のための仕切り板33は細長いものであるとともに、井
げた状に組み合わせるためにスリット35が設けられて
いるので、仕切り板33の長手方向のたわみに対する強
度が弱く、特に、仕切り板を製作したときに反りや歪み
が発生し、放射線検出器として組み立てると枠34の面
積すなわちX線開口面積に誤差やばらつきが生じ、画像
を構成したときにアーティファクトが発生するという問
題があった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、被写体を透過した放射線量を低減させず
に、放射線遮蔽を精度の良いものにし、放射線開口面積
の誤差をなくし、アーティファクトが発生しないような
2次元アレイ型放射線検出器を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2次元アレイ型放射線検出器は、複数の放
射線検出素子が、所定の間隔で2次元状に配置された2
次元アレイ型放射線検出器において、隣接する放射線検
出素子間に放射線及び光を透過させないワイヤ線を挿入
したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、以下、図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明による2次元アレイ型放射線
検出器の構成を、図2は図1におけるA−A´断面を示
す。
【0015】1は2次元状に形成されたシンチレータ、
2はシンチレータ1の縦横に形成された溝、3は溝2に
張られたワイヤ線、4は光検出素子としてa−Si等を
用いたフォトダイオード、5はフォトダイオード4から
の電気信号を順次読み取るための水平走査回路、6もフ
ォトダイオード4からの電気信号を順次読み取るための
垂直読取回路、7はガラス基板である。
【0016】ガラス基板7の上にはフォトダイオード4
が形成されており、その上にはシンチレータ1が光学接
着されている。
【0017】2次元シンチレータ1には、放射線の吸収
能が高く、強固でダイシングカットが可能なCdWO4
単結晶、Gd2 2 Sセラミックシンチレータ等が使用
され、フォトダイオード4の画素ピッチに合わせて、ダ
イシングカットされる。
【0018】ダイシングカットはフォトダイオード4の
層を傷つけないように行われ、溝2の幅は、2次元光検
出素子の不感帯のサイズによって決定される。
【0019】このように構成された2次元シンチレータ
アレイに対し、溝2に沿って、WやMoからなるワイヤ
3を張って図3のように張っていく。
【0020】図3に示すように、例えばワイヤ3をaか
ら溝に挿入していくと、a地点からこれに対向する位置
のb地点までワイヤ3をそのまま溝に渡しこみ、次にb
からcまでシンチレータ1の外側を巻くようにして、c
に至り、cからこの地点に対向するdまでワイヤ3を溝
に挿入する。
【0021】このようにして、aからjまで溝にワイヤ
を各列方向に張り、適宜エポキシ等の接着剤により硬化
させた後、jからkまでワイヤをシンチレータ1の外側
を巻くようにして回し、今度は各行方向に沿って上記と
同様な方法で、kからtまで溝にワイヤを挿入し、接着
させていく。
【0022】以上で各溝にワイヤが張られたわけである
が、再びaからtまで上記と同様な方法でワイヤを張っ
てゆき、シンチレータ1の高さになるまでこの操作を繰
り返す。
【0023】そして、ワイヤがシンチレータ1の高さま
で挿入されて完成した2次元アレイ型放射線検出器の溝
における断面は図2のようになっている。溝2に挿入さ
れたワイヤ3は縦横にクロスして交互に張られており、
このワイヤにより、散乱線の除去が行われる。
【0024】以上の実施例ではワイヤを張っていくよう
にしているが、ワイヤを溝の長さに切断して、これをシ
ンチレータの高さまで束ねて溝に挿入するようにしても
良い。
【0025】図4は別製作例であり、放射線透過性の良
いセラミック等の基台8上にシンチレータを接着し、ダ
イシングカット後、図3と同様にワイヤを巻き、接着剤
で硬化させ、接着面9にフォトダイオード基板を光学接
着して、2次元アレイ型放射線検出器を構成する。
【0026】なお、図4において、基台8とシンチレー
タとの接着にワックスを用いた場合、ワイヤを巻き、接
着剤で硬化させた後、加熱して基台8を取り外すことが
でき、シンチレータの基台8を取り外した面にフォトダ
イオード基板を光学接着するようにしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2次元ア
レイ型放射線検出器を用いれば、グリッドやイメージ管
を用いずにX線テレビジョンシステムを構成でき、被写
体を透過した放射線量を低減させることがないので、画
質の良い画像が得られるとともに、仕切り板を用いたコ
リメータを使用しないので、X線開口面積に誤差やばら
つきが生じることなく、画像を構成したときにアーティ
ファクトが発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の2次元アレイ型放射線検出
器の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A´断面を示す図である。
【図3】本発明の2次元アレイ型放射線検出器のワイヤ
を巻く方法を示す図である。
【図4】本発明の2次元アレイ型放射線検出器の他の製
造工程を示す図である。
【図5】従来の2次元アレイ型放射線検出器の構成を示
す図である。
【図6】図5の2次元アレイ型放射線検出器の仕切り板
の構成を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放射線検出素子が、所定の間隔で
    2次元状に配置された2次元アレイ型放射線検出器にお
    いて、隣接する放射線検出素子間に放射線及び光を透過
    させないワイヤ線が挿入されていることを特徴とする2
    次元アレイ型放射線検出器。
JP24011997A 1997-09-05 1997-09-05 2次元アレイ型放射線検出器 Pending JPH1184014A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24011997A JPH1184014A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 2次元アレイ型放射線検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24011997A JPH1184014A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 2次元アレイ型放射線検出器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1184014A true JPH1184014A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17054782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24011997A Pending JPH1184014A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 2次元アレイ型放射線検出器

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Country Link
JP (1) JPH1184014A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137234A (ja) * 1999-10-02 2001-05-22 Koninkl Philips Electronics Nv X線吸収用のグリッド
JP2002022836A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Shimadzu Corp マルチスライス放射線検出器

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JP2001137234A (ja) * 1999-10-02 2001-05-22 Koninkl Philips Electronics Nv X線吸収用のグリッド
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