JPH118142A - 電子部品 - Google Patents
電子部品Info
- Publication number
- JPH118142A JPH118142A JP9178969A JP17896997A JPH118142A JP H118142 A JPH118142 A JP H118142A JP 9178969 A JP9178969 A JP 9178969A JP 17896997 A JP17896997 A JP 17896997A JP H118142 A JPH118142 A JP H118142A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- core
- electronic component
- insulating film
- peripheral part
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- Pending
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 絶縁耐圧不良の無い、良品率のよいチョーク
コイル、トランス等の電子部品を提供する。 【解決手段】 縦巻コイル９をコアに組み込んでなるチ
ョークコイルおよびトランス等の電子部品において、コ
アの中央磁極とコイルの内周部間、および、コアのリタ
ーンパスとコイルの外周部間に、絶縁フィルム６および
７を装着して、絶縁を施す。
コイル、トランス等の電子部品を提供する。 【解決手段】 縦巻コイル９をコアに組み込んでなるチ
ョークコイルおよびトランス等の電子部品において、コ
アの中央磁極とコイルの内周部間、および、コアのリタ
ーンパスとコイルの外周部間に、絶縁フィルム６および
７を装着して、絶縁を施す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電源機器、
映像機器、音響機器、産業機器、通信・情報関連機器等
に用いられるチョークコイル、及びトランス等の電子部
品に関するものである。
映像機器、音響機器、産業機器、通信・情報関連機器等
に用いられるチョークコイル、及びトランス等の電子部
品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、長方形の断面を有する平角導線
（絶縁被覆を有する銅線またはアルミニウム線）の長
辺、すなわち幅方向が巻軸に垂直になるように巻いてコ
イルを形成する、いわゆる縦巻コイルをコアに組み込ん
でなる、チョークコイルおよびトランス等の電子部品に
おいては、コアの中央磁極とコイルの内周部間、コアの
リターンパスとコイルの外周部間に格別の絶縁を施して
いなかった。
（絶縁被覆を有する銅線またはアルミニウム線）の長
辺、すなわち幅方向が巻軸に垂直になるように巻いてコ
イルを形成する、いわゆる縦巻コイルをコアに組み込ん
でなる、チョークコイルおよびトランス等の電子部品に
おいては、コアの中央磁極とコイルの内周部間、コアの
リターンパスとコイルの外周部間に格別の絶縁を施して
いなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の前記電子部品にあっては、コイルとコア間に格別の絶
縁を施していなかったために、絶縁耐圧不良等が発生し
易く、不良率が時に増大するという問題があった。
の前記電子部品にあっては、コイルとコア間に格別の絶
縁を施していなかったために、絶縁耐圧不良等が発生し
易く、不良率が時に増大するという問題があった。
【０００４】そこで、本発明の目的は、絶縁耐圧不良の
無い、良品率のよいチョークコイル、トランス等の電子
部品を提供することである。
無い、良品率のよいチョークコイル、トランス等の電子
部品を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、平角導線を用
いた縦巻きコイルをコアに組み込んでなる電子部品にお
いて、前記縦巻コイルの内周部と前記コア間、および、
前記縦巻コイルの外周部と前記コア間に絶縁物を装着し
た電子部品である。
いた縦巻きコイルをコアに組み込んでなる電子部品にお
いて、前記縦巻コイルの内周部と前記コア間、および、
前記縦巻コイルの外周部と前記コア間に絶縁物を装着し
た電子部品である。
【０００６】さらに、本発明は、前記絶縁物は高分子組
成物よりなる絶縁フィルムである上記の電子部品であ
る。
成物よりなる絶縁フィルムである上記の電子部品であ
る。
【０００７】さらに、本発明は、前記絶縁フィルムは、
長方形で、かつ絶縁フィルムの長辺の異なる位置の縁辺
から上下に、各１箇所以上に切り込みを設けた上記の電
子部品である。
長方形で、かつ絶縁フィルムの長辺の異なる位置の縁辺
から上下に、各１箇所以上に切り込みを設けた上記の電
子部品である。
【０００８】さらに、本発明は、前記絶縁フィルムに、
長辺の縁辺に、上下各一箇以上のコイルのリード部を通
す切り欠きを設けた上記の電子部品である。
長辺の縁辺に、上下各一箇以上のコイルのリード部を通
す切り欠きを設けた上記の電子部品である。
【０００９】また、本発明は、前記絶縁フィルムはポリ
イミド組成物、またはポリエステル組成物のいずれかよ
りなる上記の電子部品である。
イミド組成物、またはポリエステル組成物のいずれかよ
りなる上記の電子部品である。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明は、縦巻コイルをコアに組
み込んでなるチョークコイルおよびトランス等の電子部
品において、コアの中央磁極とコイルの内周部間、およ
び、コアのリターンパスとコイルの外周部間に、絶縁フ
ィルムを装着して、絶縁を施すものである。
み込んでなるチョークコイルおよびトランス等の電子部
品において、コアの中央磁極とコイルの内周部間、およ
び、コアのリターンパスとコイルの外周部間に、絶縁フ
ィルムを装着して、絶縁を施すものである。
【００１１】
【実施例】以下に、図を用いて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【００１２】図１は、本実施例の絶縁フィルムと縦巻コ
イルを示す説明図であり、図２は、本実施例の縦巻コイ
ルの内周部に装着した絶縁フィルムを示す説明図であ
り、図３は、本実施例の縦巻コイルの外周部に装着した
絶縁フィルムを示す説明図であり、図４は、本実施例の
トランスの構成を示す分解説明図である。
イルを示す説明図であり、図２は、本実施例の縦巻コイ
ルの内周部に装着した絶縁フィルムを示す説明図であ
り、図３は、本実施例の縦巻コイルの外周部に装着した
絶縁フィルムを示す説明図であり、図４は、本実施例の
トランスの構成を示す分解説明図である。
【００１３】本実施例に用いた縦巻コイル９を、変性エ
ポキシアクリル樹脂被覆の０.３ｍｍ×４ｍｍの平角銅
線を内径５.５ｍｍで７ターン縦巻して得た。縦巻コイ
ル９の外径は、約１４ｍｍであった。
ポキシアクリル樹脂被覆の０.３ｍｍ×４ｍｍの平角銅
線を内径５.５ｍｍで７ターン縦巻して得た。縦巻コイ
ル９の外径は、約１４ｍｍであった。
【００１４】図１に示す環状の絶縁フィルム６を、図２
に示すように、厚さ１５μｍ、幅２.５ｍｍ、長さ２０
ｍｍの長方形のポリイミド組成物よりなるフィルム１の
長辺の異なる位置の縁辺から上下に切込み２と切り込み
３を設け、切込み２と切り込み３の端点を合わせるよう
に、切込み２と切り込み３を組み合わせて、環状に組み
立てて得た。
に示すように、厚さ１５μｍ、幅２.５ｍｍ、長さ２０
ｍｍの長方形のポリイミド組成物よりなるフィルム１の
長辺の異なる位置の縁辺から上下に切込み２と切り込み
３を設け、切込み２と切り込み３の端点を合わせるよう
に、切込み２と切り込み３を組み合わせて、環状に組み
立てて得た。
【００１５】また、図３に示すように、厚さ２５μｍ、
幅２.５ｍｍ、長さ４７ｍｍの長方形のポリエステル組
成物よりなるフィルム４の長辺の異なる位置の縁辺から
上下に切込み２と切り込み３を設けるとともに、フィル
ム４の長辺の上下に、コイルのリード部８を通す切り欠
き５を設け、上記と同様に組み立てて、環状の絶縁フィ
ルム７を得た。
幅２.５ｍｍ、長さ４７ｍｍの長方形のポリエステル組
成物よりなるフィルム４の長辺の異なる位置の縁辺から
上下に切込み２と切り込み３を設けるとともに、フィル
ム４の長辺の上下に、コイルのリード部８を通す切り欠
き５を設け、上記と同様に組み立てて、環状の絶縁フィ
ルム７を得た。
【００１６】そして、図１に示すように、縦巻コイル９
の内周部には、環状の絶縁フィルム６を矢印２４の方向
に入れて装着し、縦巻コイル９の外周部には、環状の絶
縁フィルム７をリード部８と溝５の位置を合わせて、矢
印２５の方向に入れて装着した。
の内周部には、環状の絶縁フィルム６を矢印２４の方向
に入れて装着し、縦巻コイル９の外周部には、環状の絶
縁フィルム７をリード部８と溝５の位置を合わせて、矢
印２５の方向に入れて装着した。
【００１７】本実施例のトランスは、図４に示すよう
に、縦巻コイル９の内外周部に絶縁フィルムを装着し、
すなわち、縦巻コイル９の内外周部とコア１１間に、絶
縁フィルム６，７を装着し（矢印２４，２５）、２次側
のコイル１２を絶縁シート１３で絶縁し、コア１１に組
み込み、ベース１４に乗せて、矢印２３の方向に重ねる
ようにしてから、ホルダ１５で一体化したものである。
２次側のコイルは、呼び径０.２ｍｍのＰＥＷ線を２１
ターン巻いたコイルである。
に、縦巻コイル９の内外周部に絶縁フィルムを装着し、
すなわち、縦巻コイル９の内外周部とコア１１間に、絶
縁フィルム６，７を装着し（矢印２４，２５）、２次側
のコイル１２を絶縁シート１３で絶縁し、コア１１に組
み込み、ベース１４に乗せて、矢印２３の方向に重ねる
ようにしてから、ホルダ１５で一体化したものである。
２次側のコイルは、呼び径０.２ｍｍのＰＥＷ線を２１
ターン巻いたコイルである。
【００１８】上記のようにして得られたトランスは、絶
縁破壊電圧で従来のトランスよりも４０％向上し、絶縁
耐圧不良の無い、不良率の少ないトランスが得られた。
縁破壊電圧で従来のトランスよりも４０％向上し、絶縁
耐圧不良の無い、不良率の少ないトランスが得られた。
【００１９】本実施例では、トランスをもって説明した
が、チョークコイルであっても、その効果に変わりはな
かった。
が、チョークコイルであっても、その効果に変わりはな
かった。
【００２０】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁耐圧不良の無い、
良品率のよいチョークコイル、トランス等の電子部品が
得られる。
良品率のよいチョークコイル、トランス等の電子部品が
得られる。
【図１】本実施例の絶縁フィルムと縦巻コイルを示す説
明図。
明図。
【図２】本実施例の縦巻コイルの内周部に装着した絶縁
フィルムを示す説明図。
フィルムを示す説明図。
【図３】本実施例の縦巻コイルの外周部に装着した絶縁
フィルムを示す説明図。
フィルムを示す説明図。
【図４】本実施例のトランスの構成を示す分解説明図。
１ （ポリイミド組成物よりなる）フィルム ２，３ 切込み ４ （ポリエステル組成物よりなる）フィルム ５ 切り欠き ６，７ （環状の）絶縁フィルム ８ リード部 ９ 縦巻コイル １１ コア １２ （２次側の）コイル １３ 絶縁シート １４ ベース １５ ホルダ ２３，２４，２５ 矢印
Claims (5)
- 【請求項１】 平角導線を用いた縦巻きコイルをコアに
組み込んでなる電子部品において、前記縦巻コイルの内
周部と前記コア間、および、前記縦巻コイルの外周部と
前記コア間に絶縁物を装着したことを特徴とする電子部
品。 - 【請求項２】 前記絶縁物は高分子組成物よりなる絶縁
フィルムであることを特徴とする請求項１記載の電子部
品。 - 【請求項３】 前記絶縁フィルムは、長方形で、かつ絶
縁フィルムの長辺の異なる位置の縁辺から上下に、各１
箇所以上に切り込みを設けたことを特徴とする請求項２
記載の電子部品。 - 【請求項４】 前記絶縁フィルムに、長辺の縁辺に、上
下各一個以上のコイルのリード部を通す切り欠きを設け
たことを特徴とする請求項２または３記載の電子部品。 - 【請求項５】 前記絶縁フィルムはポリイミド組成物、
またはポリエステル組成物のいずれかよりなることを特
徴とする請求項２ないし４のいずれかに記載の電子部
品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178969A JPH118142A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9178969A JPH118142A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 電子部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH118142A true JPH118142A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16057839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9178969A Pending JPH118142A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH118142A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011007879A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 株式会社神戸製鋼所 | リアクトル |
| WO2016043310A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | インダクタ |
| KR20160124622A (ko) * | 2015-04-20 | 2016-10-28 | 주식회사 솔루엠 | 코일 부품 |
| JP2018006672A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 株式会社Ihi | コイル装置 |
| JP2018056511A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | スミダコーポレーション株式会社 | リアクトルの製造方法及びリアクトル |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP9178969A patent/JPH118142A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011007879A1 (ja) * | 2009-07-16 | 2011-01-20 | 株式会社神戸製鋼所 | リアクトル |
| JP2011082489A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-04-21 | Kobe Steel Ltd | リアクトル |
| US8614617B2 (en) | 2009-07-16 | 2013-12-24 | Kobe Steel, Ltd. | Reactor |
| WO2016043310A1 (ja) * | 2014-09-19 | 2016-03-24 | Ntn株式会社 | インダクタ |
| JP2016063158A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | Ntn株式会社 | インダクタ |
| KR20160124622A (ko) * | 2015-04-20 | 2016-10-28 | 주식회사 솔루엠 | 코일 부품 |
| JP2018006672A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 株式会社Ihi | コイル装置 |
| WO2018008331A1 (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 株式会社Ihi | コイル装置 |
| CN109074954A (zh) * | 2016-07-07 | 2018-12-21 | 株式会社Ihi | 线圈装置 |
| EP3483906A4 (en) * | 2016-07-07 | 2020-01-22 | IHI Corporation | COIL DEVICE |
| CN109074954B (zh) * | 2016-07-07 | 2020-07-24 | 株式会社Ihi | 线圈装置 |
| US11211189B2 (en) | 2016-07-07 | 2021-12-28 | Ihi Corporation | Coil device |
| JP2018056511A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | スミダコーポレーション株式会社 | リアクトルの製造方法及びリアクトル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041203 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041214 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050426 |