JPH1179117A - 包装機 - Google Patents

包装機

Info

Publication number
JPH1179117A
JPH1179117A JP24289297A JP24289297A JPH1179117A JP H1179117 A JPH1179117 A JP H1179117A JP 24289297 A JP24289297 A JP 24289297A JP 24289297 A JP24289297 A JP 24289297A JP H1179117 A JPH1179117 A JP H1179117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packaging
sheet
pusher
packaged
article
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24289297A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kumagai
孝次 熊谷
Kazuaki Nagao
和明 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Original Assignee
Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Automatic Machinery Works Ltd filed Critical Tokyo Automatic Machinery Works Ltd
Priority to JP24289297A priority Critical patent/JPH1179117A/ja
Publication of JPH1179117A publication Critical patent/JPH1179117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被包装品のサイズ変更に容易に対処すること
ができる包装機を提供する。 【解決手段】 包装機は、プッシャ30の前進動作を低
速モード及び高速モードの2段階で実施させるサーボモ
ータ46と、包装フィルムFから切断して得たフィルム
シートのためのサイドバキュームベルト24を独立して
駆動するサーボモータ44とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、長尺な包装材か
ら切断して得た包装シートにより、被包装品を包装する
ための包装機に関する。
【0002】
【関連する背景技術】この種の包装機は例えば特開平3-
148421号公報に開示されている。この公知の包装機は、
長尺な包装材としての包装フィルムをカッタにより所定
の長さのフィルムシートに切断し、このフィルムシート
とともに被包装品を包装ライン内に押し込むことで、そ
の包装工程を開始するものとなっている。つまり、包装
ライン内にフィルムシートとともに被包装品が押し込ま
れることで、フィルムシートの胴折りが行われ、この
後、被包装品が包装ライン内にて胴折り以降の包装工程
が順次実施される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した公知の包装機
の場合、包装ライン内への被包装品の押し込みにはプッ
シャが使用されており、このプッシャは包装機本体の駆
動軸からの動力を受け、カム機構及びクラッチにより進
退されるものとなっている。このため、被包装品のサイ
ズ、即ち、その押し込み方向のサイズが異なる場合、プ
ッシャのストローク調整はカムの交換により行わなけれ
ばならず、被包装品のサイズ変更に容易に対処すること
ができない。
【0004】また、被包装品のサイズが同一であって
も、その被包装品が強度的に弱いものであると、被包装
品への衝突時、プッシャの前進速度が過度になって被包
装品に凹みなどの損傷を発生させる虞があり、強度的に
異なる種々の被包装品に対しても容易に対処することが
できない。更に、プッシャの進退速度は包装機本体の機
械回転数によって決定されるから、その高速化を独立し
て図ることかできない。
【0005】一方、公知の包装機の場合、包装フィルム
はフィードローラによりシート供給面上に繰り出され、
そして、切断後のフィルムシートはバキュームベルトに
吸着された状態でシート供給面上の所定の供給位置まで
搬送されるものの、これらフィードローラ及びバキュー
ムベルトは共通の駆動源からの動力を受けて駆動される
ものとなっている。
【0006】このため、被包装品のサイズ変更に伴い、
包装フィルムの繰出し長さやフィルムシートの搬送距離
を可変し、所望の長さのフィルムシートを前記供給位置
に位置付けるには、その繰出し及び搬送が一義的に連動
して行われるため、前述したカッタによる包装フィルム
の切断位置を変更する必要が生じ、被包装品のサイズ変
更に容易に対処することができない。
【0007】この発明は上述の事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは被包装品のサイズ変更
に容易に対処することができる包装機を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的はこの発明に
よって達成され、請求項1の包装機は、プッシャを進退
させる独立した駆動源と、この駆動源を制御し、プッシ
ャの前進動作をそのプッシャが被包装品と共に包装シー
トに当接するまでの低速前進段階と、被包装品を前記包
装シート共に包装ライン内に押し込む高速前進段階とに
分けて実行させる制御手段とを備えている。
【0009】請求項1の包装機によれば、プッシャは被
包装品に包装シートを介して低速で衝突し、この後、そ
の前進速度を増加させて、被包装品を包装シートととも
に包装ライン内に押し込む。請求項2の包装機は、包装
材をシート供給面上に繰出す繰出し手段と、この繰出し
手段とは独立して、切断後の包装シートをシート供給面
に沿って搬送する搬送手段とを備えている。
【0010】請求項2の包装機によれば、繰出し手段は
被包装品のサイズに応じた長さだけ包装シートを繰出
し、そして、搬送手段は切断後の包装シートをその長さ
に拘わらず所定の供給位置まで搬送する。請求項3の包
装機は、請求項1の構成と請求項2の構成とを組み合わ
せたものであり、請求項1及び請求項2の作用を発揮す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、集積型包装機
は、製品A1を押せ押せ方式で搬送する搬送ライン2
と、この搬送ライン2の上方に配置された包装ライン4
とを備えており、この包装ライン4は搬送ライン2の終
端近傍から同一の方向に延びている。図1中、搬送ライ
ン2及び包装ライン4は1点鎖線のみで示されている。
【0012】包装ライン4の上方には包装材としての包
装フィルムFの供給ライン6が配置されている。この供
給ライン6は一対のフィルムロール8,10を備え、一
方のフィルムロール8から包装フィルムFが引き出され
ている。この場合、他方のフィルムロール10は待機ロ
ールである。フィルムロール8から引き出された包装フ
ィルムFは多数のガイドローラを経てフィードローラ
(繰出し手段)12とピンチローラ14との間に導か
れ、フィードローラ12の回転により下方に向け且つ繰
出し搬送面(シート供給面)に沿って繰り出される。
【0013】繰出し搬送面は、搬送ライン2の終端と包
装ライン4の始端との間に規定され、フィードローラ1
2の下方位置から搬送ライン2側に垂直に延びている。
更に、包装フィルムFにはフィードローラ12よりも上
流位置にて開封テープTが連続して張り付けられるよう
になっており、この開封テープTはテープロール18か
ら連続して繰り出されるものとなっている。
【0014】図2に示されているように繰出し搬送面
は、左右に離間した一対の無端状サイドバキュームベル
ト24(搬送手段)と、これらサイドバキュームベルト
24間に位置したセンタバキュームベルト(図示しな
い)とから構成されており、センタバキュームベルトは
サイドバキュームベルト24の上部のみに位置し、サイ
ドバキュームベルト24と連動可能である。各バキュー
ムベルトは上下に離間した歯付きプーリに掛け回されて
おり、その上側の歯付きプーリ26が駆動プーリとなっ
ている。
【0015】フィードローラ12から包装フィルムFの
繰出しと同時にバキュームベルトが走行されると、フィ
ードローラ12から繰り出された包装フィルムFは、サ
イドバキュームベルト24及びセンタバキュームベルト
に吸着され、繰出し搬送面に沿って搬送されることにな
る。フィードローラ12とサイドバキュームベルト24
との間にはカッタユニット(切断手段)16が配置され
ており、このカッタユニット16は固定刃20と可動
刃、即ち、カッタ22から構成されている。カッタ22
は固定刃20に対して進退可能であり、繰出し搬送面上
に繰り出された包装フィルムFを開封テープTとともに
切断し、繰出し搬送面上にて所定長さのフィルムシート
Sを形成する。それ故、フィルムシートSには開封テー
プ片t(図1参照)が予め備えられている。
【0016】搬送ライン2の終端にはエレベータ28が
配置されている。このエレベータ28は、搬送ライン2
と同一のレベル位置から搬送ライン2と包装ライン4と
の中間レベル位置までの範囲内で昇降可能となってお
り、そして、その中間レベル位置にはラッチ型の昇降ホ
ルダ29が配置されている。この昇降ホルダ29は中間
レベル位置と包装ライン4の始端との間にて昇降可能と
なっている。
【0017】図2の状態にあるとき、昇降ホルダ29は
包装ライン4と同一レベルの上昇位置に位置付けられ、
そして、エレベータ28は搬送ライン2と同一レベルの
下降位置にある。この状態にて、エレベータ28は搬送
ライン2から製品A1を所定個数だけ受け取り、エレベ
ータ28上に製品列A2が形成される同時に、昇降ホル
ダ29は中間レベル位置に下降する。この後、製品列A
2がエレベータ28とともに上昇されると、その製品列
A2は中間レベル位置にある昇降ホルダ29に受け取ら
れ、この昇降ホルダ29とともに上昇され、包装ライン
4と同一のレベルに位置付けられる。
【0018】一方、中間レベル位置にて、保持ホルダ2
9上に製品列A2が既に受け取られている状態にて、次
の製品列A2がエレベータ28とともに上昇されると、
昇降ホルダ29上にて製品列A2を上下2段に重ね合わ
せた集積製品B(図1参照)が形成され、そして、この
集積製品Bは昇降ホルダ29とともに包装ライン4と同
一のレベルまで上昇される。それ故、上述の昇降ホルダ
29を使用すれば、製品列A2を任意の段数に積み上げ
た集積製品Bを被包装品として包装ライン4と同一のレ
ベルに供給することができる。
【0019】図2に示されているように搬送ライン2の
上方にはプッシャ30が配置されており、このプッシャ
30はロッド32を介してスライダ34に支持されてい
る。スライダ34はタイミングベルトからなる往復駆動
ベルト36の走行に連動して往復動可能であり、この往
復駆動ベルト36は一対の歯付きプーリ38,40に掛
け回され、一方の歯付きプーリ38が駆動プーリとなっ
ている。スライダ34の往復動はロッド32を介し、包
装ライン4に向けてプッシャ30を前進させることがで
きる。
【0020】従って、今、前述したフィルムシートSが
サイドバキュームベルト24上(繰出し搬送面上)の所
定の供給位置にあり、そして、昇降ホルダ29の上昇に
伴い集積製品Bが包装ライン4と同一レベルにあると
き、プッシャ30の前進は、昇降ホルダ29上の集積製
品BをフィルムシートSとともに包装ライン4内の胴折
り完了位置まで押し込むことになる。この押し込みによ
り、公知の如くフィルムシートSは集積製品Bによって
U字形に胴折りされる(図1参照)。
【0021】この後、図1に示されているように包装ラ
イン4内を集積製品Bが移送される過程にて、前後の耳
折り、サイドフラップの上フラップ折り、サイドフラッ
プの下フラップ折り、そして、サイドシールが順次実行
されて包装の完了した集積包装品Cが得られ、この集積
包装品Cは排出シュートを介して搬出される。上述した
フィルムシートSの折り込みは公知であり、その詳細は
図示とともに省略する。
【0022】図2に示されているように前述したフィー
ドローラ12、サイドバキュームベルト24の駆動プー
リ26及び往復駆動ベルト36の駆動プーリ38はそれ
ぞれ独立したサーボモータ42,44,46(駆動源)
に接続されている。これらサーボモータ42,44,4
6は対応するドライバ48及び出力インタフェース50
を介してコントローラ52に電気的に接続されている。
コントローラ52は、マイクロプロセッサ(MPU)や
ROM,RAMなどの記憶メモリを備えたマイクロコン
ピュータを含み、サーボモータ42,44,46、つま
り、フィードローラ12、サイドバキュームベルト24
及び往復駆動ベルト36の駆動を制御する。
【0023】このため、コントローラ52には入力イン
タフェース54を介して種々のセンサやスイッチなどの
センサ類56が電気的に接続されている。このセンサ類
56には、集積包装機における主軸の回転角を検出する
角度検出器、カッタ22やプッシャ30の作動状態を検
出するセンサ、そして、サイドバキュームベルト24上
でのフィルムシートSの供給位置を検出するセンサなど
が含まれている。
【0024】また、コントローラ52には通信インタフ
ェース58を介してタッチパネル60が電気的に接続さ
れており、このタッチパネル60からは集積包装機にお
ける主軸の回転数がコントローラ52に入力されるとと
もに、フィードローラ12から繰り出すべきフィルムシ
ートSの繰出し長さLF、サイドバキュームベルト24
による包装フィルムF及びフィルムシートSの搬送長さ
S、そして、プッシャ30のストロークSTが集積製
品Bのサイズに応じてコントローラ52に入力される。
【0025】図3を参照すると、コントローラ52によ
るプッシャ30、フィードローラ12、サイドバキュー
ムベルト24及びカッタ22の駆動制御に関し、そのタ
イミングチャートが示されている。ここで、タイミング
チャートの横軸は集積包装機の主軸の回転角、即ち、機
関回転角を示している。タイミングチャートから明らか
なように機関回転角360°の範囲、つまり、1機械サ
イクル中にて、プッシャ30、フィードローラ12、サ
イドバキュームベルト24及びカッタ22はその1サイ
クルの動作を完了し、そして、フィードローラ12によ
る繰出し、サイドサクションベルト24による搬送はそ
れぞれカッタ22の切断動作期間を挟み前後に分けて実
施され、また、プッシャ30の前進動作もまた低速モー
ドと高速モードとの2段階に分けて実施されている。
【0026】図4には、コントローラ52にて実行され
るフィルムシートSの供給ルーチンが示されており、こ
の供給ルーチンについて以下に説明する。供給ルーチン
先ず、コントローラ52にて、フィードローラ12によ
る繰出し長さLF、サイドバキュームベルト24による
搬送長さLSがそれぞれ読み込まれると(ステップS
1)、これらの繰出し長さLF及び搬送長さLSに基づ
き、コントローラ52は、第1及び第2繰出し期間中の
繰出し長さLF1,LF2及び繰出しピーク速度VF、そし
て、第1及び第2搬送期間中の搬送長さLS1,LS2及び
搬送ピーク速度VSをそれぞれ設定する(ステップS
2)。なお、これらの設定に関し、フィードローラ12
及びサイドバキュームベルト24の駆動開始時及び停止
時における加減速度が考慮されていることは言うまでも
ない。
【0027】ここで、LF=LF1+LF2であり、これら
繰出し長さLF1,LF2及び繰出しピーク速度VFは、集
積包装機の機械サイクルからプッシャ30の前進に要す
る期間やカッタ22の作動に要する期間を除いた許容時
間に基づいて設定される。また、搬送ピーク速度V
Sは、繰出しピーク速度VFよりも若干速い速度、例えば
S:VFが1:0.9となるように設定され、そして、
搬送長さLS1,LS2、つまり、搬送長さLS2は切断によ
り得たフィルムシートSをサイドバキュームベルト24
(繰出し搬送面)上の所定供給位置に位置付けるべく設
定されている。
【0028】次に、コントローラ52は集積包装機が運
転中にあるか否かを判別し(ステップS2)、この判別
結果が真(Yes)のときに次のステップS4を実施し、
一方、その判別結果が偽(No)のとき、ステップS3の
実行を繰り返して待機する。ここで、ステップS3が真
となる条件は集積包装機の運転スイッチがオンの場合で
ある。
【0029】ステップS4では、包装フィルムFの第1
繰出し及び第1搬送が可能であるか否かが判別され、こ
こでは図3から明らかなようにプッシャ30の動作が後
退期間に入っているときに、その判別結果が真となり、
フィードローラ12による包装フィルムFの第1繰出し
及びサイドバキュームベルト24による搬送が前述した
第1繰出し長さLF1及び繰出しピーク速度VF、そし
て、第1搬送長さLS1及び搬送ピーク速度VSに基づい
て開始される(ステップS5)。
【0030】従って、フィードローラ12は図5に示す
状態の包装フィルムF、即ち、後述する第2繰出しが完
了した状態の包装フィルムFを繰出し、図6に示すよう
にサイドバキュームベルト24に沿って更に垂下させ、
そして、この繰出しと同時に。サイドバキュームベルト
24による搬送が開始される結果、包装フィルムFの下
側部分はサイドバキュームベルト24に吸着されながら
搬送される。ここで、前述したように搬送ピーク速度V
Sは繰出しピーク速度VFよりも速いので、包装フィルム
Fの下側部分はサイドバキュームベルト24上を滑りな
がら垂下されることになる。このとき、カッタ22から
包装フィルムFの下端までの長さは、形成すべきフィル
ムシートSの長さ、つまり、繰出し長さLFに一致して
いる。
【0031】上述した包装フィルムFの第1繰出し及び
サイドバキュームベルト24による第1搬送が完了する
と、ステップS6の判定結果は真となる。具体的には、
コントローラ52は出力インタフェース50からのサー
ボモータ42,44の駆動制御に対応したフィードバッ
ク信号を受取り、これらフィードバック信号に基づき、
第1繰出し(LF1)及び第1搬送(LS1)が完了したか
否かを判定する。
【0032】ステップS6の判別結果が真になると、コ
ントローラ52はカッタ22を前進させる(ステップS
7)。この後、図7に示されるようにカッタ22の前進
が完了し、その前進位置でのカッタ22が検出センサに
て検出されると、ステップS8の結果が真となり、コト
ローラ52はカッタ22を元の位置まで後退させる(ス
テップS9)。
【0033】カッタ22の後退が完了し、その後退位置
でのカッタ22が検出センサにて検出されると、ステッ
プS10の判別結果が真となり、この時点、図8に示さ
れるようにサイドバキュームベルト24上にフィルムシ
ートSが吸着状態にて形成される。この後、コントロー
ラ52は、カッタ22の後退完了を受けて、包装フィル
ムFの第2繰出し及びサイドバキュームベルト24によ
る第2搬送を、前述した第2繰出し長さLF2及び繰出し
ピーク速度VF、そして、第2搬送長さLS2及び搬送ピ
ーク速度VSに基づいて開始する(ステップS11)。
従って、図8に示す状態からフィードローラ12により
包装フィルムFが繰り出される一方、サイドバキューム
ベルト24上のフィルムシートSは所定の供給位置に向
けて搬送される。ここでの第2繰出し(LF2)及び第2
搬送(LS2)が完了し、出力インタフェース50からの
サーボモータ42,44の駆動制御に対応したフィード
バック信号に基づき、ステップS12の判別結果が真に
なると、コントローラ52はステップS3以降のステッ
プを繰り返して実施する。
【0034】第2繰出し及び第2搬送が完了すると、図
9に示されているようにフィルムシートSは包装ライン
4をそのセンタとした供給位置に位置付けられ、そし
て、包装フィルムFの下端は図5の初期状態と同一のレ
ベル位置まで垂下される。ここで、前述した搬送ピーク
速度VSと繰出しピーク速度VFとの速度差に基づき、フ
ィルムシートSは包装フィルムFの下端から分離され
る。
【0035】また、図9に示されているようにフィルム
シートSが供給位置に位置付けられる前に、昇降ホルダ
29と共に集積製品Bは包装ライン4と同一のレベルま
で既に上昇して、その位置に待機しており、これによ
り、プッシャ30による集積製品Bの押し込み準備が完
了した状態となっている。コントローラ52は、フィー
ドローラ12とサイドバキュームベルト24の駆動を別
々のサーボモータ42,44により独立して制御できる
ので、集積製品Bのサイズに応じて、その長さの異なる
フィルムシートSを形成でき、そして、そのフィルムシ
ートSを供給位置に正確に位置付けることができる。つ
まり、フィルムシートSの供給に関し、集積製品Bのサ
イズ変更にも容易に対処することができる。
【0036】図10には、コトローラ52にて実行され
るプッシャ30の前進制御ルーチンが示されており、こ
の前進制御ルーチンについて以下に説明する。前進制御
ルーチン先ず、コントローラ52は前述したプッシャ3
0のストロークST、低速モード中におけるプッシャ3
0の低速前進ピーク速度VL及び前進加速度a、そし
て、後退期間中におけるプッシャ30の後退ピーク速度
Rをそれぞれ読み込む(ステップS21)。ここで、
ストロークSTは集積製品Bのサイズを考慮し、その集
積製品Bを前述した一定の胴折り完了位置まで押し込む
だけの長さに設定される。また、図11に示されている
ようにプッシャ30が休止位置P0にあるとき、プッシ
ャ30と昇降ホルダ29上の集積製品Bとの間には集積
製品Bのサイズに拘わりなく必要最小限の間隔D(例え
ば5mm程度)が確保されている。なお、間隔Dはプッシ
ャ30のストロークSTに含まれる。
【0037】そして、低速前進ピーク速度VL及び前進
加速度aは固定値であり、プッシャ30が図11に示す
衝突位置P1にて集積製品Bに衝突するとき、この集積
製品Bに凹みなどの損傷を与えることのない速度及び加
速度にそれぞれ設定されており、そして、後退ピーク速
度VRはサーボモータ46の最高回転速度によって決定
されている。
【0038】次に、コントローラ52は、低速前進ピー
ク速度VL及び前進加速度aに基づき、高速モード中に
おけるプッシャ30の高速前進ピーク速度VHが演算さ
れる。ここで、高速モードは、プッシャ30が図11に
示す胴折り開始位置P2、即ち、機関回転角でみてα1
(図3参照)に到達した時点から開始され、この胴折り
開始位置P2は集積製品BがフィルシートSをX(例え
ば15mm)だけ押し込む位置に設定されている。
【0039】そして、その高速前進ピーク速度VHはプ
ッシャ30が機関回転角でみて一定の回転角α2(前述
した胴折り完了位置に相当)にて、そのストロークST
を達成すべく設定される。つまり、低速前進ピーク速度
Lのみでプッシャ30の前進を行ったときに得られる
ストロークが図3に示されているようにST1であると
すると、高速前進ピーク速度VHは、残りのストローク
ST2(=ST−ST1)を達成すべく設定される。ここ
で、高速モードでのプッシャの再加速度や終了時の減速
度はそれぞれa,−aに設定されている。
【0040】具体的には、高速前進ピーク速度VHは、
次式に基づき算出される。 VH=VL+(a/2)×(t−(t2−4×ST2/a)
1/2 ) ここで、t(図3参照)は、ストロークST2を得るの
に要する時間を示している。次に、コントローラ52は
集積包装機が運転中にあるか否かを判別し(ステップS
23)、ここでの判別結果が真であると、プッシャ30
の前進が可能であるか否かを判別する(ステップS2
4)。ここでの判別結果は前述したフィルムシートSの
供給が完了しており、且つ、機関回転角がプッシャ30
の前進回転角に達したときに真となる。
【0041】ステップS24の判別結果が真になると、
コントローラ52はプッシャ30を先ず低速モードで前
進させ、図11に示す衝突位置P1にて集積製品Bに衝
突ささせる。この後、コントローラ52はプッシャ30
が図11に示す胴折り開始位置P2に達したとき、高速
モードにてプッシャ30を更に前進させ、そして、図1
1に示す胴折り経過位置P3を経て、そのストロークS
Tを達成し、これにより、集積製品Bは前述した包装ラ
イン4の胴折り完了位置に押し出す。
【0042】この後、コントローラ52は、出力インタ
フェース50からのサーボモータ46の駆動制御に対応
したフィードバック信号に基づき、プッシャ30の前進
が完了したか否かを判別する(ステップS26)。ここ
での判別結果が真になると、コントローラ52はプッシ
ャ30の後退が可能であるか否かを判別し(ステップS
27)、ここでの判別結果が真になったとき、つまり、
プッシャ30の前進完了から機関回転角でみて所定の回
転角分の停止期間を置いて、コントローラ52はプッシ
ャ30をその休止位置に向けて後退させる(ステップS
28)。この後、ステップS29の判別結果が真にな
り、プッシャ30が休止位置に復帰すると、コントロー
ラ52はステップ23以降のステップを繰り返して実施
する。
【0043】上述したプッシャ30の前進制御ルーチン
によれば、プッシャ30の前進動作を低速モードと高速
モードの2段階に分けて実施しているから、集積製品B
に対するプッシャ30の衝突時、プッシャ30の前進を
低速モードで行うことで、集積製品Bに凹みなどの損傷
を与えることなく、その集積製品Bを包装ライン4の胴
折り完了位置まで押し込むことができる。
【0044】また、プッシャ30はサーボモータ46か
らの動力により前進されるので、そのストロークSTの
変更をも容易に行え、集積製品Bのサイズ変更に容易に
対処することができる。更に、プッシャ30の高速モー
ドは、集積製品BがフィルムシートSの胴折りを開始し
た後に実施されるから、その高速モードでの高速前進ピ
ーク速度VHが高速であっも、フィルムシートSの胴折
りを確実且つ安定して行われることになる。
【0045】更にまた、前進制御ルーチン及び供給ルー
チンに共通して、これらルーチンにて設定される包装フ
ィルムFの繰出しピーク速度、フィルムシートSの搬送
ピーク速度、プッシャ30の高速前進ピーク速度は機関
回転角に基づいて設定されるので、フィードローラ1
2、サイドバキュームベルト24及びプッシャ30など
は集積包装機の運転サイクルに比例した速度で駆動され
ることになり、集積包装機の包装速度の変更にも容易に
対応することができる。
【0046】この発明は上述した一実施例に制約される
ものではなく、例えば各部の具体的な構成は種々に変更
可能であり、また、被包装品としては集積製品に限ら
す、単一の製品であってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の包装機に
よれば、独立した駆動源により、プッシャを低速モード
と高速モードの2段階で前進させるようにしたから、そ
の被包装品に凹みなどの損傷を与えることなく、被包装
品の押し込みを行え、被包装品のサイズ変更に容易に対
処することができる。
【0048】請求項2の包装機によれば、切断して得た
包装シートを独立した駆動源により搬送できるから、包
装材の切断位置を一定としても、所望の長さの包装シー
トを供給でき、被包装品のサイズ変更に容易に対処する
ことができる。請求項3の包装機によれば、請求項1,
2の構成を備えているから、これら請求項1,2の効果
を共に有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】集積包装機の機能を示した概略斜視図である。
【図2】集積包装機の一部をその制御系とともに示した
概略図である。
【図3】機関回転角に対する各部の作動を示したタイミ
ングチャートである。
【図4】フィルムシートの供給ルーチンを示したフロー
チャートである。
【図5】初期状態にある包装フィルムの繰出しを示した
図である。
【図6】図5の状態からの包装フィルムの第1繰出しを
示した図である。
【図7】図6の状態から包装フィルムが切断される様子
を示した図である。
【図8】包装フィルムの切断が完了し、フィルムシート
が形成された状態を示す図である。
【図9】フィルムシートの供給が完了した状態を示す図
である。
【図10】プッシャの前進制御ルーチンを示したフロー
チャートである。
【図11】プッシャの各段階での前進を順次示した図で
ある。
【符号の説明】
2 搬送ライン 4 包装ライン 12 フィードローラ 16 カッタユニット 22 カッタ 24 サイドバキュームベルト 26 駆動プーリ 28 エレベータ 29 昇降ホルダ 30 プッシャ 38 駆動プーリ 42 サーボモータ 44 サーボモータ 46 サーボモータ 52 コントローラ 60 タッチパネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な包装材を所定の長さ毎に切断して
    包装シートを形成し、この包装シートを所定のシート供
    給面に沿って供給するシート供給手段と、前記シート供
    給面と直交する方向に被包装品を前進させ、この被包装
    品を前記包装シートとともに包装ライン内に押し込んで
    前記包装シートを胴折りする押し込み手段とを備え、前
    記包装ライン内にて前記被包装品が移送される過程に
    て、前記胴折り以降の包装工程を実施する包装機におい
    て、 前記押し込み手段は、前記シート供給面と直交する方向
    に進退可能に配置されたプッシャと、 前記プッシャを進退させる独立した駆動源と、 前記駆動源を制御し、前記プッシャの前進動作を前記プ
    ッシャが前記被包装品と共に包装シートに当接するまで
    の低速前進段階と、前記被包装品を前記包装シートと共
    に前記包装ライン内に押し込む高速前進段階とに分けて
    実行する制御手段とを具備したことを特徴とする包装
    機。
  2. 【請求項2】 長尺な包装材を所定の長さ毎に切断して
    包装シートを形成し、この包装シートを所定のシート供
    給面に沿って供給するシート供給手段と、前記シート供
    給面と直交する方向に被包装品を前進させ、この被包装
    品を前記包装シートとともに包装ライン内に押し込んで
    前記包装シートを胴折りする押し込み手段とを備え、前
    記包装ライン内にて前記被包装品が移送される過程に
    て、前記胴折り以降の包装工程を実施する包装機におい
    て、 前記シート供給手段は、前記包装材を前記シート供給面
    上に繰り出す繰出し手段と、 前記包装材を切断し、前記シート供給面上に包装シート
    を形成する切断手段と、 前記繰出し手段とは独立して前記包装シートを搬送する
    搬送手段とを具備したことを特徴とする包装機。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2にそれぞれ記載の前記押
    し込み手段及び前記シート供給手段を共に具備したこと
    を特徴とする包装機。
JP24289297A 1997-09-08 1997-09-08 包装機 Pending JPH1179117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24289297A JPH1179117A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 包装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24289297A JPH1179117A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 包装機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1179117A true JPH1179117A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17095782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24289297A Pending JPH1179117A (ja) 1997-09-08 1997-09-08 包装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1179117A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604277B1 (ko) 2003-03-04 2006-07-25 삼성코닝정밀유리 주식회사 컨테이너의 포장지 씌움 시스템 및 그 방법
JP2008013234A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Fuji Mach Co Ltd 包装装置
JP2011001075A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Fuji Machinery Co Ltd 胴巻き包装機
IT201900015950A1 (it) * 2019-09-10 2021-03-10 Gd Spa Metodo per la messa a punto di un organo operatore mobile di una macchina automatica per la produzione o l’impacchettamento di articoli di consumo
IT202100005468A1 (it) * 2021-03-09 2022-09-09 Gd Spa Metodo per la messa a punto di un organo operatore mobile di una macchina automatica per la produzione o l’impacchettamento di articoli di consumo

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100604277B1 (ko) 2003-03-04 2006-07-25 삼성코닝정밀유리 주식회사 컨테이너의 포장지 씌움 시스템 및 그 방법
JP2008013234A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Fuji Mach Co Ltd 包装装置
JP4728893B2 (ja) * 2006-07-07 2011-07-20 株式会社フジキカイ 包装装置
JP2011001075A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Fuji Machinery Co Ltd 胴巻き包装機
IT201900015950A1 (it) * 2019-09-10 2021-03-10 Gd Spa Metodo per la messa a punto di un organo operatore mobile di una macchina automatica per la produzione o l’impacchettamento di articoli di consumo
WO2021048780A1 (en) * 2019-09-10 2021-03-18 G.D Societa' Per Azioni Method for setting up a movable operating member of an automatic machine for manufacturing or packing consumer articles
CN114667261A (zh) * 2019-09-10 2022-06-24 吉第联合股份公司 对用于制造或包装消费品的自动机器的可移动操作构件进行设置的方法
CN114667261B (zh) * 2019-09-10 2024-05-03 吉第联合股份公司 对用于制造或包装消费品的自动机器的可移动操作构件进行设置的方法
IT202100005468A1 (it) * 2021-03-09 2022-09-09 Gd Spa Metodo per la messa a punto di un organo operatore mobile di una macchina automatica per la produzione o l’impacchettamento di articoli di consumo
WO2022189990A1 (en) * 2021-03-09 2022-09-15 G.D Societa' Per Azioni A method to set up a movable operating member of an automatic machine for manufacturing or packaging consumer articles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5170611A (en) Web supply mechanism for an indexing motion packaging machine
US7581637B2 (en) Feeding device for a packaging machine
JPH11503097A (ja) 食品および非食品製品を自動的に包装する方法および装置
JPH0641343B2 (ja) じやばら状に折り畳まれた帯状材料からなる個々の堆積物を形成する方法とその装置
JPH02261740A (ja) 板紙の供給装置
JP4253148B2 (ja) 本の表紙を製造する装置
JP4953592B2 (ja) 包装装置
JP3320032B2 (ja) モジュール式自動封筒挿入機械
JP4975984B2 (ja) 包装装置
CA2528225C (en) System and method for transferring blanks
JPH1179117A (ja) 包装機
JP3172080B2 (ja) 枚葉紙給紙ユニット
US6076824A (en) Apparatus for decollating flat objects conveyed in form of vertical stacks
US20100040451A1 (en) Intermediate storage device and stacking unit with intermediate storage device
JPH10109795A (ja) シート材供給装置
JP4294133B2 (ja) 送出し装置
EP1533232B1 (en) Product packing unit
JP4676590B2 (ja) シャーリングマシン
CN211619532U (zh) 一种包装机切膜断膜装置
JPH0699905A (ja) 箱詰機における駆動系制御装置
CN216186439U (zh) 一种***包装送膜装置
JP7403283B2 (ja) 製品供給装置
JPH10139020A (ja) 上包み包装機
JPS63281912A (ja) 自動包装方法
GB2368058A (en) Automatic Packaging Machine for paper rolls

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050427

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051005