JPH1173580A - 商品販売データ処理装置および方法 - Google Patents

商品販売データ処理装置および方法

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JPH1173580A
JPH1173580A JP23525897A JP23525897A JPH1173580A JP H1173580 A JPH1173580 A JP H1173580A JP 23525897 A JP23525897 A JP 23525897A JP 23525897 A JP23525897 A JP 23525897A JP H1173580 A JPH1173580 A JP H1173580A
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cash
accounting
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JP23525897A
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Yoshimi Sato
由己 佐藤
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化および低コスト化を図りつつ売上金に
ついての現金管理および現金回収管理の確実性かつ安全
性を向上させる。 【解決手段】 商品登録および会計処理を行う商品登録
会計手段(電子キャッシュレジスタ10)と,格別の操
作なしには取外し困難に配設されるとともに預り金を投
入可能でかつ投入現金を密閉状に格納可能な金庫110
と,会計処理に際し算出された釣銭額を釣銭記憶媒体
(釣銭カードKD)に書込み記憶する釣銭額記憶制御手
段(11,12)と,釣銭カードKDから読取られた釣
銭額に相当する現金を払出す釣銭払出機130とを具備
し、キャッシャーはその場で釣銭額を確認しつつ釣銭
(通貨)を取扱う必要がなく、かつ客は釣銭記憶媒体を
用いて別個に配設された釣銭払出機130で釣銭金の払
出を受けることが可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現金管理および現
金回収管理を確実かつ安全に行える商品販売データ処理
装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に、POSシステムの端末として
使用されあるいは単独機として使用される電子キャッシ
ュレジスタ10からなる商品販売データ処理装置を示
す。
【0003】かかる電子キャッシュレジスタ10では、
キャッシャーがデータ入力手段〔スキャナ(図示省略)
やキーボード20〕を用いて商品情報を入力すると、商
品登録制御手段が働き売上ファイルに商品登録する。売
上データは表示器21(キャッシャー用21SHおよび
客用21CT)に表示され、レシート用紙に印字され
る。
【0004】顧客買上げ商品の全てについて商品登録を
終了したところで、1取引き終了宣言としての締め操作
を行うと、会計処理制御手段が合計金額等を算出する。
合計金額を見た顧客から預り金を受けたキャッシャー
は、その金額をキー入力する。釣銭額が算出される。こ
の釣銭額も合計金額等とともに表示器21に表示されか
つレジ本体10B内に格納されたプリンタ22によって
レシート用紙に印字される。引続き、ドロワ160が自
動開放され、レシートも発行される。キャッシャーは、
釣り銭を取り出してレシートとともに顧客に手渡す。こ
れによりチェックアウトが終了する。
【0005】かくして、複雑な計算等を含む商品登録・
会計処理を迅速かつ正確に実行できるとともに後の経営
判断資料を正確かつ容易に得られるので、あらゆる店舗
等で広く利用されている。
【0006】この商品登録会計手段(商品登録制御手
段, 会計処理制御手段等)における現金取扱い(現金
管理)は、会計処理と連動して自動開放し、さらに両替
等のためにキー操作でも開放可能なドロワ(キャビネッ
ト161,キャッシュボックス162)160を中心に
管理される。
【0007】すなわち、開店時にキャッシュボックス1
62内の札収納部163および硬貨収容部164に釣り
銭準備金が収納される。キャッシャーは、顧客からの預
り金(売上金)を載置テーブル28に一時保留し、自動
開放されたキャッシュボックス162内の札収納部16
3および硬貨収容部164から、釣銭額相当の札および
硬貨(コイン)を取出しかつ金額確認の上、顧客に手渡
す。しかる後に、預り金(売上金)を金種別にドロワ1
60(163,164)に収納する。所定の時刻あるい
は収納金額が一定の金額になると、ドロワ160内の現
金(売上金)は責任者等によって回収される。途中に釣
銭準備金(主に、硬貨)を補充する場合がある。なお、
165は鍵穴である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、社会的多様
化・国際化並びに店内頻閑についての追従性および競業
激化からくる人材コストの低減化等が一段と強まるに伴
って、キャッシャーの身分,性質や各人の労働時間帯等
も多様化している。つまり、正規従業員の他に、アルバ
イター,パートタイマー等が混在する。しかも、外部者
の出入りは自由である。
【0009】しかるに、ドロワ160は、現金取扱いの
容易化を介した業務能率向上のためにかつ慣習的に、上
部開放型とされ開放状態では収容された現金が丸見えで
ある。しかも会計処理と連動した自動開放のみならず比
較的に簡単なキーボード上のキー操作によっても開放可
能である。
【0010】かくして、外部者による現金搾取、これに
伴う傷害事件等が多発・増大している。加えて、残念な
がら、自動算出売上金とドロワ160内収納現金とが合
わない、客からの預り金がドロワ160(163,16
4)内に収納されない、回収作業中に現金が紛失した等
々の店内関係者によるものと推定される事態が発生する
機会が増大傾向にあると言われている。すなわち、自動
開放されるドロワ160を用いた現金管理およびその後
の現金回収管理の確実性かつ安全性が損なわれる機会が
増大している。
【0011】なお、この解決のために、例えば現金を完
全密閉状態で取扱い可能な商品登録会計手段(10)を
構築することが考えられるが、この場合には、小型化要
請を満し、かつ大幅なコスト高を招いてはならない。
【0012】本発明の目的は、売上金についての現金管
理および現金回収管理の確実性かつ安全性を向上できる
小型で低コストの商品販売データ処理装置および方法を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、商品
登録および会計処理を行う商品登録会計手段と,格別の
操作なしには取外し困難に配設されるとともに客から受
取った預り金を投入可能でかつ投入された現金を密閉状
に格納可能な金庫と,会計処理に際し算出された釣銭額
を釣銭記憶媒体に書込み記憶する釣銭額記憶制御手段
と,釣銭記憶媒体から読取られた釣銭額に相当する現金
を払出す釣銭払出機とを具備した商品販売データ処理装
置である。
【0014】かかる発明では、商品登録に基く会計処理
の際に顧客から預り金を受取ったキャッシャーは、当該
預り金を密閉状の金庫に格納する。この金庫は、格別の
操作(例えば、責任者のパスワード等の入力)をしなけ
れば、取外し困難であるから、従来ドロワの如く売上金
(現金)が盗まれる心配がない。
【0015】しかも、会計処理に際して算出された釣銭
額は、釣銭額記憶制御手段によって釣銭記憶媒体に書込
み記憶される。キャッシャーは、その場で釣銭額を確認
しつつ釣銭(通貨)を取扱う必要がなく、釣銭記憶媒体
のみを客に手渡せばよい。業務能率が向上するととも
に、不正の立入る虞も極減できる。客は、釣銭記憶媒体
を釣銭払出機に読取らせ、当該釣銭額の払出を受ける。
【0016】したがって、小型化および低コスト化を達
成しつつ現金管理および現金回収管理の確実性かつ安全
性を大幅に向上できる。また、キャッシャーの業務能率
を向上できるとともに、釣銭記憶媒体に複数回の釣銭
(小銭)を記憶保持しておくことが可能であるから多忙
な客にも便宜である。
【0017】また、請求項2の発明は、前記商品登録会
計手段から前記釣銭払出機へ前記釣銭記憶媒体の識別情
報を送信可能かつ前記釣銭払出機が内部に記憶している
識別情報と挿入された釣銭記憶媒体から読取った識別情
報との整合性が確認できた場合に当該現金を払出可能に
形成されている商品販売データ処理装置である。
【0018】かかる発明では、商品登録会計手段は、釣
銭額を書込み記憶した釣銭記憶媒体の識別情報を釣銭払
出機へ送信する。釣銭払出機は、これを内部に記憶す
る。ここに、釣銭払出機は、挿入された釣銭記憶媒体か
らそれに記憶されている識別情報を読取りかつこの読取
り識別情報と,内部記憶情報とを比較して、両者の整合
性を確認する。確認後に釣銭金を払出す。整合性が確認
できない場合には、払出しをしない。
【0019】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏することができることに加え、さらに釣
銭払出機における現金管理の確実性かつ安全性をも大幅
に向上できる。
【0020】また、請求項3の発明は、前記商品登録会
計手段が、前記釣銭記憶媒体に書込み記憶した釣銭額お
よび当該釣銭記憶媒体の識別情報を記憶保持可能に形成
されている商品販売データ処理装置である。
【0021】かかる発明では、商品登録会計手段に釣銭
記憶媒体ごとの識別情報と書込み記憶した釣銭額とを記
憶保持させておくことができる。したがって、請求項2
の発明の場合と同様な作用効果を奏することができるこ
とに加え、さらに釣銭払出機における釣銭払出総額等の
チェックを容易に行えるから、この点からも現金管理を
より確実に行える。
【0022】さらに、請求項4の発明は、商品登録会計
手段を用いて商品登録および会計処理を行う商品販売デ
ータ処理方法であって、前記会計処理に際して客から受
取った預り金を密閉状に格納可能でかつ格別の操作なし
には取外し困難な金庫へ格納し、前記会計処理に際し算
出された釣銭額については現金を払出しすることなく釣
銭記憶媒体に書込み記憶し、かつ別個の釣銭払出機で釣
銭記憶媒体から読取られた釣銭額に相当する現金を払出
す商品販売データ処理方法である。
【0023】かかる発明では、キャッシャーは、客から
受取った預り金を密閉状の金庫に格納する。格納された
預り金は外部からは目視困難でありかつ当該金庫は格別
の操作なしには取外し困難である。したがって、従来ド
ロワの如く売上金(現金)が盗まれる心配がない。ま
た、会計処理に際して算出された釣銭額に相当する現金
を払出すことなく、当該釣銭額を釣銭記憶媒体に記憶す
る。商品登録会計手段ごとに多量の小銭を釣銭準備金と
して収容しておく必要がなくかつ現金の取扱いが楽であ
る。業務能率の向上する。
【0024】客は、キャッシャーから受け取った釣銭記
憶媒体を持って商品登録会計手段とは別個の釣銭払出機
へ行き、当該カードを挿入する。釣銭払出機は、釣銭記
憶媒体から読取られた釣銭額に相当する現金を払出す。
【0025】よって、現金管理および現金回収管理の確
実性かつ安全性を大幅に向上できるとともに当該方法を
実施するための商品販売データ処理装置の小型化および
低コスト化も図れる。また、キャッシャーの業務能率を
向上できるとともに、釣銭記憶媒体に複数回の釣銭(小
銭)を記憶保持しておくことが可能であるから多忙な客
にも便宜である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。本商品販売データ処理
方法を実施するために好適な商品販売データ処理装置
は、図1〜図5に示す如く、商品登録および会計処理を
行う商品登録会計手段(電子キャッシュレジスタ10)
と,格別の操作なしには取外し困難に配設されるととも
に預り金Aiを投入可能でかつ投入現金を密閉状に格納
可能な金庫110と,会計処理に際し算出された釣銭額
Arを記憶媒体を形成する釣銭カードKDに書込み記憶
する釣銭額記憶制御手段(11,12)と,釣銭カード
KDから読取られた釣銭額に相当する現金を払出す釣銭
払出機130とを具備し、キャッシャーはその場で釣銭
額を確認しつつ釣銭(通貨)を取扱う必要がなくかつ客
は釣銭カードKDを用いて別個に配設された釣銭払出機
130で釣銭金の払出を受けることが可能に形成されて
いる。
【0027】図1において、電子キャッシュレジスタ1
0は、レジ本体10Bに内蔵または装着された制御部
(CPU11,ROM12,RAM13)と、HDD
(ハードディスク装置)14と、入出力部(スキャナ1
9,キーボード20、表示器21,プリンタ22および
カードリーダライタ124)とを含み、商品登録および
会計処理を行う商品登録会計手段を形成する。
【0028】すなわち、入力部(スキャナ19,キーボ
ード20)を用いて商品情報(例えば、商品コード)を
入力する(図6のST10のYES)と、RAM13内
の商品ファイルから商品名,単価等が求められて売上フ
ァイルに記憶される。つまり、商品登録(ST11)さ
れる。売上データは、表示器21に表示され、プリンタ
22がレシート用紙に印字する。締め操作(ST12の
YES)を行うと、合計金額の算出(ST13)等を含
む会計処理(ST13)が行われる。釣銭金の取扱いに
ついては、後記する。
【0029】制御部(11等)には、バスを介して金庫
110内の金庫メモリ113と、筐体30内のソレノイ
ド回路,投入金額計数機70および引込みローラ用モー
タ56Mのドライバが接続されている。
【0030】図2において、載置台1の上に筐体30が
載置され、この筐体30の上に電子キャッシュレジスタ
(商品登録会計手段)10が配設されている。従来(図
10)のドロワ160は一掃されている。電子キャッシ
ュレジスタ(商品登録会計手段)10と筐体30とは、
一体的に固定されている。つまり、日常的な操作では、
両者間(10,30)を取外し相当困難乃至不能として
ある。
【0031】前扉31は、筐体30の一部につまり前面
側に設けられかつ金庫110を出入可能な大きさに選択
された開閉口39を開閉するための手段で、ヒンジ32
を中心に回動可能である。金庫110を前方に引出し
て、金庫110ごと現金回収可能とするためである。
【0032】この前扉31の開閉には、格別の操作を必
要とする。すなわち、例えば責任者がキーボード20を
用いて責任者IDおよびパスワードを入力する格別の操
作をすることを条件に、制御部(11,12)が、図1
および図2に示すロック機構120の一部を構成するソ
レノイド121Sを駆動(左右動)して、前扉ロックピ
ン121を外すことにより、ロック解除するものと形成
してある。なお、前扉ロックピン121は、前扉31に
一体の係止片33の孔に嵌挿可能である。
【0033】ここに、金庫110は、投入された預り金
の全てを密閉状に格納するもので、さらにこの実施形態
では外部からは目視困難乃至不能に格納可能であり、一
般的のものと同様に密閉状でかつ格別の操作(例えば、
専用の鍵による開錠操作)なくしては開放不能である。
【0034】また、金庫110は、図1に示すロック機
構120の一部を構成するソレノイド122Sで駆動
(上下動)される金庫ロックピン122を金庫110の
上部ピン孔(図示省略)に差込むことにより、筐体30
にロック可能に形成されている。
【0035】このソレノイド122Sは、例えば責任者
がキーボード20を用いて責任者IDおよびパスワード
を入力する格別の操作をすることを条件に、制御部(1
1,12)によってロック解除(金庫取外し許可)され
る。ロック解除状態で、金庫110を外部に取外すこと
ができる。つまり、金庫110内の現金(売上金…預り
金)の全部を金庫110ごと回収することができる。
【0036】金庫110の図2で左側上部には、筐体3
0の硬貨投入ガイド34C,硬貨投入口35Cおよび投
入ガイドローラ52を介して投入された硬貨(コイン)
を受け入れ可能な硬貨受入口115が設けられている。
【0037】この硬貨受入口115は、図4に示す複数
(6)の硬貨投入ガイド34C に対応する数(6)だ
けある。この実施形態では、日本国の現用通貨(硬貨)
ごと、つまり1,5,10,50,100,500円ご
とに設けられている。格納された硬貨の飛出防止化のた
めである。
【0038】但し、各硬貨に共通の1つとしてもよい。
この場合は、一旦格納された硬貨(および札)が外へ出
ないようにアンチバック機構を設けておくのがよい。
【0039】札受入口116は、図3に示す如く、札投
入ガイド34P,札投入口35Pおよび引込みローラ5
6を介して投入された札(紙幣)を受け入れ可能であ
る。
【0040】この札受入口116は、図4に示す複数
(3)の札投入ガイド34Pに対応する数(3)だけあ
る。この実施形態では、日本国の現用通貨(紙幣)ご
と、つまり1000,(5000…図4では図示省
略),10000円ごとに設けられている。但し、各札
に共通の1つとしてもよい。
【0041】投入金額計数機70は、投入された現金
(硬貨,札)を光学的に読取り検出可能な図1,図2に
示す6つのセンサー71Sを含む投入硬貨検出部71か
らの各信号と,2つのセンサー75Sを含む投入札検出
部75からの各信号とを受けて、各金額を計数可能に形
成されている。
【0042】そして、制御部(CPU11,ROM1
2)は、投入金額計数機70で計数された投入預り金額
Aiの自動的な入力があると、金庫110に格納されて
いる現金の金額にこの投入預り金額Aiを加算して現金
金額を更新する。但し、預り金額Aiは、手動入力でも
よい。
【0043】ここにおいて、オペーレータ(キャッシャ
ー)は、会計処理に際し、客から現金(Ai)を預かっ
た場合には、それを硬貨投入口35Cおよび札投入口3
5Pから筐体30内の金庫110へ投入する。この投入
金額(現金Ap)は、投入金額計数機70で計数され
(図6のST14のYES)かつ制御部(11等)によ
ってメモリ(RAM13…HDD14)および金庫メモ
リ113に記憶される(ST15)。預り金Aiとして
算出(図7のST18)される。
【0044】また、客から釣銭カードKDを受け取った
場合には、当該釣銭カードKDを、カードリーダライタ
24に挿入する。カード金額読取制御手段(CPU1
1,ROM12)がその金額Acを読取る(図6のST
16のYES)と、残高補正制御手段(CPU11,R
OM12)がカードリーダライタ24を介して当該釣銭
カードKDの記憶金額を補正する(ST17)。つま
り、預り金として差し引く。
【0045】すなわち、預り金Aiとして算出(図7の
ST18)される。預り金額は、現金Apとカード金額
Acとの和である。
【0046】かかる預り金(=Ap+Ac)が先に算出
(図6のST13)された合計金額At以上になると
(図7のST19のYES)、今までの預り金額Aiに
累計されてメモリ(RAM13…HDD14)に累計記
憶される(ST20)。
【0047】かくして、会計処理制御手段の一部である
釣銭額算出手段(CPU11,ROM12)が、預り金
額(Ap+Ac)から合計金額Atを差し引いて釣銭額
Arを算出する(図7のST21)。
【0048】ここで、釣銭額記憶制御手段(CPU1
1,ROM12)は、当該釣銭額Arをカードリーダラ
イタ24に挿入されている釣銭カードKDに書込み記憶
する(ST22)。この際、識別情報記憶制御手段(C
PU11,ROM12)が、当該釣銭カードKDに当該
識別情報(例えば、カード番号)を書込み記憶する(S
T23)。但し、既に記憶がある場合には、記憶は省略
される。なお、各識別情報と当該各釣銭額とは、対応記
憶される。
【0049】引続き、識別情報送信制御手段(CPU1
1,ROM12)が、当該釣銭カ−ドKDの識別情報を
データ通信回線(例えば、RS−232C)つまりケー
ブル136を介して釣銭払出機130側へ転送する(S
T24)。しかる後に、カードリーダライタ24から、
釣銭カードKDが発行(戻し)される(ST25)。
【0050】かくして、預り金Aiの投入を除きオペー
レータ(キャッシャー)が現金に触れることなく会計処
理を行え、かつ格別の操作により商品登録作業および会
計処理作業に影響を及ぼすことなく、金庫110内の現
金を当該金庫110ごと回収できると理解される。
【0051】また、この実施形態では、制御部(11,
12)が金庫110内の金庫メモリ113に格別の操作
が実行された時刻Tiをも記憶する。この時刻Tiは、
電子キャッシュレジスタ(商品登録会計手段)10内の
時計回路から読込まれてメモリ(HDD14)にも記憶
される。
【0052】また、商品登録会計手段(10)の停止中
に格別の操作が実行された場合には、CPU11はこれ
を割り込みとして、時刻Tiを記憶させるために必要な
電源(HDD14の駆動電源)および制御系(記憶制御
プログラム)を起動可能とされている。読取った時刻T
iが記憶された後に金庫取外し許可となる。
【0053】次に、釣銭払出機130は、図1および図
5に示す如く、CPU131,ROM132,RAM1
33,表示器134,ケーブル136を介して電子キャ
ッシュレジスタ(商品登録会計手段)10に接続するた
めのインターフェイス(I/F)135,カードリーダ
ライタ137,硬貨入出金手段140および札入出金手
段150を含み、カードリーダライタ137に挿入され
た釣銭カードKDから読取った釣銭額Arに相当する現
金を払出可能に形成されている。
【0054】なお、この釣銭払出機130は、複数台
(例えば、7台)の電子キャッシュレジスタ(商品登録
会計手段)10に共通として設けられている。
【0055】図1において、硬貨入出金手段140は、
硬貨選別機142,硬貨計数機143,硬貨別確認表示
ユニット144,硬貨別保留ユニット145および硬貨
計数払出機146を具備し、硬貨補充口141から補充
された釣銭準備金(硬貨)を金種別に選別しつつ計数し
かつ保留可能に形成されている。
【0056】制御部(CPU131,ROM132)
は、計数(図9のST38のYES,ST39)された
金額をこれまでに保留(記憶)されていた釣銭準備金に
加算(ST40)して新釣銭準備金を求め、これをメモ
リ(RAM133)に記憶する(ST40)。保留金額
(硬貨のみ)は、外観斜視図(図5)に示すように、外
部から目視確認することができる。
【0057】札入出金手段150は、札計数払出機15
2、札保留ユニット152および札計数払出機153を
含み、札補充口151から補充された札(1000円,
5000円札)を計数・保留する(図9のST38のY
ES,ST39)。10000円札は、釣銭としないか
ら、補充されない。
【0058】補充表示制御手段(CPU131,ROM
132)は、常時的に、メモリ(133)から現在の釣
銭準備金を読み出し(図9のST41)しかつ設定値つ
まり予め記憶保持された常時保留金額(常時的に保留保
持しておくべき釣銭準備金)と比較して、設定値以下と
なった場合(ST42のYES)に表示器134にその
旨を表示する(ST43)。なお、管理室側や電子キャ
ッシュレジスタ(商品登録会計手段)10側の表示器2
1等にも表示するように形成することができる。一方、
釣銭補充により、設定値を超えた場合(ST42のN
O)には、その表示を消滅する(ST44)。
【0059】さて、図5の挿入口138を投して釣銭カ
ードKDが挿入される(図8のST30のYES)と、
情報金額読取制御手段(CPU131,ROM132)
は、カードリーダライタ137を介して当該釣銭カード
KDに記憶されている識別情報および釣銭額を読取る
(ST31)。
【0060】なお、先に電子キャッシュレジスタ(商品
登録会計手段)10から転送(図7のST24)されて
きた識別情報および釣銭額は、受信記憶制御手段(CP
U131,ROM132)によって、内部の記憶手段
(RAM133)に記憶保持されている。
【0061】かくして、整合性確認手段(CPU13
1,ROM132)は、カード読取データ(識別情報お
よび釣銭額)と内部読取データ(識別情報および釣銭
額)とを比較して、両者の整合性(同一性)を確認する
(ST33)。
【0062】ここに、現金払出制御手段(CPU13
1,ROM132)は、整合性確認手段によって同一性
があるものと確認されたことを条件に、当該釣銭額に相
当する硬貨払出信号と札払出信号とを硬貨(コイン)計
数払出機146および札計数払出機153のそれぞれに
出力する(ST34)。払出された金額分だけ釣銭準備
金は、減額補正(算出・更新)される(ST35)。
【0063】両者の整合性(同一性)が認められないと
確認された場合(ST33のNO)には、エラー処理
(ST36)される。いずれの場合でも、その後にカー
ド排出される(ST37)。
【0064】しかして、この第1の実施形態によれば、
商品登録および会計処理を行う商品登録会計手段(電子
キャッシュレジスタ10)と,格別の操作なしには取外
し困難に配設されるとともに預り金Aiを投入可能でか
つ投入現金を密閉状に格納可能な金庫110と,会計処
理に際し算出された釣銭額を釣銭記憶媒体(釣銭カード
KD)に書込み記憶する釣銭額記憶制御手段(11,1
2)と,釣銭カードKDから読取られた釣銭額に相当す
る現金を払出す釣銭払出機130とを具備し、キャッシ
ャーはその場で釣銭額を確認しつつ釣銭(通貨)を取扱
う必要がなく、かつ客は釣銭カードKDを用いて別個に
配設された釣銭払出機130で釣銭金の払出を受けるこ
とが可能に形成されているので、小型化および低コスト
化を達成しつつ現金管理および現金回収管理の確実性か
つ安全性を大幅に向上できる。
【0065】また、会計処理の際にその場で現金(釣銭
金)を選択・確認・払出しなくてもよいので、キャッシ
ャーの業務能率を大幅に向上できるとともに、釣銭カー
ドKDに複数回の釣銭(小銭)を記憶保持しておくこと
が可能であるから、多忙な客にも便宜である。
【0066】また、商品登録会計手段(10)から釣銭
払出機130へ釣銭カードKDの識別情報を送信可能か
つ釣銭払出機130が内部に記憶している識別情報と挿
入された釣銭カードKDから読取った識別情報との整合
性が確認できた場合に当該現金を払出可能に形成されて
いるので、釣銭払出機における現金管理の確実性かつ安
全性をも大幅に向上できる。
【0067】また、商品登録会計手段(10)が釣銭カ
ードKDに書込み記憶した釣銭額および当該釣銭カード
の識別情報を記憶保持可能に形成されているので、釣銭
払出機130における釣銭払出総額等とのチェックを容
易に行えるから、この点からも現金管理をより確実に行
える。
【0068】さらに、金庫110のみならず筐体30の
前扉31も格別の操作を条件として開放されるものとさ
れているので、つまり二重安全構造であるから、現金管
理および現金回収の一層の安全が確約できる。
【0069】さらにまた、電子キャッシュレジスタ10
側のカードリーダライタ24で釣銭カードKDから読取
った釣銭額を今回の預り金Aiとして使用可能に形成さ
れているので、釣銭払出機130の収納すべき釣銭準備
金の少額化および小型化を図れる。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、商品登録会計
手段と,格別の操作なしには取外し困難に配設されると
ともに預り金を投入可能でかつ投入現金を密閉状に格納
可能な金庫と,算出された釣銭額を釣銭記憶媒体に書込
み記憶する釣銭額記憶制御手段と,釣銭記憶媒体から読
取られた釣銭額に相当する現金を払出す釣銭払出機とを
具備し、キャッシャーはその場で釣銭額を確認しつつ釣
銭(通貨)を取扱う必要がなく客は釣銭記憶媒体を用い
て別個に配設された釣銭払出機で釣銭金の払出を受ける
ことが可能に形成されているので、小型化および低コス
ト化を達成しつつ現金管理および現金回収管理の確実性
かつ安全性を大幅に向上できるとともに、キャッシャー
の業務能率を向上できかつ釣銭記憶媒体に複数回の釣銭
(小銭)を記憶保持しておくことが可能であるから多忙
な客にも便宜である。しかも、従来ドロワの如く売上金
(現金)が盗まれる心配がない。また、各商品登録会計
手段ごとに釣銭準備金を準備しなくてよいから取扱いが
極めて簡単である。
【0071】また、請求項2の発明によれば、商品登録
会計手段から釣銭払出機へ釣銭記憶媒体の識別情報を送
信可能かつ釣銭払出機が内部に記憶している識別情報と
挿入された釣銭記憶媒体から読取った識別情報との整合
性が確認できた場合に当該現金を払出可能に形成されて
いるので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏する
ことができることに加え、さらに釣銭払出機における現
金管理の確実性かつ安全性をも大幅に向上できる。
【0072】また、請求項3の発明によれば、商品登録
会計手段が釣銭記憶媒体に書込み記憶した釣銭額および
当該釣銭記憶媒体の識別情報を記憶保持可能に形成され
ているので、請求項2の発明の場合と同様な効果を奏す
ることができることに加え、さらに釣銭払出機における
釣銭払出総額等とのチェックを容易に行えるから、この
点からも現金管理をより確実に行える。
【0073】さらに、請求項4の発明によれば、会計処
理に際する預り金を密閉状に格納可能でかつ格別の操作
なしには取外し困難な金庫へ格納し、算出された釣銭額
については現金を払出しすることなく釣銭記憶媒体に書
込み記憶し、かつ別個の釣銭払出機で釣銭記憶媒体から
読取られた釣銭額に相当する現金を払出す商品販売デー
タ処理方法であるから、従来ドロワの如く売上金(現
金)が盗まれる心配がなく、業務能率を向上できる。よ
って、現金管理および現金回収管理の確実性かつ安全性
を大幅に向上できるとともに当該方法を実施するための
商品販売データ処理装置の小型化および低コスト化も図
れる。釣銭記憶媒体に複数回の釣銭(小銭)を記憶保持
しておくことが可能であるから多忙な客にも便宜であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、コイン側の側面図である。
【図3】同じく、札側の側面図である。
【図4】同じく、正面図である。
【図5】同じく、釣銭払出機の外観斜視図である。
【図6】同じく、電子キャッシュレジスタ側の動作を説
明するためのフローチャート(1)である。
【図7】同じく、電子キャッシュレジスタ側の動作を説
明するためのフローチャート(2)である。
【図8】同じく、釣銭払出機側の動作を説明するための
フローチャート(1)である。
【図9】同じく、釣銭払出機側の動作を説明するための
フローチャート(2)である。
【図10】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 載置台 10 電子キャッシュレジスタ(商品登録会計手段) 10B レジ本体 11 CPU(釣銭額記憶制御手段) 12 ROM(釣銭額記憶制御手段) 13 RAM(メモリ) 14 HDD(メモリ) 19 スキャナ 20 キーボード 21 表示器 22 プリンタ 24 カードリーダライタ 30 筐体 31 前扉 35C 硬貨投入口 35P 札投入口 39 開閉口 70 投入金額計数機 110 金庫 113 金庫メモリ(メモリ) 120 ロック機構 130 釣銭払出機 137 カードリーダライタ 140 硬貨入出金手段 150 札入出金手段 160 ドロワ 161 キャビネット 162 キャッシュボックス 163 札収納部 164 硬貨収納部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品登録および会計処理を行う商品登録
    会計手段と,格別の操作なしには取外し困難に配設され
    るとともに客から受取った預り金を投入可能でかつ投入
    された現金を密閉状に格納可能な金庫と,会計処理に際
    し算出された釣銭額を釣銭記憶媒体に書込み記憶する釣
    銭額記憶制御手段と,釣銭記憶媒体から読取られた釣銭
    額に相当する現金を払出す釣銭払出機とを具備した商品
    販売データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記商品登録会計手段から前記釣銭払出
    機へ前記釣銭記憶媒体の識別情報を送信可能かつ前記釣
    銭払出機が内部に記憶している識別情報と挿入された釣
    銭記憶媒体から読取った識別情報との整合性が確認でき
    た場合に当該現金を払出可能に形成されている請求項1
    記載の商品販売データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記商品登録会計手段が、前記釣銭記憶
    媒体に書込み記憶した釣銭額および当該釣銭記憶媒体の
    識別情報を記憶保持可能に形成されている請求項2記載
    の商品販売データ処理装置。
  4. 【請求項4】 商品登録会計手段を用いて商品登録およ
    び会計処理を行う商品販売データ処理方法であって、 前記会計処理に際して客から受取った預り金を密閉状に
    格納可能でかつ格別の操作なしには取外し困難な金庫へ
    格納し、前記会計処理に際し算出された釣銭額について
    は現金を払出しすることなく釣銭記憶媒体に書込み記憶
    し、かつ別個の釣銭払出機で釣銭記憶媒体から読取られ
    た釣銭額に相当する現金を払出す商品販売データ処理方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157986A (ja) * 2003-10-31 2005-06-16 Mars Engineering Corp 代金決済精算装置、代金決済精算方法、精算機、精算方法、貨幣識別装置、代金決済装置、貨幣識別方法、代金決済方法、買物かごロック装置、買物かごロック方法、買物かご、代金決済システム、レジゲート群、レジゲートシステム、預り釣銭管理装置および売上管理装置
JP2020074227A (ja) * 2015-09-30 2020-05-14 日本電気株式会社 精算装置、および、pos装置
US11908289B2 (en) 2015-09-30 2024-02-20 Nec Corporation POS device and control method

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