JPH0325234Y2 - - Google Patents

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JPH0325234Y2
JPH0325234Y2 JP1982188977U JP18897782U JPH0325234Y2 JP H0325234 Y2 JPH0325234 Y2 JP H0325234Y2 JP 1982188977 U JP1982188977 U JP 1982188977U JP 18897782 U JP18897782 U JP 18897782U JP H0325234 Y2 JPH0325234 Y2 JP H0325234Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 この考案は取引処理装置に関し、特に現金自動
取引装置や自動販売機などの取引処理装置の改良
に関する。
先行技術の説明 取引処理装置としては、現金の支払または預金
などの処理を行なう現金自動取引装置や物品の販
売を行なう自動販売機などが知られている。この
現金自動取引装置は、銀行の窓口業務の省力化の
目的で用いられるものであつて、現金の支払機能
のみを有するキヤツシユデイスペンサ(CD),自
動預金機,ATM(オートマテイツク テーラマ
シーン)などが含まれる。これらの現金自動取引
装置は、顧客が使用しているか否かにかかわらず
常時電源を供給され、各種の取引処理を独立的に
行なうための処理ユニツトが使用されていない待
機状態であつても使用中と同じ電力を消費してい
た。このため、消費電力が大きく、省エネルギの
要請に反するという問題点を含む。
そこで、上述のような問題点を解消するため
に、顧客の操作状態に基づいて、動作すべき処理
ユニツトに順次的に電力を供給し、動作する必要
のない処理ユニツトには電力を供給しないように
制御することが考えられる。ところが、そのよう
な技術は、保守点検(メンテナンス)時におい
て、接客操作部の操作状態にかかわらず各処理ユ
ニツトに電力を供給できるようにしなければ、保
守点検に際して支障を来たし、必要とする保守点
検を行なえないという問題点に遭遇する。
上述のような問題点は、取引処理装置が現金自
動支払機などである場合に限らず、複数種類の物
品を個別的に放出する機能を備えた自動販売機に
おいても同様に存在する。
考案の目的 それゆえに、この考案の目的は、消費電力を大
幅に低減でき、維持管理費を安価にでき、しかも
保守点検に支障を来たさないような取引処理装置
を提供することである。
考案の構成 この考案は、要約すれば、取引処理装置の各種
の取引処理を行なう部分を機能別のユニツト(ま
たは部分)に分け、各機能別のユニツトの取引処
理手段うち接客操作手段の操作に応答して動作す
べき取引処理手段にのみ電力を供給するように構
成するとともに、保守点検状態であることを検出
したときは接客操作手段の操作状態にかかわらず
すべての機能別の取引処理手段に電力を供給する
ようにしたものである。換言すれば、保守点検状
態でない場合においては、接客操作手段の操作に
応答して動作する必要のない取引処理手段には電
力を供給しないように制御したものである。
考案の効果 この考案によれば、顧客のいない待機状態にお
いて各種の取引処理手段への電力の供給を停止し
ているので、消費電力を大幅に低減でき、省電力
化を図れ、維持管理費を安価にできる。さらに、
保守点検状態であることを検出した場合は、すべ
ての取引処理手段に電力を供給しているので、保
守点検に支障を来たすことなく、所定の保守点検
を実行できる。
以下には、この考案の具体的な実施例の一例と
して、取引処理装置の一例の現金自動取引装置
(たとえばATM)について、図面を参照して詳
細に説明する。
実施例の説明 第1A図および第1B図はこの考案の一実施例
のATMの外観図であり、特に第1A図は正面か
ら見た斜視図を示し、第1B図は背面から見た斜
視図を示す。構成において、この実施例のATM
10は、筐体11の前面(または顧客に接する
面)に、接客パネル12を設けている。接客パネ
ル12には、通帳出入口13,カード出入口1
4,現金出入口15,CRTデイスプレイ16お
よび接客操作部22が設けられる。ここで、
CRTデイスプレイ16は、操作手順などを表示
して、顧客に知らせるものである。
ATM10の背面には、扉17が開閉自在に装
着される。扉17は、保守点検時に開かれて、筐
体11内部の各処理ユニツトを係員が点検または
修理可能にするものである。ATM10の裏面に
は、扉17に関連して検出手段の一例のドアスイ
ツチ18が装着される。ドアスイツチ18は、扉
17が開かれたこと、すなわち保守点検状態であ
ることを検出するために用いられる。
第2図はこの考案の一実施例のATMのブロツ
ク図である。図において、ATM10は、筐体1
1の内部に、電源ユニツトおよび各種の取引処理
手段の一例の複数の処理ユニツト(またはモジユ
ール)23〜26および制御ユニツト(たとえば
マイクロプロセツサ)30を内蔵している。各種
の処理ユニツトとしては、カード読取部23,通
帳処理部24,紙幣入金処理部25および紙幣出
金処理部26を含む。カード読取部23は、キヤ
ツシユカードを用いて取引処理する際、挿入され
たカードに記録されているデータを読取るもので
ある。通帳処理部24は、取引処理データを通帳
に印字するためのプリンタおよび通帳に形成され
た磁気ストライプに記録されているデータを読取
る通帳読取部を含む。紙幣入金処理部25は、前
記紙幣出入口15へ入れられた紙幣の金種の判
別,紙幣の真偽の判別,枚数の計数などの機能を
含み、顧客によつて預金モードが選択されたとき
能動化される。紙幣出金処理部26は、紙幣の金
種別の放出機構および放出枚数を計数する機能を
含み、顧客によつて現金支払モードが選択された
とき能動化される。また、ATM10には、接客
操作部22が含まれる。
制御ユニツト30には、信号ライン(データ伝
送ライン)26を介して接客操作部22,カード
読取部23,通帳処理部24,紙幣入金処理部2
5および紙幣出金処理部26が接続される。電源
ユニツト21は、ATM10の取引処理動作状態
および待機状態のいずれの状態においても電源ラ
イン28aを介して制御ユニツト30に常時電力
を供給する。また、電源ユニツト21は、接客操
作部22の操作に応答して動作すべき各処理ユニ
ツト23〜26に電源ライン28c〜28fを介
して電力を供給する。その目的で、電源ユニツト
21は、電力供給切換手段を含む。この電源ユニ
ツト21および制御ユニツト30の詳細は、後述
の第3図に示す。
第3図は電源ユニツトおよび制御ユニツトの具
体的な回路図である。制御ユニツト30は、その
内部の各機能を行なうための回路を共通接続する
ための共通バス31を含む。共通バス31には、
中央処理装置(以下CPU)32,RAM33,
FDD制御回路34,ライン制御回路35,モニ
タ制御回路36,伝送制御回路37および電源制
御回路38が接続される。CPU32は、各種の
処理ユニツトの動作を制御するものであつて、た
とえば後述の第5A図および第5B図のプログラ
ム動作を実行する。RAM33は、FDD制御回路
34を通してFDDよりロードされたデータを格
納するものである。ライン制御回路35は、
ATM10から離れた場所に設けられるセンタ
(図示せず)とのデータ伝送の送受信を行なう。
モニタ制御回路36は、銀行内の離れた場所に設
けられるリモートモニタ(図示せず)との間でモ
ニタデータを伝送する。伝送制御回路37は、各
種の処理ユニツトと接客操作部22との間で所定
の動作を行なわせるためのデータの送受信を行な
う。電源制御回路38は、接客操作部22の操作
に応答してCPU32から導出される信号により、
各処理ユニツトに電力の供給を選択的に行なうも
のである。また、制御ユニツト30は、電源回路
39を含む。電源回路39は、制御ユニツト30
内の各部に供給する電圧を定電圧化するものであ
る。
電源ユニツト21は、電源スイツチ211およ
び電力供給切換手段の一例の切換スイツチ212
〜216を含む。電源スイツチ211は、筐体1
1の裏面などに設けられ、係員の操作によつて
ATM10を稼動状態にするものであつて、その
オンによつてコンセントからの交流電源を制御ユ
ニツト30に含まれる電源回路39に直接供給す
る。切換スイツチ212〜216は、電源制御回
路38によつて個別的かつ選択的に閉成されるも
のであつて、その閉成によつて出力される電力を
電源ライン28b,28c,28d,28e,2
8fを介して接客操作部22,カード読取部2
3,通帳処理部24,紙幣入金処理部25,紙幣
出金処理部26に供給する。
第4図は各処理ユニツト(モジユールユニツ
ト)の電源を供給する状態〜別の電源供給状
態を図解的に示した図である。図中における丸印
部分は、各状態における各部が電力を供給される
場合を示す。ここで、状態は、カードを用いた
取引処理において、カード読取部23によつてキ
ヤツシユカードに磁気記録されているデータを読
取る状態を示す。状態は、通帳を用いて取引処
理する場合において、通帳の磁気ストライプに記
録されているデータを読取る状態を示す。状態
は、預金金モードにおいて入金処理する場合、ま
たは現金支払モードによつて出金処理する場合を
示す。なお、状態においては、紙幣入金処理部
25および紙幣出金処理部26へ同時に電力を供
給することはない。なぜならば、紙幣入金処理部
25が預金モードの場合のみ動作すればよく、紙
幣出金処理部26が現金支払モードの場合のみ動
作すればよく、預金モードと現金支払モードとが
同時に選択されることはあり得ないからである。
なお、入金処理および出金処理を1つのユニツト
で行なうような紙幣処理部を設けた場合は、状態
においてそれに電力が供給される。状態で
は、通帳を用いて取引処理する場合において、通
帳に取引処理データを印字するために通帳処理部
24に電力を供給する状態を表わす。状態はキ
ヤツシユカードを用いて取引処理する場合におい
て、キヤツシユカードにエンボス形成された文字
を伝票またはジヤーナルに印字する場合を示す。
図示から明らかなように、接客操作部22は、状
態〜のいずれの場合であつても電力が供給さ
れる。
第5A図および第5B図はこの実施例の動作を
説明するためのフローチヤートである。なお、図
において、一点鎖線で囲んだ各ステツプは、第4
図に示す状態〜に対応する動作状態を示す。
次に、第1図〜第5B図を参照して、この実施
例の具体的な動作を説明する。
通常の取引処理動作 まず、カードおよび通帳を用いて現金を引出す
場合、すなわち現金支払モードの場合を説明す
る。ステツプ1において、電源スイツチ211が
投入されると、制御ユニツト30の電源回路39
にのみ電源が投入されるので、CPU32はイニ
シヤル処理を行う。ステツプ2において、取引可
能な状態か否かが判断され、取引可能な状態にな
るまで待機する。この取引可能な状態とは、
ATM10が正常に動作可能な状態などである。
取引可能な状態になると、ステツプ3において接
客操作部22の電源がオンされる。この動作は、
具体的には、CPU32が切換スイツチ212を
オンさせるための信号を電源制御回路38に与
え、電源制御回路38が切換スイツチ212をオ
ンさせることによつて行なわれる。接客操作部2
2への電力供給は、以後連続的に行なわれる。ス
イツプ4において、CPU32は、CRTデイスプ
レイ16を駆動させて、顧客にATM10の動作
モードを選択させるための案内表示として、「ご
利用のキーを押して下さい。」と表示させる。ス
テツプ5において、CPU32は接客操作部22
からのキー押圧信号が入力されたか否かを判断す
る。もし、キー押圧信号の入力のないことが判断
されると、ステツプ5aにおいて扉17が開成さ
れているか否かが判断される。この判断は、ドア
スイツチ18の出力の有無に基づいて行なわれ
る。もし、扉17の開成状態であることが判断さ
れると、キー入力があるまでステツプ5,5aで
待機する。キー入力があると、ステツプ6へ進
む。ステツプ6において、CPU32は、キヤツ
シユカードを挿入すべきことを知らせるために、
「カードを挿入して下さい。」のメツセージを
CRTデイスプレイ16に表示させる。
続いて、状態の動作が行なわれる。すなわ
ち、ステツプ7において、カード読取部23の電
源がオンされる。この動作は、CPU32が切換
スイツチ213をオン指令するための信号を電源
制御回路38に与えて、電源制御回路38が切換
スイツチ213をオンさせることによつて行なわ
れる。ステツプ8において、キヤツシユカードが
挿入されたか否かの判断が行なわれ、その動作が
キヤツシユカードを挿入されるまで繰返される。
キヤツシユカードが挿入されると、ステツプ9に
おいてカード読取部23がカードの磁気ストライ
プに記録されているデータ(たとえば口座番号な
ど)を読取る。この読取データがカード読取部2
3から制御ユニツト30の伝送制御回路37へ伝
送される。ステツプ10において、CPU32は伝
送された読取データをライン制御回路35を介し
てセンタへ伝送する。センタでは、カードから読
取られたデータに基づいてフアイル(図示せず)
に記憶されているデータを検索し、カードの有効
性を示すデータを伝送ラインおよびライン制御回
路35を介してCPU32に与える。CPU32は
ステツプ10においてカードの有効性を判断する。
もし、カードが有効なことを判断すると、ステツ
プ11において暗証番号の入力を指示するためのメ
ツセージとして、「暗証番号を入力して下さい。」
がCRTデイスプレイ16に表示される。ステツ
プ12において、顧客は接客操作部22に含まれる
数値キー(図示せず)を操作して、暗証番号を入
力する。ステツプ13において、暗証番号が所定の
ものか否かが判断される。もし、所定の暗証番号
であることを判断すると、ステツプ14へ進む。ス
テツプ14において、切換スイツチ213がオフさ
れて、カード読取部23の電源がオフされる。そ
の後、ステツプ15へ進む。
一方、前述のステツプ13において、暗証番号が
所定のものでないことが判断されると、ステツプ
16において入力誤りの回数が3回か否かが判断さ
れる。3回以内であれば、再度暗証番号を入力す
ることを許容するために、ステツプ11へ戻る。暗
証番号の入力誤りが3回繰返された場合、および
前述のステツプ10においてカードが有効でないこ
とが判断された場合は、ステツプ17へ進む。ステ
ツプ17において、顧客に取引できないことを表わ
すメツセージ(たとえば「このカードでは取引で
きません。」)がCRTデイスプレイ16で表示さ
れる。ステツプ18において、カードを取込む必要
があるか否かの判断が行なわれる。この判断は、
紛失したカードの場合、それを取込んで不正使用
を防止するためである。もし、カードの取込みの
必要なことが判断されると、ステツプ19において
カードが取込まれ、ステツプ20において係員を来
ることを示すメツセージがCRTデイスプレイ1
6で表示される。続いて、ステツプ21において、
カード読取部23の電源がオフされる。なお、ス
テツプ18においてカードを取込む必要のないこと
が判断されると、ステツプ22においてカードを返
却した後、ステツプ21へ進む。
ステツプ15において、通帳を用いた取引処理で
あることが判断されて、ステツプ23へ進む。ステ
ツプ23において、通帳を挿入すべきことを表わす
メツセージ(たとえば「通帳を挿入して下さ
い。)」がCRTデイスプレイ16に表示される。
続いて、状態の動作が行なわれる。すなわ
ち、ステツプ24において、切換スイツチ214が
オンされて、通帳処理部24の電源がオンされ
る。ステツプ24において、通帳が挿入されたか否
かの判断が行なわれ、この判断が通帳を挿入され
るまで繰返される。通帳が挿入されると、ステツ
プ26において、通帳の磁気ストライプに記録され
ているデータが読取られる。ステツプ27におい
て、通帳が有効なものか否かの判断が行なわれ
る。この判断は、たとえば通帳から読取られたデ
ータが古い通帳を表わすものでなく、盗難された
通帳の口座番号でないことなどに基づいて行なわ
れる。通帳の有効なことが判断されると、ステツ
プ28において通帳処理部24の電源が一旦オフさ
れる。その後、ステツプ29へ進む。一方、ステツ
プ27において、無効の通帳であることが判断され
ると、ステツプ30へ進む。ステツプ30において、
その通帳では取引のできないことを知らせるメツ
セージがCRTデイスプレイ16に表示される。
ステツプ31において、通帳が返却される。ステツ
プ32において、通帳処理部24の電源が一旦オフ
される。続いて、取引が継続されているか否かが
判断され、継続されていればステツプ29へ進み、
継続されていなければステツプ34において再度始
めからの操作を行なうことを知らせるメツセージ
がCRTデイスプレイ16で表示される。
なお、今回の現金支払モードがカードのみによ
る場合であれば、前述のステツプ15において通帳
取引でないことが判断されて、直接ステツプ29へ
進む。
ステツプ29において、今回の取引処理が入金取
引か否かが判断される。現金支払モードの場合
は、入金取引ではなく出金取引であるため、ステ
ツプ36へ進み、出金取引処理であることが判断さ
れて、ステツプ37へ進む。ステツプ37において、
請求金額を入力すべきことを知らせるメツセージ
がCRTデイスプレイ16に表示される。
その後、ステツプ42〜46に示す状態の動作処
理が行なわれる。すなわち、ステツプ42におい
て、現在の残高に基づいて、支払が可能か否かの
判断が行なわれる。支払可能なことが判断される
と、ステツプ43において切換スイツチ216をオ
ンさせて、紙幣出金処理部26の電源がオンされ
る。ステツプ44において、請求金額に相当する金
額の放出処理、すなわち出金処理が行なわれる。
ステツプ45において、正常に出金処理されたか否
かの判断が行なわれる。この判断は、出金された
紙幣が現金出入口17まで放出されずに途中でつ
まつていないことを検出することによつて行なわ
れる。正常に出金処理されていることが判断され
ると、ステツプ46へ進み、紙幣出金処理部26の
電源がオフされる。一方、出金処理が正常に行な
われていないことを判断すると、ステツプ47にお
いて出金処理エラーを回復するための処理が行な
われた後、ステツプ46へ進む。
その後、ステツプ49において、通帳を用いた取
引処理であることが判断されて、状態の処理が
行なわれる。すなわち、ステツプ50において、通
帳処理部24の電源がオンされる。ステツプ51に
おいて、取引処理内容のデータが通帳に印字記録
される。ステツプ52において、通帳が返却され
る。ステツプ53において、通帳処理部24の電源
がオフされる。
続いて、状態の処理が行なわれる。すなわ
ち、ステツプ54において、カード読取部23の電
源がオンされる。ステツプ55において、取引内容
が伝票に印字記録される。ステツプ56において、
伝票が発行される。なお、通帳を用いた取引処理
の場合は、取引処理に関するデータが通帳に印字
されるので、ステツプ55および56の動作を省略し
てもよい。ステツプ57において、カードが返却さ
れる。ステツプ58において、カード読取部23の
電源がオフされる。これによつて、現金支払モー
ドの処理が終了する。
その後、ステツプ59においてATM10が取引
可能状態か否かが判断され、取引可能状態である
ことが判断されると前述のステツプ4へ戻る。一
方、取引可能状態でないことが判断されると、ス
テツプ60において接客操作部22の電源がオフさ
れた後、ステツプ2へ戻る。
次に、預金モードの動作を述べる。この場合の
動作は、次の点を除いて前述の現金支払動作と同
様である。すなわち、預金モードの場合は、前述
のステツプ29において入金取引であることが判断
されて、ステツプ35へ進む。ステツプ35におい
て、紙幣を挿入すべきことを知らせるメツセージ
がCRTデイスプレイ16で表示される。その後、
状態の動作を行なう。すなわち、ステツプ38に
おいて、切換スイツチ215がオンされて、紙幣
入金処理部25の電源がオンされる。ステツプ39
において、入金処理が行なわれる。この処理は、
紙幣出入口15へ挿入された紙幣の真偽を判別
し、紙幣の金種を識別し、その金種の金額を合計
して今回の預金額を求め、預金額をセンタへ伝送
することによつて行なわれる。センタでは、その
口座番号の残高に今回の預金額を加算した新たな
残高を求め、新残高を制御ユニツト30へ伝送す
る。続いて、ステツプ40において、入金が終了し
たか否かの判断が行なわれ、入金処理が終了して
いなければステツプ39および40の動作を繰返す。
ここで、入金を終了したことの判断は、たとえば
接客操作部22に含まれる確認キー(図示せず)
が操作されたことを検出する。そして、入金処理
が終了すると、ステツプ41において紙幣入金処理
部25の電源がオフされた後、前述のステツプ49
へ進む。
上述のように、この実施例によれば、現金自動
取引装置において、各機能を行なうモジユールユ
ニツトを個別に分け、接客操作部の操作状態に基
づいて動作すべきユニツトに順次電力を供給する
とともに、動作の終了したユニツトの電力を遮断
制御しているので、各処理ユニツトには真に動作
すべき必要のある時間だけしか電力が供給され
ず、消費電力を大幅に低減でき、省電力化を図れ
る利点がある。
保守点検の場合の動作 保守点検は、通常、顧客がATM10で取引処
理を行なつていない場合に行なわれる。この状態
においては、CPU32は前述のステツプ5およ
びステツプ5aにおいて待機状態にある。このと
き、係員によつて扉17が開かれると、ドアスイ
ツチ18が扉17の開かれたことを検出してその
出力をCPU32に与える。応じて、CPU32は、
ステツプ5aにおいて扉17の開成されたことを
判断して、ステツプ61〜65の動作(すなわち第2
の切換制御手段として働くための動作)を行な
う。すなわち、ステツプ61において、切換スイツ
チ212〜215が閉成(オン)されて、すべて
の処理ユニツト22a〜25に電力が供給され
る。ステツプ62において、係員が故障のある部分
の復旧処理、または点検のためのテスト処理を行
なう。ステツプ63において、テスト処理が終了し
たか否かが判断され、終了していないことが判断
されるとステツプ62へ戻る。そして、すべてのテ
スト処理が終了するまでステツプ62および63の動
作が繰返される。ここで、テスト処理の終了状態
の検出は、たとえば筐体11内にテストまたは点
検の終了したことを指令するスイツチを設けてお
き、それが押圧されたことを検出すればよい。そ
して、すべてのテストが終了した後、ステツプ63
においてテスト処理の終了状態が判断されると、
ステツプ64へ進む。なお、テスト処理の終了状態
の判断は、人為的に行なつてもよい。ステツプ64
において、CPU32は扉17が閉成されたか否
かを判断する。扉17が閉成されていなければ、
扉17の閉成を待ち、扉17の閉成されたことを
判断すると、ステツプ65へ進む。ステツプ65にお
いて、切換スイツチ212〜215のすべてが開
成(オフ)されて、電源の供給が停止される。
このように、保守点検の場合には、保守手点検
出用の扉の開閉状態に基づいてその状態を検出
し、保守点検状態であればその期間中すべての処
理ユニツトに電力を供給しているので、接客操作
部の操作状態に応答して動作すべき処理ユニツト
にのみ順次電力を供給するようなATMであつて
も、保守点検に際して支障を生じることを防止で
きる利点がある。
なお、上述の実施例では、取引処理装置の一例
として、現金自動取引装置の場合を述べたが、こ
の考案の技術思想はこれに限らずその他の取引処
理装置、たとえば複数種類の物品を販売可能な自
動販売機や、動作を順次行なう必要のある自動販
売機においても適用できることを指摘しておく。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの考案の一実施例
のATMの外観図である。第2図はこの考案の一
実施例のATMのブロツク図である。第3図は制
御ユニツトおよび電源ユニツトの詳細なブロツク
図である。第4図は動作状態別の各部の電源供給
状態を図解的に示した図である。第5A図および
第5B図はこの考案の一実施例の動作を説明する
ためのフローチヤートである。 図において、10はATM、21は電源ユニツ
ト、22は接客操作部、23はカード読取部、2
4は通帳処理部、25は紙幣入金処理部、26は
紙幣出金処理部、30は制御ユニツトを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 顧客によつて操作される接客操作手段、 それぞれが取引処理のための各種の動作を独
    立的に行なう複数の取引処理手段、 前記各取引処理手段に選択的に電力を供給す
    る電力供給切換手段、 保守点検時において、開成される扉、 前記扉の開成状態を検出する検出手段、およ
    び制御手段を備え、 前記制御手段は、 前記接客操作手段の操作に応答して動作すべ
    き取引処理手段に電力を供給するように、前記
    電力供給切換手段の切換状態を制御する第1の
    切換制御手段と、 前記検出手段の出力に応答して前記複数の取
    引処理手段のすべてに電力を供給するように、
    前記電力供給切換手段の切換状態を制御する第
    2の切換制御手段とを含む、取引処理装置。 (2) 前記第1の切換制御手段は、前記接客操作手
    段によつて選択された動作モードにおいて動作
    すべきある数の取引処理手段に、予め定める順
    序で順次電力を供給するように前記電力供給切
    換手段の切換状態を制御する、実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の取引処理装置。 (3) 前記取引処理装置は、少なくともカードを用
    いて現金の取引の可能な現金自動取引装置であ
    り、 前記取引処理手段は、前記カードに記録され
    ているデータを読取るカード読取手段と、紙幣
    を放出する紙幣出金処理手段とを少なくとも含
    む、実用新案登録請求の範囲第1項記載の取引
    処理装置。
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