JPH1170745A - 熱転写記録型磁気シート - Google Patents
熱転写記録型磁気シートInfo
- Publication number
- JPH1170745A JPH1170745A JP24769297A JP24769297A JPH1170745A JP H1170745 A JPH1170745 A JP H1170745A JP 24769297 A JP24769297 A JP 24769297A JP 24769297 A JP24769297 A JP 24769297A JP H1170745 A JPH1170745 A JP H1170745A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- binder
- ink receiving
- receiving layer
- layer
- heat transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写記録型磁気シ−トの熱転写画像の高感
度化、高濃度化、画像均一化の向上を図るとともにブロ
ッキング性と耐水性を改善すること。 【解決手段】 支持体の一方の面に強磁性体とバインダ
ーを含有する磁気記録層、支持層を介して、もう一方の
面にフィラーとバインダーを含有するインク受理層を設
けた熱転写記録型磁気シ−トにおいて、前記インク受理
層のバインダーとしてビニルアルコール/ビニルアセテ
ート共重合体を使用する。
度化、高濃度化、画像均一化の向上を図るとともにブロ
ッキング性と耐水性を改善すること。 【解決手段】 支持体の一方の面に強磁性体とバインダ
ーを含有する磁気記録層、支持層を介して、もう一方の
面にフィラーとバインダーを含有するインク受理層を設
けた熱転写記録型磁気シ−トにおいて、前記インク受理
層のバインダーとしてビニルアルコール/ビニルアセテ
ート共重合体を使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗車券、定期券、
通行券等の券紙やプリペードカード等における磁気カー
ド類およびPOSラベル等のラベル類への応用が可能な
熱転写記録型磁気シートに関する。
通行券等の券紙やプリペードカード等における磁気カー
ド類およびPOSラベル等のラベル類への応用が可能な
熱転写記録型磁気シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気回数券、道路通行券、定期
券、プリペードカード等における磁気カード類の普及に
は目覚ましいものがある。この磁気カード類は、顧客が
カードを使用する毎に変動する残金表示やカードの有効
期間、発行日等を可視情報として記録できることが要求
されている。そのような記録手段の一つとして熱転写方
式がある。この方式に用いられる磁気カード類は、通
常、プラスチックシートまたは上質紙等の支持体の片面
に磁気記録層を設けたものが知られているが、記録画像
の高感度化、高濃度化、画像均一化等の要求に耐えがた
く、熱転写記録側にインク受理層を設けるなどの改良が
図られている。例えば、特開昭57−182487号公
報には、感熱転写シートからの転写像を受ける受像シー
トに吸油量30ml/100g以上の吸油性顔料を含有
させた受像シートが記載されている。これによれば、画
像品質の向上は図られるものの図1に示すように支持体
の両面にコーティング層が設けられることから夏期等の
高温、高湿下において、原反あるいはスリット状態で保
管すると、層のハガレ、転写等のブロッキング現象が発
生するという欠点があり、そのため熱転写記録だけでな
く磁気記録にも異常を来すという問題を起こす。
券、プリペードカード等における磁気カード類の普及に
は目覚ましいものがある。この磁気カード類は、顧客が
カードを使用する毎に変動する残金表示やカードの有効
期間、発行日等を可視情報として記録できることが要求
されている。そのような記録手段の一つとして熱転写方
式がある。この方式に用いられる磁気カード類は、通
常、プラスチックシートまたは上質紙等の支持体の片面
に磁気記録層を設けたものが知られているが、記録画像
の高感度化、高濃度化、画像均一化等の要求に耐えがた
く、熱転写記録側にインク受理層を設けるなどの改良が
図られている。例えば、特開昭57−182487号公
報には、感熱転写シートからの転写像を受ける受像シー
トに吸油量30ml/100g以上の吸油性顔料を含有
させた受像シートが記載されている。これによれば、画
像品質の向上は図られるものの図1に示すように支持体
の両面にコーティング層が設けられることから夏期等の
高温、高湿下において、原反あるいはスリット状態で保
管すると、層のハガレ、転写等のブロッキング現象が発
生するという欠点があり、そのため熱転写記録だけでな
く磁気記録にも異常を来すという問題を起こす。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、熱転
写記録型磁気シ−トの熱転写画像の高感度化、高濃度
化、画像均一化の向上を図るとともにブロッキング性と
耐水性を改善することである。
写記録型磁気シ−トの熱転写画像の高感度化、高濃度
化、画像均一化の向上を図るとともにブロッキング性と
耐水性を改善することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、支持体
の一方の面に強磁性体とバインダーを含有する磁気記録
層、支持層を介して、もう一方の面にフィラーとバイン
ダーを含有するインク受理層を設けた熱転写記録型磁気
シ−トにおいて、前記インク受理層のバインダーとして
ビニルアルコール/ビニルアセテート共重合体を使用す
ることを特徴とする熱転写記録型磁気シートが提供され
る。
の一方の面に強磁性体とバインダーを含有する磁気記録
層、支持層を介して、もう一方の面にフィラーとバイン
ダーを含有するインク受理層を設けた熱転写記録型磁気
シ−トにおいて、前記インク受理層のバインダーとして
ビニルアルコール/ビニルアセテート共重合体を使用す
ることを特徴とする熱転写記録型磁気シートが提供され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の熱転写記録型磁気シ−ト
は、支持体層を挟んで、磁気層とインク受理層から構成
される積層体である。本発明の熱転写記録シ−トの断面
図を示すと図1の通りである。1は支持体である。2は
磁気層である。3はインク受理層である。
は、支持体層を挟んで、磁気層とインク受理層から構成
される積層体である。本発明の熱転写記録シ−トの断面
図を示すと図1の通りである。1は支持体である。2は
磁気層である。3はインク受理層である。
【0006】インク受理層は、熱転写に際しインクを層
の中に引き止めて熱転写による像を形成するために設け
られる層である。このインク受理層は、フイラ−を水溶
性樹脂に均一に添加分散させたものにより構成されてい
る。インク受理層に用いる水溶性樹脂としては、慣用の
種々の水溶性樹脂を適宜用いることができ、併用して用
いることができる。具体例として以下のものが挙げられ
る。ポリビニルアルコール、デンプンおよびその誘導
体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル
酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無
水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水
マレイン共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、ア
ルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分
子。フィラーとしては、無機物及び有機系樹脂をあげる
ことができる。無機物としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウム、クレ
ー、焼成クレー、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、ホワイトカーボン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、表面
処理された炭酸カルシウムやシリカ等を挙げることがで
きる。有機系樹脂としては、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン等
の微粉末等を挙げることができる。フイラ−の吸油量
は、50〜200ml/100gである。
の中に引き止めて熱転写による像を形成するために設け
られる層である。このインク受理層は、フイラ−を水溶
性樹脂に均一に添加分散させたものにより構成されてい
る。インク受理層に用いる水溶性樹脂としては、慣用の
種々の水溶性樹脂を適宜用いることができ、併用して用
いることができる。具体例として以下のものが挙げられ
る。ポリビニルアルコール、デンプンおよびその誘導
体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル
酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無
水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水
マレイン共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、ア
ルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分
子。フィラーとしては、無機物及び有機系樹脂をあげる
ことができる。無機物としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、シリカ、酸化チタン、水酸化アルミニウム、クレ
ー、焼成クレー、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、ホワイトカーボン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、表面
処理された炭酸カルシウムやシリカ等を挙げることがで
きる。有機系樹脂としては、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン等
の微粉末等を挙げることができる。フイラ−の吸油量
は、50〜200ml/100gである。
【0007】インク受理層には、バインダ−が用いられ
る。本発明では、バインダーとしてビニルアルコ−ル/
ビニルアセテ−ト共重合体を使用する。その結果、ブロ
ッキング性及び耐水性を向上させることができる。本発
明で用いられるビニルアルコ−ル/ビニルアセテ−ト共
重合体は、ケン化度が90mol%、好ましくは80m
ol%以上必要とされ、重合度が500〜2000、好
ましくは1000〜1500のものである。ビニルアル
コ−ルとビニルアセテ−トの割合は、1:0.01から
1:0.5、好ましくは1:0.05から1:0.2の
ものである。この範囲未満のものを用いると、耐水性が
低下し、この範囲を越えるものを用いると、熱転写感度
の低下をもたらすので、いずれも好ましくない。インク
受理層を構成するフイラ−とバインダ−の割合(固型重
量比)は、1:0.1〜1:0.5、好ましくは1:
0.2〜1:0.4である。この範囲未満の場合は、結
着性低下となり、この範囲を越える場合は熱転写感度の
低下をもたらすこととなり、いずれも好ましくない。
る。本発明では、バインダーとしてビニルアルコ−ル/
ビニルアセテ−ト共重合体を使用する。その結果、ブロ
ッキング性及び耐水性を向上させることができる。本発
明で用いられるビニルアルコ−ル/ビニルアセテ−ト共
重合体は、ケン化度が90mol%、好ましくは80m
ol%以上必要とされ、重合度が500〜2000、好
ましくは1000〜1500のものである。ビニルアル
コ−ルとビニルアセテ−トの割合は、1:0.01から
1:0.5、好ましくは1:0.05から1:0.2の
ものである。この範囲未満のものを用いると、耐水性が
低下し、この範囲を越えるものを用いると、熱転写感度
の低下をもたらすので、いずれも好ましくない。インク
受理層を構成するフイラ−とバインダ−の割合(固型重
量比)は、1:0.1〜1:0.5、好ましくは1:
0.2〜1:0.4である。この範囲未満の場合は、結
着性低下となり、この範囲を越える場合は熱転写感度の
低下をもたらすこととなり、いずれも好ましくない。
【0008】インク受理層は、さらに耐水化剤を含有さ
せることが好ましい。この耐水化剤の添加によりブロッ
キング性を向上させることができる。耐水化剤の具体例
としては、ホルムアルデヒド、グリオキザ−ル、クロム
ミョウバン、メラミン、メラミン/ホルムアルデヒド樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド/エピクロルヒドリン
樹脂等が挙げられる。インク受理層に用いられるバイン
ダーと耐水化剤の含有比(固型重量比)は、1:0.0
2〜1:0.3、好ましくは、1:0.05〜1:0.
25である。この範囲未満の場合は、耐水性の低下とな
り、この範囲を越える場合は熱転写感度の低下をもたら
すので、いずれも好ましくない。
せることが好ましい。この耐水化剤の添加によりブロッ
キング性を向上させることができる。耐水化剤の具体例
としては、ホルムアルデヒド、グリオキザ−ル、クロム
ミョウバン、メラミン、メラミン/ホルムアルデヒド樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド/エピクロルヒドリン
樹脂等が挙げられる。インク受理層に用いられるバイン
ダーと耐水化剤の含有比(固型重量比)は、1:0.0
2〜1:0.3、好ましくは、1:0.05〜1:0.
25である。この範囲未満の場合は、耐水性の低下とな
り、この範囲を越える場合は熱転写感度の低下をもたら
すので、いずれも好ましくない。
【0009】磁気記録層は、磁気記録を行うための磁性
体を含む層である。この磁気記録層に用いる磁性体に
は、強磁性体粉が用いられる。強磁性体粉としては、具
体的にバリウムフェライト、ストロンチウムフェライ
ト、Co−γ−Fe2O3、γ−Fe2O3等を挙げること
ができる。磁性記録層には、強磁性体を固定するために
バインダ−が用いられる。バインダーとしては、強磁性
体を固定できるものであれば、どのような物でも使用で
きる。バインダ−には慣用のものが知られており、その
具体例としては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリプロピオン酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、ポリメ
チルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリプロ
ピルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリヘプ
チルアクリレート、ポリエチルヘキシルアクリレート、
スチレン/ブタジエンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、
ポリイソブチレンゴム、ポリブタジエン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリメタクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリジクロロスチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート、ポリエチルヘキシルメ
タクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルステ
アレート等の水性エマルジョン樹脂等が挙げられる。
体を含む層である。この磁気記録層に用いる磁性体に
は、強磁性体粉が用いられる。強磁性体粉としては、具
体的にバリウムフェライト、ストロンチウムフェライ
ト、Co−γ−Fe2O3、γ−Fe2O3等を挙げること
ができる。磁性記録層には、強磁性体を固定するために
バインダ−が用いられる。バインダーとしては、強磁性
体を固定できるものであれば、どのような物でも使用で
きる。バインダ−には慣用のものが知られており、その
具体例としては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリプロピオン酸ビニル、ポリ酪酸ビニル、ポリメ
チルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリプロ
ピルアクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリヘプ
チルアクリレート、ポリエチルヘキシルアクリレート、
スチレン/ブタジエンゴム、ニトリルゴム、天然ゴム、
ポリイソブチレンゴム、ポリブタジエン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリメタクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリジクロロスチレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリメタクリル酸、ポリメチルメタクリレート、
ポリエチルメタクリレート、ポリプロピルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート、ポリエチルヘキシルメ
タクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルステ
アレート等の水性エマルジョン樹脂等が挙げられる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明する。なお、以下で示す部および%はいずれも重
量基準である。 実施例1 坪量150g/m2 の上質紙の片面に、下記に述べる磁
気塗料を、乾燥重量が50g/m2 となるように塗布乾
燥し、磁気記録層を形成した。 〈バリウムフェライト分散液の調製 固形分50%〉 バリウムフェライト(保持力:2700Oe、 100部 平均粒径:0.6μm) ポリアクリル酸ソーダ(20%水溶液) 10部 カーボンブラック(38%分散液) 20部 水 90部 以上の組成からなる液をサンドグライダーで24時間分
散して、下記により調製した磁気塗料のエマルジョンと
調合した。 〈磁気塗料の調製〉 バリウムフェライト分散液(50%分散液) 220部 塩化ビニリデンエマルジョン(49%) 100部 水 80部 次に支持体のもう一方の面に、下記による組成物からな
るインク受理層形成液を、乾燥重量が5.0g/m2 と
なるよう塗布し、インク受理層を設けた。インク受理層
の組成は、次の通りである。 炭酸カルシウム 100部 ビニルアルコール・ビニルアセテート共重合体 300部 (10%水溶液) (日本合成化学工業製、ゴーセファイマーZ200) 水 200部
に説明する。なお、以下で示す部および%はいずれも重
量基準である。 実施例1 坪量150g/m2 の上質紙の片面に、下記に述べる磁
気塗料を、乾燥重量が50g/m2 となるように塗布乾
燥し、磁気記録層を形成した。 〈バリウムフェライト分散液の調製 固形分50%〉 バリウムフェライト(保持力:2700Oe、 100部 平均粒径:0.6μm) ポリアクリル酸ソーダ(20%水溶液) 10部 カーボンブラック(38%分散液) 20部 水 90部 以上の組成からなる液をサンドグライダーで24時間分
散して、下記により調製した磁気塗料のエマルジョンと
調合した。 〈磁気塗料の調製〉 バリウムフェライト分散液(50%分散液) 220部 塩化ビニリデンエマルジョン(49%) 100部 水 80部 次に支持体のもう一方の面に、下記による組成物からな
るインク受理層形成液を、乾燥重量が5.0g/m2 と
なるよう塗布し、インク受理層を設けた。インク受理層
の組成は、次の通りである。 炭酸カルシウム 100部 ビニルアルコール・ビニルアセテート共重合体 300部 (10%水溶液) (日本合成化学工業製、ゴーセファイマーZ200) 水 200部
【0011】実施例2 実施例1のインク受理層形成液に、さらに耐水化剤とし
て、水溶性メラミン樹脂(80%)を2.5部添加した
以外は同様な方法により調整し、それを用いた熱転写磁
気記録シ−トを作成し、実施例2を得た。
て、水溶性メラミン樹脂(80%)を2.5部添加した
以外は同様な方法により調整し、それを用いた熱転写磁
気記録シ−トを作成し、実施例2を得た。
【0012】比較例1 実施例1のインク受理層形成液のビニルアルコール・ビ
ニルアセテート共重合体にかわって、ポリビニルアルコ
ール(クラレ製PVA117 10%水溶液)に置換し
た以外は同様な方法により調製し、それを用いた熱転写
磁気記録シ−トを作成し、比較例1を得た。
ニルアセテート共重合体にかわって、ポリビニルアルコ
ール(クラレ製PVA117 10%水溶液)に置換し
た以外は同様な方法により調製し、それを用いた熱転写
磁気記録シ−トを作成し、比較例1を得た。
【0013】比較例2、3 実施例1のインク受理層形成液のビニルアルコール・ビ
ニルアセテート共重合体の添加量300部を50部、6
00部に変えた以外は同様な方法により、インク受理層
形成液を調製し、それを用いた熱転写磁気記録シ−トを
作成し、それぞれ比較例2、比較例3を得た。
ニルアセテート共重合体の添加量300部を50部、6
00部に変えた以外は同様な方法により、インク受理層
形成液を調製し、それを用いた熱転写磁気記録シ−トを
作成し、それぞれ比較例2、比較例3を得た。
【0014】上記のようにして得た実施例及び比較例に
ついて熱転写濃度、ブロッキング性、耐水性について評
価を行なった結果を表1に示す。
ついて熱転写濃度、ブロッキング性、耐水性について評
価を行なった結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】熱転写濃度の測定は、下記の方法により行
なった。プリンター(TEC製B−30)に、リボン
(パイロット製AT−003)をセットし、熱転写印字
を行い、その印字部をマクベス反射濃度計(R−914
型)で濃度を測定し、熱転写濃度とした。ブロッキング
性の測定は、下記の手順により行なった。磁気記録層を
支持体表面に塗工後、磁気記録面と受容層面を重ね、4
0℃90%RHの条件にて、110g/cm2の加重を
かけ、5日間放置後の磁気面、受容層面のブロッキング
性を下記の基準により評価した。 ○:ブロッキングなし △:ややブロッキングし、一部ハガレ発生 ×:ブロッキングし、全面にハガレ発生 耐水性の測定は、下記の手順により行なった。印字部に
水を一滴滴下し、この部分を白紙で擦り、受容層の脱落
度を下記の基準により評価した。 ○:脱落なし △:やや脱落する ×:脱落が目立つ
なった。プリンター(TEC製B−30)に、リボン
(パイロット製AT−003)をセットし、熱転写印字
を行い、その印字部をマクベス反射濃度計(R−914
型)で濃度を測定し、熱転写濃度とした。ブロッキング
性の測定は、下記の手順により行なった。磁気記録層を
支持体表面に塗工後、磁気記録面と受容層面を重ね、4
0℃90%RHの条件にて、110g/cm2の加重を
かけ、5日間放置後の磁気面、受容層面のブロッキング
性を下記の基準により評価した。 ○:ブロッキングなし △:ややブロッキングし、一部ハガレ発生 ×:ブロッキングし、全面にハガレ発生 耐水性の測定は、下記の手順により行なった。印字部に
水を一滴滴下し、この部分を白紙で擦り、受容層の脱落
度を下記の基準により評価した。 ○:脱落なし △:やや脱落する ×:脱落が目立つ
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写品質に優れると
ともに、ブロッキング性、耐水性の良好な熱転写記録型
磁気シートが得られる。
ともに、ブロッキング性、耐水性の良好な熱転写記録型
磁気シートが得られる。
【図1】本発明に係る熱転写記録型磁気券紙の層構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 支持体 2 磁気層 3 インク受理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B42D 15/10 501 B42D 15/10 501D
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体の一方の面に強磁性体とバインダ
ーを含有する磁気記録層、支持層を介して、もう一方の
面にフィラーとバインダーを含有するインク受理層を設
けた熱転写記録型磁気シ−トにおいて、前記インク受理
層のバインダーとしてビニルアルコール/ビニルアセテ
ート共重合体を使用することを特徴とする熱転写記録型
磁気シート。 - 【請求項2】 インク受理層のフィラーとバインダーの
含有比(固型重量比)を1:0.1〜1:0.5とする
ことを特徴とする請求項1記載の熱転写記録型磁気シー
ト。 - 【請求項3】 インク受理層にさらに耐水化剤を含有さ
せるとともにバインダーと耐水化剤の含有比(固型重量
比)を1:0.02〜1:0.3とすることを特徴とす
る請求項1記載の熱転写記録型磁気シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24769297A JPH1170745A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 熱転写記録型磁気シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24769297A JPH1170745A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 熱転写記録型磁気シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1170745A true JPH1170745A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=17167233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24769297A Pending JPH1170745A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 熱転写記録型磁気シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1170745A (ja) |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP24769297A patent/JPH1170745A/ja active Pending
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