JPH10288899A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10288899A
JPH10288899A JP11346197A JP11346197A JPH10288899A JP H10288899 A JPH10288899 A JP H10288899A JP 11346197 A JP11346197 A JP 11346197A JP 11346197 A JP11346197 A JP 11346197A JP H10288899 A JPH10288899 A JP H10288899A
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image
pressure
roll
image forming
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JP11346197A
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English (en)
Inventor
Takashi Kawabata
隆 川端
Yasushi Kawabata
泰 川幡
Masaaki Takahashi
政明 高橋
Masaaki Tokunaga
雅彰 徳永
Makoto Ochiai
誠 落合
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置コストを不必要に嵩ませることなく、転
写性を常時良好に保ち、ブラーや放電マーク等の画質欠
陥のない高品質画像を容易に得る。 【解決手段】 トナー等の帯電色材による可視像Tが担
持される像担持体1と、この像担持体1上の可視像Tを
記録材3に転移させる転写手段2とを有する画像形成装
置において、前記転写手段2には、像担持体1の可視像
T搬送方向の上流側領域に設置され且つ像担持体1上の
可視像Tが記録材3側へ転移する上で充分な転写圧力P
tが主として作用せしめられる圧力転写手段4と、この
圧力転写手段4の下流側領域に設置され且つ像担持体1
上の可視像Tが記録材3側へ転移する上で充分な転写電
界Etが主として作用せしめられる静電転写手段5とを
具備させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写機
等の画像形成装置に係り、特に、中間転写体や感光体等
の像担持体上に担持されたトナー像等の可視像を記録材
に転写する転写手段を改良した画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置、例えば中間転写体
を用いたタイプの二次転写部の構成は、特開平8−12
3212号公報や特開平8−137179号公報の如
く、コロトロン転写あるいは一対のロール対によるもの
がほとんどであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の画像形成装置
にあっては、二次転写部のプレニップ領域でも静電電界
が作用してしまうため、前記プレニップ領域にて例えば
中間転写ベルト上のトナー像(可視像)が飛散してしま
い、所謂ブラー(画質欠陥)が発生していた。また、二
次転写部のニップ領域においては転写電界として多くの
静電電界が必要となるため、その分、高価な高圧電源が
必要となっていた。更に、二次転写部のポストニップ領
域でも比較的大きい転写電界が作用するため、用紙剥離
時に剥離放電に伴う筋状の所謂放電マーク(画質欠陥)
が発生し易く、特に低湿環境下で高抵抗な用紙に対して
顕著に現れるという技術的課題も見られた。
【0004】このような技術的課題は、中間転写体を使
用した画像形成装置に限られるものではなく、例えばベ
ルト状感光体等の像担持体上のトナー像を用紙に直接転
写する画像形成装置についても同様に生ずるものであ
る。
【0005】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、装置コストを不必要に嵩ま
せることなく、転写性を常時良好に保ち、ブラーや放電
マーク等の画質欠陥のない高品質画像を容易に得ること
ができる画像形成装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、トナー等の帯電色材による可視像Tが
担持される像担持体1と、この像担持体1上の可視像T
を記録材3に転移させる転写手段2とを有する画像形成
装置において、前記転写手段2には、像担持体1の可視
像T搬送方向の上流側領域に設置され且つ像担持体1上
の可視像Tが記録材3側へ転移する上で充分な転写圧力
Ptが主として作用せしめられる圧力転写手段4と、こ
の圧力転写手段4の下流側領域に設置され且つ像担持体
1上の可視像Tが記録材3側へ転移する上で充分な転写
電界Etが主として作用せしめられる静電転写手段5と
を具備させたことを特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段において、像担持体
1としては、可視像Tが担持されるものであれば、可視
像Tが形成担持される感光体や誘電体のみならず、形成
された可視像Tが一次転写されて保持される中間転写体
をも包含するものである。また、本願で適用される画像
形成方式については、少なくともトナー等の帯電色材に
よる可視像Tを形成するものであれば、電子写真方式、
静電記録方式、荷電インク方式等適宜選定して差し支え
ない。
【0008】また、圧力転写手段4は、転写電界Et不
作用下で動作することが好ましいが、転写電界Etより
も少ない電界作用下で動作するものであってもよい。更
に、静電転写手段5としては、像担持体1に対し接触配
置され、かつ、転写圧力Ptよりも少ない圧力作用下で
動作する態様(ロール対、ブラシ)であってもよいし、
又は、像担持体1に非接触である態様(コロトロン等)
であってもよい。
【0009】更にまた、圧力転写手段4及び静電転写手
段5は夫々別個独立に構成されていてもよいし、あるい
は、少なくとも一部のデバイス要素を共用化して構成さ
れていてもよい。例えば一部のデバイス要素を共用化す
る態様としては、例えばベルト状像担持体1を挟んで押
圧し、一面が各々ロールからなり、他面が前記各々のロ
ールに対向される一つの共用ロールあるいは共用プレー
ト等からなるものを用いるようにすればよい。
【0010】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1及び図2(a)において、圧力転写手段
4は、像担持体1の可視像T搬送方向の上流側領域に設
置され、像担持体1上の可視像Tが記録材3側へ転移す
る上で充分な転写圧力Ptが主として作用せしめられ
る。また、静電転写手段5は、圧力転写手段4の下流側
領域に設置され、像担持体1上の可視像Tが記録材3側
へ転移する上で充分な転写電界Etが主として作用せし
められる。このとき、圧力転写手段4では圧力転写が主
として行われ、静電転写手段5では静電転写が主として
行われるから、転写工程として、圧力転写工程と静電転
写工程とが機能分離される。
【0011】このような転写工程において、圧力転写手
段4では、基本的に転写電界Etを作用させる必要性が
ないため、圧力転写手段4のプレニップ領域では、電界
(転写電界Et作用下で生ずる電界)が発生しておら
ず、例えばトナー飛散によるブラーは発生しない。一
方、静電転写手段5では、基本的に転写圧力Ptを作用
させる必要性がなく、しかも、転写電界Etも低く設定
し得るため、静電転写手段5では圧力が低く電荷量も少
なくなり、その分、静電転写手段5のポストニップ領域
では記録材3剥離時に剥離放電が発生し難い。
【0012】尚、本発明の作用を明確にする上で、ロー
ル対で圧力転写と静電転写とが同時に行なわれる静電加
圧転写手段6を用いたモデルを比較例として図2(b)
に示す。この比較例において、静電加圧転写手段6のプ
レニップ領域では、当然に電界(転写電界作用下で生ず
る電界)が発生しているので、例えばトナー飛散による
ブラーが発生する。一方、静電加圧転写手段6のポスト
ニップ領域では、静電加圧転写手段6の圧力が高く電荷
量も多いので、剥離放電が発生し易い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図3は本発明を適用したカラー画像形成装置(より具体
的にはカラー電子写真複写機)の概略構成を示す。同図
において、符号11は感光体ドラム(潜像担持体)であ
り、矢線A方向への回転に伴いその表面には帯電装置1
2及び図示外の露光装置(図中露光ビームを符号13で
示す)などの周知の電子写真プロセスによって画情報に
応じた静電潜像が形成される。また、この感光体ドラム
11の周囲にはブラック(Bk)、イエロ(Y)、マゼ
ンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応した現像器1
4〜17が配設されており、感光体ドラム11に形成さ
れた静電潜像を現像器14〜17のいずれかで現像して
トナー像Tを形成するようになっている。従って、感光
体ドラム11に書き込まれた静電潜像がイエロの画情報
に対応したものであれば、この静電潜像はイエロ(Y)
のトナーを内包する現像器15で現像され、感光体ドラ
ム11上にはイエロのトナー像Tが形成される。
【0014】また、符号20は感光体ドラム11の表面
に当接されるように配置されたベルト状の中間転写体で
あり、複数(本実施の形態では)4つのロール21〜2
4に張架されて矢線B方向へ回動するようになってい
る。ここで、本実施の形態では、符号21は中間転写体
20の駆動ロール、22は従動ロール、23は中間転写
体20としてのベルトの張力を一定に制御するようにし
たテンションロール、24は二次転写用の対向ロール
(バックアップロール)である。そしてまた、本実施の
形態では、上記中間転写体20は、ポリイミド、ポリカ
ーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブ
ラック等を適当量含有させて体積抵抗率が106〜10
15Ω・cmとなるように形成され、その厚みは例えば
0.1mmに設定される。
【0015】上記感光体ドラム11に形成されたトナー
像Tは、感光体ドラム11と上記中間転写体20とが接
する一次転写位置で感光体ドラム11から中間転写体2
0の表面に転写される。この一次転写位置において、中
間転写体20の裏面側には転写用コロナ放電器18が配
設されており、この転写用コロナ放電器18にトナーの
帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラ
ム11上のトナー像Tは中間転写体20に静電吸引され
る。単色画像を形成する場合には、中間転写体20に一
次転写されたトナー像Tを直ちに用紙30に二次転写す
るのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー
画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナ
ー像の形成並びにこのトナー像Tの一次転写の工程が色
数分だけ繰り返される。例えば4色のトナー像を重ね合
わせたフルカラー画像を形成する場合には、感光体ドラ
ム11上にはその一回転毎にブラック、イエロ、マゼン
タ及びシアンのトナー像Tが形成され、これらトナー像
Tは順次中間転写体20に一次転写される。一方、中間
転写体20は最初に一次転写されたブラックのトナー像
Tを保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動
し、中間転写体20上にはその一回転毎にイエロ、マゼ
ンタ及びシアンのトナー像Tが転写される。尚、符号1
9は感光体ドラム11上の残留トナーを除去するための
ドラムクリーナである。
【0016】このようにして中間転写体20に一次転写
されたトナー像Tは、中間転写体20の回動に伴って用
紙30の搬送経路に面した二次転写位置へと搬送され
る。上記二次転写位置には二次転写装置40が配設され
ており、本実施の形態では、図3及び図4(a)に示す
ように、中間転写体20の回動方向上流側に設置される
圧力転写装置41と、この圧力転写装置41の下流側に
設置される静電転写装置42とで構成されている。
【0017】圧力転写装置41は、中間転写体20を挟
持する一対の加圧ロール28,28からなり、中間転写
体20及び用紙30を所定の転写圧力(例えば0.1N
/mm〜0.3N/mm)でニップするようになってい
る。尚、符号29は中間転写体20のトナー像担持面側
に位置する加圧ロール28に付設された例えばウレタン
ゴムからなるクリーニングブレードである。本実施の形
態において、加圧ロール28としては、圧接機能を達成
できるものであれば適宜選定して差し支えない。
【0018】また、静電転写装置42は、中間転写体2
0のトナー像担持面側に接触配置される半導電性の転写
ロール25と、この転写ロール25の対向電極をなす対
向ロール(バックアップロール)24と、このバックア
ップロール24に当接配置される金属製の給電ロール2
6と、この給電ロール26にトナーと同極性の所定の電
圧を印加する電源27とからなり、転写ロール25とバ
ックアップロール24とを対向電極として転写電界を生
成するようになっている。
【0019】本実施の形態において、上記バックアップ
ロール24は、金属芯材の外周に内側に発泡弾性体層と
外側の導電層を被覆してなる2層構成のEPDMを用い
た。外側の導電層はカーボンブラックを15〜35重量
%分散した半導電性のEPDM(エチレンプロピレンジ
エンゴム)発泡ゴムで、表面層の厚みは0.5〜1.5
mmに構成されている。表面抵抗率は107〜1010Ω
/□の抵抗領域に制御される。また、転写ロール25は
芯金とこの芯金の周囲に固着されたカーボンブラック分
散発泡EPDM材料からなるコア層にスキン層を介して
5〜20μmの厚みのカーボンブラック分散のフッ素樹
脂系材料でコーティングし、芯金とコーティング層との
体積抵抗率が104Ωcmないし106Ωcmであり、ロ
ール硬度はアスカC硬度で20゜から45゜である。
【0020】特に、本実施の形態では、上流側の加圧ロ
ール28対に対しては電圧印加をしなくてもよいため、
加圧ロール28対はいずれも接地されている。また、加
圧ロール28対の圧力の付与量に関しては、圧力転写に
必要な程度に確実に圧力を付与することが必要である
が、転写ロール25,24対については加圧ロール28
対の圧力よりも小さく設定すればよい。
【0021】このような二次転写位置では、以下のよう
な動作が行われる。給紙カセット50内の用紙30は、
所定のタイミングでフィードロール51にて搬出され、
搬送ロール52を経て圧力転写装置41及び静電転写装
置42へと順次供給される。先ず、圧力転写装置41に
供給された用紙30には圧力転写工程が行われ、中間転
写体20に担持されたトナー像Tが二次転写の上流位置
にて先ず用紙30側に圧力転写される。このとき、圧力
転写プレニップ領域には転写電界が生じにくくなるた
め、プレニップ領域でのブラー(画質欠陥)が防止され
る。尚、クリーニングブレード29により加圧ロール2
8に付着した汚れは加圧ロール28の全周にわたって除
去され用紙30の裏面汚れを防いでいる。
【0022】次に、静電転写装置42では、バックアッ
プロール24と転写ロール25とのロール対にて静電転
写工程が行われ、中間転写体20に担持されたトナー像
Tは二次転写の下流位置にて用紙30側に静電転写され
る。この部分においては、用紙30と中間転写体20と
が充分ニップしているため、小さな静電電界にて転写を
行うことができる。また、静電電界を印加するだけでよ
いので圧力も小さくてよい。このため、静電転写装置4
2のポストニップ領域では、用紙剥離時の剥離放電に伴
う筋、所謂放電マーク(画質欠陥)の発生が有効に防止
される。
【0023】この後、トナー像Tが転写された用紙30
は中間転写体20から剥がれ、搬送ベルト53によって
定着器54に送り込まれてトナー像の定着処理がなされ
る。一方、トナー像の二次転写が終了した中間転写体2
0はベルトクリーナ55によって残留トナーが除去され
る。尚、上記転写ロール25及びベルトクリーナ55は
中間転写体20と接離自在に配設されており、カラー画
像が形成される場合には最終色前のトナー像が転写ロー
ル25、ベルトクリーナ55を通過するまで、これら部
材は中間転写体20から離間している。
【0024】また、二次転写装置40の構成について
は、図4(a)に示すものに限られるものではなく、例
えば図4(b)に示すように、静電転写装置42におい
て転写ロール25側にバイアスを印加するようにしても
よい。更に、図5(a)(b)に示すように、静電転写
装置42における用紙30剥離性を保つために、少なく
ともバックアップロール24を小径ロールとして構成し
てもよい。更にまた、図6(a)(b)に示すように、
静電転写装置42をロール対構成に代えて、中間転写体
20と非接触なコロトロン60で構成するようにしても
よい。
【0025】更にまた、図4〜図6に示す二次転写装置
40については、圧力転写装置41と静電転写装置42
とを別個独立のデバイスで構成したが、例えば図7
(a)(b)に示すように、中間転写体20の一方の面
に夫々加圧ロール28、転写ロール25(又はバックア
ップロール24)を接触配置し、中間転写体20の他の
面には両方のロール28、25(又は24)に対応する
一つの共用ロール70を接触配置し、例えば転写ロール
25(又はバックアップロール24)にバイアス電源2
7を接続すると共に、加圧ロール28、共用ロール7
0、バックアップロール24(又は転写ロール25)を
接地することにより、加圧ロール28と共用ロール70
との間で圧力転写を実現し、また、転写ロール25(又
はバックアップロール24)と共用ロール70との間で
静電転写を実現するようにしてもよい。この形態におい
て、留意すべき点は、例えば、転写ロール25(又はバ
ックアップロール24)から共用ロール70へ流れ込む
電流を大きくすることが挙げられる。具体的には、例え
ば、共用ロール70と加圧ロール28に抵抗差を持たせ
ることにより、とにかく極力転写ロール25(又はバッ
クアップロール24)から加圧ロール28へ流れ込む電
流を減らすようにすればよい。
【0026】◎実施の形態2 図8は実施の形態2に係るカラー画像形成装置を示す。
本実施の形態に係るカラー画像形成装置は、実施の形態
1の中間転写方式と異なり、感光体上に必要色の数だけ
トナー像を互いに積層させた状態で形成し、この感光体
上に形成された必要色数のトナー像を用紙上に一括転写
するタイプに本発明を適用した例である。
【0027】同図において、符号81は絶縁性の表面コ
ート層を有する有機感光体の感光体ベルト、82は例え
ばスコロトロンからなる帯電器で、コロナ放電ワイヤに
は直流電源が接続されている。また、83はレーザ走査
装置等の露光装置から感光体ベルト81に照射される露
光ビーム、84〜87は各々イエロ(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)のトナーが別
々に入っている現像器、88は感光体ベルト81上のト
ナー像を用紙30に転写するための転写装置、89は転
写工程後に感光体ベルト81上に残留したトナーを除去
するベルトクリーナである。
【0028】尚、本実施の形態において、感光体ベルト
81は4つのロール91〜94に張架されて矢印B方向
へ回動するようになっている。ここで、91は感光体ベ
ルト81の駆動ロール、92は従動ロール、93は感光
体ベルト81の張力を一定に制御するようにしたテンシ
ョンロール、94は転写装置88の一要素を構成する対
向ロール(バックアップロール)である。
【0029】また、本実施の形態において、転写装置8
8は、実施の形態1と略同様に、感光体ベルト81の回
転方向上流側に設置される圧力転写装置101と、この
圧力転写装置101の下流側に設置される静電転写装置
102とで構成されている。圧力転写装置101は、一
対の加圧ロール98,98からなり、一方、静電転写装
置102は、感光体ベルト81のトナー像担持面側に接
触配置される転写ロール95と、この転写ロール95の
対向電極をなす対向ロール(バックアップロール)94
と、転写ロール95とバックアップロール94との間に
転写電界を生成する電圧供給デバイス(図示せず)とか
らなる。尚、符号99は感光体ベルト81のトナー像担
持面側の加圧ロール98に付設されて加圧ロール98表
面を清掃するクリーニングブレードである。
【0030】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の画像形成プロセスについて説明する。先ず、第1
サイクルとして感光体ベルト81を帯電器82のグリッ
ドに直流バイアスをかけて一様に帯電する。その後、図
示外の露光装置により第1回目の像露光を施して画像潜
像を形成する。そして、イエロの現像器84に現像バイ
アスを印加し、感光体ベルト81上に付着させる。引き
続き第2サイクルに入り、感光体ベルト81を帯電器8
2で一様に帯電する。その後、露光装置により第2回目
の像露光を施して画像潜像を形成し、マゼンタの現像器
85に現像バイアスを印加し、マゼンタトナーを感光体
ベルト81上に付着させる。以上の工程を繰り返し、シ
アン、ブラックの像を形成する。
【0031】その後、転写装置88を用いて感光体ベル
ト81に付着しているトナーを用紙30に一括転写す
る。このとき、転写装置88では、先ず、上流側で圧力
転写装置101による圧力転写工程が行われ、次いで、
下流側で静電転写装置102による静電転写工程が分離
して行われるため、実施の形態1と略同様に、ブラーや
剥離放電筋などの放電マークを有効に防止しながら、高
画質画像が得られる。特に、本画像形成プロセスにあっ
ては、感光体ベルト81が複数回転し、この感光体ベル
ト81上に複数の色トナー像が重ね形成されることか
ら、感光体ベルト81上に最終色前のトナー像が形成さ
れ、当該トナー像が転写装置88、ベルトクリーナ89
を通過するまでは転写ロール95、ベルトクリーナ89
は感光体ベルト81から離間配置されており、転写動作
が行われる直前に、転写ロール95が感光体ベルト81
に当接配置され、給紙カセット50からの用紙30が感
光体ベルト81の転写位置に所定のタイミングで送り込
まれたときに転写動作が行われ、転写後の感光体ベルト
81上の残留トナーはタイミングを合わせて当接させた
ベルトクリーナ89によって清掃される。
【0032】また、図8のカラー画像形成装置を単色の
画像形成装置に適用した例を図9に示す。同図におい
て、単色の画像形成装置は、例えばブラックの現像器8
7を一つ設けると共に、転写装置88の転写ロール95
やベルトクリーナ89を接離自在に設けることなく、感
光体ベルト81に常時接触配置して差し支えないほか
は、カラー画像形成装置と略同様に構成されるものであ
る。尚、本例は、図8に比べて、帯電器82の具体的な
デバイスや、感光体ベルト81の駆動系の一部や、転写
装置88のクリーニングブレード99の設置個所等が若
干変更されているが、図8と機能的に同様な構成要素に
ついては図8と同様な符号を付してここではその詳細な
説明を省略する。この単色の画像形成装置の態様にあっ
ては、感光体ベルト81上にトナー像を形成すると、転
写装置88にて前記トナー像を用紙30に直ちに転写す
る。この態様にあっても、転写装置は実施の形態2と略
同様な作用を奏する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写工程として、圧力転写工程と静電転写工程とを機能
分離し、プレニップ領域でのブラーの発生、ポストニッ
プ領域での放電マークの発生を防止するようにしたの
で、転写性を常時良好に保ち、ブラーや放電マーク等の
画質欠陥のない高品質画像を容易に得ることができる。
また、予め圧力転写工程で像担持体上の可視像を圧力転
写した後に静電転写工程を行うようにしているため、静
電転写工程における転写電界をある程度低く設定するこ
とが可能になり、その分、高圧電源のコストを低減する
ことができ、装置コストが不必要に嵩む事態を有効に回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明
図である。
【図2】 (a)は本発明に係る画像形成装置の作用を
示す説明図、(b)は比較例に係る画像形成装置の作用
を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示
す説明図である。
【図4】 (a)は実施の形態1で用いられる二次転写
装置の詳細を示す説明図、(b)はその変形形態を示す
説明図である。
【図5】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる二
次転写装置の他の変形形態を示す説明図である。
【図6】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる二
次転写装置の更に他の変形形態を示す説明図である。
【図7】 (a)(b)は実施の形態1で用いられる二
次転写装置の更に別の変形形態を示す説明図である。
【図8】 実施の形態2に係る画像形成装置の概要を示
す説明図である。
【図9】 実施の形態2を単色の画像形成装置に適用し
た際の変形形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…転写手段,3…記録材,4…圧力転
写手段,5…静電転写手段,11…感光体ドラム,20
…中間転写体,24…対向ロール(バックアップロー
ル),25…転写ロール,26…給電ロール,27…バ
イアス電源,28…加圧ロール,29…クリーニングブ
レード,30…用紙,40…二次転写装置,41…圧力
転写装置,42…静電転写装置,60…コロトロン,7
0…共用ロール,81…感光体ベルト,88…転写装
置,94…対向ロール(バックアップロール),95…
転写ロール,98…加圧ロール,99…クリーニングブ
レード,101…圧力転写装置,102…静電転写装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 雅彰 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 落合 誠 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電色材による可視像(T)が担持され
    る像担持体(1)と、この像担持体(1)上の可視像
    (T)を記録材(3)に転移させる転写手段(2)とを
    有する画像形成装置において、 前記転写手段(2)は、像担持体(1)の可視像(T)
    搬送方向の上流側領域に設置され且つ像担持体(1)上
    の可視像(T)が記録材(3)側へ転移する上で充分な
    転写圧力(Pt)が主として作用せしめられる圧力転写
    手段(4)と、この圧力転写手段(4)の下流側領域に
    設置され且つ像担持体(1)上の可視像(T)が記録材
    (3)側へ転移する上で充分な転写電界(Et)が主と
    して作用せしめられる静電転写手段(5)とを有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 圧力転写手段(4)は転写電界(Et)不作用下若しく
    は転写電界(Et)よりも少ない電界作用下で動作する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、 静電転写手段(5)は像担持体(1)に対し接触配置さ
    れ、かつ、転写圧力(Pt)よりも少ない圧力作用下で
    動作することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、 静電転写手段(5)は像担持体(1)に非接触であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置において、 圧力転写手段(4)及び静電転写手段(5)は夫々別個
    独立に構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置において、 圧力転写手段(4)及び静電転写手段(5)は少なくと
    も一部のデバイス要素を共用化して構成されていること
    を特徴とする画像形成装置。
JP11346197A 1997-04-15 1997-04-15 画像形成装置 Pending JPH10288899A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046331A (ja) * 2006-08-15 2008-02-28 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2009086632A (ja) * 2007-09-13 2009-04-23 Seiko Epson Corp 転写装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2013083773A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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