JPH1154346A - インバータ多重化用変圧器 - Google Patents

インバータ多重化用変圧器

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Publication number
JPH1154346A
JPH1154346A JP9212165A JP21216597A JPH1154346A JP H1154346 A JPH1154346 A JP H1154346A JP 9212165 A JP9212165 A JP 9212165A JP 21216597 A JP21216597 A JP 21216597A JP H1154346 A JPH1154346 A JP H1154346A
Authority
JP
Japan
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yoke
inverter
core
leg
transformer
Prior art date
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Pending
Application number
JP9212165A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Kurio
信広 栗尾
Kosuke Morita
浩資 森田
Yoshinori Kawasaki
吉則 河▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1154346A publication Critical patent/JPH1154346A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ2台を2台の変圧器で2多重化し
た場合、2台の独立した変圧器全体のコア体積が大きく
なり、変圧器全体が大型重量化する。 【解決手段】 2台の三相電圧形第1インバータ1と第
2インバータ2の出力側を2多重化する変圧器3で、変
圧器3のコア4が、第1継鉄部5aと第2継鉄部5bと
中間の共通継鉄部5cの3継鉄部を備え、共通継鉄部5
cの断面積S' を他の継鉄部5a、5bの約半分にして
小型軽量化を図り、第1継鉄部5aと共通継鉄部5cの
間の第1脚部6の1次側に第1インバータ1の出力側を
接続し、第2継鉄部5bと共通継鉄部5cの間の第3脚
部7の1次側に第2インバータ2の出力側を接続して、
第1脚部6と第2脚部7の2次側を直列接続することで
2台のインバータ1、2の2多重化を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ式SVC
(無効電力補償装置)、分散電源の系統連系用インバー
タ、CVCF(定電圧定周波数)装置等のインバータ応
用装置に適用されるインバータ多重化用変圧器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複数のインバータの出力側を変圧器で直
列接続して多重化することで、インバータ応用装置の高
調波低減や装置容量の増大化が図られている。例えば、
矩形波電圧を出力する三相電圧形インバータ2台を変圧
器で直列接続して2多重化する場合は、図3及び図4に
示すような2台の独立した第1変圧器11と第2変圧器
12を使用している。
【0003】図3は、矩形波電圧を出力する2台の同一
定格の三相電圧形第1インバータ1と第2インバータ2
を2多重化したときの回路図で、第1インバータ1の三
相出力(u' 、v' 、w' )側を三相三脚形第1変圧器
11の1次側に接続し、第2インバータ2の三相出力
(u、v、w)側を三相三脚形第2変圧器12の1次側
に接続して、両変圧器11、12の2次側を直列接続す
ることで2多重化が行われる。同回路の場合、第1イン
バータ1と第2インバータ2は、基本周波数で30゜位
相のずれた矩形波電圧を出力する。また、例えば第1変
圧器11は1次側をデルタ結線とし、2次側を1次側に
対して30゜位相の進んだ千鳥結線とした変圧器であ
り、第2変圧器12は1次側をデルタ結線、2次側をオ
ープンスター結線とした変圧器である。
【0004】図3の第1変圧器11と第2変圧器12
は、図4に示すような夫々に独立した三相三脚形の第1
コア21と第2コア22を備える。第1コア21は上下
一対の継鉄部21a、21bとこの一対を連結する3本
の脚部23、…で構成され、各脚部23、…に第1イン
バータ1の三相出力(u' 、v' 、w' )側の1次巻線
8' 、…と図3に示す2次巻線9' 、…が巻回される。
第2コア22は上下一対の継鉄部22a、22bとこの
一対を連結する3本の脚部24、…で構成され、各脚部
24、…に第2インバータ2の三相出力(u、v、w)
側の1次巻線8、…と2次巻線9、…が巻回される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような2台の三
相電圧形インバータの出力側を2台の三相三脚形変圧器
で2多重化することは、各種技術文献にも掲載された公
知のことであり、多重化機能に問題は無いが、2台の独
立した変圧器が大型で重く、これがインバータ式SVC
等のインバータ応用装置の小型軽量化、設備費の低減化
を難しくしている。 本発明の目的とするところは、複
数のインバータ出力を2多重化する変圧器を小型軽量化
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、基本周波数で
30゜位相のずれた矩形波電圧を出力する2台の三相電
圧形の第1インバータと第2インバータの夫々の三相出
力側が1次側に接続され、2次側を直列に接続すること
により2台のインバータ出力を2多重化するインバータ
多重化用変圧器であって、変圧器用コアが、平行な一対
の第1継鉄部及び第2継鉄部と、この第1、第2継鉄部
の中間に位置する共通継鉄部と、第1継鉄部と共通継鉄
部を連結する3脚構造の第1脚部と、第2継鉄部と共通
継鉄部を連結する3脚構造の第2脚部とで構成され、こ
のコアの第1脚部の1次側に第1インバータの三相出力
側を接続し、第2脚部の1次側に第2インバータの三相
出力側を接続して、第1脚部と第2脚部の2次側を直列
に接続することで2台のインバータ出力を2多重化し、
共通継鉄部のコアの断面積を第1継鉄部又は第2継鉄部
の断面積の約半分の断面積に設定したことにより、上記
目的を達成するものである。
【0007】また、本発明変圧器においては、上記コア
の第1脚部と第2脚部の少なくとも一方の1次側に3台
の単相インバータの出力側を接続するようにしてもよ
い。
【0008】ここで、2台のインバータ出力を2多重化
する単品の変圧器のコアの共通継鉄部は、従来の2台の
三相三脚形変圧器の2台のコアの各一方の継鉄部を共通
化して、断面積を半減させたものに相当する。即ち、本
発明における変圧器のコアの第1脚部とこれに連結され
る第1継鉄部と共通継鉄部で従来の1台の三相三脚形コ
アが構成され、第2脚部とこれに連結される第2継鉄部
と共通継鉄部で従来の別の1台の三相三脚形コアが構成
され、共通継鉄部で2台の変圧器用コアの各一方の継鉄
部を共通化することで、共通継鉄部に流れる磁束が第
1、第2継鉄部に流れる磁束の約半分になって、共通継
鉄部の断面積を第1、第2継鉄部のいずれかの約半分に
設定する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)は、図3と同様な2台
の第1インバータ1と第2インバータ2を2多重化する
実施例の回路図で、図3回路との相違点は第1インバー
タ1と第2インバータ2の出力側を1台の本発明の三相
三脚形変圧器3で2多重化したことである。1台の変圧
器3は、図1(B)に示すような1台のコア4を備え
る。コア4は、平行な一対の第1継鉄部5a及び第2継
鉄部5bと、この第1、第2継鉄部5a、5bの中間に
位置して断面積が第1、第2継鉄部5a、5bの約半分
である共通継鉄部5cと、第1継鉄部5aと共通継鉄部
5cを連結する3脚構造の第1脚部6と、第2継鉄部5
bと共通継鉄部5cを連結する3脚構造の第2脚部7で
構成される。
【0010】コア4の第1脚部6の1次側に第1インバ
ータ1の三相出力(u' 、v' 、w' )側が接続され、
コア4の第2脚部7の1次側に第2インバータ2の三相
出力(u、v、w)側が接続され、第1脚部6と第2脚
部7の2次側を直列接続することで2台のインバータ
1、2の2多重化が行われる。
【0011】1台のコア4は、図4の2台の変圧器の第
1コア21と第2コア22を上下に重ねて一体化したも
のに相当する。即ち、1台のコア4の各継鉄部5a、5
b、5cが上中下段で並ぶ場合、下段の第1継鉄部5a
と共通継鉄部5cと第1脚部6で構成されるコア下半分
が図4の第1コア21に相当する機能を持ち、コア4の
上段の第2継鉄部5bと共通継鉄部5cと第2脚部7で
構成されるコア上半分が図4の第2コア22に相当する
機能を持つ。また、コア4の共通継鉄部5cが、図4の
第1コア21の上段の継鉄部21bと第2コア22の下
段の継鉄部22aを共通化させてその断面積を半減させ
たものに相当する。
【0012】即ち、図1(B)の部分引き出し断面図に
示すように、コア4の共通継鉄部5cの断面積をS' と
し、第1継鉄部5aと第2継鉄部5bの断面積が例えば
同一としてこの断面積をSとすると、共通継鉄部5cの
断面積S' を各継鉄部5a、5bの断面積Sの約半分に
設定する。その理由を図4の第1コア21と第2コア2
2を参照して説明する。
【0013】図4における上部位置の第2コア22の下
段継鉄部22aには、u相1次巻線8による磁束Φu
と、v相1次巻線8による磁束Φvの1/2と、w相1
次巻線8による磁束Φwの1/2とが重なって流れるの
で、下段継鉄部22aに流れる磁束Φpは、 Φp=Φu−(Φv/2)−(Φw/2) である。ここで、三相平衡しているので、 Φu+Φv+Φw=0 が成立する。従って、第2コア22の下段継鉄部22a
に流れる磁束Φpは、 Φp=Φu−(Φv+Φw)/2=Φu(3/2) となり、u相1次巻線8のつくる磁束Φuの3/2倍と
なる。
【0014】また、図4における下部位置の第1コア2
1の上段継鉄部21bに流れる磁束Φqも、上記同様の
計算でu相1次巻線8のつくる磁束の3/2倍となる。
この第1コア21の上段継鉄部21bに流れる磁束Φq
の向きは、第2コア22の下段継鉄部22aに流れる磁
束Φpの向きと逆であり、かつ、位相が30゜ずれてい
る。この位相ずれは、多重化のために第1インバータ1
の出力電圧が第2インバータ2の出力電圧に対して30
゜位相遅れとなるように設定されているためである。
【0015】そこで、図4の第1コア21の上段継鉄部
21bの真上に第2コア22の下段継鉄部22aを重ね
て共通化すると、上段継鉄部21bと下段継鉄部22a
の共通化部分に流れる磁束Φcは、 Φc=Φp−Φq≒3Φu/4=Φp/2 となり、共通化前の磁束Φpの約半分となる。かかる図
4の各コア21、22を上下に重ねたときの上段継鉄部
21bと下段継鉄部22aの共通化部分は、図1(B)
のコア4の共通継鉄部5cに相当する。
【0016】従って、コア4の共通継鉄部5cに流れる
磁束Φcが半減化されることによって、共通継鉄部5c
の断面積S' を上下段の継鉄部5a、5bの断面積Sの
約半分に設定することができる。また、コア4は3つの
継鉄部5a、5b、5cを持つ構造ゆえに、コア4の継
鉄部全体積は、 継鉄部断面積S×継鉄部長さL×2箇所+共通継鉄部断
面積S' ×L=2.5SL となる。他方、図4の2台の第1コア21と第2コア2
2の全体の継鉄部全体積は、継鉄部断面積S×継鉄部長
さL×4箇所=4SLである。従って、図1の変圧器3
のコア4の体積と重量が、図4の従来の2台のコア2
1、22の合計体積と重量より少なくとも4SL−2.
5SL=1.5SLに相当する分だけ低減化されて、2
多重化のための変圧器の小型軽量化、低コスト化が実現
される。
【0017】以上の実施例は、三相電圧形インバータ2
台の2多重化回路に適用した変圧器であるが、本発明は
この実施例に限らず、三相電圧形インバータ1台の代わ
りに単相インバータ3台を使用したインバータ多重化用
変圧器であってもよく、その実施例を図2に示す。
【0018】図2は、3台の独立した単相インバータ1
0' 、…と別の3台の独立した単相インバータ10、…
の出力側を1台の上記変圧器4を使用した2多重化回路
である。各3台ずつの単相インバータ10' 、…及び1
0、…が変圧器4の1次側に例えばオープンデルタ結線
される。3台の単相インバータ10' 、…が図1の第1
インバータ1と同様な出力をし、別の3台の単相インバ
ータ10、…が図1の第2インバータ2と同様な出力を
して、1台の変圧器4で2多重化される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、複数のインバータを2
多重化する変圧器が1台で済み、かつ、この単品の変圧
器のコアの共通継鉄部の断面積が他の継鉄部の断面積の
約半分に設定したので、インバータ多重化用変圧器の小
型軽量化、低コスト化が可能となり、この変圧器を使用
したインバータ応用装置の小型軽量化と低コスト化、設
置スペースの縮小化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の一実施例を説明するため
の三相インバータ多重化回路図、図1(B)は図1
(A)で使用される変圧器の部分引き出し断面を含むコ
ア正面図
【図2】本発明の他の実施例を説明するための単相イン
バータ多重化回路図
【図3】2台のインバータの従来変圧器を使用した2多
重化回路図
【図4】図3の2台の変圧器のコア正面図
【符号の説明】
1 第1インバータ 2 第2インバータ 3 変圧器 4 コア 5a 第1継鉄部 5b 第2継鉄部 5c 共通継鉄部 6 第1脚部 7 第2脚部 10 単相インバータ 10' 単相インバータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本周波数で30゜位相のずれた矩形波
    電圧を出力する2台の三相電圧形の第1インバータと第
    2インバータの夫々の三相出力側が1次側に接続され、
    2次側を直列に接続することにより2台のインバータ出
    力を2多重化するインバータ多重化用変圧器であって、 変圧器用コアが、平行な一対の第1継鉄部及び第2継鉄
    部と、この第1、第2継鉄部の中間に位置する共通継鉄
    部と、第1継鉄部と共通継鉄部を連結する3脚構造の第
    1脚部と、第2継鉄部と共通継鉄部を連結する3脚構造
    の第2脚部とで構成され、このコアの第1脚部の1次側
    に第1インバータの三相出力側を接続し、第2脚部の1
    次側に第2インバータの三相出力側を接続して、第1脚
    部と第2脚部の2次側を直列に接続することで2台のイ
    ンバータ出力を2多重化し、共通継鉄部のコアの断面積
    を第1継鉄部又は第2継鉄部の断面積の約半分の断面積
    に設定したことを特徴とするインバータ多重化用変圧
    器。
  2. 【請求項2】 上記コアの第1脚部と第2脚部の少なく
    とも一方の1次側に3台の単相インバータの出力側を接
    続するようにしたことを特徴とする請求項1記載のイン
    バータ多重化用変圧器。
JP9212165A 1997-08-06 1997-08-06 インバータ多重化用変圧器 Pending JPH1154346A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033883A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Toshiba Corp 電力変換装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005033883A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Toshiba Corp 電力変換装置

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