JPH115206A - 無機硬化体の製造方法 - Google Patents

無機硬化体の製造方法

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JPH115206A
JPH115206A JP15849297A JP15849297A JPH115206A JP H115206 A JPH115206 A JP H115206A JP 15849297 A JP15849297 A JP 15849297A JP 15849297 A JP15849297 A JP 15849297A JP H115206 A JPH115206 A JP H115206A
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JP
Japan
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weight
inorganic
mold
parts
alkali metal
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JP15849297A
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English (en)
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Masahito Yamamoto
雅人 山本
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外観に優れた製品を容易に製造可能な無機硬化
体の製造方法を提供する。 【解決手段】SiO2―Al23系の反応性無機質粉体
100重量部と、アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重
量部と、水35〜1500重量部とからなる組成物を、
接触角55〜170度の型枠内に投入して加熱硬化させ
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、建築材
料等に用いられる無機硬化体の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、建築材料等に用いられる無機硬化
体の製造方法としては、特開平6−239655号公報
が開示されている。この製造方法では、フライアッシ
ュ、アルカリ金属珪酸塩水溶液、充填材から硬化体を得
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
組成物を用いて得られた無機質硬化体は、無機質建材と
して使用するには、意匠性を付与するために型に転写す
る必要がある。従って、型材によっては、脱型時に大き
な力を要するため、表面に欠けを生じ易く、外観を悪く
することがあった。
【0004】この発明は、このような問題に着目したも
のであり、脱型性を良好とすることにより、外観に優れ
た製品を容易に製造可能な無機硬化体の製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、 SiO2―Al23系の反応
性無機質粉体と、アルカリ金属珪酸塩と、水とからなる
組成物を、接触角55〜170度の型枠内に投入して加
熱硬化させることを特徴とする。
【0006】又、本発明の請求項2の発明は、請求項1
の無機硬化体の製造方法において、前記組成物を接触角
55〜170度の型枠内に投入した後、投入したこの組
成物を発泡させ、この後加熱硬化させることを特徴とす
る。
【0007】更に、本発明の請求項3の発明は、(A)S
iO2―Al23系反応性無機質粉体100重量部と、
(B)アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量部と、(C)
水35〜1500重量部とからなる組成物を接触角55
〜170度の型枠内に投入して加熱硬化させることを特
徴とする。
【0008】請求項1並びに請求項3の発明によれば、
SiO2―Al23系反応性無機質粉体100重量部
と、アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量部と、水3
5〜1500重量部とからなり、この組成物を接触角が
55〜170度の型枠内に投入して加熱硬化させるもの
であるから、脱型時に大きな力が不要となる。このた
め、脱型時に無機硬化体の表面に欠けが生じてしまうこ
とがなく、意匠性の優れた無機硬化体を得ることができ
る。
【0009】請求項2の発明によれば、型枠内に投入し
た組成物を発泡させるものであるから、無機硬化体の軽
量化を図ることができる。
【0010】なお、この発明において接触角は液体の自
由表面が固体と接触するときの接触点において固体と液
体の表面とがなす角を指す。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わる無機硬化
体の製造方法の実施の形態について説明する。
【0012】この実施の形態では、無機硬化体の組成物
は、(A)SiO2―Al23系反応性無機質粉体100
重量部と、(B)アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量
部と、(C)水35〜1500重量部とからなる。この組
成物は、接触角55〜170度の型枠内に投入して加熱
硬化させる。この無機硬化体は、前記組成物を接触角5
5〜170度の型枠内に投入した後、この組成物を発泡
させ、この後加熱硬化させる。
【0013】以下、(A)SiO2―Al23系反応性無
機質粉体100重量部と、(B)アルカリ金属珪酸塩0.
2〜450重量部と、(C)水35〜1500重量部につ
いて説明する。
【0014】[SiO2―Al23系反応性無機質粉体
(A)]前記SiO2―Al23系反応性無機質粉体
(A)としては、SiO2 5〜85重量%とAl23
90〜10重量%のものが好適に使用される。このよう
な粉体としては、フライアッシュ、メタカオリン、カオ
リン、ムライト、コランダム、アルミナ系研磨材を製造
する際のダスト、粉砕焼成ボーキサイト等が使用できる
が組成と粒度が適当であればこれらに限定されるもので
はない。また、これらの粉体をそのまま用いてもよい
が、活性化させるために、溶射処理、粉砕分級、機械的
エネルギーを作用させてもよい。
【0015】溶射処理する方法としては、セラミックコ
ーティングに適用される溶射技術が応用される。その溶
射技術は、好ましくは材料粉末が2000〜16000
℃の温度で溶融され、30〜800m/秒の速度で噴霧
されるものであり、プラズマ溶射法、高エネルギーガス
溶射法、アーク溶射法等が可能である。得られた粉体の
比表面積は、0.1〜100m2/g が好ましい。
【0016】分級、粉砕する方法としては従来公知の任
意の方法が採用され、篩、比重、風力、湿式沈降等によ
る分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミルによる
粉砕などがあげられる。これらの手段は併用されてもよ
い。
【0017】機械的エネルギーを作用させる方法として
は、ボール媒体ミル、媒体撹拌型ミル、ローラミル等が
使用され、作用させる機械的エネルギーとしては0.5
kwh/kg〜30kwh/kgが好ましい。小さいと
粉体を活性化しにくく、大きいと装置への負荷が大き
い。
【0018】フライアッシュは、必要に応じて、焼成さ
れたものでもよい。焼成温度は、低いとフライアッシュ
の黒色が残り、高いと、アルカリ金属珪酸塩(B)との
反応性が低くなるので、400℃〜1000℃であるこ
とが好ましい。
【0019】[アルカリ金属珪酸塩(B)]本実施の形態
に使用されるアルカリ金属珪酸塩(B)とは、M2 O・
nSiO 2 (M=K,Na,Liから選ばれる1種以上
の金属)で表される塩であって、nの値は、小さくなる
と緻密な発泡体が得られず、大きくなると水溶液の粘度
が上昇し混合が困難になるので、0.05〜8が好まし
く、さらに好ましくは0.5〜2.5である。
【0020】アルカリ金属珪酸塩(B)は水溶液で添加
されるのが好ましく、水溶液濃度は特に限定されない
が、薄くなると上記反応性無機質粉体(A)との反応性
が低下し、濃くなると固形分が生じやすくなるので10
〜60重量%が好ましい。
【0021】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液はアルカリ
金属珪酸塩(B)をそのまま加圧、加熱下で水に溶解し
てもよいが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪石
粉などのSiO2 成分をnが所定の量となるように加
圧、加熱下で溶解してもよい。上記アルカリ金属珪酸塩
(B)の量は、少なくなると硬化が十分になされず、多
くなると得られる発泡体の耐水性が低下するので上記反
応性無機質粉体(A)100重量部に対して0.2〜4
50重量部に限定され、好ましくは10〜350重量
部、さらに好ましくは20〜250重量部である。
【0022】[水(C)]本実施の形態で使用される水
(C)は上記アルカリ金属珪酸塩水溶液として添加され
てもよいし、独立して添加されてもよい。水(C)の量
は少なくなると、十分に硬化せず、また混合が困難とな
り、多くなると硬化体の強度が低下しやすくなるので上
記反応性無機質粉体(A)100重量部に対して35〜
1500重量部に限定され、好ましくは45〜1000
重量部、さらに好ましくは50〜500重量部である。
【0023】[発泡剤]本実施の形態の硬化体組成物にお
いては、必要に応じて、発泡剤が添加されてもよい。発
泡剤としては過酸化物(過酸化水素、過酸化ソーダ、過
酸化カリ、過ほう酸ソーダ等)、金属粉末(Mg,C
a、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、A
l、Ga、Sn、Si、フェロシリコン)等が用いら
れ、多すぎると発泡ガスが過剰となり破泡し、少なすぎ
ると発泡倍率が小さすぎて発泡体の意味を失うので0.
01〜10重量部であることが好ましい。過酸化水素を
発泡剤として用いるときは、安全性、安定した発泡を考
慮すると水溶液として用いるのが好ましい。金属粉末を
用いる場合は、安定した発泡を得るために、200μm
以下であることが好ましい。
【0024】[発泡助剤]本実施の形態の硬化体組成物に
おいては、必要に応じて発泡助剤が添加されてもよい。
発泡助剤は発泡を均一に生じさせるものなら特に限定さ
れず、たとえばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシ
ウム、パルミチン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩、シリカゲ
ル、ゼオライト、活性炭、アルミナ粉末等の多孔質粉体
などがあげられる。これらは単独で使用されてもよい
し、2種類以上併用されてもよい。
【0025】発泡助剤の量は多くなると組成物の粘度が
上昇し、破泡が発生しやすくなるので上記反応性無機質
粉体(A)100重量部に対して10重量部以下が好ま
しい。
【0026】[無機質充填剤]本実施の形態の硬化体組成
物においては、必要に応じて無機質充填材が添加されて
もよい。無機質充填材は、水に溶解せず、発泡性無機質
組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金属珪酸塩と反
応しないものであれば特に限定されず、たとえば珪砂、
川砂、ジルコンサンド、結晶質アルミナ、岩石粉末、火
山灰、シリカフラワー、シリカフューム、ベントナイ
ト、高炉スラグ等の混合セメント用混合材、セピオライ
ト、ウォラストナイト、マイカ等の天然鉱物、炭酸カル
シウム、珪藻土などがあげられる。これらは単独で添加
されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0027】無機質充填材の量は多くなると得られる硬
化体体の強度が低下するので上記反応性無機質粉体
(A)100重量部に対して700重量部以下が好まし
い。
【0028】[補強繊維]本実施の形態の硬化体組成物に
おいては、必要に応じて補強繊維が添加されてもよい。
補強繊維は、成形体に付与したい性能に応じ任意のもの
が使用でき、たとえば、ビニロン繊維、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、カーボン
繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊
維、鋼繊維などが使用できる。
【0029】上記補強繊維の繊維径は、細くなると混合
時に再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され
やすくなり、最終的に得られる強度はそれ以上改善され
ず、太くなるか又は短くなると引張強度向上などの補強
効果が小さく、又、長くなると繊維の分散性及び配向性
が低下するので、繊維径1〜500μm、繊維長1〜1
5mmが好ましい。上記補強繊維の添加量は多くなると
繊維の分散性が低下するので、上記反応性無機質粉体
(A)100重量部に対して、10重量部以下が好まし
い。
【0030】[その他の添加物]さらに硬化体の軽量化を
図る目的で、シリカバルーン、パーライト、フライアッ
シュバルーン、シラスバルーン、ガラスバルーン、発泡
焼生粘土等の無機質天然発泡体、フェノール樹脂、ウレ
タン樹脂、ポリエチレン等の合成樹脂の発泡体、塩化ビ
ニリデンバルーンなどが添加されてもよい。これらは単
独で添加されてもよいし、2種類以上併用されてもよ
い。
【0031】本実施の形態の硬化体組成物においては、
さらに必要に応じて、アルミナセメント、γ−アルミ
ナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカリ金属塩及
水酸化アルミニウムを加えても良い。
【0032】[型材]本実施の形態において使用される型
材としては、接触角が55〜170度のものに限定さ
れ、好ましくは、60〜165度、さらに好ましくは6
5〜150度である。この接触角が大きいと、小さな泡
が生じて外観を悪くし、小さいと表面が欠け外観を悪く
する。
【0033】[発泡硬化体の製造方法]本発明の硬化体を
得るには、まず上記アルカリ金属珪酸塩(B)を加圧、
加熱下で少なくとも一部の水(C)に溶解し、上記反応
性無機質粉末(A)及び必要に応じて残部の水(C)、
発砲材、発泡助剤、補強繊維、無機質充填材等を混合
し、ペースト状とした後、注型、押圧成形、押出成形な
ど従来公知の方法により接触角が55〜170度の型に
投入し、所望の形に賦形し、硬化させるなどの方法が使
用できる。
【0034】硬化温度は常温でもよいが、50〜110
℃で30分間〜8時間硬化させることにより、硬化反応
を促進でき、機械的物性を向上することができる。
【0035】[実施例、比較例]次に、本発明の実施例及
び比較例について説明する。
【0036】図1は、実施例で用いた加飾用の型材1に
無機質粉体のペーストを注入し、発泡加熱後、硬化した
無機発泡体2を取り出すときの、引っ張り力を測定する
状況を模式的に示したものである。型体1により形成さ
れる無機発泡体2の長さは2880mmであり、建物の外
壁パネルと略同大、同形のものとした。
【0037】無機発泡体の組成及び配合重量部は、前記
無機質粉体1を100重量部、アルカリ金属珪酸塩75
重量部、水80重量部、ワラスナイト80重量部、珪石
粉40重量部、8号珪砂40重量部、ステアリン酸亜鉛
2重量部、ビニロン繊維2重量部、発泡剤0.1重量部
からなるものとした。
【0038】無機質粉体としては、メタカオリン(エン
ゲルハード社製のSATINTONE SP 33、平
均粒径3.3μm、比表面積13.9m2/g)100
重量部及びトリエタノールアミン25重量部%とエタノ
ール75重量%の混合溶液0.5重量部をウルトラファ
インミルAT−20(三菱重工業社製、ジルコニアボー
ル直径10mm使用、ボール充填率85体積%)に供給
し25kwh/Kgの機械的エネルギーを作用させ、無
機質粉体1を得た。尚、作用させた機械的エネルギーは
ボールミルに供給した電力を処理粉体単位重量あたりで
表した。
【0039】無機質粉体の調整方法としては、所定量の
nSiO2 /M2O(n=1.5、M=Na,K;モル
比1:1)をオートクレーブ中において130℃、7k
g/cm2 で所定量の水に溶解し、ワラストナイト、ビ
ニロン繊維(クラレ社製、商品名;RM182×3)、
珪石粉、8号珪砂、SiO2―Al23系無機質粉体
(A)、水酸化アルミニウム(粒径100μm以下)、
ステアリン酸亜鉛をオムニミキサー(千代田技研工業株
式会社製)で混合し、均一なペーストとした。このペー
ストに、粒径が70μm以下の粉末を100重量%含有
するアルミニウム粉末を添加して40秒間攪拌し、加飾
の型のある型枠内に注入して3分間発泡させた後、型枠
ごと85度Cのオーブン中で6時間加熱して、(288
00×889×30)mmの無機硬化体2を得た。
【0040】実験に用いた型材1の接触角は、実施例1
において100度、実施例2において130度、実施例
3において60度、比較例1において20度、比較例2
において175度であった。この接触角は、型材1のキ
ャビティ形成壁面にスポイトで水を滴下し、顕微鏡で観
察することにより測定した。
【0041】無機発泡体2を離型させるために要する力
の測定方法としては、無機発泡体2の両端部近傍にワイ
ヤ3を掛止し、上方に引っ張って硬化した無機発泡体2
を型体1から離型させるための力を測定した。
【0042】図1は実施例1〜3と比較例1,2の結果
を示す。実施例1の型体1では離型時の引っ張り力(K
gf)は28Kgf(270N)であり、離型後の無機
発泡体2の外観に異常はなかった。実施例2の接触角1
30度の型体1では、離型に要する力は24Kgf(2
40N)であり、離型後の外観の異常はなかった。実施
例3の型体1の接触角は60度であり、離型に要する力
は40Kgf(390N)であったが、離型後の無機発
泡体2の外観に異常はなかった。比較例1の型体1の接
触角は20度であり、離型に要する引っ張り力は70K
gf(690N)であった。比較例1の無機発泡体2の
外観には欠損が発生した。又、比較例2の型体1の接触
角は175度であり、離型に要する引っ張り力は28K
gf(270N)であったが、無機発泡体2の表面に気
泡が発生し、外観の不良が発生した。
【0043】この無機硬化体2としては、特に装飾性の
高いパネル類に用いられ、建物の内装用の壁パネル、外
装用の壁パネル、建造物を構成するパネル類に好適であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1並びに請
求項3の発明によれば、SiO2―Al23系反応性無
機質粉体100重量部と、アルカリ金属珪酸塩0.2〜
450重量部と、水35〜1500重量部とからなり、
この組成物を接触角55〜170度の型枠内に投入して
加熱硬化させるものであるから、脱型時に大きな力が不
要となる。このため、脱型時に無機硬化体の表面に欠け
が生じてしまうことがなく、意匠性の優れた無機硬化体
を容易に得ることができる。
【0045】また、請求項2の発明によれば、型枠内に
投入した組成物を発泡させるものであるから、無機硬化
体の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜3と比較例1,2の接触角
と離型時の引っ張り力並びに外観の評価を示す図
【図2】本発明の実施例で用いた型体から無機発泡体2
を離型させるときの引っ張り力の測定状態を示す図
【符号の説明】
1 型体 2 無機発泡体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiO2―Al23系の反応性無機質粉体
    と、アルカリ金属珪酸塩と、水とからなる組成物を、接
    触角55〜170度の型枠内に投入して加熱硬化させる
    ことを特徴とする無機硬化体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記組成物を接触角が55〜170度の型
    枠内に投入した後、投入したこの組成物を発泡させ、こ
    の後加熱硬化させることを特徴とする請求項1の無機硬
    化体の製造方法。
  3. 【請求項3】SiO2―Al23系の反応性無機質粉体
    100重量部と、 アルカリ金属珪酸塩0.2〜450重量部と、 水35〜1500重量部とからなる組成物を、接触角5
    5〜170度の型枠内に投入して加熱硬化させることを
    特徴とする無機硬化体の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006088408A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Sekisui Chem Co Ltd 無機成形体の製造方法
WO2015147100A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 清水建設株式会社 コンクリート成形用型枠およびその製造方法
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JP2016223200A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 清水建設株式会社 表面気泡除去方法、型枠、及びコンクリート部材

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