JPH11156845A - 壁パネルの製造方法 - Google Patents

壁パネルの製造方法

Info

Publication number
JPH11156845A
JPH11156845A JP33211897A JP33211897A JPH11156845A JP H11156845 A JPH11156845 A JP H11156845A JP 33211897 A JP33211897 A JP 33211897A JP 33211897 A JP33211897 A JP 33211897A JP H11156845 A JPH11156845 A JP H11156845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curable composition
wall panel
inorganic
mold
inorganic curable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP33211897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Yamamoto
雅人 山本
Hiroyuki Takihana
裕之 瀧華
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP33211897A priority Critical patent/JPH11156845A/ja
Publication of JPH11156845A publication Critical patent/JPH11156845A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部に補強部材が埋設された壁パネルを迅速
に得ることができる壁パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 加飾のための凹凸を有する構造の型枠に
無機硬化性組成物を主体とする無機硬化性配合物を注型
する工程と、前記型枠に補強部材をセットする工程と、
前記無機硬化性配合物を固化させる工程とからなる壁パ
ネルの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築材料等に用い
られる無機硬化性組成物を主体とした壁パネルの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁パネルとしては、実公昭59−
22817号公報、特開昭60−23540号公報に示
す高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート(AL
C)壁パネルがある。また、特公平4−45471号公
報には、壁パネルとして非常に優れた特性を有する無機
質硬化体の製造方法が記載されている。そして、後加工
にてステンレスや鉄製の補強筋や補強金網をこれらのパ
ネルの裏面付近に配し、衝撃強度や耐火性能の付与を行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ごとく、後加工にて補強筋や補強金網をパネルの裏面付
近に配することは、非常に手間がかかり、工程の削減に
つながらず、コスト高の要因となっている。
【0004】そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑み
為されたもので、その目的とするところは、内部に補強
部材が埋設された壁パネルを迅速に得ることができる壁
パネルの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、加飾のための凹凸を有する構造
の型枠に無機硬化性組成物を主体とする無機硬化性配合
物を注型する工程と、前記型枠に補強部材をセットする
工程と、前記無機硬化性配合物を固化させる工程とから
なることを特徴とする壁パネルの製造方法である。
【0006】請求項1の発明によれば、補強部材を埋設
した壁パネルを容易かつ迅速に得ることができ、後加工
の手間が要らない。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、前記無機硬化性組成物は、二酸化珪素及び酸
化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体と、アルカ
リ金属珪酸塩と、水とからなるものであることを特徴と
する壁パネルの製造方法である。
【0008】請求項2の発明によれば、二酸化珪素及び
酸化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体と、アル
カリ金属珪酸塩と、水とからなる無機硬化性組成物を用
いることにより、補強部材を埋設した壁パネルが容易か
つ迅速に得られることに加え、壁パネルとして優れた特
性を有するものが得られる。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
の発明において、前記無機硬化性組成物は、 (A)反応性無機質粉体 100重量部 (B)アルカリ金属珪酸塩 0.2〜450重量部 (C)水 35〜1500重量部 からなるものであることを特徴とする壁パネルの製造方
法である。
【0010】請求項3の発明によれば、二酸化珪素及び
酸化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体と、アル
カリ金属珪酸塩と、水との特定の配合からなる無機硬化
性組成物を用いることにより、補強部材を埋設した壁パ
ネルが容易かつ迅速に得られることに加えて、壁パネル
として非常に優れた特性を有するものが得られる。
【0011】さらに、請求項4の発明は、請求項1の発
明において、前記無機硬化性配合物中に発泡剤及び/又
は発泡助剤を含有し、該無機硬化性配合物を注型し、発
泡させた後、固化させることを特徴とする壁パネルの製
造方法である。
【0012】請求項4の発明によれば、補強部材を埋設
した壁パネルが容易かつ迅速に得られることに加えて、
軽量で断熱効果のある壁パネルが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態1を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態1の壁パネル
の製造方法によって製造される壁パネルの平面図、図2
は、図1に示した壁パネルのA−A線に沿った断面図で
ある。
【0015】図1及び図2に示すように、本発明の壁パ
ネルの製造方法によって製造される壁パネル1は、無機
硬化性組成物で形成されたパネル本体2(成型体)内
に、パネル面に正対して面状に広がる補強部材3が埋設
された構成である。この補強部材3は、図1,図2に示
すような金属棒が格子状に組まれたものや、もう少し細
かい網状のもの、さらには平板状のものである。
【0016】パネル本体2を構成する無機硬化性組成物
は、二酸化珪素及び酸化アルミニウムを含有する反応性
無機質粉体とアルカリ金属珪酸塩と水とからなり、反応
性無機質粉体としては、二酸化珪素5〜85重量%と酸
化アルミニウム90〜10重量%のものが好適に使用さ
れる。このような組成体としては、フライアッシュ、メ
タカオリン、カオリン、ムライト、コランダム、アルミ
ナ系研磨材を製造する際のダスト、粉砕焼成ボーキサイ
ト等が使用できる。けれども組成と粒度が適当であれば
これらに限定されるものではない。また、これらの粉体
をそのまま用いてもよいが、活性化させるために、溶射
処理、粉砕分級、機械的エネルギーを作用させてもよ
い。
【0017】溶射処理する方法としては、セラミックコ
ーティングに適用される溶射技術が応用される。その溶
射技術は、好ましくは材料粉末が2000〜16000
℃の温度で溶融され、30〜800m/秒の速度で噴霧
されるものであり、プラズマ溶射法、高エネルギーガス
溶射法、アーク溶射法等が可能である。得られた粉体の
比表面積は、0.1〜100m2/g が好ましい。
【0018】分級、粉砕する方法としては従来公知の任
意の方法が採用され、篩、比重、風力、湿式沈降等によ
る分級、ジェットミル、ロールミル、ボールミルによる
粉砕などがあげられる。これらの手段は併用されてもよ
い。
【0019】機械的エネルギーを作用させる方法として
は、ボール媒体ミル、媒体撹拌型ミル、ローラミル等が
使用され、作用させる機械的エネルギーとしては0.5
kwh/kg〜30kwh/kgが好ましい。作用させ
る機械的エネルギーが小さいと粉体を活性化しにくく、
大きいと装置への負荷が大きい。
【0020】フライアッシュは、必要に応じて、焼成さ
れたものでもよい。焼成温度は、低いとフライアッシュ
の黒色が残り、着色困難となり、高いと、アルカリ金属
珪酸塩との反応性が低くなるので、400℃〜1000
℃であることが好ましい。
【0021】本発明に使用されるアルカリ金属珪酸塩と
は、M2 O・nSiO2 (M=K,Na,Liから選ば
れる1種以上の金属)で表される塩であって、nの値は
小さくなると緻密な発泡体が得られず、大きくなると水
溶液の粘度が上昇し混合が困難になるので0.05〜8
が好ましく、さらに好ましくは0.5〜2.5である。
【0022】アルカリ金属珪酸塩は水溶液で添加される
のが好ましく、水溶液濃度は特に限定されないが、薄く
なるとフライアッシュ粉末との反応性が低下し、濃くな
ると固形分が生じやすくなるので10〜60重量%が好
ましい。
【0023】上記アルカリ金属珪酸塩水溶液はアルカリ
金属珪酸塩をそのまま加圧、加熱下で水に溶解してもよ
いが、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪石粉など
のSiO2 成分をnが所定の量となるように加圧、加熱
下で溶解してもよい。上記アルカリ金属珪酸塩の量は、
少なくなると硬化が十分になされず、多くなると得られ
る発泡体の耐水性が低下するので無機硬化性組成物10
0重量部に対して0.2〜450重量部に限定され、好
ましくは10〜350重量部、さらに好ましくは20〜
250重量部である。
【0024】本発明で使用される水は上記アルカリ金属
珪酸塩水溶液として添加されてもよいし、独立して添加
されてもよい。水の量は少なくなると、十分に硬化せ
ず、また混合が困難となり、多くなると硬化体の強度が
低下しやすくなるので上記無機硬化性組成物100重量
部に対して35〜1500重量部に限定され、好ましく
は45〜1000重量部、さらに好ましくは50〜50
0重量部である。
【0025】本発明において、必要に応じて、発泡剤及
び/又は発泡助剤が添加されてもよい。発泡剤として
は、過酸化水素、過酸化ソーダ、過酸化カリ、過ほう酸
ソーダ等の過酸化物の少なくとも一つであり、金属粉末
(Mg,Ca、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、
Zn、Al、Ga、Sn、Si、フェロシリコン)等が
用いられ、多すぎると発泡ガスが過剰となり破泡し、少
なすぎると発泡倍率が小さすぎて発泡体の意味を失うの
で0.01〜10重量部であることが好ましい。過酸化
水素を発泡剤として用いるときは、安全性、安定した発
泡を考慮すると水溶液として用いるのが好ましい。金属
粉末を用いる場合は、安定した発泡を得るために、粒径
が200μm以下であることが好ましい。
【0026】本発明において必要に応じて発泡助剤が添
加されてもよい。発泡助剤は発泡を均一に生じさせるも
のなら特に限定されず、たとえばステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛等の脂肪酸金
属塩、シリカゲル、ゼオライト、活性炭、アルミナ粉末
等の多孔質粉体などの少なくとも一つである。これらは
単独で使用されてもよいし、2種類以上併用されてもよ
い。
【0027】発泡助剤の量は多くなると組成物の粘度が
上昇し、破泡が発生しやすくなるので無機硬化性組成物
100重量部に対して10重量部以下が好ましい。
【0028】本発明において必要に応じて無機質充填材
が添加されてもよい。無機質充填材は、水に溶解せず、
無機質組成物の硬化反応を阻害せず、アルカリ金属珪酸
塩と反応しないものであれば特に限定されず、たとえば
珪砂、川砂、ジルコンサンド、結晶質アルミナ、岩石粉
末、火山灰、シリカフラワー、シリカヒューム、ベント
ナイト、高炉スラグ等の混合セメント用混合材、セピオ
ライト、ワラストナイト、マイカ等の天然鉱物、炭酸カ
ルシウム、珪藻土などがあげられる。これらは単独で添
加されてもよいし、2種類以上併用されてもよい。
【0029】組成物を発泡させる場合、上記無機質充填
材は、平均粒径が小さくなると組成物の粘度が上昇し、
高倍率の発泡体が得られず、大きくなると発泡が不安定
になるので0.01〜1000μmが好ましい。無機質
充填材の量は多くなると得られる発泡体の強度が低下す
るので上記反応性無機質粉体100重量部に対して70
0重量部以下が好ましい。
【0030】本発明において必要に応じて補強繊維が添
加されてもよい。補強繊維は、成形体に付与したい性能
に応じ任意のものが使用でき、たとえば、ビニロン繊
維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレ
ン繊維、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、チ
タン酸カリウム繊維、鋼繊維などが使用できる。
【0031】上記補強繊維の繊維径は、細くなると混合
時に再凝集し、交絡によりファイバーボールが形成され
やすくなり、最終的に得られる発泡体の強度はそれ以上
改善されず、太くなるか又は短くなると引張強度向上な
どの補強効果が小さく、又、長くなると繊維の分散性及
び配向性が低下するので、繊維径1〜500μm、繊維
長1〜15mmが好ましい。上記補強繊維の添加量は多
くなると繊維の分散性が低下するので、反応性無機質粉
体100重量部に対して、10重量部以下が好ましい。
【0032】さらに硬化体の軽量化を図る目的でシリカ
バルーン、パーライト、フライアッシュバルーン、シラ
スバルーン、ガラスバルーン、発泡焼成粘土等の無機質
発泡体、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン
等の合成樹脂の発泡体、塩化ビニリデンバルーンなどが
添加されてもよい。これらは単独で添加されてもよい
し、2種類以上併用されてもよい。
【0033】さらに必要に応じて、アルミナセメント、
γ−アルミナ、溶射されたアルミナ、アルミン酸アルカ
リ金属塩又は水酸化アルミニウムを加えても良い。
【0034】次に、図3及び図4を参照して壁パネルの
製造方法について述べる。
【0035】まず上記アルカリ金属珪酸塩を加圧、加熱
下で少なくとも一部の水に溶解し、上記無機硬化性組成
物及び必要に応じて残部の水、発泡助剤、補強繊維、無
機質充填材等を混合し、ペースト状の無機硬化性配合物
とする。
【0036】図3に示す下型4に前述の補強部材3をセ
ットし、上記の無機硬化性組成物を含んだペースト状の
無機硬化性配合物6を注型する。下型4には加飾のため
の凹凸型を設けてある。発泡剤及び/又は発泡助剤を含
んだものは発泡して増加する体積を見込んで少な目に注
型する。
【0037】次いで、上型5を図4に示すように下型4
に載せて型締めする。そして、硬化温度は常温でもよい
が、50〜110℃で30分間〜8時間硬化させること
により、硬化反応を促進させ、硬化体を得る。硬化後、
型開きし、パネル本体2を下型4から離型させることに
より、補強部材3が埋設された図1,図2に示すような
壁パネル1を得ることができる。
【0038】本発明の壁パネルの製造方法によると、パ
ネルの成型と同時に補強部材を内部に埋設できるので、
後加工が要らず、壁パネルを容易かつ迅速に製造するこ
とが可能となる。
【0039】以上、本発明の実施の形態1を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に限
らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等が
あっても本発明に含まれる。
【0040】例えば、上記実施の形態1では、無機硬化
性組成物として、二酸化珪素及び酸化アルミニウムを含
有する反応性無機質粉体と、アルカリ金属珪酸塩と、水
とからなるものを使用しているが、無機硬化性組成物の
組成はこれに限定されるものではない。
【0041】また、上記実施の形態1では、下型4に補
強部材3をセットしてから、無機硬化性配合物6を注型
し、固化させているが、下型4に無機硬化性配合物6を
注型してから、補強部材3を埋設するようにセットし、
固化させるようにしても構わない。
【0042】
【実施例1】ゴム製の加飾型を敷設した下型に、補強金
網(鉄筋、径2mm、ピッチ20mm)をセットし、下
記表1に示す配合1の無機硬化性配合物(ミキサーで混
合し、均一なペースト状としたもの)を投入し、振動を
加えてレベリング、脱泡を行った後、上型をセットし、
85℃で6時間硬化させた。脱型後、補強筋が埋設され
た無機質発泡体壁パネルが得られた。
【0043】
【表1】 ここで、粉砕メタカオリンは以下のようにして調製し
た。
【0044】メタカオリン(エンゲルハード社製のSA
TINTONE SP 33、平均粒径3.3μm、比
表面積13.9m2/g)100重量部及びトリエタノ
ールアミン25重量%とエタノール75重量%の混合溶
液0.5重量部をウルトラファインミルAT−20(三
菱重工業社製、ジルコニアボール直径10mm使用、ボ
ール充填率85体積%)に供給し25kwh/kgの機
械的エネルギーを作用させ、粉砕メタカオリンを得た。
尚、作用させた機械的エネルギーはボールミルに供給し
た電力を処理粉体単位重量あたりで表した。
【0045】
【実施例2】ゴム製の加飾型を敷設した下型に、補強金
網(鉄筋、径2mm、ピッチ30mm)をセットし、下
記表2に示す配合2の無機硬化性配合物(ミキサーで混
合し、均一なペースト状としたもの)を投入し、振動を
加えてレベリング、脱泡を行った後、上型をセットし、
85℃で6時間硬化させた。脱型後、補強筋が埋設され
た無機質発泡体壁パネルが得られた。
【0046】
【表2】
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、補強部材を埋設した壁パネルを容易かつ
迅速に得ることができ、後加工の手間が要らないので、
安価な製造が可能になるという実用上有益な効果を奏す
る。
【0048】また、請求項2の発明によれば、二酸化珪
素及び酸化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体
と、アルカリ金属珪酸塩と、水とからなる無機硬化性組
成物を用いることにより、補強部材を埋設した壁パネル
が容易かつ迅速に得られることに加え、壁パネルとして
優れた特性を有するものが得られるという実用上有益な
効果を奏する。
【0049】また、請求項3の発明によれば、二酸化珪
素及び酸化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体
と、アルカリ金属珪酸塩と、水との特定の配合からなる
無機硬化性組成物を用いることにより、補強部材を埋設
した壁パネルが容易かつ迅速に得られることに加えて、
壁パネルとして非常に優れた特性を有するものが得られ
るという実用上有益な効果を奏する。
【0050】さらに、請求項4の発明によれば、補強部
材を埋設した壁パネルが容易かつ迅速に得られることに
加えて、軽量で断熱効果のある壁パネルが得られるとい
う実用上有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の壁パネルの製造方法に
よって製造される壁パネルの平面図である。
【図2】図1に示した壁パネルのA−A線に沿った断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態1の壁パネルの製造方法を
説明するための断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の壁パネルの製造方法を
説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 壁パネル 2 パネル本体 3 補強部材 4 下型 5 上型 6 無機硬化性配合物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加飾のための凹凸を有する構造の型枠に
    無機硬化性組成物を主体とする無機硬化性配合物を注型
    する工程と、前記型枠に補強部材をセットする工程と、
    前記無機硬化性配合物を固化させる工程とからなること
    を特徴とする壁パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記無機硬化性組成物は、二酸化珪素及
    び酸化アルミニウムを含有する反応性無機質粉体と、ア
    ルカリ金属珪酸塩と、水とからなるものであることを特
    徴とする請求項1記載の壁パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記無機硬化性組成物は、 (A)反応性無機質粉体 100重量部 (B)アルカリ金属珪酸塩 0.2〜450重量部 (C)水 35〜1500重量部 からなるものであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の壁パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記無機硬化性配合物中に発泡剤及び/
    又は発泡助剤を含有し、該無機硬化性配合物を注型し、
    発泡させた後、固化させることを特徴とする請求項1記
    載の壁パネルの製造方法。
JP33211897A 1997-12-02 1997-12-02 壁パネルの製造方法 Withdrawn JPH11156845A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33211897A JPH11156845A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 壁パネルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33211897A JPH11156845A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 壁パネルの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11156845A true JPH11156845A (ja) 1999-06-15

Family

ID=18251363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33211897A Withdrawn JPH11156845A (ja) 1997-12-02 1997-12-02 壁パネルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11156845A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116677A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Nishimatsu Constr Co Ltd ジオポリマー構造体
JP2014129237A (ja) * 2014-04-03 2014-07-10 Nishimatsu Constr Co Ltd ジオポリマー構造体の製造方法
JP2017160065A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 株式会社ホクコン ノロ改質組成物及びモルタル成形物・敷きパネル並びに敷きパネルの製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116677A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Nishimatsu Constr Co Ltd ジオポリマー構造体
JP2014129237A (ja) * 2014-04-03 2014-07-10 Nishimatsu Constr Co Ltd ジオポリマー構造体の製造方法
JP2017160065A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 株式会社ホクコン ノロ改質組成物及びモルタル成形物・敷きパネル並びに敷きパネルの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11156845A (ja) 壁パネルの製造方法
JPH115206A (ja) 無機硬化体の製造方法
JP4630446B2 (ja) 無機質硬化性組成物とその製造方法、無機質硬化体とその製造方法及び石膏系硬化体並びにセメント系硬化体
JP4339426B2 (ja) 無機質硬化体の製造方法
JPH11156844A (ja) 壁パネル及びその製造方法
JP3831553B2 (ja) 無機質硬化性組成物及び無機質硬化体の製造方法
JP3718343B2 (ja) 無機発泡性組成物及び無機発泡体の製造方法
JPH09124354A (ja) 硬化性無機質組成物
JPH08268774A (ja) 無機質発泡体の製造方法
JP3910709B2 (ja) 無機発泡体の製造方法
JP3634623B2 (ja) 壁パネル及びその製造方法
JPH09208278A (ja) 無機質硬化体の製造方法
JPH06199517A (ja) 無機質粉体及び硬化性無機質組成物
JPH09202658A (ja) 無機質組成物及び高耐摩耗性無機質硬化体の製造方法
JPH1171164A (ja) 硬化性無機質組成物及び該組成物の製造方法
JP3828660B2 (ja) 無機硬化性組成物の成形装置及び無機質成形体の製造方法
JP3802704B2 (ja) 無機質壁パネル及びその製法
JPH1158342A (ja) アルカリ性材料の成形型及びアルカリ性材料の成形方法
JP2000052331A (ja) 無機質発泡体パネルの型構造および脱型方法
JP2000052325A (ja) 無機質発泡体パネルの成形方法
JPH10724A (ja) 積層体の製造方法
JPH1112054A (ja) 無機発泡体の製造方法
JPH10251078A (ja) 吸音材の製造方法及び吸音材
JPH07309681A (ja) 発泡性無機質組成物
JPH10245905A (ja) 吸音材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040518

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061129

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070110