JPH11514662A - 抗生物質であるオキサゾリジノン誘導体 - Google Patents

抗生物質であるオキサゾリジノン誘導体

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JPH11514662A JP9529888A JP52988897A JPH11514662A JP H11514662 A JPH11514662 A JP H11514662A JP 9529888 A JP9529888 A JP 9529888A JP 52988897 A JP52988897 A JP 52988897A JP H11514662 A JPH11514662 A JP H11514662A
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バリー グレイブストック,マイケル
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ゼネカ リミテッド
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の化合物、ここで、たとえば:R1は式-NH(C=O)Rbであり、ここでRbは、たとえば、(1-4C)アルキルであり;R2およびR3は水素またはフルオロであり;DはO、S、SO、SO2またはNR7であり;R4およびR5は水素、AR-オキシメチル(oxymethy)であり;R6は水素であり;>A-B-は式>C=C(Ra)-、>CHCHRa-、または>C(OH)CHRa-(>は2つの単結合を表す)であり、ここでRaは水素または(1-4C)アルキルであり;R7は水素、ARまたは式R10CO-、R10SO2-、R10CS-、RdOC(Re)=CH(C=O)-、RfC(=O)C(=O)-、RgN=C(Rh)C(=O)-またはRiNHC(Rj)=CHC(=O)、あるいはR14CH(R13)(CH2)m-であり;ここで、たとえば、R10はARであり;Rd、Re、Rf、Rg、Rh、RiおよびRjは(1-6C)アルキルであり;mは0または1であり、R13はシアノ、R14水素または(1-4C)アルキルであり;ARはフェニルである;およびその薬学的受容可能な塩;その調製方法;それらを含む薬学的組成物、ならびにその抗菌剤としての使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 抗生物質であるオキサゾリジノン誘導体 本発明は、抗生物質化合物に関し、そして特にオキサゾリジノン環を含む抗生 物質化合物に関する。本発明はさらに、その調製のためのプロセス、その調製の ために有用な中間体、治療剤としてのその利用、ならびにそれらを含む薬学的蘇 生物に関する。 国際微生物学会(international microbiological community)は、抗生物質に 対する耐性が発生し、その結果、現在入手可能な抗菌剤が有効ではない株が発生 することに関する強い懸念を引き続き表明している。一般に、細菌性病原体はグ ラム陽性病原体またはグラム陰性病原体のいずれかに分類され得る。グラム陽性 病原体およびグラム陰性病原体の両方に対して有効な活性を有する抗生化合物は 一般に、広い活性スペクトルを有すると見なされる。本発明の化合物は、グラム 陽性病原体に対して特に良好な活性を示すので、第一にグラム陽性病原体に対し て有効であると見なされる。 グラム陽性病原体、たとえばブドウ球菌、腸球菌、連鎖球菌および放線菌は、 特に重要である。なぜならいったん樹立されると、処置が困難であり、かつ院内 環境から根絶することも困難である耐性株が発生するからである。このような株 の例は、メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)、メチシリン耐性凝固酵素陰性ブドウ 球菌(MRCNS)、ペニシリン耐性streptococcus pneumoniaeおよび多耐性Enterococ cus faeciumである。 このような耐性グラム陽性病原体の処置のための臨床的に有効な主要な抗生物 質は、バンコマイシンである。バンコマイシンは糖ペプチドであり、そして腎毒 性および聴器毒性に関連する。さらに、そして最も重要なことには、バンコマイ シンおよび他の糖ペプチドに対する抗菌耐性もまた現れている。この耐性は着実 な速度で増加しており、そのためこれらの薬剤はグラム陽性病原体の処置におい て有効性がますます低下してきている。 本発明者らは、オキサゾリジノン環を有する抗生化合物のクラスを発見した。 これは、MRSAおよびMRCNSを含むグラム陽性病原体に対して、そして特にバンコ マイシンに対する耐性を示す種々の株に対して、ならびにアミノグリコシドおよ び臨床的に使用されるβ-ラクタムに対して耐性のE.faeciumに対しての、有用な 活性を有する。 本発明者らは、当該分野で示唆されておらず、そして最もふつうに使用される 抗生物質に対して耐性であることが知られている生物を含む広範囲のグラム陽性 病原体に対して良好な活性を有する、狭い範囲の化合物を、今回発見した。当該 分野で記載された化合物(たとえば、Walter A.Gregoryら、J.Med.Chem.1990 、33、2569-2578およびChung-Ho parkら、J.Med.Chem.1992、35,1156-1165) と比較して、この化合物はまた、好ましい毒物学的プロフィールを有する。 本発明によれば、式(I): の化合物;およびそれらの薬学的に受容可能な塩が提供される。ここで: R1はヒドロキシ、クロロ、フルオロ、(1-4C)アルカンスルホニルオキシ、アミノ 、アジド、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルチオ、(1-4C)アルキルアミノカル ボニルオキシであり; あるいは式-NHC(=O)Rbであり、ここでRbは水素、(1-4C)アルコキシ、アミノ、ク ロロメチル、ジクロロメチル、シアノメチル、メトキシメチル、アセチルメチル 、メチルアミノ、ジメチルアミノまたは(1-4C)アルキルであり; あるいはR1は式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、ここでnは0、1または2であり; R2およびR3は独立して水素またはフルオロであり; DはO、S、SO、SO2またはNR7であり; DがOの場合、R4およびR5は独立してヒドロキシ、ブロモ、オキソ(=O)、(1-4C)ア ルキル、(1-4C)アルカノイルアミノ-(1-4C)アルキル、ヒドロキシ-(1-4C)アルキ ル、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、AR-オキシメチル、AR-チオメチ ル(ここでARは以下で定義する通り)または独立してR7について以下定義する通り であり; DがS、SO、SO2またはNR7の場合、R4およびR5は独立してオキソ(=O)、(1-4C)アル キル、(1-4C)アルカノイルアミノ-(1-4C)アルキル、ヒドロキシ-(1-4C)アルキル 、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、AR-オキシメチル、AR-チオメチル (ここでARは以下で定義する通り)または独立してR7について以下定義する通りで あり; R6は水素、(1-4C)アルキル、ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシまたは(2-4C)アルカ ノイルオキシであり;>A-B-は式>C=C(Ra)-、>CHCHRa-または>C(OH)CHRaで あり(>は2つの単結合を示す)、ここでRaは水素または(1-4C)アルキルであり; R7は水素、シアノ、2-((1-4C)アルコキシカルボニル)エテニル、2-シアノエテニ ル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニル、2-((1-4C)アルキルアミノカルボニ ル)エテニル、AR(以下で定義する通り)またはテトラゾール環系(任意にテトラゾ ール環の1-または2-位置で任意に一置換される)であり、ここでこのテトラゾー ル環系は環炭素原子によってNR7の窒素に結合し; あるいはR7は式R10CO-、R10SO2-またはR10CS-であり、 ここでR10はAR(以下で定義する通り)、シクロペンチルまたはシクロヘキシル(こ こで後者の2つのシクロアルキル環は、(1-4C)アルキル(ジェミナル二置換を包含 する)、ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルチオ、アセトアミド、( 1-4C)アルカノイル、シアノおよびトリフルオロメチルから独立して選択される 置換基で任意に一置換または二置換される)、(1-4C)アルコキシカルボニル、水 素、アミノ、トリフルオロメチル、(1-4C)アルキルアミノ、ジ((1-4C)アルキル) アミノ、2,3-ジヒドロ-5-オキソチアゾロ-[3,2-A]ピリミジン-6-イル、2-(2-フ リル)エテニル、2-(2-チエニル)エテニル、2-フェニルエテニル(ここで該フェニ ル置換基は(1-4C)アルコキシ、ハロおよびシアノから独立して選択される3個ま での置換基で任意に置換される)、3,4-ジヒドロピラン-2-イル、クマル-5-イル 、 5-メトキシ-4-オキソピラン-2-イル、N-アセチルピロリジン-2-イル、5-オキソ テトラヒドロフラン-2-イル、ベンゾピラノンまたは(1-10C)アルキル[ここで(1 -10C)アルキルはヒドロキシ、シアノ、ハロ、(1-10C)アルコキシ、トリフルオロ メチル、(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコ キシ-(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルカノイル、(1-4C)アルコキシカルボニル、 アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノ、(1-6C)アルカノイ ルアミノ、(1-4C)アルコキシカルボニルアミノ、N-(1-4C)アルキル-N-(2-6C)ア ルカノイルアミノ、(1-4C)アルキルS(O)pNH-、(1-4C)アルキルS(O)p((1-4C)アル キル)N-、フルオロ(1-4C)アルキルS(O)pNH-、フルオロ(1-4C)アルキルS(O)p((1- 4C)アルキル)N-、ホスホノ、(1-4C)アルコキシ(ヒドロキシ)ホスホリル、ジ-(1- 4C)アルコキシホスホリル、(1-4C)アルキルS(O)q-、フェニルS(O)q-(ここで該フ ェニル基は(1-4C)アルコキシ、ハロおよびシアノから独立して選択される3個ま での置換基で任意に置換される)、またはCY(以下で定義される通り)で任意に置 換され、ここでpは1または2であり、そしてqは0、1または2である]であり; あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11は任意に置換された 5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたフェニル、(1-4C)アルキルア ミノ、ベンジルオキシ-(1-4C)アルキルまたは任意に置換された(1-10C)アルキル であり; あるいはR10は式R12O-であり、ここでR12は任意に置換された(1-6C)アルキルで あり; あるいはR7は式RdOC(Rc)=CH(C=O)-、RfC(=O)C(=O)-、RgN=C(Rh)C(=O)-またはRiN HC(Rj)-CHC(=O)-であり、ここでRdは(1-6C)アルキル、Reは水素または(1-6C)ア ルキルであり、あるいはRdおよびRcは一緒になって(3-4C)アルキレン鎖を形成し 、Rfが水素、(1-6C)アルキル、ヒドロキシ(1-6C)アルキル、(1-6C)アルコキシ(1 -6C)アルキル、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ、(1- 6C)アルコキシ、(1-6C)アルコキシ(1-6C)アルコキシ、ヒドロキシ(2-6C)アルコ キシ、(1-4C)アルキルアミノ(2-6C)アルコキシ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ(2-6C )アルコキシであり、Rgは(1-6C)アルキル、ヒドロキシまたは(1-6C)アルコキシ であり、Rhは水素または(1-6C)アルキルであり、Riは水素、(1-6C)アルキル、任 意に置換 されたフェニルまたは任意に置換された5員または6員のヘテロアリールであり、 そしてRjは水素または(1-6C)アルキルであり; あるいはR7は式R14CH(R13)(CH2)m-であり、ここでmは0または1であり、R13はフ ルオロ、シアノ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルスルホニル、(1-4C)アルコ キシカルボニルまたはヒドロキシであり(ただしmが0のときR13はフルオロでもヒ ドロキシでもない)、そしてR14は水素または(1-4C)アルキルであり; ここでARは任意に置換されたフェニル、任意に置換されたフェニル(1-4C)アルキ ル、任意に置換された5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたナフチ ルあるいは任意に置換された5/6または6/6の二環式ヘテロアリール環系であり、 ここで該二環式ヘテロアリール環系は該二環系を構成する環のいずれかの中の原 子を通じて結合し得、そしてここで該単環式または二環式のヘテロアリール環系 は環炭素原子を通じて結合し; ここでCYは4員、5員または6員のシクロアルキル環、5員または6員のシクロアル ケニル環、ナフチル、チオフェン-2-イル、インド-1-イル、インドール-3-イル 、ピリミジン-2-イルチオ、1,4-ベンゾジオキサン-6-イル、スルホラン-3-イル 、ピリジン-2-イルであり;ここでCYにおける上記の任意の環系はハロ、(1-4C) アルキル(CYがシクロアルキルまたはシクロアルケニル環の場合、ジェミナル二 置換を包含する)、アシル、オキソおよびニトロ-(1-4C)アルキルから選択される 3個までの置換基で任意に選択され得る。ただし、N-((5S)-3-(4-(2-オキソ-5,6- ジヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミドは除外される。 この明細書において、「5員または6員のヘテロアリール」および「ヘテロアリ ール(単環式)環」は、5員または6員のアリール環であって、ここで環原子のうち の1、2または3個が、窒素、酸素および硫黄から選択されるものを意味する。5員 または6員のヘテロアリール環系の具体例は、フラン、ピロール、ピラゾール、 イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサ ゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾールおよびチオフェンである。 本明細書において、「5/6または6/6の二環式ヘテロアリール環系」および「ヘ テロアリール(二環式)環」は、5員環または他の6員環と縮合した6員環を含む芳 香族二環式環系を意味し、この二環式環系は、窒素、酸素および硫黄から選択さ れる1個から4個のヘテロ原子を含む。5/6および6/6の二環式環の具体例は、イン ドール、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンズイソチ アゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダゾール 、ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、 シンノリンおよびナフチリジンである。 本明細書において、「4員、5員または6員のシクロアルキル環」は、シクロブ チル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル環を意味し;そして「5員または6員 のシクロアルケニル環」は、シクロペンテニルまたはシクロヘキセニル環を意味 する。 本明細書において、用語「アルキル」は、直鎖構造および分枝構造を包含する 。たとえば、(1-6C)アルキルは、プロピル、イソプロピルおよびtert-ブチルを 包含する。しかし、「プロピル」のような独立したアルキル基への言及は直鎖の 型のみに特定され、そして「イソプロピル」のような独立した分枝鎖のアルキル 基への言及は分枝鎖の型のみに特定される。同様の決まりが他の基、たとえば、 1-ブロモエチルおよび2-ブロモエチルを含むハロ(1-4C)アルキルにも当てはまる 。 R11、R12、RiおよびAR中のアルキル、フェニル(およびフェニル含有部分)およ びナフチル基、ならびにヘテロアリール(単環式または二環式)環の環炭原子につ いての具体的な任意の置換基は、ハロ、(1-4C)アルキル、ヒドロキシ、ニトロ、 カルバモイル、(1-4C)アルキルカルバモイル、ジ((1-4C)アルキル)カルバモイル 、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アミノ、(1-4C)アルキ ルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノ、(1-4C)アルキルS(O)q-、(ここでqは0、1 または2である)、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、(2-4C)アルケニル 、(2-4C)アルキニル、(1-4C)アルカノイル、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルカノ イルアミノ、ベンゾイルアミノ、ベンゾイル、フェニル(ハロ、(1-4C)アルコキ シまたはシアノから選択される3個までの置換基で任意に置換される)、フラン、 ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン 、ピリジン、イソキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チ オフェン、ヒドロキシイミノ(1-4C)アルキル、(1-4C)アルコキシイミノ(1-4C)ア ル キル、ヒドロキシ-(1-4C)アルキル、ハロ-(1-4C)アルキル、ニトロアルキル、ア ミノ(1-4C)アルキル、シアノ(1-4C)アルキル、(1-4C)アルカンスルホンアミド、 アミノスルホニル、(1-4C)アルキルアミノスルホニルおよびジ-((1-4C)アルキル )アミノスルホニルを包含する。R11、RiおよびAR中のフェニル基およびナフチル 基ならびにヘテロアリール(単置換または二置換)環は、上記の具体的な任意の置 換基のリストから独立して選択される置換基で、環炭素原子上で一置換または二 置換され得る。 R7がテトラゾールの場合、R11、R12、RiおよびARにおけるヘテロアリール基中 、およびCYにおけるの窒素含有環中の、四級化することなく置換され得る環窒素 原子のための具体的な任意の置換基は、(1-4C)アルキル、(2-4C)アルケニル、(2 -4C)アルキニルおよび(1-4C)アルカノイルを包含する。 ハロ基の例ははフルオロ、クロロおよびブロモを包含する;(1-4C)アルキルの 例は、メチル、エチル、ならびにプロピルおよびイソプロピルを包含する;(1-6 C)アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ペンチルおよび ヘキシルを包含する;(1-10C)アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イ ソプロピル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチルおよびノニルを包含する ;(1-4C)アルキルアミノの例は、メチルアミノ、エチルアミノおよびプロピルア ミノを包含する;ジ-((1-4C)アルキル)アミノの例は、ジメチルアミノ、N-エチ ル-N-メチルアミノ、ジエチルアミノ、N-メチル-N-プロピルアミノおよびジプロ ピルアミノを包含する;(1-4C)アルキルS(O)q-(ここでqは0、1または2)の例は、 メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルス ルホニルおよびエチルスルホニルを包含する、(1-4C)アルカンスルホニルオキシ の例は、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシおよびプロピルスル ホニルオキシを包含する;(1-4C)アルキルチオの例は、メチルチオおよびエチル チオを包含する;(1-4C)アルキルスルホニルの例は、メチルスルホニルおよびエ チルスルホニルを包含する;(1-4C)アルキルアミノカルボニルオキシの例は、メ チルアミノカルボニルオキシおよびエチルアミノカルボニルオキシを包含する; (1-4C)アルカノイルアミノ-(1-4C)アルキルの例は、ホルムアミドメチル、アセ トアミドメチルおよびアセトアミドエチルを包含する;(1-6C)アルコキシ-(1-6 C)アルキルの例は、メトキシメチル、エトキシメチルおよび2-メトキシエチルを 包含する(1-4C)アルコキシカルボニルの例は、メトキシカルボニル、エトキシカ ルボニルおよびプロポキシカルボニルを包含する;(2-4C)アルカノイルオキシの 例は、アセチルオキシおよびプロピオニルオキシを包含する;(1-4C)アルコキシ の例は、メトキシ、エトキシおよびプロポキシを包含する、(1-6C)アルコキシの 例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシおよびペントキシを包含する;ヒドロキ シ-(2-6C)アルコキシの例は、2-ヒドロキシエトキシおよび3-ヒドロキシプロピ ルを包含する;(1-4C)アルキルアミノ-(2-6C)アルコキシの例は、2-メチルアミ ノエトキシおよび2-エチルアミノエトキシを包含する;ジ-(1-4C)アルキルアミ ノ-(2-6C)アルコキシの例は、2-ジメチルアミノエトキシおよび2-ジエチルアミ ノエトキシを包含する;(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキシおよび(1-6C)アル コキシ-(1-6C)アルコキシの例は、メトキシメトキシ、2-メトキシエトキシ、2- エトキシエトキシおよび3-メトキシプロポキシを包含する;(1-4C)アルコキシ-( 1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキシの例は、2-(メトキシメトキシ)エトキシ、2- (2-メトキシエトキシ)エトキシ;3-(2-メトキシエトキシ)プロポキシおよび2-(2 -エトキシエトキシ)エトキシを包含する;(1-4C)アルカノイルアミノおよび(1-6 C)アルカノイルアミノの例は、ホルムアミド、アセトアミドおよびプロピオニル アミノを包含する;(1-4C)アルコキシカルボニルアミノの例は、メトキシカルボ ニルアミノおよびエトキシカルボニルアミノを包含する;N-(1-4C)アルキル-N-( 2-6C)アルカノイルアミノの例は、N-メチルアセトアミド、N-エチルアセトアミ ドおよびN-メチルプロピオンアミドを包含する;(1-4C)アルキルS(O)pNH-(ここ でpは1または2である)の例は、メチルスルフィニルアミノ、メチルスルホニルア ミノ、エチルスルホニルアミノおよびエチルスルホニルアミノ;(1-4C)アルキル S(O)p((1-4C)アルキル)NH-(ここでpは1または2である)の例は、メチルスルフィ ニルメチルアミノ、メチルスルホニルメチルアミノ、2-(エチルスルフィニル)エ チルアミノおよび2-(エチルスルホニル)エチルアミノを包含する;フルオロ(1-4 C)アルキルS(O)pNH-(ここでpは1または2である)の例は、トリフルオロメチルス ルフィニルアミノおよびトリフルオロメチルスルホニルアミノを包含する;フル オロ(1-4C)アルキルS(O)p((1-4C)アルキル)NH-(ここでpは1または2である)の 例は、トリフルオロメチルスルフィニルメチルアミノおよびトリフルオロメチル スルホニルメチルアミノを包含する;(1-4C)アルコキシ(ヒドロキシ)ホスホリル の例は、メトキシ(ヒドロキシ)ホスホリルおよびエポキシ(ヒドロキシ)ホスホリ ルを包含する;ジ-(1-4C)アルコキシホスホリルの例は、ジ-メトキシホスホリル 、ジ-エトキシホスホリルおよびエトキシ(メトキシ)ホスホリルを包含する;2-( (1-4C)アルコキシカルボニル)エテニルの例は、2-(メトキシカルボニル)エテニ ルおよび2-(エトキシカルボニル)エテニルを包含する;2-シアノ-2-((1-4C)アル キル)エテニルの例は、2-シアノ-2-メチルエテニルおよび2-シアノ-2-エチルエ テニルを包含する;2-((1-4C)アルキルアミノカルボニル)エテニルの例は、2-( メチルアミノカルボニ)エテニルおよび2-(エチルアミノカルボニル)エテニルを 包含する;ベンジルオキシ(1-4C)アルキルの例は、ベンジルオキシメチルおよび ベンジルオキシエチルを包含する;フェニル(1-4C)アルキルの例は、ベンジルお よびフェネチルを包含する;フェニルS(O)q(ここでqは0、1または2)の例はフェ ニルチオ、フェニルスルフィニルおよびフェニルスルホニルを各々包含する;(1 -4C)アルキルカルバモイルの例は、メチルカルバモイルおよびエチルカルバモイ ルを包含する;ジ((1-4C)アルキルカルバモイルの例はジ(メチル)カルバモイル およびジ(エチル)カルバモイルを包含する;(3-4C)アルキレン鎖の例は、トリメ チレンまたはテトラメチレンである;(2-4C)アルケニルの例は、アリルおよびビ ニルを包含する;(2-4C)アルキニルの例は、エチニルおよび2-プロピニルを包含 する;(1-4C)アルカノイルの例は、ホルミル、アセチルおよびプロピオニルを包 含する;ヒドロキシイミノ(1-4C)アルキルの例は、ヒドロキシイミノメチル、2- (ヒドロキシイミノ)エチルおよび1-(ヒドロキシイミノ)エチルを包含する;(1-4 C)アルコキシイミノ-(1-4C)アルキルの例は、メトキシイミノメチル、エトキシ イミノメチル、1-(メトキシイミノ)エチルおよび2-(メトキシイミノ)エチル;ヒ ドロキシ(1-4C)アルキルおよびヒドロキシ(1-6C)アルキルの例は、ヒドロキシメ チル、1-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシエチルおよび3-ヒドロキシプロピルを 包含する;ハロ(1-4C)アルキルの例は、ハロメチル、1-ハロエチル、2-ハロエチ ル、および3-ハロプロピルを包含する;ニトロ(1-4C)アルキルの例は、ニトロメ チル、1-ニトロエチル、2-ニトロエチルおよび3-ニトロプロピルを包含する;ア ミノ(1-4C)アルキルの例は、アミノメチル、1-アミノエチル、2-アミノエチルお よび3-アミノプロピルを包含する;シアノアルキルの例は、シアノメチル、1-シ アノエチル、2-シアノエチルおよび3-シアノプロピルを包含する;(1-4C)アルカ ンスルホンアミドの例は、メタンスルホンアミドおよびエタンスルホンアミドを 包含する、そしてジ-(1-4C)アルキルアミノスルホニルの例は、ジメチルアミノ スルホニル、ジエチルアミノスルホニルおよびN-メチル-N-エチルアミノスルホ ニルを包含する。 適切な薬学的に受容可能な塩の例は、メタンスルホン酸塩、フマル酸塩、塩酸 塩、臭化水素酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、ならびにリン酸および硫酸と共 に形成される塩のような酸付加塩を包含する。他の局面において、適切な塩は、 アルカリ金属塩(たとえばナトリウム)、アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウ ムまたはマグネシウム)、有機アミン塩(たとえばトリエチルアミン、モルホリン 、N-メチルピペリジン、N-エチルピペリジン、プロカイン、ジベンジルアミン、N ,N-ジベンジルエチルアミンまたはアミノ酸(たとえばリジン))のような塩基性 塩である。荷電した官能基およびカチオンまたはアニオンの価数に応じて、1つ より多くのカチオンまたはアニオンが存在し得る。好ましい薬学的に受容可能な 塩はナトリウム塩である。 しかし、調製の際に塩の単離を促進するためには、選択された溶媒中での溶解 度がより低い塩が、薬学的に受容可能か否かにかかわらず好ましい。 式(I)の化合物はプロドラッグの形態で投与され得、これはヒトまたは動物の 体内で分解して式(I)の化合物を与える。プロドラッグの例は、式(I)の化合物の インビボで加水分解可能なエステルを包含する。 カルボキシ基またはヒドロキシ基を含む式(I)の化合物のインビボで加水分解 可能なエステルは、たとえば、ヒトまたは動物の体内で加水分解して親の酸また はアルコールを生成する、薬学的に受容可能なエステルである。カルボキシにつ いての適切な薬学的に受容可能なエステルは、(1-6C)アルコキシメチルエステル (たとえばメトキシメチル)、(1-6C)アルカノイルオキシメチルエステル(たとえ ばピバロイルオキシメチル)、フタリジルエステル、(3-8C)シクロアルコキシカ ルボニルオキシ(1-6C)アルキルエステル(たとえば1-シクロヘキシルカルボニル オキシエチル);1,3-ジオキソレン-2-オニルメチルエステル(たとえば5-メチル- 1,3-ジオキソレン-2-オニルメチル);および(1-6C)アルコキシカルボニルオキシ エチルエステル(たとえば1-メトキシカルボニルオキシエチル)を包含し、そして 本発明の化合物中の任意のカルボキシル基において形成し得る。 ヒドロキシ基を含む式(I)の化合物のインビボで加水分解可能なエステルは、 リン酸エステルのような無機エステルおよびα-アクリルオキシアルキルエーテ ル、ならびに関連の化合物であり、これはエステルのインビボでの加水分解の結 果、分解して親のヒドロキシ基を与える。α-アクリルオキシアルキルエーテル の例は、アセトキシメトキシおよび2,2-ジメチルプロピオニルオキシメトキシを 包含する。ヒドロキシルのための、インビボで加水分解する得してる形成基の選 択は、アルカノイル、ベンゾイル、フェニルアセチルおよび置換ベンゾイルおよ びフェニルアセチル、アルコキシカルボニル(アルキルカルボネートエステルを 与える)、ジアルキルカルバモイルおよびN-(ジアルキルアミノエチル)-N-アルキ ルカルバモイル(カルバメートを与える)、ジアルキルアミノアセチルおよびカル ボキシアセチルを包含する。 本発明の化合物はオキサゾリジン環のC-5位置にキラル中心を有する。薬学的 に活性なエナンチオマーは式: のものである。 本発明は、上記の純粋なエナンチオマーまたは5Rおよび5Sのエナンチオマーの 混合物(たとえばラセミ混合物)を包含する。エナンチオマーの混合物を使用する 場合、同じ重量の薬学的に活性なエナンチオマーと同等の効果を達成するために は、より多くの量(エナンチオマーの割合に依存する)が必要とされる。疑念を避 けるためにいえば、上記エナンチオマーはR1の値によって5Rまたは5Sのいずれか であり得る。たとえば、R1がアセトアミドの場合、上記のエナンチオマーは5Sエ ナンチオマーであり、そしてR1がヒドロキシの場合、上記のエナンチオマーは5R エナンチオマーである。 さらに、式(I)のいくつかの化合物は他のキラル中心をも有し得、そして式(I) のいくつかの化合物は、1つまたはそれ以上の位置異性体として存在し得る。本 発明が抗菌活性を有するこのようなすべての光学異性体、ジアステレオ異性体お よび位置異性体を包含することが理解される。 本発明は、抗菌活性を有する式(I)の化合物のすべての互変異性体に関する。 式(I)の特定の化合物は、非溶媒和形態と同様に溶媒和形態で、たとえば水和 形態で存在し得ることもまた理解される。本発明は抗菌活性を有するこのような すべての溶媒和形態を包含することが理解される。 本発明の好ましい局面において、R4およびR5の定義においてR4もR5もオキソ(= O)ではあり得ないこと以外は上記で定義された通りの、式(I)の化合物が提供さ れる。 本発明の他の局面において、式(I)の化合物;およびその薬学的に受容可能な 塩が提供される。ここで: R1はヒドロキシ、クロロ、フルオロ、(1-4C)アルカンスルホニルオキシ、アミノ 、アジド、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルチオ、あるいは式-NHC(=O)Rbであ り、ここでRbは水素、(1-4C)アルコキシ、アミノ、クロロメチル、ジクロロメチ ル、シアノメチル、メトキシメチル、アセチルメチル、メチルアミノ、ジメチル アミノまたは(1-4C)アルキルであり; あるいはR1は式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、ここでnは0、1または2であり; R2およびR3は独立して水素またはフルオロであり; DがOの場合、R4およびR5は独立して水素、ヒドロキシ、ブロモ、オキソ(=O)、(1 -4C)アルキル、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、または独立してR7に ついて以下定義する通りであり; R6は水素、(1-4C)アルキル、ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシまたは(2-4C)アルカ ノイルオキシであり; >A-B-は式>C=C(Ra)、>CHCHRaまたは>C(OH)CHRa-であり(>は2つの単結合を 示す)、ここでRaは水素または(1-4C)アルキルであり; DはO、S、SO、SO2またはNR7であり; ここでR7は水素、シアノ、2-((1-4C)アルコキシカルボニル)エテニル、2-((1-4C )アルキルアミノカルボニル)エテニル、任意に置換されたフェニル(1-4C)アルキ ル、任意に置換された5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたナフチ ルまたは任意に置換された5/6または6/6二環式ヘテロアリール環系であり、ここ で該ヘテロアリール環系は環炭素原子によって窒素に結合する; あるいはR7は式R10CO-またはR10SO2-であり、 ここでR10は(1-4C)アルコキシカルボニル、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ( (1-4C)アルキル)アミノ、または(1-6C)アルキル[ここで(1-6C)アルキルはヒド ロキシ、シアノ、アミノ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルカノイル、(1-4C)アル キルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノ、(2-6C)アルカノイルアミノ、N-(1-4C) アルキル-N-(2-6C)アルカノイルアミノ、(1-4C)アルキルS(O)pNH-、(1-4C)アル キルS(O)p((1-4C)アルキル)N-、ホスホノ、(1-4C)アルコキシ(ヒドロキシ)ホス ホリル、ジ-(1-4C)アルコキシホスホリル、または(1-4C)アルキルS(O)q-(ここで pは1または2であり、そしてqは0、1または2である)で任意に置換される]であり ; あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11は任意に置換された 5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたフェニル、または任意に置換 された(1-6C)アルキルであり; あるいはR10は式R12O-であり、ここでR12は任意に置換された(1-6C)アルキルで あり; あるいはR7は式RdOC(Re)=CH(C=O)-、RfC(=O)C(=O)-、RgN=C(Rh)C(=O)-またはRiN HC(Rj)-CHC(=O)-であり、ここでRdは(1-6C)アルキル、Reは水素または(1-6C)ア ルキルであり、あるいはRdおよびReは一緒になって(3-4C)アルキレン鎖を形成し 、Rfは水素、(1-6C)アルキル、ヒドロキシ(1-6C)アルキル、(1-6C)アルコキシ(1 -6C)アルキル、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ、(1- 6C) アルコキシ、(1-6C)アルコキシ(1-6C)アルコキシ、ヒドロキシ(2-6C)アルコキシ 、(1-4C)アルキルアミノ(2-6C)アルコキシ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ(2-6C)ア ルコキシであり、Rgは(1-6C)アルキル、ヒドロキシまたは(1-6C)アルコキシであ り、Rhは水素または(1-6C)アルキルであり、Riは、(1-6C)アルキル、フェニルま たは5員または6員のヘテロアリールであり、そしてRjは水素または(1-6C)アルキ ルであり; あるいはR7は式R14CH(R13)(CH2)m-であり、ここでmは0または1であり、R13はフ ルオロ、シアノ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルスルホニル、(1-4C)アルコ キシカルボニルまたはヒドロキシであり(ただしmが0のときR13はフルオロでもヒ ドロキシでもない)、そしてR14は水素または(1-4C)アルキルであり; ただし、N-((5S)-3-(4-(2-オキソ-5,6-ジヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オ キソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド;N-((5S)-3-(3-エチル-4-(2- オキソ-5,6-ジヒドロチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5- イルメチル)アセトアミドおよびN-((5S)-3-(3-ヒドロキシ-4-(2-オキソ-1,2,5,6 -テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル )アセトアミドは除外される。 本発明の好ましい局面において、Raが水素(水素または(1-4C)アルキルではな く)であること以外は本発明の他の局面に関連するセクションで上述のように定 義された式(I)の化合物が提供される。 本発明の他の好ましい局面において、R4およびR5の定義においてR4もR5もオキ ソ(=O)ではあり得ないこと以外は本発明の他の局面に関連するセクションで上述 のように定義された式(I)の化合物が提供される。 本発明のさらなる局面において、式(I)の化合物;およびその薬学的に受容可 能な塩が提供される。ここで: R1は式-NHC(=O)(1-4C)アルキルまたは式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、ここで nは0、1または2であり; R2およびR3は独立して水素またはフルオロであり; R4およびR5は独立して水素またはメチルであり; >A-B-は式>C=CH、>CHCH2、または>C(OH)CH2-(>は2つの単結合を表す)であ り、ここでRaは水素または(1-4C)アルキルであり; DはO、S、SO、SO2またはNR7であり; R7は水素、任意に置換されたフェニル、任意に置換されたフェニル(1-4C)アルキ ル、任意に置換された5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたナフチ ルまたは任意に置換された5/6または6/6二環式ヘテロアリール環系であって、こ こで該ヘテロアリール環系は環炭素原子によっってNR7中の窒素に結合する; あるいはR7は式R10CO-またはR10SO2-であり、 ここでR10はアミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノまたは( 1-6C)アルキル[ここで(1-6C)アルキルはヒドロキシ、シアノ、アミノ、または( 1-4C)アルキルS(O)qで任意に置換され、ここでqは1または2である]であり; あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11は任意に置換された 5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたフェニル、または任意に置換 された(1-6C)アルキルであり; あるいはR10は式R12O-であり、ここでR12は任意に置換された(1-6C)アルキルで あり; あるいはR7は式R14CH(R13)(CH2)m-であり、ここでmは0または1であり、R13はフ ルオロ、シアノ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルスルホニル、(1-4C)アルコ キシカルボニルまたはヒドロキシであり(ただしmが0のときR13はフルオロでもヒ ドロキシでもない)、そしてR14は水素または(1-4C)アルキルである。 本発明の他の局面に関する上記セクションにおいて、および本発明のさらなる 局面に関して、「5員または6員のヘテロアリール」は、5員または6員のアリール 環であって、ここで環原子のうちの1、2または3個が、窒素、酸素および硫黄か ら選択される。このような5員または6員のヘテロアリール環系の特定の例は、イ ミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソキサゾー ル、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾールおよびチオフェンである。 また、本発明の他の局面に関する上記セクションにおいて、および本発明のさ らなる局面に関して、「5/6または6/6の二環式ヘテロアリール環系」は、5員環 または他の6員環と縮合した6員環を含む芳香族二環式環系を意味し、この二環式 環系は窒素、酸素および硫黄から選択される1個から4個のヘテロ原子を含む。5/ 6および6/6の二環式環の具体例は、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾ チオフェン、ベンズイソチアゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾ ール、ピリドイミダゾール、ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、 キナゾリン、フタラジン、シンノリンおよびナフチリジンである。 本発明の特に好ましい化合物は、式(I)またはその薬学的に受容可能な塩を含 み、ここで置換基A、B、D、R1からR14および他の上記の任意の置換基は、以下開 示される値または以下の任意の値を有する: (a)好ましくは、R1はヒドロキシ、クロロ、フルオロ、メタンスルホニルオキシ 、アミノ、アジド、メトキシ、メチルチオ、メチルアミノカルボニルオキシ、ま たは式-NHC(=O)Raであり、ここでRaは水素、メトキシ、アミノ、クロロメチル、 ジクロロメチル、シアノメチル、メトキシメチル、アセチルメチル、メチルアミ ノ、ジメチルアミノまたは(1-4C)アルキルであり、またはR1は式-NHS(O)n(1-4C) アルキルであり、ここでnは0、1または2である。 (b)より好ましくは、R1はヒドロキシ、クロロ、フルオロ、メタンスルホニルオ キシ、または式-NHC(=O)Raであり、ここでRaは水素、メトキシ、アミノ、クロロ メチル、ジクロロメチル、シアノメチル、メトキシメチル、アセチルメチルまた は(1-4C)アルキルであり、またはR1は式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、ここで nは0、1または2である。 (c)さらに好ましくは、R1はヒドロキシ、または式-NHC(=O)Raであり、ここでRa は水素、(1-4C)アルキルであり、またはR1は式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、 ここでnは0、1または2である。 (d)さらに好ましくは、R1は式-NHC(=O)(1-4C)アルキルまたは式-NHS(O)n(1-4C) アルキルである。 (e)さらに好ましくは、R1は式-NHC(=O)(1-4C)アルキルである。 (f)最も好ましくはR1はアセトアミドである。 (g)他の局面においてR1はヒドロキシである。 (h)好ましくは、R2およびR3のうち少なくとも1つは水素である。 (i)好ましくはR6は水素または(1-4C)アルキルである。 (j)最も好ましくはR2およびR3のうち少なくとも1つは水素であり、そして他方は フルオロである。 (k)好ましくは>A-B-は式>C=CH-または>CHCH2-である。 (l)最も好ましくは>A-B-は式>C=CH-である。 (m)好ましくはR4およびR5は独立して、水素、(1-4C)アルキル、カルボキシ、(1- 4C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコキシメチルまたは カルバモイルである。 (n)より好ましくはR4およびR5は独立して、水素、AR-オキシメチルまたはAR-チ オメチルである。特に好ましくは、任意に置換されたフェニル、フェニル(1-4C) アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾ ール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、 イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェンである場合のARである。 (o)最も好ましくはR4およびR5は水素である。 (p)好ましくはR6は水素または(1-4C)アルキルである。 (q)より好ましくはR6は水素またはメチルである。 (r)最も好ましくはR6は水素である。 (s)好ましくDはO、Sまたは式NR7である。 (t)好ましくはDはOである。 (u)R7およびR11におけるヘテロアリール(単環式または二環式)環系中のフェニル および炭素原子についての好ましい置換基は、ハロ、(1-4C)アルキル、ヒドロキ シ、ニトロ、アミノ、シアノ、(1-4C)アルキルS(O)p-および(1-4C)アルコキシを 包含する。 (v)R11におけるの(1-6C)アルキルについての好ましい任意の置換基は、ヒドロキ シ、シアノ、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノ、(1-4 C)アルキルS(O)p(ここでpは1または2)、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニ ル、(1-4C)アルコキシ、ピペラジノまたはモルホリノである。 (w)R12における(1-6C)アルキルに着いての好ましい任意の置換基は、ヒドロキシ 、(1-4C)アルコキシ、シアノ、アミノ、(1-4C)アルコキシアミノ、ジ(C1-2アル キル)アミノ、(1-4C)アルキルS(O)p(ここでpは1または2)である。 (x)好ましくは、ARにおける環系は非置換である。 (y)好ましくは、R4、R5、R7またはR10における5/6または6/6二環式環系は非置換 である。 (z)好ましくは、R4、R5、R7、R10またはR11における5員または6員のヘテロアリ ール環は非置換である。 (a1)好ましくはR11における5員または6員のヘテロアリールはピリジルまたはイ ミダゾール-1-イルである。 (b1)好ましくはR12は(1-6C)アルキルである。最も好ましくはR12tert-ブチル またはメチルである。 (c1)好ましくはR13はシアノまたはフルオロである。 (d1)好ましくはR14は水素である。 (e1)好ましくは、R10は(1-4C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシ(1-4C)アルキ ル、(1-4C)アルキル、(1-4C)アルキルアミノ、ジメチルアミノ(1-4C)アルキル、 (1-4C)アルコキシメチル、(1-4C)アルカノイルメチル、(1-4C)アルカノイルオキ シ(1-4C)アルキル、(1-5C)アルコキシまたは2-シアノエチルである。 (f1)より好ましくは、R10はメトキシカルボニル、ヒドロキシメチル、メチル、 メチルアミノ、ジメチルアミノメチル、メトキシメチル、アセトキシメチル、メ トキシ、メチルチオ、ナフチル、tert-ブトキシまたは2-シアノエチルである。 (g1)好ましくは、R7は水素、シアノ、ベンジル、ピリミジル、イミダゾリル、ト リアゾリルまたは式R10CO-またはR10SO2-である。 (h1)好ましくは、R7は水素、シアノ、ベンジル、メトキシカルボニル、tert-ブ トキシカルボニル、ヒドロキシアセチル、ジメチルアミノアセチル、アセチルオ キシメチルカルボニル、メトキシアセチル、メトキシアリール、メチルカルバモ イルまたはメタンスルホニルである。 (i1)好ましくは、R10がベンゾピラゾンであるとき、これは4-オキソ-ベンゾピラ ン-2-イルである。 (j1)好ましくはCYはナフトキシであり、特にナフト-1-オキシまたはナフト-2-オ キシである。 従って、本発明の特に好ましい化合物は、式(IB): ここでR1はヒドロキシまたはアセトアミドであり;R2は水素またはフルオロであ り、そしてR4およびR5は独立して、水素、ヒドロキシ、ブロモ、(1-4C)アルキル 、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコ キシメチルまたはカルバモイルである;およびその薬学的に受容可能な塩である 。 式(IB)の上記の特に好ましい化合物のうち、特別に好ましい化合物は、R1がア セトアミド;R2が水素またはフルオロであり、そしてR4およびR5が独立して水素 、ヒドロキシ、ブロモ、(1-4C)アルキル、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボ ニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコキシメチルまたはカルバモイルである化 合物;およびその薬学的に受容可能な塩である。 さらに、本発明の特に好ましい化合物は式(IB)の化合物であって、ここでR1が アセトアミド;R2が水素またはフルオロであり、そしてR4およびR5が独立して、 水素、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチル(ここでARはフェニル、フェニル(1- 4C)アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリ アゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾー ル、イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェンである)である化合物;およ びその薬学的に受容可能な塩である。 さらに、本発明の特に好ましい化合物は式(IC): であり、ここでR1はヒドロキシまたはアセトアミドであり;R2は水素またはフル オロであり;R4およびR5は独立して、水素、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチ ル(ここでARはフェニル、フェニル(1-4C)アルキル、ナフチル、フラン、ピロー ル、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリ ジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾールまたはチ オフェンである)、ヒドロキシ、ブロモ、(1-4C)アルキル、カルボキシ、(1-4C) アルコキシカルボニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコキシメチルまたはカル バモイルであり、そしてR7はシアノ、ピリミジン-2-イル、テトラゾール-5-イル 、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニルであり、あるいはR7 は式R10CO-またはR10SO2-(ここでR10は水素、(1-4C)アルキル[ヒドロキシ、(1 -4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルS(O)q、(1-4C)アルキルアミノ、(1-4C)アルカ ノイル、ナフトキシ、(2-6C)アルカノイルアミノまたは(1-4C)アルキルS(O)qNH- (ここでpは1または2であり、そしてqは0、1または2である)で任意に置換される ]、フェニル、ナフチル、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジ ン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール 、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンズ イソチアゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダ ゾール、ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラ ジン、シンノリンまたはナフチリジンであり、あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C) アルキルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7は式RfC(=O)C (=O)-であり、ここでRfは(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学的 に受容可能な塩である。 式(IC)の上記の特に好ましい化合物のうち、特別に好ましい化合物は、R1がア セトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が独立して水素 、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチル[ここでARはフェニル、フェニル(1-4C) アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾ ール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、 イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェンである]、ヒドロキシメチル、(1 -4C)アルコキシメチルまたはカルバモイルであり、そしてR7がシアノ、ピリミジ ン-2-イル、テトラゾール-5-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C)アル キル)エテニルであり、あるいはR7が式R10CO-またはR10SO2-(ここでR10は水素、 (1-4C)アルキル[ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルS(O)q、(1-4C )アルカノイル、またはナフトキシ(ここでqは0、1または2である)で任意に置換 される]、フェニル、ナフチル、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピ リダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チア ゾール、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、 ベンズイソチアゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ピリド イミダゾール、ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、 フタラジン、シンノリンまたはナフチリジンであり、あるいはR10が式R11C(O)O( 1-6C)アルキルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC (=O)C(=O)-であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬 学的に受容可能な塩である。 式(IC)の上記の特別に好ましい化合物のうち、特に好ましい化合物は、R1がア セトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水素であり、 そしてR7がシアノ、ピリミジン-2-イル、テトラゾール-5-イル、2-シアノエテニ ル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニルであり、あるいはR7が式R10CO-また はR10SO2-(ここでR10は水素、(1-4C)アルキル[ヒドロキシ、(1-4C)アルキルS(O )q、または(1-4C)アルカノイル(ここでqは0、1または2である)で任意に置換され る]、フェニル、ナフチル、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダ ジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾー ル、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベン ズイソ チアゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダゾー ル、ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン 、シンノリンまたはナフチリジンであり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アル キルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O) -であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学的に受 容可能な塩である。 式(IC)の上記の特別に好ましい化合物のうち、さらに特に好ましい化合物は、 R1がアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が独立し て水素、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチル(ここでARはフェニル、フェニル( 1-4C)アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、ト リアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾ ール、イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェンである)、ヒドロキシメチ ル、(1-4C)アルコキシメチルまたはカルバモイルであり、そしてR7がシアノ、ピ リミジン-2-イル、テトラゾール-5-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4 C)アルキル)エテニルであり、あるいはR7が式R10CO-(ここでR10は水素、(1-4C) アルキル[ヒドロキシ、(1-4C)アルキルS(O)q、または(1-4C)アルカノイル(ここ でqは0、1または2である)で任意に置換される]、フェニル、ナフチル、イミダ ゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール 、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフェン、ベンゾフラン、ベ ンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンズイソチアゾール、ベンズオキサゾ ール、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリミドイミダゾール、 キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、シンノリンまたはナフチリ ジンであり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11は(1-6 C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)-であり、ここでRfが(1-6C)ア ルコキシである、化合物;およびその薬学的に受容可能な塩である。 式(IC)の上記の特別に好ましい化合物のうち、主として好ましい化合物は、R1 がアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が独立して 水素、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチル(ここでARはフェニル、フェニル(1- 4C)アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリ アゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾー ル、イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェンである)、ヒドロキシメチル 、(1-4C)アルコキシメチルまたはカルバモイルであり、そしてR7がシアノ、ピリ ミジン-2-イル、テトラゾール-5-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C) アルキル)エテニルであり、あるいはR7がR10SO2-(ここでR10は水素、(1-4C)アル キル[ヒドロキシ、(1-4C)アルキルS(O)q、または(1-4C)アルカノイル(ここでq は0、1または2である)で任意に置換される]、フェニル、ナフチル、イミダゾー ル、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オ キサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフェン、ベンゾフラン、ベンゾ イミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンズイソチアゾール、ベンズオキサゾール 、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダゾール、ピリミドイミダゾール、キノ リン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、シンノリンまたはナフチリジン であり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11は(1-6C)ア ルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)-であり、ここでRfが(1-6C)アルコ キシである、化合物;およびその薬学的に受容可能な塩である。 式(IC)の上記のさらに特に好ましい化合物のうち、特に特別に好ましい化合物 は、R1がアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水 素であり、そしてR7がピリミジン-2-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1- 4C)アルキル)エテニルであり、あるいはR7が式R10CO-(ここでR10は水素、(1-4C) アルキル[ヒドロキシ、(1-4C)アルキルS(O)q(ここでqは0、1または2である)で 任意に置換される]であり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、 ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)-であり、こ こでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学的に受容可能な塩で ある。 式(IC)の上記の主として好ましい化合物のうち、特別に主として好ましい化合 物は、R1がアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が 水素であり、そしてR7がピリミジン-2-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-(( 1-4C)アルキル)エテニルであり、あるいはR7が式R10SO2-(ここでR10は水素また は(1-4C)アルキル[ヒドロキシまたは(1-4C)アルキルS(O)q(ここでqは0、1また は2である)で任意に置換される]であり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アル キ ルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)- であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学的に受容 可能な塩である。 式(IC)の上記の特に特別に好ましい化合物のうち、最も好ましい化合物は、R1 がアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水素であ り、そしてR7がピリミジン-2-イルであり、あるいはR7が式R10CO-(ここでR10は 水素または(1-4C)アルキル[ヒドロキシまたは(1-4C)アルキルS(O)q(ここでqは0 、1または2である)で任意に置換される]であり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6 C)アルキルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O )C(=O)-であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学 的に受容可能な塩である。 式(IC)の上記の主として好ましい化合物のうち、最も好ましい化合物は、R1が アセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水素であり 、そしてR7がピリミジン-2-イルであり、あるいはR7が式R10SO2-(ここでR10は水 素または(1-4C)アルキル[ヒドロキシまたは(1-4C)アルキルS(O)q(ここでqは0、 1または2である)で任意に置換される]であり、あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C) アルキルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)、あるいはR7が式RfC(=O)C (=O)-であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;およびその薬学的 に受容可能な塩である。 本発明の特定の化合物は: N-(5S)-3-(4-1-テトラブトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル )フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサ ゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(1-メトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(1-メトキシスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(1-ジメチルアミノアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン- 5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリ ジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロオキソチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキ サゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロジオキソチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオ キサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ベンジル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オ キソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-テトラブトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロ ピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソ-5-オキサゾリジニルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ジメチルアミノアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピ リド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキ サゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソ オキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-(5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロオキソチアピラン-4-イル)フェニル)-2- オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロジオキソチアピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオ キサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ピリミジン-2-イル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-シアノ-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オ キソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-(アセトキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; 5R-ヒドロキシメチル-3-(3-フルオロ-4-(1-ベンジル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)オキサゾリジン-2-オン; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-(ピリミジン-2-イル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-シアノ-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メトキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メトキシアリル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-(N-メチルカルバモイル)-1,2,5,6-テトラヒドロピ リド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩である。 本発明の他の特定の化合物は、 N-((5S)-3-(4-(1-(2-シアノ-2-メチルエテニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ヒドロキシメチルスルホニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(メチルスルホニルアミノメチルカルボニル)-1,2,5,6-テトラ ヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド; ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩である。 本発明の特に好ましい化合物は: N-((5S)-3-(4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒ ドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトア ミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリ ジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキ ソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセトアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(-(ナフト-2-イルスルホニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イ ル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ナフト-2-オキシアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(メチルチオアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩である。 本発明の特別に好ましい化合物は: N-((5S)-3-(4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラ ヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリ ジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキ ソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩である。 本発明の他の特別に好ましい化合物は: N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3フルオロ-4-(1-アセトアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イ ル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ナフト-2-イルスルホニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ナフト-2-オキシアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(メチルチオアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; ならびにそれらの薬学的に受容可能な塩である。 さらなる局面において、本発明は式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能 な塩の調製のためのプロセスを提供する。式(I)の化合物は、式(II): (ここでR2、R3およびR6は上記で定義したとおりであり、R18はR4または保護され たR4であり、R19はR5または保護されたR5であり、R20はR1または保護されたR1で あり、>A1-B1-は>A-B-または保護された>A-B-であり、D1は官能基が必要に応 じて保護されたDである)の化合物を脱保護することによって;そしてその後、必 要ならば薬学的に受容可能な塩を形成することによって調製され得る。 保護基は、問題の保護基の除去に適した方法として文献に記載されているか、 あるいは化学の当業者に公知の任意の好都合な方法によって除去され得、このよ うな方法は、分子中の他の場所の基に最小限の妨害しか与えずに保護基の除去を 達成するように選択される。 保護基の特定の例を、利便のために以下に示す。ここで「低級」とは、それが 付けられた基が好ましくは1〜4個の炭素原子を有することを示す。これらの例は すべてを網羅しているわけではないことが理解される。保護基の除去のための方 法の特定の例が以下に挙げられるが、これらも同様にすべてを網羅しているわけ ではない。特に言及されていない保護基の使用および脱保護の方法の使用も当然 本発明の範囲内にある。 カルボキシ保護基は、エステル形成性の脂肪族または芳香族アルコールの残基 、あるいはエステル形成性シラノールの残基であり得る(このアルコールまたは シラノールは好ましくは1〜20個の炭素原子を含む)。 カルボキシ保護基の例は、直鎖状または分枝状の(1-12C)アルキル基(例えば、 イソプロピル、t-ブチル);低級アルコキシ低級アルキル基(例えば、メトキシメ チル、エトキシメチル、イソブトキシメチル;低級脂肪族アシルオキシ低級アル キル基(例えば、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリルオキ シメチル、ピバロイルオキシメチル);低級アルコキシカルボニルオキシ低級ア ルキル基(例えば、1-メトキシカルボニルオキシエチル、1-エトキシカルボニル オキシエチル;アリール低級アルキル基(例えばp-メトキシベンジル、o-ニトロ ベンジル、p-ニトロベンジル、ベンズヒドリルおよびフタリジル);トリ(低級ア ルキル)シリル基(例えば、トリメチルシリルおよびt-ブチルジメチルシリル); トリ(低級アルキル)シリル低級アルキル基(例えば、トリメチルシリルエチル); および(2-6C)アルケニル基(例えば、アリルおよびビニルエチル)を包含する。 カルボキシル保護基の除去に特に適した方法は、例えば、酸触媒、金属触媒、 または酵素触媒された加水分解を包含する。 ヒドロキシ保護基の例は、低級アルケニル基(例えば、アリル);低級アルカノ イル基(例えば、アセチル);低級アルコキシカルボニル基(例えばt-ブトキシカ ルボニル);低級アルケニルオキシカルボニル基(例えば、アリルオキシカルボニ ル);アリール低級アルコキシカルボニル基(例えば、ベンゾイルオキシカルボニ ル、p-メトキシベンジルオキシカルボニル、o-ニトロベンジルオキシカルボニル 、p-ニトロベンジルオキシカルボニル);トリ低級アルキル/アリールシリル基( 例えば、トリメチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、t-ブチルジフェニルシリ ル);アリール低級アルキル基(例えば、ベンジル)基;およびトリアリール低級 アルキル基(例えば、トリフェニルメチル)を包含する。 アミノ保護基の例は、ホルミル、アラルキル基(例えば、ベンジルおよび置換 ベンジル、例えばp-メトキシベンジル、ニトロベンジルおよび2,4-ジメトキシベ ンジル、およびトリフェニルメチル);ジ-p-アニシルメチルおよびフリルメチル 基;低級アルコキシカルボニル(例えば、t-ブトキシカルボニル);低級アルケニ ルオキシカルボニル(例えば、アリルオキシカルボニル);アリール低級アルコキ シカルボニル基(例えば、ベンジルオキシカルボニル、p-メトキシベンジルオキ シカルボニル、o-ニトロベンジルオキシカルボニル、p-ニトロベンジルオキシカ ルボニル;トリアルキルシリル(例えば、トリメチルシリルおよびt-ブチルジメ チルシリル);アルキリデン(例えば、メチリデン);ベンジリデンおよび置換ベ ンジリデン基を包含する。 ヒドロキシ保護基およびアミノ保護基の除去に適した方法は、例えば、酸触媒 、金属触媒、または酵素触媒された加水分解を包含し、o-ニトロベンジルオキシ カルボニルのような基に関しては光分解を、そしてシリル基のような基に関して はフッ化物を包含する。 アミド基のための保護基の例は、アラルコキシメチル(例えば、ベンジルオキ シメチルおよび置換ベンジルオキシメチル);アルコキシメチル(例えば、メトキ シメチルおよびトリメチルシリルエトキシメチル);トリアルキル/アリールシリ ル(例えば、トリメチルシリル、t-ブチルジメチルシリル(t-butyldimethylsily )、t-ブチルジフェニルシリル);トリアルキル/アリールシリルオキシメチル( 例えば、t-ブチルジメチルシリルオキシメチル、t-ブチルジフェニルシリルオキ シメチル);4-アルコキシフェニル(例えば4-メトキシフェニル);2,4-ジ(アルコ キシ)フェニル(例えば、2,4-ジメトキシフェニル);4-アルコキシベンジル(例え ば、4-メトキシベンジル);2,4-ジ(アルコキシ)ベンジル(例えば、2,4-ジ(メト キシ)ベンジル);およびアルク-1-エニル(例えば、アリル、ブト-1-エニルおよ び置換ビニル、例えば2-フェニルビニル)を包含する。 アラルコキシメチル基は、アミド基を適当な塩化アラルコキシメチルと反応さ せることによってアミド基上に導入され得、そして接触水素化によって除去され 得る。アルコキシメチル、トリアルキル/アリールシリルおよびトリアルキル/シ リル基は、アミドと適当な塩化物とを反応させることによって導入され得、そし て酸で除去され得、あるいはシリル含有基の場合はフッ化物イオンで除去され得 る。アルコキシフェニル基およびアルコキシベンジル基は、適当なハロゲン化物 でのアリール化またはアルキル化によって都合良く導入され、そして硝酸アンモ ニウムセリウムでの酸化によって除去される。最後に、アルク-1-エニル基は、 アミドと適当なアルデヒドとを反応させることによって導入され得、そして酸に よって除去され得る。 保護基のさらなる例については、この主題に関しての多くの一般的な文献(例 えば、Theodora Greenの「Protective Groups in Organic Synthesis」(出版元 :John Wlley & Sons)を参照のこと。 本発明の他の局面において、式(I)および(II)の化合物およびその薬学的に受 容可能な塩は、以下のようにして調製され得る: (a)式(I)または(II)の別の化合物中の置換基を修飾することによって、あるいは 式(I)または(II)の別の化合物中に置換基を導入することによって調製され得る ; (b)R1またはR20が式-NHS(O)n(1-4)アルキルであって、ここでnが1または2である 場合、nが0である式(I)または(II)の化合物を酸化することによって、あるいはn が2である場合、nが1である式(I)または(II)の化合物を酸化することによって調 製され得る; (c)R1またはR20が式-NHC(=O)RbまたはNHS(O)n(1-4C)アルキルである場合、式(II I)の化合物に-C(=O)Rb基または-S(O)n(1-4C)アルキル基を導入することによって 調製され得る: (d)R1またはR20がヒドロキシである場合、式(V)の化合物を式(VI)の化合物と反 応させることによって調製され得る: (e)>A1-B1-が>C=CRa1-である場合、式(VII)の化合物を式(VIII)の化合物と反 応させることによって調製され得る: (f)>A1-B1-が>CHCH(Ra1)-である場合、>A1-B1-が>C=CRa1である式(I)または (II)の化合物の接触水素化によって調製され得る; (g)>A1-B1-が>C=CRa1-である場合、式(IX)の化合物(すなわち、R25が-H、-COR23 、または-SO2R24である場合)から、水、またはHOCOR23、またはHOSO2R24の成 分を除去することによって調製され得る: (h)DがNR7であり、そしてR7がR10CO-またはR10S(O)n-であり、nが2である場合、 式(X)の化合物を式(XI)または(XII)の化合物(ここでnは2である)と反応させるこ とによって調製され得る: (i)R1またはR20がアジドである場合、式(XIII)の化合物をアジド源を反応させる ことによって調製され得る: (j)R1またはR20がアミノである場合、R1またはR20がアジドである式(I)または(I I)の化合物を還元することによって調製され得る; (k)R1またはR20がクロロ、フルオロ、(1-4C)アルカンスルホニルオキシまたは(1 -4C)アルキルアミノカルボニルオキシである場合、またはR20が式-N(CO2R27)CO( 1-4C)アルキルである場合;R1またはR20がヒドロキシである式(I)および(II)の 化合物から調製され得る;あるいは (l)R1またはR20がクロロ、(1-4C)アルキルチオまたは(1-4C)アルコキシである場 合、式(XIII)の化合物から調製され得る; ここでR2、R3、R6およびR20は上記で定義された通りであり、Ra1はRaまたは保護 されたRaであり、R21は(1-6C)アルキルまたはベンジルであり;R22は式(1-4C)ア ルキルまたは-S(O)n(1-4C)アルキルであり;R23は、(1-4C)アルキルであり;R24 は必要に応じて置換されたフェニル基であり;R25は水素、-COR23または-SO2R24 であり;R26はメシルオキシまたはトシルオキシであり;R27は(1-4C)アルキルま たはベンジルであり;nは上記で特段の記述のない限り0、1または2であり;L1は ヨードまたはトリフレート脱離基であり;L2は例えばヒドロキシまたはクロロの ような脱離基であり;そしてYはトリアルキルスズ残基またはホウ酸またはホウ 酸エステル残基である; そしてその後、必要であれば:i)任意の保護基を除去することによって; ii)薬学的に受容可能な塩を形成することによって 調製され得る。 置換基を他の置換基に転換する方法は当該分野で公知である。例えば、アルキ ルチオ基は酸化されてアルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニル基となり 得、シアノ基は還元されてアミノ基となり得、ニトロ基は還元されてアミノ基と なり得、ヒドロキシ基はアルキル化されてメトキシ基となり得、ヒドロキシ基は チオメチル化されてアリールチオメチル基またはヘテロアリールチオメチル基と なり得(例えば、Tet.Lett.、585、1972を参照のこと)、カルボニル基はチオカル ボニル基に転換され得(例えばLawsson's試薬を用いて)、あるいはブロモ基はア ルキルチオ基に転換され得る。 R1またはR20が-NHS(O)n(1-4C)アルキルである式(I)または(II)の化合物は、式 (I)または(II)の化合物を、チオ基を酸化してスルフィニルまたはスルホニル基 とするための当該分野で公知の標準的な試薬で酸化することによって調製され得 る。例えば、チオ基は、m-クロロペルオキシ安息香酸のような過酸で酸化されて スルフィニル基となり得、そして過マンガン酸カリウムのような酸化剤は、チオ 基をスルホニル基に転換するために使用され得る。R1またはR20が-NHS(1-4C)ア ルキルである式(I)または(II)の化合物は、式(III)の化合物を(1-4C)アルキルSC lのような試薬と反応させることによって調製され得る。 Rbが(1-4C)アルキルである場合、-C(=O)(1-4C)アルキル基は、標準的なアセチ ル化手順によって式(III)の化合物中に導入され得る。例えば、アミノ基は、Sch otten-Baumann手順を用いて、アセチル化されてアセトアミド基を与え得る。す なわち、R1またはR20がアミノである式(I)または(II)の化合物を、水酸化ナトリ ウム水溶液およびTHF中で0℃から室温の温度範囲で、無水酢酸と反応させる。好 ましくは、アセチル化は、R1またはR20がアジドである式(I)または(II)の化合物 の接触水素化に続いて、その水素化を無水酢酸の存在下で行うことによって、イ ンサイチュで行われる。 Rbが水素である場合、-CHO基は、式(III)の化合物をTHFのような不活性の有機 溶媒中で0℃から室温までの温度範囲でギ酸-酢酸無水物と反応させることによっ て、あるいはこの化合物を50〜100℃の温度範囲で不活性な有機溶媒中でギ酸エ チルと反応させることによって式(III)の化合物中に導入され得る。 Rbが(1-4C)アルコキシである場合、-COO(1-4C)アルキル基は、式(III)の化合 物をトリエチルアミンのような有機塩基の存在下、ジクロロメタンのような有機 溶媒中で0℃から室温までの温度範囲で(1-4C)アルキルクロロホルメートと反応 させることによって式(III)の化合物中に導入され得る。 Rbがアミノである場合、-CONH2基は、式(III)の化合物を酸(例えば塩酸)水溶 液中で室温から40℃の温度範囲でシアン酸カリウムと反応させることによって、 あるいはグライム中で還流下カルバミン酸フェニルと反応させることによって、 式(III)の化合物中に導入され得る。 Rbがクロロメチル、ジクロロメチル、シアノメチルまたはメトキシメチルであ る場合、-C(=O)Rb基は、式(III)の化合物を標準的な条件下で適切な酸塩化物と 反応させることによって、式(III)の化合物中に導入され得る。酸塩化物は、適 切な酸から調製され得る。Rbがアセチルメチルである場合、-C(=O)Rb基は、この アミノ化合物をTHFのような不活性な有機溶媒中で0℃から室温までの温度範囲で ジケテンと反応させることによって、このアミノ化合物中に導入され得る。 あるいは、式(III)の化合物は、ジクロロメタンまたはTHF中、トリエチルアミ ンのような有機塩基の存在下、0℃から室温までの温度範囲で、適切な酸無水物 と反応し得る。あるいはこのアミノ化合物は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3 -エチルカルボジイミド塩酸塩およびトリエチルアミンのような有機塩基の存在 下、ジクロロメタンのような有機溶媒中で0℃から室温までの温度範囲で適切な 酸と反応し得る。 Rbがメチルアミノである場合、-CONHMe基は、式(III)の化合物をTHFまたはア セトニトリルのような有機溶媒中で0℃から室温までの温度範囲でイソシアン酸 メチルと反応させることによって、式(III)の化合物中に導入され得る。 Rbがジメチルアミノである場合、-CONMe2基は、式(III)の化合物をTHFまたは アセトニトリルのような有機溶媒中で0℃から室温までの温度範囲で塩化ジメチ ルカルバモイルおよびトリエチルアミンと反応させることによって、式(III)の 化合物中に導入され得る。 式(III)の化合物を、R1またはR20がスルホンアミドである式(I)または(II)の 化合物に転換する標準的な反応条件は、当該分野で公知である。例えば、式(III )の化合物は、式(III)の化合物をピリジンまたはトリエチルアミンのような穏や かな塩基中で塩化メシルのような塩化スルホニルと反応させることによって、R1 またはR20が(1-4C)アルキルSO2NH-である式(I)または(II)の化合物に転換され得 る。 あるいは、R1またはR20が(1-4C)アルキルSO2NH-または(1-4C)アルキルSONH-で ある式(I)または(II)の化合物は、式(III)の化合物を式(IV)と反応させることに よって調製され得る: 式(IV)の化合物は、式(IVA): の化合物を、チオ基をスルフィニル基またはスルホニル基に転換することが知ら れている標準的な酸化剤で酸化することによって、調製され得る。 式(IVA)の化合物は、フタルイミドをアルキルチオクロリド((1-4C)アルキルSC l)と反応させることによって調製され得る。 式(III)の化合物は、プロセス(j)に記載されたように調製され得る。 式(V)および(VI)の化合物は、ブチルリチウム、リチウムヘキサメチルジシラ ジド、水素化ナトリウムのような強塩基の存在下で、都合良く互いと反応する。 この反応は、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N'-ジ メチルプロピレンウレア(DMPU)またはN-メチルピロリドンのような不活性溶媒中 で、-78℃から-50℃の温度範囲で脱プロトン化および環化のために、都合良く行 われる。R21についての適切な基は、エチル、ブチルおよびベンジルを包含し、 そしてR22についての適切な基は、エチルおよびn-プロピルを包含し、好ましく はn-プロピルである。 式(V)の化合物は、式(ClCOOR21)のクロロホルメートと式(VA): の化合物(ここでR2-R5および>A1-B1-は上記で定義したとおりである)とを反応 させることによって都合良く調製される。この反応は、重炭酸ナトリウムのよう な無機もしくは有機塩基またはジメチルアニリンのようなアミン塩基の存在下で 都合良く行われ、前者はアセトン/水のような溶媒中で行われ、そして後者はTHF 、トルエン、DMFまたはアセトニトリルのような有機溶媒中で行われる。 >A1-B1-が>C=CH-である式(VA)の化合物は、式(VIII)の化合物を式(VB)の化 合物と反応させることによって調製され得る。 式(VIII)の化合物と(VB)の化合物(ここでL3はブロモまたはヨードである)との 間の反応は、(VB)を、THFのような不活性溶媒中-78℃のような低温で、1-ブチル メチルのような有機リチウム種で処理し、次いで塩化亜鉛のような無水ハロゲン 化亜鉛を0℃から室温までの温度範囲で添加して、有機亜鉛塩化物(VB)(ここでL1 はZnCl)を生成することによって行われ得る。この有機亜鉛塩化物をインサイチ ュで式(VIII)の化合物で処理し、次いでPd(PPh3)4のような適切なパラジウム[0] 触媒で、0℃から室温までの温度範囲で処理することによって、希薄酸で短時間 処理して「stabase」保護アミンを加水分解した後、交差カップリング生成物(VA )が得られる。 式(VB)の化合物は、p-ヨードまたはp-ブロモアニリンを「stabase」試薬(1,2- ビス(クロロジメチルシリル)エタン)で、トリエチルアミンのような有機塩基の 存在下で処理することによって調製され得る。 式(VII)の化合物と(VIII)の化合物(ここでYはトリアルキルスズであり、そし てL1はトリフレートである)との間の反応は、Pd(PPh3)4またはPd(dba)3のような パラジウム(0)触媒の存在下で、0〜115℃の温度範囲で都合良く行われる。好ま しくは、トリアルキルスズ基はトリメチルスズである。L1についての適切な基は 、ヨードまたはトリフルオロメチルスルホニルオキシである。 Yがホウ酸またはホウ酸エステルである場合、反応はSuzuki反応について知ら れる条件下(すなわち、Pd(PPh3)4またはPd(dba)3のようなパラジウム(0)触媒の 存在下、ジメチルホルムアミドまたは1,2-ジメトキシエタンのような水混和性の 有機溶媒中、そして酢酸ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムのような穏やかな塩 基(これは水に添加される)の存在下)で行われ得る。次にこの反応系を80℃まで 加熱する。あるいは、塩基の代わりに酸化銀が使用され得、この場合、反応はよ り低い温度で行われ得る。Yがホウ酸エステルである場合、好ましくはL1はヨー ドである。適切なホウ酸エステルは低級アルキルおよび環状ホウ酸エステルを包 含する。 Yがトリメチルスタンニルである式(VII)の化合物は、当該分野で公知の方法( 例えば、Yがヨードまたはブロモである式(VII)の化合物から、特許出願第WO9413 649号に記載されたのと同様の方法を使用して)によって調製され得る。あるいは Yが(VIIA): におけるように環状ホウ酸エステルである式(VII)の化合物は、Yがヨードまたは ブロモである式(VII)の化合物から、PdCl2(dppf)のような適切なPd触媒、酢酸カ リウムおよびジボロンのピナコールエステルで、DMSOのような極性溶媒中で連続 的に処理することによって調製され得る(例えば、J.Org.Chem.、1995、60、7508 -7510を参照のこと)。 Yがヨードである式(VII)の化合物は、式(VIIB)の化合物: をトリフルオロ酢酸の存在下で一塩化ヨウ素と反応させるか、あるいはヨウ素お よび銀トリフレートと反応させることによって調製され得る。 Yがブロモである場合、式(VII)の化合物は、式(VIIB)の化合物を標準的な臭素 化方法を用いて臭素化することによって調製され得る。例えば、式(VIIB)の化合 物をN-ブロモスクシンイミドまたは臭素と反応させることによって調製され得る 。 式(VIIB)の化合物は、式(I)または(II)の化合物を式(VA)の化合物: から調製することに関して記載されたのと同様の方法を使用して、式(VIIC)の化 合物のアミノ基からオキサゾリジノン環を形成することによって調製され得る。 R20がヒドロキシである得られた式(VIIB)の化合物は、式(I)または(II)の化合 物をR1またはR20がヒドロキシである化合物から、式(III)の化合物を経由して形 成することに関して記載されたのと同様の方法を使用して、他の式(VIIB)の化合 物に転換され得る。 D1がR10CON-、SまたはOであり、そしてL1がトリフレートである式(VIII)の化 合物は、式(VIIIA)の化合物をTHFのような不活性溶媒中のリチウムジイソプロピ ルアミドで、低温(例えば-78℃)で処理し、次いでN-フェニルトリフラミドで処 理することによって調製され得る(例えば、Synthesis、993-95(1991)に記載の方 法を参照のこと)。 あるいは、L1がヨードである式(VIII)の化合物は、式(VIIIA)の化合物のヒド ラゾンを、トリエチルアミンの存在下でヨウ素で処理することによって調製され 得る(例えば、Tet.Letts.,24、1605-1608(1983)に記載の方法を参照のこと)。 D1がR14CH(R13)(CH2)m-N<、アリール-N<またはヘテロアリール(単環式または 二環式)-Nである式(VIII)の化合物は、適当なアリール-またはヘテロアリールア ミンからピペリドン環を合成し、アクリル酸エチルと反応させて対応するジエチ ルアリールイミノ-bb'-ジプロピオネートを得、これを次にDiekmann条件下で環 化して対応するピペリドンb-ケトエステルを得、次いで酸中で加熱して脱カルボ キシル化することによって、作成され得る(J.Chem.Soc.、5110-5118(1962)に記 載の方法を参照)。 あるいは、D1がヘテロアリール-N<である式(VIII)の化合物は、クロロ、ブロ モまたはヨードのような脱離基を含む適当な置換ヘテロ環と適当な4-ピペリドン とを、高温で、不活性溶媒中で、そして必要に応じて酸トラップ試薬と共に反応 させることによって調製され得る。 >A1-B1-が>C=C(Ra1)-である式(I)または(II)の化合物の接触水素化に適した 触媒は、ラネーニッケル、プラチナ金属またはその酸化物、ロジウム、酸化亜鉛 、パラジウム担持チャコール、およびウィルキンソン触媒(RhCl(Ph3P)3)を包含 する。接触水素化は、0℃から150℃の温度範囲で都合良く行われるが、ウィルキ ンソン触媒を用いる場合以外は、好ましくは室温および圧力で行われる。ウィル キンソン触媒を用いる場合は、温度は約50℃、そして圧力は約50気圧が好ましい 。 式(IX)の化合物は、式(VB)の中間体をマグネシウムと反応させてグリニャール 試薬を形成するか、またはn-ブチルリチウムと反応させてリチエート化種(上記 のような)を形成し、次にそのグリニャール試薬またはリチエート化種を式(VIII A)の化合物と反応させることによって調製され得る。次いで>A1-B1-が式>C(OH )CH(Ra)-である生成物(VA)が、式(V)の化合物について先に詳述したように(しか し必要に応じてヒドロキシル基を保護して)合成され得る。 式(IX)の化合物を>A1-B1-が式>C=CRa1-である式(I)または(II)の化合物とする 脱水は、ポリリン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、p-トルエン スルホン酸、硫酸、塩化チオニルなどの試薬を使用して、トルエンのような不活 性溶媒中で高温で行われ得る。R20基の適切な保護が、適当な場合必要であり得 る。 >A1-B1-が式>CHCH(Ra1)-である式(I)または(II)の化合物は、>A1-B1-が>C= CRa1-である式(I)または(II)の化合物から、接触水素化によって、パラジウム担 持炭素のような適切な触媒を適当な不活性溶媒または酢酸のような酸性溶媒中で 使用して、調製され得る。前の工程で式(VI)の化合物の光学活性形態を使用した 場合、>A1-B1-の二重結合の還元は、分離され得るジアステレオ異性体を与える 。特定のジアステレオ異性体が選択される場合、還元のためのキラルな不斉誘導 触媒が使用され得る。 式(X)の化合物と(XI)または(XII)の化合物との間の反応は、式(III)の化合物 のアセチル化またはスルホニル化に関して記載された条件と同様の条件下で都合 良く行われ得る。 R1またはR20がアジドである式(I)または(II)の化合物は、例えば、式(XIII)の 化合物をDMFのような不活性溶媒中で室温から100℃までの温度範囲で(通常75℃ 〜85℃の領域で)アジ化ナトリウムと反応させることによって調製され得る。式( XIII)の化合物は、R1またはR20がヒドロキシである式(I)または(II)の化合物中 のヒドロキシ基を、当該分野で公知の標準的方法によって、トシルオキシ基また はメシルオキシ基に転換することによって調製され得る。例えば、式(I)または( II)の化合物をトリエチルアミンまたはピリジンのような穏やかな塩基の存在下 で塩化トシルまたは塩化メシルと反応させることによって調製され得る。 式(I)または(II)の化合物中のアジドをアミノに還元するための適切な還元剤 は、トリエチルアミン/硫化水素、トリフェニルホスフィンまたは亜リン酸エス テル、あるいは触媒存在下での水素を包含する。より詳細には、アジド基の還元 は、アジド基を1,2-ジメトキシエタンのような非プロトン性溶媒中でP(OMe)3の 存在下で加熱し、そして引き続き、6N塩酸水溶液中で加熱することにより、ある いはアジド基をパラジウム担持炭素の存在下、DMFまたは酢酸エチルのような溶 媒中で水素と反応させることによって行われ得る。アジドからアミンへの還元に ついてのさらなる詳細は、米国特許第4,705,799号を参照のこと。アジド化合物 は、インサイチュでDMF中、無水酢酸を使用して還元され、R1またはR10がアセト アミドである式(I)または(II)の化合物に転換され得る。 R1またはR20がフルオロである式(I)または(II)の化合物は、R1またはR20がヒ ドロキシである式(I)または(II)の化合物(ヒドロキシ化合物)を、ジクロロメタ ン のような有機溶媒中、0℃から室温までの温度範囲で、三フッ化ジエチルアミノ 硫黄のようなフッ素化試薬と反応させることによって調製され得る。 R1またはR20がクロロである場合、式(I)または(II)の化合物は、ヒドロキシ化 合物と塩素化試薬とを反応させることによって形成され得る。例えば、ヒドロキ シ化合物を、室温から還流温度までの温度範囲で、必要に応じてジクロロメタン のような塩素化溶媒中で、塩化チオニルと反応させることによって、あるいはヒ ドロキシ化合物をジクロロメタン中、0℃から室温までの温度範囲で、四塩化炭 素/トリフェニルホスフィンと反応させることによって形成され得る。 (1-4C)アルカンスルホニルオキシ化合物は、ヒドロキシ化合物を、トリエチル アミンまたはピリジンのような穏やかな塩基の存在下、塩化(1-4C)アルカンスル ホニルと反応させることによって調製され得る。 (1-4C)アルキルアミノカルボニルオキシ化合物は、ヒドロキシ化合物を、THF またはアセトニトリルのような有機溶媒中、トリエチルアミンの存在下、0℃か ら50℃の温度範囲で、シアン化(1-4C)アルキルと反応させることによって調製さ れ得る。 R20が式-N(CO2R27)CO(1-4C)アルキルである式(II)の化合物は、R1またはR20が ヒドロキシである式(I)および(II)の化合物を、Mitsunobu条件下、式HN(CO2R27) CO(1-4C)アルキルのアミドと反応させることによって都合良く調製される。例え ば、トリ-n-ブチルホスフィンおよび1,1'-(アゾジカルボニル)ジピペリジンの存 在下、THFのような有機溶媒中で、そして0℃〜60℃の温度範囲(しかし、好まし くは室温)で反応させる。類似のMitsunobu反応の詳細はTsunodaら、Tet.Letts. 、34,1639、(1993)中に記載される。式HN(CO2R27)CO(1-4C)アルキルのアミドは 、有機化学の標準的手順によって調製され得、これは有機化学者の通常の技術範 囲内である。 R1またはR20がクロロである式(I)または(II)の化合物はまた、式(XIII)の化合 物から、後者の化合物をTHFのような適切な有機溶媒中、室温から還流温度まで の温度範囲で、塩化リチウムおよびクラウンエーテルと反応させることによって も調製され得る。R1またはR20が(1-4C)アルキルチオまたは(1-4C)アルコキシで ある式(I)または(II)の化合物は、式(XIII)の化合物を、アルコールまたはTHF中 、 0℃から還流温度までの温度範囲で、ナトリウムチオ(1-4C)アルコキシドまたは ナトリウム(1-4C)アルコキシドと各々反応させることによって調製され得る。 式(I)または(II)の化合物の調製の最終工程として、あるR7基を別のR7基に転 換することもまた可能である(特定の実施例を参照のこと)。 式(I)の化合物の光学活性形態が必要とされる場合、それは、光学活性な出発 物質を使用して上記手順のうちの1つを行うか、あるいは標準的な手順を使用し て化合物または中間体のラセミ形態を分割することによって、得られ得る。 同様に、式(I)の化合物の純粋な位置異性体が必要とされる場合、それは、純 粋な位置異性体を出発物質として使用して上記手順のうちの1つを行うか、ある いは標準的な手順を使用して位置異性体または中間体の混合物を分割することに よって、得られ得る。 本発明のさらなる特徴によれば、人または動物の身体を治療によって処置する 方法で用いられるための、式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩が提 供される。 本発明のさらなる特徴によれば、抗菌効果を、そのような処置が必要とされる 温血動物(例えばヒト)において生じさせる方法が提供される。この方法は、この 動物に本発明の化合物またはその薬学的に受容可能な塩の有効量を投与する工程 を包含する。 本発明はまた、医薬として使用するための、式(I)の化合物またはその薬学的 に受容可能な塩;ならびにヒトのような温血動物における抗菌効果を生じさせる ために使用するための新規医薬の製造における、本発明の式(I)の化合物、また はその薬学的に受容可能な塩の使用を提供する。 式(I)の化合物またはその薬学的に受容可能な塩を、ヒトを包含する哺乳動物 の治療的処置のために(特に感染症の処置において)使用するためには、通常、こ れは標準的な薬学的習慣に従って薬学的組成物として処方される。 従って、本発明の他の局面によれば、式(I)の化合物またはその薬学的に処方 可能な塩と薬学的に受容可能な希釈剤または担体とを含む薬学的組成物が提供さ れる。 本発明の薬学的組成物は、処置が所望される疾患状態に、標準的な投与様式で 、 例えば、経口投与、直腸投与または非経口投与によって投与され得る。これらの 目的のためには、本発明の化合物は、当該分野で公知の手段によって、例えば、 錠剤、カプセル剤、水性または油性の溶液または懸濁液、(脂質)乳濁液、分散性 粉末、坐剤、軟膏、クリーム、ドロップおよび滅菌された注射用の水性または油 性の溶液あるいは懸濁液の形態に処方され得る。 本発明の化合物に加えて、本発明の薬学的組成物はまた、他の臨床的に有用な 抗菌剤(例えばβ-ラクタム類またはアミノグリコシド類)から選択される1種以 上の公知の薬物を含み得るか、あるいはこれらと共投与(co-administrate)され 得る。これらは、メチシリン耐性ブドウ球菌に対する治療有効性を広げるために 、ペニシリン類、例えばオキサシリンまたはフルクロキサシリン、およびカルバ ペネム類、例えば、メロペネムまたはイミペネムを包含し得る。本発明の化合物 はまた、グラム陰性細菌および抗菌剤に耐性の細菌に対する活性を増強するため に、殺菌性/浸透増強性のタンパク質産物(BPI)または流出ポンプ阻害剤を含み得 るか、あるいはこれらと共投与され得る。 本発明の適切な薬学的組成物は、経口投与に適した、単位投与形態(例えば、1 00mgから1gの間の本発明の化合物を含む錠剤またはカプセル剤)のものである。 他の局面において、本発明の薬学的組成物は、静脈内注射、皮下注射、または 筋肉内注射に適したものである。 各患者は、例えば、1日ごとに5mgkg-1から20mgkg-1の本発明の化合物の静脈 内用量、皮下用量または筋肉内用量を受け得、組成物は1日あたり1回から4回 投与される。静脈内用量、皮下用量および筋肉内用量は、大量瞬時投与(bolus i njection)によって与えられ得る。あるいは、静脈内用量は、ある期間にわたる 連続的な注入によって与えられ得る。あるいは、各患者は1日ごとの経口用量を 受け得、これは1日ごとの非経口用量とほぼ同等であり、組成物は1日あたり1 回から4回投与される。抗菌活性 本発明の薬学的に受容可能な化合物は、インビボで標準的なグラム陽性細菌に 対して良好な活性スペクトルを有する有用な抗菌剤であり、これは病原性細菌に 対する活性をスクリーニングするために使用される。特に、本発明の薬学的に受 容可能な化合物は、腸球菌、肺炎球菌、ならびにS.aureusおよび凝固酵素陰性ブ ドウ球菌のメチシリン耐性株に対する活性を示す。特定の化合物の抗菌スペクト ルおよび力価は、標準的な試験系において決定され得る。 本発明の化合物の抗菌特性はまた、インビボで従来の試験において実証され得 る。式Iの化合物をそのように試験した場合、顕性の毒性または他の有害作用は 観察されない。 本発明の化合物の抗菌特性はまた、インビボで従来の試験において表され得る 。式Iの化合物をそのように試験した場合、顕性の毒性または他の有害作用は見 いだされない。 以下の結果は標準的なインビトロ試験系で得られた。活性は、寒天希釈技術に よって104CFU/スポットの接種サイズを用いて決定された最小阻止濃度(MIC)につ いて記載される。 ブドウ球菌を、104CFU/スポットの接種物および37℃で24時間のインキュベー ション温度(メチシリン耐性発現についての標準試験条件)を用いて、寒天上で試 験した。 ブドウ球菌および腸球菌を、5%脱線維素したウマの血液を補充した寒天上で 、104CFU/スポットの接種物、および5%二酸化炭素雰囲気下、37℃のインキュベ ーション温度で48時間、試験した。血液は試験生物のいくつかの増殖のために必 要とされる。 生物 MIC( μg/ml) 実施例1 Staphylococcus aureus: Oxford 1.0 Novb.Res 0.5 MRQS 0.5 MRQR 0.5 Coagulase Negative Staphylococcus MS 0.25 MR 1.0 Streptococcus pyogenes C203 1.0 Enterococcus faecalis 1.0 Bacillus subtilis 0.25 Novb.Res=ノボビオシン耐性 MRQS=メチシリン耐性キノロン感受性 MRQR=メチシリン耐性キノロン耐性 MR=メチシリン耐性 MS=メチシリン感受性 本発明をこれから以下の実施例によって例示するが、これらには限定されない 。 他に断りのない限り: i)蒸発はロータリーエバポレーションで減圧下行われ、そして処理(work-up)手 順は残留固形分を濾過によって除去した後に行われた; (ii)操作は周囲温度(すなわち18〜26℃の範囲)で、他に断らない限り、あるいは 当業者が空気中ではなく不活性雰囲気下で作業するほかは、空気中で行われた。 (iii)カラムクロマトグラフィー(フラッシュ手順による)は、他に断りのない限 りMerck Kieselgelシリカ(Art.9385)で行われた; (iv)収率は例示のために示されるのみであり、必ずしも最大の到達収量ではない 。 (v)式Iの最終生成物は通常満足すべき微量分析を有し、そしてその構造はNMRお よび質量スペクトル技術によって確認された[プロトン磁気共鳴スペクトルは他 に断りのない限りDMSO-D6中で300MHzの磁場強度で操作されるVarian Gemini 200 0分光計、または250MHzの磁場強度で操作されるBruker AM250分光計を用いて測 定された;化学シフトはテトラメチルシランを内部標準としてそこから低磁場側 にppmで報告され(δスケール)、そしてピーク多重度は、以下のようにして示さ れる:s、一重線;d、二重線;ABまたはdd、二重線の二重線;t、三重線;m、多 重線;高速原子衝撃(FAB)質量スペクトルデータは、エレクトロスプレー中で作 動するプラットフォーム分光計(Micromassから供給される)を用いて得られ、そ して適切な場合には陽イオンデータまたは陰イオンデータのいずれかが採取され た]; (vi)中間体は通常完全に特徴づけられてはおらず、そして純度は通常薄層クロマ トグラフィー、赤外(IR)、質量スペクトル(MS)またはNMR分析によって評価され た;そして (vii)ここで: MPLC は中圧クロマトグラフィー TLC は薄層クロマトグラフィー DMSO はジメチルスルホキシド CDCl3 は重クロロホルム MS は質量分光法 ESP はエレクトロスプレー CI は化学イオン化 DMF はN,N-ジメチルホルムアミド THF はテトラヒドロフラン LDA はリチウムジイソプロピルアミド TFA はトリフルオロ酢酸 NMP はN-メチルピロリドン dba はジベンジリデンアセトン参考例1:(5S)-アセトアミドメチル-3-(4-トリメチル錫フェニル)オキサゾリジ ン-2-オン ヘキサメチルジスタンナン(1.77g)、次にPd(PPh3)Cl2(155mg)を、ジオキサン( 25ml)中の5S-アセトアミドメチル-3-(4-ヨードフェニル)オキサゾリジン-2-オン (1.84g)の部分溶液に加えた。容器をアルゴンでよくパージし、そして反応混合 物を95〜100℃で6時間攪拌し、その後、反応が完了したかをTLCによって判断し た。溶液を分離した黒色のゴムのフィルムからデカントし、そして蒸発させた。 表題化合物を油状物としてMPLC(Merck 9385シリカ、極性を5%〜10%メタノール まで増加させた、メタノールとジクロロメタンとの混合物を溶離液として使用) で単離し、これはエーテルによる粉末化によって収率59%(1.19g)で結晶化した 。 参考例1の調製についてはWO特許94-13649(94年6月23日)もまた参照のこと。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 0.25(s,9H),1.84(s,3H),3.42(t,2H),3.74(d of d.1H), 4.10(t,1H),7.50(m,4H),4.70(m.1H),8.22(t,1H).MS: ESP+ (M+H)=397.参考例2:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-tert-ブトキシカルボニル-1,2,5,6-テト ラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミド 塩化リチウム(1.53g)をNMP(50ml)中のt-ブチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-4-(ト リフルオロメチルスルホニルオキシ)ピリジン-1-カルボキシレート(4.97g)の攪 拌した溶液に添加し、次いでPd2(dba)3(550mg)を加え、そして容器をアルゴンで よくパージした。5分間周囲温度で攪拌した後、NMP(20ml)中のN-((5S)-3-(3-フ ルオロ-4-トリメチル錫フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミド(4.99g、WO特許94-13649号、94年6月23日)の溶液を加えた。反応混合物 を室温で5時間攪拌し、次に50℃で18時間攪拌した。TLC(酢酸エチル)は反応が完 了したことを示した。2.0Mの水性フッ化カリウム溶液(12ml)を加え、そして反応 混合物を周囲温度で1 1/2時間攪拌した。水を加え、そして生成物を酢酸エチル で抽出した。有機相を、水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、 そして蒸発させてゴム状物とした。表題化合物を、68%の収率(4.39g)のゲルと してMPLC(Merck 9385シリカ、メタノール(3.5%)とジクロロメタンとの混合物を 溶離液として用いる)で単離し、そしてさらに精製することなく次の工程に使用 した。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ2.40(m,1H),3.40(m,3H),3.50(m,1H),3.70(m,1H),3.98(m ,2H),4.10(m,1H),4.70(m,1H),5.95(m,1H),7.35(m,3H),8.20(t,1H).参考例3:5,6-ジヒドロ-4-トリフルオロメチルスルホニルオキシ-2H-ピラン LDA/THF(31.5mlの1.92M溶液)を、-70℃、アルゴン下で、THF(30ml)中のテトラ ヒドロ-4H-ピラン-4-オン(5.5g)の攪拌した溶液にゆっくりと加えた。混合物を- 70℃で30分間攪拌し、そして次にTHF(30ml)中のN-フェニルトリフルイミド(trif limide)(21.6g)の溶液を加えた。混合物を周囲温度まで暖め、そして18時間攪拌 した。反応混合物を蒸発させ、そしてアルミナ上でのMPLCによるクロマトグラフ ィーに供した(ICN、N32-63、酢酸エチル(5%)とイソ-ヘキサンとの混合物を溶離 液として用いる)。生成物をKugelruhrで蒸留した(100℃/10mm)。残った微量の トリフルイミド試薬を第二のMPLC(シリカ、酢酸エチル(5%)とイソ-ヘキサンと の混合物を溶離液として用いる)で除去し、次に二回目のKugelruhr蒸留して、表 題化合物を無色の油状物として収率40%(5.1g)として得、これを-20℃で貯蔵し た。NMR(300MHz,CDCl3): δ2.24(m,2H),3.90(m,2H),4.25(m,2H),5.82(m,1H).参考例4:1-(4-ブロモ-3-フルオロフェニル)-2,2,5,5-テトラメチル-1,2,5-アザ ジシラリジン トリエチルアミン(56.8g)を、ジクロロメタン(400ml)中の4-ブロモ-3-フルオ ロアニリン(42.75g、JCS、2815(1958))の攪拌された溶液に添加し、次に氷浴で 冷却しながら、ジクロロメタン(100ml)中の1,2-ビス(クロロジメチルシリル)エ タン(50.79g)の溶液をゆっくりと添加した。2日間攪拌した後、処理された試料 のNMRは反応が完了したことを示した。反応混合物を氷冷した2N水性Na2HPO4およ び水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、そして蒸発させて褐色の油状物 とした。表題化合物が減圧蒸留で収率93%(69.4g)で単離された(沸点=105〜110 ℃/0.2bar)NMR(300MHz CDCl3): δ0.22(s,12H),0.85(s,8H),6.52(dのd,1H),6.65(dのd,1H),7 .30(t,1H).参考例5:4-(1-ベンジル-4-ヒドロキシ-4-ピペリジル)-3-フルオロアニリン n-ブチルリチウム/ヘキサン(129mlの1.40M)を、アルゴン下-70℃で乾燥THF(3 00ml)中の参考例4(59.76g)の攪拌された溶液にゆっくりと添加した。この溶液を 5分間攪拌し、次にTHF(150ml)中のN-ベンジル-4-ピペリドン(37.8g)の溶液をゆ っくりと添加した。反応混合物を周囲温度まで暖め、そして3時間攪拌した。次 に反応混合物に氷、次に水を加えてクエンチし、次に5N水性HClを添加して<pH1 まで酸性化した。混合物を5分間攪拌した後、エーテルで抽出し、そして有機相 を捨てた。水性相を、わずかに過剰な水性水酸化ナトリウムで塩基性化し、そし て生成物をエーテルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウ ムで乾燥し、そして蒸発させて表題化合物を油状物として得、その中でシクロヘ キサンで粉末化して結晶化させた(収率=39.49g、73%)。NMR(300MHz DMSO-D6): δ 1.55(d,2H),2.10(tのd 2H),2.42(m,2H),2.55(DMSOに より不明瞭),3.50(s,2H),4.65(s,1H),5.18(s,2H),6.25(dのd,1H),6.33(dのd,1H) ,7.30(m,6H).MS: ESP+ (M+H)=301.参考例6:3-フルオロ-4-(1-ベンジル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)アニ リン 5N水性HCl(200ml)中の参考例5(36.0g)の溶液を、還流下9時間加熱した。濃HCl (50ml)を添加し、そして還流をさらに4時間続けた。反応混合物を冷却しながら4 0%水酸化ナトリウム水溶液で塩基性化し、そしてエーテルで抽出した。水酸化 アンモニウム水溶液を添加して、不溶性の部分塩の問題を回避した。有機相をブ ラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして良く蒸発させて、表題化 合物を収率96%(32.33g)で粘性のゴム状物として得た。NMR(300MHz DMSO-D6): δ 2.35(s,2H),2.55(t,2H),2.98(d,2H),3.53(s.2H),5.35 (s,2H),5.75(s,1H),6.29(m,2H),6.95(t,1H),7.30(m,5H).MS: ESP+ (M+H)=283.参考例7:N-ベンジルオキシカルボニル-3-フルオロ-4-(1-ベンジル-1,2,5,6-テ トラヒドロピリド-4-イル)アニリン ジベンジルジカルボネート(43g)を、0〜5℃でジクロロメタン(200ml)中の参考 例6(28.2g)の攪拌された溶液中にゆっくりと添加した。反応混合物を周囲温度ま で暖め、そして18時間攪拌した。溶液を蒸発して油状物とし、これをエーテルで 粉末化した。ねばつく不溶性の物質を捨て、そして濾液をクロマトグラフィー( シリカ上のMPLC、溶離液として酢酸エチル(25%)とイソヘキサンとの混合物を使 用)で精製した。生成物を酢酸エチル中に取り、そしてHClと酢酸エチルとの混合 物を添加することによってHCl塩として沈殿させた。得られた生成物を濾別し、 酢酸エチルで洗浄し、そして減圧下乾燥して、表題生成物を得た。 収率=10.2g(23%)NMR(300MHz DMSO-D6): δ 2.61(m.1H),2.85(m,1H),3.20(m,1H),3.53(m,1H),3.75 (s,2H),4.40(t,2H),5.15(s,2H),5.95(s,1H),7.35(m,11H),7.60(m.2H).MS: ESP+(M+H)=417.参考例8:N-tert-ブトキシカルボニル-N-((5R)-3-(3-フルオロ-4-(N-ベンジル-1 ,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イル メチル)アセトアミド BOC-アセトアミド(2.85g、Chem.Pharm.Bull.Jap.,36,3125(1988))を、乾燥THF (80ml)中の実施例13(4.55g)の攪拌された部分溶液に添加し、そしてアルゴン下 混合物を0〜4℃まで冷却した。トリブチルホスフィン(3.62g)を添加し、次に1,1 '-(アゾジカルボニル)-ジピペリジン(4.51g)を一部ずつ添加した。反応混合物を 0〜4℃で30分間攪拌し、その間、沈殿が形成した。反応混合物を周囲温度まで暖 め、そして18時間攪拌した。反応混合物を濾過し、そして蒸発させてゴム状物と した。表題化合物を、ゴム状物としてMPLC(シリカ、溶離液として酢酸エチル(70 %)とイソヘキサンとの混合物を用いた)によってすばやく単離し、そして実施例 12において脱保護する前に最小限の操作(<40℃での短時間の蒸発)に供した。 収量=6.9%(いくぶん溶媒を含む)参考例9:4-(1-tert-ブチルオキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)-3,5-ジフルオロアニリン nBuLi(ヘキサン中1.6M、33.3ml)を、-70℃で150mLのTHF中のN,N-[1,2-ビス(ジ メチルシリル)エタン]-3,5-ジフルオロアニリン(12.0g、J.Org.Chem.,60,5255-5 261(1995))の溶液に添加し、その添加の間、温度を-70℃より下に維持した。次 に混合物をその温度で4時間攪拌した。次にZnCl2(THF中0.5M、106.7ml)の溶液を <60℃で添加し、その混合物を周囲温度まで暖め、そして次にアルゴンで溶液を 15分間バブリングすることによって脱気した。次にテトラキス(トリフェニルホ スフィン)Pd0(1.54g)を、t-ブチル-1,2,5,6-テトラヒドロ-4-(トリフルオロメチ ルスルホニルオキシ)-ピリジンカルボキシレート(15.4g、Synthesis、993(1991) )と共に添加し、混合物を再び脱気し、そして周囲温度で終夜攪拌した。2時間還 流した後、混合物を10℃まで冷却し、そして100mlの氷浴に加えた。5NのHClでpH を2〜3に調節し、そして10℃で5分間攪拌した後、混合物をNaHCO3でpH8まで上昇 させ、酢酸エチル(2×150ml)中に抽出し、そして蒸発させて暗色の油状物を得、 これを4:1のイソヘキサン/酢酸エチルを用いてアルミナのクロマトグラフ(ICN -N-32-63)にかけた。得られた油状物を粉末化して固体を得た(6.62g、48%)。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 1.46(s,9H),2.27(ブロードs,2H).3.52(d/d.2H),3.97(ブ ロードs,2H),5.70(s,3H).6.20(d.2H).参考例10:N-ベンジルオキシカルボニル-4-(1-tert-ブチルオキシカルボニル-1, 2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)-3,5-ジフルオロアニリン NaHCO3(5.5g)を、参考例9(10.0g)、アセトン(150ml)および水(75ml)の混合物 中に添加し、そしてこの混合物を氷浴中で冷却した。10mlのアセトン中のクロロ ギ酸ベンジル(5.3ml)の溶液をゆっくりと添加し、混合物を攪拌しながら、周囲 温度まで暖め、そして次にさらに1時間攪拌した。水(100ml)を添加し、そして混 合物を酢酸エチル(100ml+2×50ml)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥し、そし て蒸発させて固体とし、これを90mlのアセトニトリルから再結晶して固体(11.2g )を得た。残渣を再結晶して、さらに固体(0.73g)を得た。総収率(83%)。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 1.42(s,9H),2.25(ブロードs,2H),3.50(t,2H),3.95(ブロ ードs,2H),5.15(s,2H),5.78(s,1H),7.15(d,2H),7.38(m,5H),10.16(ブロードs,1H ).参考例11:(5R)-ヒドロキシメチル-3-(3,5-ジフルオロ-4-(tert-ブチルオキシカ ルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)オキサゾリジン-2-オ nBuLi(ヘキサン中1.45M、15.7ml)を、-70℃の無水THF(200ml)中の参考例10(9. 65g)の溶液中に<-70℃で滴下した。20分後、25mlのTHF中の(R)-酪酸グリシジル (3.44g)を同じ温度で添加した。添加後、冷却浴を取り去り、そして反応を終夜 攪拌して周囲温度とした。メタノール(15ml)を添加し、そして10分間攪拌した後 、100mlの酢酸エチルを添加し、混合物を10℃まで冷却し、そして0.5MのHCl(20m l)をゆっくりと添加した。水相を分離した後、それを酢酸エチル(2×100ml)で再 抽出し、そして合わせた有機相を飽和NaHCO3溶液、ブラインで洗浄し、そして蒸 発させて油状物(12.0g)とした。酢酸エチルを用いたシリカゲルでのクロマトグ ラフィーにより固体(7.66g、86%)を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 1.40(s,9H),2.27(ブロードs,2H),3.51(m,3H),3.64/3.68( m/m,1H),3.80(m,1H).3.97(ブロードs,2H),4.05(t,1H),4.70(m,1H),5.18(t,1H),5 .82(ブロードs,1H),7.32(m,2H).参考例12:3,5-ジフルオロ-4-(2,3-ジヒドロピラン-4-イル)アニリン nBuLi(ヘキサン中1.4M、63.5ml)を、-70℃で200mlのTHF中のN,N-[1,2-ビス(ジ メチルシリル)エタン]-3,5-ジフルオロアニリン(20.0g、J.Org.Chem.、60、525 5-5261(1995))の溶液に滴下した。混合物をその温度で4時間攪拌した。次にクロ ロチタニウムトリイソプロポキシド(ヘキサン中1.0M、89ml)を同じ温度で滴下し 、そして混合物を30分間、周囲温度まで暖めた。混合物を-70℃まで再び冷却し 、そしてテトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(数mlのTHF中、9.0g)を滴下し、そして 反応混合物を周囲温度で48時間攪拌した。氷浴中で冷却した後、濃HClをpH1〜2 まで添加し、有機相を分離し、そして水相をエーテルで再抽出した。水相を2.5N のNaOHでpH9に調節し、少量の固体を濾別し、そして濾液を酢酸エチル(4×100ml )で抽出した。処理(すなわち洗浄および溶媒の蒸発)により油状物を得、これを7 5mlのジオキサンおよび75mlの5NのHcl中に溶解した。混合物を15分間還流し、そ してジオキサンを減圧下除去した。残渣を希HCl中に再度取り、エーテルで抽出 した。水層をNaHCO3でpH8まで塩基性化し、そして酢酸エチル(3×75ml)で抽出し た。減圧下蒸発させて、固体を得た(8.5g、45%)。NMR(300MHz.DMSO-D6)d: 2.20(ブロードs,2H),3.74(t,2H),4.12(q,2H),5.65(s,2H ),5.70(s,1H),6.10(s,1H),6.18(s,H).MS : ESP+(M+H)=212.参考例13:N-ベンジルオキシカルボニル-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)-3 ,5-ジフルオロアニリン クロロギ酸ベンジル(6.6ml、7.88g)を、NaHCO3(7g)を含む、氷浴中の参考例12 (8.4g)、アセトン(150ml)および水(75ml)の混合物に添加した。混合物を3時間攪 拌し、その間、周囲温度まで暖めた。この期間の後、100mlの水を添加し、混合 物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出し、そして減圧下蒸発させて粗固体を得、これ をエーテルで粉末化して固体を得た(75%)。NMR(300MHz,DMSO-D6): 2.25(ブロードs,2H),3.76(t,2H),4.18(m,2H),5.15(s,2H) ,5.85(s,1H),7.14(s,1H),7.18(s,1H),7.38(m,5H),10.16(ブロードs,1H).参考例14:(5R)-ヒドロキシメチル-3-(3,5-ジフルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピ ラン-4-イル)フェニル)オキサゾリジン-2-オン nBuLi(ヘキサン中1.4M、23.2ml)を、-70℃でTHF(200ml)中の参考例13(10.2g) の溶液に滴下し、そしてこの混合物を20分間攪拌した。THF(20ml)中の(R)-酪酸 グリシジル(4.68g)の溶液を滴下し、そして反応を48時間攪拌し、数時間かけて 周囲温度まで暖めた。メタノール(20ml)を添加し、そして混合物を10分間攪拌し 、次に酢酸エチル(100ml)、続いて100mlの0.5NのHClを添加した。有機相を分離 し、水で再抽出しそして合わせた有機相を飽和NaHCO3溶液で洗浄し、次いで減圧 下蒸発させて、粗固体を得、これを酢酸エチルを溶離液として用いてシリカゲル で精製して、固体(7.4g、80%)を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 2.29(ブロードs,2H),3.53(m,1H),3.67(m,1H),3.79(m,3H ),4.06(t,1H),4.19(m,2H),4.71(m,1H),5.19(t,1H),5.89(m,1H),7.30(s,1H),7.36 (s,1H).MS: ESP+(M+H)=312.参考例15:(2RS)-2-メチル-4-トリフルオロメチルスルホニルオキシ-3,6-および -5,6-ジヒドロピラン -78℃の乾燥THF(30ml)中の(RS)-2-メチル-テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン(1.04 g、Chem.Ber.、88、1053、(1955))を、アルゴン下、LDA(ヘプタン/THF/PhEt中 2.0M)(4.56ml)で処理した。45分後、N-フェニル-ビス(トリフルオロメタンスル ホンイミド)(3.58g)を一度に加え、そして-78℃で1時間、攪拌を続けた。次に氷 浴を取り去り、そしてさらに19時間攪拌を続けた。溶液を蒸発させ、そして残渣 をすばやくシリカゲルMPLC[4%酢酸エチルとヘキサンとの混合物を溶離液とし て使用]、そして次にバルブ-トゥ-バルブ(bulb-to-bulb)蒸留で精製した。トリ フルオロメタンスルホン酸ビニル(1.36g、60%)を表題メチル位置異性体との1.4 :1の混合物として、120℃/10mmHgで画分として採取した。NMR(250MHz,CDCl3)d: 1.29and1.31(それぞれm/m,3H),2.17-2.43and2.54-2.70(そ れぞれm/m,2h),3.66-3.82(m,2H),4.10(ddd,1H),4.19-4.40(m,3H,),5.68-5.74(m, 1H)および5.79-5.84(m,1H). 参考例16:2,6-ジメチル-ヒドロキシ-2,3,5,6-テトラヒドロ-4H-ピラン エタノール(40ml)中2,6-ジメチル-4H-ピラン-4-オン(5.0g)を、10%Pd-C(0.5g )下、水素10バールで2日間、水素化した。次にこの溶液を蒸発させて油状物とし 、これをシリカゲルMPLC[酢酸エチルとヘキサンとの1:1混合物を溶離液として 使用]で精製して、表題生成物を得た(3.71g、74%)。NMR(300MHz,CDCl3)d: 1.16-1.25(m,6H),1.40-1.55(m,2H),1.60-1.69(m,1H),1.89- 1.99(m,1H),3.40-3.50(m,1H),3.70-3.99および4.21(m/m,共に2H).参考例17:2,6-ジメチル-2,3,5,6-テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン 参考例16(3.71g)を乾燥ジクロロメタン(50ml)中に溶解し、そしてピリジンク ロロクロメート(PCC)(9.2g)を攪拌しながら滴下した。混合物を18時間攪拌し、 セライトを通して濾過し、そして蒸発させた。残渣をバルブ-トゥ-バルブ蒸留(9 0℃、16ミリバール)で精製して、表題ケトンを得た(1.09g、30%)。NMR(300MHz,CDCl3)d: 1.32(d,6H),2.17-2.40(m,4H)および3.68-3.80(m,2H).参考例18:2,6-ジメチル-4-トリフルオロメチルスルホニルオキシ-5,6-ジヒドロ ピラン -78℃の乾燥THF(10ml)中の参考例17(1.09g)を、アルゴン下、LDA(ヘプタン/TH F/PhEt中2.0M)(5.55ml)で処理した。30分後、N-フェニル-ビス(トリフルオロメ タンスルホンイミド)(3.21g)を一度に加え、そして-78℃で1時間攪拌を続けた。 次に氷浴を取り去り、そしてさらに19時間攪拌を続けた。溶液を蒸発させ、そし て残渣をシリカゲルMPLC[4%酢酸エチルとヘキサンとの混合物を溶離液として使 用]で精製して、ビニルトリフレート(1.75g、79%)を得た。NMR(300MHz,CDCl3)d: 1.50および1.51(d/d,各々3H),2.19-2.40(m,2H),3.70-3.83( m,1H),4.30-4.40(m.1H)および5.70(s,1H).参考例19: 参考例番号19の化合物は無し。参考例20:2-ベンジルオキシメチル-2,3,5,6-テトラヒドロ-4H-ピラン-4-オン 10%Pd-C(0.089g)とトリエチルアミン(10滴)とを含むエタノール(15ml)中の(R S)-2-ベンジルオキシメチル-2,3-ジヒドロ-4H-ピラン-4-オン(0.82g、J.Org.Che m.、44、811(1979))を、NMR分光分析で反応がほぼ完了したことが示されるまで 水素化した。溶液を蒸発させ、そして残渣をシリカゲルMPLC[25%EtOAc/ヘキサ ン]、次にバルブ-トゥ-バルブ蒸留[220℃/2mmHg]で精製して、表題ケトン(0.47 g、56%)を得た。NMR(300MHz,CDCl3)d: 2.30-2.40(m,2H),2.21-2.70(m,2H),3.55(d,2H),3.70(dt,1H ),3.80-3.89(m,1H),4.35(dd,1H),4.60(s,2H)および7.30-7.39(m,5H).MS: ESP+(M+H)=221.参考例21:(2RS)-2-ベンジルオキシメチル-4-トリフルオロメチルスルホニルオ キシ-3,6-および-5,6-ジヒドロピラン 参考例18で記載したのと同様の条件下で、参考例20(6.1g)を粗ビニルトリフレ ートに変換した。シリカゲルMPLC[10%酢酸エチルとヘキサンとの混合物を溶離 液として使用]、次いでアルミナMPLC[5%酢酸エチルとヘキサンとの混合物を溶 離液として使用]で、表題化合物の混合物(5.9g、61%)を得た。NMR(300MHz,CDCl3)d: 2.20-2.31(m,2H),2.42-2.70(m,2H),3.45-3.62(m.4H),3.70- 3.90(m,2H),4.10-4.19(m,1H),4.22-4.48(m,3H),4.52-4.63.(m.4H),5.79(s,1H),5 .80-5.82(m,1H)および7.25-7.40(m,10H).参考例22:N-((5S)-3-(4-(2-メタンスルホニルオキシメチル-3,6-および-5,6-ジ ヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド 塩化メシル(0.080g、0.054ml)を、実施例52(0.183g)、トリエチルアミン(0.06 6g、0.090ml)、およびジクロロメタン(8ml)の攪拌された混合物に0℃でゆっくり と添加した。1時間後、さらに塩化メシル(0.070ml)およびトリエチルアミン(0.0 70ml)を添加し、そしてさらに2時間攪拌を続けた。次に溶液を10%HCl、飽和水 性NaHCO3溶液、そして水で洗浄し、次に乾燥し、そして蒸発させて油状物とし、 これをIsoluteシリカゲルクロマトグラフィー[6%MeOHとCH2Cl2との混合物を溶 離液として使用]で精製して、表題メシレートの混合物(0.190g、85%)を得た。NMR(300MHz,CDCl3)d: 2.05(s,3H),2.31-2.55(m,1H),2.91-3.05(m.1Hm),3.06,3.08 および3.12(s/s/s,共に3H),3.60-4.28(m,6H),4.30-4.64(m,3H),4.75-4.90(m,1H) ,5.96,6.12および6.30(各々共にs,共に2H)および7.32-7.60(m,4H).参考例23:N-((5S)-3-(4-(2-アジドメチル-3,6-および5,6-ジヒドロピラン-4-イ ル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド ジメチルスルホキシド(2ml)中の参考例22のメシレート(0.177g)とアジ化ナト リウム(0.041g)との混合物を80℃で5時間攪拌した。NMRは非常に少量の出発物質 の消費を示し、さらにアジ化ナトリウム(0.050g)を加えた。この混合物を80℃で 18時間、加熱した。得られた混合物を酢酸エチルに溶解し、そして水で2回洗浄 した。有機層を乾燥し、そして蒸発させて表題のアジド混合物を得た(0.138g、8 9%)。NMR(300MHz,CDCl3)d: 2.01および2.05(s/s,共に3H),2.28-2.53(m,2H),3.38-3.49( mm,2H),3.60-3.70(m,2H),3.78-3.90(m.2H),4.09(t.2H),4.40-4.50(m,1H),4.72-4 .95(m,1H),5.98および6.12(s/s,共に1H),6.50(ブロードt,1H,)および7.30-7.55( m.4H).MS: ESP+(M+H)=372.参考例24:(2RS)-2-ベンジルオキシメチル-4-トリフルオロメチルスルホニルオ キシ-3,6-ジヒドロピラン 乾燥THF(200ml)中の(RS)-2-ベンジルオキシメチル-2,3-ジヒドロ-4H-ピラン-4 -オン(5.69g、J.Org.Chem.、44、811(1979))を-78℃でL-セレクトリド(selectri de)(27ml、THF中1.0M)で処理し、そして1.25時間、攪拌した。N-フェニル-ビス( トリフルオロメタンスルホンイミド)(10.35g)を添加し、そして周囲温度まで暖 めながら、3日間、攪拌を続けた。溶液を蒸発させて油状物とし、これを最初に シリカゲルMPLC[溶離液として10%EtOAc/ヘキサン]、次にアルミナMPLC[溶離液 として10%EtOAc/ヘキサン]で精製して、表題ビニルトリフレート(6.00g、66% )を得た。NMR(300MHz CDCl3) d:2.23(dt,1H),2.41-2.58(m,1H),3.50-3.62(m,2H),3.80-3.90 (m,1H),4.22-4.43(m,2H),4.60(s,2H),5.80(d,1H),7.25-7.41(m,5H).実施例1:N-((5S)-3-(4-(1-tert-ブトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピ リド-4-イル)フェニル)-2-オキソ-オキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド NMP(8ml)中のt-ブチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-4-(トリフルオロメチルスルホ ニルオキシ)-ピリジン-1-カルボキシレート(497mg、Synthesis、993(1991))の攪 拌した溶液に、Pd2(dba)3(60mg)、トリフェニルアルシン(80mg)および塩化リチ ウム(166mg)を添加し、そして容器をアルゴンで十分にパージした。周囲温度で5 分間の攪拌の後、NMP(2ml)中の出発物質(516mg、参考例1)の溶液を添加し、そし て反応混合物を周囲温度で18時間攪拌した。TLC(酢酸エチル)によって反応が不 完全なことが示されたので、さらにt-ブチル-1,2,3,6-テトラヒドロ-4-(トリフ ルオロメチルスルホニルオキシ)ピリジン-1-カルボキシレート(497mg)を添加し 、そして反応混合物を40℃でさらに24時間加熱し、その後、反応が完了した。フ ッ化カリウムの1.0M水溶液(1.0ml)を添加し、そして反応混合物を周囲温度で30 分間攪拌した。水を添加し、生成物を酢酸エチルで抽出し、この2相混合物を濾 過した。有機相を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム で乾燥し、そして蒸発させて、半固体のゴム状物を得た。生成物をMPLC(Merck 9 385シリカ、アセトニトリルと酢酸エチルとの混合物(15分間で極性をアセトニト リル0%から50%まで増大させた)を溶離液として使用)で単離し、そして少量の 酢酸エチルに溶解し、そしてエーテルで粉末化して結晶化させた(収率=125mg、 23%)。NMR(200MHz.DMSO-D6): δ 1.42(s,9H),2.43(m,DMSOにより不明瞭),3.42(t,2H),3. 52(t,2H),3.75(dのd.1H),3.98(d.2H),4.16(t,1H),4.71(m,1H),6.12(s,1H),7.49( AB,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=416.実施例2:N-((5S)-3-(4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オ キソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 脱保護のための一般的な手順は以下の通りであった。出発物質(実施例1)を少 量のトリフルオロ酢酸中に溶解し、そしてこの黄色溶液を短時間、還流まで加熱 した。エーテル(使用したTFAの10倍の容量)を添加し、粘性のゴム状物を沈殿さ せた。溶媒をデカントして除去し、そしてゴム状物をエーテルで粉末化して結晶 化させた。生成物のTFA塩を濾別し、エーテルで洗浄し、そして減圧下乾燥した 。たとえば、0.1mlのTFA中の10.5mgの出発物質をこの方法で処理して、表題化合 物を97%の収率(10.5mg)で得た。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.81(s,3H),2.65(s,2H),3.35(H2Oにより部分的に不明 瞭),3,42(t,2H),3.75(m,3H),4.13(t,1H),4.73(m,1H),6.18(s,1H),7.54(AB,4H),8 .25(t.1H),8.85(s.2H).MS : ESP+(M+H)=316.実施例3:N-((5S)-3-(4-1-メトキシカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル))フェニル)-2-オキソ-オキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド アセトン(2ml)と水(1ml)との混合物中の出発物質(実施例2)(129mg)の攪拌した 溶液に、炭酸水素ナトリウム(101mg)を添加し、そして混合物を0〜5℃に冷却し た。メチルクロロホルメート(34mg、28μl)を加え、そして0〜5℃で30分間攪 拌を続けた。次に反応混合物を周囲温度まで30分間かけて暖め、その後、TLC(ジ クロロメタン中の10%メタノール)は反応が完了したことを示した。反応混合物 を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を飽和塩化ナトリウム水溶 液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させて結晶性固体を得、 これを酢酸エチルから再結晶した(収率=87mg、78%)。NMR(200MHz.DMSO-D6): δ 1.84(s,3H),3.42(t,2H),3.60(t,3H),3.64(s,3H),3.75( d of d,1H),4.05(d,2H),4.12(t,1H),4.70(m,1H),6.14(s,1H),7.47(AB,4H).8.24( m,1H).MS : ESP+(M+H)=374.3.分析: 計算値:C19H23N3O5:C,61.1;H,6.2;N,11.1%. 実測値:C,60.9;H,5.9;N,11.0%.実施例4:N-((5S)-3-(4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソ-オキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド ジクロロメタン(10ml)中のN-((5S)-3-(4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イ ル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド(215mg、実 施例2)の攪拌された懸濁液に、トリエチルアミン(253mg)、次にジクロロメタン( 1ml)中の塩化メタンスルホニル(69mg)の溶液を氷浴で冷却しながら添加した。TL Cは、2時間後に反応が完了したことを示した。反応混合物を2NのHCl、水、飽和 炭酸水素ナトリウムおよびブラインで洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウムで 乾燥し、蒸発させて、表題化合物を結晶性固体として得、これをアセトニトリル から再結晶した(収率=117mg、60%)。NMR(300MHz.DMSO-D6): δ 1.80(s,3H),2.55(ブロード,2H),2.90(s,3H),3.35(m,4H ),3.73(dのd.1H),3.85(d,2H),4.10(t,1H),4.70(m,1H),6.15(s,1H),7.48(AB,4H), 8.21(t,1H).MS: ESP+(M+H)=394.分析: 計算値:C18H23N3O5S:C,54.9;H,5.9;N,10.7%. 実測値:C,54.5;H,5.6;N,10.7%.実施例5:N-((5S)-3-(4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒ ドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトア ミド 炭酸水素ナトリウム(1.89g)を、アセトン(25ml)と水(12.5ml)との混合物中の 実施例2(1.92g)の攪拌された溶液に添加し、そしてこの混合物を0〜3℃に冷却し た。塩化アセトキシアセチル(1.23g、0.97ml)を5〜10分間かけて滴下し、そして 反応混合物を0〜5℃で30分間攪拌し、次に1時間かけて周囲温度まで暖めた。TLC (ジクロロメタン中10%のメタノール)は反応の完了を示した。反応混合物を水で 希釈し、そして酢酸エチルで十分に抽出した。有機相をブラインで洗浄し、そし て無水硫酸ナトリウムで乾燥した。表題化合物を溶媒を蒸発させながら結晶化し 、そしてエーテルで粉末化した(収率=1.70g、91%)。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.81(s,3H),2,08(s,3H),2.5(DMSOにより不明瞭),3.40( t,2H),3.55(t,1H),3.65(t,1H),3.75(dのd,1H),4.10(m,3H),4.70(m,1H),4.85(d,2 H),6.15(s,1H),7.48(m,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=416.実施例6:N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例5(1.70g)を飽和メタノール性アンモニア(20ml)と共に18時間、周囲温度 で攪拌した。初期の懸濁液は数時間の後に溶液となり、この溶液から生成物が結 晶化された。TLCにより反応の完了が示された。表題化合物を濾別し、そして少 量のメタノールで洗浄した(収率=1.28g、84%)。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.81(s,3H),2.5(DMSOにより不明瞭),3.39(t,2H),3.50( m,1H),3.72(m,2H),4.10(m,5H),4.55(d,1H),4.70(m,1H),6.15(d,1H),7.45(m,4H), 8.21(t,1H).MS: ESP+(M+H)=374.分析: 計算値:C19H23N3O5:C,61.1;H,6.2;N,11.3%. 実測値:C,60.8;H.6.3;N,11.1%. 実施例7:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例2(4.1g)をTFA(10ml)中に溶解し、そして黄色溶液を還流まで短時間加熱 した。TFAの大部分を蒸発させ、そして残渣をエーテルで粉末化し、まず粘性の ゴム状物を沈殿させ、これを黄色粉末に固体化した。表題化合物を濾過によりTF A塩として得、エーテルで洗浄し、そして減圧下乾燥した(収率=2.64g、62%)。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.84(s,3H),2.65(s,2H),3.40(m,H2Oにより部分的に不 明瞭 4H),3.75(m,3H),4.10(t,1H),4.75(m,1H),6.05(m,1H),7.42(m.3H).8.25(t.1 H),8.85(s,2H).実施例8:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5 ,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチ ル)アセトアミド 実施例7を出発物質(2.41g)として使用したこと以外は、実施例5の調製を記載 したのと同様の方法で表題化合物を調製した。収率=2.2g、94%。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.82(s,3H),2.10(s,3H),2.42(s,2H),3.40(m,2H),3.55( m,1H),3.62(m,1H),3.72(m,1H),4.10(m,3H),4.72(m,1H),4.82(d,2H),6.0(m.1H),7 .38(m,3H),8.21(t,1H).MS: ESP+ (M+H)=434.実施例9:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒ ドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトア ミド 実施例8を出発物質(1.92g)として使用したこと以外は、実施例6の調製を記載 したのと同様の方法で表題化合物を調製した。収率=1.25g、72%。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 1.80(s,3H),2.45(DMSOにより不明瞭),3.52(t,1H),3.6 5(t,1H),3.75(dのd,1H),4.10(m,5H),4.55(d,1H),4.70(m,1H),6.00(d,1H),7.24(d のd,1H),7.40(t,1H),7.47(d,1H),8.2(t,1H).MS: ESP+(M+H)=392. 実施例10:N-((5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソ オキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド トリフェニルアルシン(61mg)、Pd2(dba)3(45.8mg)および塩化リチウム(128mg) を、NMP(5ml)中の参考例3(278mg)の攪拌された溶液に添加し、そして容器をアル ゴンで十分にパージした。周囲温度で5分間攪拌の後、参考例1(397mg)を添加し 、そして反応混合物を40℃で24時間攪拌した。TLC(酢酸エチル)により、反応の 完了が示された。2.0Mのフッ化カリウム水溶液(1ml)を添加し、そして反応混合 物を周囲温度で30分間攪拌した。水を添加し、そして生成物を酢酸エチルで抽出 し、この2相混合物を濾過した。有機相を水、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナト リウムで乾燥し、そして蒸発させてゴム状物とした。表題化合物を、MPLC(Merck 9385 シリカ、溶離液としてアセトニトリル(40%)と酢酸エチルとの混合物を使 用)を用いて単離し、そしてエーテルで粉末化して、結晶性粉末を得た(収率104m g、33%)。NMR(300MHz,DMSO-D6: δ 1.83(t,3H),2.42(s,2H),3.40(m,2H),3.73(m,1H),3.80( t,2H),4.10(t,1H),4.20(d,2H),4.70(m,1H),6.22(s,1H),7.47(AB,4H),8.23(t,1H) .MS: ESP+(M+H)=317.実施例11:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニ ル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-トリメチル錫フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5 -イルメチル)アセトアミド(415mg、WO特許94-13649号、94年6月23)を出発物質(1 .92g)として使用したこと、ならびに反応時間として2日間を要したこと以外は、 実施例10の調製を記載したのと同様の方法で表題化合物を調製した。収率=130m g、39%。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ1.82(t,3H),2.40(s,2H),3.40(m,2H),3.71(dのd.1H),3. 80(t,2H),4.10(t,1H),4.20(d,2H),4.73(m,1H),6.08(s,1H),7.28(dのd,1H),7.38( t,1H),7.47(dのd,1H),8.21(t,1H).MS: ESP+(M+H)=335.実施例12:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ベンジル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド -4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例8(6.9g)をTFA(10ml)中に溶解し、そして還流まで短時間加熱した。TFA を蒸発させ、そして残渣を水酸化アンモニウム水溶液で塩基性化し、そして生成 物を酢酸エチルで抽出した。有機相を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、そして 蒸発させて油状物とした。これをエーテルで粉末化して結晶化させ、表題化合物 を得た(収率=3.78g、2工程全体で75%)。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ1.81(s,3H),2.41(s,2H),2,60(m,2H),3.05(s,2H),3.40(m ,2H),3.58(s.2H),3.72(m,1H),4.10(m,1H),4.70(m,1H),5.95(s,1H),7.31(m,10H), 8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=424.実施例13:(5R)-ヒドロキシメチル-3-(3-フルオロ-4-(N-ベンジル-1,2,5,6-テト ラヒドロピリド-4-イル)フェニル)オキサゾリジン-2-オン n-ブチルリチウム/ヘキサン(1.40Mの28.1ml)をアルゴン下、-70℃で乾燥THF( 100ml)中の参考例7(8.7g)の攪拌された部分溶液にゆっくりと添加した。溶液を1 5分間攪拌し、次にTHF(15ml)中のR-酪酸グリシジル(3.04g)の溶液を添加し、そ して反応混合物を周囲温度まで暖め、そして18時間攪拌した。反応混合物を水で クエンチし、そして酢酸エチルで抽出した。有機相を水、ブラインで洗浄し、無 水硫酸ナトリウムで乾燥し、そして蒸発させて表題化合物をゴム状物として得、 これをMPLC(シリカ、溶離液としてメタノール(5%)とジクロロメタンとの混合物 を使用)で単離し、そしてアセトニトリルから再結晶した。収率=4.78g、58%。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ 2.43(s,2H),2.60(m,2H),3.05(s,2H),3.53(m,1H),3.58( s,2H),3.65(m,1H),3.80(dのd,1H),4.07(t,1H),4.70(m,1H),5.19(t,1H).5.95(s,1 H),7.30(m,7H),7.47(dのd,1H).MS: ESP+(M+H)=383.分析 : 計算値:C22H23N2O3F:C,69.0;H,6.0;N,7.3%. 実測値:C,69.2;H,6.1;N,7.4%.実施例14:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メトキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒド ロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミ アセトン(8ml)/水(4ml)中の実施例7(300mg)の塩酸塩およびNaHCO3(340mg)の 溶液を0〜4℃まで冷却し、そして塩化メトキシアセチル(176mg)を滴下した。15 分間攪拌した後、さらなるNaHCO3および塩化メトキシアセチルを(上記のように) 添加し、10分間以内で反応を完了させた。反応混合物を水で希釈し、そして酢酸 エチルで抽出した。有機相を飽和NaCl溶液で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そし て蒸発させてゴム状物とした。表題化合物をMPLC(4%MeOH/CH2Cl2、Merck 9385 シリカ)で単離し、そしてエーテルで粉末化した(収率=236mg、72%)。NMR(300MHz,DMSO-D6) δ: 1.80(s,3H),2.4(ブロード,2H),3.27(s,3H+ブロード),3. 38(t,2H),3.52(ブロード,1H),3.62(ブロード,1H),3.71(q,1H),4.18(m,5H),4.70( m.1H),5.97(s,1H),7.25(dのd,1H),7.35(t,1H),7.45(dのd,1H),8.19(t,1H).MS: ESP+(M+H)=406. 実施例7の塩酸塩を、0〜4℃の乾燥ジクロロメタン中の実施例12(16.6g)とクロ ロギ酸1-クロロエチル(6.73g、滴下)との、トリエチルアミン(0.59g)存在下での 反応によって、調製した。0.5時間の反応の後、溶媒を減圧下除去し、そして残 渣をメタノール(100ml)で0.5時間、還流した。メタノールを減圧下除去し、そし て残渣をエタノール(250ml)から再結晶して、実施例7の塩酸塩を得た(11.92g、8 2%、NMRは先に実施例7で帰属した通り)。実施例15:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルオキサリル-1,2,5,6-テトラヒド ロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミ 実施例7(300mg)の塩酸塩を酢酸エチル中に懸濁し、水性アンモニアで洗浄し、 無水Na2SO4で乾燥し、そして蒸発させて、実施例7の遊離塩基を得た。トリエチ ルアミン(152mg)を、ジクロロメタン(10ml)中の得られた実施例7の遊離塩基の混 合物に添加し、次に塩化メチルオキサリル(123mg)を添加した。反応は10分後に 完了した。反応混合物を2NのHCl、水、水性アンモニア、および飽和NaClで洗浄 した。有機相を無水Na2SO4で乾燥し、そして蒸発させてゴム状物とした。表題化 合物をMPLC(4%MeOH/CH2Cl2、Merck 9385 シリカ)で単離し、そしてエーテルで 粉末化した(収率=181mg、53%)。NMR(300MHz,DMSO-D6) δ: 1.79(s,1H),2.50(溶媒により不明瞭),3.38(t,2H),3.55( t,1H),3.70(m,2H),3.82(d,3H),4.05(s,1H),4.12(m,2H),4.70(m,1H),5.98(d,1H), 7.25(dのd,1H),7.35(t,1H),7.45(dのd,1H),8.19(t,1H).MS: ESP+(M+H)=420.実施例16:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(エチルアミノカルボニル-1,2,5,6-テトラ ヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド トリエチルアミン(101mg)、次にイソシアン酸エチル(71mg)を、THF(10ml)中の 実施例7の塩酸塩(300mg)の攪拌された懸濁液に添加した。2時間の攪拌の後、さ らなるトリエチルアミンおよびイソシアン酸エチルを(上記のように)添加し、周 囲温度で3日間の後、反応が完了した。反応混合物を2NのHCl、水、飽和NaHCO3溶 液、および飽和NaCl溶液で洗浄した。結晶化生成物を濾別した。有機相を無水Na2 SO4で乾燥し、そして蒸発させて結晶性固体を得た。合わせた生成物をMPLC(極 性をだんだん増加させたメタノールとジクロロメタンとの混合物を溶離液として 使用、Merck 9385 シリカ)で精製し、そしてエーテルで粉末化して、表題化合物 (222mg、68%)を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6) δ: 1.00(t,3H),1.80(s,3H),2.37(ブロード,2H),3.05(6ライ ン,2H),3.38(t,2H),3.47(t,2H),3.71(q,1H),3.92(ブロード,2H),4.10(t,1H).4.7 0(t,1H),5.98(s,1H),6.72(m,1H),7.25(dのd,1H),7.35(t,1H),7.45(dのd,1H),8.2 0(t,1H).MS: ESP+(M+H)=405.実施例17:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセトアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロ ピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド テトラエチルアミン(202mg)、次にジケテン(227mg)を、ジクロロメタン(15ml) 中の実施例7の塩酸塩(665mg)の攪拌された懸濁液に添加した。溶解した出発物質 と生成物の沈殿は15分後に分離し始めた。反応は30分後に完了した。沈殿を濾別 し、ジクロロメタンで洗浄し、そしてアセトニトリルから再結晶して、表題化合 物(520mg、69%)を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6) δ: 1.81(s,3H),2.15(d,3H),2.40(ブロード,2H),3.39(t,2H) .3.50(t,1H),3.70(m,4H),4.10(m,3H),4.72(m.1H).5.98(d,1H),7.25(dのd,1H),7. 38(dのt,1H),7.45(d,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=418.実施例18:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-(2-{2-メトキシエトキシ}エトキシ)メ チルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキ サゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド N-メチルモルホリン(101mg)、2-[2-(2-メトキシエトキシ)エトキシ]酢酸(154m g)およびN-ヒドロキシベンゾトリアゾール(122mg、5%の水を考慮に入れる)を、 実施例7の塩酸塩(277mg)とDMF(5ml)との混合物に添加した。混合物を室温で5分 間攪拌し、そして次に1-エチル-3-ジメチルアミノプロピル-カルボジイミド(165 mg)を添加し、そして混合物を18時間攪拌した。溶媒を高真空下で蒸発させ、そ して残渣をMPLC[メタノールとジクロロメタンとの混合物(極性をメタノール5% から25%まで増加)を溶離液として使用、Merck 9385シリカ]で部分的に精製した 。逆相MPLC[アセトニトリルと水との混合物(アセトニトリルを0%から25%まで 増 加)を溶離液として使用、HP20SS樹脂]で最終精製し、そしてエーテルで粉末化し て、表題化合物(111mg、30%)を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 1.80(s,1H),1.86(s,1H),2.43(部分的に不明瞭),3.20(s, 2H),3.40(m,3H),3.55(m,10H),3.72(m,1H),4.08(m,3H),4.20(s,2H),4.70(m,1H),6 .00(s,1H),7.26(d,1H),7.35(t,1H),7.45(d,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=494.実施例19:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ホルミル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例15で記載したのと同様の方法で、実施例7の塩酸塩(370mg)を遊離塩基に 転換し、これを次にギ酸エチル(25ml)と共に24時間還流した。反応混合物を蒸発 させ、そして表題化合物をMPLC(5%MeOH/CH2Cl2溶離液、Merck 9385シリカ)で単 離した。表題化合物をエーテルによる粉末化で結晶化した(297mg、82%)。NMR(300MHz,DMSO-D6) δ: 1.80(s,1H),2.43(m,2H),3.40(t,2H),3.58(m,2H),3.72(q ,1H),4.02(d,1H),4.07(s,1H),4.11(t,1H),4.72(m,1H),5.98(d,1H),7.25(dのd,1H ),7.35(t,1H),7.45(dのd,1H),8.12(d,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=362.実施例20:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセチルアミノアセチル-1,2,5,6-テト ラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミド N-メチルモルホリン(101mg)、N-アセチルグリシン(101mg)およびN-ヒドロキシ ベンゾトリアゾール(122mg、5%の水を考慮に入れる)を、実施例7の塩酸塩(277m g)とDMF(5ml)との混合物に添加した。混合物を室温で5分間攪拌し、そして次に1 -エチル-3-ジメチルアミノプロピル-カルボジイミド(165mg)を添加し、そして混 合物を18時間攪拌した。溶媒を高真空下で蒸発させ、そして表題化合物をMPLC( メタノールとジクロロメタンとの混合物(極性をメタノール4%から10%まで増加 )を溶離液として使用、Merck 9385シリカ]で単離した。エーテルで粉末化して、 表題化合物(270mg、83%)を結晶化した。NMR(300MHz,DMSO-D6): δ:1.80(s,1H),1.86(s.1H),2.45(部分的に不明瞭).3.39(t ,2H),3.60(m,2H),3.72(q,1H),3.95(dのd,2H),4.10(m,3H),4.72(m.1H),5.99(ブロ ード,1H), 7.25(dのd,1H),7.38(dのt,1H),7.45(d,1H),7.96(ブロード,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=433.実施例21:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(アセチルアセトキシアセチル-1,2,5,6-テ トラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)ア セトアミド 4-ジメチルアミノピリジン(4mg)、次いでジケテン(118mg)を、乾燥ジクロロメ タン(10ml)中の実施例9(261mg)の攪拌された溶液に添加した。室温で30分間攪拌 した後、反応混合物を蒸発させ、そして表題化合物をMPLC(5%MeOH/CH2Cl2溶離 液、Merck 9385シリカ)で単離した。表題化合物をエーテルでの粉末化で結晶化 した(255mg、80%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.80(s,3H),2.22(s.3H),2.50(不明瞭),3.40(t,2H),3.55 (t,1H),3.64(s,3H),3.73(q,1H),4.07(m.3H),4.68(m,1H),4.87(d.2H),6.13(ブロ ード,1H),7.46(m,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=458.実施例22:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-(2-メチル-2-フェニルアミノ)エテニル カルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾ リジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例17(104mg)、アニリン(47mg)、p-トルエンスルホン酸(p-TSA)(5mg)およ びエタノール(約10ml)を、還流下、24時間攪拌した。さらなるアニリン(233mg) およびp-TSA(5mg)を3Aのモレキュラーシーブ粉末(1g)と共に添加し、そしてさら に24時間還流を続けた。反応混合物を濾過し、蒸発した。MPLC[アセトニトリル と酢酸エチルとの混合物(アセトニトリルを25%から50%まで増加させた)を溶離 液として使用]、およびエーテルによる粉末化によって、表題化合物(43mg、35% )を得た。NMR(300MHz,DMSO-D6)d: 1.82(s,3H),2.05(s,3H),2.45(不明瞭),3.40(q,2H),3.70 (m.3H),4.14(m,3H),4.72(m,1H),5.08(s,1H),6.04(s,1H),7.10(m,3H),7.37(m.5H) ,8.20(t,1H),11.67(s,1H).MS: ESP+(M+H)=493. 実施例23:実施例23の化合物は無し。実施例24:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-シアノ-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 4-ジメチルアミノピリジン(24mg)、トリエチルアミン(606mg)、およびジクロ ロメタン(5ml)中の臭化シアンの溶液を、乾燥ジクロロメタン(15ml)中の実施例7 の塩酸塩(739mg)の攪拌された懸濁液中に添加した。室温で1時間攪拌した後、溶 液が形成され、そして反応が完了した。反応混合物を2NのHCl、水性NaHCO3で洗 浄し、そして無水Na2SO4で乾燥した。混合物を蒸発させてゴム状物を得、これを エーテルで粉末化して結晶化させた(488mg、68%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.81(s,3H),2.50(d,不明瞭),3.39(t,4H),3.71(q,1H),3. 92(d,2H),4.11(t,1H),4.72(m,1H),5.95(s,1H),7.27(dのd,1H),7.35(t,1H),7.47( dのd,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=359.実施例25:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒ ドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトア ミド 実施例7(1.29g)、NaHCO3(1.18g)および2-クロロピリミジン(601mg)の攪拌され た混合物を還流下5時間加熱した。溶媒を蒸発させ、そして残渣を酢酸エチル中 に取り、そして水とブラインとで洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾燥し、そし て蒸発させた。表題化合物をMPLC(アセトニトリルと酢酸エチルとの混合物(極性 をアセトニトリル50%から60%まで増加させた)を溶離液として使用、Merck 938 5シリカ)で単離し、そしてエーテルで粉末化した(939mg、65%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.82(s,3H),2.50(不明瞭),3.40(t,2H),3.70(q,1H),3.95 (t,2H),4.10(t,1H),4.30(q,2H),4.70(m,1H),6.10(s,1H),6.62(t,1H),7.27(dのd, 1H),7.39(t,1H),7.47(dのd,1H),8.20(t,1H),8.37(d,2H).MS: ESP+(M+H)=412. 実施例26:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-{テトラゾール-5-イル}-1,2,5,6-テト ラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミド アジドトリメチルシラン(154mg)およびジブチル錫オキシド(97mg)を、乾燥ト ルエン(10ml)中の実施例24(240mg)の攪拌された懸濁液に添加し、そして混合物 を70℃で18時間攪拌した。冷却したらメタノール(5ml)を添加し、そして10分間 攪拌した後、溶媒を蒸発させた。表題化合物をMPLC(20%MeOH/CH2Cl2、Merck 9 385シリカ)で単離し、そして画分を少量まで蒸発させて、結晶化した。表題化合 物を濾別し、少量の冷メタノールで洗浄した(150mg、56%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.80(s,3H),2.55(s,2H),3.30(不明瞭,1H),3.39(t,2H),3 .63(t,2H),3.73(q,1H),4.05(d,2H),4.12(t,1H),4.62(m,1H),6.08(s,1H),7.27(d のd,1H),7.39(t,1H),7.47(dのd,1H),8.19(t,1H).MS: ESP+(M+H)=402.実施例27: 実施例27の化合物は無し。実施例28: 実施例28の化合物は無し。実施例29:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒド ロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミ トリエチルアミン(242mg)、次に塩化メタンスルホニル(115mg)を、ジクロロメ タン(10ml)中の実施例7(296mg)の塩酸塩の攪拌された懸濁液に加えた。30分間攪 拌の後、さらなるトリエチルアミンおよび塩化メタンスルホニルを(上記のよう に)この溶液に加え、そして室温でさらに30分間の後に、反応を完了させた。反 応混合物を2NのHCl、水、飽和NaHCO3、および飽和NaClで洗浄した。有機相を無 水Na2SO4で乾燥し、そして蒸発させて結晶性固体を得た。これをMPLC(5%MeOH/C H2Cl2を溶離液として使用、Merck 9385シリカ)で精製し、そしてエーテルで粉末 化して、標題化合物(209mg、64%)を得た。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.80(s,3H),2.55(s,2H),2.93(s,3H),3.35(m,4H),3.72(q ,1H),3.85(d,2H),4.11(t,1H),4.72(m,1H),6.02(s,1H),7.27(dのd,1H),7.39(t,1H ),7.47(dのd,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=412.実施例30:N-((5S)-3-(4-(1-デシルオキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 水素化ナトリウム(29mg、鉱物油中60%)を、DMF(5ml)中の実施例6(242mg)の攪 拌された溶液に添加した。沸騰し、そして沈殿が形成された。5分後、ヨウ化デ シル(209mg)を添加し、そして反応混合物を室温で24時間攪拌した。さらなる水 素化ナトリウムおよびヨウ化デシルを(上記のように)添加して、さらに24時間の 後、反応はほとんど完了した。反応混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルで抽 出した。有機相を水および飽和NaClで洗浄し、無水Na2SO4で乾燥し、そしてゴム 状物を得た。標題化合物をMPLC(3.5% MeOH/CH2Cl2を溶離液として使用、Merck 9385シリカ)で単離し、そしてエーテルで粉末化した。収率=132mg、40%。MS ESP+(M+H)=514。 標題化合物はHPLCの保持時間23.30分で特徴づけられた(実施例35に記載のHPLC条 件を使用)。実施例31:N-((5S)-3-(4-(1-ブチリルオキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピ リド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド トリエチルアミン(101mg)を、ジクロロメタン(10ml)中の実施例6(242mg)の攪 拌された溶液に添加し、次いでジクロロメタン(0.2ml)中の塩化ブチリル(76mg) を滴下した。30分間の攪拌の後、さらなるトリエチルアミンおよび塩化ブチリル を(上記のように)添加し、室温でさらに30分後、反応が完了した。反応混合物を 2NのHCl、水、飽和NaHCO3および飽和NaClで洗浄した。有機相を無水Na2SO4で乾 燥し、そして蒸発させて結晶性固体を得た。これをMPLC(4% MeOH/CH2Cl2を溶離 液 として使用、Merck 9385シリカ)で精製し、そしてエーテルで粉末化して、標題 化合物を得た。収率=237mg、82%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 0.90(t,3H),1.55(m.2H),1.81(s,3H),2.32(t,2H),2.55( 不明瞭),3.40(t,2H),3.56(t,1H),3.64(t,1H),3.75(q,1H),4.10(m,3H),4.69(m,1H ),4.83(d,2H),6.15(ブロード1H),7.48(m,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=413.実施例32:N-((5S)-3-(4-(1-デカノイルオキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロ ピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例31に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例6を塩化デカノイル(2×1 49mg)でアシル化して、標題化合物を得た。収率=268mg、78%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 0.90(t,3H),1.23(s,12(H),1.55(m.2H),1.81(s,3H),2.32 (t,2H),2.55(不明瞭),3.40(t,2H),3.56(t,1H),3.64(t.1H),3.75(q,1H),4.10(m,3 H),4.69(m,1H),4.83(d,2H),6.15(ブロード1H),7.48(m,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=528.実施例33:N-((5S)-3-(4-(1-エチルアミノカルボニルアセチル-1,2,5,6-テトラ ヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド トリエチルアミン(101mg)、次にイソシアン酸エチル(142mg)を、ジクロロメタ ン(10ml)中の実施例6(298mg)の攪拌された溶液に添加した。室温で18時間の攪拌 の後、さらなるトリエチルアミンおよびイソシアン酸エチルを(上記のように)添 加して、さらに24時間後に反応が完了した。生成物の沈殿を濾別し、そして容量 を減らして第2の採取物を得た。合わせた物質をエタノールから再結晶して、標 題化合物を得た。収率=251mg、71%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.00(t,3H),1.80(s,3H),2.50(不明瞭),3.00(m.2H),3.40 (t,2H),3.55(t,1H),3.65(t,1H),3.73(q,1H),4.07(m,3H),4.68(m.3H),6.13(ブロ ード1H),7.27(ブロード1H),7.50(m,4H),8.21(t,1H).MS: ESP+(M+H)=445. 実施例34:N-((5S)-3-(4-(1-ベンジルオキシアセチルオキシアセチル-1,2,5,6- テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル) アセトアミド 実施例31に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例6を2.0mMスケールで塩化 ベンジルオキシアセチル(3×461mg)でアシル化して、標題化合物を得た。収率= 705mg、68%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.82(s,3H),2.50(不明瞭),3.40(t,2H),3.58(t,1H),3.66 (t,1H),3.73(q,1H),4.10(m,3H),4.24(s,2H),4.58(s,2H),4.70(m,1H),4.95(d,2H) ,6.15(ブロード1H),7.35(m,5H),7.50(m,4H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=522.実施例35:N-((5S)-3-(4-(1-{4-t-ブチルシクロヘキシルカルボニル}-1,2,5,6- テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル) アセトアミド 実施例20に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例2のTFA塩を、N-アセチル グリシンの代わりに4-tert-ブチルシクロヘキサンカルボン酸と反応させて、標 題化合物を得た。収率=208mg、58%。MS ESP+(M+H)=482。 標題化合物はHPLCの保持時間21.72分で特徴づけられた。以下のHPLC条件を用 いた:カラム:Hypersil ODS 5m;流速:1.5ml/分;UV:254nm;グラジエントパ ラメータ:溶媒A 1mM TFA/水、溶媒B 1mM TFA/アセトニトリル;時間0 95%A /5%B;時間3分 95%A/5%B;時間17分 5%A/95%B;時間19分 95%A/5%B ;時間20分 95%A/5%B。実施例36:N-((5S)-3-(4-(1-{2-ヒドロキシ-デカノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ ピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例20に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例2のTFA塩を、N-アセチル グリシンの代わりに2-ヒドロキシデカン酸と反応させて、標題化合物を得た。収 率=252mg、65%。MS ESP+(M+H)=514。 標題化合物はHPLCの保持時間22.80分で特徴づけられた(実施例35に記載のHPLC条 件を使用)。実施例37:N-((5S)-3-(4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例25に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例2のTFA塩を1.5mMスケー ルで2-クロロピリミジンと反応させて、標題化合物を得た。収率=220mg、36% 。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.80(s,3H),2.50(不明瞭),3.40(t,2H),3.73(q,1H),3.98 (t,2H),4.10(t,1H),4.30(d,2H),4.69(m,1H),6.25(s,1H),6.62(t,1H),7.48(m,4H) ,8.20(t,1H),8.37(d,2H).MS: ESP+(M+H)=394.実施例38:N-((5S)-3-(4-(1-p-トルエンスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド トリエチルアミン(202mg)、次に塩化p-トルエンスルホニル(171mg)を、ジクロ ロメタン(10ml)中の実施例2(322mg)のTFA塩の攪拌された懸濁液に添加した。室 温で30分間攪拌した後、反応混合物は溶液となり、そして反応は完了した。溶液 を2NのHCl、水、飽和NaHCO3、そして飽和NaClで洗浄した。有機相を無水Na2SO4 で乾燥し、そして蒸発させて結晶性固体を得、これをエーテルで粉末化して標題 化合物を得た。収率=306mg、87%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.79(s,3H),2.35(s,3H),2.50(不明瞭),3.17(m,2H),3.38 (m,2H),3.64(ブロード2H),3.70(m,1H),4.08(m,1H),4.68(m,1H),6.05(ブロード1H ),7.40(m,6H),7.68(m.2H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=470.実施例39:N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,3,4,5,6-ヘキサヒドロピ リド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例6(242mg)とエタノール(10ml)との混合物を、10%パラジウム担持チャコ ール(25mg)で、大気圧で3時間水素化した。触媒をMillipore濾過で除去し、そし て溶媒を除去して油状物とし、これをエーテルで粉末化して結晶化し、標題化合 物を得た。収率=230mg、95%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.50(m,2H),1.75(m,2H),1.80(s,3H),2.70(m,2H),3.04(t ,1H),3.37(t,2H),3.73(m,2H),4.09(m,3H),4.25(m,2H),4.69(m,1H),7.23(d,2H),7 .42(d,2H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=376.実施例40:N-((5S)-3-(3-フルオロ-(2,3,4,5-テトラヒドロピラン-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例39に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例11を0.6mMスケールで水 素化して、標題化合物を定量的な収率で得た。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.65(m,4H),1.80(s,3H),3.00(m,1H),3.36(t,2H),3.44(d のd,2H),3.70(dのd,1H),3.90(dのd,2H),4.07(t,1H),4.70(m,1H),7.23(dのd,1H), 7.32(t,1H),7.41(dのd,1H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=337.実施例41:N-((5S)-3-(3,5-ジフルオロ-(2,3,4,5-テトラヒドロピラン-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例39に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例47を4.23mMスケールで水 素化して、標題化合物を得た(1.38g、93%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.55(dのd,2H),1.95(m,2H),3.13(m,1H),3.38(m,4H),3.6 9(q,1H),3.91(dのd,2H),4.08(t,1H),4.72(m,1H),7.25(d,2H),8.18(t,1H).MS: ESP+(M+H)=355.実施例42:N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,3,4,5,6-ヘキ サヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセ トアミド 実施例39に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例9を実施例39のスケール で水素化して、標題化合物を得た(236mg、92%)。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.60(m,4H),1.80(s,3H),2.69(t.1H),3.04(m,2H),3.39(t ,2H),3.73(m,2H),4.08(m,3H),4.48(m,2H),4.70(m,1H),7.20(dのd,1H),7.30(t,1H ),7.43(dのd,1H),8.19(t,1H).MS: ESP+(M+H)=394.実施例43:N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチルオキシアセチル-1,2,3,4,5,6- ヘキサヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル) アセトアミド 実施例34(261mg)とエタノール(10ml)との混合物を、10%パラジウム担持チャ コール(125mg)で、大気圧で3日間水素化した。触媒をMillipore濾過で除去し、 そして溶媒を除去して油状物とし、これをエーテルで粉末化して結晶化し、標題 化合物を得た。収率=179mg、83%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.55(m,4H),1.82(s,3H),2.70(m,2H),3.10(m,1H),3.39(t ,2H),3.70(q,1H),3.80(m,1H),4.09(m,3H),4.41(m,1H),4.69(m,1H),4.84(s,2H),5 .40(t,1H),7.24(d,2H),7.44(d,2H),8.20(t,1H).実施例44:N-((5S)-3-(3,5-ジフルオロ-4-(1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル )フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド N-BOC-アセトアミド(3.1g、Chem.Pharm.Bull.、36、3125(1988))を、THF(100m l)中の参考例11(5.3g)の溶液に添加し、そしてこの混合物を氷浴中で冷却した。 トリブチルホスフィン(4.8ml、3.89g)および1,1'-(アゾジカルボニル)-ジピペリ ジン(4.9g)を添加し、そして混合物を氷浴中で30分間攪拌すると、その後、沈殿 が現れた。次にこの反応系を終夜、室温で攪拌した。濾過および真空下での蒸発 の後、残渣をシリカゲルで精製(イソヘキサンと酢酸エチルとの1:1混合物を溶 離液として使用)して、固体(6.77g)を得た。固体をTFA(10ml)中に溶解し、そし て数分間還流した。TFAを減圧下蒸発させ、そして残渣を酢酸エチルおよびメタ ノールの混合物中に溶解した。TFA溶媒を蒸発させ、そしてエーテルで粉末化し て、標題生成物(3.5g、58%)をTFA塩(58%)として得た。濾過により、さらに、 不純なゴム状物(1.25g)が得られ、これはさらなる転化(conversion)に適してい た。NMR(300MHz.DMSO-D6)d: 2.50(ブロードs,2H),3.40(t,2H),3.71(q,1H),3.77(ブロ ードs,2H),4.11(t,1H),4.74(m,1H),5.89(ブロードs,1H),7.34(d,1H),8.20(t,1H) ,8.94(ブロードs,2H).実施例45:N-((5S)-3-(3,5-ジフルオロ-4-(1-アセトキシメチルカルボニル-1,2, 5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメ チル)アセトアミド 実施例5に記載のものと同様の反応および後処理手順を用いて、実施例44のTFA 塩および塩化アセトキシアセチルを7.16mMスケールで反応させて、標題化合物を 得た。収率=2.62g、81%。NMR(300MHz.DMSO-D6) δ: 1.81(s,3H),2.08(s,3H),2.30(ブロードs,1H),2.40(ブ ロードs,1H),3.40(t,2H),3.55(t,1H),3.64(t,1H),3.72(q,1H),4.08(m,3H),4.74( m,1H),4.83(d,2H),5.85(m,1H),7.30(d,2H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=452.実施例46:N-((5S)-3-(3,5-ジフルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テト ラヒドロ-4-ピリジル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセト アミド 実施例6に記載の手順と同様の手順を用いて、実施例45(0.5g)を標題化合物に 転化した(固体0.38%、84%)。NMR(300MHz.DMSO-D6)d: 1.81(s,3H),2.33(ブロードd,2H),3.38(t,2H),3.51(t,1H) ,3.66(t,1H),3.70(q,1H),4.08(m,3H),4.12(t,2H),4.58(ブロードd,1H),4.74(m,1 H),5.85(d,1H),7.30(d,2H),8.20(t,1H).MS: ESP+(M+H)=410.実施例47:N-((5S)-3-(3,5-ジフルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド N-BOC-アセトアミド(5.37g、Chem.Pharm.Bull.、36、3125(1988))、次にトリ ブチルホスフィン(8.3ml)および1,1'-(アゾジカルボニル)-ジピペリジン(8.52g) を氷浴中の参考例14(7.0g)および無水THF(200ml)の攪拌された混合物に添加した 。混合物をさらに30分間、0〜5℃で攪拌し、そして次に室温で終夜攪拌した。混 合物を濾別し、固体をTHFで洗浄し、そして合わせた濾液を減圧下で蒸発させ、 そしてシリカゲル上で精製した(イソヘキサンと酢酸エチルとの4:6混合物を溶 離液として使用)。このようにして得られた油状物を、TFAをこの油状物にゆっく りと添加することによってTFA(20ml)中に溶解し、短時間(数分間)還流し、そし て減圧下蒸発させた。残渣を酢酸エチル(200ml)中に取り、飽和NaHCO3で洗浄し た。抽出物をカウンター洗浄(counter-wash)し、そして合わせた有機抽出物を減 圧下蒸発させた。残渣をシリカゲル上で精製し(5%メタノールとジクロロメタン との混合物を溶離液として使用)、標題化合物を固体(5.4g、68%)として得た。NMR(300MHz.DMSO-D6)d: 1.82(s,3H),2.26(ブロードs,2H),3.18(t,2H),3.70(q,1H ),3.78(t,2H),4.10(t,1H),4.18(q,2H),4.65(m,1H),5.89(s,1H),7.26(s,1H),7.33 (s,1H),8.19(t,1H).MS: ESP+(M+H)=353.実施例48:N-((5S)-3-(4-(2-メチル-3,6-および-5,6-ジヒドロピラン-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例15(0.49g)、パラジウム(0)ビス(ジベンジリデンアセトン)(0.86g)、ト リフェニルアルシン(0.115g)および塩化リチウム(0.24g)を、脱気されたN-メチ ルモルホリン(33ml)中に溶解した。スタンナン(参考例1)(0.75g)を添加し、そし て溶液を40℃で18時間攪拌した。次に混合物を水性フッ化カリウム(5ml、2M)で 処理し、0.5時間攪拌し、そしてセライトを通して濾過した。溶液に水(250ml)を 加え、そして酢酸エチル(2×30ml)で抽出した。合わせた有機相を水(2×100ml) で洗浄し、乾燥し、そして蒸発させて粗生成物(0.333g、54%)とした。これをま ずシリカゲルMPLC[2% MeOHとCH2Cl2の混合物を溶離液として使用]で精製し、そ して次に分取TLC[13% MeOHとCH2Cl2の混合物を溶離液として使用]で精製して、 2-メチル位置異性体の標題混合物を得た(0.054g、9%)。NMR(300MHz.CDCl3)d: 1.30-1.39(m,3H),2.00-2.05(s/s,3H),2.27-2.39(ブロードm ,1.5H),2.57-2.69(m,0.5H),3.57-3.97(4H,m),4.00-4.20(m.2H),4.30-4.40(m,1H) ,4.72-4.81(m,1H),6.00(s,0.5H),6.05-6.10(m,0.5H),6.40(ブロードs,1H,),7.39 (dd,2H)および7.45(d,2H).MS: ESP+(M+H)=331.実施例49:N-((5S)-3-(4-(2,6-ジメチル-2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例18(0.656g)、パラジウム(0)ビス(ジベンジリデンアセトン)(0.123g)、 トリフェニルアルシン(0.164g)および塩化リチウム(0.338g)を、脱気されたN,N- ジメチルホルムアミド(18ml)中に溶解した。スタンナン(参考例1)(1.07g)を5分 後に添加し、そして40℃で19時間、攪拌を続けた。水性フッ化カリウム(6.3ml、 2M)を添加し、そして15分間攪拌を続け、そこで混合物をセライトを通して濾過 し、そして蒸発させて油状物とした。油状物をシリカゲルMPLC[酢酸エチルとイ ソヘキサンとの混合物(酢酸エチル75%から100%まで極性を増加させる)を溶離 液として使用]で精製して、泡状物を得、これをジエチルエーテルを用いて粉末 化して、標題化合物を粉末(0.679g、78%)として得た。NMR(300MHz.CDCl3)d: 1.33および1.35(d/d,各々3H),2.01(s,3H),2.28-2.35(m,2H) ,3.55-3.82(m.4H),4.05(t,1H),4.36-4.25(m,1H),4.72-4.82(m,1H),6.00(d,1H),6 .01-6.10(m,1H).7.40(d,2H)および7.50(d,2H).MS: ESP+(M+H)=345.実施例50: 実施例50の化合物は無し。実施例51:N-((5S)-3-(4-(2-ベンジルオキシメチル-3,6-および-5,6-ジヒドロピ ラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例21(0.28g)、パラジウム(0)ビス(ジベンジリデンアセトン)(0.039g)、ト リフェニルアルシン(0.052g)および塩化リチウム(0.107g)を、脱気されたN,N-ジ メチルホルムアミド(8ml)中に溶解した。スタンナン(参考例1)(0.338g)を5分後 に添加し、そして40℃で21時間、攪拌を続けた。水性フッ化カリウム(2.0ml、2M )を添加し、そして20分間攪拌を続け、そこで混合物を蒸発させた。残渣を酢酸 エチル(40ml)と水(10ml)との間で分配し、そして有機相を乾燥および蒸発させて 油状物とし、これをシリカゲルMPLC[MeOHとCH2Cl2との混合物を溶離液として使 用]で精製した。得られた泡状物をジエチルエーテルを用いて粉末化して、標題 化合物の混合物(0.204g、58%)を得た。NMR(300MHz.CDCl3)d: 2.01(s,H),2.29-2.73(m,2H),3.54-3.94(m,6H),4.06(t,1H), 4.14-4.23(m,0.5H),4.39-4.53(m,1.5H),4.56-4.70(m,2H),4.71-4.84(m,1H),6.07 (d,1H),6.15(t,1H)および7.29-7.51(m,9H,).MS: ESP+(M+H)+=437.実施例51A:N-((5S)-3-(4-(2-ベンジルオキシメチル-3,6-ジヒドロピラン-4-イル )フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 参考例21の代わりに参考例24から開始したこと以外は実施例51と同様のやり方 で、実施例51Aを調製した。NMR(300MHz.CDCl3)d: 2.01(s,3H),2.28-2.50(m,2H),3.54-3.94(m,6H),4.09(t,1H ),4.32-4.50(m,2H),4.61(d,1H),4.67(d,1H),4.72-4.83(m.1H),6.10(brs,1H),6.1 8(t,1H),7.28-7.50(m,9H).MS: ESP+(M+H)=437. 実施例52:N-((5S)-3-(4-[2-ヒドロキシメチル-3,6-および-5,6-ジヒドロピラン -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 0℃の乾燥ジクロロメタン(7ml)中のベンジルエーテル実施例51A(0.158g)を三 塩化ホウ素-ジメチルスルフィド(0.097g、0.27ml)で処理し、そして3日間攪拌し た。TLCは出発物質の消費を示した。メタノール(5ml)を添加し、そして攪拌を20 分間続けた。溶液を蒸発させ、そして残渣をシリカゲルMPLC[2%MeOHおよびCH2C l2の混合物を溶離液として使用]で精製して、標題化合物を得た(0.043g、35%) 。NMR(300MHz.CDCl3)d: 2.01(s,3H),2.21-2.70(m,2H),3.55-3.85(m,6H),4.09(t,1H ),4.10-4.20(m,0.5H),4.35-4.45(m,1.5H),4.70-4.82(m,1H),5.98-6.15(m,2H)お よび7.35-7.50(m,4H).MS: (ESP+)(M+H)=347.実施例52A:N-((5S)-3-(4-(2-ヒドロキシメチル-3,6-ジヒドロピラン-4-イル)フ ェニル-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 実施例51の代わりに実施例51Aから開始したこと以外は実施例52と同様のやり 方で、実施例52Aを調製した。NMR(300MHz.DMSO-D6)d: 1.82(s,3H),2.11-2.40(m,2H),3.37-3.79(m,7H),3.99-4.3 5(m,2H),4.10(t,1H),4.62-4.80(m,1H),6.18-6.25(m,1H),7.40-7.55(m,4H),8.20( t,1H).MS: ESP+(M+H)=347.実施例53:N-((5S)-3-(4-(2-アセトアミドメチル-3,6-および-5,6-ジヒドロピラ ン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド トリメチルホスフィン(1ml)を、50℃のジメトキシエタン(2ml)中の参考例23の アジドの攪拌された溶液に、アルゴン下、ゆっくりと添加した。2.25時間後、溶 液を蒸発させ、ジメトキシエタン(2ml)中に再溶解させ、そして6Nの塩酸(0.065m l)で処理した。混合物を0.25時間還流し、冷却し、そして室温で0.5時間攪拌し た。溶液を蒸発させて粗アミン塩酸塩とした。ジメトキシエタン(2ml)および水( 0.5ml)中のこのアミン塩酸塩(0.22mmol)を、2.5Mの水酸化ナトリウムでpH9とし 、そして次に無水酢酸(0.075g)で処理した。2.5時間後、溶液を蒸発させ、そし てIsoluteシリカゲルクロマトグラフィー[5%MeOHとCH2Cl2との混合物を溶離液 として使用]で精製して、標題化合物の混合物(0.063g、45%)を得た。NMR(300MHz.CDCl3)d: 1.99,2.02および2.03(s/s/s,共に6H),2.30-2.40(m,1H),3.2 0-3.32(m,1H),3.58-3.83(m,6H),4.09(t,1H),4.10-4.19および4.30-4.41(m/m,共 に2H),4.74-4.82(m,1H),5.98および6.09(各々ブロードs,共に2H),6.43(ブロード s,1H),7.32-7.40および7.43-7.50(m/m,共に4H).MS: ESP+(M+H)=388.実施例54:N-((5S)-3-(4-(2-{ピリミド-2-イルチオ}メチル-3,6-ジヒドロピラン -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド 乾燥アセトニトリル(10ml)中の実施例52Aのアルコール(0.162g)、2-メルカプ トピリミジン(0.105g)およびN,N-ジメチルホルムアミドジネオペンチルアセター ル(0.326g、0.393ml)を4.5時間還流した。溶液を冷却し、蒸発させ、そしてシリ カゲルMPLC[6%MeOHおよびCH2Cl2の混合物を溶離液として使用]で精製して油状 物を得、これをジエチルエーテルで粉末化して、標題化合物を結晶形態で得た(0 .134g、63%)。NMR(300MHz,CDCl3)d: 2.02(s,3H),2.30-2.72(m,2H),3.39-4.00(m,6H),4.05(t,1H ),4.13-4.62(m,2H),4.72-4.82(m,1H),6.09-6.25(m,2H),6.98(t,1H),7.40(d,2H), 7.49(d,2H),8.52(d,2H).MS: ESP+(M+H)=441.実施例55〜98:カルボキシアミド 4-tert-ブチルヘキサンカルボン酸の代わりに適切なカルボン酸で開始したこ と以外は実施例35に記載の手順と同様の手順を用いて、以下の式XIVの化合物(表 A)を自動化合成によって調製した(Zymarkが製造したロボットマシンを使用)。 使用した手順を以下に記載する。 DMF中の実施例2のTFA塩(0.75mM、4ml)をアルゴン下、適切なカルボン酸(0.863 mM)に添加した。次にこれにN-メチルモルホリンのDMF溶液(1mM、1ml)およびN-ヒ ドロキシベンゾトリアゾールのDMF溶液(0.863mM、1ml)を添加した。次にこの混 合物を室温で5分間攪拌し、その後、1-エチル-3-ジメチルアミノプロピル-カル ボジイミド(EDC)のDMF溶液(0.863ミリモル、3ml)を添加した。次にこの反応系を 室温で終夜攪拌した。ラジアントカバー(radiant cover)を用いた遠心分離蒸発( SAVANT AES2000)を用いて、3時間かけて溶媒を蒸発させた。残渣をCH2Cl2(5ml) 中に溶解した。有機相を、1NのHCl(4ml)、水(4ml)、飽和NaHCO3(4ml)およびブラ イン(5ml)で順次洗浄した。低加熱を用いた遠心分離蒸発(SAVANT AES2000)を用 いて、3時間かけて溶媒を再び除去し、そして生成物を16×49mmのバイアル中に 移した。 純度が比較的低い生成物を、前述の実施例において使用されたTLCシステムの 条件と同様の条件(すなわち5〜10%MeOH/CH2Cl2)を使用したBondelut クロマト グラフィーによるさらなる精製に供した。関連の画分を合わせ、そして溶媒を低 加熱を用いた遠心分離蒸発(SAVANT AES2000)を用いて、3時間かけて除去した。 生成物を次に16×49mmのバイアル中に移した。 これらの化合物を質量スペクトル分析で分析し、そして実施例35に記載のHPLC 条件を用いてHPLC保持時間で特徴づけた。 実施例99〜139:スルホンアミド 塩化p-トルエンスルホニルの代わりに適切な塩化スルホニルで開始したこと以 外は実施例38に記載の手順と同様の手順を用いて、以下の式XVの化合物(表B)を 自動化合成によって調製した(Zymarkが製造したロボットマシンを使用)。使用し た手順を以下に記載する。 実施例2のTFA塩(279mg、0.65mM)をCH2Cl2(10ml)中に懸濁した。これに、トリ エチルアミン(243μl)を添加し、そして次に適切な塩化スルホニルのCH2Cl2溶液 (5ml中0.78mM)を添加した。この混合物は10〜15分後に溶液となり、そして次に この反応系を室温でさらに4時間攪拌した。化合物を、前述の実施例において使 用されたTLCシステムの条件と同様の条件(すなわち5〜10%MeOH/CH2Cl2)を使用 したBondelut クロマトグラフィーによるさらなる精製に供した。関連の画分を 合わせ、そして溶媒を低加熱を用いた遠心分離蒸発(SAVANT AES2000)を用いて、 3時間かけて除去した。生成物を次に16×49mmのバイアル中に移した。 これらの化合物を質量スペクトル分析で分析し、そして実施例35に記載のHPLC 条件を用いてHPLC保持時間で特徴づけた。 実施例140 以下は、ヒトにおける治療的または予防的使用のための、式Iの化合物、また はその薬学的に受容可能な塩(以下、化合物X)を含む、代表的な薬学的剤形を例 示する。 (a) 錠剤I mg/錠剤 化合物X...................... 100 乳糖Ph.Eur................... 179 クロスカルメロースナトリウム.. 12 ポリビニルピロリドン......... 6 ステアリン酸マグネシウム..... 3 (b) 錠剤II mg/錠剤 化合物X....................... 50 乳糖Ph.Eur.................... 229 クロスカルメロースナトリウム.. 12 ポリビニルピロリドン.......... 6 ステアリン酸マグネシウム...... 3 (c) 錠剤III mg/錠剤 化合物X........................ 1 乳糖Ph.Eur..................... 92 クロスカルメロースナトリウム... 4 ポリビニルピロリドン........... 2 ステアリン酸マグネシウム....... 1 (d) カプセル mg/カプセル 化合物X........................ 10 乳糖Ph.Eur..................... 389 クロスカルメロースナトリウム... 100 ステアリン酸マグネシウム....... 1 (e) 注射剤I (50 mg/ml) 化合物X........................ 5.0% w/v 等張水溶液..................... 100%まで 緩衝剤、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセロールま たはエタノールのような薬学的に受容可能な共溶媒、またはヒドロキシプロピル βシクロデキストリンのような錯化剤が、処方を補助するために使用され得る。注釈 上記処方物は、薬学分野で周知の従来の手順で得られ得る。錠剤(a)〜(c)は、た とえば、酢酸フタル酸セルロースのコーティングを提供するような従来の手段に よって腸溶性コーティングされ得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/455 A61K 31/455 31/505 601 31/505 601 606 606 C07D 413/14 C07D 413/14 513/04 355 513/04 355 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): の化合物であって、ここで: R1がヒドロキシ、クロロ、フルオロ、(1-4C)アルカンスルホニルオキシ、アミノ 、アジド、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルチオ、(1-4C)アルキルアミノカル ボニルオキシであり; あるいは式-NHC(=O)Rbであり、ここでRbが水素、(1-4C)アルコキシ、アミノ、ク ロロメチル、ジクロロメチル、シアノメチル、メトキシメチル、アセチルメチル 、メチルアミノ、ジメチルアミノまたは(1-4C)アルキルであり; あるいはR1が式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであり、ここでnが0、1または2であり; R2およびR3が独立して水素またはフルオロであり; DがO、S、SO、SO2またはNR7であり; DがOの場合、R4およびR5が独立してヒドロキシ、ブロモ、オキソ(=O)、(1-4C)ア ルキル、(1-4C)アルカノイルアミノ-(1-4C)アルキル、ヒドロキシ-(1-4C)アルキ ル、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、AR-オキシメチル、AR-チオメチ ル(ここでARは以下で定義する通り)または独立してR7について以下定義する通り であり; DがS、SO、SO2またはNR7の場合、R4およびR5が独立してオキソ(=O)、(1-4C)アル キル、(1-4C)アルカノイルアミノ-(1-4C)アルキル、ヒドロキシ-(1-4C)アルキル 、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、AR-オキシメチル、AR-チオメチル (ここでARは以下で定義する通り)または独立してR7について以下定義する通りで あり; R6が水素、(1-4C)アルキル、ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシまたは(2-4C)アルカ ノイルオキシであり; >A-B-が式>C=C(Ra)-、>CHCHRa-、または>C(OH)CHRa-であり(>は2つの単結 合を示す)、ここでRaは水素または(1-4C)アルキルであり; R7が水素、シアノ、2-((1-4C)アルコキシカルボニル)エテニル、2-シアノエテニ ル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニル、2-((1-4C)アルキルアミノカルボニ ル)エテニル、AR(以下で定義する通り)またはテトラゾール環系(テトラゾール環 の1-または2-位置で任意に一置換される)であり、ここで該テトラゾール環系は 環炭素原子によってNR7の窒素に結合し; あるいはR7が式R10CO-、R10SO2-またはR10CS-であり、 ここでR10がAR(以下で定義する通り)、シクロペンチルまたはシクロヘキシル(こ こで後者の2つのシクロアルキル環は、(1-4C)アルキル(ジェミナル二置換を包含 する)、ヒドロキシ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルチオ、アセトアミド、( 1-4C)アルカノイル、シアノおよびトリフルオロメチルから独立して選択される 置換基で任意に一置換または二置換される)、 (1-4C)アルコキシカルボニル、水素、アミノ、トリフルオロメチル、(1-4C)アル キルアミノ、ジ((1-4C)アルキル)アミノ、2,3-ジヒドロ-5-オキソチアゾロ-[3,2 -A]ピリミジン-6-イル、2-(2-フリル)エテニル、2-(2-チエニル)エテニル、2-フ ェニルエテニル(ここで該フェニル置換基は、(1-4C)アルコキシ、ハロおよびシ アノから独立して選択される3個までの置換基で任意に置換される)、3,4-ジヒド ロピラン-2-イル、クマル-5-イル、5-メトキシ-4-オキソピラン-2-イル、N-アセ チルピロリジン-2-イル、5-オキソテトラヒドロフラン-2-イル、ベンゾピラノン または(1-10C)アルキル[ここで(1-10C)アルキルは、ヒドロキシ、シアノ、ハロ 、(1-10C)アルコキシ、トリフルオロメチル、(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキ シ、(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキシ-(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルカノイ ル、(1-4C)アルコキシカルボニル、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ((1-4C) アルキル)アミノ、(1-6C)アルカノイルアミノ、(1-4C)アルコキシカルボニルア ミノ、N -(1-4C)アルキル-N-(2-6C)アルカノイルアミノ、(1-4C)アルキルS(O)pNH-、(1- 4C)アルキルS(O)p((1-4C)アルキル)N-、フルオロ(1-4C)アルキルS(O)pNH-、フル オロ(1-4C)アルキルS(O)p((1-4C)アルキル)N-、ホスホノ、(1-4C)アルコキシ(ヒ ドロキシ)ホスホリル、ジ-(1-4C)アルコキシホスホリル、(1-4C)アルキルS(O)q- 、フェニルS(O)q-(ここで該フェニル基は、(1-4C)アルコキシ、ハロおよびシア ノから独立して選択される3個までの置換基で任意に置換される)、またはCY(以 下で定義される通り)で任意に置換され、ここでpは1または2であり、そしてqは0 、1または2である]であり; あるいはR10が式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11が任意に置換された 5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたフェニル、(1-4C)アルキルア ミノ、ベンジルオキシ-(1-4C)アルキルまたは任意に置換された(1-10C)アルキル であり; あるいはR10が式R12O-であり、ここでR12が任意に置換された(1-6C)アルキルで あり; あるいはR7が式RdOC(Re)=CH(C=O)-、RfC(=O)C(=O)-、RgN=C(Rh)C(=O)-またはRiN HC(Rj)=CHC(=O)-であり、ここでRdが(1-6C)アルキル、Reが水素または(1-6C)ア ルキルであり、あるいはRdおよびReが一緒になって(3-4C)アルキレン鎖を形成し 、Rfが水素、(1-6C)アルキル、ヒドロキシ(1-6C)アルキル、(1-6C)アルコキシ(1 -6C)アルキル、アミノ、(1-4C)アルキルアミノ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ、(1- 6C)アルコキシ、(1-6C)アルコキシ(1-6C)アルコキシ、ヒドロキシ(2-6C)アルコ キシ、(1-4C)アルキルアミノ(2-6C)アルコキシ、ジ-(1-4C)アルキルアミノ(2-6C )アルコキシであり、Rgが(1-6C)アルキル、ヒドロキシまたは(1-6C)アルコキシ であり、Rhが水素または(1-6C)アルキルであり、Riが水素、(1-6C)アルキル、任 意に置換されたフェニルまたは任意に置換された5員または6員のヘテロアリール であり、そしてRjが水素または(1-6C)アルキルであり; あるいはR7が式R14CH(R13)(CH2)m-であり、ここでmが0または1であり、R13がフ ルオロ、シアノ、(1-4C)アルコキシ、(1-4C)アルキルスルホニル、(1-4C)アルコ キシカルボニルまたはヒドロキシであり(ただしmが0のときR13はフルオロでもヒ ドロキシでもない)、そしてR14が水素または(1-4C)アルキルであり; ここでARが任意に置換されたフェニル、任意に置換されたフェニル(1-4C)アルキ ル、任意に置換された5員または6員のヘテロアリール、任意に置換されたナフチ ルあるいは任意に置換された5/6または6/6の二環式ヘテロアリール環系であり、 ここで該二環式ヘテロアリール環系が該二環系を構成する環のいずれかの中の原 子を介して結合し得、そしてここで該単環式または二環式のヘテロアリール環系 が環炭素原子を介して結合し; ここでCYが4員、5員または6員のシクロアルキル環、5員または6員のシクロアル ケニル環、ナフトキシ、チオフェン-2-イル、インドール-1-イル、インドール-3 -イル、ピリミジン-2-イルチオ、1,4-ベンゾジオキサン-6-イル、スルホラン-3- イル、ピリジン-2-イルであり;ここでCYにおける上記の任意の環系がハロ、(1- 4C)アルキル(CYがシクロアルキルまたはシクロアルケニル環の場合、ジェミナル 二置換を包含する)、アシル、オキソおよびニトロ-(1-4C)アルキルから独立して 選択される3個までの置換基で任意に選択され得る、化合物;その薬学的に受容 可能な塩;およびそのインビボで加水分解可能なエステル; ただし、N-((5S)-3-(4-(2-オキソ-5,6-ジヒドロピラン-4-イル)フェニル)-2-オ キソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミドは除外される。 2.R4およびR5の定義においてR4およびR5のいずれもオキソ(=O)ではあり得ない 、請求項1に記載の式(I)の化合物。 3.請求項1および2に記載の、式(IB)の化合物であって: ここでR1がヒドロキシまたはアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであ り、そしてR4およびR5が独立して、水素、ヒドロキシ、ブロモ、(1-4C)アルキル 、カルボキシ、(1-4C)アルコキシカルボニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコ キシメチルまたはカルバモイルである、化合物;その薬学的に受容可能な塩;お よびインビボで加水分解可能なエステル。 4.請求項1および2に記載の、式(IB)の化合物であって、R1がアセトアミド; R2が水素またはフルオロであり、そしてR4およびR5が独立して、水素、AR-オキ シメチルまたはAR-チオメチル(ここでARはフェニル、フェニル(1-4C)アルキル、 ナフチル、フラン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリ ミジン、ピリダジン、ピリジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾ ール、チアゾールまたはチオフェンである)である、化合物;およびその薬学的 に受容可能な塩。 5.請求項1および2に記載の、式(IC)の化合物であって: ここでR1がヒドロキシまたはアセトアミドであり;R2が水素またはフルオロであ り;R4およびR5が独立して、水素、AR-オキシメチルまたはAR-チオメチル(ここ でARはフェニル、フェニル(1-4C)アルキル、ナフチル、フラン、ピロール、ピラ ゾール、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリジン、イ ソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾールまたはチオフェン である)、ヒドロキシ、ブロモ、(1-4C)アルキル、カルボキシ、(1-4C)アルコキ シカルボニル、ヒドロキシメチル、(1-4C)アルコキシメチルまたはカルバモイル であり、そしてR7がシアノ、ピリミジン-2-イル、テトラゾール-5-イル、2-シア ノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニルであるか、あるいはR7が式R10 CO-またはR10SO2-(ここでR10は水素、(1-4C)アルキル[ヒドロキシ、(1-4C)ア ルコキシ、(1-4C)アルキルS(O)q、(1-4C)アルキルアミノ、(1-4C)アルカノイル 、ナフトキシ、(2-6C)アルカノイルアミノ、または(1-4C)アルキルS(O)pNH-で任 意に置換され、ここでpは1または2であり、そしてqは0、1または2である]、フェ ニル、ナフチル、イミダゾール、トリアゾール、ピリミジン、ピリダジン、ピリ ジン、イソオキサゾール、オキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、チオフ ェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾチオフェン、ベンズイソチア ゾール、ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ピリドイミダゾール、 ピリミドイミダゾール、キノリン、キノキサリン、キナゾリン、フタラジン、シ ンノリンまたはナフチリジンであるか、あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキ ルであり、ここでR11は(1-6C)アルキルである)であるか、あるいはR7が式RfC(=O )C(=O)であり、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;その薬学的に受容 可能な塩;およびそのインビボで加水分解可能なエステル。 6.請求項1、2および5に記載の、式(IC)の化合物であって、R1がアセトアミ ドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水素であり;そしてR7 がピリミジン-2-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル)エテニ ルであるか、あるいはR7が式R10CO-(ここでR10は、水素、または(1-4C)アルキル [ヒドロキシまたは(1-4C)アルキルS(O)qで任意に置換され、ここでqは0、1また は2である]であるか、あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、ここでR11 は(1-6C)アルキルである)であるか、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)-であり、こ こでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;その薬学的に受容可能な塩;および そのインビボで加水分解可能なエステル。 7.請求項1、2および5に記載の、式(IC)の化合物であって、ここでR1がアセ トアミドであり;R2が水素またはフルオロであり;R4およびR5が水素であり;そ してR7がピリミジン-2-イル、2-シアノエテニル、2-シアノ-2-((1-4C)アルキル) エテニルであるか;あるいはR7が式R10SO2-(ここでR10は、水素または(1-4C)ア ル キル[ヒドロキシまたは(1-4C)アルキルS(O)qで任意に置換され、ここでqは0、1 または2である]であるか、あるいはR10は式R11C(O)O(1-6C)アルキルであり、こ こでR11は(1-6C)アルキルである)であるか、あるいはR7が式RfC(=O)C(=O)-であ り、ここでRfが(1-6C)アルコキシである、化合物;その薬学的に受容可能な塩; およびそのインビボで加水分解可能なエステル。 8.N-((5S)-3-(4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリ ド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フ ェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(アセチルオキシメチルカルボニル-1,2,5,6-テトラヒ ドロピリド-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトア ミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-ヒドロキシアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド -4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリ ジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(2,3-ジヒドロ-6H-ピラン-4-イル)フェニル)-2-オキ ソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド- 4-イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-メチルスルホニル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4 -イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-{ピリミド-2-イル}-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル)フェ ニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(3-フルオロ-4-(1-アセトアセチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(-(ナフト-2-イルスルホニル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イ ル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド; N-((5S)-3-(4-(1-(ナフト-2-オキシアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4- イル)フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド;および N-((5S)-3-(4-(1-(メチルチオアセチル)-1,2,5,6-テトラヒドロピリド-4-イル) フェニル)-2-オキソオキサゾリジン-5-イルメチル)アセトアミド から選択される、請求項1および2に記載の、式(I)の化合物、またはその薬学 的に受容可能な塩、または該化合物中に適切なヒドロキシル基がある場合、その インビボで加水分解可能なエステル。 9.請求項1に記載の式(I)の化合物の調製方法であって: (a)式(II)の化合物の脱保護: (b)式(I)または(II)の別の化合物中の置換基の修飾、あるいは式(I)または(II) の別の化合物中への置換基の導入; (c)R1またはR20が式-NHS(O)n(1-4C)アルキルであって、ここでnが1または2であ る場合、nが0である式(I)または(II)の化合物の酸化、またはnが2の場合、nが1 である式(I)または(II)の化合物の酸化; (d)R1またはR20が式-NHC(=O)RbまたはNHS(O)n(1-4C)アルキルである場合、式(II I)の化合物への-C(=O)Rb基または-S(O)n(1-4C)アルキル基の導入; (e)R1またはR20がヒドロキシの場合、式(V)の化合物と式(VI)の化合物との反応 ; (f)>A1-B1-が>C=CRa1-である場合、式(VII)の化合物と式(VIII)の化合物との 反応; (g)>A1-B1-が>CHCH(Ra1)-である場合、>A1-B1-が>C=CRa1である式(I)または (II)の化合物の接触水素化; (h)>A1-B1-が>C=CRa1-の場合、式(IX)の化合物(すなわち、R25が-H、-COR23、 または-SO2R24である場合)からの、水、またはHOCOR23、またはHOSO2R24の物質 の除去; (i)DがNR7であり、そしてR7がR10CO-またはR10S(O)n-の場合、nが2ならば、式(X )の化合物と式(XI)または(XII)の化合物(ここでnは2)との反応: (j)R1またはR20がアジドの場合、式(XIII)の化合物とアジド源との反応: (k)R1またはR20がアミノである場合、R1またはR20がアジドである式(I)または(I I)の化合物の還元; (1)R1またはR20がクロロ、フルオロ、(1-4C)アルカンスルホニルオキシまたは(1 -4C)アルキルアミノカルボニルオキシである場合、またはR20が式-N(CO2R27)CO( 1-4C)アルキルである場合、R1またはR20がヒドロキシである式(I)および(II)の 化合物からの調製;あるいは (m)R1またはR20がクロロ、(1-4C)アルキルチオまたは(1-4C)アルコキシの場合、 式(XIII)の化合物からの調製; ここでR2、R3およびR6は上記で定義された通りであり;R18はR4または保護され たR4であり;R19はR5または保護されたR5であり;R20はR1または保護されたR1で あり;>A1-B1-は>A-B-または保護された>A-B-であり、そしてD1はDであり、 ここで官能基は任意に保護されており;Ra1はRaまたは保護されたRaであり、R21 は(1-6C)アルキルまたはベンジルであり;R22は式(1-4C)アルキルまたは-S(O)n( 1-4C)アルキルであり;R23は、(1-4C)アルキルであり;R24は任意に置換された フェニル基であり;R25は水素、-COR23または-SO2R24であり;R26はメシルオキ シまたはトシルオキシであり;R27は(1-4C)アルキルまたはベンジルであり;n は上記で特段の記述のない限り0、1または2であり;L1はヨードまたはトリフレ ート脱離基であり;L2は脱離基であり;そしてYはトリアルキル錫残基またはボ ロネート酸またはエステル残基である; を包含し、そしてその後、必要であれば: i)任意の保護基の除去; ii)薬学的に受容可能な塩の形成; iii)インビボで加水分解可能なエステルの形成 を包含する方法であって、そして式(I)の化合物の光学活性形態が必要とされる 場合、それは、光学活性な出発物質を用いて上記手順のうちの1つを行うか、あ るいは標準的な手順を用いてラセミ体の化合物または中間体を分割することによ って、得られ得;そして同様に、式(I)の化合物の純粋な位置異性体が必要とさ れる場合、それは、純粋な位置異性体を出発物質として用いて上記手順のうちの 1つを行うか、あるいは標準的な手順を用いて位置異性体または中間体の混合物 を分割することによって、得られ得る、方法。 10.請求項1から8に記載の、式(I)の化合物;その薬学的に受容可能な塩、 またはそのインビボで加水分解可能なエステル、および薬学的に受容可能な希釈 剤またはキャリアを含む、薬学的組成物。 11.ヒトのような温血動物において抗菌効果を生じさせる使用のための新規医 薬の製造における、請求項1から8に記載の、式(I)の化合物;その薬学的に受 容可能な塩、またはそのインビボで加水分解可能なエステルの使用。 12.抗菌効果を、そのような処置が必要とされる、ヒトのような温血動物にお いて生じさせる方法であって、該動物に、本発明の化合物、その薬学的に受容可 能な塩、またはそのインビボで加水分解可能なエステルの有効量を投与する工程 を包含する、方法。
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