JPH1146123A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JPH1146123A
JPH1146123A JP20206997A JP20206997A JPH1146123A JP H1146123 A JPH1146123 A JP H1146123A JP 20206997 A JP20206997 A JP 20206997A JP 20206997 A JP20206997 A JP 20206997A JP H1146123 A JPH1146123 A JP H1146123A
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長久 古谷
Masakazu Kojima
正和 児島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多重無線装置や携帯電話装置などに使用される
高周波増幅器に関し、所要周波数帯域外の低周波数領域
で発振条件が成立しないようにし、安定動作を確保す
る。 【解決手段】キャパシタ5とインダクタ7との接続点
と、インダクタ6との間に抵抗47を接続した入力整合
回路46を設け、所要周波数帯域外の低周波数領域で、
GaAs FET8のゲートと接地とが短絡状態とならな
いようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重無線装置や携
帯電話装置などに使用して好適な高周波増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6は第1従来例の高周波増幅器を示す
回路図である。図6中、1は高周波信号入力端子、2は
入力側の直流阻止用キャパシタ、3は入力整合回路であ
り、4、5はキャパシタ、6、7はインダクタである。
【0003】また、8は増幅素子をなすGaAs FE
T、9は出力整合回路、10は出力側の直流阻止用キャ
パシタ、11は高周波信号出力端子である。
【0004】また、12はゲートバイアス用電圧VGG
を入力するためのゲートバイアス用電圧入力端子、13
はドレインバイアス電圧VDDを入力するためのドレイ
ンバイアス電圧入力端子である。
【0005】また、14、15はチョークインダクタ、
16、17はλ/4ストリップ線路、18、19はゲー
トバイアス用電圧VGGを分圧してGaAs FET8の
ゲートバイアス電圧を生成するバイアス抵抗、20、2
1は安定化抵抗、22、23は接地用キャパシタであ
る。
【0006】図7は第2従来例の高周波増幅器を示す回
路図である。図7中、25は高周波信号入力端子、26
は入力側の直流阻止用キャパシタ、27は入力整合回路
であり、28、29はキャパシタ、30、31はインダ
クタである。
【0007】また、32は増幅素子をなすGaAs FE
T、33は出力整合回路、34は出力側の直流阻止用キ
ャパシタ、35は高周波信号出力端子である。
【0008】また、36はゲートバイアス用電圧VGG
を入力するためのゲートバイアス電圧入力端子、37は
ドレインバイアス電圧VDDを入力するためのドレイン
バイアス電圧入力端子である。
【0009】また、38はチョークインダクタ、39は
λ/4ストリップ線路、40、41はゲートバイアス用
電圧VGGを分圧してGaAs FET32のゲートバイ
アス電圧を生成するバイアス抵抗、42は安定化抵抗、
43、44は接地用キャパシタである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す第1従来例
の高周波増幅器においては、高周波増幅器として要求さ
れている所要周波数帯域(以下、単に所要周波数帯域と
いう)外での入力整合回路3のインピーダンスは考慮さ
れておらず、所要周波数帯域外の低周波数領域で入力整
合回路3の出力端3Bと接地とが短絡状態となり、即
ち、GaAs FET8のゲートと接地とが短絡状態とな
り、発振条件が成立して発振が発生してしまう場合があ
るという問題点があった。
【0011】図7に示す第2従来例の高周波増幅器にお
いても、所要周波数帯域外での入力整合回路27のイン
ピーダンスは考慮されておらず、所要周波数帯域外の低
周波数領域で、入力整合回路27の出力端27Bと接地
とが短絡状態となり、即ち、GaAs FET32のゲー
トと接地とが短絡状態となり、発振条件が成立して発振
が発生してしまう場合があるという問題点があった。
【0012】本発明は、かかる点に鑑み、所要周波数帯
域外の低周波数領域で発振条件が成立しないようにし、
安定動作を確保することができるようにした高周波増幅
器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
は、所要周波数帯域外の低周波数領域で、出力端と接地
とが短絡状態とはならない入力整合回路と、入力電極を
入力整合回路の出力端に接続した増幅素子とを備えて構
成されているというものである。
【0014】本発明中、第1の発明によれば、入力整合
回路として、所要周波数帯域外の低周波数領域で、出力
端と接地とが短絡状態とはならない入力整合回路を備え
ているので、所要周波数帯域外の低周波数領域で、増幅
素子の入力電極と接地とが短絡状態となることはなく、
発振条件が成立することはない。
【0015】本発明中、第2の発明は、第1の発明にお
いて、入力整合回路は、一端を入力整合回路の入力端に
接続し、他端を接地した第1のキャパシタと、一端を入
力整合回路の入力端に接続した第1のインダクタと、一
端を第1のインダクタの他端に接続した抵抗と、一端を
抵抗の他端に接続し、他端を接地した第2のキャパシタ
と、一端を抵抗の他端に接続し、他端を入力整合回路の
出力端に接続した第2のインダクタとを備えて構成され
ているというものである。
【0016】本発明中、第2の発明によれば、第2のイ
ンダクタと第2のキャパシタとの接続点と、第1のイン
ダクタとの間に抵抗が接続されているので、入力整合回
路が所要周波数帯域外の低周波数領域に共振周波数を有
している場合であっても、第2のインダクタ及び第2の
キャパシタからなるLC回路が所要周波数帯域外の高周
波数領域に共振周波数を有している場合には、所要周波
数帯域外の低周波数領域で、入力整合回路の出力端と接
地とが短絡状態となることはなく、発振条件が成立する
ことはない。
【0017】本発明中、第3の発明は、第1の発明にお
いて、入力整合回路は、一端を入力整合回路の入力端に
接続し、他端を接地した第1のキャパシタと、一端を入
力整合回路の入力端に接続した第1のインダクタと、一
端を第1のインダクタの他端に接続し、他端を接地した
第2のキャパシタと、一端を第1のインダクタの他端に
接続した第2のインダクタと、一端を第2のインダクタ
の他端に接続し、他端を入力整合回路の出力端に接続し
た抵抗とを備えて構成されているというものである。
【0018】本発明中、第3の発明によれば、第2のイ
ンダクタと入力整合回路の出力端との間に抵抗が接続さ
れているので、入力整合回路が所要周波数帯域外の低周
波数領域に共振周波数を有している場合であっても、所
要周波数帯域外の低周波数領域で、入力整合回路の出力
端と接地とが短絡状態となることはなく、発振条件が成
立することはない。
【0019】また、第2のインダクタ及び第2のキャパ
シタからなるLC回路が所要周波数帯域外の高周波数領
域に共振周波数を有している場合であっても、第2のイ
ンダクタと入力整合回路の出力端との間に抵抗が接続さ
れているので、所要周波数帯域外の高周波数領域で、入
力整合回路の出力端と接地とが短絡状態となることもな
く、この場合にも、発振条件が成立することはない。
【0020】本発明中、第4の発明は、第2又は3の発
明において、抵抗は、抵抗値を5〜50[Ω]とする抵
抗であるというものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
第1実施形態・・図1 図1は本発明の第1実施形態を示す回路図である。本発
明の第1実施形態は、図6に示す第1従来例が備える入
力整合回路3と回路構成の異なる入力整合回路46を設
け、その他については、第1従来例と同様に構成したも
のである。
【0022】入力整合回路46は、キャパシタ5とイン
ダクタ7との接続点と、インダクタ6との間に抵抗47
を接続し、その他については、第1従来例が備える入力
整合回路3と同様に構成したものである。
【0023】本発明の第1実施形態は、インダクタ7及
びキャパシタ5からなるLC回路の共振周波数が所要周
波数帯域外の高周波数、即ち、GaAs FET8の利得
が下がる周波数に設定され、インダクタ7及びキャパシ
タ5からなるLC回路の共振による発振は起こりにくい
ことを前提としている。
【0024】ここに、本発明の第1実施形態において
は、キャパシタ5とインダクタ7との接続点と、インダ
クタ6との間に抵抗47が接続されているので、入力整
合回路46が所要周波数帯域外の低周波数領域に共振周
波数を有している場合であっても、所要周波数帯域外の
低周波数領域で、入力整合回路46の出力端46Bと接
地とが短絡状態となることはなく、即ち、GaAs FE
T8のゲートと接地とが短絡状態となることはなく、発
振条件が成立することはない。
【0025】なお、抵抗47は、入力整合回路46に要
求されるインピーダンスに大きな影響を与えないように
するためには、その抵抗値を5〜50[Ω]とすること
が好適である。
【0026】以上のように、本発明の第1実施形態によ
れば、入力整合回路46が所要周波数帯域外の低周波数
領域に共振周波数を有している場合であっても、インダ
クタ7及びキャパシタ5からなるLC回路が所要周波数
帯域外の高周波数領域に共振周波数を有している場合に
は、所要周波数帯域外の低周波数領域で発振条件が成立
しないようにされているので、安定動作を確保すること
ができる。
【0027】第2実施形態・・図2 図2は本発明の第2実施形態を示す回路図である。本発
明の第2実施形態は、図1に示す本発明の第1実施形態
が設けるλ/4ストリップ線路16、17の代わりに、
所要周波数帯域接地用のキャパシタ16A、17Aを設
け、その他については、本発明の第1実施形態と同様に
構成したものである。
【0028】本発明の第2実施形態においても、本発明
の第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0029】第3実施形態・・図3 図3は本発明の第3実施形態を示す回路図である。本発
明の第3実施形態は、図7に示す第2従来例が備える入
力整合回路27と回路構成の異なる入力整合回路49を
設け、その他については、第2従来例と同様に構成した
ものである。
【0030】入力整合回路49は、キャパシタ29とイ
ンダクタ31との接続点と、インダクタ30との間に抵
抗50を接続し、その他については、第2従来例が備え
る入力整合回路27と同様に構成したものである。
【0031】本発明の第3実施形態は、インダクタ31
及びキャパシタ29からなるLC回路の共振周波数が所
要周波数帯域外の高周波数、即ち、GaAs FET32
の利得が下がる周波数に設定され、インダクタ31及び
キャパシタ29からなるLC回路の共振による発振は起
こりにくいことを前提としている。
【0032】ここに、本発明の第3実施形態において
は、キャパシタ29とインダクタ31との接続点と、イ
ンダクタ30との間に抵抗50が接続されているので、
入力整合回路49が所要周波数帯域外の低周波数領域に
共振周波数を有している場合であっても、所要周波数帯
域外の低周波数領域で、入力整合回路49の出力端49
Bと接地とが短絡状態となることはなく、即ち、GaAs
FET32のゲートと接地とが短絡状態となることは
なく、発振条件が成立することはない。
【0033】なお、抵抗50は、入力整合回路49に要
求されるインピーダンスに大きな影響を与えないように
するためには、その抵抗値を5〜50[Ω]とすること
が好適である。
【0034】以上のように、本発明の第3実施形態によ
れば、入力整合回路49が所要周波数帯域外の低周波数
領域に共振周波数を有している場合であっても、インダ
クタ31及びキャパシタ29からなるLC回路が所要周
波数帯域外の高周波数領域に共振周波数を有している場
合には、所要周波数帯域外の低周波数領域で発振条件が
成立しないようにされているので、安定動作を確保する
ことができる。
【0035】なお、λ/4ストリップ線路39の代わり
に、図2に示すような所要周波数帯域接地用のキャパシ
タ17Aを設けるようにしても良く、このようにした場
合においても、本発明の第3実施形態と同様の作用効果
を得ることができる。
【0036】第4実施形態・・図4 図4は本発明の第4実施形態を示す回路図である。本発
明の第4実施形態は、図6に示す第1従来例が備える入
力整合回路3と回路構成の異なる入力整合回路52を設
け、その他については、第1従来例と同様に構成したも
のである。
【0037】入力整合回路52は、インダクタ7と出力
端52Bとの間に抵抗53を接続し、その他について
は、第1従来例が備える入力整合回路3と同様に構成し
たものである。
【0038】ここに、本発明の第4実施形態において
は、インダクタ7と入力整合回路52の出力端52Bと
の間に抵抗53が接続されているので、入力整合回路5
2が所要周波数帯域外の低周波数領域に共振周波数を有
している場合であっても、所要周波数帯域外の低周波数
領域で、入力整合回路52の出力端52Bと接地とが短
絡状態となることはなく、即ち、GaAs FET8のゲ
ートと接地とが短絡状態となることはなく、発振条件が
成立することはない。
【0039】また、インダクタ7及びキャパシタ5から
なるLC回路が所要周波数帯域外の高周波数領域に共振
周波数を有している場合であっても、インダクタ7と入
力整合回路52の出力端52Bとの間に抵抗53が接続
されているので、所要周波数帯域外の高周波数領域で、
入力整合回路52の出力端52Bと接地とが短絡状態と
なることもなく、この場合にも、発振条件が成立するこ
とはない。
【0040】なお、抵抗53は、入力整合回路52に要
求されるインピーダンスに大きな影響を与えないように
するためには、その抵抗値を5〜50[Ω]とすること
が好適である。
【0041】以上のように、本発明の第4実施形態によ
れば、入力整合回路52が所要周波数帯域外の低周波数
領域に共振周波数を有している場合であっても、所要周
波数帯域外の低周波数領域で発振条件が成立しないよう
にされていると共に、インダクタ7及びキャパシタ5か
らなるLC回路が所要周波数帯域外の高周波数領域に共
振周波数を有している場合であっても、所要周波数帯域
外の高周波数領域で発振条件が成立しないようにされて
いるので、安定動作を確保することができる。
【0042】なお、λ/4ストリップ線路16、17の
代わりに、図2に示すような所要周波数帯域接地用のキ
ャパシタ16A、17Aを設けるようにしても良く、こ
のようにした場合においても、本発明の第4実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0043】第5実施形態・・図5 図5は本発明の第5実施形態を示す回路図である。本発
明の第5実施形態は、図7に示す第2従来例が備える入
力整合回路27と回路構成の異なる入力整合回路55を
設け、その他については、第2従来例と同様に構成した
ものである。
【0044】入力整合回路55は、インダクタ31と出
力端55Bとの間に抵抗56を接続し、その他について
は、第2従来例が備える入力整合回路27と同様に構成
したものである。
【0045】ここに、本発明の第5実施形態において
は、インダクタ31と入力整合回路55の出力端55B
との間に抵抗56が接続されているので、入力整合回路
55が所要周波数帯域外の低周波数領域に共振周波数を
有している場合であっても、所要周波数帯域外の低周波
数領域で、入力整合回路55の出力端55Bと接地とが
短絡状態となることはなく、即ち、GaAs FET32
のゲートと接地とが短絡状態となることはなく、発振条
件が成立することはない。
【0046】また、インダクタ31及びキャパシタ29
からなるLC回路が所要周波数帯域外の高周波数領域に
共振周波数を有している場合であっても、インダクタ3
1と入力整合回路55の出力端55Bとの間に抵抗56
が接続されているので、所要周波数帯域外の高周波数領
域で、入力整合回路55の出力端55Bと接地とが短絡
状態となることもなく、この場合にも、発振条件が成立
することはない。
【0047】なお、抵抗56は、入力整合回路55に要
求されるインピーダンスに大きな影響を与えないように
するためには、その抵抗値を5〜50[Ω]とすること
が好適である。
【0048】以上のように、本発明の第5実施形態によ
れば、入力整合回路55が所要周波数帯域外の低周波数
領域に共振周波数を有している場合であっても、所要周
波数帯域外の低周波数領域で発振条件が成立しないよう
にされていると共に、インダクタ31及びキャパシタ2
9からなるLC回路が所要周波数帯域外の高周波数領域
に共振周波数を有している場合であっても、所要周波数
帯域外の高周波数領域で発振条件が成立しないようにさ
れているので、安定動作を確保することができる。
【0049】なお、λ/4ストリップ線路39の代わり
に、図2に示すような所要周波数帯域接地用のキャパシ
タ17Aを設けるようにしても良く、このようにした場
合においても、本発明の第5実施形態と同様の作用効果
を得ることができる。
【0050】また、本発明の第1実施形態〜第5実施形
態においては、増幅素子としてGaAs FETを使用し
た場合について説明したが、本発明は、バイポーラトラ
ンジスタ等、その他のトランジスタを使用する場合にも
適用することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明中、第1の発明(請求項1記載の
高周波増幅器)によれば、所要周波数帯域外の低周波数
領域で、出力端と接地とが短絡状態とはならない入力整
合回路を備えるとしたことにより、所要周波数帯域外の
低周波数領域で、増幅素子の入力電極と接地とが短絡状
態となることはなく、発振条件が成立することはないの
で、発振を回避し、安定動作を確保することができる。
【0052】本発明中、第2の発明(請求項2記載の高
周波増幅器)によれば、第2のインダクタと第2のキャ
パシタとの接続点と、第1のインダクタとの間に抵抗を
接続し、入力整合回路が所要周波数帯域外の低周波数領
域に共振周波数を有している場合であっても、第2のイ
ンダクタ及び第2のキャパシタからなるLC回路が所要
周波数帯域外の高周波数領域に共振周波数を有している
場合には、所要周波数帯域外の低周波数領域で、入力整
合回路の出力端と接地とが短絡状態となることはなく、
所要周波数帯域外の低周波数領域で発振条件が成立しな
いようにされているので、安定動作を確保することがで
きる。
【0053】本発明中、第3の発明(請求項3記載の高
周波増幅器)によれば、第2のインダクタと入力整合回
路の出力端との間に抵抗を接続し、入力整合回路が所要
周波数帯域外の低周波数領域に共振周波数を有している
場合であっても、所要周波数帯域外の低周波数領域で、
入力整合回路の出力端と接地とが短絡状態となることは
なく、発振条件が成立しないようにされていると共に、
第2のインダクタ及び第2のキャパシタからなるLC回
路が所要周波数帯域外の高周波数領域に共振周波数を有
している場合であっても、所要周波数帯域外の高周波数
領域で、入力整合回路の出力端と接地とが短絡状態とな
ることはなく、発振条件が成立しないようにされている
ので、安定動作を確保することができる。
【0054】本発明中、第4の発明(請求項4記載の高
周波増幅器)によれば、第2又は第3の発明と同様の効
果を得ることができると共に、入力整合回路に要求され
るインピーダンスに大きな影響を与えないようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態を示す回路図である。
【図4】本発明の第4実施形態を示す回路図である。
【図5】本発明の第5実施形態を示す回路図である。
【図6】第1従来例の高周波増幅器を示す回路図であ
る。
【図7】第2従来例の高周波増幅器を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
8、32 GaAs FET 14、15、38 チョークインダクタ 16、17、39 λ/4ストリップ線路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要周波数帯域外の低周波数領域で、出力
    端と接地とが短絡状態とはならない入力整合回路と、 入力電極を前記入力整合回路の出力端に接続した増幅素
    子とを備えて構成されていることを特徴とする高周波増
    幅器。
  2. 【請求項2】前記入力整合回路は、一端を前記入力整合
    回路の入力端に接続し、他端を接地した第1のキャパシ
    タと、一端を前記入力整合回路の入力端に接続した第1
    のインダクタと、一端を前記第1のインダクタの他端に
    接続した抵抗と、一端を前記抵抗の他端に接続し、他端
    を接地した第2のキャパシタと、一端を前記抵抗の他端
    に接続し、他端を前記入力整合回路の出力端に接続した
    第2のインダクタとを備えて構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の高周波増幅器。
  3. 【請求項3】前記入力整合回路は、一端を前記入力整合
    回路の入力端に接続し、他端を接地した第1のキャパシ
    タと、一端を前記入力整合回路の入力端に接続した第1
    のインダクタと、一端を前記第1のインダクタの他端に
    接続し、他端を接地した第2のキャパシタと、一端を前
    記第1のインダクタの他端に接続した第2のインダクタ
    と、一端を前記第2のインダクタの他端に接続し、他端
    を前記入力整合回路の出力端に接続した抵抗とを備えて
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の高周波
    増幅器。
  4. 【請求項4】前記抵抗は、抵抗値を5〜50[Ω]とす
    る抵抗であることを特徴とする請求項2又は3記載の高
    周波増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001144560A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波増幅器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001144560A (ja) * 1999-11-15 2001-05-25 Mitsubishi Electric Corp マイクロ波増幅器

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